霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第八章 神台(しんだい)〔一五五八〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第61巻 山河草木 子の巻 篇:第2篇 神国の春 よみ(新仮名遣い):みくにのはる
章:第8章 神台 よみ(新仮名遣い):しんだい 通し章番号:1558
口述日:1923(大正12)年05月03日(旧03月18日) 口述場所: 筆録者:隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年10月16日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる] 主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm6108
愛善世界社版:105頁 八幡書店版:第11輯 63頁 修補版: 校定版:114頁 普及版:60頁 初版: ページ備考:
001第七二
002
003(この)()(つく)(かた)めたる
004元津(もとつ)御祖(みおや)大神(おほかみ)
005天降(あも)(たま)ひて諸人(もろびと)
006(つみ)(けが)れを(きよ)めつつ
007やすきに()かせ(たま)ふなる
008五六七(みろく)御代(みよ)(ちか)づきぬ
009あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
010(あふ)(うやま)伊都(いづ)御魂(みたま)
011
012(あや)高天(たかま)蓮華台(れんげだい)
013(うづ)御祭(みまつり)なす(ごと)
014御空(みそら)(きよ)()(うへ)
015(めぐ)みの(あめ)(うるほ)ひて
016歓喜(くわんき)(はな)()(にほ)
017平和(へいわ)(なが)れは由良(ゆら)(かは)
018(きよ)めの(みづ)滔々(たうたう)
019(あふ)るるばかり()(わた)
020美都(みづ)御魂(みたま)(おん)功績(いさを)
021(よろこ)(いは)(たてまつ)れ。
022
023(あは)なす(もも)(きみ)たちは
024(かみ)御前(みまへ)平伏(ひれふ)して
025黄金(こがね)白銀(しろがね)珍宝(うづたから)
026貢物(みつぎ)となして(たてまつ)
027世人(よびと)(ため)(いの)りをば
028日毎(ひごと)夜毎(よごと)(ささ)げつつ
029五六七(みろく)御代(みよ)(うれ)しみて
030(こころ)(かぎ)恋慕(こひした)
031(かみ)御稜威(みいづ)(かしこ)けれ
032(かみ)(ひかり)(たふと)けれ。
033第七三
034
035(あづま)(そら)(かがや)きし
036五六七(みろく)御代(みよ)()(ぼし)
037(ひかり)下界(げかい)(はな)ちつつ
038(きよ)めの(きみ)()(むら)
039しるべとなりて(やみ)()
040(まよ)人々(ひとびと)(みちび)けよ。
041
042(あめ)()(はしら)(ゆが)みたる
043(しづ)伏屋(ふせや)産声(うぶごゑ)
044あげし(きよ)めの瑞御魂(みづみたま)
045(あめ)(つち)との神人(かみびと)
046(つかさ)となりて()()づる
047(かみ)仕組(しぐみ)(かしこ)けれ。
048
049四方(よも)国人(くにびと)逸早(いちはや)
050深山(みやま)(おく)()()りて
051黄金(こがね)白銀(しろがね)珍宝(うづたから)
052芽出度(めでた)きものを取集(とりあつ)
053神世(かみよ)(はしら)とあれませる
054(きよ)めの(きみ)真心(まごころ)
055つくして(ささ)(たてまつ)れ。
056
057百千万(ももちよろづ)珍宝(うづたから)
058御前(みまへ)(みつ)(たてまつ)
059真心(まごころ)こめて(つか)ふとも
060(かみ)(めぐ)みに(くら)ぶれば
