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第57巻(申の巻)
序文
総説歌
第1篇 照門山颪
01 大山
〔1451〕
02 煽動
〔1452〕
03 野探
〔1453〕
04 妖子
〔1454〕
05 糞闘
〔1455〕
06 強印
〔1456〕
07 暗闇
〔1457〕
08 愚摺
〔1458〕
第2篇 顕幽両通
09 婆娑
〔1459〕
10 転香
〔1460〕
11 鳥逃し
〔1461〕
12 三狂
〔1462〕
13 悪酔怪
〔1463〕
14 人畜
〔1464〕
15 糸瓜
〔1465〕
16 犬労
〔1466〕
第3篇 天上天下
17 涼窓
〔1467〕
18 翼琴
〔1468〕
19 抱月
〔1469〕
20 犬闘
〔1470〕
21 言触
〔1471〕
22 天葬
〔1472〕
23 薬鑵
〔1473〕
24 空縛
〔1474〕
25 天声
〔1475〕
余白歌
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> 第3篇 天上天下 > 第18章 翼琴
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第一八章
翼琴
(
よくきん
)
〔一四六八〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第57巻 真善美愛 申の巻
篇:
第3篇 天上天下
よみ(新仮名遣い):
てんじょうてんか
章:
第18章 翼琴
よみ(新仮名遣い):
よくきん
通し章番号:
1468
口述日:
1923(大正12)年03月26日(旧02月10日)
口述場所:
皆生温泉 浜屋
筆録者:
加藤明子
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1925(大正14)年5月24日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
小国別は二人の姉妹が無事に戻ってきたことで力づき、時々刻々に元気を増して、もはや心配のいらない容態となってきた。また求道居士とヘルの負傷も比較的浅かったため、ケリナ姫の看護によって日に日に快方に向かった。
デビス姫は三千彦とともに離れの間に入って大神を念じ、館の無事を祈願した。その後むつまじくよもやまの話にふけった。デビス姫は翼琴を取り出し、心のたけを託して歌いはじめた。
その歌にははっきりと三千彦への恋心が歌いこまれていた。デビス姫の差し出す盃を飲み干した三千彦は、決心のほぞを固めて返し歌を歌った。そこには、デビス姫の親切は感謝に堪えないが、神の使命を帯びて神業に仕える途中なればせっかくながらお断りする、という意味が述べられていた。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm5718
愛善世界社版:
230頁
八幡書店版:
第10輯 343頁
修補版:
校定版:
238頁
普及版:
109頁
初版:
ページ備考:
001
小国別
(
をくにわけ
)
の
重病
(
ぢゆうびやう
)
は、
002
二人
(
ふたり
)
の
姉妹
(
おとどい
)
の
無事
(
ぶじ
)
に
帰
(
かへ
)
り
来
(
きた
)
りしに
力
(
ちから
)
づきしものと
見
(
み
)
え、
003
時々
(
じじ
)
刻々
(
こくこく
)
に
元気
(
げんき
)
を
増
(
ま
)
し、
004
最早
(
もはや
)
憂慮
(
いうりよ
)
を
要
(
えう
)
せざる
容態
(
ようだい
)
となつて
来
(
き
)
た。
005
小国姫
(
をくにひめ
)
初
(
はじ
)
め
家族
(
かぞく
)
一同
(
いちどう
)
の
喜
(
よろこ
)
びは
譬
(
たと
)
ふるに
物
(
もの
)
なき
程
(
ほど
)
であつた。
006
又
(
また
)
求道
(
きうだう
)
居士
(
こじ
)
、
007
ヘルの
負傷
(
ふしやう
