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霊界物語
霊主体従(第1~12巻)
第4巻(卯の巻)
序
凡例
総説
第1篇 八洲の川浪
第1章 常世会議
第2章 聖地の会議
第3章 使臣の派遣
第4章 乱暴な提案
第5章 議場の混乱
第6章 怪また怪
第7章 涼風凄風
第2篇 天地暗雲
第8章 不意の邂逅
第9章 大の字の斑紋
第10章 雲の天井
第11章 敬神の自覚
第12章 横紙破り
第13章 再転再落
第14章 大怪物
第15章 出雲舞
第3篇 正邪混交
第16章 善言美辞
第17章 殺風景
第18章 隠忍自重
第19章 猿女の舞
第20章 長者の態度
第21章 敵本主義
第22章 窮策の替玉
第4篇 天地転動
第23章 思ひ奇やその一
第24章 思ひ奇やその二
第25章 燕返し
第26章 庚申の眷属
第27章 阿鼻叫喚
第28章 武器制限
第5篇 局面一転
第29章 月雪花
第30章 七面鳥
第31章 傘屋の丁稚
第32章 免れぬ道
第6篇 宇宙大道
第33章 至仁至愛
第34章 紫陽花
第35章 頭上の冷水
第36章 天地開明
第37章 時節到来
第38章 隙行く駒
第7篇 因果応報
第39章 常世の暗
第40章 照魔鏡
第41章 悪盛勝天
第42章 無道の極
第8篇 天上会議
第43章 勧告使
第44章 虎の威
第45章 あゝ大変
第9篇 宇宙真相
第46章 神示の宇宙その一
第47章 神示の宇宙その二
第48章 神示の宇宙その三
第49章 神示の宇宙その四
第50章 神示の宇宙その五
附録 第二回高熊山参拝紀行歌
余白歌
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>
霊主体従(第1~12巻)
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第4巻(卯の巻)
> 第9篇 宇宙真相 > 第50章 神示の宇宙その五
<<< 神示の宇宙その四
(B)
(N)
附録 第二回高熊山参拝紀行歌 >>>
第五〇章
神示
(
しんじ
)
の
宇宙
(
うちう
)
その五〔二〇〇〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第4巻 霊主体従 卯の巻
篇:
第9篇 宇宙真相
よみ(新仮名遣い):
うちゅうしんそう
章:
第50章 神示の宇宙その五
よみ(新仮名遣い):
しんじのうちゅう その五
通し章番号:
200
口述日:
1921(大正10)年12月28日(旧11月30日)
口述場所:
筆録者:
松村仙造
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1922(大正11)年3月30日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
宇宙間には、神霊原子というものがある。霊素、火素、とも言う。火素は万物一切のうちに包含されている。空中にもたくさん充実しているのである。
一方、体素、または水素というものもある。火素と水素が相抱擁帰一して、精気なるものが宇宙に発生する。火素と水素がもっとも完全に活用を開始して発生するのが精気である。
この精気から電子が生まれる。電子は発達して宇宙間に電気を発生し、万物の活動の原動力となるのである。
神界では、霊素(火素)を高御産巣日神といい、体素(水素)を神御産巣日神という。霊体二素の神霊から、電気が発生し、宇宙に八大神力が完成し、そして大宇宙と小宇宙が完成したのである。
今日の世界は電気の応用が多少でき、便利になったが、電気の濫用は宇宙の霊妙な精気を減少させる。精気が減少すれば、それだけ邪気が発生するのである。邪気によって空気が濁り、病気や害虫が発生する。
