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第1巻(子の巻)
第2巻(丑の巻)
第3巻(寅の巻)
第4巻(卯の巻)
第5巻(辰の巻)
第6巻(巳の巻)
第7巻(午の巻)
第8巻(未の巻)
第9巻(申の巻)
第10巻(酉の巻)
第11巻(戌の巻)
第12巻(亥の巻)
如意宝珠
第13巻(子の巻)
第14巻(丑の巻)
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第47巻(戌の巻)
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真善美愛
第49巻(子の巻)
第50巻(丑の巻)
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第61巻(子の巻)
第62巻(丑の巻)
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第65巻(辰の巻)
第66巻(巳の巻)
第67巻(午の巻)
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第69巻(申の巻)
第70巻(酉の巻)
第71巻(戌の巻)
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特別編 入蒙記
天祥地瑞
第73巻(子の巻)
第74巻(丑の巻)
第75巻(寅の巻)
第76巻(卯の巻)
第77巻(辰の巻)
第78巻(巳の巻)
第79巻(午の巻)
第80巻(未の巻)
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第40巻(卯の巻)
序文に代へて
緒言
総説
第1篇 恋雲魔風
01 大雲山
〔1085〕
02 出陣
〔1086〕
03 落橋
〔1087〕
04 珍客
〔1088〕
05 忍ぶ恋
〔1089〕
第2篇 寒梅照国
06 仁愛の真相
〔1090〕
07 文珠
〔1091〕
08 使者
〔1092〕
09 雁使
〔1093〕
第3篇 霊魂の遊行
10 衝突
〔1094〕
11 三途館
〔1095〕
12 心の反映
〔1096〕
13 試の果実
〔1097〕
14 空川
〔1098〕
第4篇 関風沼月
15 氷嚢
〔1099〕
16 春駒
〔1100〕
17 天幽窟
〔1101〕
18 沼の月
〔1102〕
19 月会
〔1103〕
20 入那の森
〔1104〕
余白歌
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総説
(
そうせつ
)
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第40巻 舎身活躍 卯の巻
篇:
前付
よみ(新仮名遣い):
章:
総説
よみ(新仮名遣い):
そうせつ
通し章番号:
口述日:
1922(大正11)年11月01日(旧09月13日)
口述場所:
筆録者:
松村真澄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1924(大正13)年5月25日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
印度の国の種姓は、主なるもの四姓があった。婆羅門種、ことに大婆羅門は豪族にして勢力あるものを言う。婆羅門は特に清貴とされ、天地創造した大梵天王の子として世々その称を受け継いでいるのである。
大梵天・梵自在天・大自在天という天界を主宰する、無始無終の大梵王という天神があり、無から有を出生せしめて天地を創造した。また大自在天の頭は虚空であり、眼は日月であり、地は肉体、河海の水は尿、山岳は屎、火は体温、風は生命、一切の生き物は自在天の肉身の虫である、という。
しかし神示の『霊界物語』によると、大自在天は大国彦命であり、常世の国に出生し常世神王である。大国彦命の子である大国別命が、婆羅門の教えを開いたことも、この物語によって明らかである。
常世国から埃及にわたり、メソポタミヤに移り、ペルシャを越えて印度に入り、ハルナの都に現れてバラモン教の基礎を確立したのは、大国別命の副神・鬼雲彦が大黒主と現れてからのことである。
