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第66巻(巳の巻)
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第68巻(未の巻)
第69巻(申の巻)
第70巻(酉の巻)
第71巻(戌の巻)
第72巻(亥の巻)
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天祥地瑞
第73巻(子の巻)
第74巻(丑の巻)
第75巻(寅の巻)
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第77巻(辰の巻)
第78巻(巳の巻)
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第60巻(亥の巻)
序文
総説
第1篇 天仁和楽
01 清浄車
〔1526〕
02 神森
〔1527〕
03 瑞祥
〔1528〕
04 木遣
〔1529〕
05 鎮祭
〔1530〕
06 満悦
〔1531〕
第2篇 東山霊地
07 方便
〔1532〕
08 土蜘蛛
〔1533〕
09 夜光玉
〔1534〕
10 玉国
〔1535〕
11 法螺貝
〔1536〕
第3篇 神の栄光
12 三美歌(その一)
〔1537〕
13 三美歌(その二)
〔1538〕
第4篇 善言美詞
14 神言
〔1539〕
15 祝詞
〔1540〕
16 祈言
〔1541〕
17 崇詞
〔1542〕
18 復祭
〔1543〕
19 復活
〔1544〕
第5篇 金言玉辞
20 三五神諭(その一)
〔1545〕
21 三五神諭(その二)
〔1546〕
22 三五神諭(その三)
〔1547〕
23 三五神諭(その四)
〔1548〕
24 三五神諭(その五)
〔1549〕
25 三五神諭(その六)
〔1550〕
余白歌
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第一五章
祝詞
(
のりと
)
〔一五四〇〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第60巻 真善美愛 亥の巻
篇:
第4篇 善言美詞
よみ(新仮名遣い):
ぜんげんびし
章:
第15章 祝詞
よみ(新仮名遣い):
のりと
通し章番号:
1540
口述日:
口述場所:
筆録者:
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1925(大正14)年8月12日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
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:
祝詞
三五教本部大祭祝詞
本部大神月次祭祝詞
各家神床遷座祭祝詞
主な登場人物
[?]
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm6015
愛善世界社版:
224頁
八幡書店版:
第10輯 670頁
修補版:
校定版:
239頁
普及版:
初版:
ページ備考:
派生
[?]
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:
出口王仁三郎全集 > 第一巻 皇道編 > 第四篇 日本精神の真髄 > 第三章 祝詞略解
出口王仁三郎著作集 > 第一巻「神と人間」 > 『霊界物語』 抄 > 善言美詞
001
祝詞
(
のりと
)
002
掛巻
(
かけまく
)
も
畏
(
かしこ
)
き
大本
(
おほもと
)
大御神
(
おほみかみ
)
の
宇豆
(
うづ
)
の
大前
(
おほまへ
)
に、
003
慎
(
つつし
)
み
敬
(
ゐやま
)
ひ
恐
(
かしこ
)
み
恐
(
かしこ
)
みも
白
(
まを
)
さく。
004
大地
(
とよあしはら
)
の
千五百
(
ちいほ
)
秋
(
あき
)
の
瑞穂
(
みづほ
)
の
国
(
くに
)
は。
005
天地
(
あめつち
)
初発之時
(
なりいでしとき
)
より、
006
国之常立
(
くにのとこたちの
)
尊
(
みこと
)
の
堅磐
(
かきは
)
に
常磐
(
ときは
)
に
鎮
(
しづま
)
り
居坐
(
ゐま
)
して。
007
国
(
くに
)
の
本国
(
もとくに
)
浦安国
(
うらやすくに
