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霊界物語
霊主体従(第1~12巻)
第4巻(卯の巻)
序
凡例
総説
第1篇 八洲の川浪
第1章 常世会議
第2章 聖地の会議
第3章 使臣の派遣
第4章 乱暴な提案
第5章 議場の混乱
第6章 怪また怪
第7章 涼風凄風
第2篇 天地暗雲
第8章 不意の邂逅
第9章 大の字の斑紋
第10章 雲の天井
第11章 敬神の自覚
第12章 横紙破り
第13章 再転再落
第14章 大怪物
第15章 出雲舞
第3篇 正邪混交
第16章 善言美辞
第17章 殺風景
第18章 隠忍自重
第19章 猿女の舞
第20章 長者の態度
第21章 敵本主義
第22章 窮策の替玉
第4篇 天地転動
第23章 思ひ奇やその一
第24章 思ひ奇やその二
第25章 燕返し
第26章 庚申の眷属
第27章 阿鼻叫喚
第28章 武器制限
第5篇 局面一転
第29章 月雪花
第30章 七面鳥
第31章 傘屋の丁稚
第32章 免れぬ道
第6篇 宇宙大道
第33章 至仁至愛
第34章 紫陽花
第35章 頭上の冷水
第36章 天地開明
第37章 時節到来
第38章 隙行く駒
第7篇 因果応報
第39章 常世の暗
第40章 照魔鏡
第41章 悪盛勝天
第42章 無道の極
第8篇 天上会議
第43章 勧告使
第44章 虎の威
第45章 あゝ大変
第9篇 宇宙真相
第46章 神示の宇宙その一
第47章 神示の宇宙その二
第48章 神示の宇宙その三
第49章 神示の宇宙その四
第50章 神示の宇宙その五
附録 第二回高熊山参拝紀行歌
余白歌
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> 第9篇 宇宙真相 > 第47章 神示の宇宙その二
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(B)
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神示の宇宙その三 >>>
第四七章
神示
(
しんじ
)
の
宇宙
(
うちう
)
その二〔一九七〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第4巻 霊主体従 卯の巻
篇:
第9篇 宇宙真相
よみ(新仮名遣い):
うちゅうしんそう
章:
第47章 神示の宇宙その二
よみ(新仮名遣い):
しんじのうちゅう その二
通し章番号:
197
口述日:
1921(大正10)年12月15日(旧11月17日)
口述場所:
筆録者:
桜井重雄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1922(大正11)年3月30日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
大宇宙の間に存在する小宇宙は、互いに牽引しあっている。太陽もまた、諸星に牽引されてその位置を保っている。
太陽の光は大空へは放射されず、すべて大地に向かって放射されている。
地球は球体ではなく、大地の中心にある一小部分である。大地はすべて氷山である。
月は中空にあって一ケ月で中空を一周する。宇宙の万物は月の運行に微妙かつ重大な関係がある。月が上線を運行しているとき、われわれの眼に見える。これは月読命の活動である。下線を運行しているときは、素盞鳴尊の活動である。
銀河とは、太陽の光が大地の氷山に放射され、それが大空に反射して大空の暗星が見えているのである。銀河の外べりにある凸凹は、氷山の高低が見えているのである。
小宇宙を外から見ると、大空は薄い紫、赤、青などの霊衣に覆われている。大地は黄、浅黄、白等の厚い霊衣で覆われている。小宇宙全体は、紫色をしている。これを顕国の御玉という。
小宇宙は、他の小宇宙とそれぞれ霊線をもって蜘蛛の巣のように四方八方に連絡し、相通じている。それぞれの小宇宙が、無数の霊線の中心にある。
