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第57巻(申の巻)
序文
総説歌
第1篇 照門山颪
01 大山
〔1451〕
02 煽動
〔1452〕
03 野探
〔1453〕
04 妖子
〔1454〕
05 糞闘
〔1455〕
06 強印
〔1456〕
07 暗闇
〔1457〕
08 愚摺
〔1458〕
第2篇 顕幽両通
09 婆娑
〔1459〕
10 転香
〔1460〕
11 鳥逃し
〔1461〕
12 三狂
〔1462〕
13 悪酔怪
〔1463〕
14 人畜
〔1464〕
15 糸瓜
〔1465〕
16 犬労
〔1466〕
第3篇 天上天下
17 涼窓
〔1467〕
18 翼琴
〔1468〕
19 抱月
〔1469〕
20 犬闘
〔1470〕
21 言触
〔1471〕
22 天葬
〔1472〕
23 薬鑵
〔1473〕
24 空縛
〔1474〕
25 天声
〔1475〕
余白歌
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第一三章
悪酔怪
(
あくすゐくわい
)
〔一四六三〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第57巻 真善美愛 申の巻
篇:
第2篇 顕幽両通
よみ(新仮名遣い):
けんゆうりょうつう
章:
第13章 悪酔怪
よみ(新仮名遣い):
あくすいかい
通し章番号:
1463
口述日:
1923(大正12)年03月25日(旧02月9日)
口述場所:
皆生温泉 浜屋
筆録者:
加藤明子
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1925(大正14)年5月24日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
ワックスは、悪友のエキスとヘルマンや、三五教の三千彦、また水平会なる団体を敵視し、これらに対抗するために悪酔怪なる団体を考え出した。弱きをくじき強気に従うという奇妙奇天烈な結社である。
ワックスは創立委員長としてテルモン山の議事堂に集まり、オークスに開会の辞を朗読せしめた。そして一条の演説を試み、三五教の三千彦、エキス、ヘルマンらは弱者なるがゆえに、悪酔怪設立の趣旨にしたがって彼らを除くべく会員たちに協力を願いたてた。
群衆の中からエキスが怒って現れ、我々に六百両を脅し取られたワックスこそ弱者だと述べ立てた。そして宮町の家々の宝が盗まれたのはワックスの仕業だと暴露した。
ワックスは経緯を詳しく知っているエキスこそ犯人に違いないと言い返した。群衆はこのやり取りを聞いて、ワックスとエキスをなぐり殺せと猛り狂った。ワックス、エキス、オークス、ビルマは細くなって抜け出し、テルモン山の山奥に逃げて行ってしまった。
エルが演壇に登って大声で演説を始め、ワックスとエキスは皆の肝玉を試そうとわざと活劇を演じて見せたのだ、と群衆を抑えにかかった。そして三五教の宣伝使こそが我々の共通の敵だとなだめた。
そして悪酔怪の設立を祝して酒宴を開くことを提案した。集まった荒くれ男たちは歓呼の声とともに踊り狂い、議事堂はたちまち床が墜落し、数百の鼠がおどろいて戸外に飛び出し、草むらに逃げて行く。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2022-04-12 12:54:05
OBC :
rm5713
愛善世界社版:
171頁
八幡書店版:
第10輯 322頁
修補版:
校定版:
179頁
普及版:
83頁
初版:
ページ備考:
001
ワックスは
父
(
ちち
)
の
病
(
やまひ
)
旦夕
(
たんせき
)
に
迫
(
せま
)
り、
002
嬉
(
うれ
)
しうもあり
悲
(
かな
)
しうもあり、
003
大事
(
だいじ
)
の
嬶
(
かか
)
を
死
(
し
)
なして
同時
(
どうじ
)
に
美人
(
びじん
)
の
芸者
(
げいしや
)
を
後連
(
あとづ
)
れに
貰
(
もら
)
うたやうな、
004
悲喜
(
ひき
)
交々
(
こもごも
)
の
体
(
てい
)
であつた。
005
其処
(
そこ
)
へ、
006
エキス、
007
ヘルマンの
二人
(
ふたり
)
が
幾度
(
いくど
)
となくなつて
来
(
き
)
て、
008
金
(
かね
)
を
むし
り
取
(
と
)
り、
009
今
(
いま
)
又
(
また
)
大枚
(
たいまい
)
六百
(
ろくぴやく
)
両
(
りやう
)
強奪
(
がうだつ
)
して
立
(
た
)
ち
去
(
さ
)
り、
010
三十
(
さんじふ
)
日
(
にち
)
の
後
(
のち
)
には
再
(
ふたた
)
び
無心
(
むしん
)
に
来
(
く
)
ると
下駄
(
げた
)
を
預
(
あづ
)
けて
帰
(
かへ
)
つたので、
011
心
(
こころ
)
も
心
(
こころ
)
ならず、
012
何
(
なん
)
とかして
強力
(
きやうりよく
)
なる
団体
(
だんたい
)
を
造
(
つく
)
り、
013
二人
(
ふたり
)
の
害
(
がい
)
を
免
(
まぬが
)
れむものと
苦心
(
くしん
)
惨憺
(
さんたん
)
の
結果
(
けつくわ
)
、
014
無
(
な
)
い
智恵
(
ちゑ
)
を
搾
(
しぼ
)
り
出
(
だ
)
して
悪酔怪
(
あくすゐくわい
)
なるものを
編
(
あ
)
み
出
(
だ
)
したのである。
015
そして
一方
(
いつぱう
)
にはアンブラック
川
(
がは
)
に
投
(
な
)
げ
込
(
こ
)
んだる、
016
三五教
(
