霊界物語.ネット
~出口王仁三郎 大図書館~
目 次
設 定
閉じる
×
霊界物語
三鏡
大本神諭
伊都能売神諭
出口王仁三郎全集
出口王仁三郎著作集
王仁文庫
惟神の道
幼ながたり
開祖伝
聖師伝
霧の海(第六歌集)
大本七十年史
大本史料集成
神霊界
新聞記事
新月の光
その他
王仁文献考証
検索は「
王仁DB
」で
←
戻る
霊界物語
霊主体従
第1巻(子の巻)
第2巻(丑の巻)
第3巻(寅の巻)
第4巻(卯の巻)
第5巻(辰の巻)
第6巻(巳の巻)
第7巻(午の巻)
第8巻(未の巻)
第9巻(申の巻)
第10巻(酉の巻)
第11巻(戌の巻)
第12巻(亥の巻)
如意宝珠
第13巻(子の巻)
第14巻(丑の巻)
第15巻(寅の巻)
第16巻(卯の巻)
第17巻(辰の巻)
第18巻(巳の巻)
第19巻(午の巻)
第20巻(未の巻)
第21巻(申の巻)
第22巻(酉の巻)
第23巻(戌の巻)
第24巻(亥の巻)
海洋万里
第25巻(子の巻)
第26巻(丑の巻)
第27巻(寅の巻)
第28巻(卯の巻)
第29巻(辰の巻)
第30巻(巳の巻)
第31巻(午の巻)
第32巻(未の巻)
第33巻(申の巻)
第34巻(酉の巻)
第35巻(戌の巻)
第36巻(亥の巻)
舎身活躍
第37巻(子の巻)
第38巻(丑の巻)
第39巻(寅の巻)
第40巻(卯の巻)
第41巻(辰の巻)
第42巻(巳の巻)
第43巻(午の巻)
第44巻(未の巻)
第45巻(申の巻)
第46巻(酉の巻)
第47巻(戌の巻)
第48巻(亥の巻)
真善美愛
第49巻(子の巻)
第50巻(丑の巻)
第51巻(寅の巻)
第52巻(卯の巻)
第53巻(辰の巻)
第54巻(巳の巻)
第55巻(午の巻)
第56巻(未の巻)
第57巻(申の巻)
第58巻(酉の巻)
第59巻(戌の巻)
第60巻(亥の巻)
山河草木
第61巻(子の巻)
第62巻(丑の巻)
第63巻(寅の巻)
第64巻(卯の巻)上
第64巻(卯の巻)下
第65巻(辰の巻)
第66巻(巳の巻)
第67巻(午の巻)
第68巻(未の巻)
第69巻(申の巻)
第70巻(酉の巻)
第71巻(戌の巻)
第72巻(亥の巻)
特別編 入蒙記
天祥地瑞
第73巻(子の巻)
第74巻(丑の巻)
第75巻(寅の巻)
第76巻(卯の巻)
第77巻(辰の巻)
第78巻(巳の巻)
第79巻(午の巻)
第80巻(未の巻)
第81巻(申の巻)
←
戻る
第42巻(巳の巻)
序文に代へて
総説に代へて
第1篇 波瀾重畳
01 北光照暗
〔1126〕
02 馬上歌
〔1127〕
03 山嵐
〔1128〕
04 下り坂
〔1129〕
第2篇 恋海慕湖
05 恋の罠
〔1130〕
06 野人の夢
〔1131〕
07 女武者
〔1132〕
08 乱舌
〔1133〕
09 狐狸窟
〔1134〕
第3篇 意変心外
10 墓場の怪
〔1135〕
11 河底の怪
〔1136〕
12 心の色々
〔1137〕
13 揶揄
〔1138〕
14 吃驚
〔1139〕
第4篇 怨月恨霜
15 帰城
〔1140〕
16 失恋会議
〔1141〕
17 酒月
〔1142〕
18 酊苑
〔1143〕
19 野襲
〔1144〕
第5篇 出風陣雅
20 入那立
〔1145〕
21 応酬歌
〔1146〕
22 別離の歌
〔1147〕
23 竜山別
〔1148〕
24 出陣歌
〔1149〕
25 惜別歌
〔1150〕
26 宣直歌
〔1151〕
余白歌
このサイトは『霊界物語』を始めとする出口王仁三郎等の著書を無料で公開しています。
(注・出口王仁三郎の全ての著述を収録しているわけではありません。未収録のものも沢山あります)
閉じる
×
この文献を王仁DBで開く
印刷用画面を開く
[?]
プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。
[×閉じる]
話者名の追加表示
[?]
セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。
[×閉じる]
追加表示する
追加表示しない
【標準】
表示できる章
テキストのタイプ
[?]
ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。
[×閉じる]
通常のテキスト
【標準】
コピー用のテキスト
その他の設定項目を表示する
ここから下を閉じる
文字サイズ
S
【標準】
M
L
フォント
フォント1
【標準】
フォント2
ルビの表示
通常表示
【標準】
括弧の中に表示
表示しない
古いブラウザでうまく表示されない時はこの設定を試してみて下さい
アンカーの表示
[?]
本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。
[×閉じる]
左側にだけ表示する
【標準】
表示しない
全てのアンカーを表示
宣伝歌
[?]
宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。
[×閉じる]
一段組
【標準】
二段組
脚注
[?]
[※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
全ての脚注を開く
全ての脚注を閉じる(マーク表示)
【標準】
脚注マークを表示しない
文字の色
背景の色
ルビの色
傍点の色
[?]
底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。
[×閉じる]
外字1の色
[?]
この設定は現在使われておりません。
[×閉じる]
外字2の色
[?]
文字がフォントに存在せず、画像を使っている場合がありますが、その画像の周囲の色を変えます。
[×閉じる]
→
表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
【新着情報】
サブスクのお知らせ
霊界物語
>
第42巻
> 第1篇 波瀾重畳 > 第4章 下り坂
<<< 山嵐
(B)
(N)
恋の罠 >>>
マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。
【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034 アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。
第四章
下
(
くだ
)
り
坂
(
ざか
)
〔一一二九〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第42巻 舎身活躍 巳の巻
篇:
第1篇 波瀾重畳
よみ(新仮名遣い):
はらんちょうじょう
章:
第4章 下り坂
よみ(新仮名遣い):
くだりざか
通し章番号:
1129
口述日:
1922(大正11)年11月14日(旧09月26日)
口述場所:
筆録者:
加藤明子
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1924(大正13)年7月1日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
[×閉じる]
:
レーブは出まかせの歌を歌いながら一行の最後尾について坂を下っていく。テームスも滑稽な歌を歌いながら下っていく。
一行は峠の麓に下りつき、谷を流れる清水にのどの渇きをいやししばし休憩した。一同は再び馬上の人となり、くつわを並べて鈴の音も勇ましく、木枯らし吹きすさぶ大野原を都をさして駆けていく。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2022-12-20 13:48:34