他の小宇宙にも神々はあるが、地球と同じような生物は存在していない。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2024-06-01 14:46:44
OBC :
rm0447
愛善世界社版:
290頁
八幡書店版:
第1輯 474頁
修補版:
校定版:
294頁
普及版:
132頁
初版:
ページ備考:
001
前節
(
ぜんせつ
)
に
述
(
の
)
べたるところを
補
(
おぎな
)
ふために、
002
更
(
さら
)
に
少
(
すこ
)
しく
断片
(
だんぺん
)
的
(
てき
)
に
説明
(
せつめい
)
を
加
(
くは
)
へ
置
(
お
)
くべし。
003
併
(
しか
)
し
自分
(
じぶん
)
の
宇宙観
(
うちうくわん
)
は
凡
(
すべ
)
て
神示
(
しんじ
)
の
儘
(
まま
)
なれば、
004
現代
(
げんだい
)
の
天文学
(
てんもんがく
)
と
如何
(
いか
)
なる
交渉
(
かうせう
)
を
有
(
いう
)
するや
否
(
いな
)
やは
全然
(
ぜんぜん
)
自分
(
じぶん
)
の
関知
(
くわんち
)
するところにあらず。
005
自分
(
じぶん
)
は
神示
(
しんじ
)
に
接
(
せつ
)
してより
二十四
(
にじふよ
)
年間
(
ねんかん
)
、
006
殆
(
ほとん
)
ど
全
(
まつた
)
く
世界
(
せかい
)
の
出版物
(
しゆつぱんぶつ
)
その
物
(
もの
)
から
絶縁
(
ぜつえん
)
し
居
(
ゐ
)
たり。
007
随
(
したが
)
つて
現在
(
げんざい
)
の
天文学
(
てんもんがく
)
が
如何
(
いか
)
なる
程度
(
ていど
)
にまで
進歩
(
しんぽ
)
発達
(
はつたつ
)
しゐるかは
無論
(
むろん
)
知
(
し
)
らざるなり。
008
故
(
ゆゑ
)
に
自分
(
じぶん
)
の
述
(
の
)
ぶる
宇宙観
(
うちうくわん
)
に
対
(
たい
)
して、
009
直
(
ただ
)
ちに
現代
(
げんだい
)
の
天文学
(
てんもんがく
)
的
(
てき
)
知識
(
ちしき
)
を
以
(
もつ
)
て
臨
(
のぞ
)
むとも、
010
俄
(
にはか
)
に
首肯
(
しゆこう
)
し
難
(
がた
)
き
点
(
てん
)
少
(
すく
)
なからざるべし。
011
前節
(
ぜんせつ
)
に
引続
(
ひきつづ
)
き
太陽
(
たいやう
)
のことより
順次
(
じゆんじ
)
述
(
の
)
ぶる
事
(
こと
)
とせり。
012
太陽
(
たいやう
)
は
暗体
(
あんたい
)
にして、
013
太陽
(
たいやう
)
の
色
(
いろ
)
が
白色
(
はくしよく
)
を
加
(
くは
)
へたる
如
(
ごと
)
き
赤色
(
せきしよく
)
に
見
(
み
)
ゆるは、
014
水
(
みづ
)
が
光
(
ひか
)
り
居
(
ゐ
)
るが
故
(
ゆゑ
)
なり。
015
暗夜
(
あんや
)
に
赤布
(
せきふ
)
と
白布
(
はくふ
)
とを
比較
(
ひかく
)
して
見
(
み
)
れば
白布
(
はくふ
)
の
方
(
はう
)
がハツキリ
見
(
み
)
ゆるものなり。
016
これに
依
(
よ
)
りて
見
(
み
)
るも
水
(
みづ
)
の
光
(
ひか
)
りゐることが
判
(
はん
)
じ
得
(
う
)
るなり。
017
大宇宙
(
だいうちう
)
間
(
かん
)
の
各
(
かく
)
小宇宙
(
せううちう
)
は
互
(
たがひ
)
に
牽引
(
けんいん
)
してゐるものにして、
018
それと
同
(
おな
)
じく
太陽
(
たいやう
)
がその
位置
(
ゐち
)
を
支持
(
しぢ
)
するは
諸星
(
しよせい
)
の
牽引力
(
けんいんりよく
)
によるものなり。
019
故
(
ゆゑ
)
に
天主
(
てんしゆ
)
は
太陽
(
たいやう
)
を
支持
(
しぢ
)
する
為
(
ため
)
に
先
(
