霊界物語.ネット
~出口王仁三郎 大図書館~
目 次
設 定
閉じる
×
霊界物語
三鏡
大本神諭
伊都能売神諭
出口王仁三郎全集
出口王仁三郎著作集
王仁文庫
惟神の道
幼ながたり
開祖伝
聖師伝
霧の海(第六歌集)
大本七十年史
大本史料集成
神霊界
新聞記事
新月の光
その他
王仁文献考証
検索は「
王仁DB
」で
←
戻る
霊界物語
霊主体従
第1巻(子の巻)
第2巻(丑の巻)
第3巻(寅の巻)
第4巻(卯の巻)
第5巻(辰の巻)
第6巻(巳の巻)
第7巻(午の巻)
第8巻(未の巻)
第9巻(申の巻)
第10巻(酉の巻)
第11巻(戌の巻)
第12巻(亥の巻)
如意宝珠
第13巻(子の巻)
第14巻(丑の巻)
第15巻(寅の巻)
第16巻(卯の巻)
第17巻(辰の巻)
第18巻(巳の巻)
第19巻(午の巻)
第20巻(未の巻)
第21巻(申の巻)
第22巻(酉の巻)
第23巻(戌の巻)
第24巻(亥の巻)
海洋万里
第25巻(子の巻)
第26巻(丑の巻)
第27巻(寅の巻)
第28巻(卯の巻)
第29巻(辰の巻)
第30巻(巳の巻)
第31巻(午の巻)
第32巻(未の巻)
第33巻(申の巻)
第34巻(酉の巻)
第35巻(戌の巻)
第36巻(亥の巻)
舎身活躍
第37巻(子の巻)
第38巻(丑の巻)
第39巻(寅の巻)
第40巻(卯の巻)
第41巻(辰の巻)
第42巻(巳の巻)
第43巻(午の巻)
第44巻(未の巻)
第45巻(申の巻)
第46巻(酉の巻)
第47巻(戌の巻)
第48巻(亥の巻)
真善美愛
第49巻(子の巻)
第50巻(丑の巻)
第51巻(寅の巻)
第52巻(卯の巻)
第53巻(辰の巻)
第54巻(巳の巻)
第55巻(午の巻)
第56巻(未の巻)
第57巻(申の巻)
第58巻(酉の巻)
第59巻(戌の巻)
第60巻(亥の巻)
山河草木
第61巻(子の巻)
第62巻(丑の巻)
第63巻(寅の巻)
第64巻(卯の巻)上
第64巻(卯の巻)下
第65巻(辰の巻)
第66巻(巳の巻)
第67巻(午の巻)
第68巻(未の巻)
第69巻(申の巻)
第70巻(酉の巻)
第71巻(戌の巻)
第72巻(亥の巻)
特別編 入蒙記
天祥地瑞
第73巻(子の巻)
第74巻(丑の巻)
第75巻(寅の巻)
第76巻(卯の巻)
第77巻(辰の巻)
第78巻(巳の巻)
第79巻(午の巻)
第80巻(未の巻)
第81巻(申の巻)
←
戻る
第52巻(卯の巻)
序文
総説代用
第1篇 鶴首専念
01 真と偽
〔1337〕
02 哀別の歌
〔1338〕
03 楽屋内
〔1339〕
04 俄狂言
〔1340〕
05 森の怪
〔1341〕
06 梟の笑
〔1342〕
第2篇 文明盲者
07 玉返志
〔1343〕
08 巡拝
〔1344〕
09 黄泉帰
〔1345〕
10 霊界土産
〔1346〕
11 千代の菊
〔1347〕
第3篇 衡平無死
12 盲縞
〔1348〕
13 黒長姫
〔1349〕
14 天賊
〔1350〕
15 千引岩
〔1351〕
16 水車
〔1352〕
17 飴屋
〔1353〕
第4篇 怪妖蟠離
18 臭風
〔1354〕
19 屁口垂
〔1355〕
20 険学
〔1356〕
21 狸妻
〔1357〕
22 空走
〔1358〕
第5篇 洗判無料
23 盲動
〔1359〕
24 応対盗
〔1360〕
25 恋愛観
〔1361〕
26 姑根性
〔1362〕
27 胎蔵
〔1363〕
余白歌
このサイトは『霊界物語』を始めとする出口王仁三郎等の著書を無料で公開しています。
(注・出口王仁三郎の全ての著述を収録しているわけではありません。未収録のものも沢山あります)
閉じる
×
この文献を王仁DBで開く
印刷用画面を開く
[?]
プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。
[×閉じる]
話者名の追加表示
[?]
セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。
[×閉じる]
追加表示する
追加表示しない
【標準】
表示できる章
テキストのタイプ
[?]
ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。
[×閉じる]
通常のテキスト
【標準】
コピー用のテキスト
その他の設定項目を表示する
ここから下を閉じる
文字サイズ
S
【標準】
M
L
フォント
フォント1
【標準】
フォント2
ルビの表示
通常表示
【標準】
括弧の中に表示
表示しない
古いブラウザでうまく表示されない時はこの設定を試してみて下さい
アンカーの表示
[?]
本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。
[×閉じる]
左側にだけ表示する
【標準】
表示しない
全てのアンカーを表示
宣伝歌
[?]
宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。
[×閉じる]
一段組
【標準】
二段組
脚注
[?]
[※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
全ての脚注を開く
全ての脚注を閉じる(マーク表示)
【標準】
脚注マークを表示しない
文字の色
背景の色
ルビの色
傍点の色
[?]
底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。
[×閉じる]
外字1の色
[?]
この設定は現在使われておりません。
[×閉じる]
外字2の色
[?]
文字がフォントに存在せず、画像を使っている場合がありますが、その画像の周囲の色を変えます。
[×閉じる]
→
表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
【新着情報】
10月30~31日に旧サイトから新サイトへの移行作業を行う予定です。
実験用サイト
|
サブスク
霊界物語
>
第52巻
> 第4篇 怪妖蟠離 > 第19章 屁口垂
<<< 臭風
(B)
(N)
険学 >>>
マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。
【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034 アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。
第一九章
屁口垂
(
へこたれ
)
〔一三五五〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻
篇:
第4篇 怪妖蟠離
よみ(新仮名遣い):
かいようばんり
章:
第19章 屁口垂
よみ(新仮名遣い):
へこたれ
通し章番号:
1355
口述日:
1923(大正12)年02月09日(旧12月24日)
口述場所:
筆録者:
北村隆光
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1925(大正14)年1月28日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
[×閉じる]
:
四人はおならと名乗るイタチの妖怪の屁に吹き飛ばされて負傷し、やけになって互いに川柳を口ずさんで体の痛みを紛らわそうとした。
