霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
目 次設 定
設定
印刷用画面を開く [?]プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。[×閉じる]
話者名の追加表示 [?]セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。[×閉じる]
表示できる章
テキストのタイプ [?]ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。[×閉じる]

文字サイズ
フォント

ルビの表示



アンカーの表示 [?]本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。[×閉じる]


宣伝歌 [?]宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。[×閉じる]
脚注 [?][※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]


文字の色
背景の色
ルビの色
傍点の色 [?]底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。[×閉じる]
外字1の色 [?]この設定は現在使われておりません。[×閉じる]
外字2の色 [?]文字がフォントに存在せず、画像を使っている場合がありますが、その画像の周囲の色を変えます。[×閉じる]

  

表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。


【新着情報】10月30~31日に旧サイトから新サイトへの移行作業を行う予定です。実験用サイトサブスク
マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。

【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034  アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。

          

第九章 黄泉(よみ)(がへり)〔一三四五〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻 篇:第2篇 文明盲者 よみ(新仮名遣い):ぶんめいもうじゃ
章:第9章 黄泉帰 よみ(新仮名遣い):よみがえり 通し章番号:1345
口述日:1923(大正12)年01月30日(旧12月14日) 口述場所: 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年1月28日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
イクとサールは、お菊にもてなされて夜中ごろまで酒を勧め、互いに歌などを詠み交わして過ごしていた。イクとサールは、どうしても初稚姫にお供を許してもらえそうにないこと、夜が明けたらどうにかしてもう一度願い出て、それでも聞き入れられなければ自由行動でハルナの都まで行く覚悟であることなどを話し合っていた。
お菊はすでに初稚姫が小北山を発ったことを知っていたが、気の毒で二人にそのことを告げることはできなかった。お菊は、せっかくだからこの小北山に留まってはどうかと二人を慰め、歌を交わしながら夜を過ごしていた。
俄かに騒がしい人の声が聞こえ、お千代があわただしく入ってきた。お千代は文助の様子が変になったとお菊を呼びに来た。イクとサールも、お菊とお千代について文助の病室に駆けこんだ。見れば、松姫が一生懸命に魂返しの祝詞を奏上していた。
イクは夜光の玉を松姫に預けて文助の額に当てるように頼むと、自分たちは河鹿川で禊をしに出て行った。お菊も共に河に飛び込み、三人声をそろえて文助の蘇生を祈った。
河鹿川の激流に危険を冒して祈る三人の赤誠を、大神も赦し給うであろう。平素はいたずら好きで口が悪くあまり親切らしく見えないイクとサール、お転婆娘のお菊も、人の危難に際してはその赤心現れ、我が身の危険も忘れて神に祈る。これぞ全く美はしき人情の発露にして、神に従い、神を信じ、誠の道を悟りうるものでなくてはできない所為である。