061大海原(おほうなばら)(ただよ)へる
062(なみ)(しぶき)(ひと)つだに
063(およ)(すべ)なき貢物(みつぎもの)
064(かみ)御言(みこと)(かしこ)みて
065()ける(つと)めを(はげ)みなば
066これに()ぎたる貢物(みつぎ)なし
067青人草(あをひとぐさ)信徒(まめひと)
068(こころ)(かぎ)()(きは)
069(みづ)御魂(みたま)(こと)()
070身魂(みたま)(かて)(あふ)ぎつつ
071仕組(しぐみ)(つか)(たてまつ)れ。
072第七四
073
074青垣山(あをがきやま)(めぐ)らして
075(みどり)(したた)(あや)(さと)
076そそぎ(たま)ひし(めぐ)みの(あめ)
077(かわ)()てたる(たましひ)
078(きよ)(ゆたか)(うるほ)はし
079永遠(とは)生命(いのち)(あた)(たま)ふ。
080
081(やみ)にさまよふ魔神(まがみ)(むね)
082はらし(たま)へる神柱(かむばしら)
083(うづ)御声(みこゑ)(かしこ)みて
084()かむと(さき)(あらそ)ひつ
085()()身魂(みたま)(うる)はしき
086(きた)りて()けよ(なつか)しき
087(なさけ)のこもる(おん)(こゑ)を。
088
089(この)()(ひかり)()(わか)
090(よる)なき(くに)(すす)(とき)
091ありし(むかし)(おも)()
092(あと)(のこ)さずすくすくと
093(のぞ)みの(つき)神国(かみくに)
094(くら)身魂(みたま)(みちび)きて
095(のぼ)らせ(たま)惟神(かむながら)
096恩頼(みたまのふゆ)()(まつ)る。
097
098(やま)()()(いち)()
099教祖(をしへみおや)奥津城(おくつき)
100千代(ちよ)()きせぬ御恵(みめぐみ)
101かたみとこそはなりにけれ
102(いづ)御魂(みたま)(わが)教祖(みおや)
103(われ)()(いのち)(つな)とまし
104()せし御魂(みたま)神国(かみくに)
105甦生(よみがへ)らせる(ひかり)なり
106(あふ)(うやま)信徒(まめひと)
107(をろが)(まつ)奥津城(おくつき)を。
108第七五
109
110(みづ)御魂(みたま)(こと)()
111(この)()(なか)(おひ)()でし
112青人草(あをひとぐさ)朝夕(あさゆふ)
113(おこな)()くべき(つと)めなり
114その(おこな)ひは唯人(ただびと)
115()には(あや)しく(うつ)れども
116天地(てんち)(かみ)(さだ)めてし
117()ける(まこと)(おきて)なり
118(こころ)(きよ)めて(たましひ)
119直日(なほひ)(みが)()ぎすまし
120(かなら)(あやま)(こと)(なか)
121(かみ)(あい)なり(ひかり)なり。
122
123(みづ)御魂(みたま)(たま)(ちは)
124(めぐみ)(つゆ)天地(あめつち)
125空気(くうき)(ごと)()()らふ
126(まこと)宣言(のり)天地(あめつち)
127伊行(いゆ)(わた)らひ(くま)もなく
128(ひと)(こころ)(てら)()
129(あふ)(たふと)厳御魂(いづみたま)
130御袖(みそで)(かげ)()()りて。
131
132草木(くさき)()えぬ岩山(いはやま)
133荒野(あらの)(はら)のはてまでも
134千代(ちよ)八千代(やちよ)(かた)らねど
135無言(むごん)言霊(ことたま)相放(あひはな)
136(みづ)御魂(みたま)御恵(みめぐみ)
137(いや)永久(とこしへ)(たた)ふなり
138(ひと)(かみ)()(かみ)(みや)
139いかで山野(さんや)(くさ)()
140(おと)りし(こと)のあるべきぞ
141(かへり)みせよや皇神(すめかみ)
142(みづ)御魂(みたま)(おん)聖苦(なやみ)
143
144(みづ)御魂(みたま)方円(はうゑん)
145(うつは)(したが)ひますと()
146(この)()()ける(ひと)()