)
と
愛給
(
めでたま
)
ひ
守
(
まもり
)
賜
(
たま
)
ひて、
008
𪫧怜
(
うまら
)
に
委曲
(
つばら
)
に
開
(
ひらき
)
給
(
たま
)
ひし
国
(
くに
)
にし
有
(
あ
)
れば。
009
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
天
(
あめ
)
の
石位
(
いはくら
)
放
(
はな
)
ち、
010
天
(
あめ
)
の
八重雲
(
やへくも
)
を
伊都
(
いづ
)
の
千別
(
ちわき
)
に
千別
(
ちわき
)
て、
011
天降
(
あまくだ
)
り
給
(
たま
)
ひてより
動
(
うご
)
く
事
(
こと
)
無
(
な
)
く
変
(
かは
)
る
事
(
こと
)
無
(
な
)
く。
012
人
(
ひと
)
の
心
(
こころ
)
は
直
(
なほ
)
く
正
(
ただ
)
しく、
013
山川
(
やまかは
)
は
清
(
きよ
)
く
潔
(
さや
)
けく。
014
顕見
(
うつしき
)
蒼生
(
あをひとぐさ
)
の
食
(
くひ
)
て
活
(
い
)
くべき
稲種
(
いなだね
)
は、
015
大御神
(
おほみかみ
)
の
大御言
(
おほみこと
)
以
(
も
)
て
天
(
あめ
)
の
邑君
(
むらぎみ
)
を
定
(
さだめ
)
給
(
たま
)
ひ。
016
天
(
あめ
)
の
狭田
(
さだ
)
長田
(
ながた
)
に
植
(
う
)
ゑしめ
玉
(
たま
)
ひし
稲
(
いね
)
を、
017
天津
(
あまつ
)
御饌
(
みけ
)
の
遠御饌
(
とほみけ
)
と
赤丹
(
あかに
)
の
穂
(
ほ
)
に
聞食
(
きこしめし
)
詔
(
のり
)
給
(
たま
)
ひ
授
(
さづ
)
け
賜
(
たま
)
ひて。
018
大地主
(
おほとこぬしの
)
神
(
かみ
)
は
五百津
(
いほつ
)
斎鋤
(
いむすき
)
を
採
(
と
)
りて、
019
高田
(
たかた
)
窪田
(
くぼた
)
を
耕
(
たがや
)
し
賜
(
たま
)
ひ、
020
水分
(
みくまりの
)
神
(
かみ
)
は
水
(
みづ
)
を
撒
(
ま
)
かしめ、
021
埴安
(
はにやすの
)
神
(
かみ
)
は
真埴
(
まはに
)
を
肥
(
こ
)
やし。
022
大歳
(
おほとし
)
の
神
(
かみ
)
は
蝗
(
いなむし
)
を
攘
(
はら
)
ひ。
023
秋
(
あき
)
の
足穂
(
たりほ
)
の
八束穂
(
やつかほ
)
の、
024
重穂
(
いかしほ
)
に
成
(
なし
)
幸
(
さきはへ
)
給
(
たま
)
ひ。
025
夏冬
(
なつふゆ
)
の
暑
(
あつ
)
さ
寒
(
さむ
)
さも
和
(
やは
)
らかに、
026
悪
(
あ
)
しき
疫
(
やまひ
)
少
(
すくな
)
く。
027
打
(
うち
)
見
(
み
)
る
嶋
(
しま
)
の
崎々
(
さきざき
)
、
028
掻
(
かき
)
見
(
み
)
る
磯
(
いそ
)
の
隈々
(
くまぐま
)
。
029
常世
(
とこよ
)
乃
(
の
)
波
(
なみ
)
の
重浪
(
しきなみ
)
依
(
よせ
)
来
(
き
)
て、
030
生
(
いき
)
と
生
(
い
)
き
住
(
すみ
)
と
住
(
す
)
む
人
(
ひと
)
の
悉
(
ことごと
)
。
031
高
(
たか
)
きも
卑
(
ひく
)
きも
老
(
おい
)
も
若
(
わか
)
きも
嬉
(
うれ
)
しみ
尊
(
たふと
)
み。
032
遠津
(
とほつ
)
御神
(
みかみ
)
の
敷坐
(
しきま
)
す
島
(
しま
)
の
八十島
(
やそしま
)
は。
033
天
(
あめ
)
の
壁立
(
かべたつ
)
極
(
きは
)
み、
034
国
(
くに
)
の
退立
(
そぎたつ
)
限
(
かぎ
)
り。
035
狭
(
さ
)
き
国
(
くに
)
は
広
(
ひろ
)
く
峻
(
さか
)
しき
国
(
くに
)
は
平
(
たひら
)
けく。
036
青雲
(
あをくも
)
の
靉
(
たなび
)
く
極
(
きは
)
み、
037
白雲
(
しらくも
)
の
墜居
(
おりゐ
)
向伏
(
むかふす
)
限
(
かぎ
)
り。
038
大野原
(
おほぬのはら
)
は
磐根
(
