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霊界物語
霊主体従(第1~12巻)
第5巻(辰の巻)
序文
凡例
総説嵐の跡
第1篇 動天驚地
第1章 栄華の夢
第2章 松竹梅
第3章 臭黄の鼻
第4章 奇縁万状
第5章 盲亀の浮木
第6章 南天王
第7章 三拍子
第8章 顕恩郷
第9章 鶴の温泉
第2篇 中軸移動
第10章 奇々怪々
第11章 蜃気楼
第12章 不食不飲
第13章 神憑の段
第14章 審神者
第15章 石搗歌
第16章 霊夢
第3篇 予言と警告
第17章 勢力二分
第18章 宣伝使
第19章 旭日出暗
第20章 猿蟹合戦
第21章 小天国
第22章 神示の方舟
第4篇 救世の神示
第23章 神の御綱
第24章 天の浮橋
第25章 姫神の宣示
第26章 艮坤の二霊
第27章 唖の対面
第28章 地教山の垂示
第5篇 宇宙精神
第29章 神慮洪遠
第30章 真帆片帆
第31章 万波洋々
第32章 波瀾重畳
第33章 暗夜の光明
第34章 水魚の情交
第6篇 聖地の憧憬
第35章 波上の宣伝
第36章 言霊の響
第37章 片輪車
第38章 回春の歓
第39章 海辺の雑話
第40章 紅葉山
第41章 道神不二
第42章 神玉両純
第7篇 宣伝又宣伝
第43章 長恨歌
第44章 夜光の頭
第45章 魂脱問答
第46章 油断大敵
第47章 改言改過
第48章 弥勒塔
第49章 水魚の煩悶
第50章 磐樟船
余白歌
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霊界物語
>
霊主体従(第1~12巻)
>
第5巻(辰の巻)
> 第5篇 宇宙精神 > 第33章 暗夜の光明
<<< 波瀾重畳
(B)
(N)
水魚の情交 >>>
第三三章
暗夜
(
やみよ
)
の
光明
(
くわうみやう
)
〔二三三〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第5巻 霊主体従 辰の巻
篇:
第5篇 宇宙精神
よみ(新仮名遣い):
うちゅうせいしん
章:
第33章 暗夜の光明
よみ(新仮名遣い):
やみよのこうみょう
通し章番号:
233
口述日:
1922(大正11)年01月11日(旧12月14日)
口述場所:
筆録者:
外山豊二
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1922(大正11)年4月15日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
船が打ち上げられたのは、地中海の牛島(サルヂニア島)であった。ここは、黄金水の霊から現れた玉のうち、竹熊に奪われなかった残りの瑠璃光の玉を、高杉別が従者・杉高に命じて密かに隠させた場所であった。
玉を島の頂上の岩石に隠し、その上にしるしの松を植えて杉高に守らせたのである。
先の天教山の爆発に際して、天空から十一個のうるわしい光輝の宝玉が瀬戸の海に落下した。海神はそれを杉高に奉ったため、牛島には十二個の宝玉が揃うことになったのであった。
これは玉を守る杉高の真心に感じて、国祖が賜ったものであった。後に、杉高は十二個の宝玉を奉じて高杉別とともに神業に奉仕することになる。
さて、暗中島に打ち上げられた神人らは、この苦境の中で、祝部神の歌う宣伝歌に感じてその意を悟り始めた。祝部神はさらに、改心を促す歌を歌った。
祝部神の歌が終わるとともに、朝日がさんざんと輝いた。牛雲別はこの苦難のうちに自らの非を翻然として悟り、酒を廃して祝部神に帰順した。
