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第75巻(寅の巻)
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第78巻(巳の巻)
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第40巻(卯の巻)
序文に代へて
緒言
総説
第1篇 恋雲魔風
01 大雲山
〔1085〕
02 出陣
〔1086〕
03 落橋
〔1087〕
04 珍客
〔1088〕
05 忍ぶ恋
〔1089〕
第2篇 寒梅照国
06 仁愛の真相
〔1090〕
07 文珠
〔1091〕
08 使者
〔1092〕
09 雁使
〔1093〕
第3篇 霊魂の遊行
10 衝突
〔1094〕
11 三途館
〔1095〕
12 心の反映
〔1096〕
13 試の果実
〔1097〕
14 空川
〔1098〕
第4篇 関風沼月
15 氷嚢
〔1099〕
16 春駒
〔1100〕
17 天幽窟
〔1101〕
18 沼の月
〔1102〕
19 月会
〔1103〕
20 入那の森
〔1104〕
余白歌
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第九章
雁使
(
かりのつかひ
)
〔一〇九三〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第40巻 舎身活躍 卯の巻
篇:
第2篇 寒梅照国
よみ(新仮名遣い):
かんばいしょうこく
章:
第9章 雁使
よみ(新仮名遣い):
かりのつかい
通し章番号:
1093
口述日:
1922(大正11)年11月02日(旧09月14日)
口述場所:
筆録者:
松村真澄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1924(大正13)年5月25日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
清春山の岩窟に留守をあずかるバラモン教徒たちは、照国別たちが出立した後も酒宴にふけっていた。ポーロは酔った勢いで管を巻き、菖蒲の両親を取り返されてやけになり、部下たちに絡んでいる。
エルマとキリクの両人は、酔いに夢を誠と取り違え、長刀を抜いて暴れだし、中は大騒ぎになってしまった。そこへケーリスとタークスがやってきて一喝した。三五教に帰依して言霊の力が備わったケーリスの声に、一同は身体強直して倒れてしまった。
タークスは声も涼しく宣伝歌を歌い、自分たちはポーロたちを赦すために照国別から遣わされてきたのだと来意を告げた。
歌い終わるとポーロたちの体は動き、一同は二人の前に手をついてあやまり入った。バラモン教徒たちは、ケーリスとタークスの神徳に打たれて唯々諾々としている。ポーロは照国別からの信書を受け取り、恐る恐る開いた。
そこには、ポーロたちのすべての所業を赦すこと、また三五教に入信する意があるならばケーリスとタークスに付いてイソ館に赴き、共に日の出神らに教えを受けるように、という諭しの言葉が記されていた。
ポーロは感激して照国別の神文を一同に読み聞かせ、皆ケーリスとタークスにしたがってイソ館に参進することになった。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2023-02-01 23:23:48
OBC :
rm4009
愛善世界社版:
105頁
八幡書店版:
第7輯 456頁
修補版:
校定版:
110頁
普及版:
49頁
初版:
ページ備考:
001
フサと
月
(
つき
)
との
国境
(
くにざかひ
)
002
アフガニスタンの
北方
(
ほつぱう
)
に
003
雲
(
くも
)
を
圧
(
あつ
)
してそそり
立
(
た
)
つ
004
清春山
(
きよはるやま
)
はバラモンの
005
教
(
をしへ
)
に
取
(
と
)
つて
第一
(
だいいち
)
の
006
要害
(
えうがい
)
堅固
(
けんご
)
の
関所
(
せきしよ
)
ぞと
007
名
(
な
)
も
遠近
(
をちこち
)
に
轟
(
とどろ
)
きぬ
008
大黒主
(
おほくろぬし
)
の
命
(
めい
)
に
依
(
よ
)
り
009
清春山
(
きよはるやま
)
の
神柱
(
かむばしら
)
010
大足別
(
おほだるわけ
)
は
軍卒
(
ぐんそつ
)
を
011
数多
(
あまた
)
率
(
ひき
)
ゐてカルマタの
012
国
(
くに
)
の
都
(
みやこ
)
に
蟠
(
わだか
)
まる
013
ウラルの
彦
(
ひこ
)
の
魂
(
たま
)
の
末
(
すゑ
)
014
常暗彦
(
とこやみひこ
)
の
集団
(
しふだん
)
を
015
只
(
ただ
)
一戦
(
いつせん
)
に
相屠
(
あひほふ
)
り
016
バラモン
教
(
けう
)
の
安泰
(
あんたい
)
を
017
守
(
まも
)
らむ
為
(
ため
)
に
出
(
い
)
でゆきし
018
後
(
あと
)
は
藻
(
も
)
ぬけの
殻
(
から
)
となり
019
難攻
(
なんこう
)
不落
(
ふらく
)
の
絶所
(
ぜつしよ
)
をば
020
力
(
ちから
)
となしてポーロをば
021
臨時
(
りんじ
)
岩窟
(
いはや
)
の
司
(
つかさ
)
とし
022
出
(
い
)
でゆきし
後
(
あと
)
の
岩窟
(
がんくつ
)
は
023
制度
(
せいど
)
も
秩序
(
ちつじよ
)
も
紊
(
みだ
)
れはて
024
夜
(
よ
)
を
日
(
ひ
)
に
次
(
つ
)
いで
十数
(
じふすう
)
の
025
番卒
(
ばんそつ
)
共
(
ども
)
は
腸
(
はらわた
)
を
026
腐
(
くさ
)
らす
牛飲
(
ぎういん
)
馬食
(
ばしよく
