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第75巻(寅の巻)
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第36巻(亥の巻)
序文
総説
第1篇 天意か人意か
01 二教対立
〔989〕
02 川辺の館
〔990〕
03 反間苦肉
〔991〕
04 無法人
〔992〕
05 バリーの館
〔993〕
06 意外な答
〔994〕
07 蒙塵
〔995〕
08 悪現霊
〔996〕
第2篇 松浦の岩窟
09 濃霧の途
〔997〕
10 岩隠れ
〔998〕
11 泥酔
〔999〕
12 無住居士
〔1000〕
13 恵の花
〔1001〕
14 歎願
〔1002〕
第3篇 神地の暗雲
15 眩代思潮
〔1003〕
16 門雀
〔1004〕
17 一目翁
〔1005〕
18 心の天国
〔1006〕
19 紅蓮の舌
〔1007〕
第4篇 言霊神軍
20 岩窟の邂逅
〔1008〕
21 火の洗礼
〔1009〕
22 春の雪
〔1010〕
23 雪達磨
〔1011〕
24 三六合
〔1012〕
余白歌
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第六章
意外
(
いぐわい
)
な
答
(
こたへ
)
〔九九四〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻
篇:
第1篇 天意か人意か
よみ(新仮名遣い):
てんいかじんいか
章:
第6章 意外な答
よみ(新仮名遣い):
いがいなこたえ
通し章番号:
994
口述日:
1922(大正11)年09月21日(旧08月1日)
口述場所:
筆録者:
北村隆光
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1923(大正12)年12月30日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
アナンはわざと竜雲の部下につかまって牢獄に入れられたが、呼応しようとしていたテーリスは、牢獄の監視の役を変えられていてそこにはいなかった。
アナンは獄中にて自分の不運を嘆きつつ、奸臣を除き王の世を再び元に返す志を歌い、また竜雲の部下たちの不実を非難する歌を歌った。
エームスも、獄舎の中で述懐の歌を歌っている。竜雲の部下ベールはエームスのところにやってきて、エームスが竜雲を助けた功績に免じて赦してやるから、竜雲のために働くようにと告げた。
エームスは悪に加担することはできないとベールの申し出を断った。ベールはエームスの答えを竜雲に報告するために去って行った。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2022-10-06 09:16:35
OBC :
rm3606
愛善世界社版:
51頁
八幡書店版:
第6輯 602頁
修補版:
校定版:
52頁
普及版:
24頁
初版:
ページ備考:
001
アナンはサール、
002
セール、
003
ウインチの
同志
(
どうし
)
に
別
(
わか
)
れを
告
(
つ
)
げ、
004
テーリスに
会
(
あ
)
つて
内外
(
ないぐわい
)
相
(
あひ
)
呼応
(
こおう
)
し、
005
一挙
(
いつきよ
)
に
竜雲
(
りううん
)
を
捕
(
とら
)
へむと
計画
(
けいくわく
)
を
定
(
さだ
)
め、
006
ブラリブラリと
神地城
(
かうぢじやう
)
近
(
ちか
)
く
現
(
あら
)
はれた。
007
メール、
008
ヨールの
両人
(
りやうにん
)
は
忽
(
たちま
)
ちアナンを
捕
(
とら
)
へ
獄
(
ごく
)
に
投
(
とう
)
じた。
009
アナンはテーリスが
依然
(
いぜん
)
として
牢獄
(
らうごく
)
の
監督
(
かんとく
)
たるべしと
確信
(
かくしん
)
して
居
(
ゐ
)
たが、
010
豈
(
あに
)
図
(
はか
)
らむやベールの
悪人
(
あくにん
)
が
何時
(
いつ
)
の
間
(
ま
)
にか
代
(
かは
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
011
竜雲
(
りううん
)
もテーリスを
固
(
かた
)
く
信
(
しん
)
じ
吾
(
わが
)
股肱
(
ここう
)
と
頼
(
たの
)
み、
012
大切
(
たいせつ