しかしながら、五六七神政出現までの過渡時代である現代においては、これ以上の発明がまだなされていないため、電気の応用も便利にして必要なものなのである。
さらに一歩文明が進めば、不増・不減の霊気を電気に代えることができる。邪気の発生を防ぎ、至粋至純の精気によって世界が完全に治まる。このレベルに達すると、浅薄なものを捨てて神霊に目覚めざるを得なくなるのである。
宇宙間には無限の精気が存在するため、電気もまた無尽蔵に存在する。また、電気の濫用から生じた邪気も、水火の活動による新陳代謝で常に浄化が行われているのである。
人間は宇宙の縮図であるから、人体一切の組織と活用がわかれば、宇宙の真相も明瞭になるのである。人体にも、天の御柱たる五大父音と、国の御柱である九大母音が声音を発して、生理作用を営んでいる。
宇宙にも、大空に五大父音、大地に九大母音が鳴り、生成化育の神業を完成しつつある。造化の神業が無限に行われているのである。人間の体内に発生する音響は、それ自体が宇宙の神音霊声なのである。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm0450
愛善世界社版:
307頁
八幡書店版:
第1輯 479頁
修補版:
校定版:
309頁
普及版:
141頁
初版:
ページ備考:
001
宇宙間
(
うちうかん
)
には、
002
神霊
(
しんれい
)
原子
(
げんし
)
といふものがある。
003
又
(
また
)
単
(
たん
)
に
霊素
(
れいそ
)
と
言
(
い
)
つてもよい、
004
一名
(
いちめい
)
火素
(
くわそ
)
とも
言
(
い
)
ふ。
005
火素
(
くわそ
)
は
万物
(
ばんぶつ
)
一切
(
いつさい
)
の
中
(
うち
)
に
包含
(
はうがん
)
されてあり、
006
空中
(
くうちう
)
にも
沢山
(
たくさん
)
に
充実
(
じゆうじつ
)
して
居
(
ゐ
)
る。
007
又
(
また
)
体素
(
たいそ
)
といふものがあつて
単
(
たん
)
に
水素
(
すゐそ
)
とも
云
(
い
)
ふ。
008
火素
(
くわそ
)
水素
(
すゐそ
)
相
(
あひ
)
抱擁
(
はうよう
)
帰一
(
きいつ
)
して、
009
精気
(
せいき
)
なるもの
宇宙
(
うちう
)
に
発生
(
はつせい
)
する、
010
火素
(
くわそ
)
水素
(
すゐそ
)
の
最
(
もつと
)
も
完全
(
くわんぜん
)
に
活用
(
くわつよう
)
を
始
(
はじ
)
めて
発生
(
はつせい
)
したものである。
011
この
精気
(
せいき
)
より
電子
(
でんし
)
が
生
(
うま
)
れ、
012
電子
(
でんし
)
は
発達
(
はつたつ
)
して
宇宙間
(
うちうかん
)
に
電気
(
でんき
)
を
発生
(
はつせい
)
し、
013
一切
(
いつさい
)
の
万物
(
ばんぶつ
)
活動
(
くわつどう
)
の
原動力
(
げんどうりよく
)
となるのである。
014
そして
此
(
こ
)
の
霊素
(
れいそ
)
を
神界
(
しんかい
)
にては、
015
高御
(
たかみ
)
産巣日
(
むすび
)
神
(
かみ
)
と
云
(
い
)
ひ、
016
体素
(
たいそ
)
を
神御
(
かむみ
)
産巣日
(
むすび
)
神
(
かみ
)
と
云
(
い
)
ふ。
017
この
霊体
(
れいたい
)
二素
(
にそ
)
の
神霊
(
しんれい
)
より、
018
遂
(
つひ
)
に
今日
(
こんにち
)
の
学者
(
がくしや
)
の
所謂
(
いはゆる
)
電気
(
でんき
)
が
発生
(
はつせい
)
し、
019
宇宙
(
うちう
)
に
動
(
どう
)
、
020
静
(
せい
)
、
021
解
(
かい
)
、
022
凝
(
ぎよう
)
、
