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第33巻(申の巻)
序歌
瑞祥
第1篇 誠心誠意
01 高論濁拙
〔916〕
02 灰猫婆
〔917〕
03 言霊停止
〔918〕
04 楽茶苦
〔919〕
第2篇 鶴亀躍動
05 神寿言
〔920〕
06 皮肉歌
〔921〕
07 心の色
〔922〕
08 春駒
〔923〕
09 言霊結
〔924〕
10 神歌
〔925〕
11 波静
〔926〕
12 袂別
〔927〕
第3篇 時節到来
13 帰途
〔928〕
14 魂の洗濯
〔929〕
15 婆論議
〔930〕
16 暗夜の歌
〔931〕
17 感謝の涙
〔932〕
18 神風清
〔933〕
第4篇 理智と愛情
19 報告祭
〔934〕
20 昔語
〔935〕
21 峯の雲
〔936〕
22 高宮姫
〔937〕
23 鉄鎚
〔938〕
24 春秋
〔939〕
25 琉の玉
〔940〕
26 若の浦
〔941〕
伊豆温泉旅行につき訪問者人名詠込歌
附記 湯ケ島所感
余白歌
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第一〇章
神歌
(
しんか
)
〔九二五〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第33巻 海洋万里 申の巻
篇:
第2篇 鶴亀躍動
よみ(新仮名遣い):
かくきやくどう
章:
第10章 神歌
よみ(新仮名遣い):
しんか
通し章番号:
925
口述日:
1922(大正11)年08月27日(旧07月5日)
口述場所:
筆録者:
松村真澄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1923(大正12)年11月10日
概要:
舞台:
ウヅの館
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
神素盞嗚大神は、日の大神・神伊邪諾尊と、月の大神・神伊邪冊尊が自転倒島で婚嫁の道を開き給うた古事から歌い始めた。そして国依別と末子姫の夫婦を祝し、瑞の御霊の神柱である自身の名をもって、皇大神に夫婦の幸せを願った。
また言依別命や松若彦をはじめ、三五教の神司たち、信徒たちの真心を愛で、神の代の柱となり礎となるように諭した。永遠に神の大御前に仕えて清き心を濁さないようにと、夫婦の幸を寿ぎつつ、一同に神の心を誓いおいた。
神素盞嗚大神は歌い終わると、欣然としてそのまま奥殿に姿を隠し給うた。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2022-08-19 18:43:27
OBC :
rm3310
愛善世界社版:
105頁
八幡書店版:
第6輯 291頁
修補版:
校定版:
109頁
普及版:
40頁
初版:
ページ備考:
001
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのをの
)
大神
(
おほかみ
)
が
末子姫
(
すゑこひめ
)
の
婚姻
(
こんいん
)
を
祝
(
しゆく
)
し
玉
(
たま
)
ふ
御
(
おん
)
歌
(
うた
)
。
002
神素盞嗚大神
『
八雲
(
やくも
)
立
(
た
)
つ
出雲
(
いづも
)
八重垣
(
やへがき
)
妻
(
つま
)
ごみに
003
八重垣
(
やへがき
)
造
(
つく
)
る
其
(
その
)
八重垣
(
やへがき
)
を
004
神代
(
かみよ
)
の
昔
(
むかし
)
高天原
(
たかあまはら
)
にて
005
日
(
ひ
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
神
(
かむ
)
伊邪諾
(
いざなぎの
)
尊
(
みこと
)
006
月
(
つき
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
神
(
かむ
)
伊邪冊
(
いざなみの
)
尊
(
みこと
)
007
自転倒
(
おのころ
)
島
(
じま
)
におり
立
(
た
)
ちて
008
天教山
(
てんけうざん
)
の
中腹
(
ちうふく
)
に
009
撞
(
つき
)
の
御柱
(
みはしら
)
つき
固
(
かた
)
め
010
左
(
ひだり
)
右
(
みぎ
)
りと
巡
