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霊界物語
霊主体従
第1巻(子の巻)
第2巻(丑の巻)
第3巻(寅の巻)
第4巻(卯の巻)
第5巻(辰の巻)
第6巻(巳の巻)
第7巻(午の巻)
第8巻(未の巻)
第9巻(申の巻)
第10巻(酉の巻)
第11巻(戌の巻)
第12巻(亥の巻)
如意宝珠
第13巻(子の巻)
第14巻(丑の巻)
第15巻(寅の巻)
第16巻(卯の巻)
第17巻(辰の巻)
第18巻(巳の巻)
第19巻(午の巻)
第20巻(未の巻)
第21巻(申の巻)
第22巻(酉の巻)
第23巻(戌の巻)
第24巻(亥の巻)
海洋万里
第25巻(子の巻)
第26巻(丑の巻)
第27巻(寅の巻)
第28巻(卯の巻)
第29巻(辰の巻)
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第31巻(午の巻)
第32巻(未の巻)
第33巻(申の巻)
第34巻(酉の巻)
第35巻(戌の巻)
第36巻(亥の巻)
舎身活躍
第37巻(子の巻)
第38巻(丑の巻)
第39巻(寅の巻)
第40巻(卯の巻)
第41巻(辰の巻)
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第43巻(午の巻)
第44巻(未の巻)
第45巻(申の巻)
第46巻(酉の巻)
第47巻(戌の巻)
第48巻(亥の巻)
真善美愛
第49巻(子の巻)
第50巻(丑の巻)
第51巻(寅の巻)
第52巻(卯の巻)
第53巻(辰の巻)
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第55巻(午の巻)
第56巻(未の巻)
第57巻(申の巻)
第58巻(酉の巻)
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第61巻(子の巻)
第62巻(丑の巻)
第63巻(寅の巻)
第64巻(卯の巻)上
第64巻(卯の巻)下
第65巻(辰の巻)
第66巻(巳の巻)
第67巻(午の巻)
第68巻(未の巻)
第69巻(申の巻)
第70巻(酉の巻)
第71巻(戌の巻)
第72巻(亥の巻)
特別編 入蒙記
天祥地瑞
第73巻(子の巻)
第74巻(丑の巻)
第75巻(寅の巻)
第76巻(卯の巻)
第77巻(辰の巻)
第78巻(巳の巻)
第79巻(午の巻)
第80巻(未の巻)
第81巻(申の巻)
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第41巻(辰の巻)
序文
総説
第1篇 天空地平
01 入那の野辺
〔1105〕
02 入那城
〔1106〕
03 偽恋
〔1107〕
04 右守館
〔1108〕
05 急告
〔1109〕
06 誤解
〔1110〕
07 忍術使
〔1111〕
第2篇 神機赫灼
08 無理往生
〔1112〕
09 蓮の川辺
〔1113〕
10 狼の岩窟
〔1114〕
11 麓の邂逅
〔1115〕
12 都入り
〔1116〕
第3篇 北光神助
13 夜の駒
〔1117〕
14 慈訓
〔1118〕
15 難問題
〔1119〕
16 三番叟
〔1120〕
第4篇 神出鬼没
17 宵企み
〔1121〕
18 替へ玉
〔1122〕
19 当て飲み
〔1123〕
20 誘惑
〔1124〕
21 長舌
〔1125〕
余白歌
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<<< 序文
(B)
(N)
入那の野辺 >>>
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総説
(
そうせつ
)
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第41巻 舎身活躍 辰の巻
