霊界物語.ネット
~出口王仁三郎 大図書館~
目 次
設 定
閉じる
×
霊界物語
三鏡
大本神諭
伊都能売神諭
出口王仁三郎全集
出口王仁三郎著作集
王仁文庫
惟神の道
幼ながたり
開祖伝
聖師伝
霧の海(第六歌集)
大本七十年史
大本史料集成
神霊界
新聞記事
新月の光
その他
王仁文献考証
検索は「
王仁DB
」で
←
戻る
霊界物語
霊主体従
第1巻(子の巻)
第2巻(丑の巻)
第3巻(寅の巻)
第4巻(卯の巻)
第5巻(辰の巻)
第6巻(巳の巻)
第7巻(午の巻)
第8巻(未の巻)
第9巻(申の巻)
第10巻(酉の巻)
第11巻(戌の巻)
第12巻(亥の巻)
如意宝珠
第13巻(子の巻)
第14巻(丑の巻)
第15巻(寅の巻)
第16巻(卯の巻)
第17巻(辰の巻)
第18巻(巳の巻)
第19巻(午の巻)
第20巻(未の巻)
第21巻(申の巻)
第22巻(酉の巻)
第23巻(戌の巻)
第24巻(亥の巻)
海洋万里
第25巻(子の巻)
第26巻(丑の巻)
第27巻(寅の巻)
第28巻(卯の巻)
第29巻(辰の巻)
第30巻(巳の巻)
第31巻(午の巻)
第32巻(未の巻)
第33巻(申の巻)
第34巻(酉の巻)
第35巻(戌の巻)
第36巻(亥の巻)
舎身活躍
第37巻(子の巻)
第38巻(丑の巻)
第39巻(寅の巻)
第40巻(卯の巻)
第41巻(辰の巻)
第42巻(巳の巻)
第43巻(午の巻)
第44巻(未の巻)
第45巻(申の巻)
第46巻(酉の巻)
第47巻(戌の巻)
第48巻(亥の巻)
真善美愛
第49巻(子の巻)
第50巻(丑の巻)
第51巻(寅の巻)
第52巻(卯の巻)
第53巻(辰の巻)
第54巻(巳の巻)
第55巻(午の巻)
第56巻(未の巻)
第57巻(申の巻)
第58巻(酉の巻)
第59巻(戌の巻)
第60巻(亥の巻)
山河草木
第61巻(子の巻)
第62巻(丑の巻)
第63巻(寅の巻)
第64巻(卯の巻)上
第64巻(卯の巻)下
第65巻(辰の巻)
第66巻(巳の巻)
第67巻(午の巻)
第68巻(未の巻)
第69巻(申の巻)
第70巻(酉の巻)
第71巻(戌の巻)
第72巻(亥の巻)
特別編 入蒙記
天祥地瑞
第73巻(子の巻)
第74巻(丑の巻)
第75巻(寅の巻)
第76巻(卯の巻)
第77巻(辰の巻)
第78巻(巳の巻)
第79巻(午の巻)
第80巻(未の巻)
第81巻(申の巻)
←
戻る
第45巻(申の巻)
序文
総説
第1篇 小北の特使
01 松風
〔1191〕
02 神木
〔1192〕
03 大根蕪
〔1193〕
04 霊の淫念
〔1194〕
第2篇 恵の松露
05 肱鉄
〔1195〕
06 唖忿
〔1196〕
07 相生の松
〔1197〕
08 小蝶
〔1198〕
09 賞詞
〔1199〕
第3篇 裏名異審判
10 棚卸志
〔1200〕
11 仲裁
〔1201〕
12 喜苔歌
〔1202〕
13 五三の月
〔1203〕
第4篇 虎風獣雨
14 三昧経
〔1204〕
15 曲角狸止
〔1205〕
16 雨露月
〔1206〕
17 万公月
〔1207〕
18 玉則姫
〔1208〕
19 吹雪
〔1209〕
20 蛙行列
〔1210〕
余白歌
このサイトは『霊界物語』を始めとする出口王仁三郎等の著書を無料で公開しています。
(注・出口王仁三郎の全ての著述を収録しているわけではありません。未収録のものも沢山あります)
閉じる
×
この文献を王仁DBで開く
印刷用画面を開く
[?]
プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。
[×閉じる]
話者名の追加表示
[?]
セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。
[×閉じる]
追加表示する
追加表示しない
【標準】
表示できる章
テキストのタイプ
[?]
ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。
[×閉じる]
通常のテキスト
【標準】
コピー用のテキスト
その他の設定項目を表示する
ここから下を閉じる
文字サイズ
S
【標準】
M
L
フォント
フォント1
【標準】
フォント2
ルビの表示
通常表示
【標準】
括弧の中に表示
表示しない
古いブラウザでうまく表示されない時はこの設定を試してみて下さい
アンカーの表示
[?]
本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。
[×閉じる]
左側にだけ表示する
【標準】
表示しない
全てのアンカーを表示
宣伝歌
[?]
宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。
[×閉じる]
一段組
【標準】
二段組
脚注
[?]
[※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
全ての脚注を開く
全ての脚注を閉じる(マーク表示)
【標準】
脚注マークを表示しない
文字の色
背景の色
ルビの色
傍点の色
[?]
底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。
[×閉じる]
外字1の色
[?]
この設定は現在使われておりません。
[×閉じる]
外字2の色
[?]
文字がフォントに存在せず、画像を使っている場合がありますが、その画像の周囲の色を変えます。
[×閉じる]
→
表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
【新着情報】
サブスクのお知らせ
霊界物語
>
第45巻
> 第4篇 虎風獣雨 > 第16章 雨露月
<<< 曲角狸止
(B)
(N)
万公月 >>>
マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。
【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034 アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。
第一六章
雨露月
(
うろつき
)
〔一二〇六〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第45巻 舎身活躍 申の巻
篇:
第4篇 虎風獣雨
よみ(新仮名遣い):
こふうじゅうう
章:
第16章 雨露月
よみ(新仮名遣い):
うろつき
通し章番号:
1206
口述日:
1922(大正11)年12月13日(旧10月25日)
口述場所:
筆録者:
北村隆光
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1924(大正13)年9月12日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
[×閉じる]
:
万公は目を覚まし、もしやお菊が起きていないかと庭内をうろつきはじめた。万公は、自分が首尾よくお菊を女房にして三五教に改心させれば、お寅も三五教になびくだろうと勝手な算段をしている。
万公が庭園の石に腰かけて夢想していると、足音を忍ばせてやってくる影があった。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2023-03-03 20:07:26
OBC :
rm4516
愛善世界社版:
253頁
八幡書店版:
第8輯 340頁
修補版:
校定版:
265頁
普及版:
101頁
初版:
ページ備考:
001
教
(
をしへ
)
の
庭
(
には
)
も
大広木
(
おほひろき
)
002
正宗
(
まさむね
)
さまの
肉
(
にく
)
の
宮
(
みや
)
003
出入
(
でいり
)
遊
(
あそ
)
ばす