それぞれひとしきり屁についての川柳をひねると、苦痛を忘れて笑い興じた。それから題なしの川柳にかかり、口々に思い思いのことをしゃべりだし笑いに紛らわした。
一同が出放題の句をひねり出して笑い興じていると、大きな足音をさせて、曲輪城の城主・高宮彦がやってきた。四人は、巨大な男が睨みつけているので驚いて内心打ちふるえている。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2023-12-16 19:59:47
OBC :
rm5219
愛善世界社版:
233頁
八幡書店版:
第9輯 463頁
修補版:
校定版:
241頁
普及版:
104頁
初版:
ページ備考:
001
浮木
(
うきき
)
の
森
(
もり
)
の
物見櫓
(
ものみやぐら
)
の
上
(
うへ
)
から、
002
おならと
名告
(
なの
)
る
妖怪
(
えうくわい
)
の
屁
(
へ
)
に
吹
(
ふ
)
き
飛
(
と
)
ばされて
階段
(
かいだん
)
から
転
(
ころ
)
げ
落
(
お
)
ち、
003
頭
(
あたま
)
や
脛
(
すね
)
等
(
など
)
をしたたか
負傷
(
ふしやう
)
したガリヤ、
004
ケース、
005
初
(
はつ
)
、
006
徳
(
とく
)
の
四
(
よ
)
人
(
にん
)
はヤケ
糞
(
くそ
)
になり、
007
互
(
たがひ
)
に
川柳
(
せんりう
)
を
口
(
くち
)
ずさみ、
008
身体
(
からだ
)
の
痛
(
いた
)
みを
笑
(
わら
)
ひに
紛
(
まぎ
)
らさむと
力
(
つと
)
めてゐた。
009
ガリヤ『どうも
俺
(
おれ
)
達
(
たち
)
は
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
に
戒
(
いまし
)
めを
食
(
く
)
つたと
見
(
み
)
えて、
010
散々
(
さんざん
)
の
目
(
め
)
に
遇
(
あ
)
つたぢやないか。
011
実
(
じつ
)
に
閉口
(
へいこう
)
頓首
(
とんしゆ
)
だ。
012
一
(
ひと
)
つ
川柳会
(
せんりうくわい
)
でも
催
(
もよほ
)
して
笑
(
わら
)
はなくちや、
013
やりきれぬぢやないか。
014
凡
(
すべ
)
て
人間
(
にんげん
)
が
他愛
(
たあい
)
もなく
笑
(
わら
)
ふ
時
(
とき
)
は、
015
凡
(
すべ
)
ての
苦痛
(
くつう
)
の
去
(
さ
)
る
時
(
とき
)
だからな』
016
ケース『
狸
(
たぬき
)
につままれ
屁
(
へ
)
に
吹
(
ふ
)
き
飛
(
と
)
ばされたのだから、
017
屁
(
へ
)
と
云
(
い
)
ふ
題
(
だい
)
を
出
(
だ
)
して、
018
一
(
ひと
)
つ
駄句
(
だく
)
らうぢやないか』
019
ガリヤ、
020
初
(
はつ
)
、
021
徳
(
とく
)
の
三
(
さん
)
人
(
にん
)
は
手
(
て
)
を
拍
(
う
)
つて
賛成
(
さんせい
)
した。
022
ガリヤ『
狸
(
たぬき
)
には
騙
(
だま
)
されおならには
臭
(
くさ
)
い
屁
(
へ
)
を
023
嗅
(
か
)
がされ
何処
(
どこ
)
で
男
(
をとこ
)
が
立
(
た
)
たう』
024
ケース『
臭
(
くさ
)
い
屁
(
へ
)
に
屁古垂
(
へこた
)
れよつて
四人
(
よにん
)
連
(
づ
)
れ
