霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
目 次設 定
設定
印刷用画面を開く [?]プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。[×閉じる]
話者名の追加表示 [?]セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。[×閉じる]
表示できる章
テキストのタイプ [?]ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。[×閉じる]

文字サイズ
フォント

ルビの表示



アンカーの表示 [?]本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。[×閉じる]


宣伝歌 [?]宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。[×閉じる]
脚注 [?][※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]


文字の色
背景の色
ルビの色
傍点の色 [?]底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。[×閉じる]
外字1の色 [?]この設定は現在使われておりません。[×閉じる]
外字2の色 [?]文字がフォントに存在せず、画像を使っている場合がありますが、その画像の周囲の色を変えます。[×閉じる]

  

表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。


【新着情報】10月30~31日に旧サイトから新サイトへの移行作業を行う予定です。実験用サイトサブスク
マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。

【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034  アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。

          

第一五章 怒濤(どたう)〔一〇五二〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 篇:第3篇 冒険神験 よみ(新仮名遣い):ぼうけんしんけん
章:第15章 怒濤 よみ(新仮名遣い):どとう 通し章番号:1052
口述日:1922(大正11)年10月17日(旧08月27日) 口述場所: 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1924(大正13)年4月3日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
出口教祖は清国の騒乱に東洋の前途を気遣い、神命のまにまに二度までも無人島にわたって渡海を成功させた。それに反対の役員たちは、上田会長を道案内として沓島参拝を成し遂げようと、強制的に自分を同行させようとした。
これまでも彼らの奸計によって九死一生の目にたびたびあってきたが、ここで逃げては神の道を宣伝する者の本意ではないと決心し、彼らとともに出修参拝することになった。
万一をおもんばかり、熱心な信者たちを同行させた。敵味方合わせて二十一名は明治三十三年七月二十日に出発を決行した。
冠島の手前になって、東の空がおかしな色になってきた。船頭たちは大しけになると慌てふためいている。
山岳のような波が舟を翻弄し、大の男たちがすっかり弱ってしまっている。会長は一生懸命に天津祝詞を奏上した。少し風が和らいだ間に、四隻の舟を二隻ずつ組みよせた。すると今度は一層激烈な大しけが襲来した。
教祖は、今回は罪が深い者ばかりの参拝だから、よほど神様に頼んで気を付けないと大変だからと、危急の際に開いて見るように会長に筆先を授けていた。
会長は筆先を披見するのはこのときばかりと開いて見ると、平仮名の筆先にて、神様の教えはこの舟の櫓櫂を操る舟人のようなものであるから、今の困難を腹に染みわたらせて恵みを悟り、信心を怠るなとの戒めであった。
また筆先には、上田が本田親徳先生から長沢豊子刀自を経由して授けられた巻物を今こそ開くように、と書かれていた。
そこには救世の神法、霊学の大本、神業が書かれていた。会長はこの神法を実行するのは正に今と言霊を上げると、不思議にも雨風波はやみ、静まった。舟人たちは驚いて、舌を巻いて感嘆している。
