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第二〇章 復命(かへりごと)〔二〇二四〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 篇:第3篇 天地変遷 よみ(新仮名遣い):てんちへんせん
章:第20章 復命 よみ(新仮名遣い):かえりごと 通し章番号:2024
口述日:1934(昭和9)年07月30日(旧06月19日) 口述場所:関東別院南風閣 筆録者:森良仁 校正日: 校正場所: 初版発行日:1934(昭和9)年12月5日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
火の湖の中央に浮かんでいる小島を、秋男島といった。水奔鬼の鬼婆たちは、この島を住処にしようと企んでいたが、秋男たちの精霊がこの島の司となっており、悪魔たちを防ごうと言霊戦を行っていた。
笑い婆は悪魔を引き連れて、濁った言霊で秋男たちを攻め立てていた。譏り婆はさらに水奔鬼たちを使っていっせいに耳を聾するばかりの怪音で島を包んで攻撃してきた。
そこへ天の鳥船が空に現れ、秋男島の砂地に悠々と舞い降りた。そして、朝空男の神、国生男の神を始めとし、精霊となった冬男一行が現れた。また、水上山から弟たちの消息を尋ねてきた春男、夏男、執政の水音、瀬音とその従者たちも、鳥船から降りて来た。
秋男はこの様を見て歓喜し、天津神の前に出て感謝の路を述べ、また弟の精霊や兄たちに面会できたうれしさに、踊り歌った。
朝空男の神、国生男の神は、秋男たち秋男島を守ってきた精霊たちを安堵させる歌を歌った。冬男は兄の精霊との再会を喜び、水音、瀬音は若君たちの精霊に会うことができた喜びを歌った。春男、夏男も、弟たちが命を落としたことを知って悲しんだが、精霊として存在していることに心を慰めた。
秋男は一同に感謝の歌を述べた。
二柱の天津神は秋男島の頂上に登り、天の数歌を奏上すると、水奔鬼の鬼婆たちは満身に傷を負って湖上を逃げ去り、終に力尽きて熱湯の湖水に陥って全滅した。
春男・夏男の一行は一人も命を落とすことなく無事に水上山に復命した。そして、二人の弟の身の成り行きなどをつぶさに神前に報告した。巌ケ根は三男、四男が命を落としたことを知って落胆したが、神恩の深いことを感謝し、朝夕神前に祝詞を上げる日を送ることになった。
秋男たち精霊一行は、秋男島に鎮まり、湖中の神として往来の船や漁夫たちを永遠に守ることとなった。また冬男は忍ケ丘に熊公、虎公、山、川、海の精霊たちと共に永遠に鎮まり、霊界から葭原国の栄を守り、悪魔を滅ぼす神として、国人から尊敬を集めることとなった。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm8020
愛善世界社版: 八幡書店版:第14輯 397頁 修補版: 校定版:393頁 普及版: 初版: ページ備考:
001 ()(みづうみ)中央(ちうあう)(うか)びたる(ちひ)さき小島(こじま)秋男島(あきをじま)といふ。002火炎山(くわえんざん)陥落(かんらく)により、003熱湯(ねつたう)()()で、004(たちま)(ひやく)()四方(しはう)(みづうみ)となり、005(その)(いただき)(わづか)水上(すゐじやう)(うか)べる(しま)なりける。006(ここ)天変(てんぺん)地異(ちい)()め、007あらゆる猛獣(まうじう)毒蛇(どくじや)も、008水奔鬼(すゐほんき)も、009大略(たいりやく)滅亡(めつばう)したれども、010流石(さすが)執着(しふちやく)(ふか)意地(いぢ)(つよ)(わら)(ばば)011(そし)(ばば)012瘧婆(おこりばば)013泣婆(なきばば)(から)うじて(この)(しま)取付(とりつ)き、014此処(ここ)唯一(ゆゐつ)棲処(すみか)とし、015あらゆる暴虐(ぼうぎやく)振舞(ふるま)はむとたくらみ()たりけるが、016噴火口(ふんくわこう)飛入(とびい)りて白骨(はくこつ)となり()りし秋男(あきを)(れい)(この)(しま)(とどま)り、017(まつ)018(たけ)019(うめ)020(さくら)(とも)(しま)(つかさ)となり()たりしが、021水奔鬼(すゐほんき)面々(めんめん)は、022秋男(あきを)のある(かぎ)(その)暴状(ぼうじやう)(たくまし)うするに(よし)なきを(おそ)れ、023如何(いか)にもして秋男(あきを)(ほろ)ぼさむものと、024昼夜(ちうや)間断(かんだん)なく決戦(けつせん)をつとめて()る。