霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
目 次設 定
設定
印刷用画面を開く [?]プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。[×閉じる]
話者名の追加表示 [?]セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。[×閉じる]
表示できる章
テキストのタイプ [?]ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。[×閉じる]

文字サイズ
フォント

ルビの表示



アンカーの表示 [?]本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。[×閉じる]


宣伝歌 [?]宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。[×閉じる]
脚注 [?][※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]


文字の色
背景の色
ルビの色
傍点の色 [?]底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。[×閉じる]
外字1の色 [?]この設定は現在使われておりません。[×閉じる]
外字2の色 [?]文字がフォントに存在せず、画像を使っている場合がありますが、その画像の周囲の色を変えます。[×閉じる]

  

表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。


【新着情報】10月30~31日に旧サイトから新サイトへの移行作業を行う予定です。実験用サイトサブスク
マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。

【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034  アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。

          

第二章 妙法(スダルマ)(さん)〔一六〇九〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第63巻 山河草木 寅の巻 篇:第1篇 妙法山月 よみ(新仮名遣い):すだるまさんげつ
章:第2章 妙法山 よみ(新仮名遣い):すだるまさん 通し章番号:1609
口述日:1923(大正12)年05月18日(旧04月3日) 口述場所:教主殿 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1926(大正15)年2月3日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
スダルマ山の山道の入り口で、木こりのカークス、ベースが世相についてしきりに語り合っていた。そこへ玉国別宣伝使一行がやってきた。
伊太彦は二人からスーラヤ山のウバナンダ竜王の珍宝の話を聞いて、玉国別に自分に竜王への宣教と玉取りをやらせてほしいと頼み込んだ。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2017-06-03 16:31:46 OBC :rm6302
愛善世界社版:17頁 八幡書店版:第11輯 268頁 修補版: 校定版:18頁 普及版: 初版: ページ備考:
001 夏樹(なつき)(おひ)(しげ)(みどり)したたるスダルマ(さん)山道(やまみち)入口(いりぐち)002(かふ)(おつ)二人(ふたり)(をとこ)(こし)()ちかけて、003(そま)()(やす)めて雑談(ざつだん)(ふけ)つてゐた。
004(かふ)『オイ兄貴(あにき)005吾々(われわれ)もせめて人並(ひとなみ)生活(せいくわつ)()たいものだなア。006(あさ)から(ばん)まで(やま)(ふか)()()つて、007(そま)ばかりやつて()つても(あせ)(しぼ)(ばか)りで008何時(いつ)金槌(かなづち)(かは)(なが)同様(どうやう)009天窓(あたま)(あが)りやうが()いぢや()いか。010今日(こんにち)人間(にんげん)文化(ぶんくわ)生活(せいくわつ)(もつ)最上(さいじやう)処世法(しよせいはふ)としてゐるが、011吾々(われわれ)自然(しぜん)とやらを征服(せいふく)する文化(ぶんくわ)生活(せいくわつ)()つて012安楽(あんらく)生涯(しやうがい)(おく)りたいものだなア』
