霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二一章 奉答歌(ほうたふか)〔九一二〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第32巻 海洋万里 未の巻 篇:第3篇 瑞雲靉靆 よみ(新仮名遣い):ずいうんあいたい
章:第21章 奉答歌 よみ(新仮名遣い):ほうとうか 通し章番号:912
口述日:1922(大正11)年08月24日(旧07月02日) 口述場所: 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1923(大正12)年10月15日
概要: 舞台:ウヅの館 あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
末子姫をはじめ一同は、この大神の宣旨にただ、涙を流してうつむいて神恩に感謝するのみであった。
捨子姫は一同を代表して、謹厳な口調で奉答歌を歌った。メソポタミヤの顕恩郷で末子姫に出会って共となった経緯から、神恩への感謝と、今後、高砂島の人々に神の教えを伝えていく自分たちの使命への誓いを歌にした。
また、その場に居たその他の神司たちもそれぞれ、祝歌を歌った。終わって一同は神殿に詣で、天津祝詞と神言を奏上し、神恩を感謝して各々の席に戻った。
ここに神素盞嗚大神は、言依別命と松若彦を奥殿に招き、末子姫の一身上に関する大問題について協議を凝らし給うた。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2022-06-07 16:37:33 OBC :rm3221
愛善世界社版:253頁 八幡書店版:第6輯 233頁 修補版: 校定版:258頁 普及版:93頁 初版: ページ備考:
001 末子姫(すゑこひめ)(はじ)め、002一同(いちどう)神司(かむつかさ)大神(おほかみ)(この)宣示(せんじ)感謝(かんしや)(なみだ)()(がた)く、003(ただ)(うつ)むいて神恩(しんおん)広大(くわうだい)無辺(むへん)なるに驚喜(きやうき)するばかりなりき。
004 捨子姫(すてこひめ)一同(いちどう)代表(だいへう)し、005大神(おほかみ)(たい)し、006答礼歌(たふれいか)謹厳(きんげん)なる口調(くてう)にて(うた)()(たてまつ)る。007(その)(うた)
008捨子姫(かむ)伊弉諾(いざなぎの)大神(おほかみ)
009御鼻(みはな)()れます(うづ)御子(みこ)
010一度(いちど)(ひら)(うめ)(はな)
011(むす)ぶみのりも(ゆた)やかに
012(その)(あぢ)はひも素盞嗚(すさのを)
013()()(たま)神身魂(かむみたま)
014(すく)ひの(かみ)()れまして
015天地(あめつち)(もも)罪科(つみとが)
016(おん)身一(みひと)つに()はせつつ
017八洲(やしま)(くに)(わだか)まる
018八岐(やまた)大蛇(をろち)醜狐(しこぎつね)
019探女(さぐめ)醜女(しこめ)曲鬼(まがおに)
020(まこと)(みち)言霊(ことたま)
021言向(ことむ)(やは)(すく)はむと
022(たふと)(おん)()(いと)はずに
023(ゆき)()(やま)打渡(うちわた)
024(とら)()野辺(のべ)乗越(のりこ)えて
025大海原(おほうなばら)をはるばると
026(めぐ)(たま)ひて人草(ひとぐさ)
027(わざはひ)(はら)病気(いたづき)
028(かみ)言向(ことむ)(やは)しつつ
029(あま)鳥船(とりぶね)空高(そらたか)
030雲霧(くもきり)()けてテルの(くに)
031テル山峠(やまたうげ)(した)()
032アルゼンチンの神館(かむやかた)
033八人(やたり)乙女(をとめ)(うづ)御子(みこ)
034末子(すゑこ)(ひめ)()れまして
035(れい)(にく)との(をしへ)もて
036世人(よびと)(すく)(たま)ひつつ
037月日(つきひ)(おく)神館(かむやかた)
038(いと)(たま)はず天降(あも)りまし
039三五教(あななひけう)神司(かむつかさ)
040(をしへ)御子(みこ)()ふも(さら)
041青人草(あをひとぐさ)(すゑ)までも
042(めぐみ)(つゆ)(あた)へむと
043()でさせ(たま)ひし(たふと)さよ
044末子(すゑこ)(ひめ)捨子姫(すてこひめ)
045言依別(ことよりわけ)神司(かむつかさ)
046国依別(くによりわけ)高姫(たかひめ)
047鷹依姫(たかよりひめ)竜国別(たつくにわけ)
048教司(をしへつかさ)神恩(しんおん)
049いやちこなるに感歎(かんたん)
050感謝(かんしや)()さへ口籠(くちごも)
051()にも(うれ)しき(この)聖場(みには)
052(いと)はせ(たま)はず何時迄(いつまで)
053身魂(みたま)(くつろ)(たま)ひつつ
054高砂島(たかさごじま)国人(くにびと)
055(みづ)御霊(みたま)のうるほひを
