霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
目 次設 定
設定
印刷用画面を開く [?]プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。[×閉じる]
話者名の追加表示 [?]セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。[×閉じる]
表示できる章
テキストのタイプ [?]ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。[×閉じる]

文字サイズ
フォント

ルビの表示



アンカーの表示 [?]本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。[×閉じる]


宣伝歌 [?]宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。[×閉じる]
脚注 [?][※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]


文字の色
背景の色
ルビの色
傍点の色 [?]底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。[×閉じる]
外字1の色 [?]この設定は現在使われておりません。[×閉じる]
外字2の色 [?]文字がフォントに存在せず、画像を使っている場合がありますが、その画像の周囲の色を変えます。[×閉じる]

  

表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。


【新着情報】サブスクのお知らせ
マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。

【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034  アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。

          

第四章 真心(まごころ)(はな)(三)〔七六九〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第26巻 海洋万里 丑の巻 篇:第1篇 伊都宝珠 よみ(新仮名遣い):いずほっしゅ
章:第4章 真心の花(三) よみ(新仮名遣い):まごころのはな 通し章番号:769
口述日:1922(大正11)年07月17日(旧閏05月23日) 口述場所: 筆録者:谷村真友 校正日: 校正場所: 初版発行日:1923(大正12)年6月5日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
続いて玉能姫は立ち上がり、玉の無事安着したことを祝って、これまでの経緯を歌った。そして、蜈蚣姫がバラモン教の副棟梁の妻でありながら、心を清めて改め、三五教に使えてこの度の神業に功績をあらわしたことを称えた。
蜈蚣姫は立ち上がり、バラモン教ではさまざまに三五教の妨害をなした経緯を歌った。そして娘の小糸姫を探して高姫と共に竜宮島にたどり着き、女王となっていた娘と再会し、その後さまざまな試練を経て心を清められて神業に参加した経緯を歌った。
久助の歌:久助は、妻のお民と共にバラモン教の教えを奉じていたが、竜宮島に渡って三五教に改心し、試練にあって麻邇の宝玉の神業に参加した経緯を、諏訪の湖の玉依姫命の神殿の荘厳な様子を描写しつつ歌った。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ:ニユージランド(ニュージーランド) データ凡例: データ最終更新日:2021-09-25 18:27:32 OBC :rm2604
愛善世界社版:60頁 八幡書店版:第5輯 167頁 修補版: 校定版:66頁 普及版:21頁 初版: ページ備考:
001 玉能姫(たまのひめ)立上(たちあが)りて(たま)無事(ぶじ)到着(たうちやく)(しゆく)する()めに(うた)()(はじ)めた。
002玉能姫埴安彦(はにやすひこ)埴安姫(はにやすひめ)
003(かみ)(みこと)(ひら)かれし