牛雲別は祝彦と改名し、杉高は杉高彦と名乗り、共に祝部神に付いて宣伝使となった。牛島の十二個の宝玉は天の磐船に載せられて、地教山の高照姫命のもとに送り届けられた。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
サルヂニヤ島(サルヂニア島)
データ凡例:
データ最終更新日:
2018-07-23 13:25:42
OBC :
rm0533
愛善世界社版:
194頁
八幡書店版:
第1輯 586頁
修補版:
校定版:
196頁
普及版:
84頁
初版:
ページ備考:
001
一行
(
いつかう
)
は
先
(
さき
)
を
争
(
あらそ
)
うて
暗中
(
あんちう
)
摸索
(
もさく
)
、
002
島
(
しま
)
に
駈上
(
かけのぼ
)
つた。
003
山頂
(
さんちやう
)
には
一道
(
いちだう
)
の
光明
(
くわうみやう
)
暗
(
やみ
)
を
縫
(
ぬ
)
うてサーチライトのごとく、
004
細
(
ほそ
)
く
長
(
なが
)
く
海面
(
かいめん
)
を
照
(
て
)
らしてゐる。
005
この
島
(
しま
)
は
地中海
(
ちちうかい
)
の
一孤島
(
いちこたう
)
にして
牛島
(
うしじま
)
といひ、
006
また
神島
(
かみじま
)
、
007
炮烙島
(
はうらくじま
)
と
称
(
とな
)
へられた。
008
現今
(
げんこん
)
にてはサルヂニア
島
(
たう
)
と
云
(
い
)
ふ。
009
またこの
海
(
うみ
)
を
一名
(
いちめい
)
瀬戸
(
せと
)
の
海
(
うみ
)
と
云
(
い
)
ふ。
010
かつて
黄金水
(
わうごんすゐ
)
の
霊
(
れい
)
より
現
(
あら
)
はれ
出
(
い
)
でたる
十二個
(
じふにこ
)
の
玉
(
たま
)
のうち、
011
十個
(
じつこ
)
までは
邪神
(
じやしん
)
竹熊
(
たけくま
)
一派
(
いつぱ
)
のために、
012
反間
(
はんかん
)
苦肉
(
くにく
)
の
策
(
さく
)
に
乗
(
じやう
)
ぜられ、
013
竜宮城
(
りうぐうじやう
)
の
神人
(
かみがみ
)
が、
014
その
持玉
(
ぢぎよく
)
を
各自
(
かくじ
)
争奪
(
そうだつ
)
されたる
時
(
とき
)
、
015
注意
(
ちうい
)
深
(
ぶか
)
き
高杉別
(
たかすぎわけ
)
は、
016
従者
(
じゆうしや
)
の
杉高
(
すぎたか
)
に
命
(
めい
)
じ、
017
その
一個
(
いつこ
)
たる
瑠璃光
(
るりくわう
)
色
(
しよく
)
の
玉
(
たま
)
を、
018
窃
(
ひそか
)
にこの
島
(
しま
)
の
頂上
(
ちやうじやう
)
なる
岩石
(
がんせき
)
を
打
(
う
)
ち
破
(
やぶ
)
り、
019
深
(
ふか
)
くこれを
秘蔵
(
ひざう
)
せしめ、
020
その
上
(
うへ
)
に
標示
(
しるし
)
の
松
(
まつ
)
を
植
(
う
)
ゑ、
021
杉高
(
すぎたか
)
をして
固
(
かた
)
くこれを
守
(
まも
)
らしめつつあつた。
022
しかるに
天教山
(
てんけうざん
)
の
爆発
(
ばくはつ
)
に
際
(
さい
)
し、
023
天空
(
てんくう
)
より
光
(
ひかり
)
を
放
(
はな
)
つて
十一個
(
じふいつこ
)
の
美
(
うる
)
はしき
光輝
(
くわうき
)
を
発
(
はつ
)
せる
宝玉
(
ほうぎよく
)
、
024
この
瀬戸
(
せと
)
の
海
(
うみ
)
に
落下
(
らくか
)
し、
025
あまたの
海神
(
かいしん
)
は
海底
(
かいてい
)
深
(
ふか
)