舟はようやくにして冠島に避難することを得た。老人島神社に供物を献上して救命の神恩に感謝する祝詞を奏上し、罪重い者の沓島参拝は神慮に叶わないことを一同感じ、舞鶴に帰着することになった。
舞鶴の旅館・大丹生屋の一間で休んでいたところ、会長のところへ杉浦という男がやってきて、涙を流しながら懺悔した。実は数名は謀議し、上田先生の巻物を奪って何々し、四方春蔵を後釜にしようとしていたという。
教祖の命によって、四方平蔵氏と四方春蔵が迎えにやってきた。杉浦の改心を聞いて、四方春蔵も陰謀を逐一自白し、真心から涙を流して謝罪するさまは、かえって可哀そうに思えた。
雨降って地固まるとやら、今度の遭難にて誰も彼も悔い改め、教団内も道の曙光を認めるようになってきた。これもまったく神の深遠なる思し召しによることと、会長はますますその信念を強固ならしめた。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2022-11-06 11:12:39 OBC :rm3815
愛善世界社版:152頁 八幡書店版:第7輯 215頁 修補版: 校定版:156頁 普及版:79頁 初版: ページ備考:
001 教祖(けうそ)会長(くわいちやう)反対(はんたい)連中(れんちう)がヒソビソと(くび)(あつ)めて、002冠島(をしま)()けは(さいは)ひに教祖(けうそ)一行(いつかう)()(にん)無事(ぶじ)(まゐ)つて()よつたが、003到底(たうてい)沓島(めしま)へは教祖(けうそ)のやうな()アさまが()けるものでない、004キツと(かみ)(いかり)にふれて、005(ふね)転覆(てんぷく)し、006(うみ)藻屑(もくづ)になつて(しま)ふか、007(ただし)不成功(ふせいこう)(をは)つて中途(ちうと)から引返(ひつかへ)して(かへ)るに相違(さうゐ)ないとタカをくくつて嘲笑(てうせう)(たくま)しうしてゐた(ところ)が、008見事(みごと)今回(こんくわい)(また)もや沓島開(めしまびら)きが出来(でき)たといふ成功談(せいこうだん)()き、009(まけ)()になり、010『ナニ教祖(けうそ)のやうな()アさまや(むすめ)()(とこ)()けないといふ(こと)があるものか』と、011二十(にじふ)(にん)頑固(ぐわんこ)連中(れんぢう)沓島(めしま)参拝(さんぱい)(くはだ)て、012(だい)暴風雨(ばうふうう)()ふて(いのち)カラガラ、013冠島(をしま)(から)うじて避難(ひなん)し、014一命(いちめい)(ひろ)うた物語(ものがたり)()べておく。
015 対岸(たいがん)清国(しんこく)では団匪(だんぴ)騒乱(さうらん)で、016各国(かくこく)政府(せいふ)居留民(きよりうみん)保護(ほご)(ため)聯合軍(れんがふぐん)組織(そしき)して北京城(ペキンじやう)進軍中(しんぐんちう)であつた。017(ここ)出口(でぐち)教祖(けうそ)東洋(とうやう)前途(ぜんと)()づかひ、018神命(しんめい)のまにまに、019二度(にど)までも無人島(むじんたう)(わた)り、020冒険(ばうけん)(てき)企図(きと)をこらして、021艱難(かんなん)辛苦(しんく)()(たま)ふにも(かか)はらず、022足立(あだち)(その)()役員(やくゐん)誑惑(きやうわく)された信徒(しんと)()は、023利己(りこ)一片(いつぺん)(かたむ)き、024おのれが卑劣心(ひれつしん)より口々(くちぐち)に、025今回(こんくわい)教祖(けうそ)一行(いつかう)冒険(ばうけん)(てき)渡海(とかい)非難(ひなん)し、026好奇心(かうきしん)にかられたり、027一方(いつぱう)には信者(しんじや)(あつ)めの手段(しゆだん)(かう)じたものだなどと、028(さかん)熱罵(ねつば)(たくま)しうしてゐる(もの)のみである。029判事(はんじ)ハリバートンの(げん)(いは)く『権威(けんゐ)のある(ところ)には自然(しぜん)不従順(ふじゆうじゆん)傾向(けいかう)あり』と。030(むべ)なる(かな)031近来(きんらい)教祖(けうそ)(および)上田(うへだ)名声(めいせい)(やうや)(だい)ならむとするを嫉妬(しつと)し、032いろいろと排斥(はいせき)防害(ばうがい)運動(うんどう)余念(よねん)なき連中(れんちう)二度(にど)までも孤島(こたう)参拝(さんぱい)成功(せいこう)益々(ますます)嫉視(しつし)反抗(はんかう)気勢(きせい)(たか)め、033今度(こんど)是非(ぜひ)(とも)会長(くわいちやう)案内者(あんないしや)として沓島(めしま)へつれ()き、034鐘岩(つりがねいは)断岩(だんがん)(のぼ)り、035いろいろとよからぬ(のぞ)みを()げむと、036某々(ぼうぼう)()数名(すうめい)鳩首(きうしゆ)謀議(ぼうぎ)結果(けつくわ)037(いま)一度(いちど)勝手(かつて)()つた会長(くわいちやう)同行(どうかう)参拝(さんぱい)せむ(こと)強請(きやうせい)して()まなかつた。