三年の後の世界を見渡せば鬼や大蛇の狂ふ世なるよ〈総説(初版)〉
五つ年の後の世界は何国も皆神柱の降来を待たむ〈総説(初版)〉
愛し児をあとにのこして出でて行く足の運びも力無きわれ〈第4章(初版)〉
行詰り行詰りたる凡百の事業は神を知らざる罪より来たる〈第6章(三版)〉
あらがねの地上ことごと汚れたり神の禊を待つぞ久しき〈第6章(三版)〉
みろくの世はや迫り来て一切の秘密は白日の下に曝さる〈第6章(三版)〉
古の聖も未だ説かざりし弥勒胎蔵の吾は道説く〈第7章(三版)〉
我が国の貴きいはれを知らさむと三十余年皇道を説きたり〈第7章(三版)〉
一千九百三十六年を控へたる日本は容易ならぬ時なり〈第7章(三版)〉
真言を宣れど叫べど耳なしの国人たちの心を如何にせむ〈第10章(三版)〉
一日の身魂休むる暇もなく吾は御国のために叫びぬ〈第10章(三版)〉
須世理姫の神の生魂神格を充たして臨む二代の教主よ〈第11章(初版)〉
乱れたる世を見捨てずと大神はこの地の上に神使を下せり〈第11章(三版)〉
国民は言ふも更なり世界中の人の驚く時は来らむ〈第11章(三版)〉
赤門を潜れば大半魂は赤く染まりて世を乱すなり〈第11章(三版)〉
雁首を幾度代ふるも神国は神知らぬ人の知る国にあらず〈第11章(三版)〉
日の本の一大使命を中外に声明すべき時は迫れり〈第11章(三版)〉
それぞれに御魂相応の神格を与へて世人を照らし給はむ〈第15章(初版)〉
もろこしの蛤間の山に嵐して花も果実もあとなく散り行く〈第15章(三版)〉
宗教は数多あれども日の本の力とならむ団体はなし〈第18章(三版)〉
大空を隈なく照す月影を包む村雲しげき世なるも〈巻末(初版)〉
もろこしの北と南に旗雲立ちてそら恐ろしき世とはなりけり〈巻末(初版)〉
[この余白歌は八幡書店版霊界物語収録の余白歌を参考に他の資料と付き合わせて作成しました]