004三五教(あななひけう)(かみ)(のり)
005四方(よも)(つた)ふる宣伝使(せんでんし)
006玉能(たまの)(ひめ)()()ひて
007(あや)聖地(せいち)(つか)へつつ
008言依別(ことよりわけ)神言(みこと)もて
009()つの(たから)神業(かむわざ)
010(つか)(まつ)りて朝夕(あさゆふ)
011(こころ)(くば)(わが)身魂(みたま)
012豊国姫(とよくにひめ)常久(とことは)
013(しづ)まりいます比沼(ひぬ)真奈井(まなゐ)
014(かみ)霊地(れいち)(ほど)(ちか)
015丹波村(あかなみむら)平助(へいすけ)
016(むすめ)のお(せつ)()()ては
017三五教(あななひけう)神司(かむづかさ)
018青葉(あをば)(しげ)れる若彦(わかひこ)
019(つま)(みこと)(えら)まれて
020(たもと)(わか)北南(きたみなみ)
021生田(いくた)(もり)神館(かむやかた)
022(つつし)(まも)折柄(をりから)
023高姫(たかひめ)さまの玉探(たまさが)
024瀬戸(せと)荒浪(あらなみ)()(わた)
025家島(えじま)(やま)(おく)(ふか)
026(まよ)()ります心根(こころね)
027(おも)(まゐ)らせ樟船(くすぶね)
028(あら)たに(つく)りて磯端(いそばた)
029(つな)ぎて(かへ)(その)(あと)
030(かか)らせ(たま)()花姫(はなひめ)
031(かみ)御言(みこと)(かしこ)みて
032(また)もや(ふね)()(まか)
033初稚姫(はつわかひめ)玉治別(たまはるわけ)
034(かみ)(つかさ)諸共(もろとも)
035(こころ)(やみ)明石潟(あかしがた)
036(なみ)高砂浦(たかさごうら)(ちか)
037飾磨(しかま)(うみ)()()えて
038小豆(せうど)(しま)大島(おほしま)
039馬関(ばくわん)瀬戸(せと)(あと)にして
040大島(おほしま)()えてアンボイナ
041南洋一(なんやういち)竜宮(りうぐう)
042高姫(たかひめ)さまや蜈蚣姫(むかでひめ)
043その()人々(ひとびと)(すく)ひつつ
044(なみ)(へだ)てて(かへ)()
045(また)もや(わが)()神懸(かむがか)
046御言(みこと)(まま)樟船(くすぶね)
047大海原(おほうなばら)(うか)べつつ
048大海中(おほわだなか)(ただよ)へる
049魔島(ましま)(ちか)()()せて
050高姫(たかひめ)一行(いつかう)(すく)()
051()()()いで(かぎ)りなき
052(しま)()ひつつ沓島(くつじま)
053ニユージランドの(たま)(もり)
054此処(ここ)一先(ひとま)(いき)(やす)
055数多(あまた)土人(どじん)(おく)られて
056(なみ)(ただよ)海中(わだなか)
057竜宮島(りうぐうじま)のタカ(みなと)
058目出度(めでた)(ふね)()()てて
059初稚姫(はつわかひめ)玉治別(たまはるわけ)
060(かみ)(みこと)諸共(もろとも)
061蜈蚣(むかで)(ひめ)(おく)りつつ
062地恩(ちおん)(さと)(かたはら)
063(たもと)(わか)(みね)(つた)
064ネルソン(ざん)(あと)にして
065ジヤンナの(さと)友彦(ともひこ)
066(やかた)(たづ)西北(せいほく)
067目当(めあて)行方(ゆくへ)白雲(しらくも)
068玉野(たまの)(はら)()きにける
069酷暑(こくしよ)(そら)()きつかれ
070椰子樹(やしじゆ)(かげ)一夜(ひとよさ)
071(いこ)(をり)しも羽撃(はばた)きの
072(はげ)しき(おと)()()まし
073諏訪(すは)湖辺(こへん)(たたず)みて
074(たふと)(かみ)神勅(しんちよく)
075(かしこ)(つか)(まつ)りつつ
076(もも)試練(ためし)()ひながら
077(かみ)(たす)けの八咫烏(やあたがらす)
078()(またが)りて悠々(いういう)
079(ふたた)(かへ)諏訪(すは)(うみ)
080眼下(がんか)(なが)めて玉依姫(たまよりひめ)
081(かみ)(みこと)(かく)れます
082(たつ)宮居(みやゐ)参上(まゐのぼ)
083常世(とこよ)(はる)(たの)しみつ
084(こころ)(あら)折柄(をりから)
085梅子(うめこ)(ひめ)(はじ)めとし