)
会
(
くわい
)
027
盛
(
さか
)
んに
行
(
おこな
)
ひ
居
(
ゐ
)
たりしが
028
三五教
(
あななひけう
)
の
神司
(
かむつかさ
)
029
照国別
(
てるくにわけ
)
の
一行
(
いつかう
)
に
030
言霊線
(
ことたません
)
を
放射
(
はうしや
)
され
031
右往
(
うわう
)
左往
(
さわう
)
に
逃
(
に
)
げ
惑
(
まど
)
ふ
032
其
(
その
)
惨状
(
さんじやう
)
を
見
(
み
)
のがして
033
先
(
さき
)
を
急
(
いそ
)
ぎし
宣伝使
(
せんでんし
)
034
両親
(
りやうしん
)
妹
(
いもと
)
を
守
(
まも
)
りつつ
035
帰
(
かへ
)
りし
後
(
あと
)
は
又
(
また
)
元
(
もと
)
の
036
牛飲
(
ぎういん
)
馬食
(
ばしよく
)
の
会
(
くわい
)
となり
037
飲
(
の
)
めよ
騒
(
さわ
)
げよ
歌
(
うた
)
へよ
舞
(
ま
)
へよ
038
一寸先
(
いつすんさき
)
は
暗
(
やみ
)
の
夜
(
よ
)
ぢや
039
暗
(
やみ
)
の
後
(
あと
)
には
月
(
つき
)
が
出
(
で
)
る
040
月
(
つき
)
は
月
(
つき
)
ぢやが
運
(
うん
)
の
尽
(
つき
)
041
キヨロつき、マゴつき、ウソつきの
042
バラモン
教
(
けう
)
の
神柱
(
かむばしら
)
043
戦
(
いくさ
)
に
勝
(
か
)
たうが
負
(
ま
)
けようが
044
国家
(
こくか
)
の
興亡
(
こうばう
)
は
吾々
(
われわれ
)
の
045
敢
(
あへ
)
て
関
(
くわん
)
するとこでない
046
朝
(
あさ
)
から
晩
(
ばん
)
まで
酒
(
さけ
)
を
呑
(
の
)
み
047
甘
(
うま
)
い
物
(
もの
)
食
(
く
)
て
楽々
(
らくらく
)
と
048
暮
(
くら
)
して
其
(
その
)
日
(
ひ
)
を
送
(
おく
)
るのが
049
文明
(
ぶんめい
)
人種
(
じんしゆ
)
の
行方
(
やりかた
)
と
050
ウラル
教
(
けう
)
もどきに
悪化
(
あくくわ
)
して
051
ポーロ、レールを
初
(
はじ
)
めとし
052
ハール、エルマやシヤム、キルク
053
其
(
その
)
外
(
ほか
)
残
(
のこ
)
りの
信徒
(
まめひと
)
は
054
飲
(
の
)
まな
損
(
そん
)
ぢやと
争
(
あらそ
)
うて
055
ヘベレケ
腰
(
ごし
)
になりながら
056
岩窟
(
いはや
)
の
中
(
なか
)
を
這
(
は
)
ひまわり
057
大蛇
(
をろち
)
の
正体
(
しやうたい
)
現
(
あら
)
はして
058
騒
(
さわ
)
ぎ
狂
(
くる
)
ふぞ
可笑
(
をか
)
しけれ。
059
ポーロはもつれ
舌
(
じた
)
を
無理
(
むり
)
に
動
(
うご
)
かせながら、
060
ポーロ
『オイ、
061
レール、
062
とうとう
爺
(
ぢぢ
)
イと
婆
(
ばば
)
アを
取返
(
とりかへ
)
され、
063
折角
(
せつかく
)
陥穽
(
おとしあな
)
へ
落
(
おと
)
した
三五教
(
あななひけう
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
一行
(
いつかう
)
も
亦
(
また
)
、
064
ヤツコスの
裏返
(
うらがへ
)
りに
依
(
よ
)
つて、
065
サツパリ
掠奪
(
りやくだつ
)
され、
066
最早
(
もはや
)
俺
(
おれ
)
達
(
たち
)
の
使命
(
しめい
)
はこれで
尽
(
つ
)
きたと
言
(
い
)
ふものだ。
067
こんな
淋
(
さび
)
しい
岩窟
(
いはや
)
に
頑張
(
ぐわんば
)
つて
居
(
を
)
つたのも、
068
あの
夫婦
(
ふうふ
)
を
押込
(
おしこ
)
め、
069
彼奴
(
あいつ
)
の
口
(
くち
)
から
菖蒲
(
あやめ
)
を
口説
(
くど
)
き
落
(
おと
)
させ、
070
大足別
(
おほだるわけ
)
さまの
女房
(
にようばう
)
にする
為
(
ため
)
に
勤
(
つと
)
めてゐたのだが、
071
モウ
斯
(
か
)
うなつちやア
仕方
(
しかた
)
がない。
072
本館
(
ほんやかた
)
へ
立帰
(
たちかへ
)
らうぢやないか。
073
大足別
(
おほだるわけ
)
さまは
不在
(
ふざい
)
でも、
074
小足別
(
こだるわけ
)
の
神司
(
かむつかさ
)
がまだ
沢山
(
たくさん
)
の
部下
(
ぶか
)
を
伴
(
つ
)
れて
守
(
まも
)
つてゐるから、
075
そこまで
一
(
ひと
)
つ
退却
(
たいきやく
)
しようかい。
076
グヅグヅしてゐるとあの
宣伝使
(
せんでんし
)
奴
(
め
)
が
むし
返
(
かへ
)
しにやつて
来
(
き
)
よつたら、
077
それこそ
今度
(
こんど
)
はポーロもボロクソにやられて
了
(
しま
)
はねばならぬかも
知
(
し
)
れない。
078
さうだから
今
(
いま
)
の
間
(
うち
)
にポーロい
汁
(
しる
)
を
吸
(
す
)
うて、
079
後
(
あと
)
に
未練
(
みれん
)
のないやうにしておかうと
思
(
おも
)
つて、
080
特別
(
とくべつ
)
破格
(
はかく
)
を
以
(
もつ
)
て、
081
貴様
(
きさま
)
たちに
勉強
(
べんきやう
)
さして
牛飲
(
ぎういん
)
馬食
(
ばしよく
)
を
勤
(
つと
)
めさしてゐるのだ。
082
此
(