013(おつ)吾々(われわれ)文化(ぶんくわ)生活(せいくわつ)といふものを転用(てんよう)して人格(じんかく)問題(もんだい)()てたいと(おも)ふのだ。014バラモン教徒(けうと)煩悩(ぼんなう)(そく)菩提(ぼだい)だなどと気楽(きらく)さうな(こと)()つてゐるが、015(それ)悟道(ごだう)境地(きやうち)(たち)(いた)つた上根(じやうこん)人間(にんげん)()ふことで016普通(ふつう)人間(にんげん)はソンナ軽々(かるがる)しい(わけ)には()かぬ。017(とて)人格(じんかく)(みが)いて向上(かうじやう)する(こと)不可能事(ふかのうじ)だよ。018()えず内観(ないくわん)自省(じせい)して、019肉的(にくてき)本能(ほんのう)征服(せいふく)しておかねばならない。020霊体(れいたい)(とも)自然(しぜん)であることは無論(むろん)だが021この両者(りやうしや)並行(へいかう)さす(こと)困難(こんなん)だ。022(みづ)御霊(みたま)聖言(せいげん)には、023体欲(たいよく)()める(もの)(かみ)御国(みくに)()ること(かた)し。024富貴(ふうき)(ひと)(かみ)(くに)()るよりは025(はまぐり)(もつ)大海(だいかい)()()(はう)(かへつ)(やす)かるべし。026(ひと)二人(ふたり)主人(しゆじん)(つか)ふること(あた)はず、027(ゆゑ)(ひと)028(かみ)体欲(たいよく)とに(かね)(つか)ふることを()ず」と(をし)へられてある。029(じつ)深遠(しんゑん)なる教訓(けうくん)ではあるまいかなア』
030(かふ)(かみ)さまもチト(わか)らぬぢや()いかエーン。031よく(かんが)へて()よ。032吾々(われわれ)(やう)貧乏人(びんばふにん)033聖典(せいてん)研究(けんきう)いな研究(けんきう)()つては勿体(もつたい)ないかも()らぬ、034拝誦(はいしよう)して心魂(しんこん)(みが)余裕(よゆう)がないが、035富者(ふうしや)となれば日々(にちにち)(あそ)んで(くら)(ひま)()るのだから、036自由(じいう)自在(じざい)聖典(せいてん)拝誦(はいしよう)したり、037(また)その密意(みつい)(きは)()るの便宜(べんぎ)があるから、038(かみ)(くに)()るものは、039富者(ふうしや)であることは当然(たうぜん)帰結(きけつ)ではないか』
040(おつ)『ソウ()へばさうだが041人間(にんげん)()ふものは吾々(われわれ)(かんが)(どほ)りにゆくものではない。042得意(とくい)時代(じだい)人間(にんげん)到底(たうてい)そんな殊勝(しゆしよう)(かんが)への(うか)ぶものでは()いよ。043(いへ)(まづ)しうして(おや)(おも)ふ」とか()つて、044吾々(われわれ)(やう)なものこそ、045精神(せいしん)(じやう)慰安(ゐあん)(もと)め、046向上(かうじやう)もし047(かみ)(すが)らむとするものだが、048容易(ようい)得意(とくい)時代(じだい)には貧乏人(びんばふにん)吾々(われわれ)だとて、049そんな()(かんが)へは(おこ)るものではないよ。050勿論(もちろん)(みづ)御魂(みたま)(さま)だとて、051絶対(ぜつたい)(てき)(とみ)そのものを無視(むし)された(わけ)では()からうが、052()んな教訓(けうくん)(あた)へなくては()らない所以(ゆゑん)は、053人間(にんげん)弱点(じやくてん)といふものは(すべ)物質(ぶつしつ)奴隷(どれい)となり(やす)いからだ。054(おな)(とみ)(もと)むるにしても、055我欲心(がよくしん)満足(まんぞく)さすために(もと)むるものと、056(かみ)大道(だいだう)(おこな)はむがために(おこな)ふものとは、057(その)内容(ないよう)(おい)ても058その精神(せいしん)(おい)ても、059天地(てんち)霄壤(せうじやう)相違(さうゐ)があるだらう。060(いやし)くも人間(にんげん)としての生活(せいくわつ)に、061物質(ぶつしつ)不必用(ふひつよう)なる道理(だうり)絶対(ぜつたい)にない。062何処(どこ)までも経済(けいざい)観念(くわんねん)放擲(はうてき)することは所詮(しよせん)不可能(ふかのう)だ。063(しか)るに(すべ)ての神教(しんけう)宣伝使(せんでんし)が、064(くち)(そろ)へて禁欲(きんよく)主義(しゆぎ)寡欲(くわよく)主義(しゆぎ)高潮(かうてう)して()(ところ)()ると、065其処(そこ)(なん)()かの深意(しんい)発見(はつけん)せなくてはなるまいと(おも)ふのだ』