あななひけう
)
の
三千彦
(
みちひこ
)
が、
017
スマートに
助
(
たす
)
けられ、
018
何処
(
どこ
)
かに
姿
(
すがた
)
を
隠
(
かく
)
したと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
を
聞
(
き
)
いて
心
(
こころ
)
も
心
(
こころ
)
ならず、
019
今
(
いま
)
の
中
(
うち
)
に
強力
(
きようりよく
)
なる
団体
(
だんたい
)
を
組織
(
そしき
)
し、
020
三千彦
(
みちひこ
)
を
威喝
(
ゐかつ
)
し
又
(
また
)
自分
(
じぶん
)
の
悪事
(
あくじ
)
の
暴露
(
ばくろ
)
したる
時
(
とき
)
は、
021
この
団体
(
だんたい
)
の
力
(
ちから
)
を
以
(
もつ
)
て
防
(
ふせ
)
がむと
千思
(
せんし
)
万慮
(
ばんりよ
)
の
結果
(
けつくわ
)
、
022
同志
(
どうし
)
を
糾合
(
きうがふ
)
して
本会
(
ほんくわい
)
を
設立
(
せつりつ
)
したのである。
023
本会
(
ほんくわい
)
の
敵
(
てき
)
とする
所
(
ところ
)
は
三千彦
(
みちひこ
)
のみならず、
024
水平会
(
すいへいくわい
)
をも
唯一
(
ゆゐいつ
)
の
敵
(
てき
)
と
見做
(
みな
)
し、
025
弱
(
よわ
)
きを
挫
(
くじ
)
き
強
(
つよ
)
きに
従
(
したが
)
ふと
云
(
い
)
ふ、
026
奇妙
(
きめう
)
奇天烈
(
きてれつ
)
な
結社
(
けつしや
)
である。
027
ワックスは
創立
(
さうりつ
)
委員長
(
ゐゐんちやう
)
としてテルモン
山
(
ざん
)
の
議事堂
(
ぎじだう
)
に
集
(
あつ
)
まり、
028
オークスを
臨時
(
りんじ
)
痴爺
(
ちぢ
)
として
開怪
(
かいくわい
)
の
辞
(
じ
)
を
朗読
(
らうどく
)
せしめたのである。
029
今
(
いま
)
左
(
さ
)
に
開怪
(
かいくわい
)
の
辞
(
じ
)
と
縮辞
(
しゆくじ
)
、
030
並
(
ならび
)
に
挨拶
(
あいさつ
)
を
摘記
(
てきき
)
する
事
(
こと
)
にした。
031
アア
叶
(
かな
)
はぬから
霊
(
たま
)
幸倍
(
ちはへ
)
坐世
(
ませ
)
。
032
弱
(
よわ
)
きを
挫
(
くじ
)
き
強
(
つよ
)
きを
助
(
たす
)
く、
033
天晴男
(
てんせいだん
)
の
悪酔怪
(
あくすゐくわい
)
034
痴爺
(
ちぢ
)
の
縮辞
(
しゆくじ
)
と
怪長
(
くわいちやう
)
の
瞹擦
(
あいさつ
)
035
大
(
だい
)
テルモン
国
(
ごく
)
、
036
悪酔怪
(
あくすゐくわい
)
、
037
スマネーケン
凡夫
(
ほんぶ
)
発怪色
(
はつくわいしき
)
は、
038
鬼報
(
きはう
)
の
通
(
とほ
)
り、
039
二重惨
(
にぢうさん
)
日
(
にち
)
午後
(
ごご
)
一
(
いち
)
爺
(
ぢ
)
より
待合
(
まちあひ
)
に
於
(
おい
)
て
開催
(
かいさい
)
されたが、
040
尾皮
(
をがは
)
怪長
(
くわいちやう
)
の
辞
(
じ
)
、
041
並
(
ならび
)
に
痴爺
(
ちぢ
)
の
縮辞
(
しゆくじ
)
は
左
(
さ
)
の
通
(
とほ
)
りであつた。
042
開怪
(
かいくわい
)
の
辞
(
じ
)
043
隔靴
(
かくくわ
)
、
044
並
(
ならび
)
に
頭掻位
(
あたまかくゐ
)
の
臨場
(
りんぢやう
)
を
忝
(
かたじけ
)
なふし、
045
怪員
(
くわいゐん
)
笑死
(
しよし
)
の
出席
(
しゆつせき
)
を
得
(
え
)
、
046
茲
(
ここ
)
に
大
(
だい
)
テルモン
国
(
ごく
)
、
047
悪酔怪
(
あくすゐくわい
)
スマネーケン
凡夫
(
ほんぶ
)
発怪式
(
はつくわいしき
)
を
狂行
(
きよかう
)
するに
至
(
いた
)
りたるは
金睾
(
きんかう
)
とする
所
(
ところ
)
也
(
なり
)
。
048
思
(
おも
)
ふに
我
(
わが
)
テルモン
国
(
ごく
)
は
一大
(
いちだい
)
蚊属
(
かぞく
)
国
(
こく
)
にして、
049
バラモン
神祖
(
しんそ
)
以来
(
いらい
)
歴代
(
れきだい
)
盗
(
たう
)
を
垂
(
た
)
れ
蛮民
(
ばんみん
)
を
撫育
(
ぶいく
)
し、
050
化身
(
けんしん
)
哀哭
(
あいこく
)
の
心情
(
しんじやう
)
を
発露
(
はつろ
)
し
上下
(
しやうか
)
不和
(
ふわ
)
もつて
辛
(
から
)
うじて
国家
(
こくか
)
を
支持
(
しぢ
)
し
国威
(
こくゐ
)
を
中外
(
ちうぐわい
)
に
失墜
(
しつつゐ
)
し、
051
烈国
(
れつこく
)
平和
(
へいわ
)
の
攪乱
(
かくらん
)
をなす。
052
これ
我国
(
わがくに
)
の
情弊
(
じやうへい
)
にして、
053
宇内
(
うだい
)
に
冠絶
(
くわんぜつ
)
する
所以
(
ゆゑん
)
なり。
054
然
(
しか
)
るにバラモン
軍
(
ぐん
)
と、
055
三五軍
(
あななひぐん
)
との
大戦
(
たいせん
)
以来
(
いらい
)
、
056
死葬怪
(
しさうくわい
)
悪化
(
あくくわ
)
の
影響
(