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
ひ
011
あなにやし
好男
(
えーをとこ
)
012
あなにやし
好乙女
(
えーおとめ
)
よと
013
宣
(
の
)
らせ
玉
(
たま
)
ひて
妹
(
いも
)
と
背
(
せ
)
の
014
婚嫁
(
とつぎ
)
の
道
(
みち
)
を
開
(
ひら
)
き
玉
(
たま
)
ひし
015
其
(
その
)
古事
(
ふるごと
)
に
神傚
(
かむなら
)
ひ
016
三五教
(
あななひけう
)
の
神司
(
かむづかさ
)
017
心
(
こころ
)
も
清
(
きよ
)
き
国依別
(
くによりわけの
)
命
(
みこと
)
018
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
末
(
すゑ
)
の
子
(
こ
)
と
019
神
(
かみ
)
の
依
(
よ
)
さしの
末子姫
(
すゑこひめ
)
020
今日
(
けふ
)
の
佳
(
よ
)
き
日
(
ひ
)
の
吉
(
よ
)
き
時
(
とき
)
に
021
妹背
(
いもせ
)
の
契
(
ちぎり
)
永久
(
とこしへ
)
に
022
結
(
むす
)
び
終
(
を
)
へたる
芽出
(
めで
)
たさよ
023
朝日
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
るとも
曇
(
くも
)
るとも
024
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つとも
虧
(
か
)
くるとも
025
仮令
(
たとへ
)
天地
(
てんち
)
は
変
(
かは
)
るとも
026
国依別
(
くによりわけ
)
と
末子姫
(
すゑこひめ
)
027
夫婦
(
めをと
)
の
契
(
ちぎり
)
は
永久
(
とこしへ
)
に
028
変
(
かは
)
らざらまし
高砂
(
たかさご
)
の
029
松
(
まつ
)
の
緑
(
みどり
)
の
色
(
いろ
)
深
(
ふか
)
く
030
鶴
(
つる
)
の
齢
(
よはひ
)
の
千代
(
ちよ
)
八千代
(
やちよ
)
031
亀
(
かめ
)
の
齢
(
よはひ
)
の
万世
(
よろづよ
)
も
032
変
(
かは
)
らであれや
惟神
(
かむながら
)
033
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
034
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
神柱
(
かむばしら
)
035
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのをの
)
尊
(
みこと
)
036
畏
(
かしこ
)
み
畏
(
かしこ
)
み
願
(
ね
)
ぎまつる
037
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
038
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましまして
039
三五教
(
あななひけう
)
の
神司
(
かむつかさ
)
040
言依別
(
ことよりわけの
)
命
(
みこと
)
を
初
(
はじ
)
めとし
041
松若彦
(
まつわかひこ
)
や
高姫
(
たかひめ
)
や
042
鷹依姫
(
たかよりひめ
)
や
竜国別
(
たつくにわけ
)
043
其
(
その
)
外
(
ほか
)
百
(
もも
)
の
神司
(
かむつかさ
)
044
信徒
(
まめひと
)
達
(
たち
)
に
至
(
いた
)
るまで
045
今日
(
けふ
)
の
佳
(
よ
)
き
日
(
ひ
)
の
吉
(
よ
)
き
時
(
とき
)
を
046
喜
(
よろこ
)
びまつり
集
(
つど
)
ひ
来
(
く
)
る
047
其
(
その
)
真心
(
まごころ
)
の
麗
(
うるは
)
しさ
048
心
(
こころ
)
の
色
(
いろ
)
はまちまちに
049
高姫
(
たかひめ
)
のごと
変
(
かは
)
れども
050
神
(
かみ
)
の
大道
(
おほぢ
)
と
世
(
よ
)
の
為
(
ため
)
に
051
尽
(
つく
)
す
心
(
こころ
)
は
皆
(
みな
)
一
(
ひと
)
つ
