霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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附記 霊界物語について

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第1巻 霊主体従 子の巻 篇:後付 よみ(新仮名遣い):
章:附記 霊界物語について よみ(新仮名遣い):れいかいものがたりについて 通し章番号:
口述日: 口述場所: 筆録者:瑞月 出口王仁三郎 校正日: 校正場所: 初版発行日:1921(大正10)年12月30日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
霊界物語は百二十巻を予定している。
しかし、刀剣は鯉口一寸を開けて見れば優劣がわかり、蛇は三寸も見れば全体の見当がつくように、冒頭の一篇を十分に玩味して腹に畳み込めば、神幽現三界の経緯がわかり、すべての精神が明瞭に理解できる。
最奥天国の天人になると、知恵正覚がたいへんに勝っているので、簡単な一、二言によって、深遠微妙な大真理を悟ることができるのである。
まだ霊性が第一天国天人の境域に達していない人たちのために、神意により、このように長い物語を著述することになったのである。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2024-10-25 03:26:01 OBC :rm019901
愛善世界社版:267頁 八幡書店版:第1輯 141頁 修補版: 校定版:266頁 普及版:138頁 初版: ページ備考:
001瑞月 出口王仁三郎
 
002 霊界(れいかい)物語(ものがたり)総計(そうけい)壱百(いつぴやく)二十(にじつ)(くわん)をもつて完成(くわんせい)する予定(よてい)になつてをります。003しかしながら(これ)だけ浩瀚(こうかん)著述(ちよじゆつ)全部(ぜんぶ)読了(どくれう)せなくては、004神幽現(しんいうげん)三界(さんがい)経緯(けいゐ)(わか)らないなどと(おも)ふのは間違(まちが)ひの(はなは)だしきものです。005(きやう)()むには、006冒頭(ぼうとう)一篇(いつぺん)充分(じゆうぶん)玩味(ぐわんみ)して(はら)(たた)()めば、007すべての精神(せいしん)明瞭(めいれう)(かい)()らるるものです。008どんな人間(にんげん)といへども最初(さいしよ)一瞥(いちべつ)によつて()内容(ないよう)(こころ)()めるものです。009刀剣(たうけん)鯉口(こひぐち)一寸(いつすん)(まど)さへ()けて()れば、010その名刀(めいたう)たり鈍刀(どんたう)たることが(わか)り、011(へび)三寸(さんずん)ばかり()ればモウそれで全体(ぜんたい)見当(けんたう)がつくものである。012詩経(しきやう)最初(さいしよ)周南篇(しうなんへん)自余(じよ)(へん)(つつ)まれてあり、013周南(しうなん)は『関々(くわんくわん)たる雎鳩(しよきう)(かは)()にあり』の首語(しゆご)(つつ)まれてゐることが(わか)るやうに、014本書(ほんしよ)もまた第一(だいいつ)(くわん)()一点(いつてん)()めば全巻(ぜんくわん)精神(せいしん)(わか)るはずである。015本書(ほんしよ)基本(きほん)宣伝歌(せんでんか)三章(さんしやう)だけでも全部(ぜんぶ)大精神(だいせいしん)(わか)る。016教祖(けうそ)()(のこ)された一万巻(いちまんぐわん)筆先(ふでさき)初発(しよつぱつ)(あら)はれた、
017三千(さんぜん)世界(せかい)一度(いちど)(ひら)(うめ)(はな)(うしとら)金神(こんじん)()になりたぞよ。018須弥仙(しゆみせん)(ざん)(こし)()()(もと)生神(いきがみ)(おもて)(あら)はれて三千(さんぜん)世界(せかい)(まも)るぞよ。019(かみ)(おもて)になりて上下(うへした)運否(うんぷ)()きやうに桝掛(ますかけ)ひきならして、020世界(せかい)(かみ)021(ほとけ)022人民(じんみん)身魂(みたま)(あらた)めて弥勒(みろく)()立替(たてかへ)立直(たてなほ)して天地(てんち)へお()()ける云々(うんぬん)
023神示(しんじ)全部(ぜんぶ)()経綸(けいりん)大神(おほかみ)意志(いし)(わか)るものであります。024キリスト(けう)聖書(せいしよ)だつて、025(かみ)世界(せかい)創造(つくり)たまへり。026(また)(はじ)めに(ことば)あり、027(ことば)(かみ)なり、028(かみ)(ことば)(とも)にありき、029万物(ばんぶつ)これによつて(つく)らる』の聖句(せいく)さへ(はら)(たた)()めば聖書(せいしよ)全体(ぜんたい)精神(せいしん)(わか)るのである。030たとへば茶室(ちやしつ)(なか)一輪(いちりん)朝顔(あさがほ)床柱(とこばしら)()けてあるのも、031()やうに()つて茶室内(ちやしつない)(おろ)天地(てんち)全体(ぜんたい)朝顔化(あさがほくわ)するものである。032(すべ)(もの)個体(こたい)()つて全体(ぜんたい)摂取(せつしゆ)され()るものである。033華厳経(けごんきやう)一花(いつくわ)百億(ひやくおく)(こく)とは、034一微塵(いちみぢん)三千(さんぜん)世界(せかい)(つつ)むといふの意義(いぎ)であります。035こういふ見地(けんち)()つた(とき)は、036(なに)ほど大部(だいぶ)本書(ほんしよ)もただ一章(いつしやう)註釈(ちうしやく)()ぎないのであります。037最奥(さいあう)天国(てんごく)天人(てんにん)になると、038智慧(ちゑ)証覚(しようかく)他界(たかい)天人(てんにん)()して大変(たいへん)(まさ)つてゐるので、039他界(たかい)天人(てんにん)数百万(すうひやくまん)(げん)(しよ)()んでも、040まだ充分(じゆうぶん)理解(りかい)()ないやうなことでも、041簡単(かんたん)なる一二言(いちにごん)()つて()深遠(しんゑん)微妙(びめう)なる大真理(だいしんり)(さと)るものである。042(えう)するに(いま)第一(だいいち)天国(てんごく)天人(てんにん)境域(きやうゐき)にその霊性(れいせい)(たつ)してゐない(ひと)のために、043神意(しんい)(したが)()くのごとき長物語(ながものがたり)著述(ちよじゆつ)したのであります。044読者(どくしや)諸氏(しよし)(さいは)ひに()諒解(りやうかい)あらむことを、045(ここ)一言(いちごん)()べておきます。
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