篇:
前付
よみ(新仮名遣い):
章:
総説
よみ(新仮名遣い):
そうせつ
通し章番号:
口述日:
1922(大正11)年11月10日(旧09月22日)
口述場所:
筆録者:
北村隆光
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1924(大正13)年6月15日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
神の道でいう高天原の天国は、仏の道では清浄国土または浄土という。また神道では唯一の主宰者を天之御中主大神と称し、無始無終の霊力体三大の原霊神という。仏教では無量寿仏または阿弥陀仏と唱えている。
無量寿仏にはさまざまな別名がある。経典にもさまざまに説かれる無量寿仏の徳は、神道でいう独一真神の御洪徳を説いたものである。
仏典にある浄土の描写も、瑞の御魂豊国主神の分霊なる和魂の神・大八洲彦命が、月照彦神と現れて再生して釈迦となり、天極紫微宮から降り来てその一部の真相を抽象的・比喩的に説示されたものである。
高天原、浄土、またキリスト教の天国はみな同一にして、至微・至清・荘厳の神境霊域であることが覚られる。
瑞月は印度地方の太古の物語を説くにあたり、天国の真相を仏の教えを借りて示すことが近道であると思い、総説に代えて引用した次第である。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm410002
愛善世界社版:
3頁
八幡書店版:
第7輯 528頁
修補版:
校定版:
3頁
普及版:
1頁
初版:
ページ備考:
001
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
にては
高天原
(
たかあまはら
)
の
天国
(
てんごく
)
なれども、
002
仏
(
ぶつ
)
の
道
(
みち
)
にては
清浄
(
せうじやう
)
国土
(
こくど
)
又
(
また
)
は
略
(
りやく
)
して
浄土
(
じやうど
)
といふ。
003
又
(
また
)
神道
(
しんだう
)
にては
唯一
(
ゆゐいつ
)
の
主宰者
(
しゆさいしや
)
を
天之
(
あめの
)
御中主
(
みなかぬしの
)
大神
(
おほかみ
)
と
称
(
しよう
)
し、
004
無始
(
むし
)
無終
(
むしう
)
の
霊力体
(
れいりよくたい
)
三大
(
さんだい
)
の
原霊神
(
げんれいしん
)
と
云
(
い
)
ひ、
005
仏教
(
ぶつけう
)
にては
無量寿
(
むりやうじゆ
)
仏
(
ぶつ
)
又
(
また
)
は
阿弥陀
(
あみだ
)
仏
(
ぶつ
)
と
唱
(
とな
)
へて
居
(
ゐ
)
る。
006
無量寿
(
むりやうじゆ
)
仏
(
ぶつ
)
に
種々
(
いろいろ
)
の
別名
(
べつめい
)
があります。
007
即
(
すなは
)
ち、
008
無量光
(
むりやうくわう
)
仏
(
ぶつ
)
009
無辺光
(
むへんくわう
)
仏
(
ぶつ
)
010
無礙光
(
むげくわう
)
仏
(
ぶつ
)
011
無対光
(
むたいくわう
)
仏
(
ぶつ
)
012
炎王光
(
ゑんわうくわう
)
仏
(
ぶつ
)
013
清浄光
(
せうじやうくわう
)
仏
(
ぶつ
)
014
歓喜光
(
くわんきくわう
)
仏
(
ぶつ
)
015
智慧光
(
ちゑくわう
)
仏
(
ぶつ
)
016
不断光
(
ふだんくわう
)
仏
(
ぶつ
)
017
難思光
(
なんしくわう
)
仏
(
ぶつ
)
018
無称光
(
むしようくわう
)
仏
(
ぶつ
)
019
超日
(
てうにち
)
月光
(
ぐわつくわう
)
仏
(
ぶつ
)
020
と
号
(
ごう
)
されて
居
(
ゐ
)
る。
