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第三章 門番(もんばん)(ゆめ)〔五九三〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第16巻 如意宝珠 卯の巻 篇:第1篇 神軍霊馬 よみ(新仮名遣い):しんぐんれいば
章:第3章 門番の夢 よみ(新仮名遣い):もんばんのゆめ 通し章番号:593
口述日:1922(大正11)年04月05日(旧03月09日) 口述場所: 筆録者:北村隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年12月25日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
亀彦は追っ手を切り立てて追い詰める。追い立てられた捕り手は、亀彦に英子姫・悦子姫のことを思い出させて窮地を脱する。亀彦は姫らの安否を気遣って、元来た道を走って戻っていく。
一方、英子姫と悦子姫は、由良の港の秋山彦の館の門前にたたずんでいた。しかし門番によって見つけられ、館の中に連れ込まれてしまう。
そこへ亀彦が追いついて、門を叩き始める。門番の銀公と加米公は、亀彦とおかしな問答を繰り広げる。
門番が門を開けると、亀彦は姫の行方を追って中にどんどん入ろうとする。二人の門番は亀彦の足に食らいついて止めようとするが、亀彦は二人を引きずりながら館に近づいていく。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2021-01-29 17:50:03 OBC :rm1603
愛善世界社版:38頁 八幡書店版:第3輯 415頁 修補版: 校定版:39頁 普及版:16頁 初版: ページ備考:
001()深々(しんしん)()(わた)
002(みづ)さへ(おと)なき(うし)(こく)
003(なみ)(てら)して一塊(いつくわい)
004巨大(きよだい)(ひかり)嚠々(りうりう)
005(うな)りを()てて竜灯(りうとう)
006(まつ)目蒐(めが)けて(はし)()る。
007 火光(くわくわう)一旦(いつたん)(まつ)周囲(しうゐ)廻転(くわいてん)し、008(こづゑ)(ひかり)皎々(かうかう)(とど)まり(かがや)きぬ。009樹下(じゆか)(たふ)れた()(にん)(をとこ)は、010吃驚(びつくり)仰天(ぎやうてん)()()まし、011アフンと(ばか)(そら)(なが)鰐口(わにぐち)()けて、012(てん)から()つた牡丹餅(ぼたもち)(いただ)(やう)為体(ていたらく)なり。013(たな)からさへも牡丹餅(ぼたもち)容易(ようい)()ちて()ないのに、014()から()ちたる(さる)(ごと)く、015老木(おいき)(した)(こし)()かし、016()()()くを(まつ)(した)017可笑(をか)しかりける次第(しだい)なり。
018 (ひがし)(かた)より数十(すうじふ)(にん)消魂(けたた)ましき足音(あしおと)するに(まなこ)(てん)じて(なが)むれば、019東雲(しののめ)(ちか)薄明(うすあか)り、020鬼雲彦(おにくもひこ)手下(てした)(もの)(ども)021一人(ひとり)(をとこ)()はれつつ、022生命(いのち)からがら()(きた)る。023(こし)()かした五人(ごにん)(づれ)に、024(さき)()ちたる四五(しご)(にん)は、025(あし)()つかけて顛倒(てんたふ)し、026(つぎ)から(つぎ)()()(やつ)()(かさ)なつて、027相互怨(かたみうら)みの()(やう)に、028交際(つきあひ)()社会(しやくわい)主義(しゆぎ)029民衆(みんしう)運動(うんどう)(はな)()きて、030(ころ)んで(つち)()(やつ)ばかりなり。
031亀彦(かめひこ)『ヤア()(はう)()大江山(おほえやま)本拠(ほんきよ)(かま)ふる鬼雲彦(おにくもひこ)乾児(こぶん)奴輩(やつばら)032(かた)(ぱし)から()()りに(いた)()れむ、033覚悟(かくご)をせよ』
034両刃(もろは)(つるぎ)逆手(さかて)()真向(まつかう)上段(じやうだん)()(かざ)したり。
035石熊(いしくま)『ヤイ、036(その)(はう)肝腎(かんじん)二人(ふたり)(むすめ)如何(どう)(いた)した、037コンナ(ところ)()(まよ)うて()(ところ)ぢやあるまいぞ、038二人(ふたり)(をんな)(はや)(たす)けてやらぬか、039そしたら吾々(われわれ)もお(かげ)(たす)かる(わい)040アハヽヽヽ』
