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第71巻(戌の巻)
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天祥地瑞
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第33巻(申の巻)
序歌
瑞祥
第1篇 誠心誠意
01 高論濁拙
〔916〕
02 灰猫婆
〔917〕
03 言霊停止
〔918〕
04 楽茶苦
〔919〕
第2篇 鶴亀躍動
05 神寿言
〔920〕
06 皮肉歌
〔921〕
07 心の色
〔922〕
08 春駒
〔923〕
09 言霊結
〔924〕
10 神歌
〔925〕
11 波静
〔926〕
12 袂別
〔927〕
第3篇 時節到来
13 帰途
〔928〕
14 魂の洗濯
〔929〕
15 婆論議
〔930〕
16 暗夜の歌
〔931〕
17 感謝の涙
〔932〕
18 神風清
〔933〕
第4篇 理智と愛情
19 報告祭
〔934〕
20 昔語
〔935〕
21 峯の雲
〔936〕
22 高宮姫
〔937〕
23 鉄鎚
〔938〕
24 春秋
〔939〕
25 琉の玉
〔940〕
26 若の浦
〔941〕
伊豆温泉旅行につき訪問者人名詠込歌
附記 湯ケ島所感
余白歌
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瑞祥
(
ずゐしやう
)
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第33巻 海洋万里 申の巻
篇:
前付
よみ(新仮名遣い):
章:
瑞祥
よみ(新仮名遣い):
ずいしょう
通し章番号:
口述日:
1922(大正11)年09月20日(旧07月29日)
口述場所:
筆録者:
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1923(大正12)年11月10日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
今日はなんという吉日であろうか。万代祝う亀岡の瑞祥閣の立てられた万寿苑の空は蒼々と澄み切り渡り、初秋の空をかすめてゆるゆると翔ってきた二羽の田鶴。
折から出口瑞月が、富士の高峰に鎮まりいます木の花咲哉姫の御経綸によって述べる物語も、三十三巻を述べ終わった。東の方を見れば、吉祥の瑞をあらわす常盤の松に羽を休め、綾部の方を眺めている鶴の姿も勇ましい。尊い神の開いた教えの花の千載に輝くとき、いや光る功は手に取るごとく思われる。
天の岩戸の奥深くに隠れいませる大神の稜威も出づる神の道を、闇夜を照らす瑞月が歓び勇んで大本の瑞兆をまつぶさに示し給うたものであると、小松の茂る神の園の鈴虫や機織虫、キリギリス、コホロギらの声が清く照り渡るように聞こえてきた。
めでたい田鶴が舞うように、高ねの空に皇神の畏き教えを敷島の大和心の隅もなく照らさせ給え。天地の神の前に謹んで、大正十一年九月二十日の瑞祥を後日のために記しておく。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm330002
愛善世界社版:
3頁
八幡書店版:
第6輯 256頁
修補版:
校定版:
3頁
普及版:
1頁
初版:
ページ備考:
001
今日
(
けふ
)
は
如何
(
いか
)
なる
吉日
(
きちじつ
)
ぞ
002
万代
(
よろづよ
)
祝
(
いは
)
ふ
亀岡
(
かめをか
)
の
003
瑞祥閣
(
ずゐしやうかく
)
の
建
(
た
)
てられし
004
名
(
な
)
さへ
目出度
(
めでた
)
き
万寿苑
(
まんじゆゑん
)
005
天津
(
あまつ
)
御空
(
みそら
)
は
蒼々
(
さうさう
)
と
006
澄切
(
すみき
)
り
渡
(
わた
)
る
初秋
(
はつあき
)
の
007
空
(
そら
)
をかすめて
緩々
(
ゆるゆる
)
と
008
かけり
来
(
きた
)
りし
二羽
(
には
)
の
田鶴
(
たづ
)
009
折
(
をり
)
から
出口
(
でぐち
)
の
瑞月
(
ずゐげつ
)
が
010
不二
(
ふじ
)
の
高峰
(
たかね
)
に
常永
(
とことは
)
に
出口瑞月
011
鎮
(
しづ
)
まりゐます
木
(
こ
)
の
花
(
はな
)
の
012
咲哉
(
さくや
)
の
姫
(
ひめ
)
の
御
(
ご
)
経綸
(
けいりん
)
013
変現
(
へんげん
)
出没
(
しゆつぼつ
)
極
(
きは
)
みなき
014
三十三
(
さんじふさん
)
相
(
さう
)
の
神業
(
かむわざ
)
に
015
因
(
ちなみ
)
て
述
(
の
)
ぶる
物語
(
ものがたり
)
016
三十三
(
さんじふさん
)
巻
(
くわん
)
述
(
の
)
べ
了
(
を
)
へて
松村真澄
017
浄写
(
じやうしや
)
菩薩
(
ぼさつ
)
の
松村
(
まつむら
)
氏
(
し
)
018
心
(
こころ
)
も
加藤
(
かとう
)
明
(
あきら
)
けく
加藤明子
019
いよいよ
楽
(
たの
)
しき
休養日
(
きうやうび
)
020
東尾
(
ひがしを
)
見
(
み
)
