霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一七章 神心(しんしん)〔一五九二〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第62巻 山河草木 丑の巻 篇:第4篇 弥仙の峰 よみ(新仮名遣い):みせんのみね
章:第17章 神心 よみ(新仮名遣い):しんしん 通し章番号:1592
口述日:1923(大正12)年05月13日(旧03月28日) 口述場所:教主殿 筆録者:明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年10月16日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる] 主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm6217
愛善世界社版:195頁 八幡書店版:第11輯 200頁 修補版: 校定版:214頁 普及版:61頁 初版: ページ備考:
001第四一二
002
003わが身魂(みたま)(さか)まく(なみ)()まれむとす
004(いだ)させたまへ(すく)ひの(ふね)を。
005
006()(しづ)四方(よも)海原(うなばら)物凄(ものすご)
007(てら)させたまへ(いづ)(ひかり)を。
008
009(うみ)(くが)(かみ)(おん)()にある(うへ)
010如何(いか)(おそ)れむ(かみ)のまにまに。
011
012沓島潟(めしまがた)伊猛(いたけ)(なみ)をしづめてし
013(みづ)御霊(みたま)(とも)とし()かむ。
014
015皇神(すめかみ)(うづ)御言(みこと)(かしこ)みて
016(あさ)(ゆふ)なに闇夜(やみよ)をわたらむ。
017第四一三
018
019大宮(おほみや)燈火(ともしび)(かげ)(くら)くして
020(しづ)けさやぶる御声(みこゑ)(きこ)えぬ。
021
022大宮(おほみや)はよし(こぼ)たれて(あと)なくも
023(かみ)御国(みくに)(おごそ)かに()てり。
024
025(つみ)()らぬ(をさな)(わらべ)朝夕(あさゆふ)
026(かみ)御声(みこゑ)(たし)()くなり。
027
028(しづ)かなる(うづ)御声(みこゑ)()(とき)
029(こころ)天津(あまつ)神国(かみくに)(ひら)くも。
030
031皇神(すめかみ)大御心(おほみこころ)(こころ)とし
032(あだ)(おも)ひを()らさせたまへ。
033
034()(ひじり)(ゆめ)にも()らぬ(みことのり)
035(をさな)(わらべ)(みみ)(きこ)ゆる。
036第四一四
037
038夕日(ゆふひ)()(ねぐら)(いそ)諸鳥(ももどり)
039(こゑ)(かな)しげに(きこ)()るかな。
040
041(はな)ねむり(ほし)御空(みそら)(ひらめ)きて
042四辺(あたり)(しづ)けき(よる)()にけり。
043
044()もすがら(めぐみ)(かみ)(ふところ)
045()かれて(ねむ)(こころ)(やす)けし。
046
047夢路(ゆめぢ)にも()(かがや)きし御姿(みすがた)
048(をが)ませたまへ(いづ)大神(おほかみ)
049
050小路(をぢ)()旅人(たびびと)(なみ)にのる船人(ふなびと)
051ともにとこやみの(よる)にもおぢず
052(すす)ませたまへ(かみ)(ひかり)(かみ)(めぐみ)に。
053
054御使(みつかひ)黄金(こがね)(はね)(いだ)かれて
055いと(いさ)ましく御国(みくに)(のぼ)るも。
056第四一五
057
058新緑(しんりよく)()えたつ野辺(のべ)にわが(たま)
059(みちび)きたまへ(みづ)大神(おほかみ)
060
061わが(たま)(はぐく)みましていと(やす)
062永久(とは)(さかえ)()らしめたまへ。
063
064わが(たま)(ちから)(とも)となりまして
065(みちび)きたまへ(あや)聖地(せいち)へ。
066
067ねぎごとをいと(たひら)かにうけ(たま)
068御神(みかみ)(たよ)(ほか)なきわれを。
069
070許々多久(ここたく)(つみ)(けが)れを(きよ)めます
071(ちから)(かみ)御稜威(みいづ)なりけり。
072
073わが(つみ)(あがな)永久(とは)生命(せいめい)
074(まも)りたまへる(みづ)大神(おほかみ)
075
076御心(みこころ)をわれにみたして常世(とこよ)ゆく
077闇夜(やみよ)燈火(あかし)となさしめたまへ。
078
079いや(ふか)(めぐみ)(つゆ)()びながら
080(はな)()(にほ)野辺(のべ)()くかな。
