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天祥地瑞
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第79巻(午の巻)
序文
総説
第1篇 竜の島根
01 湖中の怪
〔1982〕
02 愛の追跡
〔1983〕
03 離れ島
〔1984〕
04 救ひの船
〔1985〕
05 湖畔の遊び
〔1986〕
06 再会
〔1987〕
第2篇 竜宮風景
07 相聞(一)
〔1988〕
08 相聞(二)
〔1989〕
09 祝賀の宴(一)
〔1990〕
10 祝賀の宴(二)
〔1991〕
11 瀑下の乙女
〔1992〕
12 樹下の夢
〔1993〕
13 鰐の背
〔1994〕
14 再生の歓び
〔1995〕
15 宴遊会
〔1996〕
第3篇 伊吹の山颪
16 共鳴の庭
〔1997〕
17 還元竜神
〔1998〕
18 言霊の幸
〔1999〕
19 大井の淵
〔2000〕
20 産の悩み
〔2001〕
21 汀の歎き
〔2002〕
22 天変地妖
〔2003〕
23 二名の島
〔2004〕
余白歌
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第五章
湖畔
(
こはん
)
の
遊
(
あそ
)
び〔一九八六〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻
篇:
第1篇 竜の島根
よみ(新仮名遣い):
たつのしまね
章:
第5章 湖畔の遊び
よみ(新仮名遣い):
こはんのあそび
通し章番号:
1986
口述日:
1934(昭和9)年07月16日(旧06月5日)
口述場所:
関東別院南風閣
筆録者:
谷前清子
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1934(昭和9)年10月25日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
大竜身彦の命は、四柱の重臣(春木彦、夏川彦、秋水彦、冬風彦)を従え、伊吹山に花見の遊覧を試みた。山の中腹の鏡の湖のほとりに莚を敷き、酒を酌み交わしながら歌を歌った。
大竜身彦の命が長寿を祈る祝歌を歌うと、数多の従者たちは音楽をかなでつつ踊り舞った。続いて重臣たちが、弟姫神の降臨と婚姻を祝い、竜神族の将来を希望する歌を歌った。
弟姫神となった麗子(うららか)は、竜神族に栄えをもたらす決意を歌に読み込むと、白雲はさっと開け、日月は一度に並び輝いて、たちまち第一天国の光景を現出した。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm7905
愛善世界社版:
八幡書店版:
第14輯 189頁
修補版:
校定版:
92頁
普及版:
初版:
ページ備考:
001
四季
(
しき
)
共
(
とも
)
に
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
き
匂
(
にほ
)
ふ
竜宮
(
りうぐう
)
は
002
天津
(
あまつ
)
御国
(
みくに
)
の
姿
(
すがた
)
なるかも
003
草
(
くさ
)
も
木
(
き
)
も
春
(
はる
)
の
光
(
ひかり
)
をあびながら
004
この
島国
(
しまくに
)
に
永久
(
とは
)
に
栄
(
さか
)
ゆる
005
常夏
(
とこなつ
)
の
竜宮
(
りうぐう
)
の
島
(
しま
)
は
木
(
こ
)
の
実
(
み
)
さへ
006
ゆたかなりけり
到
(
いた
)
るところに
007
山
(
やま
)
も
川
(
かは
)
も
清
(
きよ
)
く
清
(
すが
)
しく
竜神
(
たつがみ
)
の
008
心
(
こころ
)
は
見
(
み
)
かけによらずやさしき