041亀彦(かめひこ)『オー、042さうじや、043(あま)(いきほひ)(じやう)じて英子姫(ひでこひめ)(さま)念頭(ねんとう)より遺失(ゐしつ)して仕舞(しま)つた、044此奴(こいつ)(たま)らぬ。045愚図(ぐづ)々々(ぐづ)して()れば磨滅(まめつ)(やく)()(たま)ふやも(はか)(がた)い、046オイ(かたき)奴輩(やつばら)047木端(こつぱ)武者(むしや)()注意(ちうい)して()れた、048(なんぢ)手柄(てがら)(めん)じて今日(けふ)(これ)にて(ゆる)してやらう』
049()ふより(はや)(きびす)(かへ)し、050()()(ごと)くもと()(みち)()(かへ)す。
051石熊(いしくま)『オイ、052鬼虎(おにとら)053熊鷹(くまたか)阿兄(あにい)054()うだ、055(この)(はう)文珠(もんじゆ)智慧(ちゑ)056貴様(きさま)(やう)(あま)橋立(はしだて)ない智慧(ちゑ)持主(もちぬし)では仕方(しかた)がない、057()んな(とき)に、058ちつとも()()はぬ。059当意(たうい)即妙(そくめう)060智謀(ちぼう)絶倫(ぜつりん)061文珠(もんじゆ)菩薩(ぼさつ)石熊(いしくま)親分(おやぶん)無量智(むりやうち)には(しり)はし()つてスタコラ、062ヨイヤサと()遁走(とんさう)063()つべきものは知識(ちしき)なりけりだ、064アハヽヽヽ、065オホヽヽヽ、066エヘヽヽヽ』
067 不思議(ふしぎ)なる(かな)068(この)樹下(じゆか)()たものは一人(ひとり)(のこ)らず一蓮(いちれん)托生(たくしやう)069(こし)薩張(さつぱ)()けて仕舞(しま)つた。070一同(いちどう)魔神(まがみ)(かな)はぬときの神頼(かみだの)み、071(あく)にも三分(さんぶ)理屈(りくつ)がある、072(かみ)(すく)ひを(もと)めむと十能(じうのう)(やう)(おほ)きい()(あは)し、
073一同阿耨(あのく)多羅(たら)三藐(さんみやく)三菩提(さんぼだい)074南無(なむ)与仏(よぶつ)有縁(うえん)与仏(よぶつ)075有縁(うえん)仏法僧(ぶつぽふそう)076(えん)(じやう)(らく)()(ちやう)077朝念(てうねん)観世音(くわんぜおん)078暮念(ぼねん)観世音(くわんぜおん)079念々(ねんねん)従信起(じうしんき)080念々(ねんねん)不離心(ふりしん)仏典の『十句観音経』だと思われるが、一部語句が異なる。
081()(くち)とは自由権(じいうけん)(ゆる)されて、082甲乙(かふおつ)区別(くべつ)もなく平等(べうどう)言霊(ことたま)連続(れんぞく)発射(はつしや)して()る。
083 (はなし)(かは)つて英子姫(ひでこひめ)器量(きりやう)愛想(あいさう)悦子姫(よしこひめ)084由良(ゆら)(みなと)国司(くにつかさ)秋山彦(あきやまひこ)門前(もんぜん)(たたず)(なが)()()()くを()()たりしが、085(たちま)ちガラリと()いた表門(おもてもん)086門番(もんばん)二人(ふたり)姿(すがた)()るより顔色(かほいろ)()へて一散走(いちさんばし)り、087彼方(かなた)()して(かく)()く。088(たちま)四五(しご)荒男(あらをとこ)089十手(じつて)()()()()りつ、090二人(ふたり)(まへ)(ふさ)がりて有無(うむ)()はせず()とり(あし)とり、091(くち)には()ます猿轡(さるぐつわ)092(なに)応答(いらへ)もなくばかり、093()藻掻(もが)けども容赦(ようしや)なく、094(かまど)(した)灰猫(はひねこ)が、095小鼠(こねずみ)()はへて()(やう)に、096二人(ふたり)(おく)(かつ)()る。
097
098 (また)もや(つづ)いて一人(ひとり)(をとこ)099(この)門前(もんぜん)(あら)はれて、100()るる(ばか)りに()(たた)き、101男(亀彦)(ひら)(ひら)け』と呶鳴(どな)()る。102門番(もんばん)不性(ふしよう)不性(ぶしよう)に、