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
に
004
お
神酒
(
みき
)
をすすめて
管
(
くだ
)
を
巻
(
ま
)
き
005
曲角
(
まがつの
)
狸止
(
りと
)
を
奏上
(
そうじやう
)
し
006
酒
(
さけ
)
酌
(
く
)
み
交
(
か
)
はしグイグイと
007
心
(
こころ
)
は
浮
(
うか
)
れて
天国
(
てんごく
)
の
008
園
(
その
)
に
遊
(
あそ
)
べるよい
機嫌
(
きげん
)
009
潮時
(
しほどき
)
見
(
み
)
すましお
寅
(
とら
)
さま
010
大広前
(
おほひろまへ
)
に
現
(
あら
)
はれて
011
夕
(
ゆふべ
)
の
御
(
お
)
礼
(
れい
)
を
申
(
まを
)
さむと
012
お
菊
(
きく
)
を
側
(
そば
)
に
侍
(
はべ
)
らせて
013
酒
(
さけ
)
の
相手
(
あひて
)
をさせ
乍
(
なが
)
ら
014
いといかめしき
装束
(
しやうぞく
)
を
015
体
(
からだ
)
にまとひ
中啓
(
ちうけい
)
を
016
殊勝
(
しゆしよう
)
らしくもひん
握
(
にぎ
)
り
017
教祖
(
けうそ
)
の
館
(
やかた
)
を
立
(
た
)
ち
出
(
い
)
でて
018
五三公
(
いそこう
)
、
万公
(
まんこう
)
外
(
ほか
)
三人
(
みたり
)
019
伴
(
ともな
)
ひ
乍
(
なが
)
ら
悠々
(
いういう
)
と
020
大神殿
(
だいしんでん
)
に
参入
(
さんにふ
)
し
021
恭
(
うやうや
)
しくも
拍手
(
かしはで
)
を
022
うちて
四辺
(
あたり
)
の
空気
(
くうき
)
をば
023
いやが
上
(
うへ
)
にも
濁
(
にご
)
らせつ
024
曲角
(
まがつの
)
狸止
(
りと
)
を
奏上
(
そうじやう
)
し
025
自分
(
じぶん
)
勝手
(
かつて
)
の
願
(
ねがひ
)
をば
026
百万
(
ひやくまん
)
だらりと
宣
(
の
)
べ
立
(
た
)
てて
027
五
(
ご
)
人
(
にん
)
に
暇
(
いとま
)
を
告
(
つ
)
げ
乍
(
なが
)
ら
028
慌
(
あわただ
)
しくも
蠑螈別
(
いもりわけ
)
029
潜
(
ひそ
)
む
一間
(
ひとま
)
へ
帰
(
かへ
)
り
行
(
ゆ
)
く
030
あとに
万公
(
まんこう
)
、
五三公
(
いそこう
)
は
031
戸棚
(
とだな
)
の
襖
(
ふすま
)
を
引
(
ひ
)
きあけて
032
夜具
(
やぐ
)
や
枕
(
まくら
)
をとり
出
(
いだ
)
し
033
大広前
(
おほひろまへ
)
に
布
(
し
)
き
並
(
なら
)
べ
034
足
(
あし
)
を
伸
(
の
)
ばして
横
(
よこ
)
たはり
035
皆
(
みな
)
口々
(
くちぐち
)
に
三五
(
あななひ
)
の
036
天津
(
あまつ
)
祝詞
(
のりと
)
を
奏上
(
そうじやう
)
し
037
終
(
をは
)
つて
互
(
たがひ
)
に
高姫
(
たかひめ
)
や
038
黒姫司
(
くろひめつかさ
)
を
初
(
はじ
)
めとし
039
お
寅
(
とら
)
婆
(
ば
)
さまの
身
(
み
)
の
上
(
うへ
)
や
040
蠑螈別
(
いもりわけ
)
のローマンス
041
ひそびそ
笑
(
わら
)
ひ
囁
(
ささや
)
きつ
042
漸
(
やうや
)
く
寝
(
ねむり
)
に
就
(
つ
)
きにける
043
万公
(
まんこう
)
さまは
目
(
め
)
を
醒
(
さ
)
まし
044
四
(
よ
)
人
(
にん
)
の
寝息
(
ねいき
)
を
窺
(
うかが
)
ひつ
045
玄関口
(
げんくわんぐち
)
の
雨戸
(
あまど
)
をば
046
音
(
おと
)
せぬ
様
(
やう
)
にひきあけて
047
ブラリブラリと
庭内
(
ていない
)
を
048
うろつき
初
(
はじ
)
めお
菊
(
きく
)
さまは
049
もしや
外
(
そと
)
には
居
(
を
)
るまいか
050
一
(
ひと
)
つ
直接
(
ちよくせつ
)
談判
(
だんぱん
)
を
051
やつて
見
(
み
)
なくちや
納
(
をさ
)
まらぬ
052
五三公
(