)
も
比較
(
ひかく
)
的
(
てき
)
浅
(
あさ
)
かりしため、
008
ケリナ
姫
(
ひめ
)
の
注意
(
ちうい
)
周到
(
しうたう
)
なる
看護
(
かんご
)
によつて
日
(
ひ
)
に
日
(
ひ
)
に
快方
(
くわいはう
)
に
向
(
むか
)
ひ、
009
ケリナ
姫
(
ひめ
)
に
手
(
て
)
を
引
(
ひ
)
かれ、
010
裏
(
うら
)
の
庭園
(
ていゑん
)
を
散歩
(
さんぽ
)
し
得
(
う
)
る
迄
(
まで
)
に
到
(
いた
)
つた。
011
扨
(
さ
)
てデビス
姫
(
ひめ
)
は
三千彦
(
みちひこ
)
と
共
(
とも
)
に
離
(
はな
)
れの
間
(
ま
)
に
入
(
い
)
つて、
012
大神
(
おほかみ
)
を
念
(
ねん
)
じ、
013
館
(
やかた
)
の
無事
(
ぶじ
)
を
祈願
(
きぐわん
)
し
終
(
をは
)
り、
014
睦
(
むつま
)
じく
四方
(
よも
)
八方
(
やも
)
の
話
(
はなし
)
に
耽
(
ふけ
)
つた。
015
デビスは
久
(
ひさ
)
し
振
(
ぶ
)
りにクラヴィコード(
翼琴
(
よくきん
)
)を
取
(
と
)
り
出
(
だ
)
し、
016
三千彦
(
みちひこ
)
の
労
(
らう
)
を
犒
(
ねぎら
)
はむため、
017
微妙
(
びめう
)
なる
声音
(
せいおん
)
を
張
(
は
)
り
上
(
あ
)
げて
指先
(
ゆびさき
)
巧
(
たくみ
)
にコードを
弾
(
だん
)
じながら、
018
心
(
こころ
)
の
丈
(
たけ
)
を
糸
(
いと
)
に
托
(
たく
)
して
述
(
の
)
べ
初
(
はじ
)
めた。
019
デビス
姫
(
ひめ
)
『
久方
(
ひさかた
)
の
天津
(
あまつ
)
御国
(
みくに
)
の
皇神
(
すめかみ
)
の
020
清
(
きよ
)
き
尊
(
たふと
)
き
麗
(
うるは
)
しき
021
外
(
ほか
)
に
例
(
ためし
)
もあら
尊
(
たふと
)
022
珍
(
うづ
)
の
御教
(
みのり
)
を
四方
(
よも
)
の
国
(
くに
)
023
開
(
ひら
)
かせ
給
(
たま
)
ひて
天地
(
あめつち
)
の
024
中
(
うち
)
に
生
(
いき
)
とし
生
(
い
)
ける
者
(
もの
)
025
蒼生
(
あをひとぐさ
)
は
云
(
い
)
ふも
更
(
さら
)
026
鳥
(
とり
)
獣
(
けだもの
)
や
虫
(
むし
)
けらや
027
草
(
くさ
)
の
片葉
(
かきは
)
に
至
(
いた
)
る
迄
(
まで
)
028
恵
(
めぐみ
)
の
露
(
つゆ
)
を
与
(
あた
)
へむと
029
国治立
(
くにはるたち
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
030
豊国姫
(
とよくにひめ
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
031
埴安彦
(
はにやすひこ
)
や
埴安姫
(
はにやすひめ
)
の
032
珍
(
うづ
)
の
御言
(
みこと
)
を
畏
(
かしこ
)
みて
033
神
(
かみ
)
の
都
(
みやこ
)
のエルサレム
034
黄金山
(
わうごんさん
)
下
(
か
)
に
現
(
あれ
)
まして
035
教
(
をしへ
)
を
開
(
ひら
)
き
四方
(
よも
)
の
国
(
くに
)
036
島
(
しま
)
の
八十島
(
やそしま
)
八十国
(
やそくに
)
を
037
黄金
(
わうごん
)
世界
(
せかい
)
に
作
(
つく
)
り
上
(
あ
)
げ
038
天国
(
てんごく
)
浄土
(
じやうど
)
を
地
(
ち
)
の
上
(
うへ
)
に
039
移
(
うつ
)
さむものと
瑞御霊
(