OBC :
rm4204
愛善世界社版:
51頁
八幡書店版:
第7輯 660頁
修補版:
校定版:
53頁
普及版:
17頁
初版:
ページ備考:
001
レーブ『
月日
(
つきひ
)
は
空
(
そら
)
に
照山
(
てるやま
)
の
002
峠
(
たうげ
)
急坂
(
きふはん
)
下
(
くだ
)
りゆく
003
セーラン
王
(
わう
)
に
従
(
したが
)
ひて
004
ハイハイハイハイ ドウドウドウ
005
どうしても
此
(
この
)
坂
(
さか
)
下
(
くだ
)
らねば
006
イルナの
都
(
みやこ
)
に
行
(
ゆ
)
かれない
007
右守
(
うもり
)
の
司
(
かみ
)
のカールチン
008
欲
(
よく
)
の
悪魔
(
あくま
)
に
憑依
(
ひようい
)
され
009
悪逆
(
あくぎやく
)
無道
(
ぶだう
)
の
企
(
たく
)
み
事
(
ごと
)
010
ここ
迄
(
まで
)
やつて
来
(
き
)
たけれど
011
どうしてこんな
企
(
たく
)
み
事
(
ごと
)
012
成
(
な
)
り
遂
(
と
)
げさうな
事
(
こと
)
はない
013
ハイハイハイハイこん
畜生
(
ちくしやう
)
014
確
(
しつか
)
りせぬかい
気
(
き
)
をつけよ
015
尖
(
とが
)
つた
石
(
いし
)
に
躓
(
つまづ
)
いて
016
千尋
(
ちひろ
)
の
谷間
(
たにま
)
に
落
(
お
)
ちたなら
017
お
前
(
まへ
)
は
忽
(
たちま
)
ち
死
(
し
)
ぬだらう
018
ハーハーハイハイ
何
(
なん
)
とまあ
019
嶮
(
けは
)
しい
嶮
(
けは
)
しい
坂道
(
さかみち
)
だ
020
ヤスダラ
姫
(
ひめ
)
の
神司
(
かむづかさ
)
021
これから
暫
(
しば
)
しの
御
(
ご
)
辛抱
(
しんばう
)
022
やがて
都
(
みやこ
)
が
見
(
み
)
えまする
023
カールチン
奴
(
め
)
がいろいろと
024
善
(
よ
)
からぬ
事
(
こと
)
を
企
(
たく
)
まうと
025
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
のます
限
(
かぎ
)
り
026
悪
(
あく
)
の
栄
(
さか
)
ゆる
例
(
ためし
)
ない
027
忽
(
たちま
)
ち
消
(
き
)
ゆる
春
(
はる
)
の
雪
(
ゆき
)
028
ハイハイハイハイ
敗亡
(
はいぼう
)
は
029
鏡
(
かがみ
)
にかけて
見
(
み
)
るやうだ
030
ドツコイ
畜生
(
ちくしやう
)
気
(
き
)
をつけよ
031
豆屁
(
まめべ
)
ばつかり
垂
(
た
)
れよつて
032
ほんとに
誠
(
まこと
)
にハアハアハア
033
大
(
おほ
)
馬鹿者
(
ばかもの
)
奴
(
め
)
、
畜生
(
ちくしやう
)
奴
(
め
)
034
何故
(
なにゆゑ
)
俺
(
おれ
)
の
馬
(
うま
)
だけは
035
これ
程
(
ほど
)
ハイハイ
頓馬
(
とんま
)
だらう
036
ガラガラガラガラ アイタツタ
037
ヒンヒンヒンヒンこん
畜生
(
ちくしやう
)
038
おれが
転
(
ころ
)
げたがをかしいか
039
お
前
(
まへ
)
は
四
(
よ
)
つ
足
(
あし
)
レブさまは
040
生
(
うま
)
れついての
二本足
(
にほんあし
)
041
二
(
ふた
)
つの
足
(
あし
)
と
四
(
よ
)
つ
足
(
あし
)
と
042
どうして
競争
(
きやうそう
)
がなるものか
043
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
044
バラモン
天王
(
てんわう
)
ドツコイシヨ