086黄竜姫(わうりようひめ)蜈蚣姫(むかでひめ)
087テールス(ひめ)友彦(ともひこ)
088()つの御魂(みたま)悠々(いういう)
089(たづ)(きた)りし(うれ)しさに
090(むね)(とどろ)かし()(むか)
091玉依姫(たまよりひめ)神言(みこと)もて
092奥殿(おくでん)(ちか)(みちび)きつ
093三日月(みかづき)(がた)()()めて
094(しばら)(とき)()(ほど)
095玉依姫(たまよりひめ)()れまして
096(いや)しき(わらは)(まへ)()
097(こころ)(あか)麻邇(まに)(たま)
098ものをも()はずわが御手(みて)
099(さづ)(たま)ひし(たふと)さを
100(わたくし)せじと(こころ)()
101年波(としなみ)(たか)蜈蚣姫(むかでひめ)
102(かみ)(つかさ)(たま)()
103(わた)して(かへ)()つの(もん)
104浜辺(はまべ)()でし(とき)(とき)
105(そら)()(わた)金翼(きんよく)
106八咫烏(やあたがらす)()せられて
107()久方(ひさかた)(あま)(はら)
108雲霧(くもきり)()けて自転倒(おのころ)
109(かみ)(しづ)まる(たつ)(しま)
110(あや)聖地(せいち)外囲(そとがこ)
111由良(ゆら)(みなと)()(たか)
112人子(ひとご)(つかさ)秋山彦(あきやまひこ)
113(うづ)(みこと)庭先(にはさき)
114悠々(いういう)(くだ)(きた)りけり
115あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
116(かみ)御稜威(みいづ)(いや)(たか)
117(めぐみ)(つゆ)(うるほ)ひて
118(みづ)御魂(みたま)()神業(しんげふ)
119(つか)(たま)ひし玉能姫(たまのひめ)
120(わが)()(あま)光栄(くわうえい)
121(にな)ひて(また)竜宮(りうぐう)
122麻邇(まに)(たま)まで拝戴(はいたい)
123五六七(みろく)神政(しんせい)一端(いつたん)
124(つか)(まつ)りし(うれ)しさよ
125バラモン(けう)()(ゆだ)
126大江(おほえ)(やま)()れませし
127鬼雲彦(おにくもひこ)副棟梁(ふくとうりやう)
128鬼熊別(おにくまわけ)妻神(つまがみ)
129(あら)はれまして(おに)(じやう)
130(いづ)(とりで)(かま)へつつ
131(かみ)(をしへ)遠近(をちこち)
132(つた)(たま)ひし女丈夫(ぢよぢやうふ)
133三五教(あななひけう)皇神(すめかみ)
134(をしへ)(みづ)(きよ)められ
135(いま)(たふと)宣伝使(せんでんし)
136蜈蚣(むかで)(ひめ)(おん)(ひかり)
137(あまね)四方(よも)(かがや)きぬ
138(こころ)(あか)赤玉(あかだま)
139(ひかり)ますます()りはえて
140(かみ)御稜威(みいづ)四方(よも)(くに)
141伊照(いて)(とう)らひ(くま)もなく
142蜈蚣(むかで)(ひめ)功績(いさをし)
143自転倒(おのころ)(じま)()ふも(さら)
144(くに)(ことごと)(いかづち)
145(とどろ)(ごと)()(わた)
146(かみ)御楯(みたて)常久(とことは)
147(つか)(まつ)らせ(たま)ふらむ
148あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
149御霊(みたま)(さち)はへましまして
150千代(ちよ)八千代(やちよ)(かは)りなく
151(まこと)(みち)(つか)へませ
152(つたな)身魂(みたま)玉能姫(たまのひめ)
153(こころ)()めて皇神(すめかみ)
154(うづ)御前(みまへ)()(まつ)
155あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
156御霊(みたま)(さち)はへましませよ』
157(うた)(をは)つて()()いた。
158 蜈蚣姫(むかでひめ)()(まが)つた(こし)(ゆす)りながら、159銀扇(ぎんせん)(ひら)満面(まんめん)(よろこ)びの(いろ)(たた)へ、160中央(ちうあう)(せき)(あら)はれて(みづか)(うた)(みづか)()うた。
161蜈蚣姫『メソポタミヤの楽園地(らくゑんち)
162顕恩郷(めぐみのさと)()()でて