023
引
(
いん
)
、
024
弛
(
ち
)
、
025
合
(
がふ
)
、
026
分
(
ぶん
)
の
八力
(
はちりよく
)
完成
(
くわんせい
)
し、
027
遂
(
つひ
)
に
大宇宙
(
だいうちう
)
小宇宙
(
せううちう
)
が
形成
(
けいせい
)
された。
028
ニユートンとやらの
地球
(
ちきう
)
引力説
(
いんりよくせつ
)
では、
029
到底
(
たうてい
)
宇宙
(
うちう
)
の
真理
(
しんり
)
は
判明
(
はんめい
)
しないでありませう。
030
物質
(
ぶつしつ
)
文明
(
ぶんめい
)
は
日
(
ひ
)
に
月
(
つき
)
に
発達
(
はつたつ
)
し、
031
神秘
(
しんぴ
)
の
鍵
(
かぎ
)
を
以
(
もつ
)
て、
032
神界
(
しんかい
)
の
秘門
(
ひもん
)
を
開
(
ひら
)
いた
如
(
ごと
)
くに
感
(
かん
)
ぜられる
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
になつたと
言
(
い
)
つて、
033
現代
(
げんだい
)
の
人間
(
にんげん
)
は
誇
(
ほこ
)
つて
居
(
を
)
るやうであるが、
034
未
(
ま
)
だ
未
(
ま
)
だ
宇宙
(
うちう
)
の
真理
(
しんり
)
や
科学
(
くわがく
)
は
神界
(
しんかい
)
の
門口
(
かどぐち
)
にも
達
(
たつ
)
して
居
(
ゐ
)
ない。
035
併
(
しか
)
し
今日
(
こんにち
)
は、
036
高皇
(
たかみ
)
産霊
(
むすび
)
(
霊系
(
れいけい
)
)、
037
神皇
(
かむみ
)
産霊
(
むすび
)
(
体系
(
たいけい
)
)の
二大
(
にだい
)
原動力
(
げんどうりよく
)
より
発生
(
はつせい
)
したる
電気
(
でんき
)
の
応用
(
おうよう
)
は
多少
(
たせう
)
進
(
すす
)
ンで
来
(
き
)
て、
038
無線
(
むせん
)
電信
(
でんしん
)
や、
039
電話
(
でんわ
)
やラヂオが
活用
(
くわつよう
)
されて
来
(
き
)
たのは、
040
五六七
(
みろく
)
の
神政
(
しんせい
)
の
魁
(
さきがけ
)
として、
041
尤
(
もつと
)
も
結構
(
けつこう
)
な
事
(
こと
)
であります。
042
併
(
しか
)
し
乍
(
なが
)
ら
物
(
もの
)
には
一利
(
いちり
)
一害
(
いちがい
)
の
伴
(
ともな
)
ふもので、
043
善悪
(
ぜんあく
)
相
(
あひ
)
混
(
こん
)
じ、
044
美醜
(
びしう
)
互
(
たがひ
)
に
交
(
まじ
)
はる
造化
(
ざうくわ
)
の
法則
(
はふそく
)
に
漏
(
も
)
れず、
045
便利
(
べんり
)
になればなる
程
(
ほど
)
、
046
一方
(
いつぱう
)
に
又
(
また
)
それに
匹敵
(
ひつてき
)
する
所
(
ところ
)
の
不便利
(
ふべんり
)
な
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
るものである。
047
電気
(
でんき
)
なるものは、
048
前述
(
ぜんじゆつ
)
の
如
(
ごと
)
く
宇宙
(
うちう
)
の
霊素
(
れいそ
)
、
049
体素
(
たいそ
)
より
生成
(
せいせい
)
したものであるが、
050
其
(
そ
)
の
電気
(
でんき
)
の
濫用
(
らんよう
)
のために、
051
宇宙
(
うちう
)
の
霊妙
(
れいめう
)
なる
精気
(
せいき
)
を
費消
(
ひせう
)
すればするだけ、