052
一
(
ひと
)
つ
心
(
ごころ
)
に
睦
(
むつ
)
びあひ
053
神
(
かみ
)
の
心
(
こころ
)
を
推
(
お
)
し
量
(
はか
)
り
054
堅磐
(
かきは
)
常磐
(
ときは
)
に
神
(
かみ
)
の
代
(
よ
)
の
055
柱
(
はしら
)
となれよ
礎
(
いしづゑ
)
と
056
なりて
尽
(
つく
)
せよ
惟神
(
かむながら
)
057
神
(
かみ
)
は
汝
(
なんぢ
)
と
倶
(
とも
)
にあり
058
清
(
きよ
)
き
畏
(
かしこ
)
き
真心
(
まごころ
)
に
059
鎮
(
しづ
)
まりゐます
月
(
つき
)
と
日
(
ひ
)
の
060
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐみ
)
は
目
(
ま
)
のあたり
061
立
(
た
)
ちさやぎたる
荒波
(
あらなみ
)
の
062
早
(
はや
)
なぎ
渡
(
わた
)
る
和田
(
わだ
)
の
原
(
はら
)
063
深
(
ふか
)
き
恵
(
めぐみ
)
の
底知
(
そこし
)
れず
064
高
(
たか
)
き
恵
(
めぐみ
)
は
天
(
あま
)
の
原
(
はら
)
065
限
(
かぎ
)
り
知
(
し
)
られぬ
青雲
(
あをくも
)
の
066
広
(
ひろ
)
く
高
(
たか
)
きは
皇神
(
すめかみ
)
の
067
大御心
(
おほみこころ
)
ぞ
永遠
(
とことは
)
に
068
変
(
かは
)
らず
動
(
うご
)
かず
真心
(
まごころ
)
を
069
捧
(
ささ
)
げて
祈
(
いの
)
れよく
祈
(
いの
)
れ
070
大国治立
(
おほくにはるたちの
)
大御神
(
おほみかみ
)
071
高皇
(
たかみ
)
産霊
(
むすびの
)
大御神
(
おほみかみ
)
072
神皇
(
かむみ
)
産霊
(
むすびの
)
大御神
(
おほみかみ
)
073
天照
(
あまてら
)
します
大御神
(
おほみかみ
)
074
国治立
(
くにはるたちの
)
大御神
(
おほみかみ
)
075
豊国主
(
とよくにぬしの
)
大御神
(
おほみかみ
)
076
其
(
その
)
他
(
ほか
)
百
(
もも
)
の
神
(
かみ
)
たちの
077
深
(
ふか
)
き
恵
(
めぐみ
)
を
畏
(
かしこ
)
みて
078
千代
(
ちよ
)
も
八千代
(
やちよ
)
も
永久
(
とこしへ
)
に
079
大御前
(
おほみまへ
)
に
能
(
よ
)
く
仕
(
つか
)
へ
080
五六七
(
みろく
)
の
御世
(
みよ
)
の
末
(
すゑ
)
迄
(
まで
)
も
081
清
(
きよ
)
き
心
(
こころ
)
を
濁
(
にご
)
らすな
082
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
083
神
(
かみ
)
に
誓
(
ちか
)
ひて
今日
(
けふ
)
の
日
(
ひ
)
を
084
喜
(
よろこ
)
び
敬
(
ゐやま
)
ひ
行先
(
ゆくさき
)
の
085
夫婦
(
めをと
)
の
幸
(
さち
)
を
寿
(
ことほ
)
ぎつ
086
神
(
かみ
)
の
司
(
つかさ
)
や
信徒
(
まめひと
)
や
087
国人
(
くにびと
)
達
(
たち
)
に
惟神
(
かむながら
)
088
神
(
かみ
)
の
心
(
こころ
)
を
誓
(
ちか
)
ひおく
089
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
090
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましませよ』
091
と
歌
(
うた
)
ひ
終
(
をは
)
り、
092
欣然
(
きんぜん
)
として
其
(
その
)
儘
(
まま
)
奥殿
(
おくでん
)
に
神姿
(
みすがた
)
を
隠
(
かく
)
し
玉
(
たま
)
ひけり。
093
(
大正一一・八・二七
旧七・五
松村真澄
録)
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『
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