霊界物語.ネット
~出口王仁三郎 大図書館~
目 次
設 定
閉じる
×
霊界物語
三鏡
大本神諭
伊都能売神諭
出口王仁三郎全集
出口王仁三郎著作集
王仁文庫
惟神の道
幼ながたり
開祖伝
聖師伝
霧の海(第六歌集)
大本七十年史
大本史料集成
神霊界
新聞記事
新月の光
その他
王仁文献考証
検索は「
王仁DB
」で
←
戻る
霊界物語
霊主体従
第1巻(子の巻)
第2巻(丑の巻)
第3巻(寅の巻)
第4巻(卯の巻)
第5巻(辰の巻)
第6巻(巳の巻)
第7巻(午の巻)
第8巻(未の巻)
第9巻(申の巻)
第10巻(酉の巻)
第11巻(戌の巻)
第12巻(亥の巻)
如意宝珠
第13巻(子の巻)
第14巻(丑の巻)
第15巻(寅の巻)
第16巻(卯の巻)
第17巻(辰の巻)
第18巻(巳の巻)
第19巻(午の巻)
第20巻(未の巻)
第21巻(申の巻)
第22巻(酉の巻)
第23巻(戌の巻)
第24巻(亥の巻)
海洋万里
第25巻(子の巻)
第26巻(丑の巻)
第27巻(寅の巻)
第28巻(卯の巻)
第29巻(辰の巻)
第30巻(巳の巻)
第31巻(午の巻)
第32巻(未の巻)
第33巻(申の巻)
第34巻(酉の巻)
第35巻(戌の巻)
第36巻(亥の巻)
舎身活躍
第37巻(子の巻)
第38巻(丑の巻)
第39巻(寅の巻)
第40巻(卯の巻)
第41巻(辰の巻)
第42巻(巳の巻)
第43巻(午の巻)
第44巻(未の巻)
第45巻(申の巻)
第46巻(酉の巻)
第47巻(戌の巻)
第48巻(亥の巻)
真善美愛
第49巻(子の巻)
第50巻(丑の巻)
第51巻(寅の巻)
第52巻(卯の巻)
第53巻(辰の巻)
第54巻(巳の巻)
第55巻(午の巻)
第56巻(未の巻)
第57巻(申の巻)
第58巻(酉の巻)
第59巻(戌の巻)
第60巻(亥の巻)
山河草木
第61巻(子の巻)
第62巻(丑の巻)
第63巻(寅の巻)
第64巻(卯の巻)上
第64巻(卯の巻)下
第65巻(辰の巻)
第66巻(巳の巻)
第67巻(午の巻)
第68巻(未の巻)
第69巻(申の巻)
第70巻(酉の巻)
第71巻(戌の巻)
第72巻(亥の巻)
特別編 入蒙記
天祥地瑞
第73巻(子の巻)
第74巻(丑の巻)
第75巻(寅の巻)
第76巻(卯の巻)
第77巻(辰の巻)
第78巻(巳の巻)
第79巻(午の巻)
第80巻(未の巻)
第81巻(申の巻)
←
戻る
第60巻(亥の巻)
序文
総説
第1篇 天仁和楽
01 清浄車
〔1526〕
02 神森
〔1527〕
03 瑞祥
〔1528〕
04 木遣
〔1529〕
05 鎮祭
〔1530〕
06 満悦
〔1531〕
第2篇 東山霊地
07 方便
〔1532〕
08 土蜘蛛
〔1533〕
09 夜光玉
〔1534〕
10 玉国
〔1535〕
11 法螺貝
〔1536〕
第3篇 神の栄光
12 三美歌(その一)
〔1537〕
13 三美歌(その二)
〔1538〕
第4篇 善言美詞
14 神言
〔1539〕
15 祝詞
〔1540〕
16 祈言
〔1541〕
17 崇詞
〔1542〕
18 復祭
〔1543〕
19 復活
〔1544〕
第5篇 金言玉辞
20 三五神諭(その一)
〔1545〕
21 三五神諭(その二)
〔1546〕
22 三五神諭(その三)
〔1547〕
23 三五神諭(その四)
〔1548〕
24 三五神諭(その五)
〔1549〕
25 三五神諭(その六)
〔1550〕
余白歌
このサイトは『霊界物語』を始めとする出口王仁三郎等の著書を無料で公開しています。
(注・出口王仁三郎の全ての著述を収録しているわけではありません。未収録のものも沢山あります)
閉じる
×
この文献を王仁DBで開く
印刷用画面を開く
[?]
プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。
[×閉じる]
話者名の追加表示
[?]
セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。
[×閉じる]
追加表示する
追加表示しない
【標準】
表示できる章
テキストのタイプ
[?]
ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。
[×閉じる]
通常のテキスト
【標準】
コピー用のテキスト
その他の設定項目を表示する
ここから下を閉じる
文字サイズ
S
【標準】
M
L
フォント
フォント1
【標準】
フォント2
ルビの表示
通常表示
【標準】
括弧の中に表示
表示しない
古いブラウザでうまく表示されない時はこの設定を試してみて下さい
アンカーの表示
[?]
本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。
[×閉じる]
左側にだけ表示する
【標準】
表示しない
全てのアンカーを表示
宣伝歌
[?]
宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。
[×閉じる]
一段組
【標準】
二段組
脚注
[?]
[※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
全ての脚注を開く
全ての脚注を閉じる(マーク表示)
【標準】
脚注マークを表示しない
文字の色
背景の色
ルビの色
傍点の色
[?]
底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。
[×閉じる]
外字1の色
[?]
この設定は現在使われておりません。
[×閉じる]
外字2の色
[?]
文字がフォントに存在せず、画像を使っている場合がありますが、その画像の周囲の色を変えます。
[×閉じる]
→
表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
【新着情報】
サブスクのお知らせ
霊界物語
>
第60巻
> 第4篇 善言美詞 > 第19章 復活
<<< 復祭
(B)
(N)
三五神諭(その一) >>>
マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。
【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034 アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。
第一九章
復活
(
ふくくわつ
)
〔一五四四〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第60巻 真善美愛 亥の巻
篇:
第4篇 善言美詞
よみ(新仮名遣い):
ぜんげんびし
章:
第19章 復活
よみ(新仮名遣い):
ふっかつ
通し章番号:
1544
口述日:
口述場所:
筆録者:
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1925(大正14)年8月12日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
[×閉じる]
:
帰幽奏上
墓地地鎮祭
招魂祭祝詞
諡号告文
霊魂安定詞
発葬祝詞
埋葬祭
家祭式祓戸祝詞
十日及び四十日祭また年祭奏上
五十日合祀奏上
五十日合祀祭文
十日祭および百日祭までの祭文
一年祭以上の年祭文
臨時祖霊拝詞
建碑除幕式祝詞
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm6019
愛善世界社版:
258頁
八幡書店版:
第10輯 683頁
修補版:
校定版:
273頁
普及版:
初版:
ページ備考:
派生
[?]
