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第35巻(戌の巻)
序文
総説歌
第1篇 向日山嵐
01 言の架橋
〔965〕
02 出陣
〔966〕
03 進隊詩
〔967〕
04 村の入口
〔968〕
05 案外
〔969〕
06 歌の徳
〔970〕
07 乱舞
〔971〕
08 心の綱
〔972〕
09 分担
〔973〕
第2篇 ナイルの水源
10 夢の誡
〔974〕
11 野宿
〔975〕
12 自称神司
〔976〕
13 山颪
〔977〕
14 空気焔
〔978〕
15 救の玉
〔979〕
16 浮島の花
〔980〕
第3篇 火の国都
17 霧の海
〔981〕
18 山下り
〔982〕
19 狐の出産
〔983〕
20 疑心暗狐
〔984〕
21 暗闘
〔985〕
22 当違
〔986〕
23 清交
〔987〕
24 歓喜の涙
〔988〕
余白歌
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> 第1篇 向日山嵐 > 第4章 村の入口
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案外 >>>
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第四章
村
(
むら
)
の
入口
(
いりぐち
)
〔九六八〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻
篇:
第1篇 向日山嵐
よみ(新仮名遣い):
むこうやまあらし
章:
第4章 村の入口
よみ(新仮名遣い):
むらのいりぐち
通し章番号:
968
口述日:
1922(大正11)年09月15日(旧07月24日)
口述場所:
筆録者:
松村真澄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1923(大正12)年12月25日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
孫公は一行に同道しながら宣伝歌を歌った。孫公は筑紫の島へやってきた経緯を歌い、黒姫一行と別行動をしていたところ、大蛇の三公がお愛とお梅を悩ませているところに出くわし、義侠心から助けに入ったが逆に捕われて生き埋めにされ、黒姫に助け出された出来事を歌った。そして、黒姫に一同を助けたことに慢心するなと気をつけた。
次に兼公が宣伝歌を歌いだした。大蛇の三公の右腕となり悪事を働いてきたが、虎公の留守を狙ってお愛を捕えて強談判をしていたところ、お愛の味方をして三公の怒りを買い自分が生き埋めの憂き目にあったことを歌った。そして大蛇の三公を恨みつつも、神様の大御心にならって赦してやろうと歌った。また、自らの罪滅ぼしをも願った。
一同は早くも、屋形の村の入り口にやってきた。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2022-09-23 16:40:30
OBC :
rm3504
愛善世界社版:
36頁
八幡書店版:
第6輯 486頁
修補版:
校定版:
39頁
普及版:
13頁
初版:
ページ備考:
001
向日峠
(
むかふたうげ
)
の
山麓
(
さんろく
)
に
差
(
さ
)
しかかつたる
孫公
(
まごこう
)
は
騒
(
さわ
)
がしき
人声
(
ひとごゑ
)
を
聞
(
き
)
きつけ、
002
宣伝歌
(
せんでんか
)
を
歌
(
うた
)
ひ
乍
(
なが
)
らツカツカと
立寄
(
たちよ
)
り、
003
夕
(
ゆふ
)
まぐれに
三公
(
さんこう
)
の
手下
(
てした
)
共
(
ども
)
に
謀
(
はか
)
られて
手足
(
てあし
)
を
縛
(
しば
)
られ、
004
土中
(
どちう
)
に
埋没
(
まいぼつ
)
され
九死
(
きうし
)
一生
(
いつしやう
)
の
