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第36巻(亥の巻)
序文
総説
第1篇 天意か人意か
01 二教対立
〔989〕
02 川辺の館
〔990〕
03 反間苦肉
〔991〕
04 無法人
〔992〕
05 バリーの館
〔993〕
06 意外な答
〔994〕
07 蒙塵
〔995〕
08 悪現霊
〔996〕
第2篇 松浦の岩窟
09 濃霧の途
〔997〕
10 岩隠れ
〔998〕
11 泥酔
〔999〕
12 無住居士
〔1000〕
13 恵の花
〔1001〕
14 歎願
〔1002〕
第3篇 神地の暗雲
15 眩代思潮
〔1003〕
16 門雀
〔1004〕
17 一目翁
〔1005〕
18 心の天国
〔1006〕
19 紅蓮の舌
〔1007〕
第4篇 言霊神軍
20 岩窟の邂逅
〔1008〕
21 火の洗礼
〔1009〕
22 春の雪
〔1010〕
23 雪達磨
〔1011〕
24 三六合
〔1012〕
余白歌
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第八章
悪現霊
(
あくげんれい
)
〔九九六〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻
篇:
第1篇 天意か人意か
よみ(新仮名遣い):
てんいかじんいか
章:
第8章 悪現霊
よみ(新仮名遣い):
あくげんれい
通し章番号:
996
口述日:
1922(大正11)年09月21日(旧08月1日)
口述場所:
筆録者:
松村真澄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1923(大正12)年12月30日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
アナンの軍は牢獄から一度は同志たちを救い出したが、アナン、セール、シルレング、ユーズたちの一隊は城内の落とし穴に落ち込んでしまった。
竜雲の左守ケリヤと右守ハルマは采配を打ち振ってアナンの軍を迎え撃ち、寄せ手の三分の一ほどを打倒した。アナン軍の指揮を執っていたサールとウインチはやむを得ず退却し、バリーの館に引き上げて行った。
竜雲は部下たちの防戦をねぎらい、城の防備を固めた。しかし牢獄は破られ、サガレン王は姿を消していた。エームスとテーリスの姿も見えなくなっていた。竜雲は部下に下知して、三人の行方を探るべく捕り手たちを四方に派遣した。
竜雲は味方の将卒をねぎらうために城内の庭で祝宴を開いた。竜雲はシロの島の司となって人民をウラル教に導こうという野望を歌った。ケールス姫やケリヤも竜雲を称える歌を歌った。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2022-10-07 14:44:34
OBC :
rm3608
愛善世界社版:
71頁
八幡書店版:
第6輯 608頁
修補版:
校定版:
72頁
普及版:
31頁
初版:
ページ備考:
001
アナン、
002
セールの
一隊
(
いつたい
)
は
館
(
やかた
)
に
向
(
むか
)
ひ、
003
サール、
004
ウインチはタールチン、
005
キングス
姫
(
ひめ
)
、
006
ゼム、
007
エール、
008
シルレング、
009
ユーズを
救
(
すく
)
ひ
出
(
だ
)
さむと、
010
牢獄
(
らうごく
)
の
方
(
はう
)
に
猛進
(
まうしん
)
した。
011
ベールは
部下
(
ぶか
)
の
獄卒
(
ごくそつ
)
と
共
(
とも
)
に
死力
(
しりよく
)
を
竭
(
つく
)
して
戦
(
たたか
)
うたが、
012
つひにコリヤ
叶
(
かな
)
はぬと
思
(
おも
)
ひしか
雲
(
くも
)
を
霞
(
かすみ
)
と
姿
(
すがた
)
を
隠
(
かく
)
して
了
(
しま
)
つた。
013
サール、
014
ウインチは
一同
(
いちどう
)
の
忠臣
(
ちうしん
)
を
首尾
(
しゆび
)
よく