025秋男(あきを)休息(きうそく)したる火炎山(くわえんざん)火口(くわこう)()(ひそ)めながら、026此処(ここ)堅城(けんじやう)鉄壁(てつぺき)(たの)み、027(しきり)言霊(ことたま)打出(うちだ)しける。028水奔鬼(すゐほんき)はいやらしき言霊(ことたま)(もつ)秋男(あきを)一行(いつかう)精霊(せいれい)(にご)(ほろ)ぼさむと、029あらゆる手段(てだて)(つく)しける。030秋男島(あきをじま)水面(すゐめん)より最頂上(さいちやうじやう)(いへど)百間(ひやくけん)ばかりなりければ、031水奔鬼(すゐほんき)(わら)(ばば)先頭(せんとう)に、032火口(くわこう)周囲(しうゐ)取巻(とりま)き、033昼夜(ちうや)区別(くべつ)なく、034連続(れんぞく)(てき)(にご)れる言霊(ことたま)吐出(はきだ)すこそ(うた)てけれ。
035 (わら)(ばば)火口(くわこう)壁内(へきない)(のぞ)き、036大口(おほぐち)()けて()釣上(つりあ)げながら、
 
037『アハハハハ、038イヒヒヒヒ、039ウフフフフ、040エヘヘヘヘ
041オホホホホおのれ秋男(あきを)餓鬼(がき)どもよ
042(はや)立去(たちさ)(この)(しま)()を。
043ギヤハハハハ(この)(しま)()火炎山(くわえんざん)
044(いただき)なれば(わが)棲処(すみか)なり。
045何時(いつ)までも立退(たちの)かざれば(この)(ばば)
046(おに)(あつ)めて()(ころ)すべし。
047足許(あしもと)(あか)るい(うち)(はや)(かへ)
048(この)浮島(うきじま)には()まはせぬぞや。
049(その)(はう)(とも)()らねど(まつ)(たけ)
050(うめ)(さくら)はつまらぬ餓鬼(がき)ぞや。
051この(はう)(わな)(おちい)()()せたる
052餓鬼(がき)()むべき(しま)でないぞや。
053何時(いつ)までもしぶとう()るなら()つてみよ
054(また)()()きて(ころ)してやるぞや。
055(この)(しま)(いま)(しづか)(ねむ)れども
056(いま)()()(おそ)ろしき(しま)よ。
057(その)(はう)(よわ)きみたまの(ちから)もて
058()めると(おも)ふは(あさ)はかなるぞや』
059 秋男(あきを)憤然(ふんぜん)として(うた)ふ。
060火炎山(くわえんざん)(うみ)となりしも(わが)()れる
061生言霊(いくことたま)のしるしと()らずや。
062国津(くにつ)(かみ)数多(あまた)生命(いのち)(うば)ひたる
063(なれ)(ほろ)ぼす(とき)()にけり。
064(たま)()のみたまの生命(いのち)()しければ
065(すこ)しも(はや)(しま)()()れ。
066(けが)れたる(いき)()()(しま)()
067(けが)さむとする(にく)らしき(ばば)
068 (そし)(ばば)(わら)(ばば)言霊戦(ことたません)手緩(てぬる)しと(おも)ひしか、069すつくと()ち、070旧火口(きうくわこう)(かべ)寄添(よりそ)ひながら、
071『ギヤハハハハ腰抜(こしぬけ)野郎(やらう)秋男(あきを)餓鬼(がき)
072生命(いのち)()しくば(この)()立去(たちさ)れ。
073()かざれば()くやうにして()かすぞや
074(そし)(ばば)アの(ちから)(かぎ)りに。
075()(かく)(この)(しま)()吾々(われわれ)
076永遠(とは)棲処(すみか)(はや)()()れ。
077どうしても(しま)()らねば水奔鬼(すゐほんき)
078数多(あまた)(あつ)めて(なや)まし()れむ。
079(おに)(おに)(あつ)まれ(きた)(この)餓鬼(がき)
080生命(いのち)()るまで()()(きた)れ』
081 ()(うた)ふや(しま)全体(ぜんたい)より、082大河(たいが)堤防(ていばう)(くづ)れたる(ごと)怪音(くわいおん)(とどろ)(きた)り、083(みみ)(ろう)せむばかりの光景(くわうけい)とはなりぬ。