038万一(まんいち)にも(いな)まうものなら、039卑怯者(ひけふもの)(そし)るであらう、040(いま)まで、041(しばしば)(かれ)()奸計(かんけい)()せられ、042九死(きうし)一生(いつしやう)(なん)遭遇(さうぐう)したる記憶(きおく)(あらた)なる一身(いつしん)(じやう)()つては、043(あたか)狼虎(ろうこ)(みち)づれも同様(どうやう)である。044何時(なんどき)間隙(かんげき)があつたら、045咬殺(かみころ)されるやら(はか)()られぬ危険(きけん)(きは)まる島詣(しままう)でであつた。046(しか)(なが)(てき)(おそ)れて(はた)()くのも、047(かみ)(みち)宣伝(せんでん)する(もの)本意(ほんい)でないと、048(かた)決心(けつしん)し、049日夜(にちや)沐浴(もくよく)斎戒(さいかい)心身(しんしん)(きよ)め、050(かみ)加護(かご)教祖(けうそ)()神徳(しんとく)倚信(いしん)して、051(かれ)()(とも)出舟(しゆつしう)参拝(さんぱい)する(こと)承諾(しようだく)した。
052 万一(まんいち)(おもんぱか)つて平素(へいそ)熱心(ねつしん)なる信者(しんじや)053竹原(たけはら)房太郎(ふさたらう)054木下(きのした)慶太郎(けいたらう)055森津(もりつ)由松(よしまつ)056福林(ふくばやし)安之助(やすのすけ)057時田(ときだ)058四方(しかた)安蔵(やすざう)059甚之丞(じんのじよう)()面々(めんめん)(ひき)つれ、060(こころ)()はない敵味方(てきみかた)(あは)せて廿一(にじふいち)(めい)明治(めいぢ)三十三(さんじふさん)(ねん)(しち)(ぐわつ)二十日(はつか)(ぼく)し、061いよいよ決行(けつかう)することとなつた。
062 二十一(にじふいち)(にち)未明(みめい)063四隻(しせき)漁舟(いさりぶね)(つみ)(おも)一行(いつかう)()せて、064舞鶴港(まひづるかう)()()し、065海上(かいじやう)(しち)()(ばか)り、066冠島(をしま)()()るやうに(ちか)()えて()た。067モウ一息(ひといき)といふ(ところ)(にはか)(ひがし)(そら)(へん)(いろ)になつて()た。068()(にん)船人(ふなびと)はあわてふためき、069(くち)(そろ)へて、
070『サア(みな)サン、071覚悟(かくご)をなされ大変(たいへん)なことになつて()た。072あの(くも)様子(やうす)では大颶風(おほしけ)だ』
073(さけ)んでゐる。074()()東北(とうほく)(そら)真黒(まつくろ)妖雲(えううん)がムラムラと()きだした。075追々(おひおひ)(かぜ)(あら)くなつたと(おも)()もなく、076颶風(ぐふう)襲来(しふらい)077(うしほ)()()ばし、078波濤(はたう)(いか)(くる)ひ、079勃乎(ぼつこ)たる海風(かいふう)(こゑ)轟々(ぐわうぐわう)と、080(みなみ)(きた)(ひがし)西(にし)(たけ)(まは)る。081騒然(さうぜん)たる声裡(せいり)082山岳(さんがく)のやうな(なみ)083堅乎(けんこ)たる(いはほ)のやうな波浪(はらう)()る、084(その)物凄(ものすご)きこと筆舌(ひつぜつ)(つく)(かぎ)りではなかつた。085小舟(こぶね)()()(ごと)くに中天(ちうてん)にまき()げるかと()れば、086(ただち)千仭(せんじん)(なみ)谷間(たにま)につき(おと)し、087無遠慮(ぶゑんりよ)舟玉(ふなたま)(かみ)()(おそ)れず、088勝手(かつて)気儘(きまま)奔弄(ほんろう)()した。089(なみ)(なみ)との(あひだ)にかくれた一行(いつかう)(ふね)は、090どうなつて(しま)つたか、091(その)(かげ)さへも()ることが出来(でき)ぬので、092(たがひ)(むね)(とどろ)かしつつあつた。093(あたか)地獄(ぢごく)旅行(りよかう)をしてゐるやうで、094(いづ)れも青息(あをいき)吐息(といき)為体(ていたらく)095(ひる)(しほ)096(ねこ)出合(であ)ふた(ねずみ)(ごと)く、097舟底(ふなそこ)にかぢりついて(ちぢ)かんでゐる。