救
(
すく
)
ひ
出
(
い
)
だし、
015
次
(
つぎ
)
にアナン、
016
セールの
隊
(
たい
)
に
合
(
がつ
)
すべく
王
(
わう
)
の
館
(
やかた
)
を
指
(
さ
)
して
進
(
すす
)
み
行
(
ゆ
)
く。
017
竜雲
(
りううん
)
、
018
ケールス
姫
(
ひめ
)
は
奥
(
おく
)
の
間
(
ま
)
に
顔
(
かほ
)
の
色
(
いろ
)
を
変
(
か
)
へ、
019
手鎗
(
てやり
)
を
小脇
(
こわき
)
に
抱
(
かか
)
へ、
020
寄
(
よ
)
らば
突
(
つ
)
かむと
身構
(
みがま
)
へしてゐる。
021
真先
(
まつさき
)
に
進
(
すす
)
んだアナン、
022
セールを
始
(
はじ
)
め、
023
シルレング、
024
ユーズは
不運
(
ふうん
)
にも、
025
館
(
やかた
)
の
中
(
なか
)
の
俄作
(
にはかづく
)
りの
深
(
ふか
)
き
陥穽
(
おとしあな
)
におち
込
(
こ
)
んで
了
(
しま
)
つた。
026
サール、
027
ウインチを
始
(
はじ
)
め、
028
タールチン、
029
キングス
姫
(
ひめ
)
、
030
ゼム、
031
エールは、
032
此
(
この
)
上
(
うへ
)
深入
(
ふかい
)
りするは
如何
(
いか
)
なる
羽目
(
はめ
)
に
陥
(
おちい
)
るやも
計
(
はか
)
り
難
(
がた
)
しと、
033
大事
(
だいじ
)
をふんで
後
(
あと
)
へ
引返
(
ひきかへ
)
し、
034
表
(
おもて
)
に
出
(
い
)
でて
再
(
ふたた
)
び
戦
(
たたか
)
ひを
継続
(
けいぞく
)
しつつあつた。
035
ケリヤ、
036
ハルマは
采配
(
さいはい
)
を
打
(
うち
)
ふり
打
(
うち
)
ふり、
037
所在
(
あらゆる
)
精鋭
(
せいえい
)
の
武器
(
ぶき
)
を
揃
(
そろ
)
へて、
038
命
(
いのち
)
限
(
かぎ
)
りに
防
(
ふせ
)
ぎ
戦
(
たたか
)
ひ
寄
(
よ
)
せ
手
(
て
)
の
人数
(
にんず
)
は
殆
(
ほとん
)
ど
三分
(
さんぶ
)
以上
(
いじやう
)
瞬
(
またた
)
く
間
(
うち
)
に
斬
(
き
)
り
倒
(
たふ
)
されて
了
(
しま
)
つた。
039
サール、
040
ウインチは
止
(
や
)
むを
得
(
え
)
ず、
041
タールチン、
042
キングス
姫
(
ひめ
)
、
043
其
(
その
)
他
(
た
)
と
共
(
とも
)
に
一先
(
ひとま
)
づここを
退却
(
たいきやく
)
し、
044
再
(
ふたた
)
び
捲土
(
けんど
)
重来
(
ぢうらい
)
の
策
(
さく
)
を
構
(
かう
)
ぜむと、
045
バリーの
館
(
やかた
)
に
軍
(
ぐん
)
を
返
(
かへ
)
した。
046
竜雲
(
りううん
)
は
味方
(
みかた
)
の
将卒
(
しやうそつ
)
を
集
(
あつ
)
め、
047
今日
(
けふ
)
の
防戦
(
ばうせん
)
の
偉勲
(
ゐくん
)
を
口
(
くち
)
を
極
(
きは
)
めて
賞揚
(
しやうやう
)
し、
048
城
(
しろ
)
の
外部
(
ぐわいぶ
)
を
念入
(
ねんい
)
りに
警護
(
けいご
)
せしめた。
049
そしてサガレン
王
(
わう
)
を
始
(
はじ
)
め、
050
信用
(
しんよう
)
し
切
(
き
)
つたるエームス、
051
テーリスの
姿
(
すがた
)
の
見
(
み
)
えざるに
驚
(
おどろ
)
き、
052
再
(
ふたた
)
びケリヤ、
053
ハルマに
命
(
めい
)
じ、
054
捕手
(
とりて
)
を
四方
(
しはう
)
に
遣
(
つか
)
はして、
055
王
(
わう
)
、
056
外
(
ほか
)
二人
(
ふたり
)
の
所在