この
)
頃
(
ごろ
)
は
貴様
(
きさま
)
も
一向
(
いつかう
)
不勉強
(
ふべんきやう
)
ぢやないか。
083
初
(
はじ
)
めの
間
(
うち
)
は
僅
(
わづ
)
かに
十六
(
じふろく
)
人
(
にん
)
を
以
(
もつ
)
て
四斗
(
しと
)
も
五斗
(
ごと
)
も
飲
(
の
)
んでくれたが、
084
何
(
なん
)
だ、
085
此
(
この
)
頃
(
ごろ
)
は
十七八
(
じふしちはち
)
人
(
にん
)
も
寄
(
よ
)
つて
僅
(
わづ
)
かに
一斗
(
いつと
)
五六升
(
ごろくしよう
)
の
酒
(
さけ
)
にヘベレケになりよつて、
086
そんな
事
(
こと
)
で
此
(
この
)
岩窟
(
がんくつ
)
の
酒
(
さけ
)
が
何時
(
いつ
)
なくなるか
分
(
わか
)
つたものぢやないぞ。
087
レール、
088
ちつと
皆
(
みな
)
の
奴
(
やつ
)
を
鞭撻
(
べんたつ
)
して、
089
モ
少
(
すこ
)
し
活動
(
くわつどう
)
させたら
如何
(
どう
)
だい』
090
レール『
俺
(
おれ
)
だつて
何時
(
いつ
)
もレールから
脱線
(
だつせん
)
する
所
(
ところ
)
まで
奨励
(
しやうれい
)
してるのだから、
091
モウこの
上
(
うへ
)
勉強
(
べんきやう
)
せいと
云
(
い
)
つても
仕方
(
しかた
)
がないワ。
092
ウラル
教
(
けう
)
の
奴
(
やつ
)
でもゐよると、
093
五六
(
ごろく
)
人
(
にん
)
新手
(
あらて
)
を
加
(
くは
)
へて、
094
呑
(
の
)
ましてやつたなら、
095
それはそれは
随分
(
ずゐぶん
)
はか
がゆくのだけれどなア。
096
酒
(
さけ
)
を
呑
(
の
)
むなら
薬鑵
(
やくわん
)
で
呑
(
の
)
めよ、
097
薬鑵
(
やくわん
)
がいやなら
壺口
(
つぼぐち
)
で
呑
(
の
)
めよ。
098
壺口
(
つぼぐち
)
がいやなら
飛込
(
とびこ
)
んで
呑
(
の
)
めよ、
099
猩々
(
しやうじやう
)
の
奴
(
やつ
)
めが
胆
(
きも
)
つぶし、
100
呆
(
あき
)
れ
返
(
かへ
)
つて
逃
(
に
)
げるよに
呑
(
の
)
めよ、
101
呑
(
の
)
めよ
呑
(
の
)
めよドツサリ
呑
(
の
)
めよ、
102
呑
(
の
)
めば
呑
(
の
)
む
程
(
ほど
)
身
(
み
)
の
徳利
(
とくり
)
だ。
103
デカタンシヨウ デカタンシヨウ……とやつたら、
104
随分
(
ずゐぶん
)
面白
(
おもしろ
)
からうがな。
105
アーン』
106
ポーロ『オイ、
107
シヤム、
108
貴様
(
きさま
)
は
此
(
この
)
頃
(
ごろ
)
は
一向
(
いつかう
)
酒
(
さけ
)
に
勉強
(
べんきやう
)
をせぬぢやないか。
109
何
(
なん
)
だか
口汚
(
くちぎた
)
ないシヤムシヤムと
飯
(
めし
)
ばかり
食
(
くら
)
ひやがつて、
110
そんなことで
牛飲党
(
ぎういんたう
)
の
幹部
(
かんぶ
)
になれるか。
111
グヅグヅしてゐると
酒
(
さけ
)
のなくならぬ
間
(
うち
)
に
三五教
(
あななひけう
)
がやつてくるかも
知
(
し
)
れぬぞ。
112
さうなつたら
俺
(
おれ
)
達
(
たち
)
は
三五教
(
あななひけう
)
ぢやないが、
113
無抵抗
(
むていかう
)
主義
(
しゆぎ
)
だから、
114
甘
(
うま
)
い
酒
(
さけ
)
が
残
(
のこ
)
つてると、
115
後
(
あと
)
に
執着心
(
しふちやくしん
)
が
残
(
のこ
)
つて
潔
(
いさぎよ
)
う
逃
(
に
)
げられぬからなア。
116
敵
(
てき
)
に
酒
(
さけ
)
を
呑
(
の
)
ますも
余
(
あま
)
り
気
(
き
)
が
利
(
き
)
かぬぢやないか』
117
シヤム『ナアニ、
118
三五教
(
あななひけう
)
だつてヤツパリ
人間
(
にんげん
)
だ。
119
彼奴
(
あいつ
)
が
呑
(
の
)
んでもヤツパリ
甘
(
うま
)
い
酒
(
さけ
)
は
甘
(
うま
)
いのだ。
120
ウラル
教
(
けう
)
の
奴
(
やつ
)
に
手伝
(
てつだ
)
はすより、
121
余程
(
よほど
)
ハカが
行
(
ゆ
)
くかも
知
(
し
)
れぬぞ。
122
何
(
なん
)
ぼ
呑
(
の
)
んでも
三五教
(
あななひけう
)
だから、
123
腹
(
はら
)
にたまる
気遣
(
きづかひ
)
もなし、
124
俺
(
おれ
)
達
(
たち
)
のやうに、
125
直
(
ぢき
)
に
づぶ
六
(
ろく
)
メンタルになる
虞
(
おそれ
)
はなからうぞ。
126
なあ、
127
ハール、
128
三五教
(
あななひけう
)
がやつて
来
(
き
)
たら………これはこれはようこそ
御
(
ご
)
入来
(
じゆらい
)
下
(
くだ
)
さいました。
129
何分
(
なにぶん
)
悪
(
あく
)
の
御
(
おん
)
大将
(
たいしやう
)
が
不在
(
ふざい
)
で
厶
(
ござ
)
いますから、
130
結構
(
けつこう
)
な
毒酒
(
どくしゆ
)
をあげる
訳
(
わけ
)
にもゆかず、
131
とつときのよい
酒
(
さけ
)
で
済
(
す
)
みませぬが、
132
一献
(
いつこん
)
どうでげせう……と
かます
のだ。
133
さうすると、
134
酒
(
さけ
)
見
(
み
)
て
笑
(
わら
)
はぬ
奴
(
やつ
)
アないから、
135
何程
(