いはね
)
木根
(
きね
)
履
(
ふみ
)
佐久美
(
さくみ
)
。
039
馬
(
こま
)
の
爪
(
つめ
)
の
至
(
いた
)
り
留
(
とどま
)
る
限
(
かぎ
)
り。
040
荷緒
(
にのを
)
結堅
(
ゆひかた
)
めて、
041
長道
(
ながぢ
)
間
(
ひま
)
無
(
な
)
く
立続
(
たちつづ
)
き。
042
青海原
(
あをみのはら
)
は
棹舵
(
さをかぢ
)
乾
(
ほ
)
さず、
043
船
(
ふね
)
の
舳
(
へ
)
の
至
(
いた
)
らむ
限
(
かぎ
)
り。
044
真舵
(
まかぢ
)
繁貫
(
しじぬ
)
き
浮並
(
うけなら
)
べて、
045
遠近
(
をちこち
)
の
国
(
くに
)
の
悉
(
ことごと
)
、
046
耳
(
みみ
)
驚
(
おどろ
)
き
眼
(
ま
)
輝
(
かがや
)
く
種々
(
くさぐさ
)
の
珍
(
うづ
)
の
宝
(
たから
)
を。
047
霜黒葛
(
しもくろかづら
)
来
(
く
)
るや
来
(
く
)
るや
川舟
(
かはふね
)
の
毛曾呂
(
もそろ
)
毛曾呂
(
もそろ
)
に
持渡
(
もちわた
)
り
来
(
き
)
て、
048
百取
(
ももとり
)
の
机
(
つくゑ
)
に
横山
(
よこやま
)
の
如
(
ごと
)
く
置足
(
おきたら
)
はして。
049
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
に
献
(
たてまつ
)
り。
050
大御
(
おほみ
)
国中
(
くぬち
)
に
敷施
(
しきほど
)
こし。
051
学
(
まなび
)
の
術
(
わざ
)
に
総
(
すべて
)
の
法
(
のり
)
に、
052
弥益
(
いやます
)
も
開
(
ひら
)
け
添
(
そ
)
はりて。
053
天
(
あめ
)
の
下
(
した
)
四方
(
よも
)
の
国
(
くに
)
は、
054
神
(
かみ
)
の
御国
(
みくに
)
浦安国
(
うらやすくに
)
と。
055
国
(
くに
)
富栄
(
とみさか
)
えて
都
(
みやこ
)
も
鄙
(
ひな
)
も
恵良
(
ゑら
)
々々
(
ゑら
)
に
歓
(
ゑら
)
ぎ
賑
(
にぎ
)
はひ。
056
邂逅
(
わくらは
)
に
道
(
みち
)
無
(
な
)
く
黒
(
きたな
)
き
心
(
こころ
)
以
(
も
)
て、
057
射向
(
いむか
)
ひ
奉
(
まつ
)
る
敵
(
あだ
)
在
(
あ
)
る
時
(
とき
)
は。
058
万民
(
みたから
)
挙
(
こぞ
)
り、
059
御祖
(
みおやの
)
神
(
かみ
)
の
伝
(
つた
)
へ
賜
(
たま
)
へる、
060
言霊
(
ことたま
)
の
真心
(
まごころ
)
を
振起
(
ふりおこ
)
し。
061
厳
(
いづ
)
の
雄健
(
をたけ
)
び
踏健
(
ふみたけ
)
び。
062
厳
(
いづ
)
の
嘖譲
(
ころび
)
を
起
(
おこ
)
して、
063
海
(
うみ
)
往
(
ゆ
)
かば
水潜屍
(
みづくかばね
)
山
(
やま
)
往
(
ゆ
)
かば
草生屍
(
くさむすかばね
)
064
大神
(
おほかみ
)
の
辺
(
へ
)
にこそ
死
(
し
)
なめ
閑
(
のど
)
には
死
(
し
)
なじ。
065
顧
(
かへりみ
)
は
為
(
せ
)
じと、
066
弥
(
いや
)
進
(
すす
)
みに
進
(
すす
)
み、
0661
弥
(
いや
)
逼
(
せまり
)
に
逼
(
せま
)
り。
067
山
(
やま
)
の
尾
(
を
)
ごとに
追伏
(
おひふ
)
せ
河
(
かは
)
の
瀬
(
せ
)
ごとに
追攘
(
おひはら
)
ひて
言向
(
ことむ
)
け
和
(
やは
)
し、
068
心
(
うら
)
安
(
やす
)
く
心
(
うら
)
楽
(
たぬ
)
しきは、
069
専
(
もはら
)
我
(
あが
)
大神
(
おほかみ
)
の
広
(
ひろ
)
き
厚
(
あつ
)
き
大御恵
(
おほみめぐみ
)
と、
0691
斎知
(
ゆし
)
り
厳知
(
いづし
)
り
070
細螺
(
しただみ
)
の
伊這回
(
いはひもとほ
)
り
噞喁
(
あぎた
)
ふ
魚
(
いを
)
の
打仰
(
うちあふ
)
ぎ、
071