009
もろもろの
魚族
(
うろくづ
)
等
(
たち
)
はこの
島
(
しま
)
に
010
いより
集
(
つど
)
ひて
生命
(
いのち
)
栄
(
さか
)
ゆる
011
八千尋
(
やちひろ
)
の
底
(
そこ
)
までうつる
竜宮
(
りうぐう
)
の
012
大竜殿
(
だいりうでん
)
のかげは
清
(
すが
)
しき
013
大竜身彦
(
おほたつみひこ
)
に
昔
(
むかし
)
ゆ
仕
(
つか
)
へたる
014
春夏
(
はるなつ
)
秋冬
(
あきふゆ
)
四柱神
(
よはしらがみ
)
あり
015
一
(
いち
)
人
(
にん
)
は
春木彦
(
はるきひこ
)
と
言
(
い
)
ひ
一
(
いち
)
人
(
にん
)
は
016
夏川彦
(
なつかはひこ
)
と
称
(
たた
)
へ
来
(
き
)
にけり
017
又
(
また
)
一
(
いち
)
人
(
にん
)
秋水彦
(
あきみづひこ
)
に
冬風彦
(
ふゆかぜひこ
)
018
以上
(
いじやう
)
四
(
よ
)
人
(
にん
)
は
御供神
(
みともがみ
)
なり。
019
大竜身彦
(
おほたつみひこ
)
の
命
(
みこと
)
は
弟姫神
(
おとひめがみ
)
を
伴
(
ともな
)
ひ、
020
四柱
(
よはしら
)
の
重臣
(
ぢうしん
)
を
従
(
したが
)
へ、
021
伊吹山
(
いぶきやま
)
に
花
(
はな
)
の
真盛
(
まさか
)
りを
見
(
み
)
むと、
022
弁当
(
べんたう
)
をこしらへ、
023
数多
(
あまた
)
の
竜神
(
たつがみ
)
等
(
たち
)
に
前後
(
ぜんご
)
左右
(
さいう
)
を
守
(
まも
)
らせ、
024
一
(
いち
)
日
(
にち
)
の
遊覧
(
いうらん
)
を
試
(
こころ
)
みた。
025
伊吹山
(
いぶきやま
)
の
中腹
(
ちうふく
)
には
稍
(
やや
)
大
(
おほ
)
いなる
湖水
(
こすい
)
あり。
026
日月
(
じつげつ
)
星辰
(
せいしん
)
をうつして
永久
(
とこしへ
)
に
鏡
(
かがみ
)
の
如
(
ごと
)
く
光
(
ひか
)
りゐる、
027
この
湖水
(
こすい
)
を
鏡
(
かがみ
)
の
湖
(
うみ
)
と
称
(
とな
)
ふ。
028
大竜身彦
(
おほたつみひこ
)
の
命
(
みこと
)
は
湖
(
みづうみ
)
の
辺
(
ほとり
)
に
狭筵
(
さむしろ
)
を
敷
(
し
)
き、
029
果
(
こ
)
の
実
(
み
)
の
酒
(
さけ
)
等
(
など
)
を
汲
(
く
)
み
交
(
かは
)
しながら、
030
『
伊吹山
(
いぶきやま
)
峯
(
みね
)
よりおつる
谷水
(
たにみづ
)
の
031
清
(
きよ
)
く
流
(
なが
)
れて
鏡湖
(
かがみこ
)
となりぬ
032
この
湖
(
うみ
)
は
弟姫神
(
おとひめがみ
)
の
御心
(
みこころ
)
か
033
清
(
きよ
)
くさやけく
永久
(
とは
)
に
濁
(
にご
)
らず
034
山水
(
やまみづ
)
をここに
集
(
あつ
)
めて
湖
(
うみ
)
となし
035
数多
(
あまた
)
のやまめを
生
(
い
)
かし
育
(
そだ
)
てつ
036
手
(
て
)
を
拍
(
う
)
てば
競
(
きそ
)
ひより
来
(
く
)
る
山
(
やま
)
の
魚
(
うを
)
の
037
やさしき
姿
(
すがた
)
君
(
きみ
)
に
見
(
み
)
せばや』
038
弟姫神
(
おとひめがみ
)
は
微笑
(
ほほゑ
)
みながら、
039
『この
国
(
くに
)
に
吾
(
われ
)
渡
(
わた
)
り
来
(
き
)
て
眼
(
め
)
にふるる
040
もののことごとめづらしきかも
041