なにほど
)
三五教
(
あななひけう
)
だつて、
136
すぐに
相好
(
さうがう
)
をくずし、
137
喉
(
のど
)
をグルグル
言
(
い
)
はして……ヤアこれはこれは
思
(
おも
)
ひがけなき
御
(
ご
)
馳走
(
ちそう
)
を
頂戴
(
ちやうだい
)
致
(
いた
)
しました……といつて、
138
目
(
め
)
を
細
(
ほそ
)
うしてグツと
一杯
(
いつぱい
)
やつたらモウ
大丈夫
(
だいぢやうぶ
)
だ。
139
一杯
(
いつぱい
)
のんでも
甘
(
うま
)
い、
140
二杯
(
にはい
)
のんでも
亦
(
また
)
甘
(
うま
)
い、
141
三杯
(
さんばい
)
のんでもまだ
甘
(
うま
)
い、
142
四杯
(
しはい
)
五杯
(
ごはい
)
、
143
百杯
(
ひやつぱい
)
千杯
(
せんぱい
)
と、
144
しまひの
果
(
はて
)
にや
土手
(
どて
)
を
切
(
き
)
らし、
145
三五教
(
あななひけう
)
も
何
(
なに
)
も
忘
(
わす
)
れて
了
(
しま
)
ひ、
146
キツと
牛飲
(
ぎういん
)
馬食
(
ばしよく
)
会
(
くわい
)
の
会員
(
くわいいん
)
になるにきまつとる。
147
さうなると、
148
余
(
あま
)
り
俺
(
おれ
)
達
(
たち
)
は
酒
(
さけ
)
を
呑
(
の
)
まぬやうにするのだ。
149
向方
(
むかふ
)
が
十分
(
じふぶん
)
酔
(
よ
)
うた
潮合
(
しほあひ
)
を
計
(
はか
)
つて、
150
来
(
く
)
る
奴
(
やつ
)
来
(
く
)
る
奴
(
やつ
)
をあの
陥穽
(
おとしあな
)
へ
埋葬
(
まいさう
)
さへすれば、
151
三五教
(
あななひけう
)
の
百匹
(
ひやつぴき
)
や
二百匹
(
にひやつぴき
)
来
(
き
)
たつて、
152
さまで
驚
(
おどろ
)
くには
及
(
およ
)
ばぬよ。
153
何
(
なん
)
と
妙案
(
めうあん
)
奇策
(
きさく
)
ぢやないか』
154
かく
話
(
はな
)
す
時
(
とき
)
しも、
155
エルマ、
156
キルクの
両人
(
りやうにん
)
は
今迄
(
いままで
)
酔
(
よ
)
ひ
倒
(
たふ
)
れてゐたが、
157
何
(
なん
)
に
感
(
かん
)
じたかムクムクと
起上
(
おきあが
)
り、
158
エルマ、キルク
『コーリヤ、
159
どいつも
此奴
(
こいつ
)
も、
160
計略
(
けいりやく
)
を
以
(
もつ
)
ておれ
等
(
ら
)
両人
(
りやうにん
)
を
殺
(
ころ
)
そうとしたなア。
161
俺
(
おれ
)
も
死物狂
(
しにものぐる
)
ひだ』
162
と
夢
(
ゆめ
)
を
誠
(
まこと
)
と
思
(
おも
)
ひ
僻
(
ひが
)
め、
163
矢庭
(
やには
)
に
奥
(
おく
)
の
間
(
ま
)
に
駆
(
か
)
け
入
(
い
)
り、
164
両人
(
りやうにん
)
は
長刀
(
ちやうたう
)
をスラリと
引抜
(
ひきぬ
)
いて、
165
ポーロ、
166
レール、
167
シヤム、
168
ハール
其
(
その
)
他
(
た
)
十二三
(
じふにさん
)
人
(
にん
)
の
群
(
むれ
)
に
向
(
むか
)
つて、
169
無性
(
むしやう
)
矢鱈
(
やたら
)
に
切込
(
きりこ
)
んだ。
170
頬
(
ほほ
)
の
肉
(
にく
)
をけづられた
奴
(
やつ
)
、
171
鼻
(
はな
)
の
先
(
さき
)
を
切
(
き
)
られた
奴
(
やつ
)
、
172
耳
(
みみ
)
を
落
(
おと
)
された
奴
(
やつ
)
、
173
腕
(
うで
)
を
切
(
き
)
られ、
174
指
(
ゆび
)
を
飛
(
と
)
ばされ、
175
『コラコラ
何
(
なに
)
をする』
176
といひながら
徳利
(
とくり
)
や
鉢
(
はち
)
や
盃
(
さかづき
)
や
膳
(
ぜん
)
を
以
(
もつ
)
て
防
(
ふせ
)
ぎ
戦
(
たたか
)
ふ。
177
徳利
(
とつくり
)
や
鉢
(
はち
)
の
破
(
わ
)
れる
音
(
おと
)
パチパチ ガチヤ ガチヤ、
178
ウン、
179
キヤア、
180
アイタと
咆吼
(
はうかう
)
怒号
(
どがう
)
の
声
(
こゑ
)
一
(
いち
)
時
(
じ
)
に
起
(
おこ
)
り
来
(
きた
)
り、
181
岩窟
(
いはや
)
の
外
(
そと
)
迄
(
まで
)
聞
(
きこ
)
えて
来
(
き
)
た。
182
ケーリス、
183
タークスの
両人
(
りやうにん
)
は
何事
(
なにごと
)
の
変事
(
へんじ
)
突発
(
とつぱつ
)
せしやと、
184
足許
(
あしもと
)
に
注意
(
ちうい
)
しながら
奥
(
おく
)
深
(
ふか
)
く
進
(
すす
)
み
入
(
い
)
れば、
185
岩窟
(
いはや
)
の
中
(
なか
)
は
阿鼻
(
あび
)
叫喚
(
けうくわん
)
、
186
修羅
(
しゆら
)
の
巷
(
ちまた
)
と
激変
(
げきへん
)
してゐる。
187
ケーリスは
矢庭
(
やには
)
に
雷
(
らい
)
の
如
(
ごと
)
き
声
(
こゑ
)
を
張
(
は
)
り
上
(
あ
)
げ、
188
ケーリス
『コラツ』
189
と
一喝
(
いつかつ
)
した。
190
どこともなく
其
(
その
)
言霊
(
ことたま
)
に
三五教
(
あななひけう
)
の
威力
(
ゐりよく
)
備
(
そな
)
はつてゐたと
見
(
み
)
え、
191
エルマ、
192
キルクは
其
(
その