敬
(
ゐやまひ
)
礼
(
よろこび
)
奉
(
まつ
)
らくを、
072
真澄
(
ますみ
)
の
大御鏡
(
おほみかがみ
)
の
面
(
おも
)
を
押霽
(
おしはる
)
して
見行
(
みそなは
)
し。
073
相諾
(
あひうづな
)
ひ
玉
(
たま
)
ひて
神
(
かみ
)
の
御国
(
みくに
)
を。
074
堅磐
(
かきは
)
に
常磐
(
ときは
)
に
茂御代
(
いかしみよ
)
の
足御代
(
たらしみよ
)
に
成
(
なし
)
幸
(
さきはへ
)
賜
(
たま
)
ひ。
075
官々
(
つかさつかさ
)
に
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
る
人
(
ひと
)
等
(
たち
)
は
本末
(
もとすゑ
)
内外
(
うちと
)
を
過
(
あやま
)
たず、
076
茂鉾
(
いかしほこ
)
の
中
(
なか
)
執持
(
とりも
)
ちて
愛善信真
(
まこと
)
の
政事
(
まつりごと
)
をなさしめ
給
(
たま
)
ひ。
077
飛騨人
(
ひだびと
)
が
打
(
う
)
つ
墨縄
(
すみなは
)
の
唯
(
ただ
)
一道
(
ひとすぢ
)
に
守
(
まも
)
るべき。
078
三五
(
おほもと
)
の
教
(
をしへ
)
の
憲
(
のり
)
の
随々
(
まにまに
)
。
079
善
(
よ
)
き
道
(
みち
)
の
正
(
ただ
)
しき
道
(
みち
)
を、
080
弥遠
(
いやとほ
)
に
弥広
(
いやひろ
)
に
弘
(
ひろ
)
め
導
(
みちび
)
かしめ
給
(
たま
)
ひ。
081
男
(
をのこ
)
も
女
(
をみな
)
も
老
(
おい
)
も
若
(
わか
)
きも。
082
相共
(
あひとも
)
に
於与豆礼
(
およつれ
)
の
妖言
(
まがこと
)
に
黐鳥
(
もちどり
)
の
罹
(
かか
)
る
事
(
こと
)
無
(
な
)
く。
083
斯
(
この
)
道
(
みち
)
を
慕
(
した
)
ひ
信
(
うべな
)
ひ、
084
悪
(
あ
)
しき
心
(
こころ
)
を
持
(
も
)
たしめず、
085
曲
(
まが
)
れる
事
(
こと
)
を
為
(
な
)
さしめず。
086
過
(
あやま
)
ちて
犯
(
をか
)
さむ
事
(
こと
)
は、
087
神直日
(
かむなほひ
)
大直日
(
おほなほひ
)
に
見正
(
みなほ
)
し
聞治
(
ききなほ
)
し
坐
(
ま
)
し。
088
百姓
(
おほみたから
)
の
天
(
あめ
)
の
狭田
(
さだ
)
長田
(
ながた
)
に
降
(
お
)
りて
手肱
(
たなひぢ
)
に
水泡
(
みなわ
)
掻垂
(
かきた
)
り。
089
向股
(
むかもも
)
に
泥
(
ひぢ
)
掻寄
(
かきよ
)
せて、
090
取作
(
とりつく
)
らむ
水田種子
(
たなつもの
)
は。
091
霖雨
(
ながめ
)
降頻
(
ふりし
)
き
河
(
かは
)
の
瀬
(
せ
)
溢
(
あふ
)
れて
浸
(
をか
)
し
損
(
そこな
)
ふ
事
(
こと
)
無
(
な
)
く。
092
暴
(
あら
)
き
風
(
かぜ
)
吹荒
(
ふきすさ
)
びて、
093
根掘
(
ねこじ
)
倒
(
たふ
)
れ
朽損
(
くちそこな
)
ふ
事
(
こと
)
なく。
094
毒
(
あ
)
しき
虫
(
むし
)
の
生出
(
わきいで
)
て
喰荒
(
くひあれ
)
しめむ
事
(
こと
)
無
(
な
)
く。
095
負持
(
おひも
)
てる
国
(
くに
)
の
名
(
な
)
の、
096
茂瑞穂
(
いかしみづほ
)
に
稔
(
みの
)
らしめ
給
(
たま
)
ひ。
097
世
(
よ
)
の
長人
(
ながひと
)
世
(
よ
)
の
遠人
(
とほひと
)
と
名告
(
なの
)
らひつつ。
098
千歳
(
ちとせ
)
万歳
(
よろづよ
)
生存
(
いきながら
)
へて。
099
世
(
よ
)
の
為
(
ため
)
人
(
ひと
)
の
為
(
ため
)
太
(
いみ
)
じき
功績
(
いさを
)
を
樹
(
た
)
てむと
欲
(
おも
)
ふ
人々
(
ひとびと
)
の
病煩
(
やみわづら
)
はむ
事
(
こと
)
あらば、
100
一日
(
ひとひ
)
片時
(
かたとき
)
も