)
なる
牢獄
(
らうごく
)
の
監督
(
かんとく
)
を
命
(
めい
)
じて
居
(
ゐ
)
たが、
013
彼
(
かれ
)
も
悪者
(
しれもの
)
、
014
万一
(
まんいち
)
正義派
(
せいぎは
)
に
款
(
くわん
)
を
通
(
つう
)
じ
如何
(
いか
)
なる
事
(
こと
)
を
仕出
(
しで
)
かすやも
計
(
はか
)
り
難
(
がた
)
しと、
015
奸智
(
かんち
)
に
長
(
た
)
けた
竜雲
(
りううん
)
は、
016
ベールをして
之
(
これ
)
に
代
(
かは
)
らしめたのである。
017
アナンは
斯
(
か
)
うなつては
恰
(
あたか
)
も
飛
(
と
)
んで
火
(
ひ
)
に
入
(
い
)
る
夏
(
なつ
)
の
虫
(
むし
)
も
同様
(
どうやう
)
であつた。
018
凡
(
すべ
)
ての
計画
(
けいくわく
)
はこれにてサツパリ
齟齬
(
そご
)
して
了
(
しま
)
ふ
事
(
こと
)
を
非常
(
ひじやう
)
に
恐
(
おそ
)
れざるを
得
(
え
)
なかつた。
019
アナンは
獄中
(
ごくちう
)
にて
私
(
ひそ
)
かに
謡
(
うた
)
ふ、
020
其
(
その
)
歌
(
うた
)
、
021
アナン
『
天
(
あめ
)
と
地
(
つち
)
とを
造
(
つく
)
らしし
022
誠
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
のいます
世
(
よ
)
は
023
如何
(
いか
)
なる
事
(
こと
)
か
恐
(
おそ
)
るべき
024
天
(
てん
)
に
煌
(
きら
)
めく
星
(
ほし
)
の
影
(
かげ
)
025
地
(
ち
)
は
青々
(
あをあを
)
と
生茂
(
おひしげ
)
り
026
山河
(
やまかは
)
清
(
きよ
)
く
美
(
うる
)
はしく
027
蓮
(
はちす
)
の
花
(
はな
)
は
遠近
(
をちこち
)
に
028
咲
(
さ
)
き
匂
(
にほ
)
ひたる
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
029
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
は
神
(
かみ
)
の
子
(
こ
)
神
(
かみ
)
の
宮
(
みや
)
030
いかでか
曲
(
まが
)
のをかすべき
031
如何
(
いか
)
なる
艱
(
なや
)
みに
遇
(
あ
)
ふとても
032
心
(
こころ
)
も
身
(
み
)
をも
皇神
(
すめかみ
)
に
033
任
(
まか
)
せ
奉
(
まつ
)
りて
信仰
(
あななひ
)
の
034
誠
(
まこと
)
を
尽
(
つく
)
す
吾
(
われ
)
こそは
035
神
(
かみ
)
も
照覧
(
せうらん
)
遊
(
あそ
)
ばさむ
036
一度
(
いちど
)
は
敵
(
てき
)
に
悩
(
なや
)
まされ
037
百
(
もも
)
の
責苦
(
せめく
)
に
遭
(
あ
)
ふとても
038
いつしか
開
(
ひら
)
く
神
(
かみ
)
の
門
(
もん
)
039
此
(
この
)
シロ
島
(
しま
)
はサガレン
王
(
わう
)
の
040
君
(
きみ
)
の
命
(
みこと
)
の
永久
(
とこしへ
)
に
041
鎮
(
しづ
)
まり
居
(
ゐ
)
まして
国民
(
くにたみ
)
を
042
いと
平
(
たひら
)
けく
安
(
やす
)
らけく
043
知
(
し
)
ろし
召
(
め
)
すべき
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
044
ウラルの
道
(
みち
)
の
神司
(
かむづかさ
)
045
竜雲
(
りううん
)
いかに
暴力
(
ばうりよく
)
を
046
揮
(
ふる
)
ふといへど
曲神
(
まがかみ
)
の
047
いかでか
正義
(
せいぎ
)
に
敵
(
てき
)
し
得
(
え
)
む
048
籠
(
かご
)
に
飼
(
か
)
はれし
鳥
(
とり
)
さへも
049
いつしか
破
(
やぶ
)
れて
天地
(
あめつち
)
の
050
広
(
ひろ
)
き
御園
(
みその
)
に
悠々
(
いういう
)
と
051
春
(
はる
)
をば
謡
(
うた
)
ふ