くこれを
探
(
さぐ
)
り
求
(
もと
)
めて
杉高
(
すぎたか
)
に
奉
(
たてまつ
)
り、
026
今
(
いま
)
やこの
一
(
ひと
)
つ
島
(
じま
)
には
十二個
(
じふにこ
)
の
宝玉
(
ほうぎよく
)
が
揃
(
そろ
)
うたのである。
027
かかる
不思議
(
ふしぎ
)
の
現象
(
げんしやう
)
は、
028
全
(
まつた
)
く
杉高
(
すぎたか
)
がこの
孤島
(
こたう
)
に
苦節
(
くせつ
)
を
守
(
まも
)
り、
029
天地
(
てんち
)
の
神命
(
しんめい
)
を
遵守
(
じゆんしゆ
)
し、
030
雨
(
あめ
)
の
朝
(
あした
)
、
031
雪
(
ゆき
)
の
夕
(
ゆふべ
)
にも
目
(
め
)
を
離
(
はな
)
さず、
032
心
(
こころ
)
を
弛
(
ゆる
)
めず、
033
厳格
(
げんかく
)
に
保護
(
ほご
)
せしその
誠敬
(
せいけい
)
の
心
(
こころ
)
に、
034
国祖
(
こくそ
)
大神
(
おほかみ
)
は
感
(
かん
)
じ
給
(
たま
)
ひて、
035
ここに
十一個
(
じふいつこ
)
の
玉
(
たま
)
を
下
(
くだ
)
し、
036
都合
(
つがふ
)
十二個
(
じふにこ
)
の
宝玉
(
ほうぎよく
)
を
揃
(
そろ
)
へさせ、
037
もつて
高杉別
(
たかすぎわけ
)
および
杉高
(
すぎたか
)
の
至誠
(
しせい
)
を
憫
(
あは
)
れませ
給
(
たま
)
うたからである。
038
これより
杉高
(
すぎたか
)
は
高杉別
(
たかすぎわけ
)
と
共
(
とも
)
に、
039
この
玉
(
たま
)
を
捧持
(
ほうぢ
)
して
天地
(
てんち
)
改造
(
かいざう
)
の
大神業
(
だいしんげふ
)
に
奉仕
(
ほうし
)
し、
040
芳名
(
はうめい
)
を
万代
(
よろづよ
)
に
伝
(
つた
)
へた。
041
この
事実
(
じじつ
)
は
後日
(
ごじつ
)
詳
(
くは
)
しく
述
(
の
)
ぶることにする。
042
咫尺
(
しせき
)
を
弁
(
べん
)
ぜざる
暗黒
(
あんこく
)
の
夜
(
よ
)
に、
043
辛
(
から
)
うじてこの
島
(
しま
)
に
打上
(
うちあ
)
げられたる
神人
(
かみがみ
)
らは、
044
あたかも
地獄
(
ぢごく
)
にて
仏
(
ほとけ
)
に
会
(
あ
)
ひしごとく、
045
盲亀
(
まうき
)
の
浮木
(
ふぼく
)
に
取着
(
とりつ
)
きしがごとく、
046
死者
(
ししや
)
の
冥府
(
めいふ
)
より
甦
(
よみがへ
)
りたるがごとく、
047
枯木
(
かれき
)
に
花
(
はな
)
の
開
(
ひら
)
きしがごとく、
048
三千
(
さんぜん
)
年
(
ねん
)
の
西王母
(
せいわうぼ
)
が
園
(
その
)
の
桃花
(
たうくわ
)
の
咲
(
さ
)
きしごとき
嬉
(
うれ
)
しさと
感謝
(
かんしや
)
の
念
(
ねん
)
に
駆
(
か
)
られ、
049
祝部
(
はふりべの
)
神
(
かみ
)
が
暗中
(
あんちう
)
に
立
(
た
)
ちて、
050
『
三千
(
さんぜん
)
世界
(
せかい
)
云々
(
うんぬん
)
』
051
の
歌
(
うた
)
を
謡
(
うた
)
ふ
声
(
こゑ
)
を
蛇蝎
(
だかつ
)
のごとく
忌
(
い
)
み
嫌
(
きら
)
ひし
神人
(
かみがみ
)
も、
052
ここに
本
(
ほん
)
守護神