この文献を底本として書かれたと思われる文献です。
[×閉じる]
:
出口王仁三郎著作集 > 第一巻「神と人間」 > 『霊界物語』 抄 > 善言美詞
001
帰幽
(
きいう
)
奏上
(
そうじやう
)
002
此
(
これ
)
の
霊舎
(
みたまや
)
に
斎
(
いつき
)
奉
(
まつ
)
る。
003
○○の
家
(
いへ
)
の
遠津
(
とほつ
)
御祖
(
みおや
)
世々
(
よよ
)
の
祖
(
おや
)
等
(
たち
)
、
004
親族
(
うから
)
、
005
家族
(
やから
)
の
神霊
(
みたま
)
の
御前
(
みまへ
)
に、
006
慎
(
つつし
)
みて
白
(
まを
)
さく、
007
今日
(
けふ
)
はしも、
008
此家
(
これのいへ
)
の○○○○
伊
(
い
)
、
009
幽冥
(
かくりよ
)
に
帰
(
かへ
)
りぬるが
故
(
ゆゑ
)
に、
010
其
(
その
)
由
(
よし
)
奉告
(
つげまつ
)
るとして、
011
御前
(
みまへ
)
には
種々
(
くさぐさ
)
の
物
(
もの
)
を
置供
(
おきそな
)
へて、
012
奉
(
たてまつ
)
る
状
(
さま
)
を
聞食
(
きこしめ
)
し
相諾
(
あひうづな
)
ひ
給
(
たま
)
へと、
013
恐
(
かしこ
)
み
恐
(
かしこ
)
みも
白
(
まを
)
す。
014
墓地
(
ぼち
)
地鎮祭
(
ぢちんさい
)
015
掛巻
(
かけまく
)
も
畏
(
かしこ
)
き
三五皇
(
おほもとすめ
)
大御神
(
おほみかみ
)
、
016
辞別
(
ことわ
)
けて
此
(
この
)
所
(
ところ
)
を
宇斯波岐
(
うしはぎ
)
坐
(
ま
)
す、
017
産土
(
うぶすなの
)
大神
(
おほかみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に、
018
斎主
(
いつきぬし
)
○○○○、
019
慎
(
つつし
)
み
敬
(
ゐやま
)
ひも
白
(
まを
)
さく、
020
此
(
この
)
処
(
ところ
)
をば
何某
(
なにがし
)
が
奥都城
(
おくつき
)
所
(
どころ
)
として、
021
新
(
あらた
)
に
荒草
(
あらくさ
)
苅外
(
かりそ
)
け、
022
下津
(
したつ
)
岩根
(
いはね
)
に
蔵
(
かく
)
し
治
(
をさ
)
むる
事
(
こと
)
を、
023
平
(
たひら
)
けく
安
(
やす
)
らけく
聞食
(
きこしめ
)
して、
024
鳥
(
とり
)
獣
(
けもの
)
、
025
昆虫
(
はふむし
)
の
害
(
わざはひ
)
無
(
な
)
く、
026
大地
(
おほとこ
)
の
弥
(
いや
)
遠永
(
とことは
)
に
守
(
まもり
)
幸
(
さきは
)
へ
給
(
たま
)
へと、
027
請祈
(
こひのみ
)
白
(
まを
)
す
事
(
こと
)
の
状
(
さま
)
を
聞食
(
きこしめ
)
せと、
028
畏
(
かしこ
)
み
畏
(
かしこ
)
みも
白
(
まを
)
す。
029
招魂祭
(
せうこんさい
)
祝詞
(
のりと
)
030
阿波礼
(
あはれ
)
、
031
○○○
命也
(
みことや
)
、
032
今
(
いま
)
如此
(
かく
)
身退
(
みまか
)
り
座
(
ま
)
さむとは、
033
木綿垂
(
ゆふしで
)
の
懸
(
かけ
)
ても
思
(
おも
)
はず、
034
真栄木
(
まさかき
)
の
常磐
(
ときは
)
に
堅磐
(
かきは
)
に
座
(
ま
)
さむ
事
(
こと
)
をのみ
思
(
おもひ
)
頼
(
たの
)
めりし、
035
親族
(
うから
)
、
036
家族
(
やから
)
の
心
(
こころ
)
には、
037
追及
(
おひしき
)
て
帰
(
かへ
)
すべき
術
(
すべ
)
の
有
(
あ
)
らむには、
038
留
(
とど
)
め
奉
(
まつ
)
らまく
思
(
おも
)
ひ、
039
活
(
いか
)
すべき
方
(
すべ
)
の
有
(
あ
)
らむには、
040
身
(
み
)
にも
替
(
かへ
)
まく
欲須礼
(
ほりすれ
)
ども、
041
素
(
もと
)
より
幽世
(
かくりよ
)
の
契
(
ちぎり
)
有
(
あ
)
る
事
(
こと
)
にして、
042
人
(
ひと
)
の
力
(
ちから
)
に
任
(
まか
)
せ
得
(
え
)
ぬ
事
(
こと
)
にし
有
(
あ
)
れば、
043
今
(
いま
)
は
唯
(
ただ
)
後
(
のち
)
の
御祭
(
みまつり
)
美
(
うるは
)
しく
仕
(
つかへ
)
奉
(
まつ
)
りて、
044
御霊
(
みたま
)
を
慰
(
なぐさ
)
め
奉
(
まつ
)
らむ
外
(
ほか
)
は
不有
(
あらじ
)
と。
045
汝
(
なが
)
命
(
みこと
)
の
霊璽
(
みたましろ
)
を
造
(
つく
)
り
備
(
そな
)
へて
046
謹
(
つつし
)
み
敬
(
ゐやま
)
ひ
招
(
を
)
ぎ
奉
(
まつ
)
り、
047
斎
(
いは
)
ひ
奉
(
まつ
)
る
任
(
まま
)
に、
048
速
(
すみやか
)
に
移
(
うつ
)
り
来
(
き
)
まして
奠
(
たてまつ
)
る
御饌
(
みけ
)
、
049
御酒
(
みき
)
、
050
種々
(
くさぐさ
)
の
物
(
もの
)
を
平
(
たひら
)
けく
聞食
(
きこしめし
)
て、
051
家
(
いへ
)
の
鎮
(
しづ
)
め、
052
子孫
(
うみのこ
)
の
守護神
(
まもりがみ
)
と、
053
遠永
(
とこしへ
)
に
鎮
(
しづま
)
り
給
(
たま
)
ひ、
054
大本皇
(
おほもとすめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
広
(
ひろ
)
き、
055
厚
(
あつ
)
き
御恵
(
みめぐみ
)
の
蔭
(
かげ
)
に
隠
(
かく
)
ろひ、
056
弥広
(
いやひろ
)
に
広所
(
ひろど
)
を
得給
(
えたま
)
ひ、
057
弥高
(
いやたか
)
に
高
(
たか
)
き
位
(
くらゐ
)
に
進
(
すす
)
み
給
(
たま
)
ひて、
058
平穏
(
おだひ
)
に
鎮
(
しづ
)
まり
坐
(
ま
)
せと
白
(
まを
)
す。
059
謚号
(
おくりな
)
告文
(
こくぶん
)
060
阿波礼
(
あはれ
)
、
061
(
官位
(
くわんゐ
)
俗名
(
ぞくみやう
)
)
之神霊
(
のみたま
)
の
御前
(
みまへ
)
に、
062
慎
(
つつし
)
み
敬
(
ゐやま
)
ひ
白
(
まを
)
さく、
063
此
(
この
)
月
(
つき
)
何日
(
なんにち
)
を
現世
(
うつしよ
)
の
限
(
かぎ
)
りと
身退
(
みまか
)
りまして、
064
幽冥
(
かくりよ
)
の
神
(
かみ
)
の
列
(
つら