)
声
(
こゑ
)
と
共
(
とも
)
に
刀
(
かたな
)
をバタリと
落
(
おと
)
して
尻餅
(
しりもち
)
をつき、
193
仰向
(
あふむ
)
けに
倒
(
たふ
)
れる。
194
ポーロ
以下
(
いか
)
の
連中
(
れんちう
)
も
手
(
て
)
に
持
(
も
)
つた
得物
(
えもの
)
を
悉
(
ことごと
)
く
其
(
その
)
声
(
こゑ
)
と
共
(
とも
)
にパタリと
落
(
おと
)
し、
195
同
(
おな
)
じく
仰向
(
あふむ
)
けに、
196
残
(
のこ
)
らず
倒
(
たふ
)
れて
了
(
しま
)
つた。
197
何
(
いづ
)
れもケーリスの
言霊
(
ことたま
)
の
威力
(
ゐりよく
)
に
打
(
う
)
たれて
身体
(
しんたい
)
強直
(
きやうちよく
)
し、
198
首
(
くび
)
から
上
(
うへ
)
のみをクルクルと
廻転
(
くわいてん
)
させ、
199
蒼白
(
まつさを
)
な
顔
(
かほ
)
して
呻
(
うめ
)
いてゐる。
200
タークスは
声
(
こゑ
)
も
涼
(
すず
)
しく
宣伝歌
(
せんでんか
)
を
歌
(
うた
)
ひ
出
(
だ
)
した。
201
タークス
『
大黒主
(
おほくろぬし
)
の
命
(
めい
)
を
受
(
う
)
け
202
イソの
館
(
やかた
)
へ
立向
(
たちむか
)
ふ
203
鬼春別
(
おにはるわけ
)
の
将軍
(
しやうぐん
)
が
204
先鋒隊
(
せんぽうたい
)
と
仕
(
つか
)
へたる
205
片彦
(
かたひこ
)
さまに
従
(
したが
)
うて
206
ライオン
河
(
がは
)
を
打渡
(
うちわた
)
り
207
駒
(
こま
)
に
跨
(
またが
)
り
堂々
(
だうだう
)
と
208
クルスの
森
(
もり
)
に
来
(
きた
)
る
折
(
をり
)
209
三五教
(
あななひけう
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
210
照国別
(
てるくにわけ
)
の
一行
(
いつかう
)
に
211
思
(
おも
)
はぬ
所
(
ところ
)
で
出会
(
でつくは
)
し
212
互
(
たがひ
)
に
挑
(
いど
)
み
戦
(
たたか
)
ひつ
213
味方
(
みかた
)
は
脆
(
もろ
)
くも
敗北
(
はいぼく
)
し
214
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
二人
(
ふたり
)
は
言霊
(
ことたま
)
に
215
打
(
う
)
たれて
馬
(
うま
)
より
転落
(
てんらく
)
し
216
命
(
いのち
)
危
(
あやふ
)
くなりけるが
217
仁慈
(
じんじ
)
無限
(
むげん
)
の
三五
(
あななひ
)
の
218
神
(
かみ
)
に
仕
(
つか
)
へし
神司
(
かむつかさ
)
219
照国別
(
てるくにわけ
)
は
照
(
てる
)
、
梅
(
うめ
)
の
220
二人
(
ふたり
)
の
供
(
とも
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
221
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
を
助
(
たす
)
け
労
(
いた
)
はりて
222
尊
(
たふと
)
き
教
(
をしへ
)
を
宣
(
の
)
り
給
(
たま
)
ひ
223
三五教
(
あななひけう
)
の
信徒
(
まめひと
)
と
224
許
(
ゆる
)
され
給
(
たま
)
ひし
身
(
み
)
の
上
(
うへ
)
ぞ
225
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
226
神
(
かみ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
幸
(
さち
)
はひて
227
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
二人
(
ふたり
)
は
勇
(
いさ
)
み
立
(
た
)
ち
228
栗毛
(
くりげ
)
の
駒
(
こま
)
に
跨
(
またが
)
りて
229
清春山
(
きよはるやま
)
の
麓
(
ふもと
)
まで
230
風
(
かぜ
)
に
髪
(
かみ
)
をば
梳
(
くしけづ
)
り
231
進
(
すす
)
み
来
(
きた
)
りし
者
(
もの
)
なるぞ
232
ここに
駒
(
こま
)
をば
乗捨
(
のりす
)
てて
233
汝
(
なんぢ
)
ポーロに
会
(
あ
)
はむ
為
(
ため
)
234
照国別
(
てるくにわけ
)
の
信書
(
しんしよ
)
をば
235
齎
(
もたら
)
し
来
(
きた
)
る
吾
(
わ
)
が
一行
(
いつかう
)
236
岩窟
(
いはや
)
の
外
(
そと
)
にて
窺
(
うかが
)
へば
237
阿鼻
(
あび
)
叫喚
(
けうくわん
)
の
惨状
(
さんじやう
)
は
238
手
(
て
)
にとる
如
(
ごと
)
く
聞
(
きこ
)
えたり
239
只事
(
ただごと
)
ならじと
吾々
(
われわれ
)
は
240
進
(
すす
)
み
来
(
きた
)
りて
眺
(
なが
)
むれば
241
落花
(
らくくわ
)
狼藉
(
らうぜき
)
ここかしこ
242
血潮
(
ちしほ
)
の
雨
(
あめ
)
は
降
(
ふ
)
りしきり
243
丼鉢
(
どんぶりばち
)
は
舞
(
ま
)
ひ
狂
(
くる
)
ひ
244
徳利
(
とくり
)
は
宙
(
ちう
)
に