021
一切
(
いつさい
)
の
衆生
(
しゆじやう
)
あつて
斯
(
こ
)
の
光
(
ひかり
)
に
遇
(
あ
)
はむものは、
022
三垢
(
さんく
)
消滅
(
せうめつ
)
し
身意
(
しんい
)
柔軟
(
にうなん
)
に
歓喜
(
くわんき
)
踴躍
(
ゆうやく
)
して
善心
(
ぜんしん
)
生
(
しやう
)
ずべし。
023
若
(
も
)
し
三塗
(
さんづ
)
勤苦
(
ごんく
)
の
処
(
ところ
)
にあつて
此
(
こ
)
の
光明
(
くわうみやう
)
を
見
(
み
)
たてまつらば、
024
皆
(
みな
)
休息
(
ぐそく
)
を
得
(
え
)
てまた
苦悩
(
くなう
)
なく
寿終
(
じゆしう
)
の
後
(
のち
)
みな
解脱
(
げだつ
)
を
蒙
(
かうむ
)
らむ。
025
無量寿
(
むりやうじゆ
)
仏
(
ぶつ
)
の
光明
(
くわうみやう
)
顕赫
(
けんかく
)
にして
十方
(
じつぱう
)
を
照耀
(
せうえう
)
す
云々
(
うんぬん
)
とあるのは、
026
神道
(
しんだう
)
に
謂
(
い
)
ふ
独一
(
どくいつ
)
真神
(
しんしん
)
の
御
(
ご
)
洪徳
(
こうとく
)
を
説
(
と
)
いたものであります。
027
又
(
また
)
浄土
(
じやうど
)
の
有様
(
ありさま
)
を
左
(
さ
)
の
如
(
ごと
)
く
説
(
と
)
いて
居
(
ゐ
)
る。
028
今
(
いま
)
私
(
わたくし
)
は
仏典
(
ぶつてん
)
に
依
(
よ
)
つて
浄土
(
じやうど
)
即
(
すなは
)
ち
高天原
(
たかあまはら
)
の
真相
(
しんさう
)
を
示
(
しめ
)
すのも、
029
余
(
あま
)
り
読者
(
どくしや
)
に
対
(
たい
)
して
徒労
(
とらう
)
でもないと
思
(
おも
)
ひまして、
030
本巻
(
ほんくわん
)
の
総説欄
(
そうせつらん
)
に
附記
(
ふき
)
することと
致
(
いた
)
しました。
031
曰
(
いは
)
く、
032
『その
国土
(
こくど
)
には
七宝
(
しつぽう
)
の
諸樹
(
しよじゆ
)
世界
(
せかい
)
に
周満
(
しうまん
)
せり。
033
金樹
(
こんじゆ
)
、
034
銀樹
(
ごんじゆ
)
、
035
瑠璃樹
(
るりじゆ
)
、
036
玻璃樹
(
はりじゆ
)
、
037
珊瑚樹
(
さんごじゆ
)
、
038
瑪瑙樹
(
めなうじゆ
)
、
039
しやこ
樹
(
じゆ
)
あり。
040
(
以下
(
いか
)
何
(
いづ
)
れもその
荘厳
(
さうごん
)
優美
(
いうび
)
の
比喩辞
(
ひゆじ
)
也
(
なり
)
)
041
或
(
あるひ
)
は
二宝
(
にほう
)
乃至
(
ないし
)
三宝
(
さんぽう
)
乃至
(
ないし
)
七宝
(
しつぽう
)
うたた
共
(
とも
)
に
合成
(
がふじやう
)
せるあり。
042
或
(
あるひ
)
は
金樹
(
こんじゆ
)
の
銀葉
(
ごんえう
)
華果
(
けくわ
)
なるあり。
043
或
(
あるひ
)
は
銀樹
(
ごんじゆ
)
の
金葉
(
こんえう
)
華果
(
けくわ
)
なるあり。
044
或
(
あるひ
)
は
瑠璃樹
(
るりじゆ
)
あり
玻璃
(
はり
)
を
葉
(
は
)
とす
華果
(
けくわ
)
また
然
(
しか
)
なり。
045
或
(
あるひ
)
は
水精樹
(
すゐしやうじゆ
)
あり
瑠璃
(
るり
)
を
葉
(
は
)
とす
華果
(
けくわ
)
また
然
(
しか
)
なり。
046
或
(
あるひ
)
は
珊瑚樹
(
さんごじゆ
)
あり
瑪瑙
(
めなう
)