163鬼雲彦(おにくもひこ)諸共(もろとも)
164自転倒(おのころ)(じま)中心地(ちうしんち)
165大江(おほえ)(やま)にバラモンの
166(をしへ)(には)(ひら)きつつ
167三嶽(みたけ)(やま)(おに)(じやう)
168(やま)()()(かは)()
169数多(あまた)(かみ)()(つど)
170(かみ)(をしへ)(ひら)きつつ
171大国彦(おほくにひこの)大神(おほかみ)
172(もも)犠牲(いけにへ)(たてまつ)
173大神慮(おほみこころ)(なぐさ)めつ
174(をしへ)(はな)遠近(をちこち)
175()(かん)ばしく(つた)へむと
176(こころ)(いら)折柄(をりから)
177(みづ)御魂(みたま)()れませる
178(かむ)素盞嗚(すさのをの)大神(おほかみ)
179(つか)(まつ)れる神司(かむつかさ)
180(こころ)(きよ)大丈夫(ますらを)
181大江(おほえ)(しろ)(おに)(じやう)
182()(はら)はれて鬼雲(おにくも)
183(ひこ)(みこと)鬼熊別(おにくまわけ)
184伊吹(いぶき)(やま)()()えて
185(ふたた)波斯(フサ)()()ぎり
186埃及(エヂプト)()して(かへ)りまし
187(あと)(のこ)りし蜈蚣姫(むかでひめ)
188(この)頽勢(たいせい)何処迄(どこまで)
189(ひるがへ)さむと近江路(あふみぢ)
190丹波(たんば)若狭(わかさ)(さかひ)なる
191三国(みくに)(だけ)()(こも)
192体主(たいしゆ)霊従(れいじう)()りながら
193(とき)(いきほひ)()むを()
194(しこ)御業(みわざ)継続(けいぞく)
195国依別(くによりわけ)玉治別(たまはるわけ)
196(かみ)(つかさ)退(やら)はれて
197(ふたた)(ひら)魔谷(まや)(だけ)
198小豆(せうど)(しま)()(たか)
199国城山(くにしろやま)()(てん)
200(をしへ)(ひら)黄金(わうごん)
201(たま)在処(ありか)(たづ)ねつつ
202月日(つきひ)(おく)(やま)(うへ)
203(おも)ひがけなき三五(あななひ)
204(かみ)(つかさ)高姫(たかひめ)
205友彦(ともひこ)(その)()(めぐ)()
206小糸(こいと)(ひめ)行末(ゆくすゑ)
207(たづ)ねがてらの玉探(たまさが)
208()太平(たいへい)(うみ)なれど
209荒浪(あらなみ)(たけ)和田(わだ)(はら)
210生死(せいし)(さかひ)浮沈(ふちん)して
211数多(あまた)(しま)()ぎりつつ
212高姫(たかひめ)一行(いつかう)諸共(もろとも)
213(ひと)(じま)なる地恩城(ちおんじやう)
214黄竜姫(わうりようひめ)面会(めんくわい)
215(はじ)めて(さと)(わが)(むすめ)
216ヤツと一息(ひといき)つく(うち)
217(あら)はれ(きた)蜃気楼(しんきろう)
218梅子(うめこ)(ひめ)(はじ)めとし
219黄竜姫(わうりようひめ)友彦(ともひこ)
220テールス(ひめ)諸共(もろとも)
221(とほ)山野(やまの)打渉(うちわた)
222(かみ)経綸(しぐみ)秘密郷(ひみつきやう)
223(なみ)(かがや)諏訪(すは)(うみ)
224梅子(うめこ)(ひめ)神勅(しんちよく)
225(はじ)めて(ひら)(むね)(うち)
226(きみ)(おみ)とに麻柱(あななひ)
227(まこと)(さと)(いさ)ましく
228天津(あまつ)祝詞(のりと)奏上(そうじやう)
229(ゑら)(よろこ)一行(いつかう)
230黄金(こがね)(ふね)(むか)へられ
231(たつ)宮居(みやゐ)参上(まゐのぼ)
232四辺(あたり)(まばゆ)神社(かむやしろ)
233(ひか)(かがや)()(たま)
234玉依姫(たまよりひめ)(おん)(まへ)
235(すす)みし(とき)(うれ)しさよ
236玉依姫(たまよりひめ)(おん)()より
237麻邇(まに)赤玉(あかだま)受取(うけと)りし
238玉能(たまの)(ひめ)真心(まごころ)
239(たま)(ひかり)(あらそ)ひつ
240顔色(かほいろ)(くろ)(はら)(くろ)
241(いや)しき蜈蚣(むかで)(ひめ)(まへ)
242(たま)(おん)()をさし()べて
243麻邇珠(まにしゆ)(たま)()御手(みて)
244(わた)(たま)ひし健気(けなげ)さよ