飛上
(
とびあ
)
がり
245
さながら
戦場
(
せんぢやう
)
の
如
(
ごと
)
くなり
246
ポーロ、レールよシヤム、ハール
247
エルマやキルク
其
(
その
)
外
(
ほか
)
の
248
神
(
かみ
)
の
司
(
つかさ
)
よ、よつく
聞
(
き
)
け
249
人
(
ひと
)
は
神
(
かみ
)
の
子
(
こ
)
神
(
かみ
)
の
宮
(
みや
)
250
一
(
ひと
)
つの
神
(
かみ
)
の
造
(
つく
)
らしし
251
同胞
(
はらから
)
なれば
村肝
(
むらきも
)
の
252
心
(
こころ
)
を
合
(
あは
)
せ
睦
(
むつま
)
じく
253
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
の
御使
(
みつかひ
)
と
254
なりて
仕
(
つか
)
ふる
身
(
み
)
なるぞや
255
汝
(
なんぢ
)
等
(
ら
)
一同
(
いちどう
)
神柱
(
かむばしら
)
256
大足別
(
おほだるわけ
)
の
出
(
い
)
でましし
257
不在
(
るす
)
を
幸
(
さいは
)
ひ
甘酒
(
うまざけ
)
に
258
酔
(
よ
)
ひくづれつつ
此
(
この
)
様
(
さま
)
は
259
神
(
かみ
)
の
司
(
つかさ
)
と
任
(
ま
)
けられし
260
人
(
ひと
)
のなすべき
事
(
こと
)
ならず
261
一日
(
ひとひ
)
も
早
(
はや
)
く
心
(
こころ
)
をば
262
改
(
あらた
)
め
直
(
なほ
)
せ
惟神
(
かむながら
)
263
神
(
かみ
)
に
誓
(
ちか
)
ひてタークスが
264
汝
(
なんぢ
)
を
戒
(
いまし
)
め
諭
(
さと
)
すなり
265
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
266
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましませよ
267
一
(
ひと
)
二
(
ふた
)
三
(
み
)
四
(
よ
)
五
(
いつ
)
つ
六
(
む
)
つ
268
七
(
なな
)
八
(
や
)
九
(
ここの
)
つ
十
(
たり
)
百
(
もも
)
千
(
ち
)
269
万
(
よろづ
)
の
神
(
かみ
)
の
御恵
(
みめぐみ
)
に
270
ポーロを
始
(
はじ
)
め
一同
(
いちどう
)
の
271
心
(
こころ
)
の
園
(
その
)
に
花
(
はな
)
開
(
ひら
)
き
272
正
(
ただ
)
しき
教
(
をしへ
)
の
御柱
(
みはしら
)
と
273
救
(
すく
)
はせ
給
(
たま
)
へ
惟神
(
かむながら
)
274
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
にねぎまつる』
275
と
歌
(
うた
)
ひ
了
(
をは
)
るや、
276
ポーロを
始
(
はじ
)
めレール
其
(
その
)
他
(
た
)
一同
(
いちどう
)
はムクムクと
漸
(
やうや
)
くにして
起上
(
おきあが
)
り、
277
二人
(
ふたり
)
の
前
(
まへ
)
に
恐
(
おそ
)
る
恐
(
おそ
)
る
手
(
て
)
をつかへ、
278
あやまり
入
(
い
)
るのであつた。
279
ポーロ、
280
レールは
同
(
おな
)
じバラモン
教
(
けう
)
にて
顔
(
かほ
)
を
見知
(
みし
)
つたるケーリス、
281
タークスの
両人
(
りやうにん
)
が
俄
(
にはか
)
に
不可思議
(
ふかしぎ
)
の
神力
(
しんりき
)
を
身
(
み
)
にそなへ、
282
且
(
か
)
つ
三五教
(
あななひけう
)
式
(
しき
)
の
宣伝歌
(
せんでんか
)
を
歌
(
うた
)
ひたるに
胆
(
きも
)
を
潰
(
つぶ
)
し、
283
其
(
その
)
霊徳
(
れいとく
)
に
打
(
う
)
たれて
一言
(
ひとこと
)
も
発
(
はつ
)
せず
又
(
また
)
反抗
(
はんかう
)
的
(
てき
)
態度
(
たいど
)
もとらず、
284
唯々
(
ゐゐ
)
諾々
(
だくだく
)
として
両人
(
りやうにん
)
のなすが
儘
(
まま
)
に
服従
(
ふくじゆう
)
せむと、
285
期
(
き
)
せずして
互
(
たがひ
)
の
心
(
こころ
)
は
一致
(
いつち
)
してゐた。
286
ケーリス『コレ、
287
ポーロさま、
288
大将
(
たいしやう
)
の
不在中
(
ふざいちゆう
)
だと
思
(
おも
)
つて、
289
随分
(
ずゐぶん
)
活躍
(
くわつやく
)
したものですな、
290
少
(
すこ
)
しタガがゆるんでゐるやうですよ。
291
かかる
忠臣
(
ちうしん
)
に
留守
(
るす
)
を
守
(
まも
)
らせておけば、
292
大足別
(
おほだるわけ
)
様
(
さま
)
も
御
(
ご
)
安心
(
あんしん
)
でせう、
293
アハヽヽヽ』
294
タークス『きまつた
事
(
こと
)
よ。
295
鬼
(
おに
)
の
居
(
ゐ
)
ぬ
間
(
ま
)
に
心
(
こころ
)
の
洗濯
(
せんたく
)
を
遊
(
あそ
)
ばしたのだ。
296
誰
(
たれ
)
だつて
今
(
いま
)
の
人間
(
にんげん
)
は
面従
(
めんじう
)
腹背
(
ふくはい
)
とかいつて、
297
本人
(
ほんにん
)
の
前
(
まへ
)
ではペコペコと
頭
(
あたま
)
を
下
(
さ
)
げ………お
前
(
まへ
)
さまのことなら
命
(
いのち
)
でも
差上
(