を
葉
(
は
)
とす
華果
(
けくわ
)
また
然
(
しか
)
なり。
047
或
(
あるひ
)
は
瑪瑙樹
(
めなうじゆ
)
あり
瑠璃
(
るり
)
を
葉
(
は
)
とす
華果
(
けくわ
)
また
然
(
しか
)
なり。
048
或
(
あるひ
)
は
しやこ
樹
(
じゆ
)
あり
衆宝
(
しゆほう
)
を
葉
(
は
)
とす
華果
(
けくわ
)
また
然
(
しか
)
なり。
049
或
(
あるひ
)
は
宝樹
(
ほうじゆ
)
あり、
050
紫金
(
しこん
)
を
本
(
もと
)
とし
白銀
(
びやくごん
)
を
茎
(
くき
)
とし
瑠璃
(
るり
)
を
枝
(
えだ
)
とし
水精
(
すゐしやう
)
を
条
(
こえだ
)
とし
珊瑚
(
さんご
)
を
葉
(
は
)
とし
瑪瑙
(
めなう
)
を
華
(
はな
)
とし
しやこ
を
実
(
このみ
)
とす。
051
或
(
あるひ
)
は
宝樹
(
ほうじゆ
)
あり、
052
白銀
(
びやくごん
)
を
本
(
もと
)
とし
瑠璃
(
るり
)
を
茎
(
くき
)
とし
水精
(
すゐしやう
)
を
枝
(
えだ
)
とし
珊瑚
(
さんご
)
を
条
(
こえだ
)
とし
瑪瑙
(
めなう
)
を
葉
(
は
)
とし
しやこ
を
華
(
はな
)
とし
紫金
(
しこん
)
を
実
(
このみ
)
とす。
053
或
(
あるひ
)
は
宝樹
(
ほうじゆ
)
あり、
054
瑠璃
(
るり
)
を
本
(
もと
)
とし
水精
(
すゐしやう
)
を
茎
(
くき
)
とし
珊瑚
(
さんご
)
を
枝
(
えだ
)
とし
瑪瑙
(
めなう
)
を
条
(
こえだ
)
とし
しやこ
を
葉
(
は
)
とし
紫金
(
しこん
)
を
華
(
はな
)
とし
白銀
(
びやくごん
)
を
実
(
このみ
)
とす。
055
或
(
あるひ
)
は
宝樹
(
ほうじゆ
)
あり、
056
水精
(
すゐしやう
)
を
本
(
もと
)
とし
珊瑚
(
さんご
)
を
茎
(
くき
)
とし
瑪瑙
(
めなう
)
を
枝
(
えだ
)
とし
しやこ
を
条
(
こえだ
)
とし
紫金
(
しこん
)
を
葉
(
は
)
とし
白銀
(
びやくごん
)
を
華
(
はな
)
とし
瑠璃
(
るり
)
を
実
(
このみ
)
とす。
057
或
(
あるひ
)
は
宝樹
(
ほうじゆ
)
あり、
058
珊瑚
(
さんご
)
を
本
(
もと
)
とし
瑪瑙
(
めなう
)
を
茎
(
くき
)
とし
しやこ
を
枝
(
えだ
)
とし
紫金
(
しこん
)
を
条
(
こえだ
)
とし
白銀
(
びやくごん
)
を
葉
(
は
)
とし
瑠璃
(
るり
)
を
華
(
はな
)
とし
水精
(
すゐしやう
)
を
実
(
このみ
)
とす。
059
或
(
あるひ
)
は
宝樹
(
ほうじゆ
)
あり、
060
瑪瑙
(
めなう
)
を
本
(
もと
)
とし
しやこ
を
茎
(
くき
)
とし
紫金
(
しこん
)
を
枝
(
えだ
)
とし
白銀
(
びやくごん
)
を
条
(
こえだ
)
とし
瑠璃
(
るり
)
を
葉
(
は
)
とし
水精
(
すゐしやう
)
を
華
(
はな
)
とし
珊瑚
(
さんご
)
を
実
(
このみ
)
とす。
061
或
(
あるひ
)
は
宝樹
(
ほうじゆ
)
あり、
062
しやこ
を
本
(
もと
)
とし
紫金
(
しこん
)
を
茎
(
くき
)
とし
白銀
(
びやくごん
)
を
枝
(
えだ
)
とし
瑠璃
(
るり
)
を
条
(
こえだ
)
とし
水精
(
すゐしやう
)
を
葉
(
は
)
とし
珊瑚
(
さんご
)
を
華
(
はな
)
とし
瑪瑙
(
めなう
)
を
実
(
このみ
)
とす。