(
ありか
)
を
厳
(
きび
)
しく
捜索
(
そうさく
)
せしめた。
057
併
(
しか
)
し
乍
(
なが
)
ら、
058
王
(
わう
)
の
行方
(
ゆくへ
)
は
到底
(
たうてい
)
分
(
わか
)
らなくなつて
了
(
しま
)
つたのである。
059
竜雲
(
りううん
)
は
部下
(
ぶか
)
の
将卒
(
しやうそつ
)
を
労
(
ねぎら
)
ふべく、
060
城
(
しろ
)
の
広庭
(
ひろには
)
に
草蓆
(
くさむしろ
)
を
布
(
し
)
き、
061
四方
(
しはう
)
を
警戒
(
けいかい
)
し
乍
(
なが
)
ら、
062
大祝宴
(
だいしゆくえん
)
を
開
(
ひら
)
いた。
063
其
(
その
)
席上
(
せきじやう
)
にて
竜雲
(
りううん
)
は
声
(
こゑ
)
高々
(
たかだか
)
と
歌
(
うた
)
ふ。
064
竜雲
『
此
(
この
)
世
(
よ
)
の
御祖
(
みおや
)
とあれませる
065
塩長彦
(
しほながひこの
)
大神
(
おほかみ
)
の
066
御稜威
(
みいづ
)
は
今
(
いま
)
や
輝
(
かがや
)
きて
067
ウラルの
教
(
をしへ
)
の
世
(
よ
)
となりぬ
068
大国彦
(
おほくにひこ
)
の
系統
(
けいとう
)
と
069
世
(
よ
)
に
誇
(
ほこ
)
りたるサガレン
王
(
わう
)
の
070
醜
(
しこ
)
の
魔神
(
まがみ
)
は
竜雲
(
りううん
)
が
071
広大
(
くわうだい
)
無辺
(
むへん
)
の
神徳
(
しんとく
)
に
072
吹
(
ふ
)
き
払
(
はら
)
はれて
影
(
かげ
)
もなく
073
煙
(
けむり
)
となつて
消
(
き
)
え
失
(
う
)
せぬ
074
われは
是
(
これ
)
よりシロ
島
(
しま
)
の
075
司
(
つかさ
)
となりて
百司
(
ももつかさ
)
076
百人
(
ももびと
)
達
(
たち
)
を
悉
(
ことごと
)
く
077
ウラルの
神
(
かみ
)
の
御教
(
みをしへ
)
に
078
まつろひ
合
(
あは
)
せ
御恵
(
みめぐみ
)
の
079
露
(
つゆ
)
を
普
(
あまね
)
くうるほさむ
080
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
081
塩長彦
(
しおながひこ
)
の
御
(
ご
)
威勢
(
ゐせい
)
は
082
今
(
いま
)
に
始
(
はじ
)
めぬ
事
(
こと
)
乍
(
なが
)
ら
083
四方
(
よも
)
の
草木
(
くさき
)
も
悉
(
ことごと
)
く
084
片葉
(
かきは
)
もとめず
伏
(
ふ
)
しなびく
085
かかる
尊
(
たふと
)
き
大神
(
おほかみ
)
の
086
教
(
をしへ
)
にまつろふ
竜雲
(
りううん
)
は
087
天津
(
あまつ
)
神
(
かみ
)
たち
八百万
(
やほよろづ
)
088
国津
(
くにつ
)
神
(
かみ
)
たち
国魂
(
くにたま
)
の
089
神
(
かみ
)
の
力
(
ちから
)
を
身
(
み
)
に
受
(
う
)
けて
090
月日
(
つきひ
)
の
如
(
ごと
)
く
永久
(
とこしへ
)
に
091
輝
(
かがや
)
きわたるわが
御稜威
(
みいづ
)
092
称
(
たた
)
へまつれよ
百司
(
ももつかさ
)
093
ケールス
姫
(
ひめ
)
を
始
(
はじ
)
めとし
094
左守
(
さもり
)
右守
(
うもり
)
の
神司
(
かむつかさ
)
095
ケリヤ、ハルマは
云
(
い
)
ふも
更
(
さら
)
096
ベールやメール、ヨール
迄
(
まで
)
097
吾
(
わが
)
神徳
(
しんとく
)
にまつろひて
098
清
(
きよ
)
く
仕
(
つか
)
へよ
吾
(
わが
)
前
(
まへ
)
に
099
われは