ま
)
づ
諸星辰
(
しよせいしん
)
を
造
(
つく
)
りたり。
020
(第一篇天地剖判の章参照)
021
太陽
(
たいやう
)
と
我
(
わ
)
が
地球
(
ちきう
)
との
距離
(
きより
)
は、
022
小宇宙
(
せううちう
)
の
直径
(
ちよくけい
)
五十六
(
ごじふろく
)
億
(
おく
)
七千万
(
しちせんまん
)
里
(
り
)
の
八分
(
はちぶん
)
の
一
(
いち
)
に
当
(
あた
)
り、
023
而
(
しかし
)
て
大空
(
たいくう
)
の
諸星
(
しよせい
)
は
皆
(
みな
)
それ
自体
(
じたい
)
の
光
(
ひかり
)
を
放
(
はな
)
ちつつ
太陽
(
たいやう
)
の
高
(
たか
)
さ
以上
(
いじやう
)
の
位置
(
ゐち
)
を
占
(
し
)
めゐるなり。
024
太陽
(
たいやう
)
の
光
(
ひかり
)
は、
025
決
(
けつ
)
して
大空
(
たいくう
)
に
向
(
むか
)
つては
放射
(
はうしや
)
されず、
026
恰
(
あたか
)
も
懐中
(
くわいちう
)
電燈
(
でんとう
)
の
如
(
ごと
)
く、
027
凡
(
すべ
)
て
大地
(
だいち
)
に
向
(
むか
)
つてのみ
放射
(
はうしや
)
さるるなり。
028
普通
(
ふつう
)
我々
(
われわれ
)
は
太陽
(
たいやう
)
の
昇
(
のぼ
)
る
方角
(
はうがく
)
を
東
(
ひがし
)
としてゐるが、
029
本来
(
ほんらい
)
宇宙
(
うちう
)
それ
自体
(
じたい
)
より
言
(
い
)
へば、
030
東西
(
とうざい
)
南北
(
なんぼく
)
の
別
(
べつ
)
なし。
031
仏説
(
ぶつせつ
)
に、
032
『
本来
(
ほんらい
)
無東西
(
むとうざい
)
何処有
(
かしよう
)
南北
(
なんぼく
)
』
033
とあるも、
034
この
理
(
り
)
に
由
(
よ
)
る。
035
今
(
いま
)
、
036
東西
(
とうざい
)
南北
(
なんぼく
)
の
区別
(
くべつ
)
を
立
(
た
)
つれば、
037
大地
(
だいち
)
の
中心
(
ちうしん
)
たる
地球
(
ちきう
)
が
北極
(
ほくきよく
)
に
当
(
あた
)
る。
038
北
(
きた
)
とは
気垂
(
きたる
)
、
039
水火垂
(
いきたる
)
、
040
呼吸垂
(
いきたる
)
、
041
の
意
(
い
)
なり。
042
南
(
みなみ
)
とは
皆見
(
みなみ
)
えるといふ
意味
(
いみ
)
の
言霊
(
ことたま
)
なり。
043
地球
(
ちきう
)
は
前述
(
ぜんじゆつ
)
の
如
(
ごと
)
く、
044
世
(
よ
)
の
学者
(
がくしや
)
らの
信
(
しん
)
ずる
如
(
ごと
)
き
円球
(
ゑんきう
)
にあらずして
地平
(
ちへい
)
なり。
045
我々
(
われわれ
)
の
所謂
(
いはゆる
)
地球
(
ちきう
)
は、
046
大地
(
だいち
)
の
中心
(
ちうしん
)
なる
極
(
きは
)
めて
一
(
いち
)
小部分
(
せうぶぶん
)
にて、
047
大地
(
だいち
)
は
第一図
(
だいいちづ
)
に
示
(
しめ
)
す
如
(
ごと
)
く、
048
悉
(
ことごと
)
く
氷山
(
ひようざん
)
なり。
049
而
(
しかし
)
て
其
(
そ
)
の
氷山
(
ひようざん
)
は
所謂
(
いはゆる
)
地球
(
ちきう
)
を
相距
(
あひさ
)
る
程
(
ほど
)
愈
(
いよいよ
)
嶮峻
(
けんしゆん
)
になり
行
(
ゆ
)
く。
050
普通
(
ふつう
)
氷山
(
ひようざん
)
の
解
(
と
)
けるといふことは、
051
地球
(
ちきう
)
の
中央
(
ちうあう
)
に
接近
(
せつきん
)
せる
氷山
(
ひようざん
)
の
解
(
と