三人は文助の身を気遣いながら帰ってきた。たちまちお菊は神がかり状態となって病床に駆けてきて、松姫の手から夜光の玉を受け取り、小声で称えながら何事か祈っている。イクとサールの両人は、裸のまま文助の足をもんだり息を吹いたり、あらゆる手段を尽くした。
文助はウンとひと声叫んで目を開け、あたりを見回した。文助は昏睡していた間に、初と徳と会ったり目が見えるようになって美しい光景を見たことを語った。文助がさまよったのは、第三天国の広大な原野であった。そこで初と徳の精霊と出会ったのである。
もとより初と徳は文助を尊敬していたが、一時の欲に駆られて高姫や妖幻坊に誤られ、文助に怪我を負わせる騒動が勃発したのであった。初と徳の精霊は、呼び戻すために第三天国に現れたのであった。そこへ、熱心なイク、サール、お菊、松姫らの祈祷の力によって現世の残務を果たすべく、蘇生せしめられたのであった。
文助は肉体的には目が不自由であったが、霊界に至るやたちまち外部的状態を脱出し、第二の中間状態を越えて、第三の内分的状態にまで急速度をもって進んだ。そのため、神に親しみ神に仕えたる赤心のみ残存し、心の眼が開けて天界を見ることができたのであった。
文助はまず天の八衢についていたが、なぜこのようなところへ来たかについては一行考えなかった。そして現界に残してきた人々のこともすっかり忘れていた。ただ、神に関する知識のみますます明瞭になっていた。
文助は八衢の守衛にここがどこか尋ねたが、守衛は、文助がまだ現界に寿命を残していることを知っていたので、答えることはできないときっぱり応じた。文助は何とはなしに愉快な気分に満たされ、足も軽々と進んで行った。
途中、現界にある知己友人の精霊や、すでに帰幽した人間にも出会った。されどそのときの彼の心は、帰幽した者と帰幽していない者を判別する考えはなく、いずれも自分と同じように肉身を持って働いていると思っていた。
人間は現世において神に背き、真理を無視し、社会に大害を与えない限り、死後は肉体上における欲望や観念、自愛の悪念は払しょくされ、内分に属する善のみ自由に活躍することを得る故に、死後の安逸なる生涯を楽しむことができるのである。
肉体のあるうちはどうしても善悪混交、美醜相交わる中有的生涯に甘んじなくてはならない。しかし虚偽と罪悪に満ちた地獄界に籍を置く人間は、生前においてせめて中有界なりと救われなくては、死後の生涯を安楽ならしむることは不可能である。
神は至仁至愛にましますがゆえに、いかなるものもあらゆる方法手段を尽くしてこれを天国に導き、天国の住民として霊界のために働かしめ楽しき生涯を送らしめんと念じ給うのである。
神は宇宙を一個の人格者とみなしてこれを統制し給う。ゆえに、いかなる悪人といえども、一個人の身体の一部である。神は、人間をはじめ宇宙一切を吾が身のごとく愛し給う。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2023-11-19 14:59:56 OBC :rm5209
愛善世界社版:128頁 八幡書店版:第9輯 425頁 修補版: 校定版:134頁 普及版:56頁 初版: ページ備考:
派生[?]この文献を底本として書かれたと思われる文献です。[×閉じる]出口王仁三郎全集 > 第二巻 宗教・教育編 > 【宗教編】第四篇 神霊世界 > 第二十一章 黄泉帰
001 侠客育(けふかくそだ)ちのお(きく)(とし)にも似合(にあ)はず人馴(ひとな)れがして、002二人(ふたり)(をとこ)をよくもてなし、003夜中頃(よなかごろ)まで(さけ)(すす)(たがひ)(うた)などを()(かは)してゐた。004イク、005サールは初稚姫(はつわかひめ)にお(とも)(ねが)つた(ところ)006あの様子(やうす)では到底(たうてい)(ゆる)されさうにもない。007夜光(やくわう)(たま)(いただ)いて(うれ)しいが、008(その)(ため)自分(じぶん)目的(もくてき)(さへぎ)られるのは、009(また)格別(かくべつ)(くる)しい。010初稚姫(はつわかひめ)さまも(たから)(あた)へて、011吾々(われわれ)進路(しんろ)壅塞(ようそく)せむとし(たま)ふ、012(その)やり(くち)013随分(ずいぶん)(ひと)(わる)い……と時々(ときどき)愚痴(ぐち)りながら、014(きく)(しやく)でチビリチビリと()んでゐた。015されど神経(しんけい)興奮(こうふん)して、016(あるひ)(かな)しく(あるひ)(さび)しくなり、017一度(いちど)()()けたら、018所在(あらゆる)方法(はうはふ)(もつ)(ひめ)(ねが)()で、019どうしても()かれなければ、020自分(じぶん)()二人(ふたり)自由(じいう)行動(かうどう)をとり、021(あと)になり(さき)になりしてハルナの(みやこ)まで()かねばおかぬ。022(かみ)(さま)吾々(われわれ)決心(けつしん)(ため)して(ござ)るのかも()れぬなどと、023()んだり(くづ)したり、024ひそびそ(ばなし)(とき)(うつ)した。025(きく)(すで)(すで)初稚姫(はつわかひめ)(この)聖場(せいぢやう)出立(しゆつたつ)された(こと)はよく()つてゐた。026(しか)二人(ふたり)(あま)()(どく)(おも)つて、027(その)(じつ)(あか)さなかつたのである。