052
反対
(
はんたい
)
に
邪気
(
じやき
)
を
発生
(
はつせい
)
せしめて
宇宙
(
うちう
)
の
精気
(
せいき
)
を
抹消
(
まつせう
)
し、
053
為
(
ため
)
に
人間
(
にんげん
)
その
他
(
た
)
一切
(
いつさい
)
の
生物
(
せいぶつ
)
をして
軟弱
(
なんじやく
)
ならしめ、
054
精神
(
せいしん
)
的
(
てき
)
に
退化
(
たいくわ
)
せしめ、
055
邪悪
(
じやあく
)
の
気
(
き
)
宇宙
(
うちう
)
に
充
(
み
)
つれば
満
(
み
)
つる
程
(
ほど
)
、
056
空気
(
くうき
)
は
濁
(
にご
)
り
悪病
(
あくびやう
)
発生
(
はつせい
)
し
害虫
(
がいちう
)
が
増加
(
ぞうか
)
する。
057
されど
今日
(
こんにち
)
の
人間
(
にんげん
)
としては、
058
是
(
これ
)
以上
(
いじやう
)
の
発明
(
はつめい
)
はまだ
出来
(
でき
)
て
居
(
ゐ
)
ないから、
059
五六七
(
みろく
)
神世
(
しんせい
)
出現
(
しゆつげん
)
の
過渡
(
くわと
)
時代
(
じだい
)
に
於
(
おい
)
ては、
060
最
(
もつと
)
も
有益
(
いうえき
)
にして
必要
(
ひつえう
)
なものとなつて
居
(
を
)
る。
061
モ
一歩
(
いつぽ
)
進
(
すす
)
んで
不増
(
ふぞう
)
不減
(
ふげん
)
の
霊気
(
れいき
)
を
以
(
もつ
)
て
電気
(
でんき
)
電話
(
でんわ
)
に
代
(
か
)
へる
様
(
やう
)
になれば、
062
宇宙
(
うちう
)
に
忌
(
いま
)
はしき
邪気
(
じやき
)
の
発生
(
はつせい
)
を
防
(
ふせ
)
ぎ、
063
至粋
(
しすゐ
)
至純
(
しじゆん
)
の
精気
(
せいき
)
に
由
(
よ
)
つて、
064
世界
(
せかい
)
は
完全
(
くわんぜん
)
に
治
(
おさ
)
まつて
来
(
く
)
る。
065
この
域
(
ゐき
)
に
達
(
たつ
)
するにも、
066
今日
(
こんにち
)
のやうな
浅薄
(
せんぱく
)
なものを
捨
(
す
)
て、
067
神霊
(
しんれい
)
に
目醒
(
めざ
)
めねばならぬ。
068
大本
(
おほもと
)
信者
(
しんじや
)
の
中
(
なか
)
には、
069
電気燈
(
でんきとう
)
を
排斥
(
はいせき
)
する
方々
(
かたがた
)
が、
070
たまたま
在
(
あ
)
るやうに
聞
(
き
)
きますが、
071
夫
(
それ
)
は
余
(
あま
)
り
気
(
き
)
が
早過
(
はやす
)
ぎる。
072
これ
以上
(
いじやう
)
の
文明
(
ぶんめい
)
利器
(
りき
)
が
発明
(
はつめい
)
されて、
073
昔
(
むかし
)
の
行燈
(
あんどう
)
が
不用
(
ふよう
)
になつた
様
(
やう
)
に、
074
電燈
(
でんとう
)
が
不用
(
ふよう
)
になる
時機
(
じき
)
の
来
(
き
)
た
時
(
とき
)
に
電気
(
でんき
)
を
廃
(
はい
)
すればよい。
075
また
宇宙
(
うちう
)
には
無限
(
むげん
)
の
精気
(
せいき
)
が
充満
(
じゆうまん
)
してあるから、
076
何程
(
なにほど
)
電気
(
でんき
)
を
費消
(
ひせう
)
しても
無尽蔵
(
むじんざう
)
である。
077
決
(
けつ
)
して、
078
無
(
な
)
くなると
云
(
い
)
ふ
心配
(
しんぱい
)
は
要
(
い
)
らぬ。
079
また
一旦
(
いつたん
)