025
物見櫓
(
ものみやぐら
)
で
又
(
また
)
も
閉口
(
へいこう
)
』
026
初
(
はつ
)
『おならとは
名
(
な
)
を
聞
(
き
)
いてさへ
臭
(
くさ
)
い
奴
(
やつ
)
』
027
徳
(
とく
)
『
尻
(
しり
)
の
毛
(
け
)
を
臭
(
くさ
)
い
曲津
(
まがつ
)
に
引
(
ひ
)
き
抜
(
ぬ
)
かれ
028
屁
(
へ
)
つ
放
(
ぴ
)
り
腰
(
ごし
)
の
態
(
ざま
)
の
悪
(
わる
)
さよ』
0281
ガリヤ『おい、
0282
屁
(
へ
)
に
関
(
くわん
)
する
事
(
こと
)
なら
何
(
なん
)
でもよいから、
0283
思
(
おも
)
ひきり
面白
(
おもしろ
)
い
奴
(
やつ
)
を
駄句
(
だく
)
らうぢやないか。
0284
其処
(
そこ
)
ら
中
(
ぢう
)
が
之
(
これ
)
だけ
痛
(
いた
)
くちや、
0285
やりきれない。
0286
先
(
ま
)
づ
屁
(
へ
)
と
笑
(
わら
)
ひで
吹
(
ふ
)
き
散
(
ち
)
らすのだな』
029
ケース『グルグルと
腹
(
はら
)
の
中
(
なか
)
にて
模様
(
もやう
)
なし。
030
おとなしう
見
(
み
)
せて
踵
(
かがと
)
で
屁
(
へ
)
を
殺
(
ころ
)
し』
031
初
(
はつ
)
『
屁
(
へ
)
を
放
(
ひ
)
りに
屋根
(
やね
)
から
下
(
お
)
りる
宮大工
(
みやだいく
)
。
032
貴様
(
きさま
)
等
(
ら
)
は
何
(
なに
)
を
笑
(
わら
)
ふと
隠居
(
いんきよ
)
の
屁
(
へ
)
』
033
徳
(
とく
)
『
屁
(
へ
)
の
論
(
ろん
)
に
泣
(
な
)
くも
流石
(
さすが
)
は
女
(
をんな
)
なり。
034
屁
(
へ
)
を
放
(
ひ
)
つて
嫁
(
よめ
)
は
雪隠
(
せつちん
)
出
(
で
)
にくがり。
035
屁
(
へ
)
を
放
(
ひ
)
つたより
臭
(
くさ
)
いのはおならなり』
036
ガリヤ『
風呂中
(
ふろなか
)
の
屁
(
へ
)
は
偶然
(
ぐうぜん
)
の
軽気球
(
けいききう
)
。
037
念仏
(
ねんぶつ
)
も
唱
(
とな
)
へ
屁
(
へ
)
も
放
(
ひ
)
る
炬燵
(
こたつ
)
かな』
038
ケース『
屁
(
へ
)
を
放
(
ひ
)
つて
裾
(
すそ
)
あふぎたる
団扇
(
うちは
)
かな。
039
俺
(
おれ
)
よりも
遙
(
はる
)
か
上手
(
じやうず
)
な
屁放
(
へひ
)
り
虫
(
むし
)
』
040
初
(
はつ
)
『
長
(
なが
)
き
日
(
ひ
)
や
沈香
(
ちんかう
)
も
焚
(
た
)
かず
屁
(
へ
)
も
放
(
ひ
)
らず。
041
馬
(
うま
)
が
屁
(
へ
)
を
放
(
ひ
)
りながら
行
(
ゆ
)
く
春野
(
はるの
)
かな。
042
賑
(
にぎや
)
かさ
浮木
(
うきき
)
の
森
(
もり
)
に
屁
(
へ
)
が
絶
(
た
)
えず』
043
徳
(
とく
)
『
屁
(
へ
)
を
放
(
ひ
)
つた
長太郎
(
ちやうたらう
)
探
(
さが
)
すお
師匠
(
ししやう
)
さん。
044
大笑
(
おほわら
)
ひ
下女
(
げぢよ
)
の
寝言
(
ねごと
)
に
屁
(
へ
)
が
交
(
まじ
)
り。
045
幇間
(
たいこもち
)
金
(
かね
