霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二八章 地教山(ちけうざん)垂示(すゐじ)〔二二八〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第5巻 霊主体従 辰の巻 篇:第4篇 救世の神示 よみ(新仮名遣い):きゅうせいのしんじ
章:第28章 地教山の垂示 よみ(新仮名遣い):ちきょうざんのすいじ 通し章番号:228
口述日:1922(大正11)年01月10日(旧12月13日) 口述場所: 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年4月15日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
高照姫神から授けられた野立姫命の垂訓は、『朝日は照るとも曇るとも 月は盈つとも欠くるとも 大地は泥に浸るとも 誠の力は世を救う 誠の力は世を救う』という宣伝歌であった。
宣伝使たちは諸方宣伝の旅の門出に当たって、祝いの宴を振舞われた。そして一行は世界に散って行った。
祝部神は祝宴もそこそこに一目散にヒマラヤ山をどんどんと下って行った。山麓では神人らが大勢集まって、飲めよ騒げよ、とウラル教の歌を歌っていた。
祝部神は負けじと宣伝歌を大声で歌い始めた。神人らはこの声に非常な苦痛を感じ、祝部神に打ってかかった。祝部神が追い詰められているところへ、ちょうど山を下りて来た天道別命、月照彦神らの一行が出くわした。
天道別命らも、一緒になって宣伝歌を歌い始めた。山麓の神人らは天道別命らにも打ってかかったが、被面布をかぶった宣伝使たちの姿はたちまち、見えなくなってしまった。
そうするうちに天に荘重な声があり、山麓の神人らを諭し、高山彦・高山姫に従って地教山に仕えるように、と聞こえた。神人らは驚き畏れ、ひれ伏して宣伝使たちに謝罪した。
そこへどこからともなく天の磐船が現れて、天道別命ら一行を乗せて天高く、東西南北それぞれの方向に姿を隠してしまった。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm0528
愛善世界社版:163頁 八幡書店版:第1輯 575頁 修補版: 校定版:166頁 普及版:73頁 初版: ページ備考:
001 ややあつて、002高照姫(たかてるひめの)(かみ)以前(いぜん)のごとく、003あまたの女性(ぢよせい)をともなひ祭壇(さいだん)(まへ)(あら)はれ、004神人(かみがみ)らに(むか)つて、005(ふと)(たけ)()りたるその内側(うちがは)に、
006朝日(あさひ)()るとも(くも)るとも (つき)()つとも()くるとも
007 大地(だいち)(どろ)(ひた)るとも (まこと)(ちから)()(すく)
008 (まこと)(ちから)()(すく)ふ』
009()きたるを一々(いちいち)手渡(てわた)しされた。010神人(かみがみ)らは垂訓(すゐくん)(しる)したる大竹(おほだけ)片割(かたわれ)()(しか)とくくりつけ、011これより諸方(しよはう)宣伝(せんでん)(たび)()ることとなつた。012首途(かどで)(いは)ひとして(めづ)らしき酒肴(しゆかう)()()され、013女神(めがみ)はここに千秋(せんしう)万歳楽(ばんざいらく)(とな)へ、014かつ(しと)やかなる舞曲(ぶきよく)(かな)でて一行(いつかう)首途(かどで)(しゆく)したのである。015高照姫(たかてるひめの)(かみ)奥殿(おくでん)へ、016天道別(あまぢわけの)(みこと)一行(いつかう)門前(もんぜん)へ、017一歩(いつぽ)々々(いつぽ)(たがひ)(かげ)(とほ)ざかりつつ、018ここに(うれ)しき(かな)しき(わか)れを()げたのである。019祝部(はふりべの)(かみ)はこの垂示(すゐじ)受取(うけと)るや(いな)や、020酒宴(しゆえん)(せき)()するのも(もど)かしがり、021あわてて門前(もんぜん)()()し、022一目散(いちもくさん)にヒマラヤ(さん)を、023ドンドンドンドンと四辺(しへん)地響(ぢひび)きを()てながら(くだ)つて()く。024山麓(さんろく)には数多(あまた)神人(かみがみ)(あつ)まり、
025()めよ(さわ)げよ一寸先(いつすんさき)(やみ)
026(やみ)(あと)には(つき)()
027時鳥(ほととぎす)(こゑ)()けども姿(すがた)()せぬ
028姿(すがた)()せぬは()(おに)か』
029一生(いつしやう)懸命(けんめい)果実(このみ)(さけ)()ひ、030(をど)(くる)うてゐる。031祝部(はふりべの)(かみ)はこれを()くと(たちま)ちムツとして、032()けず(おと)らず(こゑ)()りあげ、