所
(
ところ
)
を
黒姫
(
くろひめ
)
に
救
(
すく
)
はれて、
005
今
(
いま
)
や
虎公
(
とらこう
)
一行
(
いつかう
)
と
共
(
とも
)
に
火
(
ひ
)
の
国都
(
くにみやこ
)
へ
至
(
いた
)
る
途中
(
とちう
)
を
繰合
(
くりあは
)
せ、
006
屋方村
(
やかたむら
)
の
三公
(
さんこう
)
を
言向和
(
ことむけやは
)
さむと
進
(
すす
)
み
行
(
ゆ
)
く
途々
(
みちみち
)
、
007
足拍子
(
あしびやうし
)
を
取
(
と
)
り
乍
(
なが
)
ら
歌
(
うた
)
をうたつて
嶮
(
けは
)
しき
坂道
(
さかみち
)
を
下
(
くだ
)
り
行
(
ゆ
)
く。
008
孫公
『
黒姫司
(
くろひめつかさ
)
に
伴
(
ともな
)
はれ
009
自転倒
(
おのころ
)
島
(
じま
)
を
後
(
あと
)
にして
010
筑紫
(
つくし
)
の
島
(
しま
)
に
来
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
011
思
(
おも
)
ひもよらぬ
広
(
ひろ
)
い
国
(
くに
)
012
山河
(
やまかは
)
清
(
きよ
)
く
野
(
の
)
は
青
(
あを
)
く
013
バナナ
無花果
(
いちじゆく
)
其
(
その
)
外
(
ほか
)
の
014
味
(
あぢ
)
よき
木
(
こ
)
の
実
(
み
)
は
遠近
(
をちこち
)
の
015
木々
(
きぎ
)
の
梢
(
こずゑ
)
に
実
(
みの
)
りゐる
016
あゝ
天国
(
てんごく
)
か
極楽
(
ごくらく
)
か
017
但
(
ただし
)
は
神
(
かみ
)
の
公園
(
こうゑん
)
か
018
実
(
げ
)
にも
楽
(
たの
)
しき
御国
(
みくに
)
なり
019
筑紫
(
つくし
)
ケ
岳
(
だけ
)
の
中腹
(
ちうふく
)
で
020
腰
(
こし
)
をぬかした
其
(
その
)
時
(
とき
)
に
021
黒姫司
(
くろひめつかさ
)
は
冷笑
(
れいせう
)
し
022
房公
(
ふさこう
)
、
芳公
(
よしこう
)
促
(
うなが
)
して
023
私
(
わたし
)
を
見
(
み
)
すてて
登
(
のぼ
)
り
行
(
ゆ
)
く
024
ホンに
思
(
おも
)
へば
腹
(
はら
)
が
立
(
た
)
つ
025
情
(
なさけ
)
を
知
(
し
)
らぬ
鬼婆
(
おにばば
)
と
026
今
(
いま
)
の
今
(
いま
)
迄
(
まで
)
胸
(
むね
)
に
持
(
も
)
ち
027
黒姫司
(
くろひめつかさ
)
を「ドツコイシヨ」
028
心
(
こころ
)
の
中
(
なか
)
で「ウントコシヨ」
029
皆
(
みな
)
さま
気
(
き
)
をつけなさいませ
030
蜈蚣
(
むかで
)
の
大
(
おほ
)
きな
奴
(
やつ
)
が
出
(
で
)
た
031
足
(
あし
)
を
刺
(
さ
)
されちや
堪
(
たま
)
らない
032
心
(
こころ
)
に
恨
(
うら
)
んで
居
(
を
)
りました
033
黒姫司
(
くろひめつかさ
)
の
一行
(
いつかう
)
は
034
何
(
いづ
)
れへ
逃
(
に
)
げて
行
(
い
)
つたやら
035
行方
(
ゆくへ
)
も
知
(
し
)
らぬ
一人旅
(
ひとりたび
)
036
鳥
(
とり
)
や
獣
(
けもの
)
のなき
声
(
ごゑ
)
を
037
心
(
こころ
)
の
友
(
とも
)
と
頼
(
たの
)
みつつ
038
岩
(
いは
)
が
根木
(
ねき
)
の
根
(
ね
)
ふみさくみ
039
重
(
おも
)
たい
足
(
あし
)
を
引
(
ひき
)
ずつて
040
火
(
ひ
)
の
国都
(
くにみやこ