098(たれ)もかれもウンともスンとも得言(えい)はぬ(よわ)(かた)099(なか)にも松井(まつゐ)元利(げんり)といふ京都(きやうと)信者(しんじや)は、100因果(いんぐわ)(さだ)めたか、101生死(しやうし)(ほか)超然(てうぜん)として(どう)ぜざること岩石(がんせき)(ごと)く、102(あたま)から(しほ)()(なが)ら、103泰然(たいぜん)自若(じじやく)として(ただ)(てん)一方(いつぱう)のみを(なが)めて()る。104時田(ときだ)金太郎(きんたらう)小便(せうべん)のタンクが破裂(はれつ)(さう)なと()つて、105激浪(げきらう)()がけてコワゴワ(なが)放尿(はうねう)する。106舟人(ふなびと)が……そんな大男(おほをとこ)()つては危険(きけん)だ……と(やかま)しく(しか)りつけるやうに(さけ)ぶ。107それに引替(ひきか)へ、108臆病風(おくびやうかぜ)(おそ)はれた中村(なかむら)(ふる)(をのの)き、109(はじ)めて(くち)(ひら)き、
110中村(なかむら)会長(くわいちやう)さん、111一体(いつたい)どうなりますぢやいなア、112(いま)あんたの(あたま)(うへ)(ところ)(おほ)きな海坊主(うみばうず)がいやらしい(かほ)で、113(なが)(した)()して、114(わたし)をつかんで(うみ)投込(なげこ)むやうな()つきをし(なが)ら……それ(いま)其処(そこ)(にら)んで()りますわいな、115どうぞ坊主(ばうず)をいなして(くだ)され、116あゝ小便(せうべん)がしたくて(たま)らぬ、117どうしたらよからうか』
118周章(しうしやう)狼狽(らうばい)のさま(じつ)()るも()(どく)であつた。119小便(せうべん)がこらへきれなくなつたので、120とうとう自分(じぶん)飯碗(めしわん)(なか)放尿(はうねう)して、121それを(うみ)へコワゴワ()()んでゐる。122中村(なかむら)驚愕(きやうがく)(あま)弱腰(よわごし)()けたと()えて、123チツとも身動(みうご)きが出来(でき)なくなつてゐたのである。
124 烈然(れつぜん)たる颶風(ぐふう)はよく(せん)()境域(きやうゐき)(たつ)し、125猛然(まうぜん)たる旋風(せんぷう)万里(ばんり)(たか)きに()つて(めぐ)るかと(あや)しまれ、126(りう)ならずして(りう)(ぎん)じ、127(とら)ならずして(とら)(うそぶ)(ごと)光景(くわうけい)である。128一波(いつぱ)(たちま)(きた)りて漁舟(ぎよしう)(かみ)つく、129(その)(たび)(ごと)潮水(しほみづ)沢山(たくさん)において()く、130(また)(つぎ)一波(いつぱ)のお見舞(みまひ)(まで)にと、131一同(いちどう)力限(ちからかぎ)(いのち)(をし)さに、132平常(ふだん)にはこけた(はうき)もロクに(おこ)さぬやうな不精(ぶしやう)(をとこ)(をけ)茶碗(ちやわん)(しやく)などで、133一生(いつしやう)懸命(けんめい)潮水(しほみづ)をかへ()してゐる、134(また)一波(いつぱ)(きた)つて、135潮水(てうすゐ)(あたま)といはず、136背中(せなか)といはず、137無遠慮(ぶゑんりよ)()びせて(とほ)る、138(いそが)しさ(おそ)ろしさ、139到底(たうてい)(くち)()ふやうな(こと)ではない。
140 会長(くわいちやう)一生(いつしやう)懸命(けんめい)天津(あまつ)祝詞(のりと)奏上(そうじやう)(はじ)めた。141(てん)(たす)けか()(すく)ひか、142(すこ)(ばか)(かぜ)がやわらいで()た。143(したが)つて(なみ)(やや)(ひく)くなつた。144(この)一刹那(いつせつな)に、145舟人(ふなびと)手早(てばや)四隻(しせき)(ふね)二ケ所(にかしよ)()()せて、146二隻(にせき)づつからくんでみた、147かうすれば(ふね)覆没(ふくぼつ)(まぬが)れるからである。148……サア(これ)一安心(ひとあんしん)だと(おも)()もなく、149今度(こんど)一層(いつそう)激烈(げきれつ)大颶風(だいぐふう)襲来(しふらい)となつた。
