霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一一章 神勲(しんくん)〔一五八六〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第62巻 山河草木 丑の巻 篇:第3篇 四尾の嶺 よみ(新仮名遣い):よつおのみね
章:第11章 神勲 よみ(新仮名遣い):しんくん 通し章番号:1586
口述日:1923(大正12)年05月12日(旧03月27日) 口述場所:教主殿 筆録者:明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年10月16日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる] 主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm6211
愛善世界社版:123頁 八幡書店版:第11輯 177頁 修補版: 校定版:135頁 普及版:61頁 初版: ページ備考:
001第三五二
002
003()(とも)()(つど)ひつつ皇神(すめかみ)
004(いさを)たたふる(こゑ)(いさま)しも。
005
006(よろこ)びて生命(いのち)(きみ)(おん)(まへ)
007伊寄(いよ)(つど)へる神人(かみびと)(むれ)
008
009(うたが)はず(こころ)(まよ)はずためらはず
010(かみ)大路(おほぢ)にとく(すす)めかし。
011
012(かぎ)りなき(ひと)霊魂(みたま)(たの)しみは
013(かみ)御園(みその)(くら)ぶるものなし。
014
015皇神(すめかみ)(みち)によりての(まじ)はりは
016(した)しみ(なが)くうつる(こと)なし。
017
018()みの()のいやつぎつぎに相伝(あひつた)
019(かみ)大道(おほぢ)(まも)りゆくべし。
020第三五三
021
022皇神(すめかみ)(むた)永久(とこしへ)(かぎ)りなき
023(うづ)生命(いのち)(さか)(うれ)しき。
024
025(しづ)()(きよ)生命(いのち)永久(とこしへ)
026(あた)へたまひし(たふと)(かみ)はも。
027
028荒野(あらの)()(さび)しき(たび)(よる)(ごと)
029(ちか)づきにけり(もと)のわが()に。
030
031(かすみ)(おく)(くも)彼方(あなた)皇神(すめかみ)
032黄金(こがね)御門(みかど)はえ()めにけり。
033
034永久(とこしへ)(うづ)(いのち)をたまひてし
035(みづ)御霊(みたま)(めぐみ)かしこし。
036
037(いま)()(いづ)御霊(みたま)(おん)(いさを)
038(みづ)御霊(みたま)(ふか)(めぐみ)を。
039第三五四
040
041(ひと)()()えずかからず永久(とこしへ)
042(ひか)(かがや)神国(みくに)ありけり。
043
044()(くも)もあとなく()れて(くる)しみの
045(あめ)さへ()らぬ皇神(すめかみ)(その)
046
047(さち)(なが)(よろこ)(あふ)御栄(みさかえ)
048()きぬは(かみ)御園(みその)なりけり。
049
050瑞御霊(みづみたま)黄金(こがね)(とぼそ)()きあけて
051()たせたまへど(おそ)れて()らず。
052
053天使(あまつかひ)()(くだ)()てわが(よわ)
054(たま)(みちび)(かみ)御園(みその)へ。
055
056大空(おほぞら)(きよ)(きこ)ゆる(うた)(こゑ)
057天津(あまつ)(ひじり)(たた)ふるなるらむ。
058第三五五
059
060()(ちり)をはき(きよ)めつつ(えら)まれし
061(きよ)けき(たみ)(むれ)()らばや。
062
063(うら)(やす)宴会(うたげ)(むしろ)(まね)かれて
064(たま)御歌(みうた)()くはうれしき。
065
066綾錦(あやにしき)ミロクの殿(との)直会(なほらひ)
067()ひし(むかし)のなつかしきかな。
068
069(いま)だみぬ()きぬ御幸(みさち)のおぼろげに
070うつるも(かしこ)しミロクの殿(との)は。
071
072瑞御霊(みづみたま)生命(いのち)(きみ)(あふ)ぎつつ
073(まこと)御子(みこ)(あつ)まり(きた)るも。
074
075()()りし(うれ)(なや)みも(いま)ははや
076よろこび(ごと)(たね)となりぬる。
077
078瑞御霊(みづみたま)(その)(いさをし)(たか)らかに
079(した)しくほむる()こそ()たるる。
080第三五六
081
082()いゆきて夕日(ゆふひ)(かげ)なすわが(いのち)
083()するも()いじ(かみ)とありせば。
084
085黄金(こがね)なす(つばさ)にのりて故郷(ふるさと)