)
に
入
(
い
)
り
坐
(
ま
)
しぬれば、
065
今
(
いま
)
よりは、
066
贈
(
ぞう
)
修斎
(
しうさい
)
○
等
(
とう
)
何々
(
なになにの
)
命
(
みこと
)
と
御名
(
みな
)
を
称
(
たた
)
へ
奉
(
まつ
)
らむことを
平
(
たひら
)
けく、
067
安
(
やす
)
らけく
聞食
(
きこしめ
)
し
相諾
(
あひうづな
)
ひ
給
(
たま
)
へと
白
(
まを
)
す。
068
霊魂
(
みたま
)
安定
(
しづめの
)
詞
(
ことば
)
069
天晴礼
(
あはれ
)
○○
命
(
のみこと
)
、
070
故
(
もとの
)
○○
毘古
(
びこ
)
の
神霊
(
みたま
)
也
(
や
)
、
071
今
(
いま
)
告申事
(
つげまをすこと
)
を、
0711
美
(
うま
)
らに
聞食
(
きこしめ
)
せ。
072
生
(
いけ
)
る
人
(
ひと
)
の
死
(
まか
)
る
事
(
こと
)
は、
073
現身
(
うつそみ
)
の
慣
(
ならひ
)
と
得免
(
えまぬが
)
れぬ
事
(
こと
)
にして、
074
幽冥
(
かくりよ
)
に
入
(
い
)
りては、
075
現世
(
うつしよ
)
の
人
(
ひと
)
として
其
(
その
)
形
(
かたち
)
を
見
(
み
)
るべき
術
(
すべ
)
なく、
076
其
(
その
)
言葉
(
ことば
)
を
聞
(
き
)
くべき
由
(
よし
)
も
無
(
な
)
きが
故
(
ゆゑ
)
に、
077
憂
(
うれ
)
ひ
悲
(
かなし
)
まむは
人
(
ひと
)
の
真心
(
まごころ
)
には
在
(
あ
)
れども、
078
遂
(
つひ
)
に
往
(
ゆ
)
く
此
(
この
)
一道
(
ひとみち
)
の
別
(
わかれ
)
は、
0781
人
(
ひと
)
の
力
(
ちから
)
以
(
も
)
て
留
(
とど
)
め
安敞
(
あへ
)
ず、
079
又
(
また
)
現身
(
うつそみ
)
古曾
(
こそ
)
身退
(
みまか
)
りては
土
(
つち
)
に
帰
(
かへ
)
れ
霊魂
(
みたま
)
は
常久
(
とこしへ
)
に
消
(
きゆ
)
る
事
(
こと
)
無
(
な
)
く、
080
神
(
かみ
)
と
為
(
な
)
る
物
(
もの
)
にし
有
(
あ
)
れば、
081
今
(
いま
)
は
唯
(
ただ
)
神霊
(
みたま
)
の
御為
(
みため
)
に、
082
善
(
よ
)
き
事
(
こと
)
を
議
(
はか
)
り
為
(
なし
)
て、
083
只管
(
ひたすら
)
に
大神
(
おほかみ
)
に
乞祈
(
こひのみ
)
奉
(
まつ
)
るべき
事
(
こと
)
になも
在
(
あ
)
る。
084
抑
(
そ
)
も
人
(
ひと
)
の
生死
(
いきしに
)
は
父母
(
ちちはは
)
の
心
(
こころ
)
にも
任
(
まか
)
せ
得
(
え
)
ず、
085
妻子
(
つまこ
)
の
力
(
ちから
)
にも
留
(
とど
)
め
敢
(
あへ
)
ず、
086
総
(
すべ
)
て
幽冥
(
かくりよ
)
の
契
(
ちぎり
)
有
(
あ
)
る
事
(
こと
)
にし
在
(
あ
)
れば、
087
現身
(
うつそみ
)
の
人
(
ひと
)
と
有
(
あり
)
ては、
088
皇神
(
すめかみ
)
等
(
たち
)
の
恩頼
(
みたまのふゆ
)
を
乞祈
(
こひのみ
)
奉
(
まつ
)
りて、
089
人
(
ひと
)
と
在
(
あ
)
るべき
大道
(
おほみち
)
の
任々
(
まにまに
)
恪
(
いそし
)
み
勤
(
つと
)
めて、
090
死
(
まか
)
りては
幽冥
(
かくりよ
)
の
掟
(
おきて
)
に
服
(
まつ
)
ろひ
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
らむと、
091
真木柱
(
まきばしら
)
太
(
いみじ
)
き
心
(
こころ
)
を
築固
(
つきかた
)
め、
092
栲縄
(
たくなは
)
の
一筋
(
ひとすぢ
)
に
思
(
おも
)
ひ
定
(
さだ
)
めて、
093
人
(
ひと
)
は
如何
(
いか
)
に
毀誉
(
そしりほ
)
むとも
拘
(
かかづら
)
ふ
事
(
こと
)
なく、
094
唯
(
ただ
)
神
(
かみ
)
の
御照覧
(
みそなは
)
し
給
(
たま
)
ふ
所
(
ところ
)
を
愧
(
はぢ
)
畏
(
かしこ
)
み、
095
辛苦
(
たしなみ
)
に
罹
(
かか
)
る
事
(
こと
)
有
(
あ
)
るとも
思
(
おも
)
ひ
惑
(
まど
)
ふ
事
(
こと
)
なく、
096
愈々
(
いよいよ
)
益々
(
ますます
)
利心
(
とごころ
)
を
起
(
おこ
)
して
097
賦
(
さづ
)
け
給
(
たま
)
へる
霊魂
(
みたま
)
は
曇
(
くも
)
らせじ、
098
依
(
よさ
)
し
給
(
たま
)
へる
業
(
わざ
)
は
怠
(
おこた
)
らじと、
099
清
(
きよ
)
く
堅
(
かた
)
く
節操
(
みさを
)
を
立
(
た
)
てば
100
現世
(
うつしよ
)
の
人
(
ひと
)
も
尊
(
たふと
)
み、
101
大神
(
おほかみ
)
も
愛
(
うる
)
はしみ
給
(
たま
)
ふ
事
(
こと
)
なるを、
102
阿波礼
(
あはれ
)
人
(
ひと
)
の
心
(
こころ
)
は
浮雲
(
うきくも
)
の
動
(
うご
)
き
易
(
やす
)
く、
103
月草
(
つきぐさ
)
の
移
(
うつ
)
ろひ
易
(
やす
)
き
物
(
もの
)
にし
在
(
あ
)
れば、
104
花
(
はな
)
紅葉
(
もみぢ
)
の
美
(
うる
)
はしきを
見
(
み
)
ては、
105
其
(
その
)
色香
(
いろか
)
に
目暗
(
まなこく
)
れ、
106
百千鳥
(
ももちどり
)
の
囀
(
さへづ
)
るを
聞
(
き
)
きては、
107
其
(
その
)
声
(
こゑ
)
に
耳
(
みみ
)
を
傾
(
かたむ
)
くる
事
(
こと
)
の
如
(
ごと
)
く、
108
波加奈久
(
はかなく
)
限
(
かぎ
)
り
在
(
あ
)
る
現世
(
うつしよ
)
の
楽
(
たのしみ
)
に
惑
(
まど
)
ひて
109
幽冥
(
かくりよ
)
の
遠永
(
とほなが
)
き
御恵
(
みめぐみ
)
を
思
(
おも
)
はず
在
(
あ
)
る
類
(
たぐひ
)
こそ
憐
(
あはれ
)
むべき
事
(
こと
)
なりけれ。
110
然
(
しか
)
は
有
(
あ
)
れども
111
大神
(
おほかみ
)
の
厚
(
あつ
)
き
大御心
(
おほみこころ
)
には
其
(
その
)
過
(
あやまち
)
を
見直
(
みなほ
)
し
給
(
たま
)
ひ、
112
其
(
その
)
罪
(
つみ
)
を
攘
(
はら