時
(
とき
)
あらむ
052
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
053
神
(
かみ
)
の
霊
(
みたま
)
の
幸
(
さち
)
はひて
054
サガレン
王
(
わう
)
を
始
(
はじ
)
めとし
055
忠義
(
ちうぎ
)
に
厚
(
あつ
)
きタールチン
056
キングス
姫
(
ひめ
)
やゼム、エール
057
エームス、ユーズ、シルレング
058
尊
(
たふと
)
き
正
(
ただ
)
しき
人々
(
ひとびと
)
の
059
身魂
(
みたま
)
を
安
(
やす
)
く
守
(
まも
)
りませ
060
アナンは
敵
(
てき
)
に
捕
(
とら
)
へられ
061
苦
(
くる
)
しき
月日
(
つきひ
)
を
送
(
おく
)
るとも
062
君
(
きみ
)
の
御
(
おん
)
為
(
た
)
め
国
(
くに
)
の
為
(
た
)
め
063
世人
(
よびと
)
の
為
(
た
)
めとなるならば
064
如何
(
いか
)
でか
命
(
いのち
)
を
惜
(
をし
)
まむや
065
いかなる
敵
(
てき
)
の
現
(
あら
)
はれて
066
水責
(
みづぜ
)
め
火責
(
ひぜ
)
めはまだ
愚
(
おろ
)
か
067
剣
(
つるぎ
)
の
責苦
(
せめく
)
に
遭
(
あ
)
ふとても
068
君
(
きみ
)
に
捧
(
ささ
)
げし
此
(
この
)
生命
(
いのち
)
069
心
(
こころ
)
も
広
(
ひろ
)
きシロの
島
(
しま
)
070
神地
(
かうぢ
)
の
獄舎
(
ひとや
)
に
囚
(
とら
)
はれて
071
身
(
み
)
は
儘
(
まま
)
ならぬ
籠
(
かご
)
の
鳥
(
とり
)
072
なれども
心
(
こころ
)
は
清々
(
すがすが
)
と
073
天地
(
あめつち
)
四方
(
よも
)
の
国原
(
くにばら
)
を
074
自由
(
じいう
)
自在
(
じざい
)
に
逍遥
(
せうえう
)
し
075
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
御光
(
みひかり
)
は
076
吾
(
わが
)
身
(
み
)
の
上
(
うへ
)
を
照
(
てら
)
しまし
077
歓喜
(
くわんき
)
は
胸
(
むね
)
に
湧
(
わ
)
き
満
(
み
)
ちぬ
078
朝日
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
るとも
曇
(
くも
)
るとも
079
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つとも
虧
(
か
)
くるとも
080
仮令
(
たとへ
)
大地
(
だいち
)
は
沈
(
しづ
)
むとも
081
八岐
(
やまた
)
大蛇
(
をろち
)
の
憑
(
かか
)
りたる
082
醜
(
しこ
)
の
司
(
つかさ
)
を
言向
(
ことむ
)
けて
083
此
(
この
)
神国
(
かみくに
)
を
永久
(
とこしへ
)
に
084
守
(
まも
)
らにやおかぬ
吾
(
わが
)
心
(
こころ
)
085
生
(
い
)
きては
御国
(
みくに
)
の
楯
(
たて
)
となり
086
死
(
し
)
しては
護国
(
ごこく
)
の
鬼
(
おに
)
となり
087
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つを
天地
(
あめつち
)
に
088
貫
(
つらぬ
)
き
通
(
とほ
)
す
楽
(
たの
)
しさよ
089
ベールの
眼
(
まなこ
)
は
光
(
ひか
)
るとも
090
夜
(
よる
)
は
見
(
み
)
えない
人
(
ひと
)
の
身
(
み
)
の
091
いかでかわれ
等
(
ら
)
の
心根
(
こころね
)
を
092
探
(
さぐ
)
りあてむや
惟神
(
かむながら
)
093
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
に
背
(
そむ
)
きつつ
094
一
(
いち
)
時
(
じ
)
の
栄華
(
えいぐわ
)
に
憧
(
あこが
)
れて
095
魔神
(
まがみ
)
に
媚
(
こ
)
びつ
諂
(
へつら
)
ひつ
096
吾
(
わが
)