063
此
(
こ
)
の
諸々
(
もろもろ
)
の
宝樹
(
ほうじゆ
)
行々
(
ぎやうぎやう
)
あひ
値
(
あ
)
ひ、
064
茎々
(
きやうきやう
)
あひ
望
(
のぞ
)
み、
065
枝々
(
しし
)
あひ
準
(
なぞら
)
へ、
066
葉々
(
えうえう
)
あひ
向
(
むか
)
ひ、
067
華々
(
けけ
)
あひ
順
(
したが
)
ひ、
068
実々
(
じつじつ
)
あひ
当
(
あた
)
り、
069
栄色
(
えいしよく
)
光耀
(
くわうえう
)
として
視
(
み
)
るにたふべからず。
070
清風
(
せいふう
)
時
(
とき
)
に
発
(
おこ
)
りて
五音
(
ごおん
)
の
声
(
こゑ
)
を
出
(
いだ
)
す。
071
微妙
(
びめう
)
の
宮商
(
くしやう
)
自然
(
しぜん
)
に
相和
(
あひわ
)
せり』
072
と
示
(
しめ
)
してある。
073
是
(
これ
)
ぞ
全
(
まつた
)
く
瑞
(
みづ
)
の
御魂
(
みたま
)
豊国主
(
とよくにぬしの
)
神
(
かみ
)
の
分霊
(
ぶんれい
)
なる
和魂
(
にぎみたま
)
の
神
(
かみ
)
大八洲彦
(
おほやしまひこの
)
命
(
みこと
)
が
一旦
(
いつたん
)
月照彦
(
つきてるひこの
)
神
(
かみ
)
と
現
(
げん
)
じ
再生
(
さいせい
)
して
釈迦
(
しやか
)
となり、
074
天極
(
てんきよく
)
紫微宮
(
しびきう
)
より
降
(
くだ
)
り
来
(
きた
)
りて
天国
(
てんごく
)
浄土
(
じやうど
)
のその
一部
(
いちぶ
)
の
真相
(
しんさう
)
を
抽象
(
ちうしやう
)
的
(
てき
)
比喩
(
ひゆ
)
的
(
てき
)
に
説示
(
せつじ
)
されたものであります。
075
読者
(
どくしや
)
は
右
(
みぎ
)
の
仏説
(
ぶつせつ
)
に
由
(
よ
)
りて
神道
(
しんだう
)
に
謂
(
い
)
ふ
高天原
(
たかあまはら
)
又
(
また
)
はキリストの
天国
(
てんごく
)
、
076
仏教
(
ぶつけう
)
の
兜率天
(
とそつてん
)
、
077
清浄
(
せうじやう
)
国土
(
こくど
)
は
皆
(
みな
)
同一
(
どういつ
)
にして、
078
且
(
か
)
つ
至微
(
しび
)
至清
(
しせい
)
荘厳
(
さうごん
)
の
神境
(
しんきやう
)
霊域
(
れいゐき
)
たることを
覚
(
さと
)
らるる
事
(
こと
)
と
思
(
おも
)
ひます。
079
瑞月
(
ずゐげつ
)
は
印度
(
いんど
)
地方
(
ちはう
)
の
太古
(
たいこ
)
の
物語
(
ものがたり
)
を
説
(
と
)
くに
当
(
あた
)
り、
080
天国
(
てんごく
)
の
真相
(
しんさう
)
を
仏
(
ぶつ
)
の
教
(
をしへ
)
を
藉
(
か
)
りて
示
(
しめ
)
すことの
近道
(
ちかみち
)
なるを
思
(
おも
)
ひ、
081
『
舎身
(
しやしん
)
活躍
(
くわつやく
)
』(
辰
(
たつ
)
の
巻
(
まき
)
)の
総説
(
そうせつ
)
に
代
(
か
)
へ
茲
(
ここ
)
に
引用
(
いんよう
)
した
次第
(
しだい
)
であります。
082
惟神
(
かむながら
)
霊
(
たま
)
幸倍
(
ちはへ
)
坐世
(
ませ
)
083
大正十一年十一月七日 王仁識
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第六歌集『霧の海』
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