霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一七章 (たに)(みづ)〔六〇七〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第16巻 如意宝珠 卯の巻 篇:第2篇 深遠微妙 よみ(新仮名遣い):しんえんびみょう
章:第17章 谷の水 よみ(新仮名遣い):たにのみず 通し章番号:607
口述日:1922(大正11)年04月16日(旧03月20日) 口述場所: 筆録者:北村隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年12月25日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
かつて鬼雲彦の手下で、三五教に改心した鬼彦、鬼虎、石熊、熊鷹らは、手下百人を連れてこの谷間に現れ、青彦とともに神殿造営に協力した。
真名井ケ岳や曽我部郷、登由気の神や素盞嗚の遠き神代の御経綸をここに述べていく。瑞の御霊の本性を一皮剥いて述べておく、第十六巻の物語である。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2021-01-28 02:00:44 OBC :rm1617
愛善世界社版:202頁 八幡書店版:第3輯 475頁 修補版: 校定版:207頁 普及版:92頁 初版: ページ備考:
001剣尖山(けんさきやま)山麓(さんろく)
002(あら)はれ()でたる青彦(あをひこ)
003ウラナイ(けう)(ひら)かむと
004(ふもと)(なが)るる谷川(たにがは)
005(きし)穿(うが)てる産盥(うぶだらひ)
006片方(かたへ)(ひと)産釜(うぶがま)
007縁由(えんゆ)(ふか)清泉(せいせん)
008(みそぎ)(なが)遠近(をちこち)
009老若(らうにやく)男女(なんによ)(すく)ひつつ
010ウラナイ(けう)()(つた)
011(とき)しもあれや亀彦(かめひこ)
012()黄昏(たそが)れし(やみ)(そら)
013(ひと)()()けて()(きた)
014(もり)(しげ)みに(たたず)みて
015様子(やうす)如何(いか)にと()()れば
016姿(すがた)(かく)して悦子姫(よしこひめ)
017(やみ)(なか)より三五(あななひ)
018(かみ)(をしへ)()(つた)
019老若(らうにやく)男女(なんによ)青彦(あをひこ)
020殊更(ことさら)(にご)れる言霊(ことたま)
021(おどろ)(あき)(あや)しみつ
022由来(ゆらい)()かむと焦慮(あせ)(をり)
023(すめ)大神(おほかみ)神懸(かむがか)
024(きよ)(すず)しき言霊(ことたま)
025青彦(あをひこ)までも(おどろ)きて
026燧石(ひうち)()()しカチカチと
027()()()だし手探(てさぐ)りに
028枯木(かれき)枯葉(かれは)()(あつ)
029()(てん)ずれば(たちま)ちに
030四辺(あたり)真昼(まひる)(ごと)くなり
031火光(くわくわう)目蒐(めが)けて(あつ)まれる
032数多(あまた)(はち)()()され
033呻吟(しんぎん)苦悶(くもん)最中(さいちう)
034(あら)はれ(いで)たる英子姫(ひでこひめ)
035亀彦(かめひこ)諸共(もろとも)常磐木(ときはぎ)
036(まつ)小枝(こえだ)打折(うちを)りて
037(にはか)(づく)りの大麻(おほぬさ)
038代用(だいよう)しつつ村肝(むらきも)
039(こころ)()めて左右左(さいうさ)
040打振(うちふ)打振(うちふ)許々多久(ここたく)
041(いきほひ)(たけ)熊蜂(くまばち)
042(やみ)彼方(あなた)()ひのけて
043青息(あをいき)吐息(といき)青彦(あをひこ)
044危難(きなん)(すく)(かみ)(わざ)
045青彦(あをひこ)(やうや)(かほ)をあげ
046四辺(あたり)キヨロキヨロ見廻(みまは)して
047三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)
048()さへ目出度(めでた)亀彦(かめひこ)
049英子(ひでこ)(ひめ)出現(しゆつげん)
050感謝(かんしや)(なみだ)(ぬぐ)ひつつ
051前非(ぜんぴ)()いて只管(ひたすら)
052(あやま)()るこそ健気(けなげ)なれ
053悦子(よしこ)(ひめ)(あら)はれて
054(あま)数歌(かずうた)()(そろ)
055(ひと)(ふた)(みい)()(いつ)()
056(なな)()(ここの)(たり)(もも)()
057万代(よろづよ)(ことほ)亀彦(かめひこ)
058(ひと)(すぐ)れし神業(しんげふ)