えいきやう
)
を
受
(
う
)
け、
057
仁義
(
じんぎ
)
道徳
(
だうとく
)
漸
(
やうや
)
く
廃
(
すた
)
れ、
058
盛
(
さか
)
んに
弱肉
(
じやくにく
)
強食
(
きやうしよく
)
行
(
おこな
)
はれ、
059
社会
(
しやくわい
)
の
秩序
(
ちつじよ
)
全
(
まつた
)
く
紊乱
(
ぶんらん
)
せむとす。
060
加
(
くは
)
ふるに
物質
(
ぶつしつ
)
的
(
てき
)
卑吝
(
ひりん
)
の
発達
(
はつたつ
)
と
学研
(
がくけん
)
的
(
てき
)
陋説
(
ろうせつ
)
の
横行
(
わうかう
)
とは
正
(
まさ
)
にテルモン
国
(
ごく
)
の
人民
(
じんみん
)
を
犯
(
をか
)
して
今
(
いま
)
や
正
(
まさ
)
に
解乱
(
かいらん
)
せむとす。
061
外
(
そと
)
に
国際
(
こくさい
)
状態
(
じやうたい
)
を
案
(
あん
)
ずるに、
062
其
(
その
)
実力
(
じつりよく
)
的
(
てき
)
圧迫
(
あつぱく
)
の
過重
(
くわぢゆう
)
に
堪
(
た
)
へ
得
(
う
)
るやの
疑惧
(
ぎぐ
)
あり。
063
内憂
(
ないいう
)
外患
(
ぐわいくわん
)
交々
(
こもごも
)
至
(
いた
)
る
現状
(
げんじやう
)
は
上下
(
しやうか
)
三十五万
(
さんじふごまん
)
年
(
ねん
)
未
(
いま
)
だ
嘗
(
かつ
)
て
見
(
み
)
ざる
鬼期
(
きき
)
を
目睫
(
もくせふ
)
の
間
(
あひだ
)
に
控
(
ひか
)
へたるものと
言
(
い
)
ふべし。
064
吾
(
われ
)
、
065
徳
(
とく
)
、
066
学
(
がく
)
あり、
067
智
(
ち
)
あり、
068
財
(
ざい
)
あるなし。
069
併
(
しか
)
し
栄位
(
えいゐ
)
を
有
(
いう
)
すと
雖
(
いへど
)
も、
070
バラモン
神祖
(
しんそ
)
より
享受
(
きやうじゆ
)
せるバラモン
魂
(
だましひ
)
は
茫漠
(
ばうばく
)
として
存
(
そん
)
す。
071
此
(
この
)
発露
(
はつろ
)
によりて、
072
金権
(
きんけん
)
に
屈
(
くつ
)
するの
気骨
(
きこつ
)
を
有
(
いう
)
す。
073
同情
(
どうじやう
)
に
泣
(
な
)
く
涙
(
なみだ
)
を
有
(
いう
)
せず。
074
時勢
(
じせい
)
を
慨
(
がい
)
する
熱血
(
ねつけつ
)
なく、
075
献身
(
けんしん
)
奉公
(
ほうこう
)
の
仁侠
(
じんけふ
)
を
有
(
いう
)
せず、
076
斯
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
き
不正意
(
ふせいい
)
をもつて
立
(
た
)
つて
時患
(
じくわん
)
を
救済
(
きうさい
)
すべからざる
時
(
とき
)
の
来
(
きた
)
れるものと
覚悟
(
かくご
)
す。
077
これ
大
(
だい
)
テルモン
国
(
ごく
)
、
078
悪酔怪
(
あくすゐくわい
)
の
生
(
うま
)
れたる
所以
(
ゆゑん
)
なり。
079
スマネーケン
同志
(
どうし
)
之
(
これ
)
に
狂鳴
(
きやうめい
)
し、
080
力
(
ちから
)
を
分
(
わか
)
ち、
081
心
(
こころ
)
を
二
(
ふた
)
つにして
奉公
(
ほうこう
)
の
実
(
じつ
)
を
上
(
あ
)
げざらむとす。
082
幸
(
さいはひ
)
に
隔靴
(
かくくわ
)
並
(
ならび
)
に
頭掻位
(
あたまかくゐ
)
の
御
(
ご
)
援助
(
ゑんじよ
)
と
会員
(
くわいいん
)
一同
(
いちどう
)
の
御
(
ご
)
賛助
(
さんじよ
)
を
得
(
え
)
て、
083
呱々
(
ここ
)
の
声
(
こゑ
)
を
上
(
あ
)
ぐるを
得
(
え
)
たるは、
084
金塊
(
きんくわい
)
禁
(
きん
)
ずる
能
(
あた
)
はざる
所
(
ところ
)
なり。
085
希
(
こひねが
)
はくは
怪員
(
くわいゐん
)
諸氏
(
しよし
)
は
一層
(
いつそう
)
自製
(
じせい
)
発糞
(
はつぷん
)
もつて
凡怪
(
ほんくわい
)
の
臭意
(
しゆい
)
、
086
目的
(
もくてき
)
の
貫徹
(
くわんてつ
)
に
務
(
つと
)
められむ
事
(
こと
)
を
鬼望
(
きばう
)
す。
087
敢
(
あへ
)
て
心情
(
しんじやう
)
を
披瀝
(
ひれき
)
して
謝辞
(
しやじ
)
を
述
(
の
)
べ、
088
開怪
(
かいくわい
)
の
爺
(
ぢ
)
とす。
089
バラモン
始終苦
(
しじうく
)
念
(
ねん
)
惨
(
さん
)
喝
(
かつ
)
惨重惨
(
さんぢうさん
)
日
(
にち
)
拙立
(
せつりつ
)
異淫長
(
いいんちやう
)
ワックス
090
痴爺
(
ちぢ
)
縮辞
(
しゆくじ
)
091
茲
(
ここ
)
に
悪酔怪
(
あくすゐくわい
)
はスマネーケン
凡夫
(
ほんぶ
)
拙立
(
せつりつ
)
成
(
な
)
り、
092
凡日
(
ほんじつ
)
をもつて
発怪式
(
はつくわいしき
)
を
挙
(
あ
)
げられたり。
093
余
(
よ
)
も
此
(
この
)
発怪式
(
はつくわいしき
)
に
列
(
れつ
)
し、
094
一言
(
いちごん
)
縮意
(