みづみたま
)
040
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのを
)
の
大神
(
おほかみ
)
は
041
厳
(
いづ
)
の
雄健
(
をたけ
)
び
踏
(
ふ
)
み
健
(
たけ
)
び
042
厳
(
いづ
)
の
嘖譲
(
ころび
)
を
起
(
おこ
)
しつつ
043
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
乱
(
みだ
)
す
曲津
(
まがつ
)
神
(
かみ
)
044
八岐
(
やまた
)
大蛇
(
をろち
)
や
醜狐
(
しこぎつね
)
045
曲鬼
(
まがおに
)
共
(
ども
)
を
言向
(
ことむ
)
けて
046
仁慈
(
じんじ
)
無限
(
むげん
)
の
御心
(
みこころ
)
を
047
普
(
あまね
)
く
天下
(
てんか
)
に
照
(
て
)
らさむと
048
雪
(
ゆき
)
の
晨
(
あした
)
や
霜
(
しも
)
の
宵
(
よひ
)
049
嵐
(
あらし
)
に
髪
(
かみ
)
を
梳
(
くしけ
)
づり
050
雨
(
あめ
)
に
御身
(
みま
)
をば
曝
(
さら
)
しつつ
051
彼方
(
あなた
)
此方
(
こなた
)
と
漂浪
(
さすらひ
)
の
052
長
(
なが
)
き
旅路
(
たびぢ
)
を
続
(
つづ
)
けまし
053
黄金山
(
わうごんざん
)
を
初
(
はじ
)
めとし
054
斎苑
(
いそ
)
の
館
(
やかた
)
やコーカス
山
(
ざん
)
055
霊鷲山
(
りやうしうざん
)
や
万寿山
(
まんじゆざん
)
056
自転倒
(
おのころ
)
島
(
じま
)
の
中心地
(
ちうしんち
)
057
四尾
(
よつを
)
の
峰
(
みね
)
に
下
(
くだ
)
りまし
058
種々
(
いろいろ
)
雑多
(
ざつた
)
と
御心
(
みこころ
)
を
059
配
(
くば
)
らせ
給
(
たま
)
ひ
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
の
060
遍
(
あまね
)
く
罪
(
つみ
)
を
清
(
きよ
)
めむと
061
千座
(
ちくら
)
の
置戸
(
おきど
)
を
負
(
お
)
ひ
給
(
たま
)
ひ
062
心
(
こころ
)
正
(
ただ
)
しくいと
清
(
きよ
)
く
063
優
(
やさ
)
しき
数多
(
あまた
)
の
神司
(
かむづかさ
)
064
四方
(
よも
)
に
使
(
つか
)
はし
給
(
たま
)
ひつつ
065
世人
(
よびと
)
を
救
(
すく
)
ふ
宣伝使
(
せんでんし
)
066
中
(
なか
)
にも
別
(
わ
)
けて
三千彦
(
みちひこ
)
の
067
神
(
かみ
)
の
司
(
つかさ
)
の
雄々
(
をを
)
しさよ
068
バラモン
教
(
けう
)
の
敵城
(
てきじやう
)
に
069
怯
(
お
)
めず
恐
(
おそ
)
れず
唯
(
ただ
)
一人
(
ひとり
)
070
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
を
力
(
ちから
)
とし
071
光
(
ひかり
)
輝
(
かがや
)
き
下
(
くだ
)
りまし
072
妾
(
われ
)
等
(
ら
)
親子
(
おやこ
)
の
悩
(
なや
)
みをば
073
救
(
すく
)
はせ
給
(
たま
)
ひし
有難
(
ありがた
)
さ
074
仮令
(
たとへ
)
天地
(
てんち
)
はかへるとも
075
月
(
つき
)
落
(
お
)
ち
星
(
ほし
)
は
失
(
う
)
するとも
076
大海原
(
おほうなばら
)
は
涸
(
か
)
るるとも
077
此
(
この
)
御恵
(
みめぐみ
)
はいつの
世
(
よ
)
か
078
忘
(
わす
)
れまつらむ