066(かふ)(きみ)(せつ)にも一理(いちり)あるやうだ。067(しか)吾々(われわれ)(なん)とか努力(どりよく)して人並(ひとな)みの生活(せいくわつ)だけは()なくてはならないが、068倉廩(さうりん)()ちて礼節(れいせつ)()り、069衣食(いしよく)()りて(みち)(あゆ)む」とか()ふから、070肉的(にくてき)生活(せいくわつ)のみでは071肉体(にくたい)(そな)へた人間(にんげん)としては(じつ)腑甲斐(ふがひ)ない(はなし)だ。072(われ)に「()づパンを(あた)へよ、073(しか)して(のち)大道(だいだう)(あゆ)まむ」だからなア』
074(おつ)『「(ひと)はパンのみにて()くるものではないと(とも)075(れい)のみにて()くるものにあらず」と吾々(われわれ)()ひたくなつて()るのだ。076(しか)しそこは人間(にんげん)としての自覚(じかく)必要(ひつえう)だ』
077(かふ)自覚(じかく)必要(ひつえう)だが、078現代(げんだい)人間(にんげん)自覚(じかく)なるものは079(はた)して人並(ひとなみ)以上(いじやう)立脚(りつきやく)して()るだらうか。080霊的(れいてき)自覚(じかく)()つて()るだらうか。081それが(ぼく)には杞憂(きいう)されて()らないのだ。082今日(こんにち)人間(にんげん)(とな)ふる自覚(じかく)といふ(やつ)083月並式(つきなみしき)自覚(じかく)(さま)だからなア』
084(おつ)(きみ)()(とほ)有名(いうめい)無実(むじつ)自覚(じかく)085月並(つきなみ)自覚(じかく)だとすれば、086(たちま)自覚(じかく)自覚(じかく)とが(たがひ)(あひ)衝突(しようとつ)(きた)して、087平和(へいわ)攪乱(かくらん)することになるだらう。088現代(げんだい)のやうに各方面(かくはうめん)始終(しじう)闘争(とうさう)()()がないのは089自覚(じかく)不徹底(ふてつてい)といふことに帰因(きいん)してゐるのだらう。090(しか)(すべ)ての(もの)には順序(じゆんじよ)があり091階段(かいだん)があるからして、092自覚(じかく)当初(たうしよ)(いづ)れにしても093幾何(いくばく)かの動揺(どうえう)闘争(とうさう)とは(まぬが)れないと()(てん)もあるだらう』
094(かふ)『さうだから(ぼく)現代(げんだい)自覚(じかく)(さま)には物足(ものた)らなくて拝跪(はいき)渇仰(かつがう)する(こと)出来(でき)ないのだ。095人格(じんかく)平等(べうどう)だとか個性(こせい)尊重(そんちよう)だとか096八釜敷(やかまし)(さわ)(まは)割合(わりあひ)に、097事実(じじつ)としての態度(たいど)実際(じつさい)(みにく)うて鼻持(はなもち)がならないのだ。098(しか)(なか)には一人(ひとり)二人(ふたり)(ぐらゐ)099立派(りつぱ)態度(たいど)人間(にんげん)もあるだらうが、100概括(がいくわつ)して()ると、101賛成(さんせい)出来(でき)ない人間(にんげん)ばかりだからなア』
102(おつ)『ウンそれもソウだねー。103現代人(げんだいじん)(とな)ふる人格(じんかく)平等(べうどう)()ふものは、104(じつ)(あや)しいものだ。105(ぼく)もその(こと)()(みと)めてゐる(いち)(にん)だ。106人格(じんかく)平等(べうどう)()へば107高位(かうゐ)人間(にんげん)(ひく)(ところ)(ひき)()ろして、108「お(まへ)(おれ)とが同格(どうかく)だ、109(おな)(かみ)分霊(ぶんれい)分身(ぶんしん)だ」と()つたり、110(はなは)だしいのは、111上流者(じやうりうしや)官吏(くわんり)(まへ)(しり)(まく)つて、112威張(ゐば)ることだと(かんが)へたりする(やつ)(おほ)いのだ。113その(くせ)自分(じぶん)より下位(した)人間(にんげん)から()れと(おな)(やう)(こと)をしられると、114(ひと)馬鹿(ばか)にするな115侮辱(ぶじよく)(くは)へた」と()つて立腹(りつぷく)する(やつ)ばかりだ。116自由(じいう)()へば(いや)(をつと)(ふり)()てて()きな(をとこ)出奔(しゆつぽん)したり117法律(はふりつ)道徳(だうとく)義理(ぎり)人情(にんじやう)(ふみ)(にじ)ることだと(おも)つて()(やつ)ばかりだ。118(しか)()れほど自由(じいう)要求(えうきう)したり(また)主張(しゆちやう)したりするのなら、119他人(たにん)(たい)した場合(ばあひ)でも自由(じいう)(あた)へるかと()ふと、120事実(じじつ)全然(ぜんぜん)その反対(はんたい)のことを()るもの(ばか)りだ。