084 ()かる(ところ)(あま)鳥船(とりふね)御空(みそら)(たか)(とどろ)かせながら、085秋男島(あきをじま)平坦(へいたん)なる砂地(すなぢ)悠々(いういう)()(くだ)り、086(なか)より(あらは)れしは御樋代(みひしろ)(がみ)(つか)へたる朝空男(あさぞらを)(かみ)087国生男(くにうみを)(かみ)(はじ)めとし、088精霊界(せいれいかい)()れる秋男(あきを)(おとうと)冬男(ふゆを)(およ)熊公(くまこう)089虎公(とらこう)090(やま)091(かは)092(うみ)精霊(せいれい)一行(いつかう)(およ)093水上山(みなかみやま)聖場(せいぢやう)より(おとうと)所在(ありか)(たづ)ねて出発(しゆつぱつ)したる春男(はるを)094夏男(なつを)(はじ)め、095水音(みなおと)096瀬音(せおと)097(その)(ほか)数多(あまた)従者(じうしや)にてありければ、098水奔鬼(すゐほんき)(つかさ)此処(ここ)一生(いつしやう)懸命(けんめい)と、099死力(しりよく)(つく)して(たたか)ふべく(みぎは)(あつ)まり、100(とき)(こゑ)()げつつ示威(じゐ)運動(うんどう)(こころ)みて()る。
101 秋男(あきを)(これ)()るより歓天(くわんてん)喜地(きち)102(たま)()()(どころ)()らず、103(たちま)火口(くわこう)より()(にん)従者(じうしや)引連(ひきつ)(くだ)(きた)り、104二柱(ふたはしら)(まへ)遠来(ゑんらい)苦労(くらう)(しや)し、105(かつ)(おとうと)精霊(せいれい)二人(ふたり)(あに)(およ)従神(じうしん)(たち)面会(めんくわい)したる(うれ)しさに、106(われ)(わす)れて(をど)(くる)ひつつ(うた)ふ。
107『あら(たふと)御樋代(みひしろ)(がみ)()脇立(わきだち)
108二柱神(ふたはしらがみ)天降(あも)りましけり。
109(われ)(いま)精霊界(せいれいかい)にありながら
110(かみ)()でまし(をが)みて()きぬ。
111(わが)(たま)()(さか)えたり二柱(ふたはしら)
112(かみ)天降(あも)りの御光(みかげ)(をが)みて』
113 朝空男(あさぞらを)(かみ)(うた)ふ。
114葭原(よしはら)国土(くに)(わざはひ)(すく)はむと
115高光山(たかみつやま)(わた)()しはや。
116鳥船(とりふね)()りて大空(おほぞら)かけりつつ
117(しのぶ)(をか)()天降(あも)りたり』
118 国生男(くにうみを)(かみ)(うた)ふ。
119(しのぶ)(をか)(くだ)りて()れば()(おとうと)
120冬男(ふゆを)精霊(せいれい)となりて()みけり。
121水奔鬼(すゐほんき)(わら)(ばば)アの謀計(たばかり)
122あはれ冬男(ふゆを)生命(いのち)()てしよ。
123(なれ)(また)(わら)(ばば)アや(そし)(ばば)
124たくみに生命(いのち)()せしか(いと)し』
125 秋男(あきを)(うた)ふ。
126有難(ありがた)二柱神(ふたはしらがみ)()でましに
127(この)(しま)()(やす)(さか)えむ』
128 冬男(ふゆを)(うた)ふ。
129()(した)(わが)兄上(あにうへ)精霊(せいれい)
130世界(せかい)()りしと(おも)へばかなしき。
131さりながら(この)(しま)()(わが)(あに)
132()ふは(かみ)(めぐみ)なりける。
133(わが)(あに)春男(はるを)夏男(なつを)御姿(みすがた)
134(いま)()(まへ)()るは(うれ)しき』
135 水音(みなおと)(うた)ふ。
136(おん)(あと)(した)(きた)りつつ(この)(しま)
137()若王(わかぎみ)()ふは(うれ)しき。
138(いま)()()(きみ)ながら(うれ)しもよ
139精霊界(せいれいかい)(かがや)(たま)へば』
140 瀬音(せおと)(うた)ふ。
141(いは)()(きみ)御言(みこと)(かか)ぶりて
142(きみ)()はむと(たづ)()つるも。
143神々(かみがみ)(あつ)(めぐ)みに(この)(しま)
144磯辺(いそべ)(きみ)()ふは(うれ)しき』
145 春男(はるを)(うた)ふ。
146(わが)(ちち)御言(みこと)(おも)しと()()れば
147(おとうと)(すで)(おに)となりしよ。
148水奔鬼(すゐほんき)生命(いのち)()られし(おとうと)
149(おも)へばかなしき(われ)なりにけり』
150 夏男(なつを)(うた)ふ。
151『うつせみの(われ)(おとうと)()ひぬれど
152(なに)(ひと)つの(さび)しみを(おぼ)ゆ。
153さりながら霊魂(たま)生命(いのち)永遠(とは)()くと
154()きて(こころ)をなぐさみにけり。
155父上(ちちうへ)()のありさまを()きまさば
156(なげ)(たま)はむと(おも)へば(かな)し。
157天津(あまつ)(かみ)(あま)鳥船(とりふね)にたすけられ