028イク『黙然(もくねん)()()みし(まま)()もやらず
029(いき)(しろ)きに見入(みい)りけるかも』
030サール『(かな)しみは冥想(めいさう)となり(うた)となり
031(なみだ)となりて(われ)をめぐるも』
032(きく)益良夫(ますらを)(かた)(こころ)をひるがへし
033(かへ)()きます(こと)のあはれさ』
034イク『何事(なにごと)都合(つがふ)のますか()らねども
035()ひて()かましハルナの(みやこ)へ』
036サール『益良夫(ますらを)(わか)(をんな)(はじ)かれて
037(はぢ)上塗(うはぬり)するぞ(かな)しき』
038(きく)皇神(すめかみ)何処(いづく)()にも(まし)ませば
039いまし二人(ふたり)此処(ここ)()たまへ』
040イク『イク(たび)(おも)(かへ)してみたれども
041(おも)()られぬ初一念(しよいちねん)なり』
042サール『(たま)()(いのち)()しまず(みち)(ため)
043(すす)(わが)()(ゆる)させ(たま)へ。
044神国(かみくに)(うま)れあひたる吾々(われわれ)
045(かみ)より(ほか)(つか)ふるものなし』
046イク『いかにして(この)難関(なんくわん)切抜(きりぬ)けむ
047ああ(ただ)心々(こころごころ)なりけり』
048(きく)()(こころ)(ふか)くも(おも)ひやるにつけ
049われも(なみだ)()()てにける。
050魔我彦(まがひこ)(つかさ)なりともましまさば
051かくも(こころ)(いた)めざるらむ』
052イク『()(かく)初稚姫(はつわかひめ)今一度(いまいちど)
053(いのち)(まと)(ねが)ひみむかな』
054サール『千引岩(ちびきいは)()せども()けども(うご)きなき
055(かた)(こころ)をいかにとやせむ』
056(きく)(よる)()にもしも(あらし)()くならば
057(なれ)()二人(ふたり)はいかに()るらむ』
058イク『イク(たび)(あらし)()かれ(たた)かれて
059()(むす)ぶなり白梅(しらうめ)(はな)は』
060サール『敷島(しきしま)大和心(やまとごころ)白梅(しらうめ)
061(あさひ)(にほ)(ごと)くなりけり。
062大和魂(やまとだま)(ふる)(おこ)して(すす)()かむ
063千里(せんり)万里(ばんり)荒野(あらの)わたりて』
064イク『岩根(いはね)木根(きね)ふみさくみつつ(つき)(くに)
065(すす)まにやおかぬ大和(やまと)(だましひ)
066 ()(さん)(にん)夜更(よふ)けまで()もやらず、067(さび)しげに(うた)()んで、068初稚姫(はつわかひめ)拒否(きよひ)如何(いかん)気遣(きづか)ひつつあつた。069(にはか)(さわ)がしき(ひと)(こゑ)070足駄(あしだ)(おと)071何事(なにごと)ならむと(みみ)をすます(ところ)へ、072千代(ちよ)(あわただ)しく()(きた)り、
073お千代『お(きく)さま、074文助(ぶんすけ)さまの様子(やうす)(へん)になりました。075何卒(どうぞ)()(くだ)さいな』
076(きく)『そら大変(たいへん)です、077もしお二人(ふたり)さま、078此処(ここ)()つてゐて(くだ)さい。079一寸(ちよつと)文助(ぶんすけ)さまの居間(ゐま)まで()つて()ます』
080(はや)くも立出(たちい)でむとする。081二人(ふたり)(おどろ)いて、
082イク、サール(わたし)もお(とも)しませう』
083とお(きく)(あと)(したが)ひ、084文助(ぶんすけ)病室(びやうしつ)()()んだ。085()れば松姫(まつひめ)一生(いつしやう)懸命(けんめい)魂返(たまがへ)しの祝詞(のりと)奏上(そうじやう)してゐる最中(さいちう)であつた。086数多(あまた)役員(やくゐん)信徒(しんと)(しつ)内外(ないぐわい)狼狽(うろた)(さわ)いで、087(ほとん)どなす(ところ)()らざる有様(ありさま)である。088イク(こう)は、
