霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第三〇章 黄河畔(くわうがはん)の戦闘(せんとう)〔三〇〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第1巻 霊主体従 子の巻 篇:第4篇 竜宮占領戦 よみ(新仮名遣い):りゅうぐうせんりょうせん
章:第30章 黄河畔の戦闘 よみ(新仮名遣い):こうがはんのせんとう 通し章番号:30
口述日:1921(大正10)年10月22日(旧09月22日) 口述場所: 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1921(大正10)年12月30日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじはMさん作成です(一部加筆訂正してあります)。一部の章はAIによって要約を作成しています。[×閉じる]:
大八洲彦命は黄河のほとりに進軍し、竜宮城に帰還しようとしていた。しかしそこには金毛九尾の一派の武将・稲山彦が城を構えて守っていた。
大八洲彦命はこれに気づかずに城下を通過しようとするのを、稲山彦は殲滅しようとしていた。シナイ山の厳の御魂はこれをみそなわすと、天の磐船に載せて救援軍を派遣した。
救援軍は空中から襲い掛かり、敵城を粉砕した。そこへ蒙古から数万の魔軍を指揮して大虎彦という悪神が襲い掛かってきた。
このとき、天から竜神・乙米姫が現れて、大八洲彦命に麻邇の珠を渡した。命はシナイ山からの応援軍の田子彦、牧屋彦に麻邇の珠を預けたが、田子彦、牧屋彦は裏切って敵軍についてしまった。
このために大八洲彦命軍は、敵軍に散々に打ち悩まされてしまった。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる]: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:0000-00-00 00:00:00 文字数:869 OBC :rm0130
愛善世界社版:171頁 八幡書店版:第1輯 107頁 修補版: 校定版:172頁 普及版:90頁 初版: ページ備考:
001 神界(しんかい)の場面(ばめん)はここに急転(きふてん)し、002大八洲彦(おほやしまひこの)命(みこと)は濁流(だくりう)みなぎる黄河(くわうが)の畔(ほとり)にすすまれた。003ここには稲山彦(いなやまひこ)といふ金毛(きんまう)九尾(きうび)の一派(いつぱ)の部将(ぶしやう)が、004鉄城(てつじやう)を築(きづ)きて控(ひか)へてをる。005これは竹熊(たけくま)、006木常姫(こつねひめ)らの部下(ぶか)である。
007 今(いま)や大八洲彦(おほやしまひこの)命(みこと)は黄河(くわうが)を渡(わた)つて竜宮城(りゆうぐうじやう)に帰還(きくわん)せられむとするところである。008帰還(きくわん)されては竹熊(たけくま)の目的(もくてき)成就(じやうじゆ)し難(がた)きをおそれ、009ここに稲山彦(いなやまひこ)に命(めい)じて、010大八洲彦(おほやしまひこの)命(みこと)を中途(ちゆうと)において亡(ほろ)ぼさむとしたのである。011大八洲彦(おほやしまひこの)命(みこと)はかかる企(たく)みのあらむとは寸毫(すんがう)も心(こころ)づかず、012少数(せうすう)の部下(ぶか)を引(ひ)き率(つ)れて城下(じやうか)に近(ちか)づいた。
013 シナイ山(ざん)に御(お)座(は)す厳(いづ)の御魂(みたま)はこの現状(げんじやう)をはるかに見(み)そなはし、014救援(きうゑん)のため高杉別(たかすぎわけ)に命(めい)じ杉松彦(すぎまつひこ)、015若松彦(わかまつひこ)、016田子彦(たごひこ)、017牧屋彦(まきやひこ)、018時彦(ときひこ)の各部将(かくぶしやう)に数百(すうひやく)の神軍(しんぐん)を引率(いんそつ)せしめ、019天(あま)の磐船(いはふね)に乗(の)りて応援(おうゑん)に向(む)かはしめられた。020敵(てき)の城内(じやうない)よりは盛(さか)んに火弾(くわだん)を投下(とうか)し、021縦横(じゆうわう)無尽(むじん)に攻(せ)め悩(なや)まさむとす。022このとき前述(ぜんじゆつ)の応援軍(おうゑんぐん)は天(あま)の磐船(いはふね)に乗(の)り天上(てんじやう)より火弾(くわだん)を投下(とうか)し敵城(てきじやう)を粉砕(ふんさい)した。023敵(てき)は狼狽(らうばい)のあまり四方(しはう)に散乱(さんらん)した。
024 折(をり)しも大虎彦(おほとらひこ)といふ悪神(あくがみ)は、025数万(すうまん)の蒙古(もうこ)の魔軍(まぐん)をかつて大声(たいせい)叱呼(しつこ)し、026よく之(これ)を操縦(さうじう)指揮(しき)し濁流(だくりう)を渡(わた)つて、027大八洲彦(おほやしまひこの)命(みこと)の陣営(ぢんえい)に一直線(いつちよくせん)に襲撃(しふげき)する。028にはかに西南(せいなん)の空(そら)にあたつて、029黒煙(こくえん)濛々(もうもう)と立(た)ち現(あら)はれたと思(おも)ふ一刹那(いちせつな)、030雲(くも)は左右(さいう)にサツト分(わか)れて勇猛(ゆうまう)無比(むひ)の獅子王(ししわう)現(あら)はれ、031軍扇(ぐんせん)をあげて咆吼(はうこう)怒号(どがう)しはじめた一刹那(いちせつな)、032数万(すうまん)の暗星(あんせい)は地上(ちじやう)に落下(らくか)した。033大小(だいせう)無数(むすう)の暗星(あんせい)は地上(ちじやう)に落下(らくか)するとともに、034大小(だいせう)無数(むすう)の獅子(しし)と変化(へんくわ)し神軍(しんぐん)目(め)がけて突進(とつしん)しきたつた。
035 このとき東北(とうほく)の天(てん)より雲路(くもぢ)を分(わ)け火(ひ)を噴(ふ)きつつ進(すす)みきたる竜体(りゆうたい)がある。036これは乙米姫(おとよねひめの)命(みこと)であつた。037命(みこと)は大八洲彦(おほやしまひこの)命(みこと)の眼前(がんぜん)に現(あら)はれ、038麻邇(まに)の珠(たま)を渡(わた)し何事(なにごと)か耳語(じご)して、039また元(もと)のごとく東北(とうほく)の天(てん)にむかつて帰還(きくわん)した。040ここに大八洲彦(おほやしまひこの)命(みこと)は麻邇(まに)の珠(たま)を受取(うけと)り、041応援軍(おうゑんぐん)なる田子彦(たごひこ)と牧屋彦(まきやひこ)に預(あづ)けた。042すると田子彦(たごひこ)、043牧屋彦(まきやひこ)はにはかに態度(たいど)一変(いつぺん)し、044敵(てき)の稲山彦(いなやまひこ)についてしまつた。
045 稲山彦(いなやまひこ)は、046大虎彦(おほとらひこ)と獅子王(ししわう)の応援(おうゑん)ある上(うへ)に麻邇(まに)の珍宝(ちんぽう)を手(て)にいれ、047勇気(ゆうき)は頓(とみ)に百倍(ひやくばい)し大八洲彦(おほやしまひこの)命(みこと)を散々(さんざん)に打(う)ち悩(なや)めた。
048 ああ大八洲彦(おほやしまひこの)命(みこと)の運命(うんめい)は如何(いか)になりゆくであらうか。
049(大正一〇・一〇・二二 旧九・二二 加藤明子録)
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