)
を
目当
(
めあて
)
とし
041
進
(
すす
)
んで
来
(
きた
)
る
折
(
をり
)
もあれ
042
道
(
みち
)
ふみ
迷
(
まよ
)
ひし
向日山
(
むかふやま
)
043
峠
(
たうげ
)
の
麓
(
ふもと
)
の
森林
(
しんりん
)
に
044
いと
騒
(
さわ
)
がしき
人
(
ひと
)
の
声
(
こゑ
)
045
こは
何事
(
なにごと
)
の
起
(
おこ
)
りしと
046
「ウントコドツコイ ドツコイシヨ」
047
叢
(
くさむら
)
分
(
わ
)
けて
細道
(
ほそみち
)
を
048
探
(
さぐ
)
り
探
(
さぐ
)
りて
行
(
い
)
て
見
(
み
)
れば
049
数多
(
あまた
)
の
男
(
をとこ
)
が
寄
(
よ
)
り
合
(
あ
)
うて
050
三人
(
みたり
)
の
男女
(
なんによ
)
を
縛
(
しば
)
り
上
(
あ
)
げ
051
何
(
なん
)
ぢやかんぢやと
挑
(
いど
)
み
合
(
あ
)
ふ
052
此奴
(
こいつ
)
あテツキリ
悪者
(
わるもの
)
の
053
深
(
ふか
)
き
企
(
たく
)
みに
乗
(
の
)
せられて
054
どこかのシヤンが
捉
(
とら
)
へられ
055
手籠
(
てご
)
めに
会
(
あ
)
はむとする
所
(
ところ
)
056
これが
見
(
み
)
すてておかれうか
057
三五教
(
あななひけう
)
の
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
058
人
(
ひと
)
の
難儀
(
なんぎ
)
を
目
(
ま
)
のあたり
059
眺
(
なが
)
めて
後
(
あと
)
へは
引
(
ひ
)
かれない
060
持
(
も
)
つて
生
(
うま
)
れた
義侠心
(
ぎけふしん
)
061
黒姫司
(
くろひめつかさ
)
のした
様
(
やう
)
な
062
薄情
(
はくじやう
)
なことは
出来
(
でき
)
ないと
063
一
(
ひと
)
つ
肝
(
きも
)
をば
放
(
ほ
)
り
出
(
だ
)
して
064
木蔭
(
こかげ
)
に
身
(
み
)
をば
忍
(
しの
)
ばせつ
065
火
(
ひ
)
の
国都
(
くにみやこ
)
に
名
(
な
)
も
高
(
たか
)
き
066
高山彦
(
たかやまひこ
)
と
呼
(
よ
)
ばはれば
067
大蛇
(
をろち
)
の
三公
(
さんこう
)
始
(
はじ
)
めとし
068
乾児
(
こぶん
)
の
奴
(
やつ
)
等
(
ら
)
はあざ
笑
(
わら
)
ひ
069
面
(
おもて
)
を
上
(
あ
)
げよとぬかす
故
(
ゆゑ
)
070
彼奴
(
あいつ
)
等
(
ら
)
の
深
(
ふか
)
い
企
(
たく
)
みをば
071
神
(
かみ
)
ならぬ
身
(
み
)
の
知
(
し
)
る
由
(
よし
)
も
072
なければ
忽
(
たちま
)
ち
空
(
そら
)
仰
(
あふ
)
ぎ
073
この
木
(
き
)
の
上
(
うへ
)
に
何者
(
なにもの
)
が
074
ひそんで
居
(
を
)
るかと
見
(
み
)
る
間
(
うち
)
に
075
忽
(
たちま
)
ち
降
(
ふ
)
り
来
(
く
)
る
砂礫
(
すなつぶて
)
076
「ウントコドツコイ」
目潰
(
めつぶ
)
しの
077
其
(
その
)
計略
(
けいりやく
)
に
乗
(
の
)
せられて
078
眼
(
まなこ
)
は
眩
(
くら
)
み
忽
(
たちま
)
ちに
079
大地
(
だいち
)
に
踞
(
しやが
)
む
折
(
をり
)
もあれ
080
悪者
(
わるもの
)
共
(
ども
)
は
後
(
うしろ
)
より
081
首
(
くび
)
に
綱
(
つな
)
をば
引
(
ひ
)
つかけて
082
後
(
うしろ
)