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
平
(
たひら
)
けく
100
治
(
をさ
)
むる
救
(
すく
)
ひの
神
(
かみ
)
なるぞ
101
此
(
この
)
シロ
島
(
しま
)
に
竜雲
(
りううん
)
の
102
納
(
をさ
)
まる
限
(
かぎ
)
り
鬼
(
おに
)
大蛇
(
をろち
)
103
いかなる
曲津
(
まがつ
)
の
攻
(
せ
)
め
来
(
く
)
共
(
とも
)
104
恐
(
おそ
)
るる
事
(
こと
)
はなき
程
(
ほど
)
に
105
上
(
うへ
)
と
下
(
した
)
とは
睦
(
むつ
)
び
合
(
あ
)
ひ
106
心
(
こころ
)
を
合
(
あは
)
せ
力
(
ちから
)
をば
107
一
(
ひと
)
つになしてわが
治
(
し
)
らす
108
此
(
この
)
神国
(
かみくに
)
を
守
(
まも
)
れかし
109
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
110
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
真心
(
まごころ
)
を
111
ささげて
祈
(
いの
)
り
奉
(
たてまつ
)
る』
112
と
悪
(
あく
)
にも
三分
(
さんぶ
)
の
理屈
(
りくつ
)
があるとやら、
113
一
(
いつ
)
かどよい
気
(
き
)
になつて、
114
臆面
(
おくめん
)
もなく
大勢
(
おほぜい
)
の
前
(
まへ
)
に
厚
(
あつ
)
かましくも
其
(
その
)
千枚張
(
せんまいば
)
りの
面
(
つら
)
の
皮
(
かは
)
をさらし、
115
得々
(
とくとく
)
としてゐる。
116
ケールス
姫
(
ひめ
)
は
其
(
その
)
尾
(
を
)
に
付
(
つ
)
けて
機嫌
(
きげん
)
よく
自
(
みづか
)
ら
歌
(
うた
)
ひ、
117
自
(
みづか
)
ら
舞
(
ま
)
ひ、
118
竜雲
(
りううん
)
の
武運
(
ぶうん
)
と
其
(
その
)
幸福
(
かうふく
)
を
祈
(
いの
)
りたる、
119
其
(
その
)
歌
(
うた
)
。
120
ケールス姫
『
高天原
(
たかあまはら
)
に
現
(
あ
)
れませる
121
塩長彦
(
しおながひこ
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
122
守
(
まも
)
り
玉
(
たま
)
へるウラル
教
(
けう
)
123
神
(
かみ
)
の
司
(
つかさ
)
の
竜雲師
(
りううんし
)
124
広大
(
くわうだい
)
無辺
(
むへん
)
の
御
(
ご
)
神徳
(
しんとく
)
125
現
(
あら
)
はれまして
今
(
いま
)
ここに
126
シロの
島
(
しま
)
をば
平
(
たひら
)
けく
127
いと
安
(
やす
)
らけく
治
(
をさ
)
めます
128
聖
(
ひじり
)
の
世
(
よ
)
とはなりにけり
129
喜
(
よろこ
)
び
勇
(
いさ
)
めよ
百司
(
ももつかさ
)
130
国人
(
くにびと
)
達
(
たち
)
も
諸共
(
もろとも
)
に
131
竜雲司
(
りううんつかさ
)
の
神徳
(
しんとく
)
を
132
心
(
こころ
)
の
底
(
そこ
)
より
喜
(
よろこ
)
びて
133
称
(
たた
)
へまつれよ
惟神
(
かむながら
)
134
神
(
かみ
)
の
力
(
ちから
)
は
目
(
ま
)
のあたり
135
心
(
こころ
)
の
弱
(
よわ
)
きサガレン
王
(
わう
)
の
136
君
(
きみ
)
の
命
(
みこと
)
は
汚
(
けが
)
れたる
137
バラモン
教
(
けう
)
を
朝夕
(
あさゆふ
)
に
138
命
(
いのち
)
の
如
(
ごと
)
く
崇
(
あが
)
めつつ