086(いさ)みて()かむ(かみ)(まも)りに。
087
088ヨルダンの岸辺(きしべ)(つゆ)()みわけて
089神国(みくに)(のぼ)()(ちか)づきぬ。
090
091天使(あまつかひ)(くだ)()ますか黄金(こがね)なす
092(つばさ)(おと)(きこ)()にけり。
093
094綾錦(あやにしき)(いづ)(みやこ)にあれませる
095教主(きみ)()()()ちわびにけり。
096第三五七
097
098(さび)(くさ)()()(たから)(なに)かあらむ
099(まこと)(たから)神国(みくに)()まばや。
100
101(なに)よりもわが(もと)むるは天津国(あまつくに)
102(よる)なき(その)清所(すがど)なりけり。
103
104わが()をも(しる)させたまへ天津国(あまつくに)
105(きよ)御文(みふみ)(かがや)くばかり。
106
107(あめ)(ほし)真砂(まさご)(かず)罪咎(つみとが)
108(はら)はせたまへ(みづ)大神(おほかみ)
109
110八千座(やちくら)置戸(おきど)()ひて()(ひと)
111(すく)ひやらむと(ちか)ひしわが教主(きみ)
112
113わが()をば生命(いのち)(ふみ)(しる)されしと
114天津(あまつ)たよりに()()(うれ)しき。
115
116天津国(あまつくに)()(わた)りたる諸声(もろごゑ)
117(きよ)御霊(みたま)(うた)ふなるらむ。
118
119(つゆ)ばかり(みだ)(ほろ)びも()(くに)
120(みやこ)(いた)ると(おも)へばうれしき。
121第三五八
122
123()(あふ)天津(あまつ)御空(みそら)(かがや)ける
124(たの)しき住所(すみか)ありと()らずや。
125
126わが(たま)(かがや)(かみ)御国(みくに)にて
127(した)しき(とも)(とも)(かた)らむ。
128
129諸々(もろもろ)(なげ)(くる)しみ()(わす)
130御民(みたみ)となりて神業(みわざ)(いそ)しめ。
131
132(ゆたか)なる(かみ)(めぐみ)永久(とこしへ)
133(ゑら)(たの)しむ天津(あまつ)国人(くにびと)
134第三五九
135
136(うれ)しさの(なみだ)かわきて(たの)もしく
137(かな)しくありし()はくれてゆく。
138
139現身(うつそみ)(いのち)()ゆる(その)()まで
140(かみ)(やす)けく(まも)りましけり。
141
142(あたら)しく天津(あまつ)御国(みくに)(よみがへ)
143()きぬ(いのち)をまたも(たま)はる。
144
145(けが)れたる諸人(もろびと)(たち)(つみ)(ゆる)
146御禊(みそぎ)(わざ)(すく)はせたまへ。
147
148()(よる)(もも)(けが)れを(はき)(きよ)
149長閑(のどか)(はる)()()(うれ)しき。
150
151皇神(すめかみ)(めぐみ)(なか)にやすらひて
152天津使(あまつつかひ)とともに(つか)へむ。
153第三六〇
154
155(ゆめ)()月日(つきひ)はたちて(とし)()いぬ
156ただ()(うへ)(かみ)のまにまに。
157
158(ひと)()(いのち)如何(いか)(なが)くとも
159百年(ももとせ)()ゆるものは(まれ)なり。
160
161()(かへ)(あゆ)みし(みち)(なが)むれば
162(つみ)(けが)れの足跡(あしがた)のみなる。
163
164(かな)しみし(こころ)重荷(おもに)となり()てて
165()(なや)むほど(とし)()れけり。
166
167わが(たま)(きよ)(すま)して皇神(すめかみ)
168姿(すがた)をうつす(かがみ)となせよ。
169
170(あたら)しき(あした)(むか)へて(あらた)なる
171(はる)(ひか)りに()はさせたまへ。
172第三六一
173
174とどめ()月日(つきひ)(あゆ)(はや)ければ
175わが()(はな)はうつろひにけり。
176
177()(あき)紅葉(もみぢ)(いろ)もはやあせて
178(ふゆ)間近(まぢか)くなりにけるかな。
179
180()(かへ)()()(かた)(なが)むれば
181(くも)(ひらめ)(いなづま)(ごと)し。
182
183()(みづ)(おもて)(うか)水泡(うたかた)
184わが()(はて)(かげ)(とど)めず。
185
186水泡(うたかた)水玉(みたま)()えしわが(たま)
187(よる)なき(くに)(よみがへ)りつつ。
188
189永久(とこしへ)()きぬ(いのち)()ちながら
190(ゆめ)浮世(うきよ)()ひて(ゆめ)()つ。
191大正一二・五・一二 旧三・二七 於教主殿 明子録)
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