電気
(
でんき
)
濫費
(
らんぴ
)
より
発生
(
はつせい
)
した
邪気
(
じやき
)
も
宇宙
(
うちう
)
無限
(
むげん
)
の
水火
(
すゐくわ
)
の
活動
(
くわつどう
)
によつて、
080
新陳
(
しんちん
)
代謝
(
たいしや
)
が
始終
(
しじう
)
行
(
おこな
)
はれて
居
(
を
)
るから
大丈夫
(
だいぢやうぶ
)
である。
081
この
新陳
(
しんちん
)
代謝
(
たいしや
)
の
活用
(
くわつよう
)
こそ、
082
神典
(
しんてん
)
に
所謂
(
いはゆる
)
祓戸
(
はらひど
)
四柱
(
よはしら
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
不断
(
ふだん
)
的
(
てき
)
活動
(
くわつどう
)
に
由
(
よ
)
るのである。
083
人間
(
にんげん
)
は
宇宙
(
うちう
)
の
縮図
(
しゆくづ
)
であつて
天地
(
てんち
)
の
移写
(
いしや
)
である。
084
故
(
ゆゑ
)
に
人体
(
じんたい
)
一切
(
いつさい
)
の
組織
(
そしき
)
と
活用
(
くわつよう
)
が
判
(
わか
)
れば、
085
宇宙
(
うちう
)
の
真相
(
しんさう
)
が
明瞭
(
めいれう
)
になつて
来
(
く
)
る。
086
諺
(
ことわざ
)
に
曰
(
い
)
ふ『
燈台
(
とうだい
)
下
(
もと
)
暗
(
くら
)
し』と、
087
吾人
(
ごじん
)
の
体内
(
たいない
)
にて
間断
(
かんだん
)
なく
天
(
あめ
)
の
御柱
(
みはしら
)
なる
五大
(
ごだい
)
父音
(
ふいん
)
と、
088
国
(
くに
)
の
御柱
(
みはしら
)
なる
九大
(
くだい
)
母音
(
ぼおん
)
が
声音
(
せいおん
)
を
発
(
はつ
)
して
生理
(
せいり
)
作用
(
さよう
)
を
営
(
いとな
)
み
居
(
ゐ
)
る
如
(
ごと
)
く、
089
宇宙
(
うちう
)
にもまた
無限
(
むげん
)
絶大
(
ぜつだい
)
の
声音
(
せいおん
)
が
鳴
(
な
)
り
鳴
(
な
)
りて、
090
鳴
(
な
)
り
余
(
あま
)
りつつある。
091
而
(
しか
)
して
大空
(
たいくう
)
は
主
(
しゆ
)
として
五大
(
ごだい
)
父音
(
ふいん
)
を
発声
(
はつせい
)
し、
092
地上
(
ちじやう
)
及
(
およ
)
び
地中
(
ちちう
)
は
主
(
しゆ
)
として
九大
(
くだい
)
母音
(
ぼおん
)
が
鳴
(
な
)
り
鳴
(
な
)
りて、
093
鳴
(
な
)
り
足
(
た
)
らざる
部分
(
ぶぶん
)
は
天空
(
てんくう
)
の
五大
(
ごだい
)
父音
(
ふいん
)
を
以
(
もつ
)
て
之
(
これ
)
を
補
(
おぎな
)
ひ、
094
生成
(
せいせい
)
化育
(
くわいく
)
の
神業
(
しんげふ
)
を
完成
(
くわんせい
)
しつつある。
095
天空
(
てんくう
)
もまた
大地
(
だいち
)
の
九大
(
くだい
)
母音
(
ぼおん
)
の
補
(
おぎな
)
ひに
依
(
よ
)
つて、
096
克
(
よ
)
く
安静
(
あんせい
)
を
保
(
たも
)
ち、
097
光温
(
くわうをん
)
を
生成
(
せいせい
)
化育
(
くわいく
)
しつつある。
098
またこの
天地
(
てんち
)
父母
(
ふぼ
)
の
十四大
(
じふしだい
)
音声
(
おんせい
)
の
言霊力
(
げんれいりよく
)
によつて、
099
キシチニヒミイリヰの
火
(
ひ
)
の
言霊
(