惟神
(
かむながら
)
079
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
為
(
た
)
め
道
(
みち
)
の
為
(
た
)
め
080
賤
(
いや
)
しき
吾
(
わが
)
身
(
み
)
を
奉
(
たてまつ
)
り
081
三千彦
(
みちひこ
)
司
(
つかさ
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
082
八岐
(
やまた
)
大蛇
(
をろち
)
に
魂
(
たましひ
)
を
083
抜
(
ぬ
)
かれ
給
(
たま
)
ひしバラモンの
084
教
(
をしへ
)
の
柱
(
はしら
)
大黒主
(
おほくろぬし
)
の
085
司
(
つかさ
)
の
君
(
きみ
)
に
赤心
(
まごころ
)
を
086
捧
(
ささ
)
げて
救
(
すく
)
ひ
奉
(
たてまつ
)
り
087
バラモン
教
(
けう
)
や
三五
(
あななひ
)
の
088
教
(
をしへ
)
の
道
(
みち
)
の
隔
(
へだ
)
てをば
089
隈
(
くま
)
なく
取
(
と
)
りて
相共
(
あひとも
)
に
090
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
造
(
つく
)
り
給
(
たま
)
ひたる
091
祖神
(
おやがみ
)
様
(
さま
)
の
御教
(
みをしへ
)
に
092
力
(
ちから
)
を
合
(
あは
)
せ
村肝
(
むらきも
)
の
093
心
(
こころ
)
を
一
(
ひと
)
つに
結
(
むす
)
びつつ
094
曇
(
くも
)
りきつたる
現世
(
うつしよ
)
を
095
ブラバーサの
世界
(
せかい
)
とし
096
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
097
功
(
いさを
)
を
立
(
た
)
てて
山海
(
さんかい
)
の
098
恵
(
めぐみ
)
に
酬
(
むく
)
い
奉
(
まつ
)
るべし
099
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
の
霊
(
たま
)
幸
(
ち
)
はふ
100
道
(
みち
)
の
司
(
つかさ
)
の
三千彦
(
みちひこ
)
さまよ
101
妾
(
わらは
)
が
小
(
ちひ
)
さき
胸
(
むね
)
の
中
(
うち
)
102
燃
(
も
)
ゆる
炎
(
ほのほ
)
を
瑞霊
(
みづみたま
)
103
注
(
そそ
)
がせ
給
(
たま
)
ひて
片時
(
かたとき
)
も
104
早
(
はや
)
く
休
(
やす
)
ませ
給
(
たま
)
へかし
105
如何
(
いか
)
に
世界
(
せかい
)
は
広
(
ひろ
)
くとも
106
吾
(
わが
)
背
(
せ
)
の
君
(
きみ
)
と
打
(
う
)
ち
仰
(
あふ
)
ぎ
107
仕
(
つか
)
へまつらむ
武士
(
もののふ
)
は
108
汝
(
な
)
が
身
(
み
)
をおきて
外
(
ほか
)
になし
109
さはさりながら
三千彦
(
みちひこ
)
司
(
つかさ
)
110
汝
(
なれ
)
は
彦知
(
ひこぢ
)
にましませば
111
打
(
う
)
ち
見
(
み
)
る
島
(
しま
)
の
先々
(
さきざき
)
や
112
かき
見
(
み
)
る
磯
(
いそ
)
の
隈々
(
くまぐま
)
おちず
113
若草
(
わかくさ
)
の
妻
(
つま
)
持
(
も
)
たせらめ
114
吾
(
あれ
)
こそは
女
(
め
)
にしあれば
115
汝
(
なれ
)
をおきては
男子
(
をのこ
)
なし
116
汝
(
なれ
)
の
外
(
ほか
)
には
夫
(
つま
)
はなし
117
綾垣
(
あやがき
)
の
浮
(
ふ
)
はやが
下
(
した
)
に
蒸衾