245(おも)へば(おも)へば(はづか)しき
246執着心(しふちやくしん)曲鬼(まがおに)
247()りひしがれし(おい)()
248開悟(かいご)(はな)()()でぬ
249梅子(うめこ)(ひめ)(したが)ひて
250一同(いちどう)(やかた)()()づる
251荘厳(さうごん)無比(むひ)()つの(もん)
252(くぐ)るや()もなく金翼(きんよく)
253八咫烏(やあたがらす)(たす)けられ
254一潟(いつしや)千里(せんり)(いきほひ)
255(こころ)(いろ)秋山彦(あきやまひこ)
256(かみ)(みこと)庭先(にはさき)
257紅葉(もみぢ)(いろど)今日(けふ)(そら)
258悠々(いういう)(くだ)()きにけり
259あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
260御霊(みたま)(さち)はへましまして
261今迄(いままで)(をか)せし(おや)()
262(ふか)罪咎(つみとが)()(なほ)
263見直(みなほ)しまして三五(あななひ)
264(かみ)(つかさ)片端(かたはし)
265(つら)(たま)へよ瑞御魂(みづみたま)
266(かむ)素盞嗚(すさのをの)大御神(おほみかみ)
267国治立(くにはるたちの)大神(おほかみ)
268御分霊(わけのみたま)(おん)(まへ)
269霊魂(みたま)(あら)()(きよ)
270(こころ)(いろ)赤玉(あかだま)
271(くも)()らして()(まつ)
272朝日(あさひ)()るとも(くも)るとも
273(つき)()つとも()くるとも
274仮令(たとへ)大地(だいち)(しづ)むとも
275(をしへ)(きみ)(おん)(まへ)
276(きたな)(こころ)二心(ふたごころ)
277孫子(まごこ)(すゑ)(いた)るまで
278(ゆめ)にも()たじと皇神(すめかみ)
279御前(みまへ)(ちか)(たてまつ)
280あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
281御霊(みたま)(さち)はへ(たま)へかし』
282(うた)(をは)つた。
283 久助(きうすけ)数多(あまた)人々(ひとびと)(はばか)りながら、284(こゑ)(ひそ)かに(うた)(はじ)めた。
285久助『バラモン(けう)神司(かむづかさ)
286蜈蚣(むかで)(ひめ)御教(みをしへ)
287此上(こよ)なく(たふと)(うやま)ひて
288(つま)のお(たみ)諸共(もろとも)
289大国彦(おほくにひこの)大神(おほかみ)
290(つか)(まつ)りて村肝(むらきも)
291(こころ)(くも)明石潟(あかしがた)
292(なみ)(わた)りて瀬戸(せと)(うみ)
293堅磐(かきは)常磐(ときは)(うか)びたる
294小豆(せうど)(しま)()(たか)
295国城山(くにしろやま)岩窟(がんくつ)
296(こころ)(きよ)()(きよ)
297(をしへ)(みち)(あゆ)(をり)
298三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)
299高姫(たかひめ)さまや貫州(くわんしう)
300教司(をしへつかさ)()でまして
301(かみ)大道(おほぢ)()(たま)
302(とき)しもあれや(その)(むかし)
303(われ)()夫婦(ふうふ)(しひた)げし
304バラモン(けう)友彦(ともひこ)
305(この)()(あら)はれ(きた)るより
306ハツと見合(みあ)はす(かほ)(かほ)
307(こころ)(くもり)()れやらぬ
308(われ)()夫婦(ふうふ)友彦(ともひこ)
309(つか)(かか)つて(うら)(ごと)
310(くち)(きは)めて(ののし)りし
311(おの)(こころ)(はづか)しさ
312蜈蚣(むかで)(ひめ)高姫(たかひめ)
313(あと)(したが)瀬戸(せと)(うみ)
314国城山(くにしろやま)(あと)()
315馬関(ばくわん)海峡(かいけふ)打渡(うちわた)
316(かみ)(めぐ)みの大島(おほしま)
317南洋一(なんやういち)竜宮島(りうぐうじま)
318(なみ)のまにまに(ただよ)ひて
319ニユージランドの沓島(くつじま)
320月日(つきひ)(かさ)ねて辿(たど)()
321(また)もや竜宮(りうぐう)(ひと)(じま)