疾
(
と
)
く
速
(
すむや
)
けく。
101
惟神
(
かむながら
)
の
霊法
(
みのり
)
に
威
(
いづ
)
の
御魂
(
みたま
)
を
寄賜
(
よせたま
)
ひ。
102
著
(
しる
)
き
験
(
しるし
)
を
効
(
あら
)
はして
忽
(
たちま
)
ち
癒
(
い
)
えしめ
救
(
すくひ
)
助
(
たす
)
けて。
103
己
(
おの
)
が
手手
(
じし
)
家
(
いへ
)
の
業務
(
なりはひ
)
緩
(
ゆる
)
ぶ
事
(
こと
)
なく
怠
(
おこた
)
る
事
(
こと
)
無
(
な
)
く。
104
弥
(
いや
)
勤
(
つと
)
めに
勤
(
つと
)
め
締
(
しまり
)
て。
105
子孫
(
うみのこ
)
の
八十連
(
やそつづき
)
五十橿
(
いかし
)
八桑枝
(
やくはえ
)
の
如
(
ごと
)
く。
106
茂木
(
むく
)
栄
(
さか
)
に
栄
(
さか
)
えしめ
給
(
たま
)
ひ、
107
夜
(
よ
)
の
守
(
まもり
)
日
(
ひ
)
の
守
(
まも
)
りに
守
(
まもり
)
幸
(
さきは
)
へ
賜
(
たま
)
へと。
108
恐
(
かしこ
)
み
恐
(
かしこ
)
みも
白
(
まを
)
す。
109
辞別
(
ことわ
)
けて
白
(
まを
)
さく。
110
朝
(
あさ
)
に
異
(
げ
)
に
身
(
み
)
の
罪
(
つみ
)
穢
(
けがれ
)
を
祓
(
はら
)
ひ
清
(
きよ
)
めて、
111
拝
(
をが
)
み
仕
(
つかへ
)
奉
(
まつ
)
らくを。
112
天
(
あめ
)
の
斑駒
(
ふちこま
)
の
耳
(
みみ
)
弥高
(
いやたか
)
に
聞上
(
きこえあげ
)
賜
(
たま
)
ひて。
113
宣教師
(
をしへつかさ
)
が
教
(
をしへ
)
の
為
(
わざ
)
に
己
(
おの
)
が
向々
(
むきむき
)
有
(
あ
)
らしめず、
114
其
(
その
)
程々
(
ほどほど
)
の
功績
(
いさを
)
を
建
(
た
)
てしめ
賜
(
たま
)
ひ。
115
殊
(
こと
)
に
是
(
これ
)
の
家内
(
やぬち
)
を
始
(
はじ
)
めて、
116
三五教
(
おほもとくに
)
の
教信徒
(
まめひと
)
諸々
(
もろもろ
)
が。
117
家
(
いへ
)
をも
身
(
み
)
をも
護
(
まも
)
り
恵
(
めぐ
)
まひ
幸
(
さきはへ
)
賜
(
たま
)
へと。
118
鹿児自
(
かごじ
)
物
(
もの
)
膝
(
ひざ
)
折伏
(
をりふ
)
せ、
119
宇自物
(
うじもの
)
頸根
(
うなね
)
突抜
(
つきぬ
)
来
(
き
)
て、
120
恐
(
かしこ
)
み
恐
(
かしこ
)
みも
祈願
(
こひのみ
)
奉
(
まつ
)
らくと
白
(
まを
)
す。
121
三五教
(
あななひけう
)
本部
(
ほんぶ
)
大祭
(
たいさい
)
祝詞
(
のりと
)
122
此
(
これ
)
の
神殿
(
かむどの
)
に
坐
(
ま
)
せ
奉
(
まつ
)
り
斎
(
いつき
)
奉
(
まつ
)
る、
123
掛巻
(
かけま
)
くも
綾
(
あや
)
に
畏
(
かしこ
)
き、
124
三五皇
(
おほもとすめ
)
大御神
(
おほみかみ
)
の
宇豆
(
うづ
)
の
大前
(
おほまへ
)
に、
125
斎主
(
いはひぬし
)
(某)
慎
(
つつし
)
み
敬
(
ゐやま
)
ひ
畏
(
かしこ
)
み
畏
(
かしこ
)
みも
白
(
まを
)
さく、
126
八十日
(
やそか
)
日
(
ひ
)
は
有
(
あ
)
れども、
127
今日
(
けふ
)
を
生日
(
いくひ
)
の
足日
(
たるひ
)
と
選
(
えら
)
み
定
(
さだ
)
めて、
128
皇道
(
かむながら
)
三五
(
おほもと
)
の
御教
(
みをしへ
)
を
恐
(
かしこ
)
み
辱
(
かたじけな
)
み、
129
千々
(
ちぢ
)
の
一重
(
ひとへ
)
も
報
(
むく
)
い
奉
(
まつ
)
らむと、
130
毎年
(
としごと
)
の
例
(
ためし
)
の
任々
(
まにまに
)
、
131
春
(
はる
)
(
秋
(
あき
)
)の
大御祭
(
おほみまつり
)