045
こいつは
云
(
い
)
ふのぢやなかつたなア
046
天地
(
てんち
)
を
造
(
つく
)
りし
元
(
もと
)
つ
神
(
かみ
)
047
国治立
(
くにはるたちの
)
大神
(
おほかみ
)
の
048
お
守
(
まも
)
り
偏
(
ひと
)
へに
願
(
ねが
)
ひます
049
こんな
難所
(
なんしよ
)
でペツタリと
050
右守
(
うもり
)
の
司
(
かみ
)
の
手下
(
てした
)
等
(
ら
)
に
051
出会
(
でつくわ
)
すならばどうしようぞ
052
レーブは
些
(
ちつ
)
とも
構
(
かま
)
はねど
053
心
(
こころ
)
にかかるは
王
(
わう
)
様
(
さま
)
や
054
ヤスダラ
姫
(
ひめ
)
の
身
(
み
)
の
上
(
うへ
)
だ
055
竜雲
(
りううん
)
さまよ
確
(
しつか
)
りせ
056
お
前
(
まへ
)
さまの
馬
(
うま
)
も
怪
(
あや
)
しいぞ
057
私
(
わたし
)
が
後
(
あと
)
から
眺
(
なが
)
むれば
058
屁放
(
へつぴ
)
り
腰
(
ごし
)
の
馬
(
うま
)
のざま
059
目玉
(
めだま
)
をあけて
見
(
み
)
られない
060
ハーハーハーハー ハイハイハイ
061
此
(
こん
)
畜生
(
ちくしやう
)
奴
(
め
)
気
(
き
)
をつけよ
062
俺
(
おれ
)
の
頭
(
あたま
)
をなぜ
噛
(
か
)
ぶる
063
すつての
事
(
こと
)
で
笠
(
かさ
)
の
台
(
だい
)
064
がぶつとやられる
所
(
とこ
)
だつた
065
賢
(
かしこ
)
いやうでも
畜生
(
ちくしやう
)
だ
066
此奴
(
こやつ
)
は
大
(
おほ
)
きな
柄
(
がら
)
をして
067
ヒンヒン
吐
(
ぬ
)
かして
屁
(
へ
)
を
垂
(
た
)
れて
068
小
(
ちひ
)
さい
男
(
をとこ
)
に
扱
(
あつか
)
はれ
069
背
(
せな
)
に
乗
(
の
)
られて
鞭
(
むち
)
打
(
う
)
たれ
070
いと
神妙
(
しんめう
)
にハアハアハア
071
ついて
出
(
で
)
て
来
(
く
)
る
馬鹿者
(
ばかもの
)
よ
072
これこれもうし
竜雲
(
りううん
)
さま
073
お
前
(
まへ
)
ばつかり
先
(
さき
)
へ
行
(
い
)
て
074
俺
(
おれ
)
をどうして
呉
(
く
)
れるのだ
075
俺
(
おれ
)
のコンパスあ
達者
(
たつしや
)
だが
076
肝腎要
(
かんじんかなめ
)
の
馬
(
うま
)
の
奴
(
やつ
)
077
どうしても
思
(
おも
)
よに
歩
(
ある
)
かない
078
屁古垂
(
へこた
)
れ
馬
(
うま
)
を
曳
(
ひ
)
いて
往
(
ゆ
)
く
079
俺
(
おれ
)
の
心
(
こころ
)
になつて
見
(
み
)
よ
080
ほんとに
誠
(
まこと
)
にぢれつたい
081
さはさりながらハイハイハイ
082
蛞蝓
(
なめくぢ
)
さへも
百千
(
ひやくせん
)
里
(
り
)
083
歩
(
あゆ
)
めばいつか
目的地
(
もくてきち
)
084
達
(
たつ
)
する
例
(
ためし
)
もありときく
085
照山峠
(
てるやまたうげ
)
は
名
(
な
)
にし
負
(
お
)
ふ
086
イルナで
一
(
いち
)
の
難所
(
なんしよ
)
ぞや
087
此処
(
ここ
)
をば
無事
(
ぶじ
)
に
馬
(
うま
)
曳
(
ひ
)
いて
088
下
(
くだ
)
り
終
(
おう
)
せた
暁
(
あかつき
)
は
089
再
(
ふたた
)
び
駒
(
こま
)
を
立
(
た
)
て
直
(
なほ
)
し
090
勇気
(
ゆうき
)
を
起
(
おこ
)
して
堂々
(
だうだう