(
しゆごじん
)
の
霊威
(
れいゐ
)
発動
(
はつどう
)
して、
053
天女
(
てんによ
)
の
音楽
(
おんがく
)
とも
聞
(
きこ
)
え、
054
慈母
(
じぼ
)
の
愛
(
あい
)
の
声
(
こゑ
)
とも
響
(
ひび
)
いた。
055
神人
(
かみがみ
)
らは
一斉
(
いつせい
)
に
声
(
こゑ
)
を
揃
(
そろ
)
へて、
056
祝部
(
はふりべの
)
神
(
かみ
)
の
後
(
あと
)
をつけ、
057
『
三千
(
さんぜん
)
世界
(
せかい
)
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
く
梅
(
うめ
)
の
花
(
はな
)
云々
(
うんぬん
)
』
058
と
唱
(
とな
)
へ
出
(
だ
)
した。
059
祝部
(
はふりべの
)
神
(
かみ
)
は、
060
これに
力
(
ちから
)
を
得
(
え
)
て、
061
又
(
また
)
もや
面白
(
おもしろ
)
き
歌
(
うた
)
を
謡
(
うた
)
ひ
始
(
はじ
)
めた。
062
『
世
(
よ
)
は
烏羽玉
(
うばたま
)
の
暗
(
やみ
)
深
(
ふか
)
く
063
罪
(
つみ
)
さへ
深
(
ふか
)
き
現世
(
うつしよ
)
の
064
神
(
かみ
)
の
不覚
(
ふかく
)
をとりどりに
065
深
(
ふか
)
くも
思
(
おも
)
ひめぐらせば
066
海底
(
かいてい
)
深
(
ふか
)
く
棲
(
す
)
む
鱶
(
ふか
)
の
067
餌食
(
ゑじき
)
となすも
食
(
く
)
ひ
足
(
た
)
らず
068
邪曲
(
まが
)
を
助
(
たす
)
くる
神心
(
かみごころ
)
069
深
(
ふか
)
く
悟
(
さと
)
りて
感謝
(
かんしや
)
せよ
070
海
(
うみ
)
より
深
(
ふか
)
き
神
(
かみ
)
の
恩
(
おん
)
071
恩
(
おん
)
になれては
又
(
また
)
もとの
072
深
(
ふか
)
き
泥溝
(
どぶ
)
にと
投
(
な
)
げ
込
(
こ
)
まれ
073
奈落
(
ならく
)
の
底
(
そこ
)
の
底
(
そこ
)
深
(
ふか
)
く
074
不覚
(
ふかく
)
をとるな
百
(
もも
)
の
神
(
かみ
)
075
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐみ
)
は
目
(
ま
)
の
当
(
あた
)
り
076
辺
(
あた
)
り
輝
(
かがや
)
く
瑠璃光
(
るりくわう
)
の
077
光
(
ひかり
)
は
神
(
かみ
)
の
姿
(
すがた
)
ぞや
078
光
(
ひかり
)
は
神
(
かみ
)
の
姿
(
すがた
)
ぞや
079
牛
(
うし
)
雲別
(
くもわけ
)
も
角
(
つの
)
を
折
(
を
)
り
080
心
(
こころ
)
の
雲
(
くも
)
を
吹
(
ふ
)
き
払
(
はら
)
ひ
081
心
(
こころ
)
の
岩戸
(
いはと
)
を
押
(
おし
)
別
(
わ
)
けて
082
神
(
かみ
)
の
光
(
ひかり
)
を
称
(
たた
)
へかし
083
牛雲別
(
うしくもわけ
)
を
始
(
はじ
)
めとし
084
百
(
もも
)
の
神人
(
かみがみ
)
諸共
(
もろとも
)
に
085
心
(
こころ
)
の
暗
(
やみ
)
を
照
(
て
)
らせよや
086
心
(
こころ
)
の
暗
(
やみ
)
の
戸
(
と
)
開
(
ひら
)
けなば