手
(
て
)
を
拍
(
う
)
てばより
来
(
く
)
る
魚
(
うを
)
のやさしさを
042
吾
(
われ
)
竜宮
(
りうぐう
)
の
姿
(
すがた
)
とぞ
見
(
み
)
る
043
湖水
(
いけみづ
)
に
二人
(
ふたり
)
のかげをうつしつつ
044
誓
(
ちか
)
ひ
奉
(
まつ
)
らむ
永久
(
とは
)
の
縁
(
えにし
)
を
045
今
(
いま
)
は
世
(
よ
)
になき
吾
(
われ
)
と
思
(
おも
)
ひきや
046
かかる
目出度
(
めでた
)
き
山
(
やま
)
に
遊
(
あそ
)
ぶも
047
女郎花
(
をみなへし
)
風
(
かぜ
)
にゆられて
咲
(
さ
)
き
匂
(
にほ
)
ふ
048
花
(
はな
)
の
姿
(
すがた
)
のやさしきろかも
049
紫
(
むらさき
)
に
匂
(
にほ
)
ふ
桔梗
(
ききやう
)
の
芳
(
かんば
)
しさ
050
千代
(
ちよ
)
にしをるな
吾
(
われ
)
飽
(
あ
)
くまでも
051
藤
(
ふぢ
)
の
花
(
はな
)
所狭
(
ところせ
)
きまで
咲
(
さ
)
き
匂
(
にほ
)
ふ
052
この
湖
(
うみ
)
の
辺
(
へ
)
のかげの
清
(
すが
)
しさ
053
水底
(
みなそこ
)
に
咲
(
さ
)
けるが
如
(
ごと
)
くうつろへる
054
藤波
(
ふぢなみ
)
の
花
(
はな
)
は
殊
(
こと
)
にめでたし』
055
大竜身彦
(
おほたつみひこ
)
の
命
(
みこと
)
は
歌
(
うた
)
ふ。
056
『
遠
(
とほ
)
き
神代
(
かみよ
)
の
昔
(
むかし
)
より
057
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
御
(
おん
)
鼻
(
はな
)
と
058
つたはり
来
(
きた
)
る
伊吹山
(
いぶきやま
)
059
生
(
お
)
ふる
草木
(
くさき
)
はことごとに
060
人
(
ひと
)
の
病
(
やまひ
)
をいやすてふ
061
薬
(
くすり
)
ばかりと
聞
(
き
)
くからは
062
これの
尾
(
を
)
の
上
(
へ
)
ゆ
落
(
お
)
ちたぎつ
063
谷
(
たに
)
の
清水
(
しみづ
)
を
集
(
あつ
)
めたる
064
鏡
(
かがみ
)
の
湖
(
いけ
)
の
水底
(
みそこ
)
まで
065
その
一滴
(
いつてき
)
も
薬
(
くすり
)
とや
066
薬
(
くすり
)
の
水
(
みづ
)
を
掌
(
て
)
に
掬
(
むす
)
び
067
千代
(
ちよ
)
も
八千代
(
やちよ
)
も
玉
(
たま
)
の
緒
(
を
)
の
068
生命
(
いのち
)
保
(
たも
)
ちて
不老
(
ふらう
)
不死
(
ふし
)
069
常世
(
とこよ
)
の
春
(
はる
)
を
楽
(
たの
)
しまむ
070
この
水
(
みづ
)
変
(
へん
)
じて
酒
(
さけ
)
となり
071
薬
(
くすり
)
となりて
神人
(
しんじん
)
の
072
心
(
こころ
)
を
照
(
てら
)
しなぐさめつ
073
げにも
名
(
な
)
におふ
竜宮
(
りうぐう
)
の
074
貴
(
うづ
)
の
聖地
(
せいち
)
とひびくらむ
075
国津
(
くにつ
)
御神
(
みかみ
)
の
御
(
おん
)
種
(
たね
)
を
076
降
(
くだ
)
し
給
(
たま
)
ひし
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
の
077
深
(
ふか
)
き
恵
(
めぐみ
)
は
八千尋
(
やちひろ
)
の
078
鏡湖
(
かがみこ
)
の
底
(
そこ
)
も
曇
(
くも
)