)
ひ
給
(
たま
)
ひ
除
(
のぞ
)
き
給
(
たま
)
ひて、
113
深
(
ふか
)
き
淵
(
ふち
)
に
落
(
おち
)
ぬる
人
(
ひと
)
を
救
(
すく
)
ひ
活
(
いか
)
さしめ
給
(
たま
)
ふ
事
(
こと
)
の
如
(
ごと
)
く、
114
大海
(
おほわだ
)
に
依
(
よ
)
る
辺
(
べ
)
無
(
な
)
く
漂
(
ただよ
)
ふ
船
(
ふね
)
を
繋
(
つな
)
ぎ
留
(
とど
)
むる
事
(
こと
)
の
如
(
ごと
)
く、
115
助
(
たす
)
け
給
(
たま
)
ひ、
1151
救
(
すく
)
ひ
給
(
たま
)
ふ
事
(
こと
)
にし
有
(
あ
)
れば、
116
其
(
その
)
大御心
(
おほみこころ
)
を
窺
(
うかがひ
)
奉
(
まつ
)
り、
117
其
(
その
)
教
(
をしへ
)
に
随
(
したが
)
ひ
奉
(
まつ
)
りて
118
死
(
まかる
)
も
生
(
いくる
)
も
恩頼
(
みたまのふゆ
)
の
蔭
(
かげ
)
に
隠
(
かく
)
るる
事
(
こと
)
の
状
(
さま
)
を
仰
(
あふ
)
ぎ
尊
(
たふと
)
み
奉
(
まつ
)
るべき
事
(
こと
)
になも
有
(
あ
)
る。
119
天晴礼
(
あはれ
)
汝
(
なが
)
命
(
みこと
)
は
常
(
つね
)
に
神習
(
かむなら
)
ひ
恪
(
いそ
)
しみ
勤
(
つと
)
め
給
(
たま
)
ひ
120
清
(
きよ
)
き
明
(
あか
)
き
心
(
こころ
)
に
人
(
ひと
)
と
有
(
あ
)
る
道
(
みち
)
の
任
(
まま
)
に
忠
(
まめ
)
に
直
(
ただ
)
しく、
121
御国
(
みくに
)
に
仕
(
つかへ
)
奉
(
まつ
)
り、
122
広
(
ひろ
)
く
厚
(
あつ
)
く
人
(
ひと
)
をも
恵
(
めぐ
)
みて
坐
(
ま
)
しければ、
123
今
(
いま
)
幽冥
(
かくりよ
)
に
復
(
かへ
)
り
坐
(
ま
)
しても
安
(
やす
)
く
楽
(
たの
)
しく、
124
其
(
その
)
所
(
ところ
)
を
得
(
え
)
て
鎮
(
しづ
)
まり
坐
(
ま
)
すらめど、
125
若
(
も
)
し
由久利奈久
(
ゆくりなく
)
も
過
(
あやまち
)
犯
(
をか
)
しけむ
罪
(
つみ
)
穢
(
けがれ
)
有
(
あ
)
らむには
126
祓
(
はら
)
ひ
給
(
たま
)
ひ
清
(
きよ
)
め
給
(
たま
)
ひて、
127
清々
(
すがすが
)
しき
霊魂
(
みたま
)
と
成
(
なし
)
幸
(
さきは
)
へ
給
(
たま
)
へと
斎
(
いは
)
ひ
鎮
(
しづ
)
めて
128
只管
(
ひたすら
)
に
大神
(
おほかみ
)
に
乞祈
(
こひのみ
)
奉
(
まつ
)
らば
129
必
(
かなら
)
ず
大神
(
おほかみ
)
は
守
(
まも
)
らひ
恵
(
めぐ
)
まひ
給
(
たま
)
はむ、
130
必
(
かならず
)
大神
(
おほかみ
)
は
広
(
ひろ
)
く
厚
(
あつ
)
く
量
(
はか
)
り
給
(
たま
)
はむ、
131
此
(
こ
)
を
善
(
よ
)
く
思
(
おも
)
ひ、
132
此
(
こ
)
を
善
(
よ
)
く
覚
(
さと
)
り
給
(
たま
)
ひて、
133
現世
(
うつしよ
)
の
飽
(
あ
)
かぬ
別
(
わか
)
れに
御心
(
みこころ
)
を
惑
(
まど
)
ひ
給
(
たま
)
ふ
事
(
こと
)
無
(
な
)
く、
134
惟神
(
かむながら
)
の
本
(
もと
)
つ
心
(
こころ
)
を
失
(
うしな
)
はず
135
親族
(
うから
)
の
乞祈
(
こひの
)
む
事
(
こと
)
の
如
(
ごと
)
く、
136
唯
(
ただ
)
一筋
(
ひとすぢ
)
に
大神
(
おほかみ
)
に
服
(
まつろ
)
ひ
給
(
たま
)
ひて
137
遠永
(
とほなが
)
に
安
(
やす
)
く
楽
(
たぬし
)
く
鎮
(
しづま
)
り
給
(
たま
)
へと
白
(
まを
)
す
事
(
こと
)
を
相諾
(
あひうづな
)
ひ
給
(
たま
)
へと
白
(
まを
)
す。
138
発葬
(
はつさう
)
祝詞
(
のりと
)
139
阿波礼
(
あはれ
)
○○○
命
(
のみこと
)
、
140
故
(
もとの
)
○○○○
(
(せいめい)
)
毘古
(
びこ
)
の
柩
(
ひつぎ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
謹
(
つつし
)
み
敬
(
ゐやま
)
ひも
白
(
まを
)
さく、
141
現身
(
うつそみ
)
の
人
(
ひと
)
の
世
(
よ
)
は
術
(
すべ
)
無
(
な
)
き
物
(
もの
)
に
有
(
あ
)
るかも、
142
昨日
(
きのふ
)
迄
(
まで
)
は
共
(
とも
)
に
語
(
かたら
)
ひ、
143
共
(
とも
)
に
議
(
はか
)
りて
行
(
おこな
)
ひしも、
144
今日
(
けふ
)
は
世
(
よ
)
に
無
(
な
)
き
人
(
ひと
)
と
成
(
な
)
りて、
1441
交
(
まじら
)
ふ
由
(
よし
)
無
(
な
)
し、
145
雖然有
(
しかはあれど
)
其
(
その
)
神霊
(
みたま
)
は
常久
(
とこしへ
)
に
消
(
き
)
ゆる
事
(
こと
)
無
(
な
)
く、
146
神
(
かみ
)
の
列
(
つら
)
に
入
(
いり
)
て
弥栄
(
いやさかえ
)
に
栄
(
さか
)
え、
147
子孫
(
うみのこ
)
の
守護神
(
まもりがみ
)
と
有
(
あ
)
るべき
物
(
もの
)
なれば、
148
汝
(
なが
)
命
(
みこと
)
の
神霊
(
みたま
)
は
此
(
これ
)
の
家内
(
やぬち
)
に
斎
(
いは
)
ひ
鎮
(
しづ
)
め
奉
(
まつ
)
りて
有
(
あ
)
るも、
149
幽冥
(
かくりよ
)
の
隔
(
へだて
)
有
(
あり
)
て
言問
(
ことと
)
ひ
語
(
かたら
)
ひ
奉
(
まつ
)
る
術
(
すべ
)
も
無
(
な
)
ければ、
150
現身
(
うつそみ
)
の
慣
(
ならひ
)
と
如此
(
かく
)
ながら
有
(
あ
)
るべき
由
(
よし
)
も
無
(
な
)
ければ、
151
今日
(
けふ
)
を
御葬
(
みはふり
)
の
日
(
ひ
)
と
斎
(
いは
)
ひ
定
(
さだ
)
めて、
152
内外
(
うちと
)
の
柩
(
ひつぎ
)
の
板
(
いた
)
は
広
(
ひろ
)
く
厚
(
あつ
)
く、
153
清
(
きよ
)
く
堅
(
かた
)
く
作
(
つく
)
り
備
(
そな
)
へて
瑞
(
みづ
)
の
御座所
(
みあらか
)
と
仕
(
つかへ
)
奉