087
朝日
(
あさひ
)
眩
(
まば
)
ゆき
日
(
ひ
)
の
光
(
ひかり
)
088
汝
(
なれ
)
が
頭上
(
づじやう
)
を
照
(
て
)
らすべし
089
朝日
(
あさひ
)
の
直刺
(
たださ
)
す
一
(
ひと
)
つ
島
(
じま
)
090
夕日
(
ゆふひ
)
の
輝
(
かがや
)
く
一
(
ひと
)
つ
松
(
まつ
)
091
常磐
(
ときは
)
の
松
(
まつ
)
のその
根本
(
ねもと
)
092
千代
(
ちよ
)
も
動
(
うご
)
かぬ
巌
(
いは
)
の
根
(
ね
)
に
093
秘
(
ひ
)
め
置
(
お
)
かれたる
瑠璃光
(
るりくわう
)
の
094
玉
(
たま
)
の
光
(
ひかり
)
に
あやかり
て
095
心
(
こころ
)
の
玉
(
たま
)
を
磨
(
みが
)
くべし
096
三千
(
さんぜん
)
世界
(
せかい
)
の
珍宝
(
うづだから
)
097
この
神島
(
かみじま
)
に
集
(
あつ
)
まりて
098
十二
(
じふに
)
の
卵
(
たまご
)
を
産
(
う
)
み
並
(
なら
)
べ
099
松
(
まつ
)
も
千歳
(
ちとせ
)
の
色
(
いろ
)
深
(
ふか
)
く
100
枝葉
(
えだは
)
は
繁
(
しげ
)
り
幹
(
みき
)
太
(
ふと
)
り
101
空
(
そら
)
に
伸
(
の
)
び
行
(
ゆ
)
く
杉高
(
すぎたか
)
の
102
功績
(
いさを
)
をひらく
目
(
ま
)
のあたり
103
高杉別
(
たかすぎわけ
)
の
誠忠
(
せいちう
)
も
104
共
(
とも
)
に
現
(
あら
)
はれ
北
(
きた
)
の
島
(
しま
)
105
蓬莱山
(
ほうらいざん
)
も
啻
(
ただ
)
ならず
106
この
神島
(
かみじま
)
は
昔
(
むかし
)
より
107
神
(
かみ
)
の
隠
(
かく
)
せし
宝島
(
たからじま
)
108
宝
(
たから
)
の
島
(
しま
)
に
救
(
すく
)
はれて
109
跣
(
はだし
)
裸
(
はだか
)
で
帰
(
かへ
)
るなよ
110
神
(
かみ
)
より
朽
(
く
)
ちぬ
御宝
(
みたから
)
を
111
腕
(
うで
)
もたわわに
賜
(
たま
)
はりて
112
叢雲
(
むらくも
)
繁
(
しげ
)
き
現世
(
うつしよ
)
の
113
万
(
よろづ
)
のものを
救
(
すく
)
ふべし
114
われと
思
(
おも
)
はむ
神
(
かみ
)
等
(
たち
)
は
115
われに
続
(
つづ
)
けよ、いざ
続
(
つづ
)
け
116
言触神
(
ことぶれがみ
)
の
楽
(
たの
)
しさは
117
体主
(
たいしゆ
)
霊従
(
れいじゆう
)
の
小欲
(
せうよく
)
に
118
比
(
くら
)
べて
見
(
み
)
れば
眼
(
め
)
の
埃
(
ほこり
)
119
埃
(
ほこり
)
の
欲
(
よく
)
に
囚
(
とら
)
はれて
120
眼
(
まなこ
)
も
眩
(
くら
)
み
村肝
(
むらきも
)
の
121
心
(
こころ
)
曇
(
くも
)
らせ
暗
(
やみ
)
の
夜
(
よ
)
に
122
暗路
(
やみぢ
)
を
迷
(
まよ
)
ふ
海
(
うみ
)
の
上
(
うへ
)
123
心
(
こころ
)
の
波
(
なみ
)
を
なぎ
立
(
た
)
てて
124
この
世
(
よ
)
を
造
(
つく
)
り
始
(
はじ
)
めたる
125
神
(
かみ
)
の
御息
(
みいき
)
の
風
(
かぜ
)
を