に
倒
(
たふ
)
し
手
(
て
)
も
足
(
あし
)
も
083
所
(
ところ
)
構
(
かま
)
はず
縛
(
しば
)
り
上
(
あ
)
げ
084
忽
(
たちま
)
ち
大地
(
だいち
)
に
穴
(
あな
)
を
掘
(
ほ
)
り
085
無残
(
むざん
)
や
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
三
(
さん
)
人
(
にん
)
は
086
深
(
ふか
)
く
土中
(
どちう
)
に「ウントコシヨ」
087
命
(
いのち
)
カラガラ
埋
(
う
)
められた
088
これ
程
(
ほど
)
深
(
ふか
)
い
山奥
(
やまおく
)
に
089
埋
(
うづ
)
められてはモウ
駄目
(
だめ
)
だ
090
無念
(
むねん
)
乍
(
なが
)
らも
今
(
いま
)
此処
(
ここ
)
で
091
「ウントコドツコイ」
玉
(
たま
)
の
緒
(
を
)
の
092
命
(
いのち
)
の
消
(
き
)
ゆることなるか
093
あゝ
是非
(
ぜひ
)
もなし
是非
(
ぜひ
)
もなし
094
前生
(
ぜんしやう
)
の
罪
(
つみ
)
が
酬
(
むく
)
い
来
(
き
)
て
095
海洋
(
かいやう
)
万里
(
ばんり
)
の
此
(
この
)
国
(
くに
)
で
096
この
様
(
やう
)
な
破目
(
はめ
)
に
落
(
お
)
ちるのか
097
国
(
くに
)
に
残
(
のこ
)
せし
女房
(
にようばう
)
の
098
お
安
(
やす
)
は
嘸
(
さぞ
)
や
悔
(
くや
)
むだろ
099
なぞと
心
(
こころ
)
を
痛
(
いた
)
めつつ
100
一夜
(
ひとよ
)
を
明
(
あ
)
かす
其
(
その
)
間
(
うち
)
に
101
体
(
からだ
)
が
軽
(
かる
)
くなつて
来
(
き
)
た
102
あゝ
訝
(
いぶ
)
かしや
訝
(
いぶ
)
かしや
103
如何
(
いか
)
なる
神
(
かみ
)
の
現
(
あら
)
はれて
104
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
を
救
(
すく
)
はせ
玉
(
たま
)
ふかと
105
思
(
おも
)
ふ
間
(
ま
)
もなく「ウントコシヨ」
106
冷
(
つめ
)
たくなつた
口
(
くち
)
の
中
(
なか
)
107
冷
(
つめ
)
たい
雨
(
あめ
)
は
顔
(
かほ
)
に
降
(
ふ
)
り
108
驚
(
おどろ
)
き
心
(
こころ
)
を
取直
(
とりなほ
)
し
109
あたりキヨロキヨロ
見
(
み
)
まはせば
110
思
(
おも
)
ひ
掛
(
がけ
)
なき
黒姫
(
くろひめ
)
が
111
顔
(
かほ
)
を
覗
(
のぞ
)
いて
呆
(
あき
)
れ
声
(
ごゑ
)
112
ヤアヤアお
前
(
まへ
)
は
孫公
(
まごこう
)
か
113
マアマアよかつた よかつたと
114
七六
(
しちむ
)
つかしき
顔
(
かほ
)
の
色
(
いろ
)
115
牡丹
(
ぼたん
)
の
様
(
やう
)
に
栄
(
さか
)
えつつ
116
やさしき
詞
(
ことば
)
を「ドツコイシヨ」
117
「ウントコドツコイ」
黒姫
(
くろひめ
)
が
118
かけて
呉
(
く
)
れたが「ドツコイシヨ」
119
こりや
又
(
また
)
如何
(
どう
)
した「ウントコシヨ」
120
涼
(
すず
)
しい
風
(
かぜ
)
の
吹
(
ふ
)
き
廻
(
まは
)
し
121
あれ
程
(
ほど
)
えぐい
婆
(
ば
)
アさまが
122
俺
(
おれ
)
を
助
(
たす
)
けてくれるとは
123
前代
(
ぜんだい
)
未聞
(
みもん
)
の
大珍事
(
だいちんじ
)
124
合点
(
がてん