089イク御免(ごめん)
090()ひながら、091文助(ぶんすけ)(そば)()り、092松姫(まつひめ)(むか)ひ、
093イク()苦労(くらう)さまで(ござ)います』
094(かる)挨拶(あいさつ)し、095懐中(くわいちう)から夜光(やくわう)(たま)取出(とりだ)して、096文助(ぶんすけ)前額部(ぜんがくぶ)()て、097赤心(まごころ)(ささ)げて(じつ)分間(ぷんかん)ばかり祈願(きぐわん)()らした。098(この)(とき)(すで)文助(ぶんすけ)(つめ)たくなつてゐた。099(ただ)心臓部(しんざうぶ)鼓動(こどう)(かす)かにあるのみ。
100イク『ヤア此奴(こいつ)駄目(だめ)かも()れませぬな、101(じつ)(こま)つた(こと)です。102松姫(まつひめ)(さま)103(この)(たま)貴女(あなた)にお(あづ)(いた)します。104何卒(どうぞ)(これ)前額部(ぜんがくぶ)(はな)さぬやうに()てておいて(くだ)さい。105(わたし)はこれから河鹿川(かじかがは)(みそぎ)をして(まゐ)ります』
106とイクはサール、107(きく)(ともな)ひ、108河辺(かはべ)(むか)つた。109そして神政松(しんせいまつ)根元(ねもと)衣類(いるゐ)()ぎすて、110ザンブとばかり飛込(とびこ)んで、111(はな)から(うへ)()し、112(さん)(にん)(こゑ)(そろ)へて、113文助(ぶんすけ)(ふたた)蘇生(そせい)せむ(こと)(いの)つた。
114(きく)赤心(まごころ)(かみ)(ささ)げて(つか)へたる
115(つかさ)(いのち)(すく)(たま)へよ。
116惟神(かむながら)(かみ)のまにまに()(ひと)
117(とど)めむとするわれは(かな)しも』
118イク『何事(なにごと)速川(はやかは)()(なが)しすてて
119(きよ)身魂(みたま)(よみがへ)らせよ』
120サール『()して()(ひと)(いのち)をとどめむと
121(ねが)ふも(ひと)(まこと)なりけり。
122今一度(いまいちど)(いき)吹返(ふきかへ)(みち)(ため)
123(つく)真人(まびと)とならしめ(たま)へ』
124(きく)日頃(ひごろ)より(まこと)(ひと)つの(この)(おきな)
125(かみ)(あは)れみ(すく)ひますらむ。
126(みち)のために()のため(つく)(この)(おきな)
127(すく)はせ(たま)(かみ)(ちから)に。
128無理(むり)ばかり(かみ)御前(みまへ)()(こころ)
129あはれと(おも)天地(あめつち)(かみ)
130(こころ)()くまま、131(くち)から出任(でまか)せの(うた)(うた)ひ、132激流(げきりう)()きつ(しづ)みつ、133危険(きけん)(をか)して(いの)()した。134大神(おほかみ)もこの(さん)(にん)赤心(まごころ)(かなら)(ゆる)(たま)ふであらう。135平素(へいそ)悪戯好(いたづらずき)茶目(ちやめ)(をとこ)136(あま)親切(しんせつ)らしく()えぬイク、137サールの(くち)(わる)連中(れんちう)も、138転婆娘(てんばむすめ)のお(きく)も、139(ひと)危難(きなん)(さい)しては(その)赤心(まごころ)(あら)はれ、140(わが)()危険(きけん)(わす)れて(かみ)(いの)る。141これぞ(まつた)(うる)はしき人情(にんじやう)発露(はつろ)にして、142(つね)(かみ)(したが)ひ、143(かみ)(しん)じ、144(まこと)(みち)(さと)()るものでなくては出来(でき)所為(しよゐ)である。
145 (さん)(にん)文助(ぶんすけ)()気遣(きづか)ひながら(かへ)つて()た。146(たちま)ちお(きく)神懸(かむがかり)状態(じやうたい)となつて病床(びやうしやう)()()り、147松姫(まつひめ)()より夜光(やくわう)(たま)()り、148左右(さいう)(みみ)(あな)(かは)(がは)()て、149何事(なにごと)小声(こごゑ)(とな)へながら、150(あせ)(なが)して(いの)つてゐる。151イク、152サールの両人(りやうにん)赤裸(まつばだか)のまま文助(ぶんすけ)(あし)()んだり、153(いき)()いたり、154あらゆる手段(しゆだん)(つく)した。155「ウン」と一声(ひとこゑ)(さけ)んで()をパチリとあけ、156起上(おきあが)つた文助(ぶんすけ)157四辺(あたり)をキヨロキヨロ見廻(みまは)しながら、158大勢(おほぜい)(あつ)まりゐるを()つて、
