霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第三章 瑞祥(ずゐしやう)〔一五二八〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第60巻 真善美愛 亥の巻 篇:第1篇 天仁和楽 よみ(新仮名遣い):てんじんわらく
章:第3章 瑞祥 よみ(新仮名遣い):ずいしょう 通し章番号:1528
口述日:1923(大正12)年04月05日(旧02月20日) 口述場所:皆生温泉 浜屋 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年8月12日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
アヅモス山は三五教の尊い神を祭り、須弥仙山と称えられた。里人は心を清浄潔白にし霊耳を開き、天人の舞い遊ぶ声を聞いた。真善美愛の神心はいよいよここに顕現し、玉国別の神徳を仰がない者はなかった。
綾の高天原を後にして、神洲最初の鎮台と言い伝えられる大山を眺めながら、遠つ世の生物語を述べて行く。時しも聖地より、二代澄子と仁斎氏がはるばるやってきて、浜屋の二階に対座して役員信徒もろともに誠を語り合っためでたさよ。
加藤明子の書き写す万年筆も健やかに、千秋万歳誌しおく。
付記:本日は暴風雨烈しく怒涛の声に妨げられ是にて口述を中止した。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm6003
愛善世界社版:36頁 八幡書店版:第10輯 610頁 修補版: 校定版:38頁 普及版:60頁 初版: ページ備考:
001三千(さんぜん)世界(せかい)(うめ)(はな)
002(はちす)(はな)一時(いちどき)
003(ひら)いて(かを)()となりぬ
004(いづ)(みたま)大御神(おほみかみ)
005(みづ)(みたま)大御神(おほみかみ)
006須弥仙(しゆみせん)(ざん)(いただき)
007(あら)はれまして大宇宙(だいうちう)
008一切(いつさい)万事(ばんじ)()べたまふ
009マイトレーヤ(弥勒)の()となりぬ
010(そもそも)須弥(しゆみ)(いただき)
011梵語(ぼんご)のメールクータなり
012妙高山(めうかうざん)翻訳(ほんやく)
013(また)もスメールと(とな)ふなり
014(その)東方(とうはう)黄金(わうごん)
015(たから)(ぞう)南方(なんぱう)
016玻璃(はり)西方(せいはう)瑞御霊(みづみたま)
017白銀(はくぎん)宝珠(ほつしゆ)所成(しよじやう)せり
018北方(ほくぽう)瑪瑙(めなう)(たから)()
019連山(れんざん)群峰(ぐんぽう)(あつ)しつつ
020大海中(おほわだなか)突出(とつしゆつ)
021(くも)()()(その)(たか)
022三百(さんびやく)三十六(さんじふろく)()あり
023天地(てんち)(つく)りたまひたる
024元津柱(もとつはしら)大神(おほかみ)
025常磐(ときは)堅磐(かきは)御住所(みあらか)
026(てん)(ひと)(とも)尊敬(そんけい)
027安明(あんめい)妙光(めうくわう)金剛山(こんがうざん)
028好光山(かうくわうざん)(とな)へらる
029(これ)をば翻訳(ほんやく)する(とき)
030霊山(れいざん)会場(ゑぢやう)蓮華台(れんげだい)
031(きよ)丘陵(きうりよう)意味(いみ)となる
032アヅモス(さん)三五(あななひ)
033(たふと)(かみ)(まつ)りてゆ
034須弥仙(しゆみせん)(ざん)(とな)へられ
035(もも)(かみ)(たち)(いさ)みたち
036(つど)ひたまへる霊場(れいぢやう)
037(さだ)まりたるぞ(たふと)けれ
038(かみ)(めぐみ)(よく)したる
039(この)里人(さとびと)村肝(むらきも)
