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背(せ)に腹(はら)はかへられぬ

インフォメーション
鏡：水鏡 題名：背に腹はかへられぬ よみ： 著者：出口王仁三郎
神の国掲載号：1926（大正15）年05月号 八幡書店版：419頁 愛善世界社版：180頁 著作集：288頁 第五版：190頁 第三版：190頁 全集：439頁 初版：182頁
概要： 備考： タグ： データ凡例： データ最終更新日： OBC ：kg147
001　木(き)と云(い)ふものは、002総(すべ)て北(きた)が背(せ)であつて、003南(みなみ)が腹(はら)に当(あた)つて居(ゐ)る。004木(き)を切(き)つて其(その)木輪(もくりん)を調(しら)べて見(み)ると、005北(きた)より南(みなみ)の方(はう)が膨(ふく)れて居(ゐ)る。006それで深山(しんざん)などに迷(まよ)ひ込(こ)んで、007方向(はうこう)が分(わか)らなくなつてしまつた時(とき)は、008どれでもよい、009一本(いつぽん)木(き)を切(き)つて見(み)れば直(すぐ)方向(はうこう)が分(わ)かるものである。010［＊ここから　八幡版では削除］木輪(もくりん)のふ呉(く)れた方向(はうこう)を取(と)つて進めば南(みなみ)に行(ゆ)く、011その反対(はんたい)の方向(はうこう)に行(ゆ)けば北(きた)に出(で)るのである。［＊ここまで削除］
012　昔(むかし)から、013背(せ)に腹(はら)はかへられぬと云(い)ふ言葉(ことば)があるが、014樹木(じゆもく)を植(う)える時(とき)もこの原則(げんそく)に従(したが)つて、015元(もと)の北(きた)を北(きた)に、016元(もと)の南(みなみ)を南(みなみ)にして植(う)えてやらねばならぬ。017背(せ)と腹(はら)とをとりかへて、018反対(はんたい)に植(う)えるとつき悪(にく)いものである。
019　北(きた)はほねであるから、020鉱山(くわうざん)を掘(ほ)るにしても、021其(その)鉱口(くわうこう)が真北(まきた)をさしておればきつと出(で)るのであるから、022北(きた)に北(きた)にと掘(ほ)つて行(ゆ)くべきものである。
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