056(めぐ)ませ(たま)惟神(かむながら)
057(かみ)(つかさ)代表(だいへう)
058捨子(すてこ)(ひめ)(かしこ)みて
059御前(みまへ)(ねが)(たてまつ)
060朝日(あさひ)()るとも(くも)るとも
061(つき)()つとも()くるとも
062仮令(たとへ)大地(だいち)(しづ)むとも
063誠一(まことひと)つを()(とほ)
064(この)()(まも)(めぐ)みます
065(かむ)素盞嗚(すさのをの)大神(おほかみ)
066大御心(おほみこころ)(つつし)みて
067夢寐(むび)にも(わす)れず三五(あななひ)
068(をしへ)四方(よも)拡充(くわくじゆう)
069大御恵(おほみめぐみ)万一(まんいつ)
070(むく)(まつ)らむ吾々(われわれ)
071(きよ)(こころ)(うべ)なひて
072ウヅの(みやこ)末永(すえなが)
073御跡(みあと)()れさせ(たま)へかし
074あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
075御霊(みたま)(さち)はひましませよ』
076簡単(かんたん)挨拶(あいさつ)()(をは)る。
077 (かむ)素盞嗚(すさのをの)大神(おほかみ)は、078満足(まんぞく)げに微笑(ほほゑ)(たま)ひながら、079末子姫(すゑこひめ)080言依別(ことよりわけの)(みこと)(したが)へ、081(ふたた)奥殿(おくでん)(ふか)(すす)()(たま)ふ。
082 安彦(やすひこ)083宗彦(むねひこ)084秋山別(あきやまわけ)085モリス、086正純彦(まさずみひこ)087常彦(つねひこ)088春彦(はるひこ)089ヨブ、090テーリスタン、091カーリンス、092春公(はるこう)などの祝歌(しゆくか)あれども、093(あま)りくだくだしければ、094省略(しやうりやく)する(こと)となしぬ。
095 一同(いちどう)神殿(しんでん)(まう)天津(あまつ)祝詞(のりと)(こゑ)(すず)しく奏上(そうじやう)し、096(をは)つて(あま)数歌(かずうた)をうたひ()げ、097神言(かみごと)奏上(そうじやう)し、098神恩(しんおん)今更(いまさら)(ごと)(ふか)(あつ)感謝(かんしや)し、099各々(おのおの)(あた)へられたる(せき)()き、100(あたた)かなる一夜(いちや)(ゆめ)(むす)(こと)となりぬ。
101 (ここ)(かむ)素盞嗚(すさのをの)大神(おほかみ)は、102奥殿(おくでん)(おい)言依別(ことよりわけの)(みこと)103松若彦(まつわかひこ)(つかさ)(はか)り、104末子(すゑこ)(ひめ)一身(いつしん)(じやう)(くわん)する大問題(だいもんだい)につき協議(けふぎ)()らし(たま)うた。105(はた)して如何(いか)なる協議(けふぎ)(まと)まつたであらうか。106あゝ惟神(かむながら)(たま)幸倍(ちはへ)坐世(ませ)
107
108 今日(けふ)大正(たいしやう)十一(じふいち)(ねん)(はち)(ぐわつ)二十四(にじふよつ)()(きう)(しち)(ぐわつ)二日(ふつか)109昨夜来(さくやらい)豪雨(がうう)狩野川(かのがは)濁水(だくすい)氾濫(はんらん)し、110水声(すいせい)轟々(がうがう)として、111川辺(かはべ)(やかた)()ける口述(こうじゆつ)(こゑ)(ひく)物語(ものがたり)112聞取(ききと)(がた)きを(おもんばか)り、113新築(しんちく)されし臨時(りんじ)教主殿(けうしゆでん)(おく)()(おい)て、114筆者(ひつしや)松村氏(まつむらし)(とも)(だい)三十二(さんじふに)(くわん)霊界(れいかい)物語(ものがたり)()むこととなつた。115湯本館(ゆもとくわん)二階(にかい)には(あや)聖地(せいち)より、116福島(ふくしま)117星田(ほしだ)両女史(りやうぢよし)出張(しゆつちやう)し、118何事(なにごと)(ふで)(はし)らせ(れい)筆先(ふでさき)(したた)めて()られる。119(たちま)飛電(ひでん)あり。120二代(にだい)教主(けうしゆ)121瑞月(ずゐげつ)急々(きふきふ)相談(さうだん)あり、122昨夜(さくや)(はち)()急行(きふかう)にて()ると。123瑞月(ずゐげつ)(あめ)(やかた)()(よこた)へながら人待顔(ひとまちがほ)()()つる。124惟神(かむながら)(たま)幸倍(ちはへ)坐世(ませ)
125大正一一・八・二四 旧七・二 松村真澄録)
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10/22【霊界物語ネット】王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)』をテキスト化しました。
5/8【霊界物語ネット】霊界物語ネットに出口王仁三郎の第六歌集『霧の海』を掲載しました。
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