インフォメーション

大江山(おほえやま)王仁(おに)の口(くち)より吐(は)き出(いだ)す
夢物語(ゆめものがたり)恐(おそ)ろしきかな〈序〉

弥勒(みろく)の代(よ)早近(はやちか)づきて彼方(あち)此方(こち)に
山霊(さんれい)明光(めいこう)放(はな)ち初(そ)めたり〈総説〉

霊光(れいこう)は霊山(れいざん)霊地(れいち)に暉(かがや)けど
見(み)る人(ひと)稀(まれ)なる暗世(やみよ)忌々(ゆゆ)しき〈総説〉

千早振(ちはやふ)る神代(かみよ)の謎(なぞ)をことごとく
つばらに説(と)きし神(かみ)の書(ふみ)かな〈目次後〉

面白(おもしろ)く神世(かみよ)の謎(なぞ)をときさとす
みろく胎蔵(たいざう)の物語(ものがたり)かな〈目次後〉

天地(あめつち)の広(ひろ)きが中(なか)に只一人(ただひとり)
淋(さび)しく立(た)ちて世(よ)を思(おも)ふかな〈第1章〉

御開祖(ごかいそ)は国常立(くにとこたち)の御命(みこと)もて
この天地(あめつち)に生(あ)れましにけり〈第1章〉

朝日(あさひ)刺(さ)す夕日(ゆふひ)かがやく高熊(たかくま)の
峰(みね)に救世(ぐせい)の鼓(つづみ)響(ひび)けり〈第1章〉

五十鈴川(いすすがは)水(みづ)の流(なか)れの清(きよ)ければ
わが神国(かみくに)は千代(ちよ)に移(うつ)らじ〈第1章〉

五十鈴川(いすすがは)流(なが)れに霊魂(みたま)洗(あら)ひたる
人(ひと)は神代(かみよ)の光(ひか)りなりけり〈第2章〉

古(いにしへ)の隠(かく)れし神(かみ)を世(よ)に上(あ)げて
国(くに)ををさむる貴(うつ)の神子(みこ)かな〈第2章〉

汚(けが)れたる人(ひと)のみたまも玉水(ぎよくすい)の
鏡(かがみ)のぞけば清(きよ)く晴(は)るべし〈第6章〉

嘘(うそ)ばかりつき通(とお)したる世(よ)の中(なか)に
今(いま)に大(おほ)きい穴(あな)が現(あら)はる〈第8章（初）〉

詐(いつは)りのなきよなりせば是(これ)ほどに
神(かみ)は心(こころ)を砕(くだ)かざらまし〈第8章（初）〉

曲津見(まがつみ)の醜(しこ)の荒(すさ)びの忌々(ゆゆ)しけれ
とこ夜(よ)のやみのやみ雲(くも)の空(そら)〈第9章〉

神(かみ)の橋(はし)渡(わた)れば安(やす)く往(ゆ)くものを
迷(まよ)ふて落(お)つる曲(まが)の八ツ橋(やつはし)〈第9章〉

美(うるは)しき神(かみ)の御国(みくに)に生(うま)れきて
神(かみ)いつかざる曲(まが)ぞ忌々(ゆゆ)しき〈第10章〉

産土(うぶすな)の神(かみ)の御魂(みたま)を顕(あら)はして
御国(みくに)を守(まも)る大本(おほもと)の教(のり)〈第10章〉

天地(あめつち)の誠(まこと)の親(おや)を知(し)らぬ子(こ)に
説(と)き諭(さと)せども聞(き)く人稀(ひとまれ)なり〈第11章〉

父母(ちちはは)の外(ほか)には親(おや)はなきものと
思(おも)へる人(ひと)に知(し)らすおや神(がみ)〈第11章〉

目(め)を覚(さま)せ一日(ひとひ)も早(はや)く国人(くにびと)よ
三五(さんご)の月(つき)は天(てん)に冲(ちゆう)せり〈第12章〉

朝夕(あさゆふ)に神(かみ)の御前(みまへ)に太祝詞(ふとのりと)
となふる家(いへ)は安(やす)らかなりけり〈第12章〉

松生(まつお)ふる青山(あをやま)巡(めぐ)らす日(ひ)の本(もと)は
神(かみ)のまします神苑(みその)なりけり〈第14章〉

世(よ)を救(すく)ふ真実(まこと)の神(かみ)は和衣(にぎたへ)の
綾部(あやべ)の里(さと)に天降(あも)りましけり〈第14章〉

曲神(まがかみ)のときめく此世(このよ)を言向(ことむ)けて
神国(みくに)をたつる三五(あななひ)の神(かみ)〈第14章〉

天地(あめつち)のおやの御船(みふね)に見(み)を任(まか)せ
高天原(たかあまはら)へ安(やす)く渡(わた)らむ〈第15章〉

神(かみ)の子(こ)の罪(つみ)引受(ひきう)けて苦(くる)しむも
神(かみ)は世界(せかい)の親(おや)なればなり〈第15章〉

死(し)に替(かは)り生(い)き替(かは)りして世(よ)のために
悩(なや)みたまひし教祖(みおや)かしこし〈第15章〉

しわがきの秀妻(ほつま)の国(くに)に住(す)む人(ひと)の
神知(かみし)らぬこそゆゆしかりける〈第17章〉