121 アナーキズムを(さけ)(くらゐ)なら、122自分(じぶん)(いへ)泥坊(どろばう)這入(はい)つても歓待(くわんたい)して()りさうなものだのに、123真先(まつさき)警察署(けいさつしよ)(うつた)へに()(やつ)(ばか)りだ。124経済(けいざい)組織(そしき)は、125コンミュニズムに()なくては()けない」と()つて、126八釜(やかま)しく主張(しゆちやう)して()るから、127「それなら()(きみ)財産(ざいさん)から()()せ」と()ふと、128『それは真平(まつぴら)御免(ごめん)』と()ふやうな面付(つらつ)きで素知(そし)らぬ(かほ)をして、129他人(たにん)()させて共産(きやうさん)にしようと()(やつ)(ばか)りだ。130ある二人(ふたり)青年(せいねん)ソシアリズム崇拝者(すうはいしや)131鶏肉(けいにく)のすき(やき)()ひにいつて(その)割前(わりまへ)支払(しはら)(とき)132相手(あひて)一人(ひとり)が「(かね)()りないから、133(きみ)(かね)()して支払(しはら)つて()ませて()れ」と()つたら、134「ソンナ(こと)出来(でき)ない」と(ことわ)つたので相手(あひて)一人(ひとり)が、135()れは(きみ)平素(へいそ)主張(しゆちやう)(もと)るでないか」と突込(つつこ)むと、136「いや()れと(これ)とは別問題(べつもんだい)だ」と()つて()げて仕舞(しま)つたといふ(はなし)だ。137兎角(とかく)人間(にんげん)といふ(やつ)138(ひと)(たい)しては種々(いろいろ)要求(えうきう)(おこ)すが、139その要求(えうきう)自分(じぶん)にされたら()うだらう。140(はた)して(おう)ずるだけの覚悟(かくご)(もつ)()るだらうか。141自分(じぶん)立場(たちば)無産(むさん)階級(かいきふ)にあるからと()つて共産(きやうさん)主義(しゆぎ)(さけ)ぶのでは本当(ほんたう)のもので()い。142(ふで)(した)(さき)では()んな(こと)でも立派(りつぱ)()はれるが、143事実(じじつ)その事件(じけん)自分(じぶん)()()りかかつた(とき)実行(じつかう)することが出来(でき)るだらうか。144十中(じつちう)(じふ)まで有言(いうげん)不実行(ふじつかう)で、145日頃(ひごろ)主張(しゆちやう)撤廃(てつぱい)せなくてはならぬやうになるのは、146()なり沢山(たくさん)事実(じじつ)だからなア』
147(かふ)本当(ほんたう)虚偽(きよぎ)虚飾(きよしよく)人獣(にんじう)ばかりの()(なか)だ。148(しん)人間(にんげん)らしいものは、149かう(かんが)へて()ると一人(ひとり)世界(せかい)()いと()つても()(くらゐ)だ。150文壇(ぶんだん)名士(めいし)カットデルは、151世間(せけん)()られた自由(じいう)思想家(しさうか)だつたが、152自分(じぶん)がアーメニヤとかへ旅行(りよかう)したその不在中(ふざいちう)に、153女房(にようばう)のコール夫人(ふじん)にウユルスと()(わか)(うつく)しい愛人(あいじん)出来(でき)て、154(しき)りに手紙(てがみ)往復(わうふく)して()たのをカットデルが見附(みつ)けて、155その真相(しんさう)(たづ)ねた(ところ)156コール婦人(ふじん)平気(へいき)(かほ)で、157「あなたに(たい)する(あい)()くなつたから、158日頃(ひごろ)自由(じいう)思想(しさう)実践(じつせん)躬行(きうかう)して愛人(あいじん)(もと)()心算(つもり)です」と、159ハツキリと(こた)へて()まし()んで()たので、160カットデル()色々(いろいろ)(はなし)()つた(うへ)161二人(ふたり)恋愛(れんあい)(ゆる)してやつたが、162さて(いよいよ)コール婦人(ふじん)家内(かない)()らなくなると、163子供(こども)のためや(その)()(こと)(おも)はれて164到頭(たうとう)日頃(ひごろ)主義(しゆぎ)とする自由(じいう)思想(しさう)()て、165人道(じんだう)(てき)立場(たちば)から愛妻(あいさい)コール婦人(ふじん)反省(はんせい)(もと)めて、166(ふたた)(もど)つて(もら)(こと)(たの)んだといふぢやないか。167人間(にんげん)(ぐらゐ)168勝手(かつて)(やつ)はあつたものぢや()い、169アハヽヽヽ』
170(おつ)『オイ(きみ)171(むか)ふの(はう)から宣伝歌(せんでんか)(こゑ)(きこ)えて()たぢやないか。172一寸(ちよつと)()(たま)へ、173(かみ)(おもて)(あら)はれて(ぜん)(あく)とを立分(たてわ)ける」とか(なん)とか()つてゐるやうだ』