)
のゆかぬ
次第
(
しだい
)
だと
125
ここまで
思
(
おも
)
うてやつて
来
(
き
)
た
126
「ウントコドツコイ」
危
(
あぶな
)
いぞ
127
そこには
蝮
(
まむし
)
が「ウントコシヨ」
128
飛
(
と
)
びつきさうにしてゐるぞ
129
足下
(
あしもと
)
用心
(
ようじん
)
するがよい
130
黒姫
(
くろひめ
)
さまのハズバンド
131
高山彦
(
たかやまひこ
)
が
悪者
(
わるもの
)
に
132
土中
(
どちう
)
に
深
(
ふか
)
く
埋
(
うづ
)
められ
133
今
(
いま
)
や
命
(
いのち
)
の
瀬戸際
(
せとぎは
)
と
134
聞
(
き
)
いて
胸
(
むね
)
をば
轟
(
とどろ
)
かし
135
お
梅
(
うめ
)
さまをば
背
(
せな
)
に
負
(
お
)
ひ
136
はるばる
助
(
たす
)
けに「ドツコイシヨ」
137
お
出
(
い
)
でなすつたと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
だ
138
これを
思
(
おも
)
へば
黒姫
(
くろひめ
)
は
139
元
(
もと
)
より
俺
(
おれ
)
を「ウントコシヨ」
140
助
(
たす
)
けてやらうと
思
(
おも
)
うての
141
心
(
こころ
)
つくしの
業
(
わざ
)
でない
142
サツパリ
様子
(
やうす
)
は
不知火
(
しらぬひ
)
の
143
波
(
なみ
)
のまにまに
流
(
なが
)
れ
来
(
き
)
て
144
俺
(
おれ
)
を
助
(
たす
)
けて「ウントコシヨ」
145
くれたに
違
(
ちがひ
)
はない
程
(
ほど
)
に
146
これを
思
(
おも
)
へば
黒姫
(
くろひめ
)
さま
147
お
前
(
まへ
)
の
真
(
まこと
)
の
心根
(
こころね
)
は
148
「ウントコドツコイ」おれの
身
(
み
)
を
149
助
(
たす
)
ける
積
(
つも
)
りぢやなかつたが
150
三五教
(
あななひけう
)
の
神
(
かみ
)
さまに
151
知
(
し
)
らず
識
(
し
)
らずに
使
(
つか
)
はれて
152
「ウントコドツコイ」
孫公
(
まごこう
)
を
153
お
助
(
たす
)
けさして
頂
(
いただ
)
いた
154
神
(
かみ
)
の
仕組
(
しぐみ
)
に
違
(
ちが
)
ひない
155
お
前
(
まへ
)
もこれから
喜
(
よろこ
)
んで
156
結構
(
けつこう
)
な
御
(
お
)
神徳
(
かげ
)
を
沢山
(
たくさん
)
に
157
頂
(
いただ
)
きましたと
神
(
かみ
)
の
前
(
まへ
)
158
御
(
お
)
礼
(
れい
)
を
申
(
まを
)
さにやなるまいぞ
159
お
前
(
まへ
)
の
罪
(
つみ
)
も
孫公
(
まごこう
)
を
160
助
(
たす
)
けた
御
(
お
)
神徳
(
かげ
)
で
軽
(
かる
)
うなり
161
高山彦
(
たかやまひこ
)
の
御
(
ご
)
亭主
(
ていしゆ
)
に
162
いつかは
会
(
あ
)
はれる
事
(
こと
)
だらう
163
かう
云
(
い
)
ふ
具合
(
ぐあひ
)
に「ウントコシヨ」
164
夕
(
ゆふ
)
べの
事件
(
じけん
)
を
解剖
(
かいばう
)
して
165
一々
(
いちいち
)
解釈
(
かいしやく
)
下
(
くだ
)
す
時
(
とき
)
や
166
お
前
(
まへ
)
の
為
(
ため
)
には
孫
(
まご
)
さまは
167
ホンに
尊
(
たふと
)
い
救主
(
すくひぬし
)
168
一度
(
いちど
)
御
(
お
)
礼
(
れい
)
を
云
(
い
)
うたとて
169
メツタに
損
(
そん
)
はいくまいぞ
170
こんな
御
(
お
)