150 (あめ)沛然(はいぜん)として(ぼん)(くつがへ)すが(ごと)く、151車軸(しやぢく)(なが)すが(ごと)く、152()きびしく(あたま)(うへ)から(たた)きつけるやうに()つて()る。153漂渺(へうべう)として際限(さいげん)なき海原(うなばら)(いま)咫尺(しせき)(べん)ぜざる(まで)暗黒(あんこく)(つつ)まれた。154(いか)れる(なみ)(もみ)つもまれつ、155荒磯(あらいそ)(いは)をも粉砕(ふんさい)せずんばやまぬ猛勢(まうせい)である。156(しろ)(たてがみ)(ふる)ふて()てる(なみ)()一文字(いちもんじ)(ふね)()みつく、157(その)(たび)(ごと)小舟(こぶね)がグラつき転覆(てんぷく)せむとする(あやふ)さ、158かくある以上(いじやう)は、159平素(へいそ)から教祖(けうそ)非難(ひなん)してゐた連中(れんちう)も、160会長(くわいちやう)嫉視(しつし)してゐた小人(せうじん)もチウの(こゑ)(ひと)得上(えあ)げず、161(ふる)(をのの)き、162(いま)(ただ)(かみ)()り、163教祖(けうそ)(したが)ひ、164会長(くわいちやう)依頼(いらい)して、165(いのち)安全(あんぜん)(はか)るより(ほか)(みち)なきに(いた)つたのである。
166 人間(にんげん)といふものは()うなつては(じつ)(よわ)(もの)である。167(かみ)のおいましめを(かうむ)つたと各自(かくじ)(おも)ふたのか、168(はら)(なか)(たく)んでゐたごもくたを悉皆(しつかい)()()して前非(ぜんぴ)悔悟(くわいご)する、169(たれ)(かれ)(かな)はぬ(とき)神頼(かみだの)みといふ調子(てうし)で、170一心(いつしん)頂礼(ちやうらい)口々(くちぐち)神文(しんもん)(とな)へ、171(かみ)にお(わび)(まを)してゐる。172村上(むらかみ)清次郎(せいじらう)といふ(をとこ)(てん)から四十三(しじふさん)(ぼん)御幣(ごへい)(わが)(ふね)にお(くだ)りになつて、173(われ)()保護(ほご)して(くだ)さるのが(をが)めますから、174(わたし)有難(ありがた)(こと)だと(おも)ふて安心(あんしん)してゐます……と(うれ)(さう)感謝(かんしや)してゐる。175これは信仰(しんかう)(ちから)()つて、176()ざめ、177(かみ)のお(まも)りあることを天眼通(てんがんつう)()せて(もら)ふたものである。178森津(もりつ)歌吉(うたきち)(なん)ともかとも得言(えい)はず、179()をむき(くち)()ぢて、180(なみ)(ばか)(おそ)ろし(さう)にながめ、181時々(ときどき)扇子(せんす)(もつ)(なみ)片方(かたはう)(おし)のけるやうな気取(きどり)で、182(めう)手附(てつき)をして(をが)んでゐる。183(ふね)()ひ、184(あわ)をば福林(ふくばやし)安之助(やすのすけ)八百屋(やほや)(みせ)をたぐり()(くる)しんでゐる。185会長(くわいちやう)聖地(せいち)出立(しゆつたつ)(さい)186教祖(けうそ)より、
187教祖(けうそ)今度(こんど)余程(よほど)(かみ)さまを(たの)んで()をつけて(まゐ)らぬと、188先日(せんじつ)参拝(さんぱい)のやうに(らく)には()きませぬぞや、189(つみ)(かたまり)(ばか)りだから、190万々一(まんまんいち)危急(ききふ)場合(ばあひ)191(いのち)(くわん)するやうなことのあつた(とき)には、192(これ)(ひら)いて()るがよい……』
193密封(みつぷう)した筆先(ふでさき)をお(さづ)けになつたのを、194大切(たいせつ)(はだ)(まも)りとしてつけてゐたが、195披見(ひけん)するは(いま)(この)(とき)だと、196懐中(くわいちゆう)より取出(とりいだ)し、197()しいただいて(ひら)いて()れば、198(なか)には平仮名(ひらがな)(ばか)りで、199何事(なにごと)かが(しる)されてある。200(その)筆先(ふでさき)大要(たいえう)は、
201(うしとら)金神(こんじん)出口(でぐち)()をかつて()をつけるぞよ、202慢心(まんしん)大怪我(おほけが)(もと)ぢやぞよと毎度(まいど)筆先(ふでさき)()らしてあるが、203(いま)人民(じんみん)知恵(ちゑ)(がく)(ばか)りにこり(かた)まり、204途中(とちう)鼻高(はなだか)になりて、205(かみ)(をしへ)()精神(せいしん)(もの)がなきやうになりて、206天地(てんち)御恩(ごおん)といふことを()らぬ(ゆゑ)207()(なか)悪魔(あくま)がはびこり、208()(みだ)れる(ばか)りで、209(この)()(うえ)がむさ(くるし)くて、210(かみ)住居(すまゐ)いたす(ところ)がないやうになりたので、211(まこと)(もと)活神(いきがみ)(この)沓島(めしま)冠島(をしま)(あつ)まりて御座(ござ)るぞよ、212それ(ゆゑ)余程(よほど)身魂(みたま)(みが)けた(もの)でないと、213(この)(しま)へは()せつけぬぞよ、214(この)(くも)りた()水晶(すゐしやう)にすまして、215(もと)神国(しんこく)立直(たてなほ)さねばならぬ大望(たいもう)がある(ゆゑ)明治(めいぢ)廿五(にじふご)(ねん)から、216(かみ)出口(でぐち)()をかり、217(くち)をかりて、218いろいろと苦労(くらう)をさして、219世間(せけん)()らせてゐるなれど、220(あま)()におちぶれて()出口(でぐち)(なほ)御用(ごよう)をさす(こと)であるから、221(いま)人民(じんみん)(まこと)(いた)(もの)がないぞよ、222人民(じんみん)(この)結構(けつこう)なお(つち)(うへ)家倉(いへくら)()青畳(あをだたみ)(うへ)で、223安心(あんしん)月日(つきひ)(おく)らして(もら)(なが)ら、224天地(てんち)御恩(ごおん)()らぬ(ばか)りか、225(かみ)(この)()になきものぢやと(おも)ふて()るものがちであるから、226(かみ)守護(しゆご)がうすかりたなれど、227人間(にんげん)(かみ)がかまはねば、228一息(ひといき)(あひだ)(いき)()(こと)()けぬぞよ、229人間(にんげん)(この)()(わた)るのは、230丁度(ちやうど)(いま)(この)小舟(こぶね)()り、231(あら)(うみ)を、232(かぜ)(なみ)にもまれて(わた)るよなものである、233(まこと)(ひと)()(うへ)ほど(あぶな)いはかないものはない、234もし(この)(ふね)一人(ひとり)舟人(ふなびと)艪櫂(ろかい)がなかりたならば、235(すぐ)()きも(もど)りもならぬよになり、236(ふね)(くだ)くか、237ひつくり(かへ)るか、238(ひと)(ふね)(うみ)藻屑(もくづ)とならねばなるまい、239人民(じんみん)(かみ)()守護(しゆご)なき(とき)少時(しばらく)(この)()()ることは出来(でき)ぬ、240(この)()(なか)は、241(ひと)(わた)(ふね)のようなもので、242(かみ)(をしへ)艪櫂(ろかい)である、243出口(でぐち)(なほ)(この)(ふね)(あやつ)舟人(ふなびと)のよな(もの)である。244(いま)困難(こんなん)(はら)わたにしみ()ませて、245いつ(まで)(わす)るる(こと)なく、246(かみ)さまの(めぐみ)(さと)つて信心(しんじん)(おこた)るなよ、247何事(なにごと)(みな)信心(しんじん)(ちから)によつて、248成就(じやうじゆ)するのであるから、249(かみ)御子(みこ)(うま)()でたる人民(じんみん)は、250チツとの()(かみ)(はな)れるな、251(みち)をかへるな、252(よく)(まど)うな、253(まこと)(ひと)つで(かみ)(をしへ)(したが)へ、254(わざはい)(おほ)(くら)がりの()(まこと)活神(いきがみ)より(ほか)にたよりとなり(ちから)となる(もの)はないぞよ云々(うんぬん)
255といふ懇切(こんせつ)なる神示(しんじ)であつた。256あゝ(かみ)(われ)()一行(いつかう)我慢(がまん)(いまし)め、257邪念(じやねん)(はら)ひて、258(まこと)(みち)(みちび)至幸(しかう)至福(しふく)ならしめむが(ため)に、259(この)(あら)海原(うなばら)()()し、260かくも懇切(こんせつ)なる教訓(けうくん)()れさせ(たま)ひしかと、261悪鬼(あくき)邪神(じやしん)(ごと)連中(れんちう)も、262ここに(はじ)めて(かみ)厚恩(こうおん)(さと)り、263教祖(けうそ)非凡(ひぼん)なる神人(しんじん)たるに(した)をまくのみであつた。
264 (また)(その)筆先(ふでさき)(をは)りの(ところ)一段(いちだん)(ほそ)()(もつ)て、
265上田(うへだ)()ちて()巻物(まきもの)は、266(この)(さい)(ひら)()よ』
267(しめ)されてあつた。268(この)巻物(まきもの)本田(ほんだ)親徳(ちかあつ)先生(せんせい)より、269長沢(ながさは)豊子(とよこ)()(つう)じて(さづ)けられたる無二(むに)宝典(ほうてん)である。270片時(かたとき)(はだ)(はな)さず、271危急(ききふ)存亡(そんばう)場合(ばあひ)272(かみ)のお(ゆる)しあるまで、273(けつ)して(ひら)くなとの(をしへ)確守(かくしゆ)し、274今迄(いままで)大切(たいせつ)(はだ)(まも)りにしてゐたのであるが、275(いま)一行(いつかう)精霊(せいれい)(すく)はねばならぬ場合(ばあひ)(あた)り、276(はじ)めて(ひら)玉手箱(たまてばこ)277(なに)(しる)してあるかと、278(おそ)(おそ)押頂(おしいただ)()(をが)み、279(ひら)()れば……