174(かふ)『ウン如何(いか)にも宣伝歌(せんでんか)(こゑ)だ。175(しか)もあれは三五教(あななひけう)(うた)だ。176吾々(われわれ)ウラル教徒(けうと)三五教(あななひけう)宣伝歌(せんでんか)()くと、177()ンだか心持(こころもち)()い。178(ひと)つここに()ちうけて、179()ンとか人生(じんせい)問題(もんだい)(つい)解決(かいけつ)(あた)へて(もら)はふぢやないか』
180(おつ)何程(なにほど)三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)だつて駄目(だめ)だらう。181()(そで)()(わけ)()かぬからなア。182()れよりも神力(しんりき)によつて、183スーラヤ(さん)大蛇(をろち)岩窟(がんくつ)にある宝玉(はうぎよく)を、184()()れる(やう)にせうではないか。185何程(なにほど)大蛇(をろち)沢山(たくさん)()ると()つても、186神力(しんりき)には(かな)ふまいからなア』
187(かふ)(べつ)三五教(あななひけう)(たの)まなくても188吾々(われわれ)平素(へいそ)信仰(しんかう)するウラル(ひこ)大神(おほかみ)(さま)にお(ねがひ)すれば()いだらう』
189(おつ)朝夕(あさゆふ)ウラル(けう)大神(おほかみ)(ねん)じて()たが、190(この)(ごろ)のウラル(ひこ)(さま)貧乏(びんばふ)されたと()えて、191()ツから(ふく)(あた)へて()れない、192財産(ざいさん)沢山(たくさん)にウラル(()らる)(けう)だと(おも)つて信仰(しんかう)したのに、193信仰(しんかう)以来(いらい)ウラねば()らぬウラメシ(けう)になつて(しま)つて194社会(しやくわい)地平線(ちへいせん)()墜落(つゐらく)195()杣人(そまびと)とまで()(さが)つたのだから、196(ぼく)最早(もはや)ウラル(けう)()めたのだ。197(しか)しスーラヤ(さん)珍宝(ちんぽう)()()れさして()れたら信仰(しんかう)(つづ)けても()いのだ。198自分(じぶん)富者(ふうしや)位地(ゐち)()つてからソロソロ コンミュニズムの主張(しゆちやう)でもやつて、199人間並(にんげんなみ)生活(せいくわつ)をやつて()たいのだ』
200(かふ)『そんな危険(きけん)なことは()めて、201マア暫時(しばらく)今日(こんにち)境遇(きやうぐう)(やす)んじ時節(じせつ)()つたら()うだ。202何程(なにほど)珍宝(ちんぽう)()()つても生命(いのち)()くつちや仕方(しかた)()からうよ』
203 ()(はな)(ところ)玉国別(たまくにわけ)一行(いつかう)宣伝歌(せんでんか)(こゑ)足並(あしなみ)(そろ)へて(ちか)よつて()た。
204 玉国別(たまくにわけ)205真純彦(ますみひこ)206三千彦(みちひこ)207デビス(ひめ)208伊太彦(いたひこ)209治道(ちだう)居士(こじ)一行(いつかう)(ろく)(にん)(やうや)くにして、210スダルマ(ざん)(のぼ)(ぐち)までさしかかつて()た。211(れい)伊太彦(いたひこ)先頭(せんとう)()つて(こゑ)(たか)らかに宣伝歌(せんでんか)(うた)つて()る。212(やま)(のぼ)(くち)木陰(こかげ)二人(ふたり)(をとこ)(こし)()ちかけて何事(なにごと)(ささや)いて()る。213伊太彦(いたひこ)目敏(めざと)(これ)()て、214(あと)()(かへ)り、
215伊太(いた)先生(せんせい)216夜前(やぜん)(ほこら)(まへ)でコソ(どろ)出遇(であ)ひましたが、217あれ御覧(ごらん)なさい。218彼処(あそこ)にも(また)ざつと二匹(にひき)219コソ(どろ)出現(しゆつげん)(いた)しましたよ。220昨日(きのふ)(やつ)(ちが)つて、221どこともなしに()()いた(かほ)をして()ますわ』
222玉国(たまくに)『ウン、223如何(いか)にも立派(りつぱ)(かた)二人(ふたり)(やす)んで()られるやうだ。224あの(かた)(けつ)して泥坊(どろばう)ではあるまいよ』
225伊太(いた)(それ)でもバラモン(けう)()(ぐさ)ぢやないが「(ひと)()たら泥坊(どろばう)だと(おも)へ」との(いまし)めがあるぢやありませぬか』
226玉国(たまくに)昨夜(さくや)泥坊(どろばう)(きも)(つぶ)し、227精神(せいしん)錯乱(さくらん)して、228()()るるもの一切(いつさい)泥坊(どろばう)()えるのだらう。229滅多(めつた)(こと)()ふものぢやない。230(ひと)()れば(みな)(かみ)(さま)だと(おも)ふて()れば()いのだ。231仮令(たとへ)万々一(まんまんいち)泥坊(どろばう)にした(ところ)で、232吾々(われわれ)身霊(みたま)(みが)ひて(くだ)さるお師匠(ししやう)(さま)だと善意(ぜんい)(かい)するのだ』