吸
(
す
)
ひ
126
酸
(
す
)
いも
甘
(
あま
)
いも
弁
(
わきま
)
へて
127
この
世
(
よ
)
を
救
(
すく
)
ふ
神
(
かみ
)
となれ
128
神
(
かみ
)
の
力
(
ちから
)
は
目
(
ま
)
のあたり
129
辺
(
あた
)
り
輝
(
かがや
)
く
瑠璃光
(
るりくわう
)
の
130
光
(
ひかり
)
は
神
(
かみ
)
の
姿
(
すがた
)
ぞや
131
光
(
ひかり
)
は
神
(
かみ
)
の
姿
(
すがた
)
ぞや
132
東雲
(
しののめ
)
近
(
ちか
)
き
暗
(
やみ
)
の
空
(
そら
)
133
やがて
開
(
ひら
)
くる
常磐樹
(
ときはぎ
)
の
134
松
(
まつ
)
の
根本
(
ねもと
)
に
神集
(
かむつど
)
ひ
135
千代
(
ちよ
)
万代
(
よろづよ
)
も
動
(
ゆる
)
ぎなき
136
堅磐
(
かきは
)
常磐
(
ときは
)
の
松心
(
まつごころ
)
137
この
松心
(
まつごころ
)
神心
(
かみごころ
)
138
神
(
かみ
)
の
心
(
こころ
)
に
皆
(
みな
)
復
(
かへ
)
れ
139
神
(
かみ
)
の
心
(
こころ
)
に
皆
(
みな
)
復
(
かへ
)
れ
140
かへれよ
復
(
かへ
)
れ
村肝
(
むらきも
)
の
141
心
(
こころ
)
に
潜
(
ひそ
)
む
曲津
(
まがつ
)
神
(
かみ
)
142
大蛇
(
をろち
)
や
金狐
(
きんこ
)
悪鬼
(
あくき
)
共
(
ども
)
143
国治立
(
くにはるたち
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
144
御息
(
みいき
)
の
気吹
(
いぶき
)
に
吹払
(
ふきはら
)
ひ
145
払
(
はら
)
ひ
清
(
きよ
)
めて
神
(
かみ
)
の
世
(
よ
)
を
146
待
(
ま
)
つぞ
目出度
(
めでた
)
き
一
(
ひと
)
つ
松
(
まつ
)
147
心
(
こころ
)
一
(
ひと
)
つの
一
(
ひと
)
つ
島
(
じま
)
148
心
(
こころ
)
一
(
ひと
)
つの
一
(
ひと
)
つ
島
(
じま
)
149
一
(
ひと
)
二
(
ふた
)
三
(
み
)
四
(
よ
)
五
(
いつ
)
六
(
むゆ
)
七
(
なな
)
八
(
や
)
九
(
ここの
)
十
(
たり
)
150
百千万
(
ももちよろづ
)
の
神人
(
かみがみ
)
よ
151
百千万
(
ももちよろづ
)
の
神人
(
かみがみ
)
よ
152
それ
今
(
いま
)
昇
(
のぼ
)
る
東
(
ひむがし
)
の
153
空
(
そら
)
見
(
み
)
よ
空
(
そら
)
には
真円
(
まんまる
)
き
154
鏡
(
かがみ
)
のやうな
日
(
ひ
)
が
昇
(
のぼ
)
る
155
心
(
こころ
)
の
鏡
(
かがみ
)
明
(
あきら
)
かに
156
照
(
て
)
らして
耻
(
は
)
づること
勿
(
なか
)
れ
157
ああ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
158
みたま
幸
(
さち
)
はひましませよ
159
三千
(
さんぜん
)
世界
(
せかい
)
の
梅
(
うめ
)
の
花
(
はな
)
160
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
く
松
(
まつ
)
の
世
(
よ
)
の
161
松