)
と
091
一瀉
(
いつしや
)
千里
(
せんり
)
の
勢
(
いきほ
)
ひで
092
進
(
すす
)
みイルナの
聖城
(
せいじやう
)
へ
093
何
(
なん
)
の
苦
(
く
)
も
無
(
な
)
く
月
(
つき
)
の
空
(
そら
)
094
ハーハーハーハー ハイハイハイ
095
朝日
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
るとも
曇
(
くも
)
るとも
096
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つとも
虧
(
か
)
くるとも
097
照山峠
(
てるやまたうげ
)
はさかしとも
098
いつしか
越
(
こ
)
ゆる
此
(
この
)
旅路
(
たびぢ
)
099
前途
(
ぜんと
)
は
中々
(
なかなか
)
有望
(
いうばう
)
だ
100
勝利
(
しようり
)
の
都
(
みやこ
)
も
近
(
ちか
)
づいて
101
首
(
くび
)
をのばして
待
(
ま
)
つて
居
(
ゐ
)
る
102
黄金
(
わうごん
)
世界
(
せかい
)
の
神司
(
かむつかさ
)
103
黄金姫
(
わうごんひめ
)
や
清照姫
(
きよてるひめ
)
の
104
厳
(
いづ
)
のお
顔
(
かほ
)
を
拝
(
をが
)
むのも
105
次第
(
しだい
)
に
近
(
ちか
)
づき
北光
(
きたてる
)
の
106
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
を
遵奉
(
じゆんぽう
)
し
107
イルナの
城
(
しろ
)
に
蟠
(
わだか
)
まる
108
曲司
(
まがかみ
)
等
(
たち
)
を
悉
(
ことごと
)
く
109
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
に
言向
(
ことむ
)
けて
110
三五教
(
あななひけう
)
の
神力
(
しんりき
)
を
111
宇内
(
うだい
)
に
普
(
あまね
)
く
輝
(
かがや
)
かし
112
誉
(
ほまれ
)
も
高
(
たか
)
き
宣伝使
(
せんでんし
)
113
レーブと
名乗
(
なの
)
つて
月
(
つき
)
の
国
(
くに
)
114
ハイハイハイハイ フサの
国
(
くに
)
115
羅馬
(
ローマ
)
に
希臘
(
ギリシヤ
)
小
(
せう
)
亜細亜
(
アジア
)
116
筑紫
(
つくし
)
の
島
(
しま
)
の
果
(
は
)
てまでも
117
吾
(
わが
)
足跡
(
あしあと
)
を
印
(
いん
)
しつつ
118
仕
(
つか
)
へまつらむ
吾
(
わが
)
思
(
おも
)
ひ
119
叶
(
かな
)
はせ
給
(
たま
)
へ
天津
(
あまつ
)
神
(
かみ
)
120
国津
(
くにつ
)
神
(
かみ
)
等
(
たち
)
八百万
(
やほよろづ
)
121
馬
(
うま
)
諸共
(
もろとも
)
に
真心
(
まごころ
)
を
122
捧
(
ささ
)
げて
祈
(
いの
)
り
奉
(
たてまつ
)
る
123
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
124
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はへましませよ』
125
と
倒徳利
(
こけどつくり
)
のやうにドブドブと
出
(
で
)
まかせの
熱
(
ねつ
)
を
吐
(
は
)
きながら、
126
一行
(
いつかう
)
の
最後
(
さいご
)
について、
127
足許
(
あしもと
)
覚束
(
おぼつか
)
なく
下
(
くだ
)
り
行
(
ゆ
)
く。
128
テームスは
馬
(
うま
)
を
曳