ことたま
)
を
生成
(
せいせい
)
し、
100
またケセテネヘメエレヱの
水
(
みづ
)
の
言霊
(
ことたま
)
と、
101
コソトノホモヨロヲの
地
(
ち
)
の
言霊
(
ことたま
)
と、
102
クスツヌフムユルウの
結
(
むすび
)
(
即
(
すなは
)
ち
神霊
(
しんれい
)
)の
言霊
(
ことたま
)
とを
生成
(
せいせい
)
し、
103
天地間
(
てんちかん
)
の
森羅
(
しんら
)
万象
(
ばんしやう
)
を
活
(
い
)
き
働
(
はたら
)
かしめつつ
造化
(
ざうくわ
)
の
神業
(
しんげふ
)
が
永遠
(
ゑいゑん
)
無窮
(
むきう
)
に
行
(
おこな
)
はれて
居
(
ゐ
)
る。
104
試
(
こころ
)
みに
天空
(
てんくう
)
の
声
(
こゑ
)
を
聞
(
き
)
かむとすれば、
105
深夜
(
しんや
)
心
(
こころ
)
を
鎮
(
しづ
)
めて、
106
左右
(
さいう
)
の
人指
(
ひとさし
)
を
左右
(
さいう
)
の
耳
(
みみ
)
に
堅
(
かた
)
く
当
(
あ
)
てて
見
(
み
)
ると、
107
慥
(
たしか
)
にアオウエイの
五大
(
ごだい
)
父音
(
ふいん
)
を
歴然
(
れきぜん
)
と
聞
(
き
)
くことが
出来
(
でき
)
る。
108
瑞月王仁
(
ずゐげつ
)
の
無学者
(
むがくしや
)
が
斯
(
こ
)
ンなことを
言
(
い
)
つても、
109
現代
(
げんだい
)
の
学者
(
がくしや
)
は
迂遠
(
うゑん
)
極
(
きは
)
まる
愚論
(
ぐろん
)
と
一笑
(
いつせう
)
に
附
(
ふ
)
し
去
(
さ
)
るであらうが、
110
身体
(
しんたい
)
を
循環
(
じゆんくわん
)
する
呼吸器
(
こきふき
)
音
(
おん
)
や、
111
血液
(
けつえき
)
や、
112
食道管
(
しよくだうくわん
)
や、
113
腸胃
(
ちやうゐ
)
の
蠕動音
(
じゆどうおん
)
がそれである。
114
然
(
しか
)
るにその
音声
(
おんせい
)
を
以
(
もつ
)
て
宇宙
(
うちう
)
の
音響
(
おんきやう
)
と
見做
(
みな
)
すなど、
115
実
(
じつ
)
に
呆
(
あき
)
れて
物
(
もの
)
が
言
(
い
)
へぬと
笑
(
わら
)
はれるであらう。
116
安
(
いづ
)
くンぞ
知
(
し
)
らむ、
117
人間
(
にんげん
)
の
体内
(
たいない
)
に
発生
(
はつせい
)
する
音響
(
おんきやう
)
そのものは、
118
宇宙
(
うちう
)
の
神音
(
しんおん
)
霊声
(
れいせい
)
なることを。
119
今
(
いま
)
医家
(
いか
)
の
使用
(
しよう
)
する
聴診器
(
ちやうしんき
)
を
応用
(
おうよう
)
して
考
(
かんが
)
へ
見
(
み
)
る
時
(
とき
)
は、
120
心臓部
(
しんざうぶ
)
より
上半身
(
かみはんしん
)
の
体内
(
たいない
)
の
音響
(
おんきやう
)
は、
121
五大
(
ごだい
)
父音
(
ふいん
)
が
主
(
しゆ
)
として
鳴
(
な
)
り
轟
(
とどろ
)
き、
122
以下
(
いか
)
の
内臓部
(
ないざうぶ
)
の
音響
(
おんきやう
)
は
九大
(
くだい
)
母音
(
ぼおん
)
鳴
(
な
)
り
渡
(
わた
)
り、
123
その
他
(
た
)
の
火
(
くわ
)
水
(
すゐ
)
地
(
ち
)
結
(
けつ
)
の
音声
(
おんせい
)
の
互
(
たがひ
)
に
交叉
(
かうさ
)
運動
(
うんどう
)
せる
模様
(
もやう