059()(たた)へつつ皇神(すめかみ)
060御言(みこと)(かしこ)(いは)()
061美頭(みづ)御舎(みあらか)つかへむと
062上津(うはつ)岩根(いはね)()()らし
063下津(したつ)岩根(いはね)()(かた)
064忌鋤(いむすき)忌斧(いむをの)()()せて
065大峡(おほがい)小峡(をがい)()()りつ
066百日(ももか)百夜(ももよ)(その)(あひだ)
067(この)谷川(たにがは)禊斎(みそぎ)して
068(この)()(すく)柱立(はしらだて)
069()れて(うれ)しき棟上(むねあげ)
070千草(ちぐさ)百草(ももぐさ)(なに)やかや
071(かや)()(あつ)屋根(やね)となし
072千木(ちぎ)勝男木(かつをぎ)(いさ)ましく
073(つか)(まつ)るぞ目出度(めでた)けれ
074魔窟(まくつ)(はら)(あら)はれて
075(こころ)岩戸(いはと)()(ひら)
076(まこと)(ひと)つの三五(あななひ)
077(みち)(まつろ)ひまつりたる
078鬼雲彦(おにくもひこ)(ふところ)
079(かたな)(きこ)えし鬼虎(おにとら)
080鬼彦(おにひこ)石熊(いしくま)熊鷹(くまたか)
081ヒーロー豪傑(がうけつ)(はじ)めとし
082それに(したが)百人(ももびと)
083前非(ぜんぴ)()いて(いさ)ましく
084(これ)谷間(たにま)(あら)はれて
085帰順(きじゆん)しきつたる青彦(あをひこ)
086(たくみ)(かみ)(あふ)ぎつつ
087(よる)(ひる)との際目(けじめ)なく
088いと(まめ)やかに(はたら)きて
089千代(ちよ)(いしずゑ)万代(よろづよ)
090ミロクの基礎(もと)をつき(かた)
091(すめ)大神(おほかみ)神霊(かむみたま)
092(まね)(むか)へて(おごそ)かに
093(いつ)(まつ)るぞ(たふと)けれ
094(ひか)(かがや)元伊勢(もといせ)
095(たに)(なが)るる五十鈴(いすず)(がは)
096(あめ)真名井(まなゐ)水鏡(みづかがみ)
097(きよ)神姿(すがた)(のち)()
098(うつ)すも(うれ)霊界(れいかい)
099(たふと)神代(かみよ)物語(ものがたり)
100四魂(しこん)(そろ)うて十六(じふろく)
101巻物語(まきものがたり)瑞祥(ずゐしやう)
102(やかた)()をば(よこ)たへて
103直日(なほひ)見直(みなほ)聞直(ききなほ)
104(げん)(しん)(いう)一貫(いつくわん)
105過去(くわこ)未来(みらい)現在(げんざい)
106超越(てうゑつ)したる不可解(ふかかい)
107幽玄(いうげん)微妙(びめう)(こと)()
108一度(いちど)(ひら)白梅(しらうめ)
109(かを)(ゆか)しく春風(はるかぜ)
110()()(あと)()(むす)
111(はな)()もある物語(ものがたり)
112真名井(まなゐ)(だけ)曽我部(そがべ)(がう)
113登由気(とゆけ)(かみ)素盞嗚(すさのを)
114(とほ)神代(かみよ)()経綸(けいりん)
115(ひろ)(ただ)しき(とを)あまり
116(ひと)つの(とし)弥生空(やよひぞら)
117(つき)(ひかり)宵暗(よひやみ)
118(そら)(はら)して(のぼ)()
119玉兎(たま)(ひかり)(てら)されて
120(はら)より(いづ)口車(くちぐるま)
121(ふで)(かぢ)をば()(なが)
122あてども()らずスクスクと
123(よこ)(くるま)()して()
124(たて)(よこ)との十字街(じふじがい)
125辻褄(つじつま)あはぬと()(ひと)
126(もも)(そしり)(かへり)みず
127八岐(やまた)大蛇(をろち)長々(ながなが)
128(みぎ)(ひだり)(うね)りつつ
129彼方(あちら)此方(こちら)()()びに
130(かはづ)行列(ぎやうれつ)(むか)()
131(みづ)(みたま)本性(ほんしやう)
132一皮(ひとかは)()いて()べて()
133ホンに(わか)らぬ物語(ものがたり)
134アヽ惟神(かむながら)々々(かむながら)
135御霊(みたま)幸倍(さちはへ)坐世(ましませ)よ。
136大正一一・四・一六 旧三・二〇 北村隆光録)
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10/22【霊界物語ネット】王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)』をテキスト化しました。
5/8【霊界物語ネット】霊界物語ネットに出口王仁三郎の第六歌集『霧の海』を掲載しました。
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