いそこう
)
さまを
初
(
はじ
)
めとし
053
白河
(
しらかは
)
夜舟
(
よぶね
)
の
四
(
よ
)
人
(
にん
)
づれ
054
俺
(
おれ
)
もこれから
彼奴
(
あいつ
)
等
(
ら
)
が
055
夢
(
ゆめ
)
にも
知
(
し
)
らぬ
白河
(
しらかは
)
の
056
夜
(
よ
)
舟
(
ふね
)
に
一
(
ひと
)
つ
乗
(
の
)
つて
見
(
み
)
よか
057
櫓櫂
(
ろかい
)
の
音
(
おと
)
がキクキクと
058
聞
(
きこ
)
えて
来
(
き
)
さうなものぢやなあ
059
お
寅
(
とら
)
の
港
(
みなと
)
に
寄
(
よ
)
り
来
(
き
)
たる
060
老朽船
(
らうきうせん
)
や
新造船
(
しんざうせん
)
061
何
(
ど
)
の
方向
(
はうかう
)
を
尋
(
たづ
)
ねたら
062
波止場
(
はとば
)
に
出
(
い
)
づる
事
(
こと
)
ぢややら
063
本当
(
ほんたう
)
に
誠
(
まこと
)
に
気
(
き
)
がもめる
064
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
065
結縁
(
むすび
)
の
神
(
かみ
)
の
御恵
(
みめぐ
)
みに
066
何卒
(
なにとぞ
)
嬉
(
うれ
)
しきおもてなし
067
偏
(
ひと
)
へに
願
(
ねが
)
ひ
奉
(
たてまつ
)
る
068
朝日
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
るとも
曇
(
くも
)
るとも
069
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つとも
虧
(
か
)
くるとも
070
星
(
ほし
)
は
天
(
てん
)
から
下
(
くだ
)
るとも
071
鼬
(
いたち
)
が
最後屁
(
さいごぺ
)
放
(
ひ
)
るとても
072
お
寅
(
とら
)
婆
(
ば
)
さまが
万公
(
まんこう
)
を
073
耕
(
たがや
)
し
大神
(
だいじん
)
の
生宮
(
いきみや
)
ぢや
074
娘
(
むすめ
)
のお
菊
(
きく
)
は
地上姫
(
ちじやうひめ
)
075
テツキリ
夫婦
(
ふうふ
)
の
身魂
(
みたま
)
故
(
ゆゑ
)
076
霊肉
(
れいにく
)
茲
(
ここ
)
に
合致
(
がつち
)
して
077
大神業
(
だいしんげふ
)
に
参加
(
さんか
)
せば
078
小北
(
こぎた
)
の
山
(
やま
)
は
万歳
(
ばんざい
)
だ
079
等
(
など
)
と
甘
(
うま
)
い
事
(
こと
)
云
(
い
)
ひよつた
080
俺
(
おれ
)
はもとよりウラナイの
081
神
(
かみ
)
は
信用
(
しんよう
)
せぬけれど
082
お
寅
(
とら
)
婆
(
ば
)
さまの
言
(
い
)
ひ
草
(
ぐさ
)
が
083
万公
(
まんこう
)
さまの
気
(
き
)
に
入
(
い
)
つた
084
ここは
一先
(
ひとま
)
づ
猫冠
(
ねこかぶ
)
り
085
お
菊
(
きく
)
を
首尾
(
しゆび
)
克
(
よ
)
く
女房
(
にようばう
)
に
086
定
(
さだ
)
めた
上
(
うへ
)
に
潮時
(
しほどき
)
を
087
考
(
かんが
)
へすまし
三五
(
あななひ
)
の
088
教
(
をしへ
)
の
道
(
みち
)
に
帰順
(
きじゆん
)
させ
089
夫婦
(
ふうふ
)
手
(
て
)
に
手
(
て
)
を
取
(
と
)
り
交
(
か
)
はし
090
松彦
(
まつひこ
)
さまに
従
(
したが
)
ひて
091
悪魔
(
あくま
)
の
征途
(
せいと
)
に
上
(
のぼ
)
らうか
092
我慢
(
がまん
)
の
強
(
つよ
)
いお
寅
(
とら
)
さまも
093
可愛
(
かあい
)
い
娘
(
むすめ
)
が
三五
(
あななひ
)
の
094
道
(
みち
)
に
信仰
(
しんかう
)
した
上
(
うへ
)
は
095
屹度
(
きつと
)
信仰
(
しんかう
)
するだらう
096
さうなりや
万公
(
まんこう
)
の
結婚
(
けつこん
)
も
097
決
(
けつ
)
して