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
らむとして、
132
奥山
(
おくやま
)
の
五百枝
(
いほえ
)
真栄木
(
まさかき
)
に
木棉
(
ゆふ
)
取垂
(
とりし
)
で、
133
御食
(
みけ
)
は
高杯
(
たかつき
)
に
盛足
(
もりた
)
らはして、
134
御酒
(
みき
)
は
甕
(
みか
)
の
戸
(
へ
)
高知
(
たかし
)
り
甕
(
みか
)
の
腹
(
はら
)
満
(
み
)
て
並
(
なら
)
べて、
135
餅
(
もちひ
)
の
鏡
(
かがみ
)
は
八十
(
やそ
)
比良加
(
ひらか
)
に
積
(
つ
)
み
重
(
かさ
)
ね、
136
御水
(
みもひ
)
堅塩
(
きたし
)
は
窪手
(
くぼて
)
に
盛満
(
もりみ
)
たして
137
山野
(
やまぬ
)
の
物
(
もの
)
は
甘菜
(
あまな
)
辛菜
(
からな
)
種々
(
くさぐさ
)
の
果実
(
このみ
)
、
138
海川
(
うみかは
)
の
物
(
もの
)
は
鰭
(
はた
)
の
広物
(
ひろもの
)
、
139
鰭
(
はた
)
の
狭物
(
さもの
)
、
140
奥津
(
おくつ
)
藻菜
(
もは
)
、
141
辺津
(
へつ
)
藻菜
(
もは
)
に
至
(
いた
)
る
迄
(
まで
)
、
142
百取
(
ももとり
)
の
机代
(
つくゑしろ
)
に
盛
(
もり
)
高
(
たか
)
成
(
な
)
して
称言
(
たたへごと
)
竟
(
を
)
へ
奉
(
まつ
)
らくを、
143
平
(
たひら
)
けく
安
(
やす
)
らけく
聞食
(
きこしめ
)
し
相諾
(
あひうづな
)
ひ
給
(
たま
)
ひて、
144
天皇
(
すめらみこと
)
の
大御寿
(
おほみいのち
)
を
手長
(
たなが
)
の
大御寿
(
おほみいのち
)
と
堅磐
(
かきは
)
に
常磐
(
ときは
)
に、
145
天津
(
あまつ
)
日継
(
ひつぎ
)
は
天地
(
あめつち
)
の
共
(
むた
)
弥
(
いや
)
遠永
(
とほなが
)
に
栄
(
さか
)
え
座
(
ま
)
さしめ
給
(
たま
)
ひ、
146
直
(
なほ
)
く
正
(
ただ
)
しく
人
(
ひと
)
に
憑
(
うつ
)
りて
教
(
をし
)
へ
給
(
たま
)
ひ
諭
(
さと
)
し
給
(
たま
)
へる、
147
三五皇
(
おほもとすめ
)
大御神
(
おほみかみ
)
の
御教
(
みをしへ
)
は、
148
説
(
と
)
く
人
(
ひと
)
の
説
(
と
)
きの
違
(
たが
)
ひ
無
(
な
)
く、
149
聞
(
き
)
く
人
(
ひと
)
の
聞
(
き
)
きの
誤
(
あやまち
)
あらしめず、
150
皇道
(
かむながら
)
三五
(
おほもと
)
の
信徒
(
まめひと
)
等
(
たち
)
は
老
(
おい
)
も
若
(
わかき
)
も、
151
清
(
きよ
)
き
明
(
あか
)
き
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
をのみ
信
(
うべな
)
ひて、
152
異
(
け
)
しき
卑
(
いや
)
しき
邪道
(
よこさのみち
)
に
惑
(
まど
)
ふ
事
(
こと
)
なく
入
(
い
)
る
事
(
こと
)
なく、
153
神
(
かみ
)
を
敬
(
ゐやま
)
ひ
君
(
きみ
)
を
尊
(
たふと
)
み、
154
親子
(
おやこ
)
夫婦
(
めをと
)
兄弟
(
はらから
)
朋友
(
ともがき
)
の
行
(
おこな
)
ひ
正
(
ただ
)
しく
美
(
うる
)
はしく、
155
己
(
おの
)
が
向々
(
むきむき
)
有
(
あ
)
らしめず、
156
家
(
いへ
)
の
業
(
なりはひ
)
弥締
(
いやしま
)
りに
締
(
しま
)
り
弥
(
いや
)
勤
(
つと
)
めに
勤
(
つと
)
めて、
157
子孫
(
うみのこ
)
の
八十続
(
やそつづき
)
に
至
(
いた
)
る
迄
(
まで
)
五十橿
(
いかし
)
八桑枝
(
やくはえ
)
の
如
(
ごと
)
く
茂久栄
(
むくさか
)
に
立栄
(
たちさか
)
えしめ
給
(
たま
)
ひ、
158
邂逅
(
わくらは
)
に
病疾
(
やみわづ