るべきや
079
高
(
たか
)
き
恵
(
めぐみ
)
は
大空
(
おほぞら
)
の
080
雲井
(
くもゐ
)
の
外
(
そと
)
もしかざらめ
081
あな
面白
(
おもしろ
)
やあなさやけ
082
天
(
あま
)
の
岩戸
(
いはと
)
の
開
(
ひら
)
け
口
(
ぐち
)
083
竜宮
(
りうぐう
)
の
島
(
しま
)
は
今日
(
けふ
)
よりは
084
地上
(
ちじやう
)
天国
(
てんごく
)
そのままに
085
人
(
ひと
)
の
生命
(
いのち
)
も
延
(
の
)
ぶるらむ
086
祝
(
いは
)
へよ
祝
(
いは
)
へ
百神
(
ももがみ
)
よ
087
踊
(
をど
)
れよ
踊
(
をど
)
れいさましく
088
大地
(
だいち
)
の
底
(
そこ
)
のぬけるまで』
089
この
歌
(
うた
)
に
警護
(
けいご
)
の
竜神
(
たつがみ
)
等
(
たち
)
は
鏡
(
かがみ
)
の
湖
(
うみ
)
を
取
(
と
)
り
巻
(
ま
)
きて、
090
種々
(
くさぐさ
)
の
楽
(
がく
)
を
奏
(
かな
)
でつつ
右往
(
うわう
)
左往
(
さわう
)
に
舞
(
ま
)
ひ
狂
(
くる
)
ふ。
091
その
状態
(
さま
)
は、
092
百千万
(
ももちよろづ
)
の
胡蝶
(
こてふ
)
の
一
(
いち
)
時
(
じ
)
に
狂
(
くる
)
ふが
如
(
ごと
)
く、
093
爛漫
(
らんまん
)
たる
桜花
(
あうくわ
)
の
春風
(
はるかぜ
)
に
吹
(
ふ
)
き
散
(
ち
)
る
如
(
ごと
)
き
有様
(
ありさま
)
なりける。
094
春木彦
(
はるきひこ
)
は
汀辺
(
みぎはべ
)
に
立
(
た
)
ち、
095
湖面
(
こめん
)
を
眺
(
なが
)
めて
声
(
こゑ
)
高
(
たか
)
らかに
歌
(
うた
)
ふ。
096
『
有難
(
ありがた
)
し
弟姫神
(
おとひめがみ
)
の
現
(
あ
)
れまして
097
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
が
生命
(
いのち
)
守
(
まも
)
り
給
(
たま
)
はむ
098
春
(
はる
)
の
陽
(
ひ
)
の
光
(
ひか
)
りをあびて
竜神
(
たつがみ
)
は
099
永久
(
とは
)
に
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
く
御代
(
みよ
)
に
生
(
い
)
きなむ
100
伊吹山
(
いぶきやま
)
春
(
はる
)
の
木
(
こ
)
の
葉
(
は
)
は
芽
(
め
)
ぐみたり
101
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐみ
)
の
一片
(
ひとひら
)
として
102
爛漫
(
らんまん
)
と
咲
(
さ
)
き
乱
(
みだ
)
れたる
山桜
(
やまざくら
)
103
吾
(
わが
)
眼
(
め
)
新
(
あたら
)
しくよみがへらすも
104
春夏
(
はるなつ
)
のけぢめも
知
(
し
)
らに
咲
(
さ
)
き
匂
(
にほ
)
ふ
105
百
(
もも
)
の
花香
(
はなか
)
の
匂
(
にほ
)
ひめでたし
106
春
(
はる
)
の
花
(
はな
)
秋
(
あき
)
の
花香
(
はなか
)
も
一時
(
ひととき
)
に
107
御代
(
みよ
)
を
祝
(
いは
)
ひて
咲
(
さ
)
くはめでたき』
108
夏川彦
(
なつかはひこ
)
は
歌
(
うた
)
ふ。
109
『
吾
(
われ
)
も
亦
(
また
)
汀辺
(
みぎはべ
)
に
立
(
た
)
ちてもの
申
(
まう