280 (たふと)きかも、281(かしこ)きかも、282救世(きうせい)神法(しんぱふ)283霊学(れいがく)大本(たいほん)数十百(すうじふひやく)(わた)神業(かむわざ)284(その)大要(たいえう)喜楽(きらく)高熊山(たかくまやま)霊山(れいざん)にて見聞(けんぶん)したる事実(じじつ)符合(ふがふ)し、285神秘(しんぴ)(ぞく)し、286他言(たげん)(ゆる)されぬもののみであつた。287会長(くわいちやう)(この)(いつ)(くわん)(をさ)めたる、288神法(しんぱう)実行(じつかう)する時機(じき)(まさ)到来(たうらい)したりと、289(てん)にも(のぼ)るが(ごと)(いさ)()ち、290心鏡(しんきやう)(まさ)玲瓏(れいろう)たり、291百折(ひやくせつ)(たゆ)まず(くつ)せず、292暴風(ばうふう)強雨(きやうう)何者(なにもの)ぞ、293水火(すいくわ)何者(なにもの)ぞ、294満腔(まんこう)精神(せいしん)益々(ますます)颶風(ぐふう)(たたか)ひ、295言霊(ことたま)神力(しんりき)(もつ)て、296どこまでも(これ)打克(うちか)たむとの(いきほひ)(とみ)(くは)はり(きた)る、297(よく)(はな)れ、298()をはなれ、299(いへ)(はな)れ、300自己(じこ)(はな)れ、301社会(しやくわい)(はな)れて(ただ)(かみ)あるのみ、302(まつた)(かみ)御懐(みふところ)(いだ)かれゐる()は、303如何(いか)なる(こと)(おそ)るるに(およ)ばず、304大丈夫(だいぢやうぶ)大安心(だいあんしん)なり、305(いか)れよ狂瀾(きやうらん)306(をど)れよ波濤(はたう)307()けよ強風(きやうふう)308(すさ)べよ暴風(ばうふう)309(なんぢ)(いか)りは雄大(ゆうだい)なり、310壮烈(さうれつ)なり、311(われ)(いま)(なんぢ)(いか)りに()つて()ける(まこと)(かみ)(をしへ)()けたり、312(いま)会長(くわいちやう)以前(いぜん)会長(くわいちやう)(あら)ず、313(いま)(まつた)(かみ)生宮(いきみや)となれり。314暴風(ばうふう)強雨(きやうう)(きた)れと、315十曜(とえう)(もん)(しる)されし、316神官扇(しんくわんあふぎ)差上(さしあ)げて、317(あめ)御柱(みはしら)(かみ)318(くに)御柱(みはしら)(かみ)319(あめ)水分(みくまりの)(かみ)320(くに)水分(みくまりの)(かみ)321大和田(おほわだ)津見(つみの)(かみ)(しづ)まり(たま)へ……と()言霊(ことたま)に、322不思議(ふしぎ)(かぜ)やみ(あめ)やみ(なみ)(したが)つて(しづ)まりぬ。323舟人(ふなびと)はおどろいて、
324先生(せんせい)(かみ)さまで御座(ござ)いませう』
325(した)をまいて感嘆(かんたん)してゐる。326(そもそ)(わが)(くに)(かみ)御国(みくに)なれば、327惟神(かむながら)(みち)(しよう)し、328幽玄(いうげん)微妙(びめう)神教(しんけう)あり、329神力(しんりき)無限(むげん)言霊(ことたま)あり、330(じつ)(たふと)天国(てんごく)浄土(じやうど)である。331(ふね)(やうや)くにして冠島(をしま)避難(ひなん)する(こと)()た。332第一着(だいいちちやく)老人島(おいとじま)神社(じんじや)供物(くぶつ)(けん)救命(きうめい)謝恩(しやおん)祝詞(のりと)奏上(そうじやう)し、333()いで綾部(あやべ)本宮(ほんぐう)遥拝(えうはい)し、334一行(いつかう)(つみ)(おも)(もの)沓島(めしま)参拝(さんぱい)到底(たうてい)神慮(しんりよ)(かな)はざるべしと(ふたた)帰路(きろ)安全(あんぜん)(いの)りつつ(あつ)(かみ)(まも)りの(もと)(やうや)舞鶴(まひづる)帰着(きちやく)一同(いちどう)(ここ)一泊(いつぱく)することとなつた。
335 大丹生(おほにふ)()二階(にかい)一間(ひとま)横臥(わうぐわ)して所労(しよらう)(やす)めてゐる、336会長(くわいちやう)枕許(まくらもと)杉浦(すぎうら)万吉(まんきち)といふ(をとこ)()(きた)り、337()をつかへ、338(おもて)改悛(かいしゆん)(いろ)(あら)はし、339(なみだ)をハラハラと(なが)(なが)ら、