思想界(しさうかい)波(なみ)たち狂(くる)ふ闇(やみ)の世(よ)も
しづめてぞゆく三五(あななひ)の道(みち)〈第17章〉

百八十(ももやそ)の国(くに)悉(ことごと)く言向(ことむ)けて
神(かみ)の御国(みくに)に救(すく)ひ行(ゆ)かばや〈第17章〉

山川(やまかは)も清(きよ)くさやけき神国(かみくに)の
人(ひと)の心(こころ)は曇(くも)りけるかな〈第18章〉

さまざまとよこさの教(をしへ)はびこりて
神(かみ)の御国(みくに)をけがしけるかな〈第18章〉

日(ひ)に月(つき)に曇(くも)りゆく世(よ)の有様(ありさま)を
歎(なげ)きてここに伊都能売(いづのめ)の神(かみ)〈第18章〉

邪津神(まがつかみ)人(ひと)の衣(ころも)をまとひつつ
きよき神世(かみよ)を汚(けが)し行(ゆ)くなり〈第20章〉

空蝉(うつせみ)の世人(よびと)助(たす)くる神(かみ)ごころ
今(いま)や積(つも)りて世(よ)に出(い)でませり〈第21章〉

千早(ちはや)ふる神代(かみよ)ながらの神業(かむわざ)を
学(まな)ぶは神子(みこ)の務(つと)めなるべし〈第21章〉

水清(みずきよ)き和知(わち)の流(なが)れにみそぎして
道(みち)開(ひら)かせり教御祖(をしへみおや)は〈第22章〉

竜宮(りゆうぐう)の館(やかた)の底(そこ)の池水(いけみづ)に
常磐(ときは)の松(まつ)の影(かけ)はうつれり〈第23章〉

生命(いのち)あるうちに神国(みくに)をさとらずば
魂(たま)八衢(やちまた)に迷(まよ)ふなるらむ〈第24章〉

元(もと)の神人(かみひと)の初(はじ)まりつばらかに
知(し)りたる者(もの)は神(かみ)の外(ほか)なし〈第25章〉

厳霊(いづみたま)瑞(みづ)の霊(みたま)のなかりせば
此(こ)の世(よ)の闇(やみ)は永遠(とは)に晴(は)れまじ〈第26章〉

石(いそ)の上(かみ)古(ふる)き神代(かみよ)のみまつりに
世(よ)を直(なほ)さむと伊都能売(いづのめ)の神(かみ)〈第26章〉

栄枯(えいこ)盛衰(せいすい)常(つね)ならむ世(よ)も皇神(すめかみ)の
教(をしへ)の道(みち)は永久(とこしへ)なりけり〈第27章〉

鳥(とり)けもの草(くさ)の片葉(かきは)に至(いた)るまで
神(かみ)の御魂(みたま)の籠(こも)らぬは無(な)し〈第28章〉

ミロクの世(よ)はや来(こ)よかしと祈(いの)りつつ
身慾(みよく)に迷(まよ)ふ人(ひと)ぞ可笑(をか)しき〈第31章〉

身(み)の慾(よく)に心(こころ)の鏡(かがみ)曇(くも)らされ
此世(このよ)乍(なが)らに地獄(ぢごく)の旅(たび)する〈第31章〉

野(の)に山(やま)に花(はな)は香(にほ)へど日(ひ)は照(て)れど
恵(めぐ)みを知(し)らぬ人(ひと)の多(おほ)かり〈第36章〉

根(ね)の国(くに)の姿(すがた)なりけり神(かみ)知(し)らぬ
人(ひと)と人(ひと)との争(あらそ)ふ此(こ)の世(よ)は〈第36章〉

けがれたる此(こ)の世(よ)の泥(どろ)をすすがむと
瑞(みづ)の大神(おほかみ)天降(あも)りましけり〈第36章〉

世(よ)の中(なか)の鬼(おに)や大蛇(をろち)を言向平(ことむけ)て
世(よ)を治(をさ)めます神(かみ)の御心(みこころ)〈第38章〉

神(かみ)の世(よ)の審判(さばき)に今(いま)やあふ坂(さか)の
人(ひと)は知(し)らずに日(ひ)を送(おく)りをり〈第39章〉

西東南(にしひがしみなみ)も北(きた)も天地(あめつち)も
担(にな)ふて立(た)てるかみの御柱(みはしら)〈第45章〉

この柱今(はしらいま)は隠(かく)れて見(み)えざれば
世(よ)の大方(おほかた)は知(し)るものもなし〈第45章〉

第九篇(だいくへん)宇宙真相(うちうしんさう)研究(けんきう)し
神示(しんじ)の世界(せかい)を悟(さと)るべきなり〈第46章〉

火(ひ)と水(みづ)の二(ふた)つのはしら世(よ)に出(いで)て
これが誠(まこと)の火水(かみ)與(よ)とぞなる〈第46章〉

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【第4巻（卯の巻）｜霊界物語／rm048801】

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