139
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
紊
(
みだ
)
し
玉
(
たま
)
ひけり
140
曲津
(
まがつ
)
の
神
(
かみ
)
の
猛
(
たけ
)
びにて
141
神地
(
かうぢ
)
の
城
(
しろ
)
は
日
(
ひ
)
に
月
(
つき
)
に
142
衰
(
おとろ
)
へ
行
(
ゆ
)
きて
刈
(
かり
)
ごもの
143
乱
(
みだ
)
れ
果
(
は
)
てたる
有様
(
ありさま
)
を
144
治
(
をさ
)
むる
由
(
よし
)
も
泣
(
な
)
きね
入
(
い
)
り
145
苦
(
くるし
)
み
切
(
き
)
つたる
折柄
(
をりから
)
に
146
ウラルの
道
(
みち
)
の
神司
(
かむつかさ
)
147
神徳
(
しんとく
)
高
(
たか
)
き
竜雲
(
りううん
)
が
148
天津
(
あまつ
)
御空
(
みそら
)
の
雲
(
くも
)
にのり
149
はるばる
茲
(
ここ
)
に
下
(
くだ
)
りまし
150
千変
(
せんぺん
)
万化
(
ばんくわ
)
の
神力
(
しんりき
)
を
151
現
(
あら
)
はし
玉
(
たま
)
ひて
吾々
(
われわれ
)
を
152
神
(
かみ
)
の
大道
(
おほぢ
)
に
導
(
みちび
)
きつ
153
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
国
(
くに
)
に
154
救
(
すく
)
ひ
玉
(
たま
)
ふぞ
尊
(
たふと
)
けれ
155
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
156
妾
(
わらは
)
はいかなる
仕合
(
しあは
)
せか
157
今
(
いま
)
まで
曇
(
くも
)
りし
胸
(
むね
)
のやみ
158
科戸
(
しなど
)
の
風
(
かぜ
)
に
影
(
かげ
)
もなく
159
吹
(
ふ
)
き
払
(
はら
)
はれて
村肝
(
むらきも
)
の
160
心
(
こころ
)
の
空
(
そら
)
に
月
(
つき
)
は
照
(
て
)
り
161
星
(
ほし
)
の
光
(
ひかり
)
はキラキラと
162
輝
(
かがや
)
きわたる
身
(
み
)
となりぬ
163
ケリヤ、ハルマを
始
(
はじ
)
めとし
164
其
(
その
)
他
(
た
)
の
百
(
もも
)
の
司
(
つかさ
)
たち
165
吾
(
わが
)
言霊
(
ことたま
)
を
諾
(
うべ
)
なひて
166
今
(
いま
)
より
先
(
さき
)
は
真心
(
まごころ
)
の
167
限
(
かぎ
)
りを
尽
(
つく
)
し
身
(
み
)
を
尽
(
つく
)
し
168
竜雲司
(
りううんつかさ
)
の
御教
(
みをしへ
)
を
169
心
(
こころ
)
に
放
(
はな
)
さずよく
守
(
まも
)
り
170
天ケ下
(
あめがした
)
なる
民草
(
たみぐさ
)
を
171
救
(
すく
)
ひ
助
(
たす
)
けて
永久
(
とこしへ
)
に
172
ゆるがぬ
朽
(
く
)
ちざる
御世
(
みよ
)
となし
173
天津誠
(
あまつまこと
)
の
大道
(
おほみち
)
に
174
まつろひまつれよ
惟神
(
かむながら
)
175
塩長彦
(
しほながひこ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
176
ケールス
姫
(
ひめ
)
が
真心
(
まごころ
)
の
177
あらむ
限
(
かぎ
)
りを
打
(
うち
)
あけて
178
つつしみ
敬
(
ゐやま
)
ひねぎまつる
179
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
180
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましませよ』