)
けるのみにして、
052
大部分
(
だいぶぶん
)
の
氷山
(
ひようざん
)
は
決
(
けつ
)
して
解
(
と
)
くることはなきものなり。
053
地球説
(
ちきうせつ
)
の
一
(
ひと
)
つの
証拠
(
しようこ
)
として、
054
人
(
ひと
)
が
海岸
(
かいがん
)
に
立
(
た
)
ちて
沖
(
おき
)
へ
行
(
ゆ
)
く
舟
(
ふね
)
を
眺
(
なが
)
める
場合
(
ばあひ
)
に、
055
船
(
ふね
)
が
段々
(
だんだん
)
沖
(
おき
)
へ
行
(
ゆ
)
くに
従
(
したが
)
つて、
056
最初
(
さいしよ
)
は
船体
(
せんたい
)
を
没
(
ぼつ
)
し、
057
次第
(
しだい
)
に
檣
(
マスト
)
を
没
(
ぼつ
)
して
行
(
ゆ
)
くといふ
事実
(
じじつ
)
を
挙
(
あ
)
げられるやうだが、
058
それは
我々
(
われわれ
)
の
眼球
(
めだま
)
がすでに
円球
(
ゑんきう
)
に
造
(
つく
)
られてあるが
故
(
ゆゑ
)
である。
059
望遠鏡
(
ばうゑんきやう
)
は
凹鏡
(
あふきやう
)
であるから、
060
人間
(
にんげん
)
の
瞳
(
ひとみ
)
との
関係
(
くわんけい
)
で、
061
遠方
(
ゑんぱう
)
が
見
(
み
)
えるのである。
062
故
(
ゆゑ
)
に
地球説
(
ちきうせつ
)
を
固執
(
こしつ
)
する
人々
(
ひとびと
)
は
先
(
ま
)
づ
人間
(
にんげん
)
の
眼球
(
めだま
)
そのものの
研究
(
けんきう
)
より
始
(
はじ
)
めねばなるまい。
063
地球
(
ちきう
)
は
又
(
また
)
一種
(
いつしゆ
)
の
光輝
(
くわうき
)
を
有
(
いう
)
し、
064
暗体
(
あんたい
)
ではない。
065
宇宙
(
うちう
)
全体
(
ぜんたい
)
の
上
(
うへ
)
に
最
(
もつと
)
も
重大
(
ぢうだい
)
なる
役目
(
やくめ
)
を
有
(
いう
)
するのは、
066
太陰
(
たいいん
)
即
(
すなは
)
ち
月
(
つき
)
である。
067
太陽
(
たいやう
)
の
恩恵
(
おんけい
)
によつて
万物
(
ばんぶつ
)
の
生成
(
せいせい
)
化育
(
くわいく
)
し
行
(
ゆ
)
くことは
誰
(
だれ
)
でも
知
(
し
)
つてゐるが、
068
蔽
(
おほ
)
はれたる
月
(
つき
)
の
洪大
(
こうだい
)
無辺
(
むへん
)
なる
恩恵
(
おんけい
)
を
知
(
し
)
る
者
(
もの
)
は
殆
(
ほとん
)
ど
全
(
まつた
)
く
無
(
な
)
い。
069
宇宙
(
うちう
)
の
万物
(
ばんぶつ
)
は、
070
この
月
(
つき
)
の
運行
(
うんかう
)
に、
071
微妙
(
びめう
)
にして
且
(
か
)
つ
重大
(
ぢうだい
)
なる
関係
(
くわんけい
)
を
有
(
も
)
つてゐる。
072
月
(
つき
)
は
二十九
(
にじふく
)
日
(
にち
)
余
(
よ
)
即
(
すなは
)
ち
普通
(
ふつう
)
の
一月
(
ひとつき
)
で、
073
中空
(
ちうくう
)
を
一周
(
いつしう
)
する。
074
但
(
ただ
)
し、
075
自転
(
じてん
)
的
(
てき
)
運行
(
うんかう
)
をするのではなく、
076
単
(
たん
)
に
同一
(
どういつ
)
の
姿勢
(
しせい
)
を
保
(
たも
)
つて
運行
(
うんかう
)
するに
過
(
す
)
ぎない。
077
大空
(
たいくう
)
に
於
(
お
)
ける
月
(
つき
)
の
位置
(
ゐち
)
が、
078
たとへば
月
(
つき
)
の
三日
(
みつか
)
には
甲天
(
かふてん
)
に、
079
四日
(
よつか
)
には
乙天
(
おつてん
)
と
順次
(