(
むしぶすま
)
118
さやぐが
下
(
した
)
に
淡雪
(
あわゆき
)
の
119
若
(
わか
)
やる
胸
(
むね
)
を
素抱
(
すだた
)
きて
120
白
(
しろ
)
き
腕
(
ただむき
)
取
(
と
)
り
交
(
かは
)
し
121
たたきまながり
真玉手
(
またまで
)
玉手
(
たまで
)
122
いやさしまきてもも
長
(
なが
)
に
123
寝
(
い
)
をしなせませ
豊神酒
(
とよみき
)
きこしめせ
124
なつかしの
君
(
きみ
)
よ
恋
(
こひ
)
しき
男子
(
をのこ
)
よ
125
青山
(
あをやま
)
に
日
(
ひ
)
が
隠
(
か
)
くらば
126
烏羽玉
(
うばたま
)
の
夜
(
よ
)
は
出
(
い
)
でなむ
127
旭
(
あさひ
)
の
笑
(
ゑ
)
み
栄
(
さか
)
えまして
128
妾
(
わらは
)
が
厚
(
あつ
)
き
願
(
ねが
)
ひをば
129
完全
(
うまら
)
に
委曲
(
つばら
)
にきこし
召
(
め
)
せ
130
神
(
かみ
)
に
誓
(
ちか
)
ひて
願
(
ね
)
ぎ
奉
(
まつ
)
る
131
金勝要
(
きんかつかね
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
132
イドムの
神
(
かみ
)
のおとりなし
133
偏
(
ひとへ
)
に
幸
(
さち
)
を
願
(
ね
)
ぎ
奉
(
まつ
)
る
134
アア
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
135
御霊
(
みたま
)
幸倍
(
さちはへ
)
ましませよ』
136
と
歌
(
うた
)
ひ
終
(
をは
)
り、
137
クラヴィコードを
傍
(
かたはら
)
に
直
(
なほ
)
し、
138
顔
(
かほ
)
を
赤
(
あか
)
らめ
乍
(
なが
)
ら、
139
いと
恥
(
は
)
づかしげに
三千彦
(
みちひこ
)
に
向
(
むか
)
つて
玉
(
たま
)
の
盃
(
さかづき
)
をさし
出
(
だ
)
した。
140
三千彦
(
みちひこ
)
は
聊
(
いささ
)
か
有難
(
ありがた
)
迷惑
(
めいわく
)
の
体
(
てい
)
にて、
141
胸
(
むね
)
を
轟
(
とどろ
)
かせながら
黙
(
だま
)
つて
姫
(
ひめ
)
のさし
出
(
だ
)
す
盃
(
さかづき
)
を
取
(
と
)
り
醍醐味
(
だいごみ
)
を
浪々
(
なみなみ
)
と
注
(
つ
)
がれて
押
(
お
)
し
頂
(
いただ
)
き、
142
感謝
(
かんしや
)
と
共
(
とも
)
にグツと
飲
(
の
)
み
乾
(
ほ
)
し、
143
決心
(
けつしん
)
の
臍
(
ほぞ
)
を
固
(
かた
)
めて
声
(
こゑ
)
も
涼
(
すず
)
しく
返歌
(
かへしうた
)
を
歌
(
うた
)
ふ。
144
三千彦
(
みちひこ
)
『
仰
(
あふ
)
げば
高
(
たか
)
し
久方
(
ひさかた
)
の
145
天津空
(
あまつそら
)
より
下
(
くだ
)
りまし
146
天
(
あめ
)
の
下
(
した
)
なる
諸々
(
もろもろ
)
を
147
救
(
すく
)
ひ
守
(
まも
)
らす
産土
(
うぶすな
)
の
148
神
(
かみ
)
の
館
(
やかた
)
に
永久
(
とこしへ
)
に
149
鎮
(
しづ
)
まり
居
(
ゐ
)
ます
瑞霊
(
みづみたま
)
150
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのを
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
151
教
(
をしへ
)
の
館
(
やかた
)
を
統
(
す
)
べたまふ
152
八島
(
やしま
)
の
主
(
ぬし