(
まつ
)
りて、
154
玩
(
もてあそ
)
び
給
(
たま
)
ひ
賞給
(
めでたま
)
ひし
種々
(
くさぐさ
)
の
物
(
もの
)
をも
取添
(
とりそへ
)
て
御輿
(
みこし
)
加伎
(
かき
)
奉
(
まつ
)
り、
155
御館
(
みやかた
)
を
出坐
(
いでま
)
さしめ
奉
(
まつ
)
りて、
156
御葬所
(
みはふりどこ
)
の
底津
(
そこつ
)
岩根
(
いはね
)
に
石垣
(
いしがき
)
築固
(
つきかた
)
め、
157
瑞垣
(
みづがき
)
結廻
(
ゆひめぐ
)
らして、
158
千代
(
ちよ
)
の
住所
(
すみか
)
と
斎
(
いは
)
ひ
定
(
さだ
)
めて、
159
汝
(
なが
)
命
(
みこと
)
の
御名
(
みな
)
は、
1591
放
(
はふ
)
らさず
失
(
うしな
)
はず、
160
万代
(
よろづよ
)
の
記念
(
かたみ
)
に
為
(
せ
)
むと、
1601
堅石
(
かたしは
)
に
彫
(
えら
)
しめ、
161
奥都城
(
おくつき
)
の
表
(
しるし
)
と
為
(
し
)
て
子孫
(
うみのこ
)
の
次々
(
つぎつぎ
)
、
162
春秋
(
はるあき
)
の
永
(
なが
)
き
世
(
よ
)
に
参出
(
まゐいで
)
候
(
さぶら
)
ひ、
163
御祭
(
みまつり
)
仕
(
つかへ
)
奉
(
まつ
)
るべき
事
(
こと
)
議
(
はか
)
り
設
(
ま
)
け
置
(
おき
)
て、
164
遷
(
うつ
)
し
坐
(
ま
)
せ
奉
(
まつ
)
らむと
為
(
す
)
るが
故
(
ゆゑ
)
に、
165
親族
(
うから
)
、
166
家族
(
やから
)
を
始
(
はじ
)
め、
167
常
(
つね
)
に
親
(
した
)
しみ
給
(
たま
)
ひし
諸人
(
もろびと
)
等
(
たち
)
は、
168
蘆垣
(
あしがき
)
の
間近
(
まぢか
)
き
郷々
(
さとざと
)
は
更
(
さら
)
なり、
169
雲居
(
くもゐ
)
成
(
な
)
す
遠
(
とほ
)
き
境
(
さかひ
)
も
風
(
かぜ
)
の
音
(
と
)
の
疾
(
と
)
く
聞伝
(
ききつた
)
へて、
170
村鳥
(
むらどり
)
の
群
(
むらが
)
り
競
(
きそ
)
ひ
来
(
き
)
て
171
現世
(
うつしよ
)
の
御別
(
みわか
)
れには
後
(
おく
)
れじ、
172
今日
(
けふ
)
を
限
(
かぎり
)
の
御供
(
みとも
)
には
洩
(
も
)
れじと、
173
各
(
おの
)
も
各
(
おの
)
も
慎
(
つつし
)
み、
1731
敬
(
ゐやま
)
ひ
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
りて
174
捧
(
ささ
)
げ
持
(
も
)
つ
御旗
(
みはた
)
の
列
(
つら
)
正
(
ただ
)
しく、
175
並
(
なら
)
び
立
(
た
)
つ
箒
(
はうき
)
持
(
も
)
つ
丁
(
よぼろ
)
の
掃清
(
はききよ
)
むる
道
(
みち
)
の
長手
(
ながて
)
も
所
(
ところ
)
狭
(
せき
)
迄
(
まで
)
護
(
まも
)
り
奉
(
まつ
)
り
送
(
おく
)
り
奉
(
まつ
)
らむとす、
176
故
(
かれ
)
御送
(
みおくり
)
の
御祭
(
みまつり
)
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
ると
為
(
し
)
て
奉
(
たてまつ
)
る
御饌物
(
みけつもの
)
を
安御食
(
やすみけ
)
の
足御食
(
たるみけ
)
と
聞食
(
きこしめ
)
して
177
出坐
(
いでま
)
す
道
(
みち
)
の
八十隈
(
やそくま
)
恙
(
つつ
)
み
無
(
な
)
く
178
後
(
うしろ
)
も
安
(
やす
)
く
罷
(
まか
)
り
通
(
とほ
)
らして、
179
平
(
たひら
)
けく、
1791
安
(
やす
)
らけく
鎮
(
しづ
)
まり
坐
(
ま
)
せと
白
(
まを
)
す。
180
埋葬祭
(
まいさうさい
)
181
修斎
(
しうさい
)
正准○
等
(
とう
)
、
182
○○の
命
(
みこと
)
や、
183
汝
(
なが
)
命
(
みこと
)
の
御霊
(
みたま
)
をば
家内
(
やぬち
)
に
斎
(
いは
)
ひ
鎮
(
しづ
)
め
置
(
お
)
きて、
184
今
(
いま
)
如此
(
かく
)
遺体
(
なきがら
)
を
蔵
(
をさ
)
めぬる
御柩
(
みひつぎ
)
を、
185
奥都城
(
おくつき
)
の
奥
(
おく
)
深
(
ふか
)
く
埋
(
をさ
)
め
奉
(
まつ
)
らむとす、
186
今由
(
いまより
)
後
(
のち
)
汝
(
なが
)
命
(
みこと
)
の
千代
(
ちよ
)
の
住所
(
すみか
)
と、
187
親族
(
うから
)
家族
(
やから
)
参
(
まゐ
)
り
拝
(
をろが
)
み
仕
(
つかへ
)
奉
(
まつ
)
らむ
事
(
こと
)
を
聞食
(
きこしめし
)
て、
188
石垣
(
いしがき
)
の
動
(
うご
)
く
事
(
こと
)
無
(
な
)
く、
189
平
(
たひら
)
けく
安
(
やす
)
らけく
鎮
(
しづま
)
り
坐
(
ま
)
せと
畏
(
かしこ
)
みも
白
(
まを
)
す。
190
家祭式
(
かさいしき
)
祓戸
(
はらひど
)
祝詞
(
のりと
)
191
掛巻
(
かけまく
)
も
畏
(
かしこ
)
き
祓戸
(
はらひど
)
四柱
(
よはしら
)
の
大神
(
おほかみ
)
等
(
たち
)
の
大前
(
おほまへ
)
に
畏
(
かしこ
)
み
畏
(
かしこ
)
みも
白
(
まを
)
さく、
192
今日
(
けふ
)
はしも、
193
修斎
(
しうさい
)
○
等
(
とう
)
○○
(
(せいめい)
)
主
(
ぬし
)
の
神葬儀
(
かむはふりののり
)
を
仕
(
つかへ
)
奉
(
まつ
)
りて、
194
早
(
はや
)
訖
(
をへ
)
ぬるに
因
(
よ
)
りて、
195
此
(
これ
)
の
家
(
いへ
)
の
内外
(
うちと
)
又
(
また
)
、
196
親族
(
うから
)
九族
(
やから
)
を
始
(
はじ
)
め、
197
葬場
(
みはふりのには
)
に
集
(
つど
)
ひし
諸人
(
もろひと
)
等
(
ら
)
に
至
(
いた
)
る
迄
(
まで
)
、
198
祓
(
はら
)
ひ
給
(
たま
)
ひ、
1981
清
(
きよ
)
め
給
(
たま
)
ひて
清々
(
すがすが
)
しく
成
(
なし
)
幸
(
さきは
)
へ
給
(
たま
)
へと
乞祈
(
こひのみ
)
奉
(
まつ
)
らくを、
199
相諾
(
あひうづな
)
ひ
給
(
たま
)
へと、
200
畏
(