バラモン教の起源は遠い神代の素盞嗚尊の御時代であり、釈迦の出生に先立つこと三十余万年である。舎身活躍の巻は主として印度を舞台とし、三五教、ウラル教、バラモン教の神代の真相を神示のままに口述することになっていますから、ここにバラモン神の由緒を述べておいた
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2022-12-04 18:38:31
OBC :
rm400003
愛善世界社版:
3頁
八幡書店版:
第7輯 417頁
修補版:
校定版:
3頁
普及版:
1頁
初版:
ページ備考:
001
印度
(
いんど
)
の
国
(
くに
)
の
種姓
(
しゆせい
)
は
其
(
その
)
実
(
じつ
)
刹帝利
(
せつていり
)
(
略
(
りやく
)
して
刹利
(
せつり
)
とも
曰
(
い
)
ふ)、
002
婆羅門
(
ばらもん
)
、
003
毘舎
(
びしや
)
、
004
首陀
(
しゆだ
)
四姓
(
しせい
)
の
外
(
ほか
)
に
未
(
ま
)
だ
未
(
ま
)
だ
幾種姓
(
いくしゆせい
)
もあつたが、
005
余
(
あま
)
り
必要
(
ひつえう
)
もなければ、
006
その
中
(
うち
)
の
重
(
おも
)
なる
四姓
(
しせい
)
のみを
茲
(
ここ
)
に
表示
(
へうじ
)
しておきます。
007
併
(
しか
)
し
諸姓
(
しよせい
)
の
多
(
おほ
)
くあるなかに
婆羅門
(
ばらもん
)
種
(
しゆ
)
殊
(
こと
)
に
大
(
だい
)
婆羅門
(
ばらもん
)
とは
豪族
(
がうぞく
)
にして、
008
勢力
(
せいりよく
)
あるものの
謂
(
いひ
)
である。
009
之
(
これ
)
を
特
(
とく
)
に
清貴
(
せいき
)
と
称
(
とな
)
へ、
010
天地
(
てんち
)
を
創造
(
さうざう
)
せる
大梵天
(
だいぼんてん
)
王
(
わう
)
の
子
(
こ
)
、
011
梵天
(
ぼんてん
)
の
苗胤
(
べういん
)
にて
世々
(
よよ
)
その
称
(
しよう
)
を
襲
(
おそ
)
うて
居
(
ゐ
)
るのである。
012
義浄
(
ぎじやう
)
三蔵
(
さんざう
)
が『
寄
(
き
)
帰
(
き
)
内
(
ない
)
法
(
ほふ
)
伝
(
でん
)
』に
曰
(
い
)
ふ、
013
『五天之地、
014
皆以婆羅門為貴勝凡有座席並不与余三姓同行、
015
自外雑類故宜遠矣』
[
※
底本では訓点が付いているが霊界物語ネットでは省略した。
]
とある
三姓
(
さんせい
)
は
即
(
すなは
)
ち
刹帝利
(
せつていり
)
、
016
毘舎
(
びしや
)
、
017
首陀
(
しゆだ
)
のことで、
018
此
(
こ
)
の
中
(
うち
)
でも
刹帝利
(
せつていり
)
は
王族
(
わうぞく
)
なるにもかかはらず、
019
同席
(
どうせき
)
同行
(
どうかう
)
せずと
謂
(
い
)
ふのを
見
(
み
)
ても
印度
(
いんど
)
にては
貴勝族
(
きしようぞく
)
とされて
居
(
ゐ
)
たことは
明白
(
めいはく
)
であります。
020
婆羅門
(
ばらもん
)
と
云
(
い
)
ふ
語
(
ご
)
は
梵天
(
ぼんてん
)
の
梵
(
ぼん
)
と
同語
(
どうご
)
なるが
故
(
ゆゑ
)
に、
021
貴勝
(
きしよう
)
と
称
(
とな
)
へられたのである。
022
印度
(
いんど
)
とは
月
(
つき
)
の
意義
(
いぎ
)
であるが、
023
印度
(
いんど
)
全体
(
ぜんたい
)
を
通
(
つう
)
じては
月
(
つき
)
とは
云
(
い
)
はずして
婆羅門
(
ばらもん
)
国
(
こく
)
と
謂
(
い
)
つて
居
(
ゐ
)
たのである。
024
婆羅門
(
ばらもん
)
教徒
(
けうと
)
の
主唱
(
しゆしやう
)
する
所
(
ところ
)
によれば、
025
『
大虚空
(
たいこくう
)
上
(
じやう
)
に
大梵天
(
だいぼんてん
)
とも
梵
(
ぼん
)
自在天
(
じざいてん
)
とも