)
の
御言
(
みこと
)
もて
153
玉国別
(
たまくにわけ
)
の
師
(
し
)
の
君
(
きみ
)
と
154
真純
(
ますみ
)
の
彦
(
ひこ
)
や
伊太彦
(
いたひこ
)
を
155
伴
(
ともな
)
ひ
目出度
(
めでたく
)
神館
(
かむやかた
)
156
伏
(
ふ
)
し
拝
(
をが
)
みつつ
旅枕
(
たびまくら
)
157
軽
(
かる
)
き
身装
(
みなり
)
の
扮装
(
いでたち
)
に
158
河鹿
(
かじか
)
峠
(
たうげ
)
の
急坂
(
きふはん
)
を
159
登
(
のぼ
)
りつ
下
(
くだ
)
りつ
種々
(
いろいろ
)
の
160
難
(
なや
)
みに
遇
(
あ
)
ひて
漸
(
やうや
)
くに
161
虎
(
とら
)
狼
(
おほかみ
)
の
吠猛
(
ほえたけ
)
る
162
荒野
(
あらの
)
を
渉
(
わた
)
り
四人
(
よにん
)
連
(
づ
)
れ
163
ハルナの
都
(
みやこ
)
に
進
(
すす
)
まむと
164
来
(
きた
)
る
折
(
をり
)
しもバラモンの
165
醜
(
しこ
)
の
司
(
つかさ
)
に
襲
(
おそ
)
はれて
166
師弟
(
してい
)
四
(
よ
)
人
(
にん
)
は
散々
(
ちりぢり
)
に
167
行方
(
ゆくへ
)
も
知
(
し
)
れず
分
(
わか
)
れけり
168
吾
(
わが
)
師
(
し
)
の
君
(
きみ
)
は
今
(
いま
)
何処
(
いづこ
)
169
教
(
をしへ
)
の
友
(
とも
)
は
如何
(
いか
)
にせしと
170
心
(
こころ
)
にかかる
夏
(
なつ
)
の
空
(
そら
)
171
山野
(
さんや
)
は
笑
(
わら
)
ひ
新緑
(
しんりよく
)
の
172
芽
(
め
)
を
吹
(
ふ
)
き
いとど
嬉
(
うれ
)
しげに
173
風
(
かぜ
)
に
梢
(
こずゑ
)
を
翻
(
ひるがへ
)
し
174
舞踏
(
ぶたふ
)
を
演
(
えん
)
じ
勇
(
いさ
)
ましく
175
笑
(
わら
)
ひ
栄
(
は
)
ゆれど
三千彦
(
みちひこ
)
の
176
心
(
こころ
)
の
空
(
そら
)
は
五月暗
(
さつきやみ
)
177
青葉
(
あをば
)
に
姿
(
すがた
)
隠
(
かく
)
しつつ
178
鳴
(
な
)
く
時鳥
(
ほととぎす
)
も
只
(
ただ
)
ならず
179
八千八
(
はつせんや
)
度
(
たび
)
の
声
(
こゑ
)
涸
(
か
)
れて
180
尋
(
たづ
)
ぬるよしも
泣逆吃
(
ないじやくり
)
181
淋
(
さび
)
しき
旅
(
たび
)
を
続
(
つづ
)
けつつ
182
青野
(
あをの
)
ケ
原
(
はら
)
をトボトボと
183
烈
(
はげ
)
しき
風
(
かぜ
)
に
煽
(
あふ
)
られて
184
神
(
かみ
)
の
化身
(
けしん
)
のスマートに
185
危
(
あや
)
ふき
命
(
いのち
)
を
救
(
たす
)
けられ
186
アンブラック
川
(
がは
)
を
打
(
う
)
ち
渡
(
わた
)
り
187
テルモン
山
(
ざん
)
の
聖場
(
せいぢやう
)
に
188
向
(
むか
)
つて
進
(
すす
)
む
折
(
を
)
りもあれ
189
小国姫
(
をくにのひめ
)
の
御
(
おん
)
姿
(
すがた
)
190
道
(
みち
)
の
傍
(
かたへ
)
に
廻
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
ひ
191
請
(
こ
)
はるるままに
神館
(
かむやかた
)
192
深
(
ふか
)
く
忍
(
しの
)
びて
三五
(
あななひ
)
の
193
教
(
をしへ
)
の
道
(
みち
)
を
宣
(
の
)
べ
伝
(
つた
)
へ
194
これの
館
(
やかた
)
を
包
(