無意味
(
むいみ
)
にや
終
(
をは
)
らない
098
神
(
かみ
)
と
恋
(
こひ
)
との
二道
(
ふたみち
)
を
099
かけて
愈
(
いよいよ
)
神界
(
しんかい
)
の
100
大神業
(
だいしんげふ
)
に
加
(
くは
)
はらば
101
誠
(
まこと
)
に
都合
(
つがふ
)
のよい
事
(
こと
)
だ
102
待
(
ま
)
てば
海路
(
かいろ
)
の
風
(
かぜ
)
が
吹
(
ふ
)
く
103
松彦
(
まつひこ
)
さまは
久振
(
ひさしぶ
)
り
104
恋
(
こひ
)
しき
女房
(
にようばう
)
に
巡
(
めぐ
)
り
合
(
あ
)
ひ
105
俺
(
おれ
)
は
又
(
また
)
もや
義妹
(
いもうと
)
に
106
思
(
おも
)
はぬ
処
(
ところ
)
で
出会
(
でつく
)
はし
107
ここで
愈
(
いよいよ
)
結婚
(
けつこん
)
の
108
式
(
しき
)
を
挙
(
あ
)
げる
様
(
やう
)
になつたのも
109
何
(
なに
)
かの
神
(
かみ
)
の
引合
(
ひきあは
)
せ
110
之
(
これ
)
程
(
ほど
)
ボロイ
事
(
こと
)
はない
111
これを
思
(
おも
)
へば
五三公
(
いそこう
)
や
112
アク、タク、テクの
三
(
さん
)
人
(
にん
)
が
113
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
さうになつて
来
(
き
)
た
114
ほんに
浮世
(
うきよ
)
はままならぬ
115
神
(
かみ
)
が
表
(
おもて
)
に
現
(
あら
)
はれて
116
善
(
ぜん
)
と
悪
(
あく
)
とを
立別
(
たてわ
)
ける
117
五三公
(
いそこう
)
さまの
眼力
(
がんりき
)
は
118
実
(
じつ
)
に
驚
(
おどろ
)
く
外
(
ほか
)
はない
119
あれ
程
(
ほど
)
六
(
むつ
)
かしい
三昧経
(
さんまいきやう
)
120
苦
(
く
)
もなく
解
(
と
)
いた
其
(
その
)
手腕
(
しゆわん
)
121
並々
(
なみなみ
)
ならぬ
人物
(
じんぶつ
)
だ
122
あれを
聞
(
き
)
いたら
松彦
(
まつひこ
)
も
123
さぞや
感心
(
かんしん
)
するだらう
124
俺
(
おれ
)
も
今迄
(
いままで
)
五三公
(
いそこう
)
を
125
あれ
程
(
ほど
)
偉
(
えら
)
い
人物
(
じんぶつ
)
と
126
夢
(
ゆめ
)
にも
思
(
おも
)
うて
居
(
ゐ
)
なかつた
127
天教山
(
てんけうざん
)
に
現
(
あ
)
れませる
128
木
(
こ
)
の
花姫
(
はなひめ
)
の
御
(
ご
)
化身
(
けしん
)
か
129
何処
(
どこ
)
とはなしに
違
(
ちが
)
つてる
130
五三公
(
いそこう
)
さまの
寝姿
(
ねすがた
)
を
131
一寸
(
ちよつと
)
覗
(
うかが
)
ひ
眺
(
なが
)
むれば
132
何
(
なん
)
とも
知
(
し
)
れぬ
霊光
(
れいくわう
)
が
133
周囲
(
まはり
)
を
包
(
つつ
)
んでゐた
様
(
やう
)
だ
134
此奴
(
こいつ
)
あ
迂濶
(
うつかり
)
戯言
(
うざごと
)
も
135
云
(
い
)
ふてはならぬ
化物
(
ばけもの
)
だ
136
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
137
御霊
(
みたま
)
幸倍
(
さちはへ
)
ましまして
138
蠑螈別
(
いもりわけ
)
や
魔我彦
(
まがひこ
)
や
139
お
寅
(
とら
)
婆
(
ば
)
さまが
目
(
め
)
を
醒
(
さ
)
まし
140
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つの
三五
(
あななひ
)
の
141
道
(
みち
)
を
悟
(
さと
)
つて
神政
(
しんせい
)
の
142
教
(
をしへ
)
を
四方
(
よも
)
に
開
(
ひら
)
くべく
143
守
(
まも
)
らせ
玉
(
たま
)
へ
三五
(
あななひ
)
の
144
道
(
みち
)
を