)
す
110
竜宮島
(
りうぐうじま
)
の
幸
(
さち
)
を
祝
(
いは
)
ひて
111
葭原
(
よしはら
)
の
国土
(
くに
)
より
天降
(
あも
)
る
姫神
(
ひめがみ
)
の
112
姿
(
すがた
)
は
世
(
よ
)
にも
類
(
たぐひ
)
なきかな
113
細女
(
くはしめ
)
に
見合
(
みあ
)
ひましたる
吾
(
わが
)
君
(
きみ
)
の
114
幸
(
さち
)
とこしへにあれと
祈
(
いの
)
るも
115
麗子姫
(
うららかひめ
)
は
竜宮城
(
りうぐうじやう
)
の
弟姫
(
おとひめ
)
と
116
あらためまして
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
を
恵
(
めぐ
)
ます
117
弟姫
(
おとひめ
)
の
神
(
かみ
)
の
天降
(
あも
)
りしなかりせば
118
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
が
子孫
(
しそん
)
は
永久
(
とは
)
に
浮
(
うか
)
ばじ
119
あさましき
姿
(
すがた
)
を
持
(
も
)
てる
竜神
(
たつがみ
)
の
120
眼
(
め
)
にめづらしき
弟姫
(
おとひめ
)
の
神
(
かみ
)
よ
121
夏川
(
なつかは
)
も
水瀬
(
みなせ
)
涸
(
か
)
れずに
滔々
(
たうたう
)
と
122
鏡
(
かがみ
)
の
湖
(
うみ
)
に
注
(
そそ
)
ぐうれしさ
123
水
(
みづ
)
清
(
きよ
)
き
鏡
(
かがみ
)
の
湖
(
うみ
)
の
御姿
(
みすがた
)
は
124
弟姫神
(
おとひめがみ
)
の
姿
(
すがた
)
なるかも
125
月
(
つき
)
も
日
(
ひ
)
も
波間
(
なみま
)
に
浮
(
うか
)
ぶ
鏡湖
(
かがみこ
)
の
126
昼夜
(
ちうや
)
の
眺
(
なが
)
めは
世
(
よ
)
にもまれなる
127
魚族
(
うろくづ
)
は
君
(
きみ
)
の
出
(
い
)
でまし
歓
(
ゑら
)
ぎつつ
128
水面
(
みのも
)
にあぎとふ
百千
(
ひやくせん
)
のかげ』
129
秋水彦
(
あきみづひこ
)
は
歌
(
うた
)
ふ。
130
『
打寄
(
うちよ
)
する
鏡
(
かがみ
)
の
湖
(
いけ
)
の
小波
(
さざなみ
)
は
131
吾
(
わが
)
竜体
(
りうたい
)
を
清
(
きよ
)
く
洗
(
あら
)
へり
132
鱗身
(
りんしん
)
の
間
(
あひだ
)
に
棲
(
す
)
める
水虫
(
みづむし
)
の
133
かげはひそみて
快
(
こころよ
)
き
今日
(
けふ
)
134
今日
(
けふ
)
よりは
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
が
一族
(
いちぞく
)
ことごとく
135
三寒
(
さんかん
)
三熱
(
さんねつ
)
の
苦
(
く
)
をのがるべし
136
三千年
(
みちとせ
)
のなやみにたへて
人
(
ひと
)
となり
137
この
世
(
よ
)
に
生
(
い
)
くると
思
(
おも
)
へば
尊
(
たふと
)
し
138
三千年
(
みちとせ
)
の
月日
(
つきひ
)
をちぢめて
人
(
ひと
)
の
身
(
み
)
を
139
保
(
たも
)
つ
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
は
弟姫
(
おとひめ
)
の
幸
(
さち
)
140
時
(
とき
)
を
経
(
へ
)
て
吾
(
わが
)
竜体
(
りうたい
)
はなめらかに
141
人心地
(
ひとごこち
)
すも
楽
(
たの
)