081第四一六
082
083幼子(をさなご)(こころ)(かへ)りしわが(たま)
084(あはれ)御子(みこ)(めぐ)ませたまへ。
085
086教主(きみ)(ごと)(やさ)しくあらばほほゑみて
087わが頭辺(かしらべ)()でさせたまはむ。
088
089わが教主(きみ)御子(みこ)とならむと朝夕(あさゆふ)
090幼心(をさなごころ)(つちか)ひて()く。
091
092(あさ)なさな御心(みこころ)(した)御恵(みめぐみ)
093(そだ)ちて(かがや)(たま)となりける。
094
095わが教主(きみ)(うづ)使(つかひ)とならばやと
096(くし)神代(かみよ)御文(みふみ)よむなり。
097
098(めづ)らしき(くし)神代(かみよ)物語(ものがたり)
099(おの)身魂(みたま)(いしずゑ)となる。
100
101(おん)(ふみ)(くも)八百路(やほぢ)()みわけて
102神国(みくに)(いた)(しをり)なりけり。
103第四一七
104
105(しづ)()産声(うぶごゑ)あげし幼子(をさなご)
106天津使(あまつつかひ)(わざ)をいそしむ。
107
108諸人(もろびと)(すく)ひの(はしら)()れながら
109(けが)れし(ひと)(なか)()るなり。
110
111忠実(まめやか)(おや)(つか)へて(うやま)ひつ
112(ひと)(つと)めの(のり)となれかし。
113
114()(さま)をいやことごとに()教主(きみ)
115()()(かみ)智慧(ちゑ)をうけつつ。
116
117身体(からたま)現身(うつそみ)()にありとても
118(かみ)(とも)なり(きよ)御霊(みたま)は。
119
120よき(こと)(つと)めはげみて(たの)もしき
121神国(みくに)(のぼ)(ひと)(ひと)なり。
122第四一八
123
124(やま)(かは)草木(くさき)すべての(もの)(みな)
125宿(やど)らせたまふ(いづ)大神(おほかみ)
126
127終夜(よもすがら)(わが)()(わが)(たま)(まも)りつつ
128東雲(しののめ)(そら)()たせたまひぬ。
129
130(こま)(こゑ)(くつわ)()にもにこやかに
131()ませたまひぬ(みづ)大神(おほかみ)
132第四一九
133
134永久(とことは)(つよ)くましますわが(きみ)
135(した)ひまつらむ(よわ)きわが()は。
136
137()(うへ)(つみ)(きよ)めて(すく)ふために
138(さか)えを()てて天降(あも)りましけり。
139
140白銀(しろがね)黄金(こがね)(かど)をうち(ひら)
141()たせたまひぬ(きよ)御霊(みたま)を。
142
143ヨルダンの(きよ)(なが)れに御禊(みそぎ)して
144御国(みくに)のために(いさを)()てばや。
145第四二〇
146
147()(をし)(かみ)御文(みふみ)()みてより
148(ふか)御稜威(みいづ)(ひろ)(さと)りぬ。
149
150(なつ)かしくいとも(たふと)くなりにけり
151神書(みふみ)()しよりわが(かみ)(いづ)
152
153(つみ)のため(かみ)御許(みもと)(はな)れしも
154(とが)めたまはず(まも)らせたまひぬ。
155
156歌心(うたごころ)()きわが()にも皇神(すめかみ)
157(めぐみ)()たれ(うた)わき()づる。
158第四二一
159
160(つみ)()らぬ(きよ)幼子(をさなご)よび(あつ)
161御許(みもと)(あそ)ばせたまふ(うれ)しさ。
162
163わが(たま)(いたは)りたまふ皇神(すめかみ)
164(おもて)()れば(した)はしくなりぬ。
165
166()()えぬ(かみ)(おもて)赤心(まごころ)
167(ひかり)()りて今日(けふ)(をが)みぬ。
168
169教主(きみ)()神国(みくに)(その)()かばやと
170(そな)へをなして月日(つきひ)()ちぬる。
171
172(えら)まれし御霊(みたま)永久(とは)()(いへ)
173天津(あまつ)御国(みくに)(そな)はりてあり。
174
175幼子(をさなご)数多(あまた)(つど)ひて天津国(あまつくに)
176御園(みその)(きみ)(とも)(あそ)べる。
177大正一二・五・一三 旧三・二八 於教主殿 明子録)
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10/22【霊界物語ネット】王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)』をテキスト化しました。
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