033三千(さんぜん)世界(せかい)一度(いちど)(ひら)(うめ)(はな)
034(ひら)いて()りて()(むす)
035須弥仙(しゆみせん)(ざん)時鳥(ほととぎす)
036月日(つきひ)(つち)空気(くうき)なぞ
037(ふか)御恩(ごおん)(わす)れるな
038この()(すく)生神(いきがみ)
039天教山(てんけうざん)にましますぞ
040朝日(あさひ)()るとも(くも)るとも
041(つき)()つとも()くるとも
042大地(だいち)(どろ)(ひた)るとも
043(まこと)(かみ)()(すく)
044(まこと)(かみ)()(すく)ふ』
045反抗(はんかう)(てき)(うた)ひはじめた。046神人(かみがみ)らは(この)(こゑ)()くとともに、047(かしら)()るるごとく、048(むね)()()かるるごとき苦痛(くつう)(かん)じた。049そして(この)言葉(ことば)(はつ)する(かみ)(われ)らを(くる)しむる悪神(あくがみ)ならむと()ひながら、050四方(しはう)八方(はつぱう)より祝部(はふりべの)(かみ)にむかつて棍棒(こんぼう)051石塊(いしころ)などをもつて()(かこ)み、052一寸(いつすん)()(みち)もなきまでに()ちふさがつた。053神人(かみがみ)らの一行(いつかう)は、054ゆるゆるこの(やま)(くだ)りきたり、055途中(とちう)この光景(くわうけい)()てやや思案(しあん)にくれてゐたが、056いづれも一同(いちどう)に、
057三千(さんぜん)世界(せかい)一度(いちど)(ひら)(うめ)(はな)
058(うた)ひはじめた。059(いづ)れの神人(かみがみ)も、060またもや神々(かみがみ)(むか)つて、
061(われ)(くる)しむる悪神(あくがみ)なり』
062といひつつ、063多数(たすう)(たて)()(かこ)んだ。064神人(かみがみ)らはたちまち被面布(ひめんぷ)(かぶ)りながら、065なほも(ちから)()めてこの(うた)をうたつた。066被面布(ひめんぷ)(かぶ)れる神人(かみがみ)姿(すがた)は、067山麓(さんろく)(もの)()には()まらず、068ただ不快(ふくわい)なる(こゑ)(きこ)ゆるのみであつた。
069 祝部(はふりべの)(かみ)はこれを()て、070われもまた、071被面布(ひめんぷ)(かぶ)らむとし、072あわてて黒色(こくしよく)被面布(ひめんぷ)(かほ)()て、073一生(いつしやう)懸命(けんめい)に、
074三千(さんぜん)世界(せかい)一度(いちど)(ひら)(うめ)(はな)
075高唱(かうしやう)した。076(みこと)姿(すがた)()えなくなつた。077されど黒布(こくふ)のあたりし部分(ぶぶん)のみは中空(ちうくう)にありありと(のこ)つてゐた。078神人(かみがみ)らはその黒布(こくふ)()がけて()つてかかつた。079たちまち中空(ちうくう)(こゑ)あり、
080『ヒマラヤ(さん)(いま)まで、081ヒマラヤ(ひこ)082ヒマラヤ(ひめ)管轄(くわんかつ)なりしも、083(いま)高山彦(たかやまひこ)084高山姫(たかやまひめ)専管(せんくわん)することと神定(かむさだ)められたり。085(なんぢ)らヒマラヤ(ひこ)部下(ぶか)なる神人(かみがみ)よ、086(いち)()(はや)(てん)(こゑ)()け、087(てん)(こゑ)()()ませ。088(これ)よりヒマラヤ(さん)(あらた)めて地教山(ちけうざん)(とな)ふべし』
089(いと)荘重(さうちよう)なる(こゑ)中空(ちうくう)(きこ)ゆるのであつた。090数多(あまた)神人(かみがみ)はこの(こゑ)(おどろ)き、091いづれも大地(だいち)平伏(ひれふ)して謝罪(しやざい)した。092祝部(はふりべの)(かみ)は、093ここぞと()はぬばかり(また)(こゑ)はりあげて、
094三千(さんぜん)世界(せかい)一度(いちど)(ひら)(うめ)(はな)云々(うんぬん)
095(ふし)面白(おもしろ)(とな)()した。096神人(かみがみ)らは(あたま)をかかへ、097(みみ)(おさ)()()ぢ、
098(ゆる)(ゆる)せ』
099といひつつ四這(よつば)ひとなつて(ころ)げまはる。
100 ここに何処(いづこ)よりともなく(あま)磐船(いはふね)(あら)はれ(きた)り、101天道別(あまぢわけの)(みこと)その()一行(いつかう)()せ、102天空(てんくう)(たか)東西(とうざい)南北(なんぼく)におのおの(その)姿(すがた)(かく)してしまつた。
103大正一一・一・一〇 旧大正一〇・一二・一三 加藤明子録)

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