霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第七章 (すず)(おと)〔七七二〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第26巻 海洋万里 丑の巻 篇:第2篇 蓮華台上 よみ(新仮名遣い):れんげだいじょう
章:第7章 鈴の音 よみ(新仮名遣い):すずのおと 通し章番号:772
口述日:1922(大正11)年07月18日(旧閏05月24日) 口述場所: 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1923(大正12)年6月5日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
五十子姫は、笑みを湛えて祝歌を歌った。厳の大神、瑞の大神を称え、自身の神業の遍歴をの結果、苦難の末に父大神と国武彦神の前に麻邇の玉を持ち帰ることができた喜びを歌った。
続いて音彦が立って舞いながら歌った。元はウラル教の宣伝使であったのが、波斯の国で日の出神に導かれて三五教の神業に参加し、麻邇の宝珠の神業が完成した場に居合わせることができたことへの感謝を歌った。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2021-10-01 21:27:28 OBC :rm2607
愛善世界社版:109頁 八幡書店版:第5輯 183頁 修補版: 校定版:121頁 普及版:39頁 初版: ページ備考:
001 五十子(いそこ)(ひめ)はさも(うれ)()満面(まんめん)(ゑみ)(たた)へ、002金扇(きんせん)(ひら)いて満座(まんざ)(なか)(むか)つて祝歌(しゆくか)(うた)ひ、003長袖(ちやうしう)(しと)やかに()はせ(たま)うた。
004五十子姫(いづ)御霊(みたま)大御神(おほみかみ)
005(みづ)御霊(みたま)大御神(おほみかみ)
006八洲(やしま)(くに)(わだか)まる
007八岐(やまた)大蛇(をろち)言向(ことむ)けて
008(この)()(まが)(はら)はむと
009国治立(くにはるたちの)大神(おほかみ)
010(こころ)千々(ちぢ)(くだ)かせつ
011雲井(くもゐ)(そら)(いや)(たか)
012(くらゐ)()てて()(くに)
013(たふと)(おん)()をしのばせつ
014(また)もや(この)()(まも)らむと
015天教山(てんけふざん)火口(くわこう)より
016水火(すゐくわ)艱苦(なやみ)(しの)ぎつつ
017豊葦原(とよあしはら)瑞穂国(みづほくに)
018(くま)なく(めぐ)神人(しんじん)
019(こころ)(つつ)村雲(むらくも)
020科戸(しなど)(かぜ)()(はら)
021速川(はやかは)()(きよ)めむと
022百千万(ももちよろづ)()(やつ)
023悪魔(あくま)(たけ)()(なか)
024(まも)らせたまふぞ(たふと)けれ
025ウブスナ(やま)頂上(ちやうじやう)
026()(なら)びたる斎苑(いそ)(やかた)
027五十子(いそこ)(ひめ)父神(ちちがみ)
028(みこと)(かしこ)顕恩(けんおん)
029(さと)(くだ)りて三五(あななひ)
030(まこと)(みち)(たて)となし
031バラモン(けう)神柱(かむばしら)
032鬼雲彦(おにくもひこ)(その)(ほか)
033(かみ)(つかさ)近寄(ちかよ)りて
034(すく)ひの(みち)(つた)へむと
035(おも)ひし(こと)(みづ)(あわ)
036是非(ぜひ)なく此処(ここ)()()でて
037梅子(うめこ)(ひめ)諸共(もろとも)
038エデンの(なが)れを(よこ)ぎりつ
039()みも(なら)はぬ旅枕(たびまくら)
040(あめ)(あられ)()(さら)
041(しこ)魔風(まかぜ)(くしけづ)
042彼方(あなた)此方(こなた)(かみ)(みち)
043(ひら)(をり)しもバラモンの
044(かみ)(つかさ)(とら)へられ
045(うらみ)(ふか)(わだ)(はら)
046(なかば)()ちたる捨小船(すてをぶね)
047主従(しゆじう)()(にん)村肝(むらきも)
048(こころ)(さび)しく天地(あめつち)
049(かみ)御前(みまへ)太祝詞(ふとのりと)
050(なみだ)(とも)(とな)へつつ
051(はて)しも()らぬ(なみ)(うへ)
052()きつ(しづ)みつ竜宮(りうぐう)
053(たから)(しま)辿(たど)りつく
054(かみ)御稜威(みいづ)もタカ(みなと)
055御船(みふね)()てて上陸(じやうりく)