)
になる
屁
(
へ
)
を
三
(
みつ
)
つ
放
(
ひ
)
り』
046
ガリヤ『
姑
(
しうとめ
)
が
屁
(
へ
)
を
放
(
ひ
)
つたので
気
(
き
)
がほどけ。
047
屁
(
へ
)
を
放
(
ひ
)
つて
可笑
(
をか
)
しくもない
独身者
(
ひとりもの
)
。
048
姑
(
しうとめ
)
の
屁
(
へ
)
を
喜
(
よろこ
)
ぶも
家
(
いへ
)
大切
(
だいじ
)
』
049
ケース『
女礼式
(
ぢよれいしき
)
虫
(
むし
)
も
殺
(
ころ
)
さず
屁
(
へ
)
を
殺
(
ころ
)
し。
050
屁
(
へ
)
を
殺
(
ころ
)
し
四辺
(
あたり
)
四五
(
しご
)
人
(
にん
)
かかり
合
(
あ
)
ひ』
051
初
(
はつ
)
『
己
(
おの
)
が
屁
(
へ
)
をオヤオヤオヤと
子
(
こ
)
にかづけ。
052
外
(
そと
)
で
屁
(
へ
)
を
放
(
ひ
)
る
雪隠
(
せつちん
)
の
居催促
(
ゐざいそく
)
』
053
徳
(
とく
)
『
風呂
(
ふろ
)
の
屁
(
へ
)
で
発明
(
はつめい
)
したか
水雷火
(
すゐらいくわ
)
。
054
紙張
(
かみばり
)
の
放屁
(
はうひ
)
風船
(
ふうせん
)
に
入
(
い
)
る
空気
(
くうき
)
かな。
055
屁
(
へ
)
を
放
(
ひ
)
つてもう
十二
(
じふに
)
時
(
じ
)
とシヤレて
居
(
ゐ
)
る。
056
屁
(
へ
)
の
様
(
やう
)
な
理窟
(
りくつ
)
に
俺
(
おれ
)
も
鼻
(
はな
)
抓
(
つま
)
み』
057
ガリヤ『
炬燵
(
こたつ
)
から
猫
(
ねこ
)
も
呆
(
あき
)
れて
飛
(
と
)
んで
出
(
で
)
る。
058
蝋燭
(
らふそく
)
の
火
(
ひ
)
を
屁
(
へ
)
で
消
(
け
)
した
自慢振
(
じまんぶ
)
り。
059
よい
機嫌
(
きげん
)
便所
(
べんじよ
)
で
謡
(
うた
)
ひ
屁
(
へ
)
を
放
(
ひ
)
りつ。
060
花嫁
(
はなよめ
)
の
屁
(
へ
)
は
自動車
(
じどうしや
)
に
弁護
(
べんご
)
され。
061
屁
(
へ
)
の
種子
(
たね
)
も
最早
(
もはや
)
之
(
これ
)
にてきれにけり』
062
一同
『アハハハハ』
063
と
一同
(
いちどう
)
は
苦痛
(
くつう
)
を
忘
(
わす
)
れて
笑
(
わら
)
ひ
興
(
きよう
)
じた。
064
それより
題
(
だい
)
なしの
川柳
(
せんりう
)
にかかり、
065
口々
(
くちぐち
)
に
思
(
おも
)
ひ
思
(
おも
)
ひの
事
(
こと
)
を
喋
(
しや
)
べり
出
(
だ
)
し
笑
(
わら
)
ひに
紛
(
まぎ
)
らした。
066
ガリヤ『
鉄道
(
てつだう
)
の
議事
(
ぎじ
)
速
(
すみや
)
かに
進行
(
しんかう
)
し。
067
手
(
て
)
にあまる
子
(
こ
)
は
両親
(
ふたおや
)
の
脛
(
すね
)
かじり。
068
身代
(
しんだい
)
が
痩
(
や
)
せて
壁
(
かべ
)
まで
骨
(
ほね
)
を
出
(
だ
)
し。
069
転
(
ころ
)
ぶ
筈
(
はず
)
銀杏返
(
いてふがへ
)
しに
結
(
ゆ
)
うた
髪
(
かみ
)
』
070
ケース『
忍
(
しの
)
ぶ
仲
(
なか
)
竹藪
(
たけやぶ
)
だけが
知
(
し
)