大自在天
(
だいじざいてん
)
とも
称
(
とな
)
ふる
無始
(
むし
)
無終
(
むしう
)
の
天界
(
てんかい
)
が
在
(
あ
)
つて、
026
その
天界
(
てんかい
)
には
大梵王
(
だいぼんわう
)
とも
那羅
(
なら
)
延天
(
えんてん
)
とも
摩首羅
(
ましゆら
)
天
(
てん
)
とも
称
(
しよう
)
する
大主宰
(
だいしゆさい
)
の
天神
(
てんしん
)
があつて、
027
これもまた
無始
(
むし
)
無終
(
むしう
)
の
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
なるが
故
(
ゆゑ
)
に、
028
無
(
む
)
より
有
(
いう
)
を
出生
(
しゆつしやう
)
せしめて
是
(
こ
)
の
天地
(
てんち
)
を
創造
(
さうざう
)
し、
029
人種
(
じんしゆ
)
は
云
(
い
)
ふも
更
(
さら
)
なり、
030
森羅
(
しんら
)
万象
(
ばんしやう
)
一切
(
いつさい
)
の
祖神
(
そしん
)
である』
031
と
語
(
かた
)
り
伝
(
つた
)
へて
来
(
き
)
たのである。
032
又
(
また
)
曰
(
い
)
ふ、
033
『
所有
(
あらゆる
)
一切
(
いつさい
)
の
命非命
(
めいひめい
)
は
皆
(
みな
)
大自在天
(
だいじざいてん
)
より
生
(
しやう
)
じ
又
(
また
)
大自在天
(
だいじざいてん
)
に
従
(
したが
)
つて
亡滅
(
ぼうめつ
)
す、
034
自在天
(
じざいてん
)
の
身体
(
しんたい
)
は
頭
(
あたま
)
は
虚空
(
こくう
)
であり、
035
眼
(
め
)
は
日月
(
じつげつ
)
であり、
036
地
(
ち
)
は
肉体
(
にくたい
)
であり、
037
河海
(
かかい
)
の
水
(
みづ
)
は
尿
(
ねう
)
であり、
038
山岳
(
さんがく
)
は
屎
(
し
)
の
固
(
かた
)
まつたものであり、
039
火
(
ひ
)
は
熱
(
ねつ
)
又
(
また
)
は
体温
(
たいをん
)
であり、
040
風
(
かぜ
)
は
生命
(
せいめい
)
であり、
041
一切
(
いつさい
)
の
蒼生
(
さうせい
)
は
悉
(
ことごと
)
く
自在天
(
じざいてん
)
が
肉身
(
にくしん
)
の
虫
(
むし
)
である。
042
自在天
(
じざいてん
)
は
常
(
つね
)
に
一切
(
いつさい
)
の
物
(
もの
)
を
生
(
しやう
)
じ
給
(
たま
)
ふ』
043
と
信
(
しん
)
じられて
居
(
ゐ
)
たのであります。
044
支那
(
しな
)
の
古書
(
こしよ
)
にも、
045
『盤古氏之左右目為日月毛髪為草木頭手足為五岳泣為江河気為風声為雷云々』
[
※
底本では訓点が付いているが霊界物語ネットでは省略した。
]
046
とあるに
酷似
(
こくじ
)
して
居
(
を
)
ります。
047
また
婆羅門
(
ばらもん
)
の
説
(
せつ
)
に、
048
『本無日月星辰及地。
049
唯有大水。
050
時大安荼生如鶏子。
051
周匝金色也。
052
時熟破為二段。
053
一段在上作天一段在下作地。
054
彼二中間生梵天名一切衆生祖公。
055
作一切ノ有命無命物。
056
』
[
※
底本では訓点が付いているが霊界物語ネットでは省略した。
]
057
と
謂
(
い
)
つて
居
(
ゐ
)
るが、
058
支那
(
しな
)
の
古伝
(
こでん
)
に、
059
『天地渾沌如鶏子盤古生其中一万八千歳而天地開闢。
060
清軽者上為天濁重者下為地盤古在其中一日九変神於天聖於地天極高地極深盤古極長此天地之始也』
[
※
底本では訓点が付いているが霊界物語ネットでは省略した。『三五暦紀』の一節。天地渾沌として鶏子の如く。盤古その中に生じ、一万八千歳。而して天地開闢す。清軽なる者は上りて天と為る。濁重なる者は下りて地と為る。盤古その中に在りて、一日に九変し、天に於いて神なり、地に於いて聖なり。天極めて高く、地極めて深く、盤古極めて長す。此れ天地之始め也。