056鬼熊別(おにくまわけ)(うづ)()
057()()でませる小糸姫(こいとひめ)
058(をしへ)(みち)(つかさ)とし
059地恩(ちおん)(さと)(あら)はれて
060大宮柱(おほみやばしら)永久(とこしへ)
061太知(ふとし)()てて(にぎは)しく
062(をしへ)(その)(はな)(かを)
063()(むす)びたる(あき)(そら)
064梅子(うめこ)(ひめ)小糸姫(こいとひめ)
065(その)()(つかさ)(いとま)()
066今子(いまこ)(ひめ)諸共(もろとも)
067(かみ)(めぐみ)(いちじる)
068屋根無(たなな)(ぶね)()(まか)
069(なみ)太平(たいへい)海原(うなばら)
070大小(だいせう)無数(むすう)(しま)()
071(やうや)此処(ここ)自転倒(おのころ)
072秀妻(ほづま)(くに)神島(かみしま)
073辿(たど)()きたる(うれ)しさよ
074自転倒(おのころ)(じま)西東(にしひがし)
075(きた)(みなみ)駆廻(かけめぐ)
076三五教(あななひけう)大道(おほみち)
077四方(よも)(つた)ふる(をり)もあれ
078(おも)ひも()らぬ竜宮(りうぐう)
079(ひと)(じま)なる秘密郷(ひみつきやう)
080黄金(こがね)(うみ)(そこ)(ふか)
081()()かれたる麻邇(まに)(たま)
082此処(ここ)(あら)はれ(きた)(そら)
083()(なが)めつつ綾錦(あやにしき)
084聖地(せいち)()して参下(まゐくだ)
085言依別(ことよりわけ)諸共(もろとも)
086秋山彦(あきやまひこ)(おん)(やかた)
087(きた)りて()ればこは如何(いか)
088(こが)(こが)れし(わが)(ちち)
089(かむ)素盞嗚(すさのをの)大神(おほかみ)
090国武彦(くにたけひこの)大神(おほかみ)
091(いづ)温顔(かんばせ)()(をが)
092(うれ)(かな)しの(むね)(うち)
093(たと)へむよしも()くばかり
094あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
095御霊(みたま)(さち)はへましまして
096(ちち)大神(おほかみ)大神業(おほみわざ)
097国武彦(くにたけひこ)(おん)経綸(しぐみ)
098完全(うまら)委曲(つばら)()()げて
099堅磐(かきは)常磐(ときは)(まつ)()
100千代(ちよ)八千代(やちよ)万代(よろづよ)
101(きづ)かせ(たま)久方(ひさかた)
102天津(あまつ)御空(みそら)神国(かみくに)
103()若宮(わかみや)永久(とこしへ)
104(しづ)まりいます()(かみ)
105御前(みまへ)(つつし)(かしこ)みて
106(はるか)(ねが)(たてまつ)
107(みづ)御霊(みたま)(うるは)しく
108(いづ)御霊(みたま)(かげ)(きよ)
109三五(さんご)(つき)何時(いつ)(まで)
110()れよ(ひか)れよかくるなよ
111あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
112(かみ)御前(みまへ)()ぎまつる』
113(うた)(をは)つて(もと)()()(たま)うた。
114 音彦(おとひこ)()(あが)つて銀扇(ぎんせん)(ひろ)(みづか)(うた)(みづか)()ふ。
115音彦『ウラルの(ひこ)やウラル(ひめ)
116(ひら)(たま)ひしウラル(けう)
117()さへ(たふと)きアーメニヤ
118(をしへ)(やかた)(あと)にして
119ウラルの(みち)(ひら)かむと
120波斯(フサ)(うみ)をば(うか)びつつ
121(わづか)四五(しご)神司(かむつかさ)
122(ひき)ゐて(すす)(ひと)(じま)
123三歳(みとせ)四歳(よとせ)()(つく)
124(こころ)(つく)皇神(すめかみ)
125(をしへ)(ひら)甲斐(かひ)もなく
126わが信仰(しんかう)仇花(あだばな)
127(みの)りもせない山吹(やまぶき)
128黄金(こがね)(はな)()(この)(しま)
129(なん)効果(かうくわ)荒浪(あらなみ)
130(うへ)(すべ)つて(かへ)()
131(とき)しもあれや波斯(フサ)(うみ)
132荒風(あらかぜ)すさび(なみ)(たけ)
133千尋(ちひろ)(うみ)(わが)(ふね)
134(はや)(しづ)まむとする(とき)
135(おな)御船(みふね)()りませる
136三五教(あななひけう)神司(かむつかさ)
137()出別(でのわけ)神人(しんじん)
138(あやふ)(ところ)(たす)けられ
