愛善の
花咲き
充つる
神の
代は
人の
心も
華やかなるらむ
〈序〉
我国は
徳主法従神国なれば
理屈ばかりで
治まらぬ
国〈序〉
大日本の
国は
更なり
地の
上の
凡てに
道を
明かす
斯道〈序〉
善きにつけ
悪しきにつけてうれしきは
神に
任せし
心なりけり
〈総説(初)〉
天も
地も
清め
澄して
大本の
神の
教を
布かむとぞ
思ふ
〈総説(初)〉
我魂汚なき
物と
思ふかな
研けば
光ることを
忘れて
〈総説(初)〉
今日の
日は
暮果てたれど
今更に
業怠りし
事をしぞくゆ
〈総説(初)〉
量り
無き
教の
玉と
成なんと
朝夕心研きこそすれ
〈総説(初)〉
真寸鏡見むと
思へば
外国の
醜の
教の
塵をはらへよ
〈第1章〉
何事も
神の
御教に
任すこそ
罪を
清むる
便りなりけれ
〈第2章〉
ヒマラヤの
山より
高き
神教は
高天原に
昇るかけはし
〈第2章〉
刈ごもの
乱れたる
世を
治めむと
本つ
教を
説きひろめたり
〈第3章〉
親々の
立てたる
教をひと
筋に
守るはおのが
願ひなりけり
〈第3章〉
日も
月も
天津御神の
造られし
物と
思へばわが
物は
無し
〈第4章〉
親しきは
常のことなり
皇神の
直なる
御法曲ぐるべしやは
〈第6章〉
世の
人の
口の
車に
乗せられな
悪魔は
人の
口を
借るなり
〈第6章〉
踏て
行く
神の
正道広けれど
心せざればつまづきぞする
〈第6章〉
五十鈴川澄み
渡りたるひと
筋の
清き
流れは
世を
洗ふなり
〈第7章〉
神といへば
皆かしこくや
思ふらむ
鬼をろちあり
曲津霊もあり
〈第8章〉
我こそは
神の
教の
御柱と
誇りたかぶる
醜のとりつぎ
〈第8章〉
勇ましく
事はなすとも
恥づること
知らずば
遂に
争とならむ
〈第9章〉
真心をこめて
御教をとく
舌の
剣に
亡ぶ
曲津霊の
神〈第9章〉
選まれて
教の
柱と
生れたる
ひとの
言霊世を
活かすなり
〈第12章〉
大方の
世人の
眠りさましたる
人は
現世の
木鐸なりけり
〈第12章〉
神つ
代の
神の
御典を
明めて
本津大道に
世人を
導け
〈第13章〉
二世契る
夫婦の
間も
踏みて
行く
道し
違へば
憎み
争ふ
〈第14章〉
博愛の
神の
教を
聞かずして
身を
亡ぼすは
己が
為す
罪〈第14章〉
神言を
正しく
説きたるひとつ
火の
光は
闇世の
灯台なりけり
〈第14章〉
君のため
御国のために
尽したる
人をなやむる
暗世忌々しき
〈第14章〉
奇魂曽富戸の
神と
生れたる
人は
現世の
導師なりけり
〈第14章〉
蹴落され
踏みにじられて
世のために
つくせしひとは
真の
神なる
〈第16章〉
斯の
道の
蘊奥を
深く
究めたる
人のひらきし
三五の
教〈第17章〉
逆しまの
世に
悩みたる
人草を
生かさむとして
天降りし
神子はも
〈第17章〉
天津空ゆ
地上のために
降りたる
ひとの
子独り
世を
偲び
泣く
〈第17章〉
神殿に
神は
在ねど
人々の
斎かむたびに
天降ますかも
〈第18章〉
皇神の
恩頼に
報いむと
直心かけて
拝む
斎庭〈第18章〉
国々の
神の
政を
知食す
生国魂の
御勲功著きも
〈第19章〉
敷島の
道開きたるひとの
声は
天地四方に
鳴り
渡るなり
〈第21章〉
皇国のために
誠を
尽したる
人の
子攻むる
世こそ
歎てき
〈第21章〉
背に
腹を
替へて
斯の
世に
降りたる
人の
子攻むる
世こそ
歎てき
〈第22章〉
形ある
宝に
眼くらみなば
罪に
汚れし
身となりぬべし
〈第22章〉
人を
愛で
慈しむとも
天地に
おそるるなくば
道にさからふ
〈第22章〉
味気なき
舌の
剣や
大砲は