しゆくい
)
を
表
(
へう
)
し、
095
併
(
あは
)
せて
諸怪
(
しよくわい
)
を
述
(
の
)
べる
鬼怪
(
きくわい
)
を
得
(
え
)
たるは
最
(
もつと
)
も
欣鬼
(
きんき
)
に
堪
(
た
)
へざる
所
(
ところ
)
なり。
096
思
(
おも
)
ふに
吾
(
わが
)
テルモン
国
(
ごく
)
は
大自在天
(
だいじざいてん
)
、
097
大国彦
(
おほくにひこの
)
命
(
みこと
)
建国
(
けんこく
)
以来
(
いらい
)
三十五万
(
さんじふごまん
)
年
(
ねん
)
連綿
(
れんめん
)
として
万古
(
ばんこ
)
不易
(
ふえき
)
ならず。
098
世界
(
せかい
)
無比
(
むひ
)
の
動乱国
(
どうらんこく
)
として
国光
(
こくくわう
)
を
宇内
(
うだい
)
に
失墜
(
しつつゐ
)
し、
099
国辱
(
こくじよく
)
を
海外
(
かいぐわい
)
に
発揚
(
はつやう
)
し
今
(
いま
)
や
世界
(
せかい
)
最小
(
さいせう
)
弱国
(
じやくこく
)
の
班
(
はん
)
に
列
(
れつ
)
するに
至
(
いた
)
る。
100
是
(
これ
)
素
(
もと
)
より
大自在天
(
だいじざいてん
)
神祖
(
しんそ
)
の
守護
(
しゆご
)
の
厚
(
あつ
)
からざる
所
(
ところ
)
にして、
101
国民
(
こくみん
)
上下
(
しやうか
)
不一致
(
ふいつち
)
の
哀哭
(
あいこく
)
の
死状
(
しじやう
)
と
偽勇
(
ぎゆう
)
彷徨
(
はうくわう
)
、
102
死誠
(
しせい
)
とを
以
(
もつ
)
て
我
(
わが
)
民族
(
みんぞく
)
精神
(
せいしん
)
となし、
103
不誠意
(
ふせいい
)
哭家
(
こくか
)
の
隆盛
(
りうせい
)
に
貢献
(
こうけん
)
せざりしもの
与
(
あづか
)
りて
力
(
ちから
)
ありと
云
(
い
)
はざるべからず。
104
然
(
しか
)
るに
今回
(
こんくわい
)
、
105
河鹿
(
かじか
)
峠
(
たうげ
)
の
戦闘
(
せんとう
)
の
結果
(
けつくわ
)
として
彼我
(
ひが
)
共
(
とも
)
に
異常
(
いじやう
)
の
変革
(
へんかく
)
を
呈
(
てい
)
し、
106
死想怪
(
しさうくわい
)
又
(
また
)
著
(
いちぢる
)
しく
混乱
(
こんらん
)
し
甚
(
はなはだ
)
しきは
過劇
(
くわげき
)
なる
死想
(
しさう
)
を
助長
(
じよちやう
)
し、
107
我
(
わが
)
国
(
くに
)
も
亦
(
また
)
此
(
この
)
死想
(
しさう
)
の
大根元
(
だいこんげん
)
となれり。
108
事
(
こと
)
の
理非
(
りひ
)
曲直
(
きよくちよく
)
物
(
もの
)
の
正邪
(
せいじや
)
善悪
(
ぜんあく
)
を
極
(
きは
)
めずして
附和
(
ふわ
)
雷同
(
らいどう
)
し、
109
この
国体
(
こくたい
)
と
相容
(
あひいる
)
る
所
(
ところ
)
の
不完全
(
ふくわんぜん
)
なる
死想
(
しさう
)
に
感染
(
かんせん
)
し、
110
以
(
もつ
)
て
国家
(
こくか
)
社会
(
しやくわい
)
の
秩序
(
ちつじよ
)
を
乱
(
みだ
)
し、
111
バラモン
国家
(
こくか
)
の
本義
(
ほんぎ
)
を
忘
(
わす
)
るべからず。
112
殊
(
こと
)
に
経済
(
けいざい
)
的
(
てき
)
の
変動
(
へんどう
)
は
労働
(
らうどう
)
問題
(
もんだい
)
を
惹起
(
じやくき
)
し、
113
労資
(
らうし
)
の
関係
(
くわんけい
)
を
紛糾
(
ふんきう
)
せしめ、
114
其
(
その
)
協調
(
けふてう
)
を
破
(
やぶ
)
り、
115
従
(
したが
)
つて
人心
(
じんしん
)
を
不安
(
ふあん
)
に
陥
(
おとしい
)
れむとする
情勢
(
じやうせい
)
を
呈
(
てい
)
するに
至
(
いた
)
りしは、
116
誠
(
まこと
)
に
偉観
(
ゐくわん
)
とする
所
(
ところ
)
なり。
117
此
(
この
)
時
(
とき
)
に
災
(
さい
)
し
憂国
(
いうこく
)
の
士
(
し
)
相計
(
あひはか
)
り、
118
バラモン
国
(
こく
)
悪酔怪
(
あくすゐくわい
)
を
組織
(
そしき
)
し、
119
正義
(
せいぎ
)
公道
(
こうだう
)
を
経
(
たて
)
とし、
120
仁侠
(
じんけふ
)
死誠
(
しせい
)
を
緯
(
ぬき
)
とし、
121
同身
(
どうしん
)
一体
(
いつたい
)
結束
(
けつそく
)
を
固
(
かた
)
くし、
122
以
(
もつ
)
て
時弊
(
じへい
)
を
救急
(
きうきふ
)
し、
123
万邦
(
ばんぱう
)
無比
(
むひ
)
の
動乱
(
どうらん
)
、
124
国
(
くに
)
を
毀損
(
きそん
)
する
如
(
ごと
)
き、
125
失態
(
しつたい
)
あるべからず。
126
狐狗狸
(
こくり
)
眠副
(
みんぷく
)
の
増進
(
ぞうしん
)
を
計
(
はか
)
る
事
(
こと
)
に
努力
(
どりよく
)
せざらむ
事
(
こと
)
を
期
(
き
)
し、
127
既
(
すで
)
に
死想
(
しさう
)
団体
(
だんたい
)
として
無力
(
むりよく
)