さしあ
)
げますと、
298
二
(
ふた
)
つ
目
(
め
)
には
巧妙
(
かうめう
)
な
辞令
(
じれい
)
を
使
(
つか
)
つてゐるが、
299
其
(
その
)
前
(
まへ
)
を
離
(
はな
)
れると、
300
すぐに
打
(
う
)
つて
変
(
かは
)
つて
悪口
(
あくこう
)
を
言
(
い
)
つたり
反対
(
はんたい
)
的
(
てき
)
の
行動
(
かうどう
)
を
執
(
と
)
るものだ。
301
それが
所謂
(
いはゆる
)
現代
(
げんだい
)
思潮
(
してう
)
だ。
302
いはば
時勢
(
じせい
)
に
忠実
(
ちうじつ
)
な
行方
(
やりかた
)
と
言
(
い
)
はば
云
(
い
)
へぬことはない。
303
何事
(
なにごと
)
も
神直日
(
かむなほひ
)
、
304
大直日
(
おほなほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
し
聞直
(
ききなほ
)
し、
305
善意
(
ぜんい
)
に
此
(
この
)
場
(
ば
)
は
解釈
(
かいしやく
)
しておく
方
(
はう
)
が
穏
(
おだや
)
かであらうよ。
306
俺
(
おれ
)
だつて、
307
昨日
(
きのふ
)
までならキツトさうだ。
308
ポーロさまに
決
(
けつ
)
して
負
(
ま
)
けるものぢやない。
309
吾々
(
われわれ
)
だつて
片彦
(
かたひこ
)
将軍
(
しやうぐん
)
に
何
(
なん
)
といつた………
仮令
(
たとへ
)
三五教
(
あななひけう
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
幾万騎
(
いくまんき
)
押寄
(
おしよ
)
せ
来
(
きた
)
るとも、
310
命
(
いのち
)
の
限
(
かぎ
)
り
奮闘
(
ふんとう
)
を
続
(
つづ
)
け、
311
不幸
(
ふかう
)
にして
命
(
いのち
)
がなくなれば、
312
七度
(
ななたび
)
生
(
うま
)
れ
変
(
かは
)
つて、
313
バラモン
教
(
けう
)
の
為
(
ため
)
に
三五教
(
あななひけう
)
の
司
(
つかさ
)
を
殲滅
(
せんめつ
)
致
(
いた
)
さねばおきませぬ………と
誓
(
ちか
)
つた
間
(
ま
)
もなく
直
(
すぐ
)
に
此
(
この
)
通
(
とほ
)
り
三五教
(
あななひけう
)
へ
帰順
(
きじゆん
)
して
了
(
しま
)
つたのだから、
314
人間
(
にんげん
)
のやる
事
(
こと
)
は
如何
(
どう
)
しても
矛盾
(
むじゆん
)
は
免
(
まぬ
)
がれない。
315
オイポーロさま、
316
実
(
じつ
)
は
俺
(
おれ
)
達
(
たち
)
は
最早
(
もはや
)
三五教
(
あななひけう
)
の
信徒
(
しんと
)
だ。
317
これからイソの
館
(
やかた
)
へ
修行
(
しうぎやう
)
に
参
(
まゐ
)
る
所
(
ところ
)
だ。
318
其
(
その
)
途中
(
とちう
)
に
於
(
おい
)
て
三五教
(
あななひけう
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
………つまり
俺
(
おれ
)
達
(
たち
)
の
親分
(
おやぶん
)
、
319
照国別
(
てるくにわけの
)
命
(
みこと
)
から
信書
(
しんしよ
)
をことづかつて
来
(
き
)
たから、
320
何
(
なに
)
が
書
(
か
)
いてあるか
知
(
し
)
らぬが、
321
よく
検
(
あらた
)
めて
読
(
よ
)
んでくれ』
322
ポーロは
照国別
(
てるくにわけ
)
と
聞
(
き
)
いて、
323
胸
(
むね
)
をビクつかせながら
信書
(
しんしよ
)
を
受取
(
うけと
)
り、
324
封
(
ふう
)
おし
切
(
き
)
つてソロソロと
読
(
よ
)
み
下
(
くだ
)
した。
325
信書
(
しんしよ
)
を
持
(
も
)
つ
手
(
て
)
は
頻
(
しき
)
りに
慄
(
ふる
)
へてゐる。
326
其
(
その
)
文面
(
ぶんめん
)
は
左
(
さ
)
の
通
(
とほ
)
りである。
327
『一、
328
三五教
(
あななひけう
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
照国別
(
てるくにわけ
)
より
清春山
(
きよはるやま
)
の
岩窟
(
がんくつ
)
の
留守職
(
るすしよく
)
ポーロに
一書
(
いつしよ
)
を
送
(
おく
)
る。
329
吾
(
わが
)
両親
(
りやうしん
)
は、
330
永
(
なが
)
らく
汝
(
なんぢ
)
の
手厚
(
てあつ
)
きお
世話
(
せわ
)
になり、
331
安楽
(
あんらく
)
に
月日
(
つきひ
)
を
送
(
おく
)
り、
332
あらゆる
世
(
よ
)
の
艱難
(
かんなん
)
を
嘗
(
な
)
めた
為
(
ため
)
、
333
漸
(
やうや
)
くにして
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
恩恵
(
おんけい
)
を
悟
(
さと
)
り、
334
又
(
また
)
吾
(
わが
)
妹
(
いもうと
)
も
同
(
おな
)
じく
神徳
(
しんとく
)
の
広大
(
くわうだい
)
無辺
(
むへん
)
なるを
悟
(
さと
)
り、
335
正
(
ただ
)
しき
三五
(
あななひ
)
の
信徒
(
しんと
)
となりしも、
336
要
(
えう
)
するに
汝
(
なんぢ
)