身一
(
みひと
)
つの
栄達
(
えいだつ
)
を
097
計
(
はか
)
らむとする
卑劣
(
ひれつ
)
さよ
098
思
(
おも
)
へば
思
(
おも
)
へばベールこそ
099
実
(
げ
)
にも
憐
(
あは
)
れな
者
(
もの
)
ぞかし
100
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
101
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましませよ』
102
エームスは
又
(
また
)
獄中
(
ごくちう
)
にありて、
103
私
(
ひそか
)
に
述懐
(
じゆつくわい
)
を
述
(
の
)
べて
居
(
ゐ
)
る、
104
其
(
その
)
歌
(
うた
)
。
105
エームス
『
天地
(
てんち
)
を
造
(
つく
)
り
固
(
かた
)
めたる
106
国治立
(
くにはるたちの
)
大御神
(
おほみかみ
)
107
大地
(
だいち
)
の
力
(
ちから
)
と
現
(
あ
)
れませる
108
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのをの
)
大御神
(
おほみかみ
)
109
大地
(
だいち
)
の
霊
(
れい
)
と
現
(
あら
)
はれし
110
金勝要
(
きんかつかねの
)
大神
(
おほかみ
)
の
111
守
(
まも
)
らせ
給
(
たま
)
ふ
瑞穂国
(
みづほくに
)
112
中
(
なか
)
にも
尊
(
たふと
)
きシロの
島
(
しま
)
113
此
(
この
)
神国
(
かみくに
)
は
天地
(
あめつち
)
の
114
殊更
(
ことさら
)
深
(
ふか
)
き
御恵
(
みめぐみ
)
に
115
栄
(
さか
)
えて
進
(
すす
)
む
珍
(
うづ
)
の
国
(
くに
)
116
此
(
この
)
神国
(
かみくに
)
を
知
(
し
)
ろしめす
117
サガレン
王
(
わう
)
は
民草
(
たみぐさ
)
の
118
主
(
あるじ
)
と
居
(
ゐ
)
まし
師
(
し
)
と
居
(
ゐ
)
まし
119
親
(
おや
)
とまします
厳
(
いづ
)
の
神
(
かみ
)
120
高
(
たか
)
き
御稜威
(
みいづ
)
はヒマラヤの
121
山
(
やま
)
も
物
(
もの
)
かは
行
(
ゆ
)
く
雲
(
くも
)
も
122
伊行
(
いゆ
)
き
憚
(
はばか
)
る
珍
(
うづ
)
の
王
(
きみ
)
123
ウラルの
道
(
みち
)
の
竜雲
(
りううん
)
が
124
非望
(
ひばう
)
の
企
(
たく
)
みに
乗
(
の
)
せられて
125
今
(
いま
)
は
苦
(
くる
)
しみ
給
(
たま
)
へども
126
如何
(
いか
)
でか
神
(
かみ
)
は
許
(
ゆる
)
さむや
127
ケールス
姫
(
ひめ
)
や
竜雲
(
りううん
)
の
128
悪逆
(
あくぎやく
)
無道
(
むだう
)
の
振舞
(
ふるまひ
)
は
129
天地
(
てんち
)
容
(
い
)
れざる
逆罪
(
ぎやくざい
)
ぞ
130
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
131
神
(
かみ
)
が
表
(
おもて
)
に
現
(
あ
)
れまして
132
善悪
(
ぜんあく
)
正邪
(
せいじや
)
を
分
(
わか
)
ちまし
133
魔神
(
まがみ
)
を
亡
(
ほろ
)
ぼし
善神
(
ぜんしん
)
を
134
救
(
すく
)
はせ
給
(
たま
)
ふは
目
(
ま
)
の
当
(
あた
)
り
135
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
は
獄舎
(
ひとや
)
に
投
(
な
)
げ
込
(
こ
)
まれ
136
無限
(
むげん
)
の
苦痛
(
くつう
)
に
遭
(
あ
)
ふとても
137
心
(
こころ
)
は
広
(
ひろ
)
き
天
(
あま
)
の
原
(
はら
)
138
空
(
そら
)
行
(
ゆ
)
く
鳥
(
とり
)
の
如
(
ごと
)
くなり
139
如何
(
いか
)
に
無道
(
むだう
)
の
竜雲
(
りううん
)
も
140
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