なる
地歩
(
ちほ
)
を
占
(
し
)
むるに
至
(
いた
)
りしはバラモン
国
(
ごく
)
の
為
(
た
)
め
慶賀
(
けいが
)
に
堪
(
た
)
へざる
所
(
ところ
)
なり。
128
由来
(
ゆらい
)
我
(
わが
)
スマネーケンたる、
129
神代
(
かみよ
)
に
於
(
おい
)
てバラモン
神
(
しん
)
の
世
(
よ
)
を
統治
(
とうち
)
し、
130
悪政
(
あくせい
)
を
布
(
し
)
き
給
(
たま
)
ひし
以来
(
いらい
)
邪智
(
じやち
)
の
念
(
ねん
)
深
(
ふか
)
く、
131
加之
(
しかのみならず
)
テルモン
山麓
(
さんろく
)
の
一角
(
いつかく
)
に
僻在
(
へきざい
)
するを
以
(
もつ
)
て
一般
(
いつぱん
)
の
民風
(
みんぷう
)
質素
(
しつそ
)
剛健
(
がうけん
)
ならず、
132
軽挙
(
けいきよ
)
妄動
(
もうどう
)
の
風
(
ふう
)
あり。
133
産業怪
(
さんげふくわい
)
の
葬儀
(
さうぎ
)
の
如
(
ごと
)
き
又
(
また
)
多
(
おほ
)
く
顕現
(
けんげん
)
し、
134
勃発
(
ぼつぱつ
)
し、
135
動
(
やや
)
もすれば
近時
(
きんじ
)
世
(
よ
)
の
風潮
(
ふうてう
)
に
逆
(
さか
)
らひ、
136
頓幸
(
とんかう
)
微風
(
びふう
)
、
137
道義
(
だうぎ
)
観念
(
くわんねん
)
等
(
とう
)
漸次
(
ぜんじ
)
廃頽
(
はいたい
)
の
傾向
(
けいかう
)
を
示
(
しめ
)
したるは
実
(
じつ
)
に
我
(
わが
)
国体
(
こくたい
)
の
為
(
ため
)
に
金睾
(
きんかう
)
とする
所
(
ところ
)
なり。
138
今
(
いま
)
や
同憂
(
どういう
)
の
士
(
し
)
を
相鳩合
(
あひきうがふ
)
しバラモン
国
(
ごく
)
、
139
悪酔怪
(
あくすゐくわい
)
スマネーケン
凡夫
(
ほんぶ
)
を
葬説
(
さうせつ
)
して
天下
(
てんか
)
惑乱
(
わくらん
)
の
主義
(
しゆぎ
)
綱領
(
かうりやう
)
を
体
(
たい
)
し、
140
大
(
おほい
)
に
濁世
(
ぢよくせ
)
害民
(
がいみん
)
の
実
(
じつ
)
をあげむとす。
141
誠
(
まこと
)
に
時期
(
じき
)
に
適
(
てき
)
したる
愚挙
(
ぐきよ
)
にして、
142
其
(
その
)
効果
(
かうくわ
)
蓋
(
けだ
)
し
甚大
(
じんだい
)
なるものあるべしと
信
(
しん
)
ず。
143
希
(
こひねが
)
はくは
怪淫
(
くわいいん
)
妾窘
(
しよくん
)
其
(
その
)
責任
(
せきにん
)
の
重
(
ぢう
)
且
(
か
)
つ
大
(
だい
)
なるを
思
(
おも
)
ひ、
144
自重
(
じちよう
)
自愛
(
じあい
)
、
145
苟
(
いやし
)
くも
本怪
(
ほんくわい
)
の
臭意
(
しゆい
)
に
反
(
はん
)
する
事
(
こと
)
なく、
146
不同心
(
ふどうしん
)
、
147
不協力
(
ふけふりよく
)
、
148
不確乎
(
ふかくこ
)
、
149
不不抜
(
ふふばつ
)
の
精神
(
せいしん
)
をもつて
凡怪
(
ほんくわい
)
の
目的
(
もくてき
)
を
達成
(
たつせい
)
し、
150
幽醜
(
いうしう
)
の
鼻下
(
びか
)
を
上
(
あ
)
ぐる
事
(
こと
)
に
災前
(
さいぜん
)
の
努力
(
どりよく
)
を
致
(
いた
)
し、
151
もつて
国家
(
こくか
)
に
貢献
(
こうけん
)
せざらむ
事
(
こと
)
を
望
(
のぞ
)
む。
152
終
(
をは
)
りに
凡怪
(
ほんくわい
)
不健全
(
ふけんぜん
)
なる
不発達
(
ふはつたつ
)
と
怪淫
(
くわいいん
)
妾窘
(
しよくん
)
の
不健康
(
ふけんかう
)
を
祈
(
いの
)
る。
153
聊
(
いささ
)
か
蕪辞
(
ぶじ
)
を
述
(
の
)
べて
縮辞
(
しゆくじ
)
となす。
154
バラモン
国
(
こく
)
始終苦
(
しじふく
)
念
(
ねん
)
惨
(
さん
)
喝
(
かつ
)
惨重惨
(
さんぢうさん
)
日
(
にち
)
155
スマネーケン
痴爺
(
ちぢ
)
重死位
(
ぢうしゐ
)
窘惨倒
(
くんさんたふ
)
田柄屁
(
たからべ
)
唸
(
うなる
)
156
ワックスは、
157
式
(
しき
)
を
無事
(
ぶじ
)
に
終
(
をは
)
り
一場
(
いちぢやう
)
の
演説
(
えんぜつ
)
を
試
(
こころ
)
みた。
158
ワックス『
皆
(
みな
)
さま
今日
(
こんにち
)
は
御
(
ご
)
多忙中
(
たばうちう
)
に
関
(
かか
)
はらず
賑々
(
にぎにぎ
)
しく
御
(
ご
)
来会
(
らいくわい
)
下
(
くだ
)
さいまして、
159
発起者
(
ほつきしや
)
身
(
み
)
に
取
(
と
)
り
恐悦
(
きようえつ
)
至極
(
しごく
)
に
存
(
ぞん
)
じます。
160
就
(
つい
)
ては、
161
開怪
(
かいくわい
)
の
辞
(
じ
)
に
述
(
の
)
べました
通
(
とほ
)
り、
162
大
(
だい
)
バラモン
国
(
ごく
)
の
主義
(
しゆぎ
)
主張
(
しゆちやう
)
に
則
(
のつと
)
り、
163
弱肉
(