神徳
(
かげ
)
を
頂
(
いただ
)
いて
171
孫公
(
まごこう
)
さまに
反対
(
あべこべ
)
に
172
お
礼
(
れい
)
を
云
(
い
)
はしちやすまないぞ
173
こんな
事
(
こと
)
をば
云
(
い
)
うたなら
174
高姫
(
たかひめ
)
もどきと
云
(
い
)
ふだろが
175
決
(
けつ
)
してさうではない
程
(
ほど
)
に
176
孫公
(
まごこう
)
守
(
まも
)
る
神
(
かみ
)
さまが
177
お
前
(
まへ
)
の
身魂
(
みたま
)
を
一寸
(
ちよつと
)
借
(
か
)
り
178
御用
(
ごよう
)
に
立
(
た
)
てて「ウントコシヨ」
179
俺
(
おれ
)
を
助
(
たす
)
けて
下
(
くだ
)
さつた
180
決
(
けつ
)
して
竜宮
(
りうぐう
)
の
乙姫
(
をとひめ
)
の
181
うつつた
肉
(
にく
)
の
生宮
(
いきみや
)
が
182
お
愛
(
あい
)
の
方
(
かた
)
や
孫公
(
まごこう
)
や
183
兼公
(
かねこう
)
さまを
助
(
たす
)
けたと
184
慢心
(
まんしん
)
しては
可
(
い
)
かないぞ
185
「ウントコドツコイ ドツコイシヨ」
186
益々
(
ますます
)
坂
(
さか
)
がキツなつた
187
何程
(
なにほど
)
坂
(
さか
)
を
下
(
くだ
)
るとも
188
「ウントコドツコイ」
下
(
くだ
)
らない
189
サカ
理屈
(
りくつ
)
をば
云
(
い
)
ふ
奴
(
やつ
)
と
190
必
(
かなら
)
ず
思
(
おも
)
うて
下
(
くだ
)
さるな
191
これもやつぱり
黒姫
(
くろひめ
)
の
192
常平常
(
つねへいぜい
)
のお
仕込
(
しこ
)
みで
193
こんな
屁理屈
(
へりくつ
)
言
(
い
)
ふやうに
194
「ウントコドツコイ ドツコイシヨ」
195
なつて
了
(
しま
)
うたか
知
(
し
)
らないが
196
必
(
かなら
)
ず
気悪
(
きわる
)
う「ドツコイシヨ」
197
思
(
おも
)
はぬ
様
(
やう
)
にしてお
呉
(
く
)
れ
198
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
199
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましませよ』
200
と
謡
(
うた
)
ひつつ、
201
一行
(
いつかう
)
の
臍
(
へそ
)
をよらせ
乍
(
なが
)
ら、
202
滑稽
(
こつけい
)
混
(
まじ
)
りに
黒姫
(
くろひめ
)
にからかひ、
203
坂路
(
さかみち
)
を
上
(
のぼ
)
りつ
下
(
くだ
)
りつ
進
(
すす
)
み
行
(
ゆ
)
く。
204
兼公
(
かねこう
)
は
覚束
(
おぼつか
)
なき
口調
(
くてう
)
にて
又
(
また
)
もや
歌
(
うた
)
ひ
出
(
だ
)
す。
205
兼公
『あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
206
神
(
かみ
)
の
使
(
つかひ
)
の
黒姫
(
くろひめ
)
が
207
向日峠
(
むかふたうげ
)
の
山麓
(
さんろく
)
に
208
さまよひ
来
(
きた
)
つて
吾々
(
われわれ
)
の
209
危難
(
きなん
)
を
救
(
すく
)
うて
下
(
くだ
)
さつた
210
おれは
元
(
もと
)
から
悪
(
わる
)
い
奴
(
やつ
)
211
大蛇
(
をろち
)
の
乾児
(
こぶん
)
に
取入
(
とりい
)
つて
212
いろいろ
雑多
(
ざつた
)
と
画策
(
くわくさく
)
し
213
参謀
(
さんぼう
)
次長
(
じちやう
)
の
地位