つつ
)
みたる
195
八重
(
やへ
)
黒雲
(
くろくも
)
を
科戸辺
(
しなどべ
)
の
196
神
(
かみ
)
の
御息
(
みいき
)
に
吹
(
ふ
)
き
払
(
はら
)
ひ
197
月日
(
つきひ
)
も
空
(
そら
)
にテルモンの
198
目出度
(
めでた
)
き
館
(
やかた
)
となりにける
199
時
(
とき
)
しもあれや
曲津
(
まがつ
)
神
(
かみ
)
200
伊猛
(
いたけ
)
り
狂
(
くる
)
ひて
凄
(
すさま
)
じく
201
此
(
これ
)
の
館
(
やかた
)
に
仇
(
あだ
)
をなし
202
狂
(
くる
)
ひ
廻
(
まは
)
るぞうたてけれ
203
身
(
み
)
の
不覚
(
ふかく
)
より
三千彦
(
みちひこ
)
は
204
曲神
(
まがかみ
)
共
(
ども
)
に
捉
(
とら
)
へられ
205
情
(
なさ
)
け
容赦
(
ようしや
)
も
荒縄
(
あらなは
)
に
206
縛
(
しば
)
りつけられ
免
(
まぬか
)
れむ
207
道
(
みち
)
も
手段
(
てだて
)
も
荒川
(
あらかは
)
に
208
投
(
な
)
げ
捨
(
す
)
てられて
玉
(
たま
)
の
緒
(
を
)
の
209
露
(
つゆ
)
の
命
(
いのち
)
を
失
(
うしな
)
ひつ
210
神霊界
(
しんれいかい
)
の
八衢
(
やちまた
)
に
211
彷徨
(
さまよ
)
ひ
進
(
すす
)
む
折
(
をり
)
もあれ
212
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐみ
)
の
弥深
(
いやふか
)
く
213
猛犬
(
まうけん
)
スマート
遣
(
つか
)
はして
214
吾
(
われ
)
の
霊魂
(
みたま
)
を
現世
(
うつしよ
)
に
215
迎
(
むか
)
へ
還
(
かへ
)
させ
給
(
たま
)
ひけり
216
嗚呼
(
ああ
)
[
※
愛世版では「呼々」、戦前の第二版では「呼呼」になっているが、「嗚呼」の誤字だと思われる
]
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
217
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐみ
)
の
尊
(
たふと
)
さよ
218
朝日
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
るとも
曇
(
くも
)
るとも
219
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つとも
虧
(
か
)
くるとも
220
星
(
ほし
)
は
空
(
そら
)
より
落
(
お
)
つるとも
221
大海原
(
おほうなばら
)
は
涸
(
か
)
るるとも
222
道
(
みち
)
に
捧
(
ささ
)
げし
三千彦
(
みちひこ
)
の
223
露
(
つゆ
)
の
命
(
いのち
)
を
惜
(
をし
)
まむや
224
館
(
やかた
)
の
難
(
なや
)
みを
見
(
み
)
るにつけ
225
見捨
(
みす
)
て
兼
(
か
)
ねてぞ
三千彦
(
みちひこ
)
が
226
心
(
こころ
)
の
駒
(
こま
)
の
進
(
すす
)
むまに
227
命
(
いのち
)
を
的
(
まと
)
にテルモンの
228
深山
(
みやま
)
の
奥
(
おく
)
の
岩窟
(
がんくつ
)
に
229
人目
(
ひとめ
)
を
忍
(
しの
)
び
尋
(
たづ
)
ねより
230
心
(
こころ
)
も
姿
(
すがた
)
も
麗
(
うるは
)
しき
231
二人
(
ふたり
)
の
姫
(
ひめ
)
を
救
(
すく
)
ひ
出
(
だ
)
し
232
ようよう
此処
(
ここ
)
に
帰
(
かへ
)
りける
233
心
(
こころ