(
ひ
)
きながら
歌
(
うた
)
ひはじめた。
129
テームス
『セーラン
王
(
わう
)
やヤスダラの
130
姫
(
ひめ
)
の
命
(
みこと
)
の
御尾前
(
みをさき
)
を
131
守
(
まも
)
りて
下
(
くだ
)
る
照山
(
てるやま
)
の
132
嶮
(
けは
)
しき
坂
(
さか
)
はハイハイハイ
133
又
(
また
)
とあるまい
難所
(
なんしよ
)
ぞや
134
追々
(
おひおひ
)
坂
(
さか
)
はきつくなり
135
足許
(
あしもと
)
あやしくなつて
来
(
き
)
た
136
雨
(
あめ
)
の
如
(
ごと
)
くに
打出
(
うちいだ
)
し
137
風
(
かぜ
)
に
木
(
こ
)
の
葉
(
は
)
の
散
(
ち
)
る
如
(
ごと
)
く
138
バラバラバツと
追
(
お
)
ひ
散
(
ち
)
らし
139
ハイハイハイハイドウドウドウ
140
畜生
(
ちくしやう
)
気
(
き
)
をつけ
危険
(
あぶない
)
ぞ
141
何
(
なん
)
だえ
泡
(
あわ
)
を
吹
(
ふ
)
きやがつて
142
ハーハーハツハイこれしきの
143
坂
(
さか
)
がそれ
程
(
ほど
)
苦
(
くる
)
しいか
144
とは
云
(
い
)
ふものの
俺
(
おれ
)
だとて
145
矢張
(
やつぱ
)
り
苦
(
くる
)
しうなつて
来
(
き
)
た
146
苦
(
くる
)
しい
時
(
とき
)
の
神頼
(
かみだの
)
み
147
三五教
(
あななひけう
)
の
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
よ
148
何卒
(
なにとぞ
)
宜敷
(
よろしく
)
願
(
ねが
)
ひます
149
人馬
(
じんば
)
諸共
(
もろとも
)
恙
(
つつが
)
なく
150
此
(
この
)
坂道
(
さかみち
)
をハイハイハイ
151
下
(
くだ
)
らせ
給
(
たま
)
へ
惟神
(
かむながら
)
152
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
を
進
(
すす
)
み
往
(
ゆ
)
く
153
此
(
この
)
テームスも
神
(
かみ
)
の
御子
(
みこ
)
154
神
(
かみ
)
の
守
(
まも
)
りのある
上
(
うへ
)
は
155
仮令
(
たとへ
)
曲津
(
まがつ
)
が
襲来
(
しふらい
)
し
156
前後
(
ぜんご
)
左右
(
さいう
)
を
取
(
と
)
り
巻
(
ま
)
いて
157
猛虎
(
まうこ
)
の
勢
(
いきほひ
)
凄
(
すさま
)
じく
158
槍
(
やり
)
のきつ
先
(
さき
)
ハイハイハイ
159
並
(
なら
)
べて
進
(
すす
)
み
来
(
きた
)
るとも
160
如何
(
いか
)
で
恐
(
おそ
)
れむ
益良雄
(
ますらを
)
の
161
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
が
腕
(
うで
)
には
骨
(
ほね
)
がある
162
日本
(
やまと
)
魂
(
だましひ
)
の
生粋
(
きつすゐ
)
と
163
選
(
よ
)
りによつたる
神司
(
かむづかさ
)
164
天下
(
てんか
)
は
如何
(
いか
)
に
広
(
ひろ
)
くとも
165
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
に
敵
(
てき
)
するものあろか
166
坂
(
さか
)
を
登
(
のぼ
)
る
時
(
とき
)
重宝
(
ちようほう
)
な
167
名馬
(
めいば
)
も
困
(
こま
)
る
下
(
くだ
)
り
坂
(
ざか
)
168
足手
(
あして
)
纏
(
まと
)
ひと