じやくにく
)
強食
(
きやうしよく
)
を
真理
(
しんり
)
と
認
(
みと
)
め、
164
弱
(
よわ
)
きを
挫
(
くじ
)
き、
165
強
(
つよ
)
きに
従
(
したが
)
ふ
時代
(
じだい
)
思想
(
しさう
)
を
遺憾
(
ゐかん
)
なく
発揮
(
はつき
)
したもので
厶
(
ござ
)
います。
166
例
(
たと
)
へば
此処
(
ここ
)
に
三五教
(
あななひけう
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
が
一人
(
ひとり
)
現
(
あら
)
はれたと
致
(
いた
)
しますれば、
167
それは
果
(
はた
)
して
強者
(
きやうしや
)
で
厶
(
ござ
)
いませうか。
168
何事
(
なにごと
)
も
多数決
(
たすうけつ
)
を
尊
(
たふと
)
ぶ
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
、
169
吾々
(
われわれ
)
会員
(
くわいゐん
)
は
無慮
(
むりよ
)
数百
(
すうひやく
)
名
(
めい
)
、
170
敵
(
てき
)
は
唯
(
ただ
)
一人
(
ひとり
)
で
厶
(
ござ
)
います。
171
如何
(
いか
)
に
強
(
つよ
)
いと
云
(
い
)
うても
多数
(
たすう
)
には
勝
(
か
)
てませぬ。
172
夫
(
それ
)
故
(
ゆゑ
)
三千彦
(
みちひこ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
は
弱者
(
じやくしや
)
で
厶
(
ござ
)
います。
173
故
(
ゆゑ
)
に
宮町
(
みやまち
)
町民
(
ちやうみん
)
の
為
(
ため
)
に
手足
(
てあし
)
を
縛
(
しば
)
られ、
174
アンブラック
川
(
がは
)
に
投
(
な
)
げ
込
(
こ
)
まれたのはバラモン
国
(
ごく
)
の
伝統
(
でんとう
)
の
教義
(
けうぎ
)
として
最
(
もつと
)
も
尊
(
たふと
)
ぶべき
行為
(
かうゐ
)
と
思
(
おも
)
ひます。
175
然
(
しか
)
るに
又
(
また
)
彼
(
かれ
)
三千彦
(
みちひこ
)
は
四足
(
よつあし
)
に
命
(
いのち
)
を
救
(
すく
)
はれ、
176
此
(
この
)
テルモン
山
(
ざん
)
の
何
(
いづ
)
れにか
潜伏
(
せんぷく
)
致
(
いた
)
して
居
(
ゐ
)
る
形跡
(
けいせき
)
がありますれば、
177
本会
(
ほんくわい
)
の
規則
(
きそく
)
により、
178
見
(
み
)
つけ
次第
(
しだい
)
容赦
(
ようしや
)
なく
縛
(
しば
)
りつけ、
179
今回
(
こんくわい
)
は
石
(
いし
)
を
括
(
くく
)
りつけ
放
(
ほ
)
り
込
(
こ
)
まれたいもので
厶
(
ござ
)
います。
180
拙者
(
せつしや
)
の
如
(
ごと
)
きはテルモン
山
(
ざん
)
の
神館
(
かむやかた
)
に
於
(
おい
)
ては
家令
(
かれい
)
の
倅
(
せがれ
)
として
最
(
もつと
)
も
強
(
つよ
)
きもので
厶
(
ござ
)
います。
181
その
最
(
もつと
)
も
強
(
つよ
)
き
者
(
もの
)
に
対
(
たい
)
してエキス、
182
ヘルマンなどの
弱者
(
じやくしや
)
が
折々
(
をりをり
)
金
(
かね
)
の
無心
(
むしん
)
に
参
(
まゐ
)
り、
183
駄々
(
だだ
)
を
捏
(
こ
)
ねまする
故
(
ゆゑ
)
、
184
もし
今後
(
こんご
)
そんな
事
(
こと
)
を
致
(
いた
)
した
時
(
とき
)
には
会長
(
くわいちやう
)
の
私
(
わたし
)
から、
185
会員
(
くわいゐん
)
諸君
(
しよくん
)
に
通知
(
つうち
)
を
発
(
はつ
)
しますから
皆
(
みな
)
さま
悪酔怪
(
あくすゐくわい
)
設立
(
せつりつ
)
の
趣旨
(
しゆし
)
に
従
(
したが
)
つて
速
(
すみやか
)
にお
駆
(
かけ
)
つけ
下
(
くだ
)
さらむ
事
(
こと
)
を
悪酔怪
(
あくすゐくわい
)
の
規則
(
きそく
)
によつてお
願
(
ねが
)
ひして
置
(
お
)
きます』
186
エキスは
此
(
この
)
時
(
とき
)
群衆
(
ぐんしう
)
の
中
(
なか
)
より、
187
怒髪
(
どはつ
)
天
(
てん
)
を
衝
(
つ
)
いて
現
(
あら
)
はれ
来
(
きた
)
り
反
(
そ
)
り
身
(
み
)
になつて、
188
エキス『
皆
(
みな
)
さま、
189
今
(
いま
)
ワックス
殿
(
どの
)
が
述
(
の
)
べられました
通
(
とほ
)
り、
190
弱
(
よわ
)
きを
挫
(
くじ
)
き
強
(
つよ
)
きに
従
(
したが
)
ふが
本会
(
ほんくわい
)
の
趣旨
(
しゆし
)
たる
事
(
こと
)
は
御存
(
ごぞん
)
じでせう。
191
一人
(
ひとり
)
の
男
(
をとこ
)
が
二人
(
ふたり
)
の
男
(
をとこ
)
に
脅迫
(
けふはく
)
され、
192
命
(
いのち
)
よりも
大事
(
だいじ
)
な
六百
(
ろくぴやく
)
両
(
りやう
)
の
金
(
かね
)
をおつ
放
(
ぽ
)
り
出
(
だ
)
し、
193
命
(
いのち