)
らはむ
事
(
こと
)
あらば、
159
一日
(
ひとひ
)
片時
(
かたとき
)
も
疾
(
と
)
く
速
(
すむや
)
けく
神随
(
かむながら
)
の
神法
(
みのり
)
に
伊豆
(
いづ
)
の
神霊
(
みたま
)
を
蒙
(
かかぶ
)
らしめ
給
(
たま
)
ひ、
160
恩頼
(
みたまのふゆ
)
を
仰
(
あふ
)
がしめ
給
(
たま
)
ひ、
161
夜
(
よ
)
の
守
(
まもり
)
日
(
ひ
)
の
守
(
まもり
)
に
守護
(
まもり
)
幸
(
さきは
)
へ
給
(
たま
)
へと
祈願
(
こひのみ
)
白
(
まを
)
す
事
(
こと
)
の
状
(
さま
)
を
聞
(
きこ
)
し
食
(
め
)
し
相諾
(
あひうづな
)
ひ
給
(
たま
)
へと、
162
鹿児自
(
かごじ
)
物
(
もの
)
膝
(
ひざ
)
折伏
(
をりふ
)
せ
鵜自物
(
うじもの
)
頸根
(
うなね
)
突抜
(
つきぬ
)
きて
畏
(
かしこ
)
み
畏
(
かしこ
)
みも
白
(
まを
)
す。
163
本部
(
ほんぶ
)
大神
(
おほかみ
)
月次祭
(
つきなみさい
)
祝詞
(
のりと
)
164
此
(
これ
)
の
神床
(
かむどこ
)
に
斎
(
いつ
)
き
奉
(
まつ
)
り
座
(
ま
)
せ
奉
(
まつ
)
る、
165
掛巻
(
かけまく
)
も
綾
(
あや
)
に
恐
(
かしこ
)
き
三五皇
(
おほもとすめ
)
大御神
(
おほみかみ
)
の
宇豆
(
うづ
)
の
大前
(
おほまへ
)
に、
166
斎主
(
いはひぬし
)
(某)
慎
(
つつし
)
み
敬
(
ゐやま
)
ひも
白
(
まを
)
さく。
167
今日
(
けふ
)
はしも
月毎
(
つきごと
)
の
御祭
(
みまつり
)
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
るとして、
168
御食
(
みけ
)
は
高杯
(
たかつき
)
に
盛足
(
もりた
)
らはし、
169
御酒
(
みき
)
は
甕
(
みか
)
の
戸
(
へ
)
高知
(
たかし
)
り
甕
(
みか
)
の
腹
(
はら
)
満
(
み
)
て
並
(
なら
)
べて、
170
餅
(
もちひ
)
の
鏡
(
かがみ
)
は
八十
(
やそ
)
比良加
(
ひらか
)
に
積
(
つ
)
み
重
(
かさ
)
ね、
171
山野
(
やまぬ
)
の
物
(
もの
)
は
甘菜
(
あまな
)
辛菜
(
からな
)
種々
(
くさぐさ
)
の
果実
(
このみ
)
、
172
海川
(
うみかは
)
の
物
(
もの
)
は
鰭
(
はた
)
の
広物
(
ひろもの
)
鰭
(
はた
)
の
狭物
(
さもの
)
、
173
奥津
(
おくつ
)
藻菜
(
もは
)
辺津
(
へつ
)
藻菜
(
もは
)
、
174
御水
(
みもひ
)
堅塩
(
きたし
)
に
至
(
いた
)
る
迄
(
まで
)
、
175
横山
(
よこやま
)
の
如
(
ごと
)
く
置
(
お
)
き
足
(
た
)
らはして、
176
称言
(
たたへごと
)
竟
(
を
)
へ
奉
(
まつ
)
らくを
平
(
たひら
)
けく
安
(
やす
)
らけく
聞食
(
きこしめ
)
して、
177
現
(
あきつ
)
御神
(
みかみ
)
と
大八洲
(
おほやしま
)
国
(
くに
)
知食
(
しろしめ
)
す
天皇
(
すめらみこと
)
の
大御代
(
おほみよ
)
を、
178
手長
(
たなが
)
の
大御代
(
おほみよ
)
と
堅磐
(
かきは
)
に
常磐
(
ときは
)
に、
179
天地
(
あめつち
)
の
共
(
むた
)
弥遠永
(
いやとほなが
)
に
栄
(
さか
)
え
座
(
ま
)
さしめ
給
(
たま
)
ひ、
180
三五皇
(
おほもとすめ
)
大御神
(
おほみかみ
)
の
御教
(
みをしへ
)
は、
181
説
(
と
)
く
人
(
ひと
)
の
説
(
とき
)
の
違
(
たがひ
)
なく、
182
聴
(
き
)
く
人
(
ひと
)
の
聴
(
きき
)
の
誤
(
あやまち
)
あらしめず、
183
皇道
(
かむながら
)
三五
(
おほもと
)
の
信徒
(
まめひと
)
等
(
たち
)
は
184
各
(
おの
)
も
各
(