103門番(銀公)『アヽア今日(けふ)()(たい)()ぢや、104(あさ)つぱらから(もん)()けるなり、105弁才天(べんざいてん)(やう)別嬪(べつぴん)()よつて、106ヤレしてやつたりと(よろこ)()もなく(やかた)(おん)大将(たいしやう)107有無(うむ)()はせず(おく)()れて()つて仕舞(しま)つた。108アヽ(これ)(おも)へば大将(たいしやう)になりたいものだな。109何処(どこ)唐変木(たうへんぼく)()らぬが()(たい)(こゑ)()しよつて、110(はら)()(ほど)(もん)(たた)きよる、111エー仕方(しかた)がない、112(これ)門番(もんばん)職務(しよくむ)だ。113(あさ)つぱらから(さけ)(くら)()うて呶鳴(どな)つて()よるが、114まだちつと(くらゐ)瓢箪(へうたん)(のこ)して()よるかも()れぬ、115それでも(ひつたく)つて(うづ)(あは)せをやらうかい。116オイ加米公(かめこう)117(なに)愚図(ぐづ)々々(ぐづ)して()るのだ、118貴様(きさま)()加減(かげん)()きぬかい、119それだから夜遊(よあそ)びをするなと()ふのだ。120夜遊(よあそ)びするのなら(ひと)()こされぬ(やう)に、121()きる時分(じぶん)には()きて(つと)めるのだぞ』
122 (もん)(たた)(こゑ)123益々(ますます)猛烈(まうれつ)になつて()た。
124銀公(ぎんこう)『オイ、125加米公(かめこう)126(はや)()きて貴様(きさま)()けてやれ』
127 亀彦(かめひこ)128門前(もんぜん)にて、
129亀彦『ヤア、130(なん)だ、131此奴(こいつ)(あや)しいぞ、132コンナ遠国(ゑんごく)吾々(われわれ)()()つてる(やつ)()(はず)だが、133(なに)()もあれ、134(ひと)掛合(かけあ)うて()よう……………………亀公(かめこう)門外(もんぐわい)()つて()るのだ、135勝手(かつて)(ひら)けと()うた(ところ)で、136其方(そちら)から()けて()れなくちや這入(はい)れないワイ』
137銀公(ぎんこう)『これや加米(かめ)(やつ)138上役(うはやく)(むか)つて(なん)()無礼(ぶれい)(こと)(まを)す、139(おれ)命令権(めいれいけん)()つて()るのだ、140貴様(きさま)()ける(やく)だ、141()けて()れとは(なん)だ、142(なん)()めに結構(けつこう)扶持(ふち)(いただ)いて()るのだい』
143加米公(かめこう)『アーン、144アンアンアン、145さう(しか)つて()れないやい。146(おれ)(なに)もまだ一言(ひとこと)()つては()ないワ』
147銀公(ぎんこう)『それでも(いま)148加米(かめ)だと()つたぢやないか、149(おれ)(みみ)はまだ隠居(いんきよ)はして()らぬぞ』
150 加米公(かめこう)は、151(もん)(かんぬき)(まへ)(すす)()り、
152加米公『アヽア、153銀公(ぎんこう)大将(たいしやう)154無茶(むちや)ばかり()ひよる、155もの()へば(くちびる)(さむ)(あき)(かぜ)156ものも()はぬのに()うたと()うて因縁(いんねん)をつけられ、157本当(ほんたう)馬鹿(ばか)らしい(わい)158(おれ)(こころ)(うち)(ひら)いて()せてやり()もんだな』
159 (そと)より亀彦(かめひこ)
160亀彦『すつた、161もん(ぬか)さず、162亀公(かめこう)さまの()()でだ、163(はや)()けぬか』
164銀公(ぎんこう)貴様(きさま)はまだ(この)銀公司(ぎんこうつかさ)命令(めいれい)をするのか、165()けて()たいもんだな」ナンテ当然(あたりまへ)だ、166(はや)(もん)()けてやらぬかい』
167拳骨(げんこつ)(かた)めて(あたま)()()つポカポカと(くら)はしたり。
168加米公『アイタヽ、169アイタ アイタ アイタ、170あかんもんだ。171コンナ(やつ)()()(なぐ)られて、172でけもん出来(でき)るとは()(ぽど)173()()はぬもんだな』
174銀公(ぎんこう)『あいたあいたと(ぬか)すがまだ(もん)()いて()らぬぢやないか、175(よわ)もんだとは、176それや(なに)(ぬか)す、177()主人(しゆじん)(さま)心魂(しんこん)()つて()りに()つて立派(りつぱ)材木(ざいもく)(こしら)へになつた、178コンナ綺麗(きれい)表門(おもてもん)(なん)(よわ)いのだい』
179(さけ)()ひに(した)(まは)らずぐぜつて()る。180加米公(かめこう)()()(かんぬき)(はづ)し、
181加米公『さア、182何処(どこ)のお(かた)(ぞん)じませぬが、183愚図(ぐづ)々々(ぐづ)(いた)さずとトツトと這入(はい)りやがれ』
184亀彦(かめひこ)『アハヽヽヽ、185(これ)(これ)門番(もんばん)どの、186(あさ)(はや)くからお邪魔(じやま)(いた)しました、187貴方(あなた)(はじ)めは非常(ひじやう)()丁寧(ていねい)(あと)ほどお言葉(ことば)(あら)くなりますなア』