じゆんじ
)
に
変
(
かは
)
つて
行
(
ゆ
)
くのは、
080
月
(
つき
)
が
静止
(
せいし
)
してゐるのでなくして
西
(
にし
)
より
東
(
ひがし
)
に
向
(
むか
)
つて
運行
(
うんかう
)
してゐる
證拠
(
しようこ
)
である。
081
月
(
つき
)
が
我々
(
われわれ
)
の
眼
(
め
)
に
見
(
み
)
えるのは、
082
第一図
(
だいいちづ
)
の
上線
(
じやうせん
)
を
月
(
つき
)
が
運行
(
うんかう
)
してゐる
場合
(
ばあひ
)
で、
083
下線
(
かせん
)
を
通過
(
つうくわ
)
してゐる
時
(
とき
)
は
全然
(
ぜんぜん
)
我々
(
われわれ
)
には
見
(
み
)
えない。
084
月
(
つき
)
が
上線
(
じやうせん
)
を
運行
(
うんかう
)
する
時
(
とき
)
は、
085
月読
(
つきよみの
)
命
(
みこと
)
の
活動
(
くわつどう
)
であり、
086
下線
(
かせん
)
を
運行
(
うんかう
)
する
時
(
とき
)
は
素盞嗚
(
すさのをの
)
尊
(
みこと
)
の
活動
(
くわつどう
)
である。
087
次
(
つぎ
)
に
月
(
つき
)
を
眺
(
なが
)
めて
第一
(
だいいち
)
に
起
(
おこ
)
る
疑問
(
ぎもん
)
は、
088
あの
月面
(
げつめん
)
の
模様
(
もやう
)
である。
089
昔
(
むかし
)
から
猿
(
さる
)
と
兎
(
うさぎ
)
が
餅
(
もち
)
を
搗
(
つ
)
いてゐるといはれるあの
模様
(
もやう
)
は、
090
我々
(
われわれ
)
の
所謂
(
いはゆる
)
五大洲
(
ごだいしう
)
の
影
(
かげ
)
が
月面
(
げつめん
)
に
映
(
うつ
)
つてゐるのである。
091
それ
故
(
ゆゑ
)
、
092
何時
(
いつ
)
も
同
(
おな
)
じ
模様
(
もやう
)
が
見
(
み
)
えてゐる。
093
蝕
(
か
)
けた
月
(
つき
)
の
半面
(
はんめん
)
に
朧
(
おぼろ
)
げな
影
(
かげ
)
が
見
(
み
)
えるのは、
094
月
(
つき
)
それ
自体
(
じたい
)
の
影
(
かげ
)
である。
095
つまり
月
(
つき
)
の
半面
(
はんめん
)
たる
火球
(
くわきう
)
の
部分
(
ぶぶん
)
が
見
(
み
)
えてゐるからである。
096
月蝕
(
げつしよく
)
の
起
(
おこ
)
るは、
097
月
(
つき
)
が
背後
(
はいご
)
から
太陽
(
たいやう
)
に
直射
(
ちよくしや
)
された
場合
(
ばあひ
)
である。
098
日蝕
(
につしよく
)
は、
099
月
(
つき
)
が
太陽
(
たいやう
)
と
地球
(
ちきう
)
との
中間
(
ちうかん
)
に
入
(
い
)
つて、
100
太陽
(
たいやう
)
を
遮
(
さへ
)
ぎつた
場合
(
ばあひ
)
である。
101
銀河
(
ぎんが
)
は、
102
太陽
(
たいやう
)
の
光
(
ひかり
)
が
大地
(
だいち
)
の
氷山
(
ひようざん
)
に
放射
(
はうしや
)
され、
103
それが
又
(
また
)
大空
(
たいくう
)
に
反射
(
はんしや
)
して、
104
大空
(
たいくう
)
に
在
(
あ
)
る
無数
(
むすう
)
の
暗星
(
あんせい
)
が
其
(
そ
)
の
反射
(
はんしや
)
の
光
(
ひかり
)
によつて
我々
(
われわれ
)
の
眼
(
め
)
に
見
(
み
)
えるのである。
105
銀河
(
ぎんが
)
の
外椽
(
そとべり
)
に
凸凹
(
でこぼこ
)
あるは
氷山
(
ひようざん
)
の
高低
(
かうてい
)
に
凸凹
(
でこぼこ
)
あるが
為
(
た
)
めである。
106
又
(
また
)
彗星
(
すゐせい
)
は
大虚空