)
を
聞
(
き
)
くことが
出来
(
でき
)
る。
124
人体
(
じんたい
)
にして
是
(
これ
)
等
(
ら
)
の
音声
(
おんせい
)
休止
(
きうし
)
する
時
(
とき
)
は、
125
生活
(
せいくわつ
)
作用
(
さよう
)
の
廃絶
(
はいぜつ
)
した
時
(
とき
)
である。
126
宇宙
(
うちう
)
も
亦
(
また
)
この
大音声
(
だいおんせい
)
休止
(
きうし
)
せば、
127
宇宙
(
うちう
)
は
茲
(
ここ
)
に
潰滅
(
くわいめつ
)
して
了
(
しま
)
ふ。
128
地中
(
ちちう
)
の
神音
(
しんおん
)
は
人間
(
にんげん
)
下体部
(
かたいぶ
)
の
音響
(
おんきやう
)
と
同一
(
どういつ
)
である。
129
只
(
ただ
)
宇宙
(
うちう
)
と
人体
(
じんたい
)
とは
大小
(
だいせう
)
の
区別
(
くべつ
)
あるを
以
(
もつ
)
て、
130
其
(
そ
)
の
音声
(
おんせい
)
にも
大小
(
だいせう
)
あるまでである。
131
大声
(
たいせい
)
耳裡
(
じり
)
に
入
(
い
)
らず、
132
故
(
ゆゑ
)
に
天眼通
(
てんがんつう
)
、
133
所謂
(
いはゆる
)
透視
(
とうし
)
を
為
(
な
)
すに
瞑目
(
めいもく
)
する
如
(
ごと
)
く、
134
宇宙
(
うちう
)
の
大声
(
たいせい
)
を
聞
(
き
)
かむとすれば、
135
第一
(
だいいち
)
に
閉耳
(
へいじ
)
するの
必要
(
ひつえう
)
がある。
136
神典
(
しんてん
)
に
曰
(
い
)
ふ、
137
『
鳴
(
な
)
り
鳴
(
な
)
りて
鳴
(
な
)
り
余
(
あま
)
れる
処
(
ところ
)
一所
(
ひとところ
)
あり、
138
鳴
(
な
)
り
鳴
(
な
)
りて
鳴
(
な
)
り
足
(
た
)
らざる
処
(
ところ
)
一所
(
ひとところ
)
あり』と、
139
是
(
こ
)
れ
大空
(
たいくう
)
及
(
およ
)
び
大地
(
だいち
)
の
音声
(
おんせい
)
活用
(
くわつよう
)
の
神理
(
しんり
)
を
示
(
しめ
)
されたものである。
140
聖書
(
せいしよ
)
に
曰
(
い
)
ふ『
太初
(
はじめ
)
に
道
(
ことば
)
あり
云々
(
うんぬん
)
』と、
141
之
(
これ
)
に
依
(
よ
)
りて
宇宙
(
うちう
)
言霊
(
げんれい
)
の
如何
(
いか
)
なる
活用
(
くわつよう
)
あるかを
窺知
(
きち
)
すべきである。
142
(
大正一〇・一二・二八
旧一一・三〇
松村仙造
録)
143
(第四六章~第五〇章 昭和一〇・一・二三 於車中 王仁校正)
144
さんぜんせかい、
145
いちどにひらくむめのはな、
146
こんじんのよになりたぞよ。
147
さんぜんせかいが、
148
いちどにひらくぞよ。
149
しゆみせんざんにこしをかけ、
150
あをくもがさでみみがかくれぬぞよ。
151
(明治三十七年九月六日神諭)
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(B)
(N)
附録 第二回高熊山参拝紀行歌 >>>
霊界物語
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霊主体従(第1~12巻)
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第4巻(卯の巻)
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