知
(
し
)
りながら
169
曳
(
ひ
)
いて
往
(
ゆ
)
かねばハイハイハイ
170
大野
(
おほの
)
ケ
原
(
はら
)
を
渡
(
わた
)
れない
171
右守
(
うもり
)
の
司
(
かみ
)
の
手下
(
てした
)
等
(
ら
)
は
172
神出
(
しんしゆつ
)
鬼没
(
きぼつ
)
ドツコイシヨ
173
木
(
こ
)
の
葉
(
は
)
の
下
(
した
)
に
隠
(
かく
)
れ
居
(
ゐ
)
て
174
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
一行
(
いつかう
)
を
散々
(
さんざん
)
に
175
艱
(
なや
)
ませくれむとハイハイハイ
176
固唾
(
かたづ
)
をのんで
待
(
ま
)
つぢやらう
177
仮令
(
たとへ
)
数万
(
すまん
)
の
敵軍
(
てきぐん
)
が
178
押
(
お
)
し
寄
(
よ
)
せ
来
(
く
)
る
事
(
こと
)
あるとても
179
三五教
(
あななひけう
)
にて
学
(
まな
)
びたる
180
善言
(
ぜんげん
)
美詞
(
びし
)
の
言霊
(
ことたま
)
を
181
ハイハイハイハイブウブウブウ
182
エヽこん
畜生
(
ちくしやう
)
臭
(
くさ
)
いわい
183
後
(
あと
)
から
風
(
かぜ
)
の
吹
(
ふ
)
く
時
(
とき
)
に
184
さうやられては
耐
(
たま
)
らない
185
些
(
ちつと
)
は
行儀
(
ぎやうぎ
)
を
知
(
し
)
るがよい
186
セーラン
王
(
わう
)
のお
供
(
とも
)
だぞ
187
無礼
(
ぶれい
)
極
(
きは
)
まる
畜生
(
ちくしやう
)
だな
188
ハーハーハーハイ アイタツタ
189
高
(
たか
)
い
岩根
(
いはね
)
に
躓
(
つまづ
)
いた
190
皆
(
みな
)
さま
用心
(
ようじん
)
なされませ
191
其処
(
そこ
)
らあたりに
転倒
(
こけ
)
て
居
(
ゐ
)
る
192
石
(
いし
)
の
車
(
くるま
)
に
乗
(
の
)
つたなら
193
馬
(
うま
)
諸共
(
もろとも
)
に
千仭
(
せんじん
)
の
194
谷間
(
たにま
)
に
忽
(
たちま
)
ち
顛落
(
てんらく
)
し
195
再
(
ふたた
)
び
此
(
この
)
世
(
よ
)
の
明
(
あか
)
りをば
196
見
(
み
)
られぬやうになりますぞ
197
ハーハーハーハイ ドウドウドウ
198
お
蔭
(
かげ
)
で
難関
(
なんくわん
)
踏
(
ふ
)
み
越
(
こ
)
えた
199
馬
(
うま
)
の
畜生
(
ちくしやう
)
喜
(
よろこ
)
べよ
200
これから
先
(
さき
)
は
歩
(
ある
)
きよい
201
俺
(
おれ
)
も
面白
(
おもしろ
)
なつて
来
(
き
)
た
202
人
(
ひと
)
の
一生
(
いつしやう
)
と
云
(
い
)
ふものは
203
恰度
(
ちやうど
)
此
(
この
)
山
(
やま
)
渡
(
わた
)
るよな
204
ハイハイハイハイものだらう
205
一寸
(
ちよつと
)
目放
(
めばな
)
ししたときは
206
ハイハイ
忽
(
たちま
)
ち
失脚
(
しつきやく
)
し
207
世
(
よ
)
の
落人
(
おちびと
)
となり
果
(
は
)
てて
208
世界
(
せかい
)
の
奴
(
やつ
)
に
卑
(
さ
)
げしまれ
209
ハーハーハイハイ
牛馬
(
うしうま
)
に
210
踏
(
ふ
)
まれにやならぬやうになる
211
さはさりながら
人間
(
にんげん
)
が
212
何程
(
なにほど
)
あせつて
見
(
み
)
たとこで
213
其
(
その
)
力
(
ちから
)
には
限
(
かぎ
)
りある
214