340杉浦(すぎうら)先生(せんせい)にお(わび)(いた)さねばならぬ(こと)があります。341申上(まをしあ)ぐるのも(おそれおほ)きことなれど、342(じつ)(ところ)吾々(われわれ)数名(すうめい)相談(さうだん)(うへ)343先生(せんせい)(ふところ)にある巻物(まきもの)(あづか)り、344(その)(うへ)○○せむと○○をなし、345本会(ほんくわい)(ため)雲霧(くもきり)(はら)(きよ)め、346(その)後釜(あとがま)には四方(しかた)春三(はるざう)サンを()ゑて、347吾々(われわれ)思惑(おもわく)貫徹(くわんてつ)せむと(ほつ)し、348(その)手段(しゆだん)として先生(せんせい)(たい)し、349沓島(めしま)参拝(さんぱい)無理(むり)()(ねがひ)したので御座(ござ)います、350乍併(しかしながら)(かみ)(さま)(きび)しきおさばきにより、351(いのち)辛々(からがら)()()ふたのは、352(まつた)(かみ)さまより吾々(われわれ)改心(かいしん)せよとの()(いまし)めで御座(ござ)いませう、353()うぞ自分(じぶん)()(つみ)(ゆる)して(くだ)さいませ』
354平身(へいしん)低頭(ていとう)して()くも(おそ)ろしい物語(ものがたり)をするのであつた。355会長(くわいちやう)前日(ぜんじつ)より(ほぼ)探知(たんち)してゐたので、356今更(いまさら)(あま)(おどろ)きもなさず、357(わら)うてこれを(ゆる)した。358(しばら)くあつて綾部(あやべ)本部(ほんぶ)より教祖(けうそ)命令(めいれい)によつて四方(しかた)平蔵(へいざう)四方(しかた)春三(はるざう)(ともな)ひ、359沓島(めしま)()きの一行(いつかう)(むか)ひに(きた)り、360一同(いちどう)無事(ぶじ)(しゆく)し、361冥土(めいど)(たび)から(かへ)つたやうに()をどりして(よろこ)んだ。362四方(しかた)春三(はるざう)杉浦(すぎうら)改悟(かいご)()いて(つつ)むに(つつ)みきれず、363陰謀(いんぼう)逐一(ちくいち)自白(じはく)し、
364四方(しかた)『あゝ(わたし)(こころ)には悪神(あくがみ)(ひそ)んでゐたのでせう、365これからキツと改心(かいしん)(いた)します』
366真心(まごころ)から(なみだ)(なが)して有体(ありてい)謝罪(しやざい)するのを()ると、367(かへ)つて可哀相(かあいさう)になつて()た。368(あめ)()つて()(かた)まるとやら、369今度(こんど)遭難(さうなん)にて(たれ)()れも(いち)()()(あらた)め、370(みち)曙光(しよくわう)(みと)めるやうになつたのも、371(まつた)(かみ)深遠(しんゑん)なる思召(おぼしめし)によることと、372会長(くわいちやう)益々(ますます)(その)信念(しんねん)鞏固(きようこ)ならしめた。
373 二十二(にじふに)(にち)夕方(ゆふがた)無事(ぶじ)(やかた)(かへ)り、374神前(しんぜん)一同(いちどう)拝礼(はいれい)各々(おのおの)(いへ)(かへ)つた。
375大正一一・一〇・一七 旧八・二七 松村真澄録)
絶賛発売中『超訳霊界物語2/出口王仁三郎の「身魂磨き」実践書/一人旅するスサノオの宣伝使たち』
オニド関連サイト最新更新情報
10/22【霊界物語ネット】王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)』をテキスト化しました。
5/8【霊界物語ネット】霊界物語ネットに出口王仁三郎の第六歌集『霧の海』を掲載しました。
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【メールアドレス
合言葉「みろく」を入力して下さい→  
霊界物語ネットは飯塚弘明が運営しています。【メールアドレス】 / 動作に不具合や誤字脱字等を発見されましたら是非お知らせ下さるようお願い申し上げます。 / 本サイトに掲載されている霊界物語等の著作物の電子データは飯塚弘明ほか、多数の方々の協力によって作られました。(スペシャルサンクス) / 本サイトの著作権(デザイン、プログラム、凡例等)は飯塚弘明にあります。出口王仁三郎の著作物(霊界物語等)の著作権は保護期間が過ぎていますのでご自由にお使いいただいて構いません。ただし一部分を引用するのではなく、本サイト掲載の大部分を利用して電子書籍等に転用する場合には、必ず出典と連絡先を記して下さい。→「本サイト掲載文献の利用について」 / 出口王仁三郎の著作物は明治~昭和初期に書かれたものです。現代においては差別的と見なされる言葉や表現もありますが、当時の時代背景を鑑みてそのままにしてあります。 / プライバシーポリシー
(C) 2007-2024 Iizuka Hiroaki