139(はじ)めて(さと)(かみ)(みち)
140タルの(みなと)上陸(じやうりく)
141波斯(フサ)原野(げんや)をトボトボと
142(かみ)のまにまに宣伝歌(せんでんか)
143(うた)つて(すす)(いさ)ましさ
144弥次彦(やじひこ)与太彦(よたひこ)両人(りやうにん)
145御供(みとも)(かみ)(さだ)めつつ
146小鹿峠(こじかたうげ)にさしかかる
147(とき)しもあれやウラル(けう)
148目付(めつけ)(かみ)取囲(とりまか)
149進退(しんたい)ここに(きは)まりて
150千尋(ちひろ)谷間(たにま)()(とう)
151人事(じんじ)不省(ふせい)(その)(まま)
152三途(せうづ)(かは)八衢(やちまた)
153(さび)しき光景(くわうけい)(さぐ)りつつ
154()出別(でのわけ)神人(しんじん)
155()()かされて(よみがへ)
156(ふか)くも(さと)(かみ)(みち)
157(すめ)大神(おほかみ)御心(みこころ)
158(しま)八十島(やそしま)八十国(やそくに)
159あらむ(かぎ)りに(つた)へむと
160(とほ)(ちか)きの(へだ)てなく
161(めぐ)(めぐ)りて自転倒(おのころ)
162(しま)(やうや)辿(たど)()
163大江(おほえ)(やま)(おに)(じやう)
164バラモン(けう)神司(かむつかさ)
165堅磐(かきは)常磐(ときは)鉄城(てつじやう)
166(たの)みて()れる真最中(まつさいちう)
167(わが)言霊(ことたま)()(はら)
168(こころ)いそいそ五十子(いそこ)(ひめ)
169(みぎ)(ひだり)(わか)れつつ
170(かみ)(おん)(ため)(みち)のため
171世人(よびと)(ため)赤心(まごころ)
172(つく)(をり)しも三五(あななひ)
173(かみ)(をしへ)貴宝(うづだから)
174()つの御玉(みたま)永久(とこしへ)
175(かみ)のまにまに(をさ)まりて
176(あめ)御柱(みはしら)いや(ふと)
177下津(したつ)岩根(いはね)経緯(たてよこ)
178(はた)仕組(しぐみ)(ちか)づきて
179(をしへ)(はな)遠近(をちこち)
180(かを)()めたる(あき)(そら)
181(また)もや(きた)()御玉(みたま)
182(てん)(くわ)(すゐ)()(むす)ぶなる
183()つの御玉(みたま)麻邇(まに)宝珠(ほつしゆ)
184(あや)聖地(せいち)(つつが)なく
185(あつ)まりますと()きしより
186(こころ)(こま)(いさ)()
187(にしき)(みや)(おん)(まへ)
188感謝(かんしや)(なみだ)(なが)しつつ
189三五教(あななひけう)神司(かむづかさ)
190言依別(ことよりわけ)(したが)ひて
191由良(ゆら)(みなと)()()れば
192(つま)(みこと)(おん)(ちち)
193(あら)はれませる瑞御霊(みづみたま)
194(かむ)素盞嗚(すさのをの)大神(おほかみ)
195聖顔(せいがん)(こと)(うるは)しく
196()(すこや)かに神業(かむわざ)
197(つく)させ(たま)(うれ)しさよ
198あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
199御霊(みたま)(さち)はへましまして
200()つの御玉(みたま)(うるは)しく
201()つの御玉(みたま)(きよ)らかに
202(こころ)(そら)日月(じつげつ)
203伊照(いて)(かがや)(その)(ごと)
204雲霧(くもきり)もなく永久(とこしへ)
205(かみ)(ひかり)()(てら)
206ミロクの神世(みよ)(いしずゑ)
207下津(したつ)岩根(いはね)()()らし
208上津(うはつ)岩根(いはね)()(かた)
209三五(さんご)(つき)御教(みをしへ)
210(まも)(われ)()神業(かむわざ)
211(まも)らせ(たま)天津(あまつ)(かみ)
212国津(くにつ)(かみ)(たち)八百万(やほよろづ)
213埴安彦(はにやすひこ)埴安姫(はにやすひめ)
214伊都(いづ)美都(みづ)との二柱(ふたはしら)
215(きよ)御魂(みたま)(おん)(まへ)
216(つつし)(うやま)()ぎまつる
217あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
218御霊(みたま)(さち)はへましませよ』
219大正一一・七・一八 旧閏五・二四 加藤明子録)
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