が
清
(
きよ
)
き
魂
(
たましひ
)
を
141
縛
(
しば
)
り
苦
(
くる
)
しむ
枉業
(
まがわざ
)
は
142
如何
(
いか
)
に
心
(
こころ
)
を
尽
(
つく
)
すとも
143
到底
(
たうてい
)
行
(
おこな
)
ひ
得
(
え
)
ざらまし
144
心
(
こころ
)
の
空
(
そら
)
に
日月
(
じつげつ
)
の
145
輝
(
かがや
)
き
渡
(
わた
)
る
正義
(
せいぎ
)
の
士
(
し
)
146
如何
(
いか
)
でか
獄舎
(
ひとや
)
を
恐
(
おそ
)
れむや
147
神
(
かみ
)
は
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
と
倶
(
とも
)
に
坐
(
ま
)
す
148
バラモン
教
(
けう
)
の
自在天
(
じざいてん
)
149
大国彦
(
おほくにひこ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
150
心
(
こころ
)
を
清
(
きよ
)
め
身
(
み
)
を
浄
(
きよ
)
め
151
一日
(
ひとひ
)
も
早
(
はや
)
く
吾
(
わが
)
王
(
きみ
)
の
152
心
(
こころ
)
を
安
(
やす
)
んじ
苦
(
くる
)
しみを
153
救
(
すく
)
はせ
給
(
たま
)
へ
惟神
(
かむながら
)
154
神
(
かみ
)
の
御水火
(
みいき
)
に
生
(
うま
)
れたる
155
サガレン
王
(
わう
)
の
側近
(
そばちか
)
く
156
右守
(
うもりの
)
神
(
かみ
)
と
仕
(
つか
)
へたる
157
道
(
みち
)
の
司
(
つかさ
)
のエームス
[
※
初版は「エームス」、普及版・校定版・愛世版はいずれも「エールス」。文脈上は初版の「エームス」が正しい。
]
が
158
ひそかにひそかに
祈
(
ね
)
ぎ
奉
(
まつ
)
る
159
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
160
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましませよ』
161
と
謡
(
うた
)
ふ
折
(
をり
)
しも、
162
ベールは
足音
(
あしおと
)
高
(
たか
)
く
此
(
この
)
場
(
ば
)
に
現
(
あら
)
はれ
来
(
きた
)
り、
163
獄舎
(
ひとや
)
の
外
(
そと
)
より、
164
ベール
『エームスさま、
165
只今
(
ただいま
)
竜雲殿
(
りううんどの
)
より、
166
貴方
(
あなた
)
に
対
(
たい
)
する
疑
(
うたが
)
ひは
全
(
まつた
)
く
晴
(
は
)
れたから、
167
許
(
ゆる
)
してやれとの
御
(
お
)
言葉
(
ことば
)
で
御座
(
ござ
)
います。
168
貴方
(
あなた
)
は
竜雲
(
りううん
)
様
(
さま
)
の
危難
(
きなん
)
を
救
(
すく
)
うた
殊勲者
(
しゆくんしや
)
だから、
169
何卒
(
どうぞ
)
早
(
はや
)
く
此処
(
ここ
)
を
出
(
で
)
て
下
(
くだ
)
さい』
170
と
声
(
こゑ
)
を
和
(
やはら
)
げて、
171
慇懃
(
いんぎん
)
に
打
(
う
)
つて
変
(
かは
)
つた
態度
(
たいど
)
で
言
(
い
)
ひ
渡
(
わた
)
すにぞ、
172
エームスは
頭
(
かうべ
)
を
左右
(
さいう
)
に
振
(
ふ
)
り、
173
エームス
『それは
誠
(
まこと
)
に
以
(
もつ
)
て
有難
(
ありがた
)
う
御座
(
ござ
)
います。
174
然
(
しか
)
し
乍
(
なが
)
ら
私
(
わたし
)
は
最早
(
もはや
)
社会
(
しやくわい
)
へ
出
(
で
)
て
働
(
はたら
)
かうとは
思
(
おも
)
ひませぬ。
175
それ
故
(
ゆゑ
)
此
(
この
)
別荘
(
べつさう
)
が
殊
(
こと
)
の
外
(
ほか
)
気楽
(
きらく
)
で
御座
(
ござ
)
いますれば、
176
何卒
(
どうぞ
)
永
(
なが
)
く
獄
(
ごく
)
において
下
(
くだ
)
さる
様
(
やう
)