(
ちゐ
)
迄
(
まで
)
も
214
上
(
のぼ
)
つて
居
(
を
)
つた
代物
(
しろもの
)
だ
215
人情
(
にんじやう
)
知
(
し
)
らぬ
三公
(
さんこう
)
が
216
虎公
(
とらこう
)
さまの
不在
(
るす
)
の
家
(
や
)
に
217
数多
(
あまた
)
の
乾児
(
こぶん
)
をさし
向
(
む
)
けて
218
お
愛
(
あい
)
の
方
(
かた
)
を
縛
(
しば
)
り
上
(
あ
)
げ
219
かついで
来
(
きた
)
る
楠
(
くすのき
)
の
220
人
(
ひと
)
の
通
(
かよ
)
はぬ
木下
(
こした
)
かげ
221
巌
(
いはほ
)
の
上
(
うへ
)
に
座
(
ざ
)
を
占
(
し
)
めて
222
おいらを
使
(
つか
)
つて「ドツコイシヨ」
223
そこには
木株
(
きかぶ
)
がころげてる
224
皆
(
みな
)
さま
気
(
き
)
をつけなされませ
225
無理
(
むり
)
難題
(
なんだい
)
を
吹
(
ふ
)
きかけて
226
うまくやらうとした
所
(
ところ
)
227
天道
(
てんだう
)
さまは「ドツコイシヨ」
228
悪
(
あく
)
には
決
(
けつ
)
して
助
(
たす
)
けない
229
さすが
三公
(
さんこう
)
も
弱
(
よわ
)
りはて
230
お
愛
(
あい
)
の
方
(
かた
)
に
逆様
(
さかさま
)
に
231
言
(
い
)
ひ
込
(
こ
)
められて
劫
(
がふ
)
煮
(
に
)
やし
232
男女
(
だんぢよ
)
三人
(
みたり
)
を
無残
(
むざん
)
にも
233
土中
(
どちう
)
に
深
(
ふか
)
く
埋
(
う
)
めよつた
234
何程
(
なにほど
)
度胸
(
どきよう
)
の「ウントコシヨ」
235
人
(
ひと
)
にすぐれた
兼公
(
かねこう
)
も
236
手足
(
てあし
)
を
縛
(
しば
)
られ
穴
(
あな
)
を
掘
(
ほ
)
り
237
埋
(
うづ
)
められては
堪
(
たま
)
らない
238
寂滅
(
じやくめつ
)
為楽
(
ゐらく
)
と
思
(
おも
)
ひきや
239
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
の
御恵
(
みめぐみ
)
に
240
再
(
ふたた
)
び
此
(
この
)
世
(
よ
)
の「ドツコイシヨ」
241
あかりを
見
(
み
)
せて
下
(
くだ
)
さつた
242
これもヤツパリ
黒姫
(
くろひめ
)
が
243
お
越
(
こ
)
しになつた
其
(
その
)
御
(
お
)
神徳
(
かげ
)
244
私
(
わたくし
)
は
感謝
(
かんしや
)
を
致
(
いた
)
します
245
「ウントコドツコイ ドツコイシヨ」
246
虎公
(
とらこう
)
さまやお
愛
(
あい
)
さま
247
さぞやお
前
(
まへ
)
は「ドツコイシヨ」
248
随分
(
ずゐぶん
)
得意
(
とくい
)
で
御座
(
ござ
)
いませう
249
死
(
し
)
んだと
思
(
おも
)
うたハズバンド
250
行方
(
ゆくへ
)
の
知
(
し
)
れぬ
女房
(
にようばう
)
に
251
思
(
おも
)
はず
知
(
し
)
らず
廻
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
ひ
252
無事
(
ぶじ
)
であつたか
嬉
(
うれ
)
しいと
253
口
(
くち
)
には
云
(
い
)
はねど
顔
(
かほ
)
の
色
(
いろ
)
254
チラリとおれは
見
(
み
)
ておいた
255
ホンに
目出度
(
めでた
)
いことだなア
256
サアサア
是
(
これ
)
から「ドツコイシヨ」
257
屋方
(
やかた
)
の
村
(
むら
)
に