れば
吉祥
(
きつしやう
)
の
東尾吉雄
021
瑞
雄
(
ずゐを
)
あらはす
公孫樹
(
こうそんじゆ
)
022
常磐
(
ときは
)
の
松
(
まつ
)
に
羽
(
はね
)
休
(
やす
)
め
023
綾部
(
あやべ
)
の
方
(
かた
)
を
眺
(
なが
)
め
居
(
ゐ
)
る
024
鶴
(
つる
)
の
姿
(
すがた
)
ぞ
勇
(
いさ
)
ましき
025
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
開
(
ひら
)
きたる
026
教
(
をしへ
)
の
花
(
はな
)
の
千載
(
せんざい
)
に
027
かがやく
時
(
とき
)
も
北村
(
きたむら
)
や
028
いや
隆光
(
たかひか
)
る
伊佐男
(
いさを
)
氏
(
し
)
は
北村隆光
029
手
(
て
)
にとる
如
(
ごと
)
く
思
(
おも
)
はれぬ
030
天
(
あま
)
の
岩戸
(
いはと
)
の
奥
(
おく
)
深
(
ふか
)
く
031
隠
(
かく
)
れ
居
(
ゐ
)
ませし
大神
(
おほかみ
)
の
032
稜威
(
みいづ
)
も
出口
(
でぐち
)
の
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
出口伊佐男
033
暗夜
(
やみよ
)
を
照
(
て
)
らす
瑞月
(
ずゐげつ
)
が
034
歓
(
よろこ
)
び
勇
(
いさ
)
み
打仰
(
うちあふ
)
ぎ
035
我
(
わが
)
大本
(
おほもと
)
の
瑞兆
(
ずゐてう
)
を
036
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
のまつぶさに
037
示
(
しめ
)
し
玉
(
たま
)
ひしものなりと
038
千代
(
ちよ
)
万代
(
よろづよ
)
を
寿
(
ことほ
)
ぎて
039
小松
(
こまつ
)
の
茂
(
しげ
)
る
神
(
かみ
)
の
園
(
その
)
040
心
(
こころ
)
も
涼
(
すず
)
しき
鈴虫
(
すずむし
)
や
041
五六七
(
みろく
)
の
御代
(
みよ
)
を
松虫
(
まつむし
)
や
042
経
(
たて
)
と
緯
(
よこ
)
との
綾錦
(
あやにしき
)
043
機織虫
(
はたおりむし
)
の
此所
(
ここ
)
彼所
(
かしこ
)
044
歌
(
うた
)
へる
声
(
こゑ
)
はキリギリス
045
コホロギ
虫
(
むし
)
の
声
(
こゑ
)
清
(
きよ
)
く
046
真澄
(
ますみ
)
の
鏡
(
かがみ
)
明
(
あきら
)
けく
047
照
(
て
)
り
渡
(
わた
)
る
如
(
ごと
)
聞
(
きこ
)
えたり
048
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
049
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はへ
坐
(
ま
)
しまして
050
芽出度
(
めでた
)
き
田鶴
(
たづ
)
の
舞
(
ま
)
ふ
如
(
ごと
)
く
051
高峯
(
たかね
)
の
空
(
そら
)
に
皇神
(
すめかみ
)
の
052
畏
(
かしこ
)
き
教
(
をしへ
)
を
敷島
(
しきしま
)
の
053
大和心
(
やまとごころ
)
の
隈
(
くま
)
もなく
054
照
(
て
)
らさせ
玉
(
たま
)
へ
天地
(
あめつち
)
の
055
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
謹
(
つつし
)
みて
056
大
(
ひろ
)
き
正
(
ただ
)
しき
十一
(
じふいち
)
年
(
ねん
)
057
九
(
く
)
月
(
ぐわつ
)
二十日
(
はつか
)
の
瑞祥
(
ずゐしやう
)
を
058
うれしみ
畏
(
かしこ
)
み
命毛
(
いのちげ
)
の
059
肉筆
(
にくひつ
)
ならぬ
万年筆
(
まんねんひつ
)
の
永々
(
ながなが
)
と
060
墨
(
すみ
)
をふくませ
一苦労
(
ひとくらう
)
061
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
為
(
ため
)
世
(
よ
)
の
為
(
ため
)
に
062
神苑内
(
しんゑんない
)
の
老松
(
おいまつ
)
の
063
枝
(
えだ
)
をば
垂
(
た
)
るる
心地
(
ここち
)
よさ
064
例
(
ためし
)
もあらぬ
事
(
こと
)
なれば
065
後日
(
ごじつ
)
の
為
(
ため
)
に
記
(
しる
)
しおく
066
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
067
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はへましませよ。
068
大正十一年九月二十日
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