つて
居
(
を
)
り。
071
辻堂
(
つじだう
)
の
地蔵
(
ぢざう
)
は
横目
(
よこめ
)
で
涎
(
よだれ
)
くり。
072
脱線
(
だつせん
)
の
一座
(
いちざ
)
に
下戸
(
げこ
)
は
折
(
をり
)
を
下
(
さ
)
げ。
073
貴方
(
あなた
)
だと
屁
(
へ
)
を
譲
(
ゆづ
)
り
合
(
あ
)
ふ
睦
(
むつま
)
じさ。
074
痩
(
や
)
せた
蚊
(
か
)
は
戸棚
(
とだな
)
の
隅
(
すみ
)
に
愚痴
(
ぐち
)
を
云
(
い
)
ひ。
075
夕立
(
ゆふだち
)
や
座敷
(
ざしき
)
の
中
(
なか
)
の
大盥
(
おほだらひ
)
。
076
芸
(
げい
)
なしは
末座
(
まつざ
)
で
茶碗
(
ちやわん
)
叩
(
たた
)
くなり』
077
初
(
はつ
)
『
馴
(
な
)
れ
初
(
そ
)
めを
話
(
はな
)
せば
女房
(
にようぼう
)
目
(
め
)
で
叱
(
しか
)
り。
078
暢気者
(
のんきもの
)
欠伸
(
あくび
)
に
節
(
ふし
)
をつけてゐる。
079
酒機嫌
(
さけきげん
)
等
(
など
)
とごまかす
翌
(
あ
)
くる
朝
(
あさ
)
』
080
徳
(
とく
)
『
高島田
(
たかしまだ
)
又
(
また
)
蚊
(
か
)
を
蚊帳
(
かや
)
の
中
(
なか
)
へ
入
(
い
)
れ。
081
一方
(
いつぱう
)
の
足
(
あし
)
が
長
(
なが
)
いと
跛足
(
びつこ
)
云
(
い
)
ひ。
082
小説
(
せうせつ
)
は
謀反人
(
むほんにん
)
かと
下女
(
げぢよ
)
が
由井
(
ゆゐ
)
』
083
ガリヤ『
昼花火
(
ひるはなび
)
物干竿
(
ものほしざを
)
が
追駆
(
おつか
)
ける。
084
脱線
(
だつせん
)
の
汽車
(
きしや
)
が
寝転
(
ねころ
)
ぶ
春
(
はる
)
の
土手
(
どて
)
』
085
初
(
はつ
)
『
戸棚
(
とだな
)
から
猫
(
ねこ
)
が
真面目
(
まじめ
)
な
顔
(
かほ
)
を
出
(
だ
)
し。
086
戸棚
(
とだな
)
から
臭
(
くさ
)
いおならが
顔
(
かほ
)
を
出
(
だ
)
し』
087
徳
(
とく
)
『その
芸
(
げい
)
に
惚
(
ほ
)
れたと
息子
(
むすこ
)
負惜
(
まけをし
)
み』
088
ガリヤ『アカンベエをさせて
眼医者
(
めいしや
)
は
金貰
(
かねもら
)
ひ』
089
ケース『
釣竿
(
つりざを
)
や
暢気
(
のんき
)
な
顔
(
かほ
)
で
話
(
はな
)
し
合
(
あ
)
ひ。
090
洋服
(
やうふく
)
で
職工
(
しよくこう
)
下駄
(
げた
)
を
穿
(
は
)
いて
来
(
く
)
る。
091
芸者論
(
げいしやろん
)
浮世
(
うきよ
)
の
馬鹿
(
ばか
)
が
喧嘩腰
(
けんくわごし
)
』
092
ガリヤ『
家柄
(
いへがら
)
と
目方
(
めかた
)
にかける
持参金
(
ぢさんきん
)
。
093
新聞
(
しんぶん
)
で
見
(
み
)
た
事
(
こと
)
にする
遠
(
とほ
)
い
火事
(
くわじ
)
』
094
ケース『
強情
(
がうじやう
)
を
線香
(
せんかう
)
と
灸
(
きう
)
がおつかける。
095
死顔
(
しにがほ
)
へ
碁石
(
ごいし
)
握
(
にぎ
)
つてかけつける』
096
初
(
はつ
)
『
食卓