322タカの(みなと)(ふね)(つな)
323焦付(こげつ)(やう)炎天(えんてん)
324蜈蚣(むかで)(ひめ)(したが)ひて
325全島一(ぜんたういち)高原地(かうげんち)
326青垣山(あをがきやま)(めぐ)らせる
327(かぜ)さへ(きよ)地恩城(ちおんじやう)
328(ひろ)馬場(ばんば)立向(たちむか)
329群集(ぐんしふ)(まぎ)れて(しろ)(わき)
330(みね)をつたひてネルソンの
331(やま)絶頂(ぜつちやう)(のぼ)りつめ
332四方(よも)見晴(みは)らす折柄(をりから)
333空前(くうぜん)絶後(ぜつご)旋風(つむじかぜ)
334()()らされて(たに)(そこ)
335()(おそ)ろしき曲津(まがつ)(かみ)
336大蛇(をろち)にまかれて(たま)()
337(いき)()えむとする(とき)
338(かみ)(めぐみ)(いちじる)
339三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)
340玉治別(たまはるわけ)神司(かむつかさ)
341(その)()(あら)はれましまして
342(われ)()夫婦(ふうふ)(すく)ひまし
343初稚姫(はつわかひめ)玉能姫(たまのひめ)
344(いよいよ)(そろ)()御霊(みたま)
345人跡(じんせき)()えし谷道(たにみち)
346辿(たど)辿(たど)りて()(かさ)
347(とら)(おほかみ)(おに)大蛇(をろち)
348(しこ)曲津(まがつ)(たけ)(ごゑ)
349(むね)(をど)らせ(きも)(ひや)
350(かみ)(めぐみ)(ちから)とし
351(まこと)(みち)(つゑ)として
352一望(いちばう)(せん)()玉野原(たまのはら)
353金銀(きんぎん)(かがや)砂道(すなみち)
354(あせ)をダラダラ滝津瀬(たきつせ)
355()つるが(ごと)(しぼ)りつつ
356(かみ)経綸(しぐみ)秘密郷(ひみつきやう)
357諏訪(すは)湖辺(こへん)()きにける
358初稚姫(はつわかひめ)(はじ)めとし
359一行(いつかう)()(にん)玉依姫(たまよりひめ)
360(かみ)(みこと)神勅(しんちよく)
361(かしこ)麻柱(あなな)(まつ)りつつ
362教司(をしへつかさ)(したが)ひて
363竜宮島(りうぐうじま)(めぐ)()
364(かみ)(すく)ひの八咫烏(やあたがらす)
365黄金(こがね)(つばさ)(たす)けられ
366金波(きんぱ)銀波(ぎんぱ)(ただよ)へる
367諏訪(すは)湖水(こすゐ)()(もど)
368黄金(こがね)(もん)をかい(くぐ)
369玉依姫(たまよりひめ)(ひそ)みます
370(たつ)宮居(みやゐ)(おく)(ふか)
371(つか)(まつ)りて(とき)()
372(とき)しもあれや瑞御霊(みづみたま)
373(かむ)素盞嗚(すさのをの)大神(おほかみ)
374(うづ)(おん)()()れませる
375梅子(うめこ)(ひめ)(はじ)めとし
376黄竜姫(わうりようひめ)蜈蚣姫(むかでひめ)
377テールス(ひめ)友彦(ともひこ)
378(かみ)使(つかひ)宣伝使(せんでんし)
379(おもて)(ゑみ)(うか)べつつ
380徐々(しづしづ)(すす)(きた)ります
381(その)御姿(みすがた)(はい)してゆ
382(こころ)(こま)(いさ)()
383(うれ)(なみだ)はあふれける
384奥殿(おくでん)(ふか)(すす)()
385(おく)一間(ひとま)()()めて
386(つき)(かたち)(みす)(うち)
387十曜(とえう)(もん)十人(とたり)(づれ)
388三日月(みかづき)(がた)(なら)()
389高座(かうざ)(とびら)押開(おしあ)けて
390四辺(あたり)(まばゆ)玉依(たまより)
391(ひめ)(みこと)(おん)姿(すがた)
392(たま)(はだへ)(こま)やかに
393(ゆき)より(しろ)白玉(しらたま)
394明石(あかし)(さと)久助(きうすけ)
395両手(りやうて)(さづ)(たま)ひつつ
396()ませ(たま)へる崇高(けだか)さよ
397押戴(おしいただ)いて久助(きうすけ)
398(かみ)(をしへ)友彦(ともひこ)
399(たま)(おん)()()(わた)
400ヤツと(むね)をば()(おろ)
401感謝(かんしや)(なみだ)(むせ)(をり)
402玉依姫(たまよりひめの)大神(おほかみ)