(
だいこくう
)
を
運行
(
うんかう
)
し
時
(
とき
)
に
大地
(
だいち
)
より
眺
(
なが
)
められる。
107
大虚空
(
だいこくう
)
とは
此
(
こ
)
の
小宇宙
(
せううちう
)
の
圏外
(
けんぐわい
)
を
称
(
しよう
)
するので、
108
青色
(
せいしよく
)
を
呈
(
てい
)
してゐる。
109
大空
(
たいくう
)
の
色
(
いろ
)
は
緑色
(
りよくしよく
)
である。
110
併
(
しか
)
し、
111
我々
(
われわれ
)
は
大空
(
たいくう
)
の
色
(
いろ
)
のみならず、
112
青色
(
せいしよく
)
の
大虚空
(
だいこくう
)
をも
共
(
とも
)
に
通
(
とほ
)
して
見
(
み
)
るが
故
(
ゆゑ
)
に、
113
碧色
(
へきしよく
)
に
見
(
み
)
えるのである。
114
此
(
こ
)
の
小宇宙
(
せううちう
)
を
外
(
そと
)
より
見
(
み
)
れば、
115
大空
(
たいくう
)
は
大地
(
だいち
)
よりは
ずつと
薄
(
うす
)
き
紫
(
むらさき
)
、
116
赤
(
あか
)
、
117
青
(
あを
)
等
(
とう
)
各色
(
かくしよく
)
の
霊衣
(
れいい
)
を
以
(
もつ
)
て
覆
(
おほ
)
はれ、
118
大地
(
だいち
)
は
黄
(
き
)
、
119
浅黄
(
あさぎ
)
、
120
白
(
しろ
)
等
(
とう
)
各色
(
かくしよく
)
の
厚
(
あつ
)
き
霊衣
(
れいい
)
を
以
(
もつ
)
て
包
(
つつ
)
まれてゐる。
121
そしてこの
宇宙
(
うちう
)
を
全体
(
ぜんたい
)
として
見
(
み
)
る
時
(
とき
)
は
紫色
(
ししよく
)
を
呈
(
てい
)
してゐる。
122
これを
顕国
(
うつしくに
)
の
御玉
(
みたま
)
といふ。
123
わが
小宇宙
(
せううちう
)
はこれを
中心
(
ちうしん
)
として
他
(
た
)
の
諸
(
しよ
)
宇宙
(
うちう
)
と、
124
夫
(
そ
)
れ
夫
(
ぞ
)
れ
霊線
(
れいせん
)
を
以
(
もつ
)
て
蜘蛛
(
くも
)
の
巣
(
す
)
の
如
(
ごと
)
く
四方
(
しはう
)
八方
(
はつぱう
)
に
連絡
(
れんらく
)
し
相
(
あひ
)
通
(
つう
)
じてゐるのであつて、
125
それらの
宇宙
(
うちう
)
にも、
126
殆
(
ほとん
)
ど
我々
(
われわれ
)
の
地球
(
ちきう
)
上
(
じやう
)
の
人間
(
にんげん
)
や
動植物
(
どうしよくぶつ
)
と
同
(
おな
)
じ
様
(
よう
)
なものが
生息
(
せいそく
)
してゐない。
127
但
(
ただし
)
此
(
こ
)
の
我
(
わ
)
が
小宇宙
(
せううちう
)
に
於
(
お
)
ける、
128
地球
(
ちきう
)
以外
(
いぐわい
)
の
星
(
ほし
)
には
神々
(
かみがみ
)
は
坐
(
まし
)
ませども、
129
地球
(
ちきう
)
上
(
じやう
)
に
棲息
(
せいそく
)
する
如
(
ごと
)
き
生物
(
せいぶつ
)
は
断
(
だん
)
じてゐない。
130
この
小宇宙
(
せううちう
)
と
他
(
た
)
の
宇宙
(
うちう
)
との
関係
(
くわんけい
)
を
図
(
づ
)
によりて
示
(
しめ
)
せば、
131
第五図
(
だいごづ
)
の
如
(
ごと
)
くである。
[#図 第五図 大宇宙の図]
132
(
大正一〇・一二・一五
旧一一・一七
桜井重雄
録)
Δこのページの一番上に戻るΔ
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(B)
(N)
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