159文助(みな)さま、160(なん)(かは)つた(こと)出来(でき)ましたか、161大勢(おほぜい)さまがお(あつ)まりになつて()りますが』
162(きく)()がつきましたか、163それはマア(うれ)しいこつて(ござ)います。164本当(ほんたう)にお(きく)心配(しんぱい)いたしましたよ』
165文助(わたし)(ある)(うる)はしき(やま)(あそ)びに()つて()りました。166(なん)だか(きふ)()()()して、167そこら(ぢう)青々(あをあを)とした景色(けしき)()(にほ)(はな)色香(いろか)168(ひさ)()りで自分(じぶん)()()え、169()(なか)(あか)りに(せつ)した(とき)愉快(ゆくわい)さ、170(くち)()(やう)(こと)ぢやありませぬ。171ああ(また)()()えなくなつた』
172(ちから)なげに()ふ。
173松姫(まつひめ)文助(ぶんすけ)さま、174貴方(あなた)(この)(あひだ)から人事(じんじ)不省(ふせい)で、175(みな)(もの)大変(たいへん)心配(しんぱい)をして()りました。176(はつ)177(とく)両人(りやうにん)貴方(あなた)打擲(ちやうちやく)したきり姿(すがた)(くら)まし、178貴方(あなた)はその(とき)からチツとも性念(しやうねん)がなかつたのですよ。179毎日(まひにち)日日(ひにち)囈言(うはごと)ばかり()うてゐられました。180マアマア正気(しやうき)になられて結構(けつこう)(ござ)いますワ。181松姫(まつひめ)蘇生(そせい)(おも)ひが(いた)します』
182文助(ぶんすけ)成程(なるほど)183さう()けば、184そんな(こと)もあつたやうに(ほのか)(おぼ)えて()ります。185つひ最前(さいぜん)(ちひ)さい(むら)四辻(よつつじ)二人(ふたり)()ひましたが、186大変(たいへん)親切(しんせつ)にしてくれました』
187(きく)文助(ぶんすけ)さま、188貴方(あなた)此処(ここ)()たきり、189そんな(をとこ)()ませぬよ。190大方(おほかた)(ゆめ)でも()たのでせう。191チツと(しつか)りなさいませ。192一旦(いつたん)貴方(あなた)()んで()たのですからなア』
193文助『イエイエ、194(わたし)(けつ)して()んだ(おぼえ)はありませぬ。195どこの(かた)()らぬが、196(うつく)しい(むすめ)さまが(わたし)()()いて、197いろいろの(ところ)()れて()つて(くだ)さいました。198そして()(なほ)して(くだ)さつたお(かげ)で、199(なが)らく()なんだ現界(げんかい)風光(ふうくわう)(せつ)し、200本当(ほんたう)(たの)しい(たび)(つづ)けました。201そした(ところ)に、202自分(じぶん)(かほ)二三間(にさんげん)ばかり(まへ)に、203大変(たいへん)光物(ひかりもの)(あら)はれ、204(まぶ)しくてたまらず、205(しばら)()(ふさ)いで()つた(ところ)206今度(こんど)祝詞(のりと)(こゑ)(きこ)()したので、207よくよく(みみ)をすませて(かんが)へてゐると、208松姫(まつひめ)さまやお(きく)さま(その)(ほか)方々(かたがた)(こゑ)であつた。209ハツと(おも)うたら(また)()()えなくなりました』
210()しさうにいふ。
211 文助(ぶんすけ)(はつ)212(とく)二人(ふたり)若者(わかもの)格闘(かくとう)した(さい)213頭蓋骨(づがいこつ)()たれて昏倒(こんたう)し、214一旦(いつたん)仮死(かし)状態(じやうたい)になつてゐたのである。215(この)(とき)()しもイク、216サールの両人(りやうにん)夜光(やくわう)(たま)()つて()らなかつたなれば、217(あるひ)蘇生(そせい)しなかつたかも()れぬ。218文助(ぶんすけ)幽冥界(いうめいかい)()つて彷徨(さまよ)うたのは、219第三(だいさん)天国(てんごく)広大(くわうだい)なる原野(げんや)であつた。220そして(ある)(むら)十字(じふじ)街頭(がいとう)(はつ)221(とく)両人(りやうにん)出会(であ)つたのは、222(いづ)れも(その)精霊(せいれい)であつた。223(はつ)224(とく)両人(りやうにん)(もと)より文助(ぶんすけ)尊敬(そんけい)してゐた。