233伊太(いた)()れだと()つて、234よく()御覧(ごらん)なさい。235ピカピカと(ひか)つた凶器(きやうき)()つて()るぢやありませぬか。236彼奴(あいつ)持凶器(ぢきようき)強盗(がうたう)かも()れませぬよ。237(ひと)勇気(ゆうき)()して泥坊(どろばう)見当(けんたう)()けば蹴散(けち)らして(すす)むのですな。238精神(せいしん)麻痺(まひ)した人獣(にんじう)には239到底(たうてい)姑息(こそく)治療法(ちれうはふ)では駄目(だめ)ですよ。240モルヒネ注射(ちうしや)(あるひ)大外科(だいげくわ)手術(しゆじゆつ)(ほどこ)すに(かぎ)ります』
241玉国(たまくに)伊太彦(いたひこ)242あれをよく()よ。243(まへ)凶器(きやうき)()たのは(まさかり)ぢやないか、244あれは屹度(きつと)杣人(そまびと)だ。245天下(てんか)良民(りやうみん)(さま)だ』
246伊太(いた)(まさかり)247(いな)マサカさうでもありますまい。248杣人(そまびと)()けて夜前(やぜん)泥的(どろてき)親分(おやぶん)()つて()るに(ちが)ひありませぬわ』
249玉国(たまくに)『どうも(この)(をとこ)(にはか)精神(せいしん)異状(いじやう)()たしたと()える。250これや(こま)つた(こと)ぢやな。251伊太彦(いたひこ)252まア安心(あんしん)したがよいわ』
253伊太(いた)(なん)仰有(おつしや)つても(わたし)には確信(かくしん)があります』
254玉国(たまくに)乱暴(らんばう)(こと)をすると、255宣伝使(せんでんし)(ちやう)()り、256根底(ねそこ)(くに)(おと)して仕舞(しま)ふが、257それでもお(まへ)(かま)はぬ()か』
258『エヽ仕方(しかた)がありませぬ。259男子(だんし)一旦(いつたん)()から(そと)()した以上(いじやう)(あと)へは()きませぬ。260(なん)()つても、261あの猛悪(まうあく)なタクシャカ竜王(りうわう)言向(ことむ)(やは)した伊太彦(いたひこ)(つかさ)ですからなア。262孟子(まうし)(げん)に「(しも)となつて(みだ)るれば(けい)せられ、263(うへ)となつて(みだ)るれば(まぬ)かる」と()身勝手(みがつて)()(なか)ですから、264万々一(まんまんいち)天則(てんそく)違反(ゐはん)によつて根底(ねそこ)(くに)(おと)されても(かま)ひませぬ。265(わたし)はお師匠(ししやう)(さま)(ため)天則(てんそく)違反(ゐはん)になつた(ところ)得心(とくしん)です。266現在(げんざい)自分(じぶん)師匠(ししやう)危害(きがい)(くは)へむとする悪人(あくにん)(たい)看過(かんくわ)する(こと)出来(でき)ませうか。267(きみ)(うれ)ふれば(しん)(らう)し、268(かみ)(あやふ)ければ(しも)()す」と()ふぢやありませぬか。269先生(せんせい)危難(きなん)(すく)ふて自分(じぶん)()滅亡(めつぼう)しても(それ)(すこ)しも(うら)みませぬ』
270玉国(たまくに)『お(まへ)(わし)(うたが)つて()るのか、271玉国別(たまくにわけ)だつて泥坊(どろばう)泥坊(どろばう)でないか(くらゐ)一目(ひとめ)()たら(わか)つて()るのだ。272聖人(せいじん)言葉(ことば)にも「(しん)(しゆ)(さか)らはず」と()ふぢやないか』
273伊太(いた)『「(しん)となりては(かなら)(しん)たれ、274(しか)(きみ)となりては(かなら)(きみ)たれ」と()ひますから、275貴方(あなた)弟子(でし)(わたし)赤心(まごころ)を、276師匠(ししやう)として承認(しようにん)して(くだ)さりさうなものですな』
277玉国(たまくに)『「(しん)()(しゆ)(めい)(うけたま)はるをもつて(しん)となす……」、278ちつとは(わし)()(こと)()いたらどうだ』
279伊太(いた)(なん)だか(わたし)貴師(あなた)仰有(おつしや)(こと)(たよ)りないやうな()がしてなりませぬわ。280どうぞ(しばら)此方(こちら)()(とほ)りにさして(くだ)さいませぬか』
281三千(みち)『オイ伊太彦(いたひこ)282(ちつ)とはお師匠(ししやう)(さま)()命令(めいれい)()かねばなるまい。283折角(せつかく)功名(こうみやう)手柄(てがら)(みづ)(あわ)になつたら()しいぢやないか』