かしこ
)
み
畏
(
かしこ
)
みも
白
(
まを
)
す。
201
十日及び四十日祭
又
(
また
)
年祭
(
ねんさい
)
奏上
(
そうじやう
)
202
掛巻
(
かけまく
)
も
畏
(
かしこ
)
き
三五皇
(
おほもとすめ
)
大御神
(
おほみかみ
)
の
大前
(
おほまへ
)
に、
203
慎
(
つつし
)
み
敬
(
ゐやま
)
ひも
白
(
まを
)
さく、
204
今日
(
けふ
)
はしも○○
之
(
の
)
命
(
みこと
)
、
205
故
(
もとの
)
○○
(
(せいめい)
)
の○○
年
(
とし
)
(
或
(
あるひ
)
は
日
(
ひ
)
)の
御祭
(
みまつり
)
仕
(
つかへ
)
奉
(
まつ
)
るべき
日
(
ひ
)
にし
有
(
あ
)
れば、
206
其
(
その
)
祭祀
(
みまつり
)
治
(
をさ
)
め
奉
(
まつ
)
らむとする
状態
(
さま
)
を
聞食
(
きこしめし
)
相諾
(
あひうづな
)
ひ
給
(
たま
)
ひて、
207
○○
主
(
ぬし
)
の
霊魂
(
みたま
)
を
弥高
(
いやたか
)
に
弥広
(
いやひろ
)
に
御霊
(
みたま
)
幸
(
さちは
)
ひ
給
(
たま
)
ひて、
208
遠永
(
とこしへ
)
に
御愛憐
(
みめぐみ
)
を
蒙
(
かがぶ
)
らしめ
給
(
たま
)
へ、
209
御祭
(
みまつり
)
美
(
うるは
)
しく
仕
(
つかへ
)
奉
(
まつ
)
らしめ
給
(
たま
)
へと
恐
(
かしこ
)
み
恐
(
かしこ
)
みも
白
(
まを
)
す。
210
五十
(
ごじふ
)
日
(
にち
)
合祀
(
がふし
)
奏上
(
そうじやう
)
211
掛巻
(
かけまく
)
も
畏
(
かしこ
)
き
三五皇
(
おほもとすめ
)
大御神
(
おほみかみ
)
の
大前
(
おほまへ
)
に
慎
(
つつし
)
み
敬
(
ゐやま
)
ひも
白
(
まを
)
さく、
212
今日
(
けふ
)
はしも、
213
故
(
もとの
)
○○
(
(せいめい)
)
主
(
ぬし
)
の
五十日
(
いそか
)
の
御祭
(
みまつり
)
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
るべき
日
(
ひ
)
にし
有
(
あ
)
れば、
214
神霊
(
みたま
)
を
合
(
あは
)
せ
鎮
(
しづ
)
め
奉
(
まつ
)
る
状
(
さま
)
を
聞食
(
きこしめ
)
し
相諾
(
あひうづな
)
ひ
給
(
たま
)
ひて
○○
(
(せいめい)
)
の
霊魂
(
みたま
)
を
弥高
(
いやたか
)
に、
215
弥広
(
いやひろ
)
に
御霊
(
みたま
)
幸
(
さきは
)
ひて、
216
遠永
(
とほなが
)
に
御愛憐
(
みめぐみ
)
を
蒙
(
かがぶ
)
らしめ
給
(
たま
)
ひ、
217
御祭
(
みまつり
)
美
(
うるは
)
しく
仕
(
つかへ
)
奉
(
まつ
)
らしめ
給
(
たま
)
へと、
218
恐
(
かしこ
)
み
恐
(
かしこ
)
みも
白
(
まを
)
す。
219
五十
(
ごじふ
)
日
(
にち
)
合祀祭
(
がふしさい
)
文
(
ぶん
)
220
畏
(
かしこ
)
しや、
221
修斎
(
しうさい
)
○
等
(
とう
)
○○
命
(
のみこと
)
の
神霊
(
みたま
)
を
招
(
を
)
ぎ
奉
(
まつ
)
りて
白
(
まを
)
さく、
222
汝
(
なが
)
命
(
みこと
)
の
顕世
(
うつしよ
)
を
身罷
(
みまか
)
り
給
(
たま
)
ひてより、
223
昨日
(
きのふ
)
今日
(
けふ
)
と
過
(
す
)
ぎ
来
(
きた
)
り、
224
流
(
なが
)
れて
早
(
はや
)
き
月日
(
つきひ
)
は、
225
五十日
(
いそか
)
と
云
(
い
)
ふ
日
(
ひ
)
さへ
過
(
す
)
ぎぬれば
226
今日
(
けふ
)
の
吉日
(
よきひ
)
に
此
(
これ
)
の
霊舎
(
みたまや
)
に
移
(
うつ
)
して
227
代々
(
よよ
)
の
祖
(
おや
)
等
(
たち
)
と
共
(
とも
)
に
令坐
(
まさしめ
)
奉
(
まつ
)
らむと
斎
(
いは
)
ひ
奉
(
まつ
)
りて
228
御饗
(
みあへ
)
の
御饌
(
みけ
)
御酒
(
みき
)
種々
(
くさぐさ
)
の
物
(
もの
)
を
机代
(
つくゑしろ
)
に
供
(
そな
)
へ
称言
(
たたへごと
)
竟奉
(
をへまつ
)
らく、
229
如斯
(
かく
)
仕
(
つかへ
)
奉
(
まつ
)
る
状
(
さま
)
を
平
(
たひら
)
かに
聞食
(
きこしめし
)
て
230
天地
(
あめつち
)
の
共
(
むた
)
無窮
(
とこしへ
)
に
志豆宮
(
しづみや
)
と
鎮
(
しづま
)
り
坐
(
いま
)
して、
231
家長
(
いへをさ
)
を
始
(
はじ
)
め、
2311
家内
(
やぬち
)
の
者
(
もの
)
等
(
ら
)
、
232
異
(
け
)
しき
心
(
こころ
)
なく
悪
(
あし
)
き
行
(
おこな
)
ひなく
233
己
(
おの
)
が
向々
(
むきむき
)
有
(
あ
)
らしめず、
234
親子
(
おやこ
)
の
睦
(
むつ
)
び
厚
(
あつ
)
く、
235
妻子
(
つまこ
)
の
親
(
した
)
しみ
深
(
ふか
)
く
236
同心
(
おなじこころ
)
に
恪
(
いそ
)
しみ
勤
(
つと
)
めて
祖
(
おや
)
の
名
(
な
)
汚
(
けが
)
さず、
237
生
(
うみ
)
の
子
(
こ
)
の
次々
(
つぎつぎ
)
山松
(
やままつ
)
の
弥
(
いや
)
高々
(
たかだか
)
に
家門
(
いへかど
)
を
令起
(
おこさしめ
)
給
(
たま
)
ひ、
238
伊迦斯屋
(
いかしや
)
久波枝
(
くはえ
)
の
如
(
ごと
)
く、
239
牟久佐加
(
むくさか
)
に
立栄
(
たちさか
)
えしめ
給
(
たま
)
ひ、
240
御祭
(
みまつり
)
美
(
うるは
)
しく
仕
(
つかへ
)
奉
(
まつ
)
らしめ
給
(
たま
)
へと
241
嶋津鳥
(
しまつどり
)
頸根
(
うなね
)
突
(
つ
)
き
抜
(
ぬ
)
きて
恐
(
かしこ
)
み
恐
(
かしこ
)
みも
白
(
まを
)
す。
242
十日祭
(
とをかさい
)
及
(
および
)
百日祭
(
ひやくにちさい
)
迄
(
まで
)
の
祭文
(
さいぶん
)
243
修斎
(
しうさい
)
○
等
(
とう
)
○○
命
(
のみこと
)
、
244
故
(
もとの
)
○○
(
(せいめい)
)
毘古
(
びこ
)
の
神霊
(
みたま
)
の
御前
(
みまへ
)
に
白
(
まを
)
さく、
245
汝
(
なが
)
命
(
みこと
)
伊
(
い
)
、
246
親族
(
うから
)
家族
(