]
061
と
謂
(
い
)
へるによくよく
似
(
に
)
て
居
(
を
)
ります。
062
又
(
また
)
梵天王
(
ぼんてんわう
)
は
八天子
(
はつてんし
)
を
生
(
しやう
)
じ
八天子
(
はつてんし
)
は
天地
(
てんち
)
万物
(
ばんぶつ
)
を
生
(
しやう
)
ず。
063
故
(
ゆゑ
)
に
梵天王
(
ぼんてんわう
)
は
一切
(
いつさい
)
衆生
(
しゆじやう
)
の
父
(
ちち
)
と
云
(
い
)
ひ
威霊帝
(
ゐれいてい
)
とも
謂
(
い
)
はれて
居
(
ゐ
)
る。
064
然
(
しか
)
るに
神示
(
しんじ
)
の『
霊界
(
れいかい
)
物語
(
ものがたり
)
』に
依
(
よ
)
れば、
065
大自在天
(
だいじざいてん
)
は
大国彦
(
おほくにひこの
)
命
(
みこと
)
であつて、
066
其
(
その
)
本
(
もと
)
の
出生地
(
しゆつしやうち
)
は
常世
(
とこよ
)
の
国
(
くに
)
(
今
(
いま
)
の
北米
(
ほくべい
)
)であり、
067
常世
(
とこよ
)
神王
(
しんわう
)
と
謂
(
い
)
つてあります。
068
大国彦
(
おほくにひこの
)
命
(
みこと
)
の
子
(
こ
)
に
大国別
(
おほくにわけの
)
命
(
みこと
)
があつて、
069
この
神
(
かみ
)
が
婆羅門
(
ばらもん
)
の
教
(
をしへ
)
を
開
(
ひら
)
いたことも、
070
この
物語
(
ものがたり
)
に
依
(
よ
)
つて
明
(
あきら
)
かである。
071
常世国
(
とこよのくに
)
から
埃及
(
エヂプト
)
に
渡
(
わた
)
り
次
(
つい
)
でメソポタミヤに
移
(
うつ
)
り、
072
波斯
(
ペルシヤ
)
を
越
(
こ
)
え
印度
(
いんど
)
に
入
(
い
)
つて、
073
ハルナの
都
(
みやこ
)
に
現
(
あら
)
はれ、
074
爰
(
ここ
)
に
全
(
まつた
)
く
婆羅門
(
ばらもん
)
教
(
けう
)
の
基礎
(
きそ
)
を
確立
(
かくりつ
)
したのは、
075
大国別
(
おほくにわけの
)
命
(
みこと
)
の
副神
(
ふくしん
)
鬼雲彦
(
おにくもひこ
)
が
大黒主
(
おほくろぬし
)
と
現
(
あら
)
はれてからの
事
(
こと
)
である。
076
それ
以前
(
いぜん
)
のバラモン
教
(
けう
)
は
極
(
きは
)
めて
微弱
(
びじやく
)
なものであつたのであります。
077
このバラモン
教
(
けう
)
の
起元
(
きげん
)
は
遠
(
とほ
)
き
神代
(
かみよ
)
の
素盞嗚
(
すさのをの
)
尊
(
みこと
)
の
御
(
おん
)
時代
(
じだい
)
であつて、
078
釈迦
(
しやか
)
の
出生
(
しゆつしやう
)
に
先立
(
さきだ
)
つこと
三十余万
(
さんじふよまん
)
年
(
ねん
)
であります。
079
『
霊界
(
れいかい
)
物語
(
ものがたり
)
』(
舎身
(
しやしん
)
活躍
(
くわつやく
)
)は
主
(
しゆ
)
として
印度
(
いんど
)
を
舞台
(
ぶたい
)
とし、
080
三五教
(
あななひけう
)
、
081
ウラル
教
(
けう
)
、
082
バラモン
教
(
けう
)
の
神代
(
かみよ
)
の
真相
(
しんさう
)
を
神示
(
しんじ
)
のままに
口述
(
こうじゆつ
)
する
事
(
こと
)
になつて
居
(
を
)
りますから、
083
『
舎身
(
しやしん
)
活躍
(
くわつやく
)
』(
卯
(
う
)
の
巻
(
まき
)
)の
総説
(
そうせつ
)
に
代
(
か
)
へて
少
(
すこ
)
しくバラモン
神
(
しん
)
の
由緒
(
ゆゐしよ
)
を
述
(
の
)
べておきました。
084
惟神
(
かむながら
)
霊
(
たま
)
幸倍
(
ちはへ
)
坐世
(
ませ
)
085
大正十一年十月三十一日 王仁識
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