225(しか)しながら(いち)()(よく)()られて、226高姫(たかひめ)妖幻坊(えうげんばう)(あやま)られ、227文助(ぶんすけ)(ひろ)うておいた妖幻坊(えうげんばう)(たま)受取(うけと)つて(かへ)らうとしたのを文助(ぶんすけ)(こば)んだので、228()むを()ず、229こんな騒動(さうだう)突発(とつぱつ)したのである。230(しか)しながら二人(ふたり)精霊(せいれい)肉体(にくたい)意思(いし)反対(はんたい)で、231文助(ぶんすけ)虐待(ぎやくたい)したことを非常(ひじやう)(いか)り、232(しばら)両人(りやうにん)(たい)脱出(だつしゆつ)して、233文助(ぶんすけ)現界(げんかい)今一度(いまいちど)呼戻(よびもど)さむと此処(ここ)までやつて()たのである。234そこへ熱心(ねつしん)なるイク、235サール、236(きく)237松姫(まつひめ)(など)祈祷(きたう)(ちから)()つて、238(ふたた)現世(げんせ)残務(ざんむ)(はた)すべく蘇生(そせい)せしめられたのである。239文助(ぶんすけ)肉体(にくたい)(まなこ)(すで)(まう)し、240非常(ひじやう)不愍(ふびん)(もの)であつたが、241霊界(れいかい)(いた)るや、242(たちま)外部(ぐわいぶ)(てき)状態(じやうたい)脱出(だつしゆつ)し、243第二(だいに)中間(ちうかん)状態(じやうたい)()えて、244第三(だいさん)内分(ないぶん)(てき)状態(じやうたい)にまで急速度(きふそくど)(もつ)(すす)んだ。245(その)(ため)246(かみ)(した)しみ(かみ)(つか)へたる赤心(まごころ)のみ残存(ざんぞん)し、247(こころ)(まなこ)(ひら)()りし(ため)に、248天界(てんかい)()ることを()たのである。
249 すべて現界(げんかい)()つて(みみ)(とほ)(もの)250(あるひ)手足(てあし)自由(じいう)()かぬ(もの)251(その)()種々(いろいろ)難病(なんびやう)(くるし)んでゐた(もの)も、252霊肉(れいにく)脱離(だつり)関門(くわんもん)()霊界(れいかい)()(とき)は、253肉体(にくたい)(とき)(ごと)不具者(ふぐしや)ではない。254すべての官能(くわんのう)益々(ますます)正確(せいかく)明瞭(めいれう)活動(くわつどう)するものである。255(しか)しながら仮令(たとへ)円満(ゑんまん)具足(ぐそく)せる肉体人(にくたいじん)(いへど)も、256(その)(こころ)欠陥(けつかん)ありし(もの)は、257霊肉(れいにく)脱離(だつり)(のち)聾者(ろうしや)となり盲目(まうもく)となり、258(あるひ)痴呆者(ちはうしや)となり不具者(かたは)となり、259(その)容貌(ようばう)(たちま)変化(へんくわ)して妖怪(えうくわい)(ごと)くなるものである。260(すべ)人間(にんげん)面貌(めんばう)(こころ)索引(さくいん)ともいふべきものなるが(ゆゑ)に、261(その)心性(しんせい)如何(いかん)(ただち)霊界(れいかい)(おい)ては暴露(ばくろ)さるるものである。262現界(げんかい)(おい)ても(あく)(もつと)濃厚(のうこう)なる(もの)は、263何程(なにほど)立派(りつぱ)容貌(ようばう)(いへど)も、264(これ)熟視(じゆくし)する(とき)は、265どこかに(その)妖怪(えうくわい)(てき)面相(めんさう)(みと)()るものである。266形体(けいたい)申分(まをしぶん)なき美人(びじん)にして、267(すご)(あるひ)(いや)らしく()える(もの)もあり、268(また)どことなくお(ばけ)(やう)気持(きもち)のする人間(にんげん)は、269(その)精霊(せいれい)(あく)(むか)(こと)(もつと)(はなは)だしきを(しよう)するものである。
270 文助(ぶんすけ)()(あめ)八衢(やちまた)関所(せきしよ)突然(とつぜん)()いてゐた。271されど本人(ほんにん)自分(じぶん)(かつ)死去(しきよ)した(こと)や、272如何(いか)なる手続(てつづ)きによつて、273こんな()()らずの(ところ)()たかなどと()(こと)一向(いつかう)(かんが)へなかつた。274そして現界(げんかい)(のこ)してある妻子(さいし)のことや、275知己(ちき)朋友(ほういう)(こと)などもスツカリ(わす)れてゐた。276(ただ)(かみ)(くわん)する知識(ちしき)のみ益々(ますます)明瞭(めいれう)になつてゐた。277(かれ)八衢(やちまた)関所(せきしよ)(もん)(なん)()もなく(くぐ)つて()つた。278(あと)()(かへ)つて()れば、279白面(はくめん)赤面(せきめん)守衛(しゆゑい)二人(ふたり)280(もん)左右(さいう)()つてゐる。