乗込
(
のりこ
)
んで
258
大蛇
(
をろち
)
の
三公
(
さんこう
)
が
素首
(
そつくび
)
を
259
引
(
ひ
)
き
抜
(
ぬ
)
きやらむと
思
(
おも
)
へども
260
「ウントコドツコイ」まて
暫
(
しば
)
し
261
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
を
聞
(
き
)
くからは
262
そんな
無理
(
むり
)
をばやつたなら
263
根底
(
ねそこ
)
の
国
(
くに
)
に
落
(
おと
)
されて
264
無限
(
むげん
)
の
苦
(
く
)
をばなめなけりや
265
「ウントコドツコイ」ならうまい
266
さはさり
乍
(
なが
)
ら
余
(
あんま
)
りの
267
三公
(
さんこう
)
の
仕打
(
しうち
)
に
劫
(
がふ
)
が
沸
(
わ
)
き
268
何程
(
なにほど
)
思
(
おも
)
ひ
直
(
なほ
)
しても
269
小癪
(
こしやく
)
にさはつてしようがない
270
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
271
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましまして
272
私
(
わたし
)
が
今
(
いま
)
まで
尽
(
つく
)
したる
273
悪虐
(
あくぎやく
)
無道
(
ぶだう
)
の
罪科
(
つみとが
)
を
274
何卒
(
なにとぞ
)
許
(
ゆる
)
して
下
(
くだ
)
さんせ
275
私
(
わたし
)
も
大蛇
(
をろち
)
の
三公
(
さんこう
)
を
276
憎
(
にく
)
い
奴
(
やつ
)
ぢやと
思
(
おも
)
へども
277
仁慈
(
じんじ
)
無限
(
むげん
)
の
神
(
かみ
)
さまの
278
大御心
(
おほみこころ
)
に
神習
(
かむなら
)
ひ
279
今度
(
こんど
)
は
許
(
ゆる
)
してやりませう
280
国魂神
(
くにたまがみ
)
の
純世姫
(
すみよひめ
)
281
其
(
その
)
外
(
ほか
)
百
(
もも
)
の
神
(
かみ
)
達
(
たち
)
よ
282
私
(
わたし
)
が
三公
(
さんこう
)
許
(
ゆる
)
すよに
283
如何
(
いか
)
なる
深
(
ふか
)
き
罪科
(
つみとが
)
も
284
どうぞ
赦
(
ゆる
)
して
下
(
くだ
)
さんせ
285
心
(
こころ
)
を
清
(
きよ
)
め
身
(
み
)
を
浄
(
きよ
)
め
286
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
287
真心
(
まごころ
)
こめて
兼公
(
かねこう
)
が
288
慎
(
つつし
)
み
敬
(
ゐやま
)
ひ
願
(
ね
)
ぎまつる
289
謹
(
つつし
)
み
敬
(
ゐやま
)
ひ
願
(
ね
)
ぎまつる』
290
と
謡
(
うた
)
ひ
乍
(
なが
)
ら
進
(
すす
)
み
行
(
ゆ
)
く。
291
進
(
すす
)
んで
来
(
く
)
るのは
早
(
はや
)
いもの、
292
早
(
はや
)
くも
屋方
(
やかた
)
の
村
(
むら
)
の
入口
(
いりぐち
)
に
差
(
さし
)
かかる。
293
大蛇
(
をろち
)
の
三公
(
さんこう
)
が
館
(
やかた
)
は、
294
コンモリとした
樫
(
かし
)
の
森
(
もり
)
の
中
(
なか
)
に、
295
僅
(
わづか
)
に
其
(
その
)
棟
(
むね
)
を
現
(
あら
)
はしてゐる。
296
(
大正一一・九・一五
旧七・二四
松村真澄
録)
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