040(こころ)清浄(しやうじやう)潔白(けつぱく)
041(にご)(けが)れの(あと)もなく
042霊耳(れいじ)(ひら)きて天人(てんにん)
043(あら)はれ(きた)(まひ)(あそ)
044三千(さんぜん)世界(せかい)(こゑ)()
045象馬(ざうめ)牛車(ぎうしや)鐘鈴(しようれい)
046微妙(びめう)(がく)(みみ)()ませ
047琴瑟(きんしつ)簫笛(せうてき)(いさ)ましく
048(きよ)(すず)しき(うた)(こゑ)
049百人(ももひと)(たち)歓声(くわんせい)
050天地(てんち)()るぐ(ばか)りなり
051数多(あまた)のエンゼル(くだ)()
052(がく)をば(そう)玄妙(げんめう)
053唱歌(しやうか)(こゑ)()(わた)
054老若(らうにやく)男女(なんによ)()ふも(さら)
055海川(うみかは)山野(やまぬ)谷々(たにだに)
056(そら)(かけ)りゆく祥鳥(しやうてう)
057迦陵(かりよう)頻伽(びんが)鳳凰(ほうわう)孔雀(くじやく)
058(つる)(わし)(たか)(うぐひす)
059(その)啼声(なきごゑ)天地(あめつち)
060親和(しんわ)(きた)天国(てんごく)
061地上(ちじやう)()てし(ごと)くなり
062地獄(ぢごく)(おこ)大苦悶(だいくもん)
063阿鼻(あび)叫喚(けうくわん)(こゑ)もなく
064餓鬼(がき)飢渇(きかつ)(さけ)びなく
065飲食(おんじき)(もと)むる(こゑ)もせず
066(まが)阿修羅(あしゆら)大海(だいかい)
067(ほとり)()みて(おのづか)
068(ささや)(のろ)(かげ)()
069(みな)一切(いつさい)(かみ)(のり)
070(よろこ)(いさ)みて聴聞(ちやうもん)
071(ひと)(けもの)(わか)ちなく
072(よろこ)(いさ)むぞ(たふと)けれ。
073あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
074真善(しんぜん)美愛(びあい)神心(かみごころ)
075(いよいよ)(ここ)顕現(けんげん)
076天地(てんち)(とどろ)音彦(おとひこ)
077玉国別(たまくにわけ)神徳(しんとく)
078三千(さんぜん)世界(せかい)天使(エンゼル)ぞと
079(あふ)がぬ(もの)こそなかりけり
080朝日(あさひ)()るとも(くも)るとも
081(つき)()つとも()くるとも
082清浄(しやうじやう)無垢(むく)御霊(みたま)をば
083(てら)して(わた)()(なか)
084如何(いか)でか(まが)(おそ)はむや
085アヅモス(さん)聖場(せいぢやう)
086須弥仙(しゆみせん)(ざん)光景(くわうけい)
087完全(うまら)委曲(つばら)現出(げんしゆつ)
088三千(さんぜん)世界(せかい)(しづ)めぞと
089八千万(はちせんまん)(ごふ)(すゑ)(まで)
090()(かがや)くぞ目出度(めでた)けれ
091あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
092(かみ)御言(みこと)(かうむ)りて
093須弥仙(しゆみせん)(ざん)(たと)ふべき
094蓮華台(れんげだい)(じやう)存在地(そんざいち)
095(あや)聖地(せいち)(あと)にして
096神洲(しんしう)最初(さいしよ)鎮台(ちんだい)
097()(つた)へたる大山(だいせん)
098(すく)ひの(ふね)()りながら
099(なが)めて(ここ)(とほ)()
100生物語(いくものがたり)()べて()く。
101(とき)しもあれや聖地(せいち)より
102(この)()(どろ)(きよ)むてふ
103二代(にだい)澄子(すみこ)仁斎(じんさい)()
104木花姫(このはなひめ)()再来(さいらい)
105御霊(みたま)(まも)(にく)(みや)
106千代(ちよ)(かた)めの経綸(けいりん)