284伊太(いた)『ヘン、285()親切(しんせつ)有難(ありがた)う。286デビス(ひめ)奥様(おくさま)(もら)ひ、287おまけに先生(せんせい)()親任(しんにん)をうけて真純彦(ますみひこ)二人(ふたり)が、288夜光(やくわう)(たま)如意(によい)宝珠(ほつしゆ)(ふところ)捧持(ほうぢ)し、289得意(とくい)頂天(ちやうてん)(たつ)した(きみ)(たち)とはちつと(ちが)ふのだ。290(おれ)はこれから(ひと)(しひた)げる悪人(あくにん)や、291驕慢(けうまん)(やつ)は、292(かた)(ぱし)から、293もう言霊(ことたま)使(つか)()いたから、294(この)鉄腕(てつわん)(ふる)うて()()らしてやる(つも)りだ、295(かま)つて()れな』
296()ひながら、297()(にん)(あと)(のこ)二人(ふたり)(あや)しい(をとこ)(まへ)(はし)()り、298大喝(だいかつ)一声(いつせい)
299伊太(いた)『これや泥坊(どろばう)300吾輩(わがはい)誰様(どなた)心得(こころえ)()るか。301勿体(もつたい)なくも三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)302神力(しんりき)無双(むそう)玉国別(たまくにわけ)()家来(けらい)伊太彦(いたひこ)さまだ。303こんな(ところ)()しやばつて、304夜前(やぜん)()(かへ)しをせうと(おも)つても駄目(だめ)だ。305この(うで)()い。306()(うで)には特別(とくべつ)上等(じやうとう)(ほね)があるぞよ』
307威猛高(ゐたけだか)になつて()めつけた。308二人(ふたり)はこの権幕(けんまく)(きも)(つぶ)し、309(なか)一人(ひとり)が、
310(かふ)(わたし)(たち)は、311(この)近辺(きんぺん)居住(きよぢう)して()杣人(そまびと)でカークス、312ベースと()(もの)(ござ)います。313(あさ)から(ばん)(まで)木樵(きこり)商売(しやうばい)(ござ)いますが、314あまり(からだ)(つか)れたので、315この(ひろ)木蔭(こかげ)(いき)をやすめて世間話(せけんばなし)(ふけ)つて()(ところ)です。316泥坊(どろばう)でも(なん)でもありませぬ。317貴方(あなた)三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)家来(けらい)だとか弟子(でし)だとか仰有(おつしや)いましたが、318どうか(わたし)人格(じんかく)調(しら)べて(くだ)さい。319無暗(むやみ)人間(にんげん)(つか)まへて泥坊(どろばう)(よば)はりをなさるのは、320ちつと貴方(あなた)のお職掌(しよくしやう)にも似合(にあ)はぬぢやありませぬか』
321伊太(いた)『ウン、322エ、323成程(なるほど)324これは(まこと)(あひ)()まなかつた。325(ある)きもつて(ゆめ)()()たものだから、326つい(かんが)(ちが)ひを(いた)しました。327()(かく)(たましひ)()けたと()えますわい。328(あま)(たま)()しいと(おも)つて()たものだから、329タマタマこんな失敗(しつぱい)をやらかしたのですよ』
330カークス『貴方(あなた)矢張(やつぱ)(たま)()しいのですか。331(じつ)(ところ)(わたし)もその(たま)()しいので相談(さうだん)して()たのです。332そこへ三五教(あななひけう)宣伝歌(せんでんか)(きこ)えて()たものですから()神力(しんりき)()して(いただ)いて、333これからスーラヤ(さん)珍宝(ちんぽう)()()れ、334せめて人並(ひとなみ)生活(せいくわつ)支度(した)いものだと(おも)つて()(ところ)です。335どうか(ひと)(その)(たま)()()るやうに336貴方(あなた)のお師匠(ししやう)さまに()神力(しんりき)(あた)へて(くだ)さるやうに(たの)んで(くだ)さらぬか』
337伊太(いた)『ヤア其奴(そいつ)面白(おもしろ)い。338(おれ)先生(せんせい)は、339ソレ(いま)彼方(あそこ)()えるが、340玉国別(たまくにわけ)()ふのだから、341(たま)()(こと)にかけ、342(すこ)しもクニせずワケなく()らして(くだ)さるだろう。343(げん)(おれ)()つて()(たま)()り、344(いな)取違(とりちが)(あそ)ばした……のでも(なん)でもない。345屹度(きつと)()いて(くだ)さるだらうよ。346マア安心(あんしん)せい』
347ベース『ヤ有難(ありがた)う、348これで安心(あんしん)しました。349のうカークス、350もう()うなる以上(いじやう)はカークスには(およ)ばぬ、351スーラヤ(さん)珍宝(ちんぽう)所在(ありか)(まをし)()げて、352せめて(ひと)(づつ)吾々(われわれ)()(はい)るやうにして(もら)はふぢやないか』
