思ひきや思はぬ人を思ひ初め思はぬ思ひに嘆く夜半なり〈第3章(初版)〉
かねて見し夢の中なるあで人に遇うて嬉しも夢の如おもふ〈第5章(初版)〉
面白き世なりと夢を辿りつつ夢の中なる夢を見るかな〈第5章(初版)〉
天地の誠の親を知らぬ子に説き諭せども聞く耳持たず〈第7章(初版)〉
父母の外には親はなきものと思へる人に知らさむ親神を〈第7章(初版)〉
瑞御霊厳の御霊の御名こそは恵みの露の源泉となれ〈第8章(三版)〉
天地の親の御船に身を任せ高天原へすすみ行かむかも〈第9章(初版)〉
神の子の罪引受けて苦しむも神は世界の親なればなり〈第9章(初版)〉
言霊の天照る国の尊さは神の御声を居ながらに聞く〈第10章(初版)〉
言霊の幸はふ国に生まれ来て神の御声を聞かぬ愚かさ〈第10章(初版)〉
千早振る神ぞあらはれきたのそら綾の高天の教かがよふ〈第11章(初版)〉
烏羽玉の世を救はむとあらがねの地の御祖は現れましにけり〈第11章(初版)〉
世を救ふ真実の神は和衣の綾部の里に天降りけり〈第15章(初版)〉
世の人を普く神国に助けむと国常立の神は出でけり〈第15章(初版)〉
許々多久の罪も穢も引受けて世人を救ふ二柱神〈第15章(初版)〉
如何ならむ事に逢うとも真心を尽さむ御魂神守るべし〈第15章(初版)〉
世を救ふ思ひは胸に三千年の年月待ちて望み遂げたる〈第17章(初版)〉
千早振る古き神代の初めより世のため人のために竭せし〈第17章(初版)〉
八洲国島の八十嶋大本の教ひらかば天地やすけむ〈巻末(三版)〉
行く先は露白雲の外までも神のまにまにひらく宣伝使〈巻末(三版)〉
天地の神にすべてを任せつつ大道すすめば心安けむ〈巻末(三版)〉
[この余白歌は八幡書店版霊界物語収録の余白歌を参考に他の資料と付き合わせて作成しました]