188加米公『きまつた(こと)だい、189(さき)半分(はんぶん)加米(かめ)(ほん)守護神(しゆごじん)だ、190(あと)から()うた(やつ)(ふく)守護神(しゆごじん)()つたのだ、191(かんぬき)もんかん(がか)りだよ』
192亀彦(かめひこ)『アハヽヽヽ、193(まへ)矢張(やつぱり)カメサンと()ふのだな、194(おな)()(もん)(うち)(そと)とにあつて大変(たいへん)面倒(めんだう)(くさ)いワ』
195加米公『お(まへ)(かめ)さまだから(せん)(ねん)(まん)(ねん)(もん)(そと)長立(ながだ)ちをさして()げやうと(おも)つたが、196(この)(ごろ)世界中(せかいぢう)不景気(ふけいき)(かぜ)()(まは)つて、197物価(ぶつか)下落(げらく)(おれ)投売(なげうり)をする(かんが)へで(やす)(ひら)いてやつたのだ、198()(なか)()くも()(つま)つたもんぢやなア』
199亀彦(かめひこ)『アハヽヽヽ、200貴様(きさま)()(ぽど)201()洒落(しやれ)もんだなア。202問答(もんだふ)も、203もう(これ)(くらゐ)()めて()かう、204此処(ここ)二人(ふたり)(をんな)()()なかつたか』
205加米公『ヤアお(まへ)はあの(をんな)これだなア』
206親指(おやゆび)をニユツと()して()せる。
207亀彦『それや(なん)だ、208(ゆび)ぢやないか』
209加米(かめ)(なん)だかゆびありげな(なんぢ)顔付(かほつき)210ゆびにも(わす)れぬれこ(あと)(なに)しようと(おも)うて()たのだらう。211二人(ふたり)(をんな)は、212とつくの(むかし)何々(なになに)何々(なになに)して今頃(いまごろ)何々(なになに)何々(なになに)ぢや、213(おれ)(たち)何々(なになに)()いと(おも)つて()つたのに何々(なになに)()よつて何々(なになに)して何々(なになに)しよつたもんだから薩張(さつぱり)駄目(だめ)だよ』
214亀彦貴様(きさま)()(こと)(なに)(なん)ぢややら薩張(さつぱ)(わけ)(わか)らぬぢやないか、215(すこ)し、216はつきりと打明(うちあ)けて()はないか』
217銀公(ぎんこう)『やい、218カメカメの両人(りやうにん)219何々(なになに)()きたければ何々(なになに)()せ、220さうしたら(おれ)何々(なになに)何々(なになに)して何々(なになに)何々(なになに)何々(なになに)してやらう。221ナント()つても銀行(ぎんかう)いや銀公(ぎんこう)肝心(かんじん)だ』
222亀彦(かめひこ)益々(ますます)(わか)らぬ(やつ)だナ、223エー無理(むり)もない、224門番(もんばん)(くらゐ)(たづ)(やう)とするのが此方(こつち)不覚(ふかく)だ』
225(おく)(すす)まむとする。
226銀公(ぎんこう)(なに)227(ふか)228さう(ふか)(すす)んでは無礼(ぶれい)だぞ。229暫時(しばらく)()つて、230(おれ)何々(なになに)()うて何々(なになに)様子(やうす)何々(なになに)して()てやらう、231地獄(ぢごく)沙汰(さた)何々(なになに)次第(しだい)だからノウ』
232()(かさ)ねて(まへ)()()す。
233亀彦(かめひこ)『ハヽヽヽヽ、234何処迄(どこまで)物質(ぶつしつ)主義(しゆぎ)だな、235黄金(わうごん)万能(ばんのう)主義(しゆぎ)悪風(あくふう)神聖(しんせい)なる自転倒(おのころ)(じま)まで()(すさ)むで()るか、236(あゝ)237()(をは)りじや、238尾張(をはり)大根(だいこん)だ。239(かたち)ばつかり立派(りつぱ)でも(あぢ)しやしやりもない、240(みづ)(くさ)()(なか)になつたものだ(わい)
241 亀彦(かめひこ)委細(ゐさい)(かま)はず(おく)(すす)()かむとする。242二人(ふたり)亀彦(かめひこ)両足(りやうあし)にグツと(くら)()き、
243二人何々(なになに)する(まで)(とほ)(こと)(まか)りならぬ』
244(しが)()く。245亀彦(かめひこ)二人(ふたり)(をとこ)(あし)(とら)へられ(なが)ら、246ノソリノソリと二人(ふたり)小付(こづ)けにして(おく)目蒐(めが)けて(すす)()く。
247大正一一・四・五 旧三・九 北村隆光録)
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