158(なれ)()はむと(わた)()にけり』
159 秋男(あきを)(うた)ふ。
160有難(ありがた)(わが)(あに)(あに)のやさしかる
161(こころ)()きて(われ)(よみがへ)る。
162幽世(かくりよ)生命(いのち)(なが)(わが)(ちち)
163()げさせ(たま)(やす)()めりと。
164二柱(ふたはしら)(かみ)()ぎごと聞食(きこしめ)
165()(にん)(ばば)(われ)征討(きた)めむ。
166(ちから)なき(われ)(すく)ひて鬼婆(おにばば)
167征討(きた)(たま)はれ神国(みくに)()めに』
168 (ここ)二柱神(ふたはしらがみ)頂上(ちやうじやう)(のぼ)()ち、169(こゑ)(すが)しく(あま)数歌(かずうた)奏上(そうじやう)(たま)ふや、170さしもに(つよ)水奔鬼(すゐほんき)(わら)ひ、171(おこり)172(そし)り、173(なき)婆司(ばばつかさ)は、174言霊(ことたま)()たれて創痍(さうい)満身(まんしん)()け、175生命(いのち)からがら、176湖城(こじやう)()()りしが、177(つひ)(ちから)()きて熱湯(ねつたう)湖水(こすゐ)(おちい)り、178全滅(ぜんめつ)なしたるぞ目出度(めでた)けれ。
179天津(あまつ)(かみ)二柱(ふたはしら)(しま)()れまして
180生言霊(いくことたま)曲津(まが)退(やら)へり。
181冬男(ふゆを)秋男(あきを)二人(ふたり)精霊(せいれい)となりぬれど
182(かみ)(ちから)にみたま()()り。
183うつそみの二人(ふたり)(あに)(めぐ)()
184(よみがへ)りたる心地(ここち)なしける。
185御樋代(みひしろ)(かみ)鳥船(とりふね)(そら)(たか)
186一行(いつかう)()せて(おく)(たま)へり。
187冬男(ふゆを)()(しのぶ)(をか)(おく)られぬ
188春男(はるを)夏男(なつを)水上(みなかみ)(かへ)る。
189秋男(あきを)()()つのみたまと相共(あひとも)
190秋男(あきを)(しま)(あるじ)となりけり。
191鳥船(とりふね)(つばさ)()ちて二柱(ふたはしら)
192御樋代(みひしろ)(がみ)復命(かへりごと)せり。
193(そら)(うみ)(わた)りてここに二柱(ふたはしら)
194御樋代(みひしろ)(がみ)(つぶさ)(はう)ぜり。
195葭原(よしはら)曲津(まが)大方(おほかた)(ほろ)びたれど
196水奔草(すゐほんさう)(わざはひ)やまず。
197猛獣(まうじう)大蛇(をろち)毒虫(どくむし)はびこりて
198葭原(よしはら)国土(くに)(いま)(つく)れず。
199   附言
 
200 春男(はるを)201夏男(なつを)(ならび)水音(みなおと)202瀬音(せおと)(その)()従者(じうしや)(たち)は、203一人(ひとり)生命(いのち)(おと)すものなく、204無事(ぶじ)(かみ)(たす)けにより、205水上山(みなかみやま)復命(ふくめい)し、206二人(ふたり)(おとうと)()成行等(なりゆきなど)(つぶ)さに神前(しんぜん)報告(はうこく)し、207(ちち)(いは)()にも一伍(いちぶ)一什(しじふ)物語(ものがた)りければ、208(いは)()神恩(しんおん)(ふか)きに落涙(らくるゐ)し、209朝夕(あさゆふ)神前(しんぜん)差籠(さしこも)りて感謝(ゐやひ)祝詞(のりと)奏上(そうじやう)熱中(ねつちう)したりける。
210 (つぎ)秋男(あきを)(まつ)211(たけ)212(うめ)213(さくら)(とも)湖中(こちう)浮島(うきじま)秋男島(あきをじま)命名(なづ)け、214此処(ここ)永遠(とは)住家(すみか)(いとな)み、215湖中(こちう)(かみ)として、216往来(ゆきき)(ふね)漁夫(ぎよふ)(たち)永遠(えいゑん)(まも)(こと)とはなりぬ。217(また)冬男(ふゆを)(しのぶ)(をか)熊公(くまこう)218虎公(とらこう)(およ)(やま)219(かは)220(うみ)精霊(せいれい)(とも)永久(とこしへ)(しづ)まり、221霊界(れいかい)より葭原国(よしはらぐに)(さか)えを(まも)り、222悪魔(あくま)(ほろ)ぼす(かみ)として永遠(えいゑん)国人(くにびと)より尊敬(そんけい)さるる(こと)となりにける。223あなかしこ。
224昭和九・七・三〇 旧六・一九 於関東別院南風閣 森良仁謹録)
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