やから
)
は
更
(
さら
)
なり
親
(
した
)
しき
諸人
(
もろひと
)
に
至
(
いた
)
る
迄
(
まで
)
247
百年
(
ももとせ
)
千年
(
ちとせ
)
も
巌
(
いはほ
)
なす
堅磐
(
かきは
)
に
常磐
(
ときは
)
に
坐
(
ま
)
さねと、
248
大船
(
おほふね
)
の
思
(
おもひ
)
頼
(
たの
)
みて
有
(
あり
)
しを、
249
空蝉
(
うつせみ
)
は
術
(
すべ
)
無
(
な
)
き
者
(
もの
)
にかも、
250
去
(
い
)
にし○
年
(
とし
)
○
月
(
つき
)
○
日
(
ひ
)
を
現世
(
うつしよ
)
の
限
(
かぎり
)
と
為
(
し
)
て、
251
幽冥
(
かくりよ
)
に
帰
(
おもむ
)
き
給
(
たま
)
ひぬれば、
252
現身
(
うつそみ
)
の
習
(
ならひ
)
と
甚
(
いと
)
も
惜
(
お
)
しく、
253
甚
(
いと
)
も
懐
(
なつか
)
しく
思
(
おも
)
ひ、
254
慕
(
した
)
ふは
道理
(
ことわり
)
には
有
(
あ
)
れども、
255
素
(
もと
)
より
幽世
(
かくりよ
)
の
契
(
ちぎり
)
有
(
あ
)
る
事
(
こと
)
にし
有
(
あ
)
れば、
256
御葬儀
(
みはふりののり
)
をだに
美
(
うる
)
はしく
仕
(
つかへ
)
奉
(
まつ
)
り、
257
後
(
のち
)
の
御祭
(
みまつり
)
をも
足
(
たら
)
はぬ
事
(
こと
)
なく
為
(
な
)
さむと
相議
(
あひはか
)
り
相定
(
あひさだ
)
めて、
258
心
(
こころ
)
の
限
(
かぎり
)
力
(
ちから
)
の
至極
(
きはみ
)
仕
(
つかへ
)
奉
(
まつ
)
りつつも、
259
見
(
み
)
る
物
(
もの
)
につけ
聞物
(
きくもの
)
に
依
(
よ
)
りて
左有
(
とあり
)
し、
260
右有
(
かくあり
)
しと
偲草
(
しのびぐさ
)
のみ
弥繁
(
いやしげ
)
くて、
2601
日
(
ひ
)
を
経
(
ふ
)
る
間
(
ほど
)
に
261
今日
(
けふ
)
は
早
(
はや
)
くも○
日
(
ひ
)
の
御祭
(
みまつり
)
の
日
(
ひ
)
に
成
(
なり
)
ぬ。
262
倩
(
つらつら
)
に
思
(
おも
)
へば
汝
(
なが
)
命
(
みこと
)
伊
(
い
)
、
263
現世
(
うつしよ
)
に
坐
(
ま
)
しし
間
(
ほど
)
は、
264
人
(
ひと
)
と
有道
(
あるみち
)
の
任
(
まま
)
に
直
(
なほ
)
く
正
(
ただ
)
しく、
265
国
(
くに
)
の
為
(
ため
)
にも
人
(
ひと
)
の
為
(
ため
)
にも
忠実
(
まめ
)
に
恪
(
いそ
)
しく
坐
(
ま
)
しつれば、
266
大神
(
おほかみ
)
も
褒
(
ほ
)
め
給
(
たま
)
ひ、
2661
愛
(
いつく
)
しみ
給
(
たま
)
はむ
事
(
こと
)
を、
2662
嬉
(
うれ
)
しみ
悦
(
よろこ
)
び
267
弥
(
いや
)
益々
(
ますます
)
に
高
(
たか
)
き
神
(
かみ
)
の
列
(
つら
)
に
進
(
すす
)
み
給
(
たま
)
ひ、
268
春秋
(
はるあき
)
の
歓
(
ゑらぎ
)
楽
(
たのしみ
)
をも
極
(
きは
)
め
給
(
たま
)
ふべく、
269
大神
(
おほかみ
)
に
乞祈
(
こひのみ
)
奉
(
まつ
)
り、
270
善
(
よ
)
く
神霊
(
みたま
)
を
治
(
をさ
)
め
奉
(
まつ
)
らむとする
状
(
さま
)
を
見行
(
みそなは
)
し、
271
聞食
(
きこしめし
)
て
平穏
(
おだひ
)
に
鎮
(
しづま
)
り
坐
(
ま
)
して、
272
子孫
(
うみのこ
)
の
八十続
(
やそつづき
)
家
(
いへ
)
をも
身
(
み
)
をも
守
(
まもり
)
幸
(
さきは
)
ひ
給
(
たま
)
ひ、
273
今日
(
けふ
)
の
御祭
(
みまつり
)
に
供
(
そな
)
へ
奉
(
まつ
)
る
礼代
(
いやしろ
)
の
御饌
(
みけ
)
御酒
(
みき
)
種々
(
くさぐさ
)
の
物
(
もの
)
を
274
平
(
たひら
)
けく、
2741
安
(
やす
)
らけく
聞食
(
きこしめ
)
せと
白
(
まを
)
す。
275
一年祭
(
いちねんさい
)
以上
(
いじやう
)
の
年祭文
(
ねんさいぶん
)
276
此
(
これ
)
の
霊殿
(
みたまや
)
に
斎奉
(
いつきまつり
)
令坐
(
ませ
)
奉
(
まつ
)
る
修斎
(
しうさい
)
○
等
(
とう
)
○○
命
(
のみこと
)
、
277
故
(
もとの
)
○○
(
(せいめい)
)
毘古
(
びこ
)
の
神霊
(
みたま
)
の
御前
(
みまへ
)
に
白
(
まを
)
さく、
278
汝
(
なが
)
命
(
みこと
)
伊
(
い
)
、
279
去
(
いに
)
し○
年
(
とし
)
○
月
(
つき
)
○
日
(
ひ
)
に、
2791
現世
(
うつしよ
)
を
去
(
さ
)
り
坐
(
ま
)
して
280
今
(
いま
)
は
幽冥
(
かくりよ
)
の
神
(
かみ
)
の
列
(
つら
)
に
鎮
(
しづまり
)
坐
(
ます
)
が
故
(
ゆゑ
)
に、
281
此家
(
これのいへ
)
の
守神
(
まもりがみ
)
と
常
(
つね
)
も
尊
(
たふと
)
び
敬
(
ゐやま
)
ひ
仕
(
つかへ
)
奉
(
まつ
)
るを、
282
今日
(
けふ
)
は
早
(
はや
)
くも○
年
(
とし
)
の
御祭
(
みまつり
)
仕
(
つかへ
)
奉
(
まつ
)
るべき
日
(
ひ
)
にも
廻
(
めぐ
)
り
来
(
き
)
ぬれば、
283
御祭
(
みまつり
)
の
式
(
のり
)
も
既
(
はや
)
事
(
こと
)
竟
(
を
)
へぬ。
284
故
(
かれ
)
此御前
(
これのみまへ
)
をも
持
(
もち
)
由麻波利
(
ゆまはり
)
拝
(
をろが
)
み
仕
(
つかへ
)
奉
(
まつ
)
らくを
御心
(
みこころ
)
も
平穏
(
おだひ
)
に
聞食
(
きこしめし
)
て
285
弥
(
いや
)
遠永
(
とほなが
)
に
代々
(
よよ
)
の
祖
(
おや
)
等
(
たち
)
と
御心
(
みこころ
)
を
睦
(
むつ
)
び、
286
御力
(
みちから
)
を
合
(
あは
)
せ
給
(
たま
)
ひて、
287
子孫
(
うみのこ
)
の
遠
(
とほ
)
き
世
(
よ
)
の
守
(
まもり
)
、
288
家
(
いへ
)
の
鎮
(
しづめ
)
と
坐
(
ま
)
す
御徳
(
みいづ
)
を
現
(
あら
)
はし
給
(
たま
)
へ、
289
親族
(
うから
)
、
290
家族
(
やから
)
和