281文助『ハテ不思議(ふしぎ)(ところ)だ、282地名(ちめい)(なん)といふだらうか、283あの守衛(しゆゑい)(たづ)ねて()たいものだ』
284(ふたた)(きびす)(かへ)して(そば)()り、285文助(ぶんすけ)は、
286文助此処(ここ)(なん)()(ところ)ですか』
287(たづ)ねてみた。288二人(ふたり)守衛(しゆゑい)は、
289白、赤の守衛(いづ)(あと)になつたら(わか)るでせう。290(たづ)ねには(およ)びませぬ。291(また)吾々(われわれ)(まを)()げる(こと)出来(でき)ない』
292とキツパリ(こた)へた。293これはまだ現界(げんかい)(かへ)るべき因縁(いんねん)がある(こと)守衛(しゆゑい)()つてゐたからである。294もし此処(ここ)霊界(れいかい)八衢(やちまた)であるといふ(こと)()らしたならば、295(あるひ)文助(ぶんすけ)吃驚(びつくり)して、296現界(げんかい)()ける妻子(さいし)のことを(おも)()かべ、297(うる)はしき天国(てんごく)関門(くわんもん)(のぞ)(こと)出来(でき)ず、298(また)(その)(たましひ)中有界(ちううかい)彷徨(さまよ)うて、299容易(ようい)肉体(にくたい)(かへ)()ない(こと)()つたからである。300文助(ぶんすけ)(なん)とはなしに愉快(ゆくわい)気分(きぶん)()たされ、301小北山(こぎたやま)(こと)念頭(ねんとう)になく、302(ただ)自分(じぶん)行先(ゆくさき)結構(けつこう)(ところ)303(うる)はしき(ところ)があるやうな(おも)ひで、304(あし)軽々(かるがる)(すす)むのであつた。305そして(にはか)()()いたのに(こころ)(いさ)み、306フラフラフラと(はな)憧憬(あこが)れた(てふ)(ごと)く、307(つぎ)(つぎ)へと(すす)んだのである。308途中(とちう)現界(げんかい)()友人(いうじん)知己(ちき)(ならび)自分(じぶん)()知己(ちき)にして、309(すで)帰幽(きいう)せし人間(にんげん)にも(しばしば)出会(であ)うた。310されど(その)(とき)(かれ)(こころ)帰幽(きいう)せし(もの)帰幽(きいう)せざる(もの)とを判別(はんべつ)する(かんが)へもなく、311(いづ)れも自分(じぶん)同様(どうやう)肉身(にくしん)(もつ)()きて(はたら)いてゐることとのみ(おも)うてゐたのである。
312 (かく)(ごと)く、313人間(にんげん)仮死(かし)状態(じやうたい)(とき)も、314(また)(まつた)()状態(じやうたい)()つた(のち)も、315(けつ)して自分(じぶん)霊肉(れいにく)脱離(だつり)して、316霊界(れいかい)()てゐるといふ(こと)()らないものである。317何故(なにゆゑ)ならば、318意思(いし)想念(さうねん)(その)()(すべ)ての情動(じやうどう)(なん)()変移(へんい)なく、319(かつ)現界(げんかい)()けるが(ごと)種々(しゆじゆ)煩雑(はんざつ)なる羈絆(きはん)なく、320(あだか)小児(せうに)(ごと)情態(じやうたい)()()くが(ゆゑ)である。321(これ)(おも)へば人間(にんげん)現世(げんせ)(おい)(かみ)(そむ)き、322真理(しんり)無視(なみ)し、323社会(しやくわい)大害(たいがい)(あた)へざる(かぎ)り、324死後(しご)肉体(にくたい)(じやう)()ける欲望(よくばう)感念(かんねん)(すなは)自愛(じあい)悪念(あくねん)払拭(ふつしき)され、325(その)内分(ないぶん)(ぞく)する(ぜん)のみ自由(じいう)活躍(くわつやく)することを()るが(ゆゑ)に、326死後(しご)安逸(あんいつ)なる生涯(しやうがい)(たの)しむ(こと)出来(でき)るのである。