107遙々(はるばる)(きた)松林(まつばやし)
108(なか)()ちたる温泉場(をんせんば)
109浜屋(はまや)二階(にかい)対坐(たいざ)して
110役員(やくゐん)信徒(しんと)諸々(もろもろ)
111三月(さんぐわつ)三日(みつか)瑞御霊(みづみたま)
112五月(ごぐわつ)五日(いつか)厳御霊(いづみたま)
113三五(さんご)(つき)(ひかり)をば
114いと円満(ゑんまん)(てら)さむと
115(たがひ)(まこと)(かた)()
116(ちか)ひを()てし目出度(めでた)さよ
117堅磐(かきは)常磐(ときは)(いや)加藤(かとう)
118いや(あき)らけく日月(じつげつ)
119(めぐみ)(いは)(かみ)(ふみ)
120(うつ)すも(たふと)加藤(かとう)明子(はるこ)
121(まつ)千年(ちとせ)はまだ(おろ)
122万年筆(まんねんひつ)(すこや)かに
123紫檀(したん)(つくゑ)()()かひ
124千秋(せんしう)万歳(ばんざい)(しる)()
125あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
126(かみ)(めぐみ)(たふと)さよ。
127朝日(あさひ)()るとも(くも)るとも
128(つき)()つとも()くるとも
129仮令(たとへ)大地(だいち)(しづ)むとも
130(ほし)(そら)より()つるとも
131日本海(につぽんかい)()るるとも
132(かみ)(つた)へし(この)聖書(せいしよ)
133千代(ちよ)八千代(やちよ)(うご)かまじ
134(いづ)御霊(みたま)命令(みこと)もて
135(そら)()(わた)方舟(はこぶね)
136心臓(ハート)(つづみ)()たせつつ
137科戸(しなど)(かみ)水分(みくまり)
138(かみ)(すさみ)のダンスをば
139面白(おもしろ)(うれ)しく(なが)めつつ
140(こころ)(きよ)(たひら)けく
141(かみ)のまにまに(すす)()く。
142
143スメールの(やま)(ふもと)二柱(ふたはしら)
144(なら)びて()をば(ひら)今日(けふ)かな。
145()(ひと)(みな)()かすてふ温泉場(をんせんば)
146(すく)ひの(ふね)(さをさ)(すす)む。
147天地(あめつち)真純(ますみ)(ひこ)物語(ものがた)
148(この)()澄子(すみこ)(つかさ)(きた)れる。
149マイトレーヤ御代(みよ)(はや)かれと松村(まつむら)松村真澄
150真澄(ますみ)(ひこ)()(さか)えつつ。
151ミロクの()一日(ひとひ)(はや)北村(きたむら)北村隆光
152月日(つきひ)(たか)(ひかり)()ちつつ。
153いとた()(ふぢ)御山(みやま)神霊(かむみたま)加藤明子
154(あか)したまひぬ常闇(とこやみ)()を。
155()(すく)(かみ)出口(でぐち)瑞月(ずゐげつ)出口瑞月
156真純(ますみ)(そら)(かがや)(わた)る。
157マハースターマブラーブタ(大勢至)マンヂュシュリ(文珠師利)
158アバローキテーシュヷラ(観世音)(たふと)き。
159スーラヤ(日天子)やチャンドラデーワブトラ(月天子)やサマンタガン
160(まも)らせ(たま)(みづ)御霊(みたま)を。
161ダルタラーストラ・マハーラーヂャ(東方持国天王)ヸルーダカ(南方増長天王)
162ヸルーバークサ(西方広目天王)ヷイスラワナ(北方多聞天王)
163 (まも)らせ(たま)へこれの(をしへ)を。
164大正一二・四・五 旧二・二〇 於皆生温泉浜屋 加藤明子録)
 
165附記(ふき)
166 本日(ほんじつ)暴風雨(ばうふうう)(はげ)しく怒濤(どたう)(こゑ)(さまた)げられ(これ)にて口述(こうじゆつ)中止(ちうし)せり。
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