竜雲
(
りううん
)
殿
(
どの
)
にお
願
(
ねが
)
ひをして
下
(
くだ
)
さい。
177
折角
(
せつかく
)
居馴
(
ゐな
)
ずんだ
処
(
ところ
)
で
御座
(
ござ
)
いますから、
178
出
(
で
)
るのが
惜
(
を
)
しくなりました。
179
アハヽヽヽ』
180
ベール
『これはしたり、
181
エームスさま、
182
獄舎
(
ひとや
)
の
中
(
なか
)
が
結構
(
けつこう
)
だとは、
183
そりや
本心
(
ほんしん
)
でおつしやるのですか』
184
エームス
『
私
(
わたし
)
は
此処
(
ここ
)
で
一生
(
いつしやう
)
を
送
(
おく
)
り
度
(
た
)
く
希望
(
きばう
)
して
居
(
を
)
ります。
185
到底
(
たうてい
)
竜雲
(
りううん
)
さまに
許
(
ゆる
)
され、
186
或
(
あるひ
)
はお
役
(
やく
)
に
使
(
つか
)
はれましても、
187
不運
(
ふうん
)
な
者
(
もの
)
は
何処迄
(
どこまで
)
も
不運
(
ふうん
)
、
188
又
(
また
)
候
(
さふらふ
)
、
189
人
(
ひと
)
を
助
(
たす
)
けて
牢獄
(
らうごく
)
に
打
(
う
)
ち
込
(
こ
)
まれる
様
(
やう
)
な
事
(
こと
)
が
出来
(
しゆつたい
)
致
(
いた
)
しても
詰
(
つま
)
りませぬから、
190
此処
(
ここ
)
に
斯
(
か
)
うして
居
(
を
)
れば、
191
罪
(
つみ
)
を
作
(
つく
)
らず
心
(
こころ
)
を
悩
(
なや
)
まさず
結構
(
けつこう
)
で
御座
(
ござ
)
います。
192
何卒
(
どうぞ
)
私
(
わたし
)
を
解放
(
かいはう
)
して
此
(
この
)
上
(
うへ
)
苦労
(
くらう
)
をさせぬやうに
許
(
ゆる
)
して
下
(
くだ
)
さいませ。
193
どうも
私
(
わたし
)
の
性質
(
せいしつ
)
として、
194
悪
(
わる
)
い
事
(
こと
)
は
出来
(
でき
)
ませぬ。
195
悪
(
わる
)
い
事
(
こと
)
を
平気
(
へいき
)
で
巧
(
うま
)
くやつて
除
(
の
)
ける
人間
(
にんげん
)
は
竜雲
(
りううん
)
様
(
さま
)
の
御
(
お
)
引立
(
ひきたて
)
によりましてズンズンと
御
(
ご
)
出世
(
しゆつせ
)
遊
(
あそ
)
ばすなり、
196
命
(
いのち
)
をお
助
(
たす
)
け
申
(
まを
)
して
善事
(
ぜんじ
)
をなしたる
私
(
わたし
)
は
獄
(
ごく
)
に
投
(
とう
)
ぜらるると
云
(
い
)
ふ
様
(
やう
)
な
逆様
(
さかさま
)
の
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
ですから、
197
到底
(
たうてい
)
社会
(
しやくわい
)
へ
出
(
で
)
て
活動
(
くわつどう
)
する
場所
(
ばしよ
)
が
御座
(
ござ
)
いませぬ。
198
何時
(
いつ
)
までも
此処
(
ここ
)
に
置
(
お
)
いて
貰
(
もら
)
ひ
度
(
た
)
いと
申
(
まを
)
すのは
左様
(
さやう
)
の
次第
(
しだい
)
でありますから、
199
悪
(
あし
)
からず
竜雲
(
りううん
)
殿
(
どの
)
に
此
(
この
)
由
(
よし
)
をお
伝
(
つた
)
へ
下
(
くだ
)
さいませ』
200
ベール
『これは
又
(
また
)
変
(
かは
)
つた
御
(
ご
)
意見
(
いけん
)
、
201
ベールも
一向
(
いつかう
)
合点
(
がつてん
)
が
参
(
まゐ
)
りませぬ。
202
何
(
なに
)
は
兎
(
と
)
もあれ、
203
一応
(
いちおう
)
竜雲
(
りううん
)
様
(
さま
)
にお
伺
(
うかが
)
ひ
致
(
いた
)
して
参
(
まゐ
)
りませう』
204
と
云
(
い
)
ひ
乍
(
なが
)
ら、
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大正一一・九・二一
旧八・一
北村隆光
録)
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