327 天国(てんごく)(のぼ)(がた)地獄(ぢごく)()(やす)しと(ある)聖人(せいじん)()つた。328(しか)しながら人間(にんげん)肉体(にくたい)のある(かぎ)り、329どうしても外的(ぐわいてき)生涯(しやうがい)内的(ないてき)生涯(しやうがい)との中間(ちうかん)(てき)境域(きやうゐき)()らねばならぬ。330(ゆゑ)肉体(にくたい)のある(うち)には、331どうしても天国(てんごく)()天人(てんにん)(ごと)円満(ゑんまん)なる(ぜん)(おこな)(こと)出来(でき)ない。332どうしても善悪(ぜんあく)混淆(こんこう)333美醜(びしう)相交(あひまじ)はる(てい)中有(ちうう)(てき)生涯(しやうがい)(あま)んぜねばならぬ。334(ひと)死後(しご)()けるや、335(かみ)(ただち)生前(せいぜん)(あく)(ぜん)とを調(しら)べ、336(あく)分子(ぶんし)()()つて、337可成(なるべ)天国(てんごく)(すく)はむとなし(たま)ふものである。338(ゆゑ)吾々(われわれ)天国(てんごく)(のぼ)(やす)く、339地獄(ぢごく)()(がた)しと()ひたくなるのである。340(しか)しながら(これ)普通(ふつう)人間(にんげん)としての見解(けんかい)であつて、341今日(こんにち)(ごと)虚偽(きよぎ)罪悪(ざいあく)()ちたる地獄界(ぢごくかい)(せき)をおける人間(にんげん)は、342(すで)(すで)地獄(ぢごく)住民(ぢゆうみん)であるから、343生前(せいぜん)(おい)(この)地獄(ぢごく)脱却(だつきやく)し、344せめて中有界(ちううかい)なりと(すく)はれておかねば、345死後(しご)生涯(しやうがい)安楽(あんらく)ならしむることは不可能(ふかのう)である。346されど(かみ)至仁(しじん)至愛(しあい)にましますが(ゆゑ)に、347如何(いか)なる(もの)(いへど)も、348あらゆる方法(はうはふ)手段(しゆだん)(つく)して、349(これ)天国(てんごく)(みちび)き、350天国(てんごく)住民(ぢゆうみん)として霊界(れいかい)(ため)(はたら)かしめ(かつ)(たの)しき生涯(しやうがい)(おく)らしめむと(ねん)(たま)ふのである。
351 (まへ)にも()べたる(ごと)く、352(かみ)宇宙(うちう)一個(いつこ)人格者(じんかくしや)看做(みな)して(これ)統制(とうせい)(たま)ふが(ゆゑ)に、353如何(いか)なる悪人(あくにん)(いへど)も、354一個人(いつこじん)身体(しんたい)一部(いちぶ)である。355何程(なにほど)汚穢(むさくる)しい(ところ)でも、356そこに(いた)みを(しやう)(あるひ)腫物(はれもの)などが出来(でき)(とき)は、357(その)一個人(いつこじん)たる人間(にんげん)種々(しゆじゆ)方法(はうはふ)(つく)して(これ)(いや)さむ(こと)(ねが)ふやうに、358(かみ)地獄界(ぢごくかい)()()く……(すなは)(わが)肉体(にくたい)一部分(いちぶぶん)発生(はつせい)する腫物(はれもの)(いた)(どころ)(なほ)さむと焦慮(せうりよ)(たま)ふは当然(たうぜん)である。359(これ)(もつ)ても(かみ)如何(いか)人間(にんげん)(はじ)宇宙(うちう)一切(いつさい)(わが)()(ごと)くにして(あい)(たま)ふかが判明(はんめい)するであらう。360惟神(かむながら)(たま)幸倍(ちはへ)坐世(ませ)
361大正一二・一・三〇 旧一一・一二・一四 松村真澄録)
ロシアのプーチン大統領が霊界物語に予言されていた!?<絶賛発売中>
オニド関連サイト最新更新情報
10/22【霊界物語ネット】王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)』をテキスト化しました。
5/8【霊界物語ネット】霊界物語ネットに出口王仁三郎の第六歌集『霧の海』を掲載しました。
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【メールアドレス
合言葉「みろく」を入力して下さい→  
霊界物語ネットは飯塚弘明が運営しています。【メールアドレス】 / 動作に不具合や誤字脱字等を発見されましたら是非お知らせ下さるようお願い申し上げます。 / 本サイトに掲載されている霊界物語等の著作物の電子データは飯塚弘明ほか、多数の方々の協力によって作られました。(スペシャルサンクス) / 本サイトの著作権(デザイン、プログラム、凡例等)は飯塚弘明にあります。出口王仁三郎の著作物(霊界物語等)の著作権は保護期間が過ぎていますのでご自由にお使いいただいて構いません。ただし一部分を引用するのではなく、本サイト掲載の大部分を利用して電子書籍等に転用する場合には、必ず出典と連絡先を記して下さい。→「本サイト掲載文献の利用について」 / 出口王仁三郎の著作物は明治~昭和初期に書かれたものです。現代においては差別的と見なされる言葉や表現もありますが、当時の時代背景を鑑みてそのままにしてあります。 / プライバシーポリシー
(C) 2007-2024 Iizuka Hiroaki