403(われ)()一同(いちどう)目礼(もくれい)
404ものをも()はず(もと)()
405(たま)()()ぢて()(たま)
406あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
407(ゆめ)ではないかと(いさ)()
408(こころ)(かがや)折柄(をりから)
409梅子(うめこ)(ひめ)悠々(いういう)
410御首(みくび)宝珠(ほつしゆ)をかけながら
411(はや)くも(この)()()(たま)
412一同(いちどう)御後(みあと)(したが)ひて
413(ひか)(まばゆ)()つの(もん)
414(くぐ)()づれば諏訪(すは)(うみ)
415朝日(あさひ)()りて金銀(きんぎん)
416(なみ)殊更(ことさら)(さはや)かに
417天国(てんごく)浄土(じやうど)有様(ありさま)
418かくやあらむと(おも)(をり)
419御空(みそら)()らして(くだ)()
420八咫烏(やあたがらす)一行(いつかう)
421梅子(うめこ)(ひめ)(はじ)めとし
422(われ)()十人(とたり)生身魂(いくみたま)
423(れつ)(ただ)して中空(ちうくう)
424(ゆめ)(ごと)くに()(めぐ)
425()さへ目出度(めでた)磯輪垣(しわがき)
426秀妻国(ほづまのくに)中心地(ちうしんち)
427由良(ゆら)(みなと)()(たか)
428秋山彦(あきやまひこ)庭先(にはさき)
429黄金(こがね)(はと)(くだ)(ごと)
430天降(あも)(きた)りし(うれ)しさよ
431あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
432御霊(みたま)(さち)はへましまして
433三五教(あななひけう)御教(みをしへ)
434四方(よも)国々(くにぐに)(くま)もなく
435(をし)(みちび)皇神(すめかみ)
436(たふと)経綸(しぐみ)万分一(まんぶいち)
437(つく)させ(たま)天津(あまつ)(かみ)
438国津(くにつ)(かみ)(たち)八百万(やほよろづ)
439()けて(たふと)三五(あななひ)
440(かみ)(をしへ)司神(つかさがみ)
441国治立(くにはるたちの)大神(おほかみ)
442豊国姫(とよくにひめ)(おん)(まへ)
443明石(あかし)(さと)久助(きうすけ)
444(こころ)(きよ)()(まつ)
445あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
446御霊(みたま)(さち)はへましませよ』
447(うた)(をは)つて(もと)(せき)()いた。
448大正一一・七・一七 旧閏五・二三 谷村真友録)
目で読むのに疲れたら耳で聴こう!霊界物語の朗読ユーチューブ
オニド関連サイト最新更新情報
10/22【霊界物語ネット】王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)』をテキスト化しました。
5/8【霊界物語ネット】霊界物語ネットに出口王仁三郎の第六歌集『霧の海』を掲載しました。
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【メールアドレス
合言葉「みろく」を入力して下さい→  
霊界物語ネットは飯塚弘明が運営しています。【メールアドレス】 / 動作に不具合や誤字脱字等を発見されましたら是非お知らせ下さるようお願い申し上げます。 / 本サイトに掲載されている霊界物語等の著作物の電子データは飯塚弘明ほか、多数の方々の協力によって作られました。(スペシャルサンクス) / 本サイトの著作権(デザイン、プログラム、凡例等)は飯塚弘明にあります。出口王仁三郎の著作物(霊界物語等)の著作権は保護期間が過ぎていますのでご自由にお使いいただいて構いません。ただし一部分を引用するのではなく、本サイト掲載の大部分を利用して電子書籍等に転用する場合には、必ず出典と連絡先を記して下さい。→「本サイト掲載文献の利用について」 / 出口王仁三郎の著作物は明治~昭和初期に書かれたものです。現代においては差別的と見なされる言葉や表現もありますが、当時の時代背景を鑑みてそのままにしてあります。 / プライバシーポリシー
(C) 2007-2024 Iizuka Hiroaki