(
しよくたく
)
で
又
(
また
)
もめて
居
(
ゐ
)
る
子沢山
(
こだくさん
)
。
097
お
話中
(
はなしちう
)
受話器
(
じゆわき
)
をヤケにひきかける。
098
欠伸
(
あくび
)
から
欠伸
(
あくび
)
へ
移
(
うつ
)
る
夜
(
よ
)
の
長
(
なが
)
さ。
099
似
(
に
)
た
顔
(
かほ
)
へキマリの
悪
(
わる
)
い
挨拶
(
あいさつ
)
し』
100
徳
(
とく
)
『
牛肉屋
(
ぎうにくや
)
下駄
(
げた
)
を
並
(
なら
)
べて
客
(
きやく
)
を
引
(
ひ
)
き。
101
三味
(
しやみ
)
太鼓
(
たいこ
)
故
(
ゆゑ
)
に
浮世
(
うきよ
)
は
捨
(
す
)
てられぬ』
102
ガリヤ『
失敗
(
しつぱい
)
が
虫
(
むし
)
を
殺
(
ころ
)
して
持参金
(
ぢさんきん
)
。
103
物干
(
ものほし
)
と
屋根
(
やね
)
と
話
(
はな
)
すは
遠
(
とほ
)
い
火事
(
くわじ
)
』
104
ケース『
強情
(
がうじやう
)
を
直
(
なほ
)
すに
乳母
(
うば
)
の
智慧
(
ちゑ
)
を
借
(
か
)
り。
105
食
(
く
)
ひ
足
(
た
)
らぬ
団子
(
だんご
)
に
子供
(
こども
)
串
(
くし
)
をなめ。
106
食卓
(
しよくたく
)
が
机
(
つくゑ
)
に
代
(
かは
)
る
二階借
(
にかいがり
)
』
107
初
(
はつ
)
『
立聞
(
たちぎき
)
の
話
(
はなし
)
がすむと
咳払
(
せきばら
)
ひ。
108
夜長
(
よなが
)
さや
盗人
(
ぬすびと
)
飯
(
めし
)
を
食
(
く
)
つて
逃
(
に
)
げ。
109
顔
(
かほ
)
だけは
見
(
み
)
ぬいても
写真
(
しやしん
)
物
(
もの
)
云
(
い
)
はず』
110
徳
(
とく
)
『
茶柱
(
ちやばしら
)
にすねて
居
(
ゐ
)
る
程
(
ほど
)
よい
女
(
をんな
)
。
111
湯
(
ゆ
)
に
行
(
ゆ
)
くと
出
(
で
)
た
儘
(
まま
)
亭主
(
ていしゆ
)
帰
(
かへ
)
り
来
(
こ
)
ず。
112
炬燵
(
こたつ
)
から
手
(
て
)
を
出
(
だ
)
してゐる
年賀状
(
ねんがじやう
)
。
113
初夢
(
はつゆめ
)
に
追駆
(
おつか
)
けられて
汗
(
あせ
)
をかき』
114
ガリヤ『
蚤
(
のみ
)
が
飛
(
と
)
ぶ
後
(
あと
)
から
後
(
あと
)
へ
指
(
ゆび
)
が
飛
(
と
)
び。
115
乞食
(
こじき
)
にはデモクラシーでくれぬなり。
116
意気地
(
いくぢ
)
なし
屁
(
へ
)
に
散
(
ち
)
らされて
顛落
(
てんらく
)
し』
117
ケース『
一笑
(
ひとわら
)
ひさせて
弁士
(
べんし
)
は
暗
(
やみ
)
に
消
(
き
)
え。
118
湯豆腐
(
ゆどうふ
)
も
粉々
(
こなごな
)
になつて
酔
(
よ
)
ひつぶれ。
119
茶柱
(
ちやばしら
)
に
無線
(
むせん
)
電話
(
でんわ
)
の
装置
(
さうち
)
あり』
120
初
(
はつ
)
『
湯
(
ゆ
)
の
礼
(
れい
)
に
背中
(
せなか
)
を
流
(
なが
)
す
賑
(
にぎ
)
やかさ。
121
諦
(
あきら
)
めの
悪
(
わる
)
い
男
(
をとこ
)
の
年賀状
(
ねんがじやう
)
』
122
徳
(