181
と
陽気
(
やうき
)
になつて
歌
(
うた
)
ひ
舞
(
ま
)
ひ
納
(
をさ
)
め、
182
竜雲
(
りううん
)
の
手
(
て
)
を
曳
(
ひ
)
いて、
183
奥
(
おく
)
の
間
(
ま
)
深
(
ふか
)
く
進
(
すす
)
み
入
(
い
)
る。
184
ケリヤは
一同
(
いちどう
)
の
司
(
つかさ
)
及
(
およ
)
び
雑役
(
ざつやく
)
等
(
ら
)
に
向
(
むか
)
つて、
185
鼻高々
(
はなたかだか
)
と
歌
(
うた
)
を
以
(
もつ
)
て
宣
(
の
)
り
伝
(
つた
)
へた、
186
其
(
その
)
歌
(
うた
)
。
187
ケリヤ
『げにも
目出
(
めで
)
たき
御世
(
みよ
)
なるか
188
天
(
あま
)
の
河原
(
かはら
)
にさをさして
189
あもりましたる
竜雲師
(
りううんし
)
190
広大
(
くわうだい
)
無辺
(
むへん
)
の
神力
(
しんりき
)
を
191
発揮
(
はつき
)
し
玉
(
たま
)
ひて
今
(
いま
)
ここに
192
神地
(
かうぢ
)
の
都
(
みやこ
)
の
君
(
きみ
)
となり
193
ケールス
姫
(
ひめ
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
194
普
(
あまね
)
く
仁政
(
じんせい
)
を
布
(
し
)
かむとて
195
言
(
こと
)
あげ
玉
(
たま
)
ひし
尊
(
たふと
)
さよ
196
尊
(
たふと
)
き
君
(
きみ
)
に
見出
(
みい
)
だされ
197
吾
(
われ
)
は
左守
(
さもりの
)
神
(
かみ
)
となり
198
此
(
この
)
城内
(
じやうない
)
の
一切
(
いつさい
)
は
199
わが
身
(
み
)
一
(
ひと
)
つに
責任
(
せきにん
)
を
200
負
(
お
)
はせ
玉
(
たま
)
ひて
天ケ下
(
あめがした
)
201
四方
(
よも
)
の
民草
(
たみぐさ
)
撫
(
な
)
で
玉
(
たま
)
ふ
202
げに
有難
(
ありがた
)
き
珍
(
うづ
)
の
御代
(
みよ
)
203
われ
等
(
ら
)
は
尊
(
たふと
)
き
御恵
(
みめぐみ
)
の
204
万分一
(
まんぶんいち
)
に
報
(
むく
)
いむと
205
心
(
こころ
)
の
限
(
かぎ
)
りを
尽
(
つく
)
しつつ
206
朝
(
あさ
)
な
夕
(
ゆふ
)
なに
大神
(
おほかみ
)
と
207
君
(
きみ
)
の
御前
(
みまへ
)
にいそしみて
208
仕
(
つか
)
へまつらむ
覚悟
(
かくご
)
なり
209
右守
(
うもりの
)
神
(
かみ
)
を
始
(
はじ
)
めとし
210
其
(
その
)
外
(
ほか
)
百
(
もも
)
の
司
(
つかさ
)
たち
211
青人草
(
あをひとぐさ
)
に
至
(
いた
)
る
迄
(
まで
)
212
天
(
あめ
)
より
降
(
くだ
)
りし
此
(
この
)
君
(
きみ
)
の
213
御稜威
(
みいづ
)
を
畏
(
かしこ
)
み
敬
(
うやま
)
ひて
214
只
(
ただ
)
一言
(
ひとこと
)
も
叛
(
そむ
)
くなよ
215
さはさり
乍
(
なが
)
ら
腹
(
はら
)
黒
(
くろ
)
き
216
タールチンやエームスや
217
テーリス、ゼムやエール
等
(
ら
)
が
218
再
(
ふたた
)
び
軍
(
いくさ
)
を
整
(
ととの
)
へて
219
攻
(
せ
)
め
来
(
きた
)
らむも
計
(
はか
)
られず
220
其
(
その
)
時
(
とき
)
汝
(
なんぢ
)
等
(
ら
)
一同
(
いちどう
)
は
221
怯
(
お
)
めず
臆
(
おく
)
せず
大神
(
おほかみ
)
の
222
力
(
ちから
)
を
楯
(
たて
)
に
君