等
(
ら
)
が
迫害
(
はくがい
)
的
(
てき
)
同情
(
どうじやう
)
の
賜物
(
たまもの
)
たることを
深
(
ふか
)
く
信
(
しん
)
じ
深
(
ふか
)
く
感謝
(
かんしや
)
する。
337
又
(
また
)
岩彦
(
いはひこ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
はヤツコスと
名
(
な
)
を
変
(
へん
)
じ、
338
汝
(
なんぢ
)
が
岩窟
(
いはや
)
の
館
(
やかた
)
に
忍
(
しの
)
び
込
(
こ
)
み、
339
種々
(
しゆじゆ
)
雑多
(
ざつた
)
のバラモン
教
(
けう
)
の
教理
(
けうり
)
を
探
(
さぐ
)
り
得
(
え
)
たるは、
340
向後
(
かうご
)
に
於
(
お
)
ける
彼
(
かれ
)
が
活動
(
くわつどう
)
上
(
じやう
)
、
341
最
(
もつと
)
も
便宜
(
べんぎ
)
を
得
(
え
)
たるものと
確信
(
かくしん
)
し、
342
これ
又
(
また
)
謹
(
つつし
)
んで
感謝
(
かんしや
)
する
次第
(
しだい
)
である。
343
次
(
つぎ
)
に
吾々
(
われわれ
)
始
(
はじ
)
め
一行
(
いつかう
)
の
者
(
もの
)
、
344
暗黒
(
あんこく
)
なる
陥穽
(
おとしあな
)
に
放
(
はふ
)
りこまれ、
345
否
(
いな
)
陥落
(
かんらく
)
したるより、
346
不注意
(
ふちうい
)
の
最
(
もつと
)
も
恐
(
おそ
)
るべきを
悟
(
さと
)
りたるは、
347
今後
(
こんご
)
の
吾々
(
われわれ
)
が
活動
(
くわつどう
)
上
(
じやう
)
に
於
(
お
)
ける
良
(
よ
)
き
戒
(
いまし
)
めにして、
348
全
(
まつた
)
く
汝
(
なんぢ
)
等
(
ら
)
の
恩恵
(
おんけい
)
に
依
(
よ
)
るものと、
349
これ
又
(
また
)
謹
(
つつし
)
んで
感謝
(
かんしや
)
する。
350
人
(
ひと
)
は
凡
(
すべ
)
て
尊
(
たふと
)
き
造物主
(
ざうぶつしゆ
)
の
分霊
(
ぶんれい
)
分体
(
ぶんたい
)
なれば、
351
狭隘
(
けふあい
)
なる
教
(
をしへ
)
の
名
(
な
)
を
設
(
まう
)
けて、
352
互
(
たがひ
)
に
信仰
(
しんかう
)
を
争
(
あらそ
)
ひ、
353
主義
(
しゆぎ
)
を
戦
(
たたか
)
はすは、
354
大慈
(
だいじ
)
大悲
(
だいひ
)
の
元
(
もと
)
つ
御祖
(
みおや
)
の
神
(
かみ
)
に
対
(
たい
)
し、
355
不孝
(
ふかう
)
の
罪
(
つみ
)
、
356
これより
大
(
だい
)
なるはなかるべし。
357
ケーリス、
358
タークスの
両人
(
りやうにん
)
は
直
(
ただ
)
ちに
三五
(
あななひ
)
の
教理
(
けうり
)
を
悟
(
さと
)
り、
359
速
(
すみや
)
かに
入信
(
にふしん
)
したれば、
360
今
(
いま
)
よりウブスナ
山
(
やま
)
のイソ
館
(
やかた
)
に
遣
(
つか
)
はし、
361
天晴
(
あつぱ
)
れ
誠
(
まこと
)
の
神柱
(
かむばしら
)
となさむ
為
(
ため
)
に
差遣
(
さしつか
)
はす
途中
(
とちう
)
、
362
此
(
この
)
手紙
(
てがみ
)
を
汝
(
なんぢ
)
に
謹
(
つつし
)
んで
呈
(
てい
)
する。
363
万一
(
まんいち
)
汝
(
なんぢ
)
等
(
ら
)
にして
照国別
(
てるくにわけ
)
の
言
(
げん
)
を
肯定
(
こうてい
)
するならば、
364
此
(
この
)
二人
(
ふたり
)
と
共
(
とも
)
にイソの
館
(
やかた
)
に
参
(
まゐ
)
り、
365
日
(
ひ
)
の
出別
(
でわけ
)
の
神
(
かみ
)
始
(
はじ
)
め
其
(
その
)
他
(
た
)
の
神司
(
かむづかさ
)
より
教
(
をしへ
)
を
受
(
う
)
けられよ。
366
恐惶
(
きようくわう
)
頓首
(
とんしゆ
)
』
367
と
記
(
しる
)
してあつた。
368
ポーロは
涙
(
なみだ
)
を
流
(
なが
)
して
感歎
(
かんたん
)
し、
369
再
(
ふたた
)
び
此
(
この
)
神文
(
しんもん
)
を
読
(
よ
)
み
上
(
あ
)
げ、
370
一同
(
いちどう
)
に
聞
(
き
)
かせた。
371
レール、
372
シヤム
其
(
その
)
他
(
た
)
一同
(
いちどう
)
は
異口
(
いく
)
同音
(
どうおん
)
に
照国別
(
てるくにわけ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
を
称讃
(
しようさん
)
し、
373
且
(
かつ
)
三五教
(
あななひけう
)
の
教理
(
けうり
)
の
十方
(
じつぱう
)
無礙
(
むげ
)
、
374
光明
(
くわうみやう
)
赫灼
(
かくしやく
)
たるに
打驚
(
うちおどろ
)
き、
375
心
(
こころ
)
を
改
(
あらた
)
め、
376
二人
(
ふたり
)
に
従
(
したが
)
つてイソ
館
(
やかた
)
へ
参進
(
さんしん
)
することとなつた。
377
あゝ
惟神
(
かむながら
)
霊
(
たま
)
幸倍
(
ちはへ
)
坐世
(
ませ
)
。
378
(
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