とく
)
『
勝手
(
かつて
)
から
八百屋
(
やほや
)
が
汗
(
あせ
)
の
首
(
くび
)
を
出
(
だ
)
し。
123
蚤
(
のみ
)
が
出
(
で
)
て
話
(
はなし
)
も
他所
(
よそ
)
へ
飛
(
と
)
んで
了
(
しま
)
ひ。
124
終
(
しま
)
ひ
風呂
(
ぶろ
)
デモクラシー
風邪
(
かぜ
)
を
引
(
ひ
)
き』
125
初
(
はつ
)
『
地団駄
(
ぢだんだ
)
を
他人
(
たにん
)
にふます
意気地
(
いくぢ
)
なし。
126
悲劇物
(
ひげきもの
)
泣
(
な
)
く
程
(
ほど
)
弁士
(
べんし
)
褒
(
ほ
)
められる』
127
徳
(
とく
)
『
湯豆腐
(
ゆどうふ
)
の
皿
(
さら
)
へ
盲
(
めくら
)
の
箸
(
はし
)
が
外
(
そ
)
れ。
128
居催促
(
ゐざいそく
)
どつちも
飽
(
あ
)
きたやうな
顔
(
かほ
)
。
129
四股
(
しこ
)
踏
(
ふ
)
んで
嬶
(
かかあ
)
が
塵紙
(
ちりがみ
)
倹約
(
けんやく
)
し。
130
前垂
(
まへだれ
)
が
塵紙
(
ちりがみ
)
さんの
代理
(
だいり
)
をし。
131
居催促
(
ゐざいそく
)
煙管
(
きせる
)
をむごい
目
(
め
)
に
遇
(
あ
)
はし』
132
斯
(
か
)
く
出放題
(
ではうだい
)
の
句
(
く
)
を
捻
(
ひね
)
り
出
(
だ
)
し
笑
(
わら
)
ひ
興
(
きよう
)
じてゐる。
133
そこへドシン ドシンと
大
(
おほ
)
きな
足音
(
あしおと
)
をさせてやつて
来
(
き
)
たのは
曲輪城
(
まがわじやう
)
の
城主
(
じやうしゆ
)
高宮彦
(
たかみやひこ
)
であつた。
134
高宮彦
(
たかみやひこ
)
は
四
(
よ
)
人
(
にん
)
の
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
て、
135
口
(
くち
)
をモヂモヂさせながら
無言
(
むごん
)
の
儘
(
まま
)
睨
(
にら
)
みつけてゐた。
136
四
(
よ
)
人
(
にん
)
はあまり
巨大
(
きよだい
)
な
男
(
をとこ
)
の
姿
(
すがた
)
に
稍
(
やや
)
驚
(
おどろ
)
きを
感
(
かん
)
じ、
137
内心
(
ないしん
)
私
(
ひそ
)
かに
打慄
(
うちふる
)
うてゐる。
138
(
大正一二・二・九
旧一一・一二・二四
北村隆光
録)
Δこのページの一番上に戻るΔ
<<< 臭風
(B)
(N)
険学 >>>
霊界物語
>
第52巻
> 第4篇 怪妖蟠離 > 第19章 屁口垂
Tweet
目で読むのに疲れたら耳で聴こう!霊界物語の朗読ユーチューブ
オニド関連サイト
最新更新情報
10/22
【霊界物語ネット】
『
王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)
』をテキスト化しました。
9/18
【
飯塚弘明.com
】
飯塚弘明著『
PTC2 出口王仁三郎の霊界物語で透見する世界現象 T之巻
』発刊!
5/8
【霊界物語ネット】
霊界物語ネットに出口王仁三郎の
第六歌集『霧の海』
を掲載しました。
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【
メールアドレス
】
【19 屁口垂|第52巻(卯の巻)|霊界物語/rm5219】
合言葉「みろく」を入力して下さい→