もしの
世
(
よ
)
や
142
弟姫神
(
おとひめがみ
)
の
宣
(
の
)
らす
祝詞
(
のりと
)
の
言霊
(
ことたま
)
に
143
吾
(
わが
)
身体
(
からたま
)
は
新
(
あらた
)
まりゆくも
144
にごりなき
秋
(
あき
)
の
水
(
みづ
)
さへ
魚族
(
うろくづ
)
は
145
あまたの
虫
(
むし
)
になやまされたり
146
鱗肌
(
うろこはだ
)
の
間
(
あひだ
)
にひそむ
蛆虫
(
うじむし
)
の
147
かげはつぎつぎ
消
(
き
)
え
失
(
う
)
せにけり
148
万里
(
まで
)
の
海
(
うみ
)
の
中
(
なか
)
に
浮
(
うか
)
べる
葭原
(
よしはら
)
の
149
国土
(
くに
)
にもかかるなやみありしか
150
玉耶湖
(
たまやこ
)
の
広
(
ひろ
)
きが
中
(
なか
)
に
竜宮
(
りうぐう
)
の
151
島
(
しま
)
は
愛
(
めぐ
)
しき
島
(
しま
)
なりにけり
152
罪
(
つみ
)
深
(
ふか
)
きにごれる
玉
(
たま
)
の
集
(
あつ
)
まりを
153
竜
(
たつ
)
の
島根
(
しまね
)
と
名
(
な
)
づけ
来
(
き
)
にけむ
154
何故
(
なにゆゑ
)
かこの
島ケ根
(
しまがね
)
に
住
(
す
)
む
人
(
ひと
)
は
155
人面
(
にんめん
)
竜身
(
りうしん
)
はかなかりけり
156
天
(
てん
)
の
時
(
とき
)
今
(
いま
)
や
来
(
きた
)
りて
水上山
(
みなかみやま
)
の
157
麗子姫
(
うららかひめ
)
の
幸
(
さち
)
に
会
(
あ
)
ふかな』
158
冬風彦
(
ふゆかぜひこ
)
は
歌
(
うた
)
ふ。
159
『
伊吹山
(
いぶきやま
)
峯
(
みね
)
より
颪
(
おろ
)
す
寒風
(
かんぷう
)
に
160
冬
(
ふゆ
)
さり
来
(
く
)
れば
塞
(
とざ
)
す
湖
(
みづうみ
)
161
冬
(
ふゆ
)
されば
湖
(
うみ
)
の
魚族
(
うろくづ
)
ことごとく
162
水底
(
みそこ
)
にひそみて
世
(
よ
)
を
嘆
(
なげ
)
くなり
163
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐみ
)
いよいよ
現
(
あらは
)
れて
164
弟姫神
(
おとひめがみ
)
は
天降
(
あも
)
りましける
165
弟姫
(
おとひめ
)
の
神
(
かみ
)
の
言霊
(
ことたま
)
幸
(
さち
)
はひて
166
冬
(
ふゆ
)
も
湖
(
みづうみ
)
凍
(
こほ
)
らざるべし
167
草
(
くさ
)
も
木
(
き
)
も
冬
(
ふゆ
)
さり
来
(
く
)
れば
萎
(
しを
)
るるを
168
かなしく
思
(
おも
)
ふ
吾
(
われ
)
なりにけり
169
今日
(
けふ
)
よりはこの
島ケ根
(
しまがね
)
に
冬
(
ふゆ
)
もなく
170
常春島
(
とこはるじま
)
となりて
栄
(
さか
)
えむ
171
吾
(
わが
)
君
(
きみ
)
の
御供
(
みとも
)
に
仕
(
つか
)
へ
鏡湖
(
かがみこ
)
の
172
いそ
辺
(
べ
)
に
宴
(
うたげ
)
の
蓆
(
むしろ
)
楽
(
たの
)
しき
173
百神
(
ももがみ
)
は
君
(
きみ
)
の
出
(
い
)
でましよろこびて
174
右往
(
うわう
)
左往
(
さわう
)
に
踊
(
をど
)
り
狂
(
くる
)
へり
175
あなさやけあなおもしろや
竜宮
(
りうぐう
)
の
176
島根
(
しまね
)
は
花
(
はな
)
にうづもれにけり
177
山
(
やま
)
青
(
あを
)
く
谷水
(