)
を
助
(
たす
)
けて
貰
(
もら
)
うたものがありとすれば、
194
皆
(
みな
)
さまどちらが
強
(
つよ
)
いと
思
(
おも
)
はれますか、
195
又
(
また
)
二人
(
ふたり
)
と
一人
(
ひとり
)
とは、
196
何方
(
どちら
)
が
強
(
つよ
)
いと
思
(
おも
)
ひますか。
197
本会
(
ほんくわい
)
の
主義
(
しゆぎ
)
精神
(
せいしん
)
に
基
(
もとづ
)
いて
拙者
(
せつしや
)
等
(
ら
)
両人
(
りやうにん
)
が
強者
(
きやうしや
)
なる
事
(
こと
)
を
認
(
みと
)
め、
198
拙者
(
せつしや
)
等
(
ら
)
二人
(
ふたり
)
がワックスの
館
(
やかた
)
に
押寄
(
おしよ
)
せたる
時
(
とき
)
は、
199
何卒
(
なにとぞ
)
御
(
ご
)
援助
(
ゑんじよ
)
を
願
(
ねが
)
ひます。
200
此
(
こ
)
のワックスと
云
(
い
)
ふ
奴
(
やつ
)
は、
201
宮町
(
みやまち
)
の
町民
(
ちやうみん
)
を
馬鹿
(
ばか
)
に
致
(
いた
)
して
居
(
ゐ
)
る
人犬
(
にんげん
)
で
厶
(
ござ
)
いますから、
202
皆
(
みな
)
さま
御
(
ご
)
用心
(
ようじん
)
なさいませ。
203
家々
(
いへいへ
)
の
大切
(
たいせつ
)
な
宝
(
たから
)
をあの
騒動
(
さうだう
)
に
紛
(
まぎ
)
れ
盗
(
ぬす
)
ませたのはワックスで
厶
(
ござ
)
いますよ。
204
其
(
その
)
窃盗
(
せつとう
)
の
衝
(
しよう
)
に
当
(
あた
)
つた
強者
(
きやうしや
)
は
此処
(
ここ
)
に
二人
(
ふたり
)
許
(
ばか
)
り
顔
(
かほ
)
を
並
(
なら
)
べて
居
(
ゐ
)
られます。
205
これは
皆様
(
みなさま
)
の
御
(
ご
)
判断
(
はんだん
)
に
任
(
まか
)
す
事
(
こと
)
に
致
(
いた
)
しませう』
206
聴衆
(
ちやうしう
)
の
中
(
なか
)
より、
207
『オイ、
208
エキス、
209
それや
本当
(
ほんたう
)
か、
210
よもや
嘘
(
うそ
)
ではあるまいな』
211
エキス『
滅相
(
めつさう
)
な、
212
何程
(
なにほど
)
悪酔怪
(
あくすゐくわい
)
だと
云
(
い
)
つて、
213
そんな
見
(
み
)
え
透
(
す
)
いた
嘘
(
うそ
)
が
申
(
まを
)
されませうか。
214
宝
(
たから
)
の
泥坊
(
どろばう
)
は
全
(
まつた
)
くワックス
以下
(
いか
)
両人
(
りやうにん
)
の
仕事
(
しごと
)
で
厶
(
ござ
)
います。
215
そして
其
(
その
)
盗
(
ぬす
)
まれた
品
(
しな
)
はテルモン
山
(
ざん
)
の
鳩
(
はと
)
の
岩窟
(
いはや
)
にすつかり
隠
(
かく
)
して
厶
(
ござ
)
いますから、
216
嘘
(
うそ
)
と
思
(
おも
)
はれるなら
皆
(
みな
)
さま
行
(
い
)
つて
調
(
しら
)
べて
御覧
(
ごらん
)
なさい』
217
ワックスは
二
(
ふた
)
つ
三
(
みつ
)
つ
咳払
(
せきばら
)
ひをしながら、
218
ワックス『
皆
(
みな
)
さま、
219
エキスの
言葉
(
ことば
)
に
誑
(
だま
)
されてはなりませぬ。
220
現在
(
げんざい
)
宝
(
たから
)
の
隠
(
かく
)
し
場所
(
ばしよ
)
を
知
(
し
)
つて
居
(
ゐ
)
る
以上
(
いじやう
)
、
221
御
(
ご
)
本人
(
ほんにん
)
が
盗
(
ぬす
)
んだに
相違
(
さうゐ
)
厶
(
ござ
)
いませぬ。
222
本人
(
ほんにん
)
が
盗
(
ぬす
)
まぬのに
知
(
し
)
つて
居
(
ゐ
)
る
筈
(
はず
)
がありますまい』
223
悪酔怪
(
あくすゐくわい
)
と
称
(
しよう
)
する
一同
(
いちどう
)
は
忽
(
たちま
)
ち
総立
(
さうだち
)
となり、
224
一同
(
いちどう
)
『ワックスを
撲
(
なぐ
)
れ、
225
エキスを
殺
(
ころ
)
せ』
226
と
猛
(
たけ
)
り
狂
(
くる
)
うた。
227
此
(
この
)
騒
(
さわ
)
ぎにワックス、
228
エキス、
229
オークス、
230
ビルマは
細
(
ほそ
)
くなつて、
231
テルモン
山
(
ざん
)
の
山奥
(
やまおく
)
指
(
さ
)
して
一散
(
いつさん
)
に
駆出
(
かけだ
)
した。
232
そこへ、
233
エルが
睾丸
(
きんたま
)
を
押
(
おさ
)
へ
乍
(
なが
)
らエチエチと
演壇
(
えんだん
)
に
登
(
のぼ
)
り
来
(
きた
)
り
大喝
(
たいかつ
)
一声
(
いつせい
)
、
234
エル『
皆様
(
みなさま
)
お
静
(
しづ
)
まりなさいませ、
235
貴方
(
あなた
)
方
(
がた
)
は
悪酔怪
(
あくすゐくわい
)
員
(
ゐん
)
ぢやありませぬか。
236
ワックス
様
(
さま
)
を
初
(
はじ
)
め
其
(
その
)
外
(
ほか
)
の
方々
(
かたがた
)
がどうしてそんな
事
(
こと
)
をなさいませう。
237
発会式
(
はつくわいしき
)
の
余興
(
よきよう
)
に
皆
(
みな
)
さま
方
(
がた
)