)
にかかりし
父君
(
ちちぎみ
)
の
234
病
(
やまひ
)
もおひおひ
癒
(
い
)
え
給
(
たま
)
ひ
235
求道
(
きうだう
)
居士
(
こじ
)
やヘル
司
(
つかさ
)
236
二人
(
ふたり
)
の
身魂
(
みたま
)
も
安
(
やす
)
らかに
237
元
(
もと
)
に
復
(
かへ
)
りて
勇
(
いさ
)
ましく
238
ケリナの
姫
(
ひめ
)
に
導
(
みちび
)
かれ
239
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
き
匂
(
にほ
)
ふ
神苑
(
しんゑん
)
を
240
心
(
うら
)
楽
(
たの
)
しげに
逍遥
(
せうえう
)
し
241
恵
(
めぐみ
)
の
露
(
つゆ
)
を
嬉
(
うれ
)
しみて
242
楽
(
たの
)
しむ
身
(
み
)
とはなりにけり
243
アア
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
244
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐみ
)
の
尊
(
たふと
)
さよ
245
さはさりながらデビス
姫
(
ひめ
)
246
汝
(
なれ
)
が
命
(
みこと
)
の
御心
(
みこころ
)
は
247
吾
(
わが
)
赤心
(
まごころ
)
に
通
(
かよ
)
へども
248
吾
(
われ
)
は
尊
(
たふと
)
き
大神
(
おほかみ
)
の
249
一大
(
いちだい
)
使命
(
しめい
)
を
帯
(
お
)
ぶる
身
(
み
)
よ
250
其
(
その
)
神業
(
しんげふ
)
の
半途
(
はんと
)
にて
251
思
(
おも
)
ひも
寄
(
よ
)
らぬ
妻定
(
つまさだ
)
め
252
如何
(
いか
)
でか
神
(
かみ
)
の
許
(
ゆる
)
さむや
253
此
(
この
)
事
(
こと
)
許
(
ばか
)
りは
諦
(
あきら
)
めて
254
吾
(
われ
)
の
負
(
お
)
ひたる
使命
(
しめい
)
をば
255
果
(
はた
)
させ
給
(
たま
)
へ
惟神
(
かむながら
)
256
神
(
かみ
)
に
誓
(
ちか
)
ひて
汝
(
な
)
が
前
(
まへ
)
に
257
誠
(
まこと
)
を
明
(
あか
)
し
宣
(
の
)
り
奉
(
まつ
)
る
258
アア
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
259
御霊
(
みたま
)
幸倍
(
さちはへ
)
ましませよ』
260
と
歌
(
うた
)
ひ
終
(
をは
)
り、
261
デビス
姫
(
ひめ
)
の
御
(
ご
)
親切
(
しんせつ
)
なる
御
(
お
)
志
(
こころざし
)
は、
262
実
(
じつ
)
に
感謝
(
かんしや
)
に
堪
(
た
)
へないが、
263
神
(
かみ
)
の
使命
(
しめい
)
を
帯
(
お
)
び、
264
吾
(
わが
)
師
(
し
)
の
君
(
きみ
)
と
共
(
とも
)
に
神業
(
しんげふ
)
に
仕
(
つか
)
ふる
中途
(
ちうと
)
なれば
折角
(
せつかく
)
のお
志
(
こころざし
)
なれどお
断
(
こと
)
わり
致
(
いた
)
すとの
意味
(
いみ
)
を、
265
いと
細
(
こま
)
やかに
述
(
の
)
べ
終
(
をは
)
つたのである。
266
アア
此
(
この
)
両人
(
りやうにん
)
の
恋愛
(
れんあい
)
関係
(
くわんけい
)
は
如何
(
いか
)
にして
落着
(
らくちやく
)
するであらうか。
267
(
大正一二・三・二六
旧二・一〇
於皆生温泉浜屋
加藤明子
録)
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