(
にぎ
)
び
睦
(
むつ
)
び
浦安
(
うらやす
)
く
転楽
(
うたたたの
)
しく
令在
(
あらしめ
)
給
(
たま
)
へと、
291
御饌
(
みけ
)
御酒
(
みき
)
を
始
(
はじ
)
め、
292
海川
(
うみかは
)
山野
(
やまぬ
)
の
種々
(
くさぐさ
)
の
美味物
(
うましもの
)
を、
293
百取
(
ももとり
)
の
机
(
つくゑ
)
に
置足
(
おきたら
)
はして
恐
(
かしこ
)
み
恐
(
かしこ
)
みも
白
(
まを
)
す。
294
臨時
(
りんじ
)
祖霊
(
それい
)
拝詞
(
はいし
)
295
此
(
これ
)
の
神霊殿
(
みたまや
)
を
伊都
(
いづ
)
の
真屋
(
まや
)
と
斎
(
いは
)
ひ
鎮
(
しづ
)
むる、
296
何々
(
なになに
)
の
家
(
いへ
)
の
遠津
(
とほつ
)
御祖
(
みおや
)
、
297
世々
(
よよ
)
の
祖
(
おや
)
等
(
たち
)
親族
(
うから
)
家族
(
やから
)
の
神霊
(
みたま
)
の
前
(
みまへ
)
に
白
(
まを
)
さく。
298
汝
(
なが
)
命
(
みこと
)
等
(
たち
)
の
清
(
きよ
)
く
明
(
あか
)
き
直
(
なほ
)
き
正
(
ただ
)
しき
心
(
こころ
)
を
以
(
も
)
て、
299
大神
(
おほかみ
)
の
広
(
ひろ
)
き
厚
(
あつ
)
き
恩頼
(
みたまのふゆ
)
を
信
(
うづ
)
なひ
奉
(
まつ
)
りて、
300
奇
(
くし
)
き
妙
(
たへ
)
なる
神業
(
みわざ
)
を
悟
(
さと
)
り
奉
(
まつ
)
り、
301
諸々
(
もろもろ
)
の
人
(
ひと
)
等
(
ら
)
を
救
(
すく
)
ひ
給
(
たま
)
ひ
助
(
たす
)
け
給
(
たま
)
ひ、
302
子孫
(
うみのこ
)
の
八十続
(
やそつづき
)
守
(
まもり
)
幸
(
さきはひ
)
給
(
たま
)
ひ
303
各
(
おの
)
も
各
(
おの
)
も
神
(
かみ
)
を
敬
(
ゐやま
)
ひ、
3031
君
(
きみ
)
を
尊
(
たふと
)
び
304
親
(
おや
)
を
幸
(
さきは
)
ひ、
3041
夫婦
(
めをと
)
兄弟
(
はらから
)
睦
(
むつ
)
まじく
305
己
(
おの
)
が
向々
(
むきむき
)
有
(
あ
)
らしめず、
306
力
(
ちから
)
を
戮
(
あは
)
せ、
3061
心
(
こころ
)
を
一
(
むつ
)
び
家
(
いへ
)
の
業
(
なりは
)
ひ
緩
(
ゆる
)
ぶ
事
(
こと
)
無
(
な
)
く、
307
弥遠
(
いやとほ
)
に
弥長
(
いやなが
)
に
守
(
まもり
)
奉
(
まつ
)
らむ
事
(
こと
)
を
嬉
(
うれ
)
しみ、
308
今日
(
けふ
)
の
吉日
(
よきひ
)
の
良辰
(
よきとき
)
に
御祭
(
みまつり
)
仕
(
つかへ
)
奉
(
まつ
)
りて、
309
種々
(
くさぐさ
)
の
美味物
(
うましもの
)
捧
(
ささ
)
げ
拝
(
をろが
)
み
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
らくを、
310
相諾
(
あひうづな
)
ひ
給
(
たま
)
へと、
311
畏
(
かしこ
)
み
畏
(
かしこ
)
みも
白
(
まを
)
す。
312
建碑
(
けんぴ
)
除幕式
(
ぢよまくしき
)
祝詞
(
のりと
)
313
此
(
これ
)
の
奥都城
(
おくつき
)
を、
314
千代
(
ちよ
)
の
住家
(
すみか
)
と
鎮
(
しづま
)
り
坐
(
ま
)
す○○
命
(
のみこと
)
、
315
故
(
もとの
)
○○
(
(せいめい)
)
毘古
(
びこ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
御前
(
みまへ
)
に、
316
斎主
(
いはひぬし
)
○○
畏
(
かしこ
)
みも
白
(
まを
)
さく、
317
今回
(
こたび
)
新
(
あらた
)
に
太
(
ふと
)
く
高
(
たか
)
く
厳
(
いかし
)
き
石碑
(
いしぶみ
)
を
建
(
た
)
て
設
(
もうけ
)
つるに
依
(
よ
)
り、
318
今日
(
けふ
)
の
生日
(
いくひ
)
の
足日
(
たるひ
)
に(
石碑
(
いしぶみ
)
の
被幕
(
ひばく
)
取放
(
とりはな
)
ち)
其
(
その
)
由
(
よし
)
告奉
(
つげまつ
)
らくを、
319
平
(
たひら
)
けく
安
(
やす
)
らけく
聞食
(
きこしめし
)
て、
320
弥
(
いや
)
遠永
(
とほなが
)
に
鎮
(
しづ
)
まり
坐
(
ま
)
して、
321
何々
(
なになに
)
が
家
(
いへ
)
を、
322
石碑
(
いしぶみ
)
の
弥堅
(
いやかた
)
らに、
323
石垣
(
いしがき
)
の
動
(
うご
)
く
事
(
こと
)
無
(
な
)
く、
3231
揺
(
ゆる
)
ぐ
事
(
こと
)
無
(
な
)
く、
324
子孫
(
うみのこ
)
の
八十続
(
やそつづき
)
五十橿
(
いかし
)
八桑枝
(
やくはえ
)
の
如
(
ごと
)
く
茂久栄
(
むくさか
)
に
栄
(
さか
)
えしめ
給
(
たま
)
へ、
325
夜
(
よ
)
の
守
(
まもり
)
日
(
ひ
)
の
守
(
まも
)
りに
守
(
まも
)
り
幸
(
さきは
)
へ
給
(
たま
)
へと
326
御饌
(
みけ
)
御酒
(
みき
)
を
始
(
はじ
)
め、
3261
種々
(
くさぐさ
)
の
味物
(
うましもの
)
を
百取
(
ももとり
)
の
机
(
つくゑ
)
に
置足
(
おきたら
)
はして、
327
畏
(
かしこ
)
み
畏
(
かしこ
)
みも
白
(
まを
)
す。
Δこのページの一番上に戻るΔ
<<< 復祭
(B)
(N)
三五神諭(その一) >>>
霊界物語
>
第60巻
> 第4篇 善言美詞 > 第19章 復活
Tweet
絶賛発売中『超訳霊界物語2/出口王仁三郎の「身魂磨き」実践書/一人旅するスサノオの宣伝使たち』
オニド関連サイト
最新更新情報
10/22
【霊界物語ネット】
『
王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)
』をテキスト化しました。
9/18
【
飯塚弘明.com
】
飯塚弘明著『
PTC2 出口王仁三郎の霊界物語で透見する世界現象 T之巻
』発刊!
5/8
【霊界物語ネット】
霊界物語ネットに出口王仁三郎の
第六歌集『霧の海』
を掲載しました。
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【
メールアドレス
】
【19 復活|第60巻(亥の巻)|霊界物語/rm6019】
合言葉「みろく」を入力して下さい→