147()()(こころ)(おこな)ひを
148(かみ)(をしへ)(てら)しつつ
149(おの)身魂(みたま)をよく(きよ)
150(みづ)御魂(みたま)御鏡(みかがみ)
151(うづ)姿(すがた)(うつ)せかし
152(かみ)(なんぢ)(とも)にあり
153第七六
154
155(つみ)(けが)れし(ひと)()
156(さか)えあれよと朝夕(あさゆふ)
157(いの)らせ(たま)瑞御魂(みづみたま)
158(なさけ)(こゑ)山里(やまざと)
159荒野(あれの)(すゑ)(かは)りなく
160(ひび)(わた)るぞ(たふと)けれ
161(あふ)(うやま)(かみ)(とく)
162(した)ひまつれよ(かみ)(あい)
163
164(みづ)御魂(みたま)(おん)(こゑ)
165その(うる)はしさ迦羅(カラ)嚬伽(ビンガ)
166妙音(めうおん)菩薩(ぼさつ)音楽(おんがく)
167(たと)へにならぬ(いさ)ましさ
168(きた)りて()けよ(かみ)(こゑ)
169
170(もも)罪科(つみとが)(けが)れをば
171(はら)はむ(ため)朝夕(あさゆふ)
172(かみ)御前(みまへ)平伏(ひれふ)して
173(いの)(まつ)りし誠心(まごころ)
174(うべな)ひまして片時(かたとき)
175(はや)御許(みもと)(まね)()
176()かさせ(たま)へと惟神(かむながら)
177(かみ)(ちか)ひて()(まつ)れ。
178
179(こころ)(うち)暴狂(あれくる)
180荒波(あらなみ)(たか)()(さわ)
181(いのち)(ふね)(かへ)さむと
182(おそ)(きた)りし魔暴風(まあらし)
183(しづ)める(よし)もなきままに
184(なげ)(かな)しむ(とき)もあれ
185(みづ)御魂(みたま)(たちま)ちに
186(きよ)めの(ふね)()()して
187千代(ちよ)八千代(やちよ)(やす)らけき
188(うづ)島根(しまね)(すく)()
189(めぐ)(たま)ふぞ(たふと)けれ
190(あふ)(うやま)諸人(もろびと)
191(あい)御神(みかみ)御姿(みすがた)を。
192
193()()(やみ)(つつ)まれて
194(とら)(おほかみ)()(たけ)
195(おそ)(まど)へる()(みち)
196伊都(いづ)言霊(ことたま)()りつれば
197(たちま)(ひら)天地(あめつち)
198(めぐ)みの(ひかり)(かがや)かむ
199()めよ(たた)へよ厳御魂(いづみたま)
200(みづ)御魂(みたま)(おん)功績(いさを)
201(かみ)(なんぢ)(とも)にあり。
202第七七
203
204御恵(みめぐみ)(かがや)(あい)(かを)りたる
205(いづ)御魂(みたま)御跡(みあと)(うる)はし。
206
207()(ひと)(うれ)ひも(つみ)()(ひと)つに
208()(たま)ひたる御魂(みたま)(たふと)し。
209
210千座(ちくら)なす置戸(おきど)()へと(さけ)びたる
211(あだ)をも(ゆる)(みづ)神柱(みはしら)
212
213()めらるる(くる)しき()にも(しひた)ぐる
214(あだ)(あい)する(こころ)(たま)はれ。
215
216(あだ)をなす醜人(しこびと)のみを(あは)れみて
217平安(やすき)(いの)(こころ)(たま)へよ。
218第七八
219
220瑞御魂(みづみたま)千座(ちくら)()ひし(つき)()
221(まさ)りて(たふと)(をり)こそあらめや。
222
223宮垣内(みやがいち)()()(みづ)()(ひと)
224(つみ)(きよ)むる(いのち)なりけり。
225
226()(ひと)(のろ)ひを(あい)()(なほ)
227(ひと)(こころ)神国(かみくに)はあり。
228
229(よろこ)びと(かな)しみ(むね)()()ひて
230(なみだ)のみづの御跡(みあと)(うるほ)す。
231
232罪科(つみとが)(おそ)れもいつか()()てて
233(かみ)(をしへ)(のぞ)()()づ。
234