万のあだを
招き
集むる
〈第22章〉
久方の
天津御神の
御心は
人の
魂の
基なりけり
〈第23章〉
肝向ふ
人の
心は
天地の
神のまにまに
動きこそすれ
〈第23章〉
軒ゆがみ
壁の
落ちたる
人の
家に
産声あげし
瑞御魂かも
〈第24章〉
反きたる
人も
吾が
子の
如くして
神は
恵みに
活かせたまはむ
〈第26章〉
高天原紫微の
宮より
降りたる
ひとつの
魂ぞ
世の
光なれ
〈第27章〉
千早振神の
任さしに
天降りたる
人の
御魂は
顕幽に
照る
〈第27章〉
苦しみて
数多の
人に
使はれて
始めて
人を
使ふの
道知る
〈第29章〉
命まで
道に
捧ぐる
心あらば
如何なる
事も
叶はざらめや
〈第29章〉
天津神依さし
給ひし
真心も
省みせずば
曲津霊とならむ
〈第31章〉
年若き
時より
神と
呼ばれたる
人の
世に
立つ
五六七の
神代かな
〈第32章〉
何もかも
知りつくしたる
人の
子の
出づる
五六七の
御代ぞ
待たるる
〈第32章〉
和妙の
綾の
聖地に
召されたる
人は
伊都能売みたまなりけり
〈第33章〉
奴婆玉の
闇に
御魂を
汚したる
ひとを
清むと
伊都能売の
神〈第33章〉
根底までおちたる
人を
救はむと
ミカエルとなり
現れし
伊都能売〈第34章〉
腹借りて
賎ケ伏家に
産声を
あげたるひとの
神の
子珍らし
〈第36章〉
王仁といふ
韓の
物識皇国に
そぐはぬ
教を
伝へけるかな
〈第37章〉
同じ
名の
出口の
王仁は
日の
本の
本つ
教を
開き
初めけり
〈第37章〉
足曳の
山路を
夜半にたどる
身は
月の
神こそ
力なりけり
〈第39章〉
石の
上古事記は
神つ
代の
神のいさをのしるべなりけり
〈第39章〉
素盞嗚の
神の
命の
作らしし
三十一文字は
言霊の
本よ
〈第39章〉
敷島の
歌の
調べは
知らねども
世人のために
作りそめけり
〈第39章〉
知らずして
知り
顔なすは
曲霊の
神に
魅れし
人にぞありける
〈第40章〉
吾こそは
神の
霊の
宮居ぞと
世人を
欺く
曲津霊の
神〈第40章〉
越国の
雪より
清き
大道も
世は
白妙のとく
人もなし
〈第41章〉
千早振神の
教をかしこみて
駒立てなほす
元の
住処へ
〈第42章〉
言霊の
幸ふ
国に
生れきて
神の
御声を
聞かぬ
人あり
〈第43章〉
千早振神ぞあらはれきたのそらの
綾の
高天に
教伝へますも
〈第43章〉
烏羽玉の
世を
晴さむとあらがねの
地の
御祖は
現れましにけり
〈第43章〉
言霊の
天照る
国の
尊とさは
神の
御声を
居ながらに
聞く
〈第45章〉
恥かしく
無きまで
心洗へかし
身魂の
審判はじめかくれば
〈第46章〉
何事がありとも
世びと
心せよ
罪ある
限り
祓ひ
清むる
〈第46章〉
久方の
天津空より
降りたる
ひとつの
御魂は
神の
楯なる
〈第48章〉
不思議なる
赤縄の
糸のからみたる
人の
子つひに
世に
勝てるなり
〈第48章〉
現し
世の
総ての
人に
幽世の
様教へむと
神現れましぬ
〈第49章〉
隔たりし
天と
地との
結びより
生れ
出でたる
人の
子神の
子〈第49章〉
幽世の
事はなほ
更現し
世の
事さへ
知らぬ
神の
子うたてき
〈第49章〉
如何にして
知らさむ
由もなきじやくり
神の
心は
山時鳥〈第49章〉
霊交活力体因出燃地成弥疑足諸血夜出の
神の
功績〈第50章〉
隠身而形も
見えず
声もなき
まことの
神は
御中主なり
〈第50章〉
神の
元人の
初まりつばらかに
知りたる
者は
神の
外無し
〈第50章〉
[この余白歌は八幡書店版霊界物語収録の余白歌を参考に作成しました]