(
きみ
)
の
為
(
ため
)
223
世人
(
よびと
)
の
為
(
ため
)
に
玉
(
たま
)
の
緒
(
を
)
の
224
命
(
いのち
)
を
惜
(
を
)
しまず
戦
(
たたか
)
へよ
225
仮令
(
たとへ
)
生命
(
いのち
)
はすつる
共
(
とも
)
226
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
為
(
ため
)
君
(
きみ
)
の
為
(
ため
)
227
捨
(
す
)
てし
生命
(
いのち
)
は
天国
(
てんごく
)
の
228
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
行
(
ゆ
)
きし
時
(
とき
)
229
珍
(
うづ
)
の
宝座
(
ほうざ
)
を
与
(
あた
)
へられ
230
其
(
その
)
魂
(
たましひ
)
は
永久
(
とこしへ
)
に
231
安
(
やす
)
く
楽
(
たの
)
しく
喜
(
よろこ
)
びの
232
園
(
その
)
に
楽
(
たの
)
しく
救
(
すく
)
はれむ
233
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
234
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
真心
(
まごころ
)
を
235
捧
(
ささ
)
げてケリヤが
今
(
いま
)
ここに
236
心
(
こころ
)
の
丈
(
たけ
)
を
誓
(
ちか
)
ひおく
237
われと
思
(
おも
)
はむ
人々
(
ひとびと
)
は
238
一日
(
ひとひ
)
も
早
(
はや
)
く
村肝
(
むらきも
)
の
239
心
(
こころ
)
を
研
(
みが
)
き
体
(
たい
)
を
練
(
ね
)
り
240
此
(
この
)
土
(
ど
)
を
守
(
まも
)
るつはものと
241
なりて
尽
(
つく
)
せよ
惟神
(
かむながら
)
242
神
(
かみ
)
は
汝
(
なんぢ
)
を
守
(
まも
)
りつつ
243
千代
(
ちよ
)
に
八千代
(
やちよ
)
に
亡
(
ほろ
)
びなき
244
高
(
たか
)
きほまれを
現
(
あら
)
はして
245
栄
(
さか
)
えの
身魂
(
みたま
)
となさしめむ
246
ケリヤが
今
(
いま
)
宣
(
の
)
る
言霊
(
ことたま
)
を
247
心
(
こころ
)
に
刻
(
きざ
)
みて
片時
(
かたとき
)
も
248
決
(
けつ
)
して
忘
(
わす
)
るる
事
(
こと
)
勿
(
なか
)
れ
249
左守
(
さもりの
)
神
(
かみ
)
が
今
(
いま
)
茲
(
ここ
)
に
250
竜雲司
(
りううんつかさ
)
に
成
(
な
)
り
代
(
かは
)
り
251
一同
(
いちどう
)
に
向
(
むか
)
つて
述
(
の
)
べておく
252
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
253
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましませよ』
254
と
宣示
(
せんじ
)
し、
255
悠々
(
いういう
)
として
座
(
ざ
)
につく。
256
右守
(
うもりの
)
神
(
かみ
)
のハルマを
始
(
はじ
)
め、
257
其
(
その
)
他
(
た
)
の
人々
(
ひとびと
)
の
脱線
(
だつせん
)
的
(
てき
)
歌
(
うた
)
は
沢山
(
たくさん
)
あれ
共
(
ども
)
、
258
余
(
あま
)
りくだくだしければ
省略
(
しやうりやく
)
する
事
(
こと
)
とする。
259
(
大正一一・九・二一
旧八・一
松村真澄
録)
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