235(あふ)ぐさへいとも(かしこ)(いつくし)みの
236(かみ)御許(みもと)(われ)(はな)れむや。
237第七九
238
239教祖(をしへみおや)厳御魂(いづみたま)
240(たか)御神(みかみ)御霊(みたま)なれど
241(われ)()(つみ)(けが)れをば
242(あら)(きよ)めて()かさむと
243(しづ)伏屋(ふせや)にあれまして
244(きよ)(をしへ)()(たま)ふ。
245
246(しこ)曲津(まがつ)(すさ)ぶなる
247(きたな)浮世(うきよ)(ひと)()
248(てん)より(たか)()(はな)
249()れたる冬野(ふゆの)()(ごと)
250(さげす)まれつつ朝夕(あさゆふ)
251(いづ)言霊(ことたま)()(たま)
252(ふか)(めぐみ)(あふ)ぐべし。
253
254(かぎ)()られぬ()苦労(くらう)
255艱難(なやみ)()へて朝夕(あさゆふ)
256(やす)(ねむ)らむ(いへ)()
257(ところ)もなくて(かな)しみの
258果敢(はか)なき(ひと)()ばれつつ
259(きよ)めの(みち)()(たま)
260教祖(をしへみおや)(たふと)けれ。
261
262高天原(たかあまはら)霊国(れいごく)
263(つき)御神(みかみ)聖霊(せいれい)
264(みた)して(みづ)(かみ)()
265(くだ)らせ(たま)言霊(ことたま)
266伊吹(いぶき)狭霧(さぎり)(やみ)()
267(てら)させ(たま)ふぞ(かしこ)けれ
268(あふ)(うやま)厳御魂(いづみたま)
269(した)(まつ)れよ瑞御魂(みづみたま)
270第八〇
271
272厳御魂(いづみたま)(くら)(この)()(くだ)()
273世人(よびと)(ため)(さげす)まれ(たま)ふ。
274
275瑞御魂(みづみたま)()はせ(たま)へる八千座(やちくら)
276(うへ)なき(めぐ)みを()(ひと)()らず。
277
278一度(ひとたび)天津(あまつ)御神(みかみ)国津(くにつ)(かみ)
279(もも)罪科(つみとが)()はせ(たま)ひぬ。
280
281素盞嗚(すさのを)(かみ)(めぐ)みに村肝(むらきも)
282(こころ)せまりて(なみだ)(こぼ)るる。
283
284(かは)なせる(なみだ)もいかで(むく)ゆべき
285身魂(みたま)(ささ)げて(めぐ)みに(むく)いむ。
286第八一
287
288(かみ)(めぐ)みの永久(とこしへ)
289(なが)(あふ)るる由良川(ヨルダン)
290(きよ)真清水(ましみづ)()(ひと)
291(つみ)(けが)れも(くるし)みも
292瀬織津(せおりつ)(ひめ)(あら)はれて
293高天原(たかあまはら)信徒(まめひと)
294(つか)ふる()とぞなりぬべし
295あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
296(みづ)御魂(みたま)(たふと)けれ。
297
298(いづ)御魂(みたま)瑞御魂(みづみたま)
299(こよ)なき(めぐ)みを()にしめて
300(つみ)(ほろ)びし()(なか)
301()かし(さか)ゆる(かみ)(みち)
302(すす)みて()(ため)(ひと)(ため)
303(わが)()(わす)れて(つと)むべし
304(かみ)(なんぢ)(とも)にあり。
305
306(もも)(そしり)(あざけ)りも
307サタンの審判(さばき)(みち)なきも
308世人(よびと)(ため)には(いと)はずに
309笑顔(ゑがほ)(もち)(むか)へたる
310(きよ)めの(きみ)御恵(みめぐ)みを
311(やみ)にさまよふ人々(ひとびと)
312(さと)(すべ)なき果敢(はか)なさよ
313(あふ)(うやま)厳御魂(いづみたま)
314(した)(まつ)れよ瑞御魂(みづみたま)
315大正一二・五・三 旧三・一八 北村隆光録)
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