353カークス『どうかさう(ねが)ひたいものだなア』
354伊太(いた)(その)スーラヤ(さん)()ふのは何処(どこ)にあるのだ』
355カークス『()のスダルマ(さん)(むか)ふへ(わた)りますと、356スーラヤの(みづうみ)といつて、357()なり(ひろ)水鏡(みづかがみ)()つて()ます。358(その)(なか)(ただよ)ふて()岩山(いはやま)がスーラヤ(さん)()ひます。359(その)(やま)には岩窟(がんくつ)があつて、360ウバナンダと()ふナーガラシャー(竜王(りうわう))が沢山(たくさん)(たま)(たくは)361(よる)になると(たま)(ひかり)全山(やまぢう)(ひる)(ごと)(かがや)いて()ます。362(その)(たま)(ひと)()()れさへすれば、363人間(にんげん)一代(いちだい)二代(にだい)結構(けつこう)(くら)されると()高価(かうか)なものですが、364多勢(おほぜい)人間(にんげん)(その)(たま)()むとして、365()つては竜王(りうわう)()はれて仕舞(しま)ふのです。366だから余程(よほど)神力(しんりき)()いと(その)(たま)()()れる(こと)出来(でき)ませぬからなア』
367伊太(いた)『アハヽヽヽ。368(やす)(こと)だ。369(この)伊太彦(いたひこ)はアヅモス(さん)(おい)370八大(はちだい)竜王(りうわう)(なか)でも(もつと)凶悪(きようあく)なる、3701大身視毒(タクシャカ)竜王(りうわう)()(えら)(やつ)往生(わうじやう)させ、371(たま)をボツ(たく)つたと()勇者(ゆうしや)だから、372ウバナンダ竜王(りうわう)(ぐらゐ)言向和(ことむけやは)すは、373朝飯前(あさめしまへ)仕事(しごと)だ。374エヘヽヽヽ』
375(さん)(にん)一生(いつしやう)懸命(けんめい)になつて玉取(たまとり)(はなし)(たま)()かれて()る。376(はや)くも玉国別(たまくにわけ)一行(いつかう)(さん)(にん)(まへ)(ちか)づき(きた)り、377(この)(はなし)(のこ)らず()いて仕舞(しま)つた。378玉国別(たまくにわけ)伊太彦(いたひこ)(せな)をポンポンと(たた)いた。
379伊太(いた)『アヽ(たま)さま380(いな)玉国別(たまくにわけ)(さま)(ござ)いますか。381どうぞ今度(こんど)(ばか)りは改心(かいしん)(いた)しますから、382(いま)(まで)()無礼(ぶれい)をお(ゆる)(くだ)さいまして、383ウバナンダ・ナーガラシャーの(たま)占領(せんりやう)さして(くだ)さい。384さうすれば(わたし)捧持(ほうぢ)してエルサレムに(まゐ)荷物(にもつ)出来(でき)ますからな』
385 玉国別(たまくにわけ)道端(みちばた)(くさ)(うへ)にどつかと(こし)(おろ)386無言(むごん)(まま)(かんが)へて()る。
387大正一二・五・一八 旧四・三 於教主殿 加藤明子録)
絶賛発売中『超訳霊界物語2/出口王仁三郎の「身魂磨き」実践書/一人旅するスサノオの宣伝使たち』
オニド関連サイト最新更新情報
10/22【霊界物語ネット】王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)』をテキスト化しました。
5/8【霊界物語ネット】霊界物語ネットに出口王仁三郎の第六歌集『霧の海』を掲載しました。
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【メールアドレス
合言葉「みろく」を入力して下さい→  
霊界物語ネットは飯塚弘明が運営しています。【メールアドレス】 / 動作に不具合や誤字脱字等を発見されましたら是非お知らせ下さるようお願い申し上げます。 / 本サイトに掲載されている霊界物語等の著作物の電子データは飯塚弘明ほか、多数の方々の協力によって作られました。(スペシャルサンクス) / 本サイトの著作権(デザイン、プログラム、凡例等)は飯塚弘明にあります。出口王仁三郎の著作物(霊界物語等)の著作権は保護期間が過ぎていますのでご自由にお使いいただいて構いません。ただし一部分を引用するのではなく、本サイト掲載の大部分を利用して電子書籍等に転用する場合には、必ず出典と連絡先を記して下さい。→「本サイト掲載文献の利用について」 / 出口王仁三郎の著作物は明治~昭和初期に書かれたものです。現代においては差別的と見なされる言葉や表現もありますが、当時の時代背景を鑑みてそのままにしてあります。 / プライバシーポリシー
(C) 2007-2024 Iizuka Hiroaki