無限
(
むげん
)
の
神力
(
しんりき
)
備
(
そな
)
へたる
215
ハイハイハイハイドウドウドウ
216
尊
(
たふと
)
き
清
(
きよ
)
き
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
の
217
摂理
(
せつり
)
のもとに
任
(
まか
)
すより
218
仕様
(
しやう
)
模様
(
もやう
)
も
無
(
な
)
いものぞ
219
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
220
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はへましまして
221
神
(
かみ
)
に
従
(
したが
)
ふ
吾々
(
われわれ
)
を
222
厚
(
あつ
)
く
守
(
まも
)
りてハイハイハイ
223
イルナの
都
(
みやこ
)
へ
恙
(
つつが
)
なく
224
進
(
すす
)
ませ
給
(
たま
)
へと
願
(
ね
)
ぎまつる
225
ドツコイドツコイ ドツコイシヨ
226
道
(
みち
)
も
段々
(
だんだん
)
広
(
ひろ
)
くなり
227
小石
(
こいし
)
も
少
(
すくな
)
うなつて
来
(
き
)
た
228
七転
(
ななころび
)
八起
(
やおき
)
の
苦
(
くる
)
しみも
229
漸
(
やうや
)
く
越
(
こ
)
えた
下
(
くだ
)
り
坂
(
ざか
)
230
右守
(
うもり
)
の
司
(
かみ
)
の
醜霊
(
しこだま
)
を
231
直日
(
なほひ
)
の
霊
(
みたま
)
に
言向
(
ことむ
)
けて
232
勝鬨
(
かちどき
)
挙
(
あ
)
ぐるも
目
(
ま
)
のあたり
233
あゝ
勇
(
いさ
)
ましし
勇
(
いさ
)
ましし』
234
と
歌
(
うた
)
ひつつ
漸
(
やうや
)
くにして
一行
(
いつかう
)
は
峠
(
たうげ
)
の
麓
(
ふもと
)
に
下
(
くだ
)
りついた。
235
谷
(
たに
)
を
流
(
なが
)
るる
清水
(
しみづ
)
に
喉
(
のど
)
の
乾
(
かわ
)
きをいやし、
236
暫
(
しば
)
し
休憩
(
きうけい
)
の
上
(
うへ
)
再
(
ふたた
)
び
馬上
(
ばじやう
)
の
人
(
ひと
)
となり、
237
一同
(
いちどう
)
轡
(
くつわ
)
をならべて
鈴
(
すず
)
の
音
(
ね
)
も
勇
(
いさ
)
ましく、
238
木枯
(
こがらし
)
荒
(
すさ
)
ぶ
大野原
(
おほのはら
)
、
239
暴虎
(
ぼうこ
)
馮河
(
ひようが
)
の
勢
(
いきほひ
)
にて、
240
都
(
みやこ
)
をさして
駆
(
か
)
けりゆく。
241
(
大正一一・一一・一四
旧九・二六
加藤明子
録)
Δこのページの一番上に戻るΔ
<<< 山嵐
(B)
(N)
恋の罠 >>>
霊界物語
>
第42巻
> 第1篇 波瀾重畳 > 第4章 下り坂
Tweet
目で読むのに疲れたら耳で聴こう!霊界物語の朗読ユーチューブ
オニド関連サイト
最新更新情報
10/22
【霊界物語ネット】
『
王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)
』をテキスト化しました。
9/18
【
飯塚弘明.com
】
飯塚弘明著『
PTC2 出口王仁三郎の霊界物語で透見する世界現象 T之巻
』発刊!
5/8
【霊界物語ネット】
霊界物語ネットに出口王仁三郎の
第六歌集『霧の海』
を掲載しました。
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【
メールアドレス
】
【04 下り坂|第42巻(巳の巻)|霊界物語/rm4204】
合言葉「みろく」を入力して下さい→