おの
)
も
清
(
きよ
)
き
明
(
あか
)
き
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
をのみ
信
(
うべな
)
ひて、
185
異
(
け
)
しき
卑
(
いや
)
しき
邪道
(
よこさのみち
)
に
惑
(
まど
)
ふ
事
(
こと
)
なく
入
(
い
)
る
事
(
こと
)
なく、
186
神
(
かみ
)
を
敬
(
ゐやま
)
ひ
君
(
きみ
)
を
尊
(
たふと
)
み、
187
親子
(
おやこ
)
夫婦
(
めをと
)
兄弟
(
はらから
)
朋友
(
ともがき
)
の
行
(
おこな
)
ひ
正
(
ただ
)
しく
美
(
うる
)
はしく、
188
己
(
おの
)
が
向々
(
むきむき
)
あらしめず、
189
家
(
いへ
)
の
業
(
なりはひ
)
弥締
(
いやしま
)
りに
締
(
しま
)
り
弥
(
いや
)
勤
(
つと
)
めに
勤
(
つと
)
めて、
190
子孫
(
うみのこ
)
の
八十続
(
やそつづき
)
に
至
(
いた
)
る
迄
(
まで
)
、
191
五十橿
(
いかし
)
八桑枝
(
やくはえ
)
の
如
(
ごと
)
く
茂久栄
(
むくさか
)
に
立栄
(
たちさか
)
えしめ
給
(
たま
)
ひ、
192
夜
(
よ
)
の
守
(
まもり
)
日
(
ひ
)
の
守
(
まもり
)
に
守
(
まも
)
り
幸
(
さきは
)
へ
給
(
たま
)
へと、
193
祈願
(
こひのみ
)
白
(
まを
)
す
事
(
こと
)
の
状
(
さま
)
を
聞
(
き
)
こし
食
(
めし
)
相諾
(
あひうづな
)
ひ
給
(
たま
)
へと、
194
鹿児自
(
かごじ
)
物
(
もの
)
膝
(
ひざ
)
折伏
(
をりふ
)
せ
鵜自物
(
うじもの
)
頸根
(
うなね
)
突抜
(
つきぬ
)
きて、
195
恐
(
かしこ
)
み
恐
(
かしこ
)
みも
白
(
まを
)
す。
196
各家
(
かくけ
)
神床
(
かむどこ
)
遷座祭
(
せんざさい
)
祝詞
(
のりと
)
197
掛巻
(
かけまく
)
も
恐
(
かしこ
)
き
三五皇
(
おほもとすめ
)
大御神
(
おほみかみ
)
の
大前
(
おほまへ
)
に(某)
由麻波利
(
ゆまはり
)
清麻波里
(
きよまはり
)
、
198
恐
(
かしこ
)
み
恐
(
かしこ
)
みも
白
(
まを
)
さく。
199
八十日
(
やそか
)
日
(
ひ
)
は
有
(
あ
)
れども
今日
(
けふ
)
を
生日
(
いくひ
)
の
足日
(
たるひ
)
と
選
(
えら
)
み
定
(
さだ
)
めて、
200
此回
(
こたび
)
新
(
あらた
)
に
設備
(
とりまかな
)
へる
神殿
(
みあらか
)
に
遷
(
うつ
)
し
奉
(
まつ
)
り
座
(
ま
)
せ
奉
(
まつ
)
り、
201
御祭
(
みまつり
)
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
らむとす。
202
故
(
かれ
)
御酒
(
みき
)
御饌
(
みけ
)
海川
(
うみかは
)
山野
(
やまぬの
)
種々
(
くさぐさ
)
の
物
(
もの
)
を、
203
平
(
たひ
)
らかに
安
(
やす
)
らかに
聞食
(
きこしめ
)
して、
204
家長
(
いへをさ
)
を
始
(
はじ
)
め
諸人
(
もろびと
)
が
過
(
あやまち
)
犯
(
をか
)
しけむ
罪
(
つみ
)
穢
(
けがれ
)
有
(
あ
)
らむをば、
205
神直日
(
かむなほひ
)
大直日
(
おほなほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
し
聞直
(
ききなほ
)
しまして、
206
大神
(
おほかみ
)
の
御心
(
みこころ
)
も
安
(
やす
)
く
隠
(
おだひ
)
に
鎮
(
しづま
)
り
坐
(
ま
)
して、
207
弥
(
いや
)
遠永
(
とほなが
)
に
守
(
まも
)
り
幸
(
さきは
)
へ
給
(
たま
)
へと
畏
(
かしこ
)
み
畏
(
かしこ
)
みも
白
(
まを
)
す。
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