たにみづ
)
清
(
きよ
)
く
湖
(
いけ
)
の
面
(
も
)
は
178
月日
(
つきひ
)
浮
(
うか
)
べて
天国
(
みくに
)
ただよふ』
179
大竜身彦
(
おほたつみひこ
)
の
命
(
みこと
)
は
歌
(
うた
)
ふ。
180
『
仰
(
あふ
)
ぎ
見
(
み
)
れば
伊吹
(
いぶき
)
の
尾根
(
をね
)
に
白雲
(
しらくも
)
の
181
風
(
かぜ
)
にゆられて
安
(
やす
)
く
遊
(
あそ
)
べる
182
尾
(
を
)
の
上
(
へ
)
には
白雲
(
しらくも
)
遊
(
あそ
)
び
中原
(
なかはら
)
の
183
湖
(
いけ
)
のほとりに
吾
(
われ
)
は
遊
(
あそ
)
ぶも
184
白雲
(
しらくも
)
のほころびすかして
日
(
ひ
)
の
神
(
かみ
)
は
185
清
(
きよ
)
き
光
(
ひか
)
りを
照
(
てら
)
させ
給
(
たま
)
へり
186
白雲
(
しらくも
)
をよくよく
見
(
み
)
ればその
中心
(
なかご
)
に
187
紫
(
むらさき
)
の
雲
(
くも
)
かくろへる
見
(
み
)
ゆ
188
紫
(
むらさき
)
の
雲
(
くも
)
を
開
(
ひら
)
きて
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
は
189
この
湖
(
いけ
)
の
面
(
も
)
を
照
(
てら
)
させ
給
(
たま
)
へり
190
頂
(
いただき
)
に
曲津
(
まが
)
神
(
かみ
)
棲
(
す
)
むとつたへたる
191
伊吹
(
いぶき
)
の
山
(
やま
)
も
今日
(
けふ
)
は
清
(
すが
)
しき
192
天
(
あめ
)
も
地
(
つち
)
も
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
けし
心地
(
ここち
)
して
193
吾
(
われ
)
弟姫
(
おとひめ
)
の
湖
(
いけ
)
の
辺
(
へ
)
に
遊
(
あそ
)
ぶ』
194
麗子
(
うららか
)
の
弟姫
(
おとひめ
)
は
声
(
こゑ
)
さはやかに
歌
(
うた
)
ふ。
195
『
千早振
(
ちはやぶ
)
るとほき
神代
(
かみよ
)
の
昔
(
むかし
)
より
196
ためしも
知
(
し
)
らぬ
竜宮
(
りうぐう
)
の
197
竜
(
たつ
)
の
都
(
みやこ
)
に
渡
(
わた
)
り
来
(
き
)
て
198
怪
(
あや
)
しき
人
(
ひと
)
のかげを
見
(
み
)
つ
199
心
(
こころ
)
いぶかる
折
(
をり
)
もあれ
200
金銀
(
きんぎん
)
珠玉
(
しゆぎよく
)
をちりばめし
201
眼
(
まなこ
)
輝
(
かがや
)
く
高輿
(
たかごし
)
に
202
吾
(
われ
)
はかつがれすくすくと
203
鉄門
(
かなど
)
をくぐり
又一
(
またひと
)
つ
204
高
(
たか
)
き
鉄門
(
かなど
)
をくぐりぬけ
205
いや
高殿
(
たかどの
)
に
送
(
おく
)
られて
206
大竜身彦
(
おほたつみひこ
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
207
竜
(
たつ
)
の
島根
(
しまね
)
を
護
(
まも
)
るべく
208
朝夕
(
あしたゆふべ
)
をつつしみて
209
神
(
かみ
)
の
依
(
よ
)
さしの
神言
(
かみごと
)
を
210
声
(
こゑ
)
高
(
たか
)
らかに
宣
(
の
)
りつれば
211
不思議
(
ふしぎ
)
なるかな
島ケ根
(
しまがね
)
に
212
生
(
お
)
ふる
草木
(
くさき
)
は
色
(
いろ
)