守
(
まも
)
らす
大御神
(
おほみかみ
)
145
国治立
(
くにはるたち
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
146
慎
(
つつし
)
み
敬
(
うやま
)
ひ
祈
(
ね
)
ぎ
奉
(
まつ
)
る
147
と
庭園
(
ていえん
)
のロハ
台
(
だい
)
に
腰
(
こし
)
を
打
(
うち
)
かけて
歌
(
うた
)
つて
居
(
ゐ
)
るのは
万公
(
まんこう
)
である。
148
万公
(
まんこう
)
『あゝ、
149
何
(
なん
)
と
暗
(
くら
)
い
夜
(
よる
)
だな、
150
星
(
ほし
)
は
随分
(
ずゐぶん
)
沢山
(
たくさん
)
に
現
(
あら
)
はれてゐるが
矢張
(
やは
)
り
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
でないと
駄目
(
だめ
)
だわい、
151
然
(
しか
)
し
乍
(
なが
)
ら
青春
(
せいしゆん
)
の
血
(
ち
)
に
燃
(
も
)
ゆる
若
(
わか
)
き
男女
(
だんぢよ
)
のむすびの
神
(
かみ
)
は
矢張
(
やつぱり
)
闇夜
(
やみよ
)
だ。
152
お
菊
(
きく
)
と
情的
(
じやうてき
)
締結
(
ていけつ
)
の
最中
(
さいちう
)
に
空
(
そら
)
から
円
(
まる
)
い
顔
(
かほ
)
で
覗
(
のぞ
)
かれちや、
153
あまり
見
(
み
)
つともよくないからな。
154
あれ
見
(
み
)
やしやんせ、
155
あれ、
156
あの
人
(
ひと
)
は
157
橋
(
はし
)
の
欄干
(
らんかん
)
で
艶文
(
ふみ
)
を
読
(
よ
)
む
158
雲
(
くも
)
が
悋気
(
りんき
)
で
月
(
つき
)
かくす。
159
お
月
(
つき
)
さまも
若
(
わか
)
い
男女
(
だんぢよ
)
のローマンスを
御覧
(
ごらん
)
になると
嬉
(
うれ
)
しがつてニコニコなさるさうだ。
160
いや
嬉
(
うれ
)
しがつてでない、
161
可笑
(
をか
)
しくて
笑
(
わら
)
ふのだらう。
162
そこを
雲
(
くも
)
の
奴
(
やつ
)
、
163
悋気
(
りんき
)
しやがつて、
164
艶文
(
ふみ
)
を
見
(
み
)
えない
様
(
やう
)
にするのだから
雲
(
くも
)
と
云
(
い
)
ふ
奴
(
やつ
)
あ、
165
意地
(
いぢ
)
の
悪
(
わる
)
いものだ。
166
鬼雲彦
(
おにくもひこ
)
だつて
矢張
(
やつぱり
)
此
(
この
)
世
(
よ
)
の
雲
(
くも
)
だからな』
167
と
独
(
ひと
)
り
呟
(
つぶや
)
いて
居
(
ゐ
)
る。
168
其処
(
そこ
)
へ
足音
(
あしおと
)
を
忍
(
しの
)
ばせてやつて
来
(
く
)
る
一
(
ひと
)
つの
影
(
かげ
)
があつた。
169
万公
(
まんこう
)
は
思
(
おも
)
はず
胸
(
むね
)
を
躍
(
をど
)
らせた。
170
此
(
この
)
人影
(
ひとかげ
)
は
果
(
はた
)
して
何者
(
なにもの
)
なりしか。
171
(
大正一一・一二・一三
旧一〇・二五
北村隆光
録)
Δこのページの一番上に戻るΔ
<<< 曲角狸止
(B)
(N)
万公月 >>>
霊界物語
>
第45巻
> 第4篇 虎風獣雨 > 第16章 雨露月
Tweet
文芸社文庫『あらすじで読む霊界物語』絶賛発売中!
オニド関連サイト
最新更新情報
10/22
【霊界物語ネット】
『
王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)
』をテキスト化しました。
9/18
【
飯塚弘明.com
】
飯塚弘明著『
PTC2 出口王仁三郎の霊界物語で透見する世界現象 T之巻
』発刊!
5/8
【霊界物語ネット】
霊界物語ネットに出口王仁三郎の
第六歌集『霧の海』
を掲載しました。
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【
メールアドレス
】
【16 雨露月|第45巻(申の巻)|霊界物語/rm4516】
合言葉「みろく」を入力して下さい→