の
肝玉
(
きもだま
)
を
試
(
ため
)
さむと
思
(
おも
)
ひ
故意
(
わざ
)
とにあんな
事
(
こと
)
を
云
(
い
)
うて
喧嘩
(
けんくわ
)
をして
見
(
み
)
せられたのです。
238
皆
(
みな
)
さまこれから
鉢巻
(
はちまき
)
をして
腹帯
(
はらおび
)
を
締
(
し
)
め、
239
弱
(
よわ
)
きを
挫
(
くじ
)
き
強
(
つよ
)
きに
従
(
したが
)
ふの
大精神
(
だいせいしん
)
になつて
貰
(
もら
)
はなくてはなりませぬ。
240
今
(
いま
)
のワックス、
241
エキスの
争
(
あらそ
)
ひは
八百長
(
やほちやう
)
ですから、
242
本当
(
ほんたう
)
にしてはなりませぬ。
243
それよりもバラモン
教
(
けう
)
の
聖地
(
せいち
)
に、
244
幾度
(
いくたび
)
となく
入
(
い
)
り
込
(
こ
)
み
来
(
きた
)
る
三五教
(
あななひけう
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
を
防
(
ふせ
)
ぐために、
245
貴方
(
あなた
)
方
(
がた
)
のお
力
(
ちから
)
を
頼
(
たの
)
まねばなりませぬ。
246
其
(
その
)
為
(
ため
)
に
本会
(
ほんくわい
)
を
組織
(
そしき
)
したので
厶
(
ござ
)
います。
247
水平会
(
すゐへいくわい
)
などを
相手
(
あひて
)
にするのが
目的
(
もくてき
)
ぢやありませぬ。
248
皆
(
みな
)
さまは
非常
(
ひじやう
)
な
特権
(
とくけん
)
を
与
(
あた
)
へられて
居
(
ゐ
)
る
事
(
こと
)
を
知
(
し
)
つて
居
(
ゐ
)
ますか』
249
群衆
(
ぐんしう
)
の
中
(
なか
)
より、
250
『その
特権
(
とくけん
)
とは
何
(
なん
)
だ。
251
詳細
(
しやうさい
)
に
説明
(
せつめい
)
を
願
(
ねが
)
ふ』
252
エル『
其
(
その
)
特権
(
とくけん
)
と
申
(
まを
)
すのは
表面
(
へうめん
)
には
申
(
まを
)
されませぬが、
253
月
(
つき
)
の
国
(
くに
)
、
254
ハルナの
都
(
みやこ
)
の
大黒主
(
おほくろぬし
)
様
(
さま
)
より、
255
烏鷺
(
うろ
)
の
勝負
(
しようぶ
)
の
黙認
(
もくにん
)
を
得
(
え
)
て
居
(
ゐ
)
るので
厶
(
ござ
)
います。
256
それ
故
(
ゆゑ
)
昼間
(
ひるま
)
褞袍
(
どてら
)
を
着
(
き
)
てウロウロ
致
(
いた
)
し、
257
ウロをうつて
居
(
ゐ
)
ても
見
(
み
)
て
見
(
み
)
ぬ
風
(
ふう
)
をするから
夫
(
それ
)
が
第一
(
だいいち
)
の
特権
(
とくけん
)
です。
258
皆
(
みな
)
さま
是
(
これ
)
から
悪酔怪
(
あくすゐくわい
)
の
万歳
(
ばんざい
)
を
三唱
(
さんしやう
)
し、
259
悪酔踊
(
あくすゐをど
)
りでも
盛
(
さか
)
んにやつて
本会
(
ほんくわい
)
の
創立
(
さうりつ
)
を
心
(
こころ
)
から
祝
(
しゆく
)
して
下
(
くだ
)
さいませ。
260
酒
(
さけ
)
は
弱者
(
じやくしや
)
から
徴発
(
ちようはつ
)
して
来
(
き
)
たのが
沢山
(
たくさん
)
に
厶
(
ござ
)
いますから』
261
一同
(
いちどう
)
『ウロー、
262
ウロー』
263
と
云
(
い
)
ひ
乍
(
なが
)
ら、
264
荒
(
あら
)
くれ
男
(
をとこ
)
が、
265
毛脛
(
けずね
)
を
出
(
だ
)
して
縦横
(
たてよこ
)
十文字
(
じふもんじ
)
に
踊
(
をど
)
り
狂
(
くる
)
ひ、
266
議事堂
(
ぎじだう
)
は
忽
(
たちま
)
ち
床
(
ゆか
)
墜落
(
つゐらく
)
し、
267
数百
(
すうひやく
)
の
鼠
(
ねずみ
)
が
驚
(
おどろ
)
いて
一生
(
いつしやう
)
懸命
(
けんめい
)
に
戸外
(
こぐわい
)
に
逃
(
に
)
げ
出
(
だ
)
し、
268
『クウクウクウ チウチウチウチウ』
269
と
云
(
い
)
ひ
乍
(
なが
)
ら
強者
(
きやうしや
)
に
敵
(
てき
)
し
難
(
がた
)
く
弱
(
よわ
)
り
切
(
き
)
つて
叢
(
くさむら
)
の
中
(
なか
)
へ
命
(
いのち
)
からがら
逃
(
に
)
げて
行
(
ゆ
)
く。
270
嗚呼
(
ああ
)
叶
(
かな
)
はぬから
霊
(
たま
)
幸倍
(
ちはへ
)
坐世
(
ませ
)
。
271
弱
(
よわ
)
きをば
扶
(
たす
)
け
強
(
つよ
)
きを
挫
(
くじ
)
くとは
272
表面
(
へうめん
)
ばかり
鬼
(
おに
)
の
念仏
(
ねんぶつ
)
。
273
その
実
(
じつ
)
は
弱身
(
よわみ
)
につけ
込
(
こ
)
む
風
(
かぜ
)
の
神
(
かみ
)
274
強
(
つよ
)
い
奴
(
やつ
)
等
(
ら
)
に
尾
(
を
)
を
掉
(
ふ
)
る
偽侠
(
ぎけふ
)
よ。
275
(
大正一二・三・二五
旧二・九
於皆生温泉浜屋
加藤明子
録)
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