深
(
ふか
)
み
213
百花
(
ももばな
)
千花
(
ちばな
)
一時
(
ひととき
)
に
214
艶
(
えん
)
を
競
(
きそ
)
ひて
咲
(
さ
)
き
乱
(
みだ
)
れ
215
四方
(
よも
)
に
芳香
(
はうかう
)
薫
(
くん
)
じつつ
216
迦陵
(
かりよう
)
頻伽
(
びんが
)
は
言
(
い
)
ふも
更
(
さら
)
217
百鳥
(
ももとり
)
千鳥
(
ちどり
)
の
鳴
(
な
)
く
声
(
こゑ
)
も
218
いやさやさやにひびくなり
219
吹
(
ふ
)
き
来
(
く
)
る
風
(
かぜ
)
もやはらかに
220
山
(
やま
)
の
尾
(
を
)
の
上
(
へ
)
や
裳裾
(
もすそ
)
まで
221
恵
(
めぐみ
)
の
露
(
つゆ
)
のうるほひつ
222
よみがへりたる
目出度
(
めでた
)
さよ
223
吾
(
われ
)
は
三年
(
みとせ
)
をこの
島
(
しま
)
に
224
生
(
い
)
き
栄
(
さか
)
えつつ
島人
(
しまびと
)
に
225
永久
(
とは
)
の
生命
(
いのち
)
と
御栄
(
みさか
)
えを
226
神
(
かみ
)
に
誓
(
ちか
)
ひて
与
(
あた
)
ふべし
227
勇
(
いさ
)
めよ
勇
(
いさ
)
め
百神
(
ももがみ
)
よ
228
よろこべ
踊
(
をど
)
れ
歌
(
うた
)
へ
舞
(
ま
)
へ
229
天
(
あま
)
の
岩戸
(
いはと
)
は
開
(
ひら
)
けたり
230
闇
(
やみ
)
の
鉄門
(
かなど
)
は
開
(
あ
)
け
放
(
はな
)
れ
231
御空
(
みそら
)
の
月日
(
つきひ
)
は
明
(
あき
)
らけく
232
この
国原
(
くにはら
)
を
照
(
てら
)
すなり
233
昼夜
(
ちうや
)
の
区別
(
くべつ
)
なきまでに
234
月日
(
つきひ
)
こもごも
照
(
て
)
らひまし
235
竜神
(
たつがみ
)
等
(
たち
)
は
言
(
い
)
ふも
更
(
さら
)
236
湖
(
うみ
)
の
魚族
(
うろくづ
)
山
(
やま
)
や
野
(
の
)
の
237
草木
(
くさき
)
の
末
(
すゑ
)
に
至
(
いた
)
るまで
238
恵
(
めぐみ
)
の
露
(
つゆ
)
の
輝
(
かがや
)
きて
239
世
(
よ
)
はとこしへに
栄
(
さか
)
ゆらむ
240
ああ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
241
神
(
かみ
)
の
依
(
よ
)
さしの
生言霊
(
いくことたま
)
を
242
朝夕
(
あさゆふ
)
宣
(
の
)
らへ
竜神
(
たつがみ
)
等
(
たち
)
よ』
243
と
歌
(
うた
)
ひ
給
(
たま
)
へば、
244
尾
(
を
)
の
上
(
へ
)
に
遊
(
あそ
)
びし
白雲
(
しらくも
)
はさつと
左右
(
さいう
)
に
開
(
ひら
)
き、
245
次第
(
しだい
)
々々
(
しだい
)
に
影
(
かげ
)
失
(
う
)
せて
日月
(
じつげつ
)
一度
(
いちど
)
に
並
(
なら
)
び
輝
(
かがや
)
き、
246
忽
(
たちま
)
ち
第一
(
だいいち
)
天国
(
てんごく
)
の
光景
(
くわうけい
)
を
現出
(
げんしゆつ
)
したるこそ
尊
(
たふと
)
けれ。
247
ああ
惟神
(
かむながら
)
御霊
(
みたま
)
幸倍
(
さちはへ
)
坐世
(
ましませ
)
。
248
(
昭和九・七・一六
旧六・五
於関東別院南風閣
谷前清子
謹録)
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