(
まつ
)
に
千歳
(
ちとせ
)
の
鶴
(
つる
)
巣喰
(
すぐ
)
ひ
162
緑
(
みどり
)
の
亀
(
かめ
)
は
此
(
この
)
島
(
しま
)
に
163
泳
(
およ
)
ぎ
集
(
つど
)
ひて
神
(
かみ
)
の
代
(
よ
)
を
164
祝
(
いは
)
ふも
目出度
(
めでた
)
き
今日
(
けふ
)
の
空
(
そら
)
165
千秋
(
せんしう
)
万歳
(
ばんざい
)
万々歳
(
ばんばんざい
)
166
千秋
(
せんしう
)
万歳
(
ばんざい
)
万々歳
(
ばんばんざい
)
167
ヨイトサ、ヨーイトサ、ヨイヨイヨイトサツサツサ』
168
と
祝部
(
はふりべの
)
神
(
かみ
)
の
歌
(
うた
)
終
(
をは
)
ると
共
(
とも
)
に、
169
東天
(
とうてん
)
紅
(
くれなゐ
)
を
潮
(
てう
)
して
天
(
あま
)
の
岩戸
(
いはと
)
の
開
(
ひら
)
けし
如
(
ごと
)
く、
170
日
(
ひ
)
の
大神
(
おほかみ
)
は
東
(
ひがし
)
の
山
(
やま
)
の
上
(
うへ
)
に
温顔
(
をんがん
)
を
現
(
あら
)
はし、
171
一
(
ひと
)
つ
島
(
じま
)
の
神人
(
かみがみ
)
らをして
莞爾
(
につこ
)
として
覗
(
のぞ
)
かせ
給
(
たま
)
うた。
172
ここに
牛雲別
(
うしくもわけ
)
は、
173
危機
(
きき
)
一髪
(
いつぱつ
)
の
神
(
かみ
)
の
試練
(
しれん
)
に
逢
(
あ
)
ひ、
174
翻然
(
ほんぜん
)
としてその
非
(
ひ
)
を
悟
(
さと
)
り、
175
断然
(
だんぜん
)
酒
(
さけ
)
を
廃
(
はい
)
し、
176
かつ
三千
(
さんぜん
)
世界
(
せかい
)
の
宣伝歌
(
せんでんか
)
を
親
(
おや
)
のごとくに
欣仰
(
きんかう
)
し、
177
寸時
(
すんじ
)
も
口
(
くち
)
を
絶
(
た
)
たなかつた。
178
牛雲別
(
うしくもわけ
)
は
祝部
(
はふりべの
)
神
(
かみ
)
に
帰順
(
きじゆん
)
し、
179
祝彦
(
はふりひこ
)
と
名
(
な
)
を
賜
(
たま
)
はり、
180
杉高
(
すぎたか
)
はまた
杉高彦
(
すぎたかひこ
)
と
改名
(
かいめい
)
し、
181
ここに
三柱
(
みはしら
)
は
相携
(
あひたづさ
)
へて、
182
大神
(
おほかみ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
となつた。
183
しかして、
184
この
十二個
(
じふにこ
)
の
宝玉
(
ほうぎよく
)
は、
185
天
(
あま
)
の
磐船
(
いはふね
)
に
乗
(
の
)
せ、
186
玉若彦
(
たまわかひこ
)
の
神司
(
かみ
)
をしてこれを
守
(
まも
)
らしめ、
187
地教山
(
ちけうざん
)
の
高照姫
(
たかてるひめの
)
命
(
みこと
)
の
御許
(
みもと
)
に
送
(
おく
)
り
届
(
とど
)
けられた。
188
惟神
(
かむながら
)
霊
(
たま
)
幸倍
(
ちはへ
)
坐世
(
ませ
)
。
189
(
大正一一・一・一一
旧大正一〇・一二・一四
外山豊二
録)
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(N)
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