霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
目 次設 定
設定
印刷用画面を開く [?]プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。[×閉じる]
話者名の追加表示 [?]セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。[×閉じる]
表示できる章
テキストのタイプ [?]ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。[×閉じる]

文字サイズ
フォント

ルビの表示



アンカーの表示 [?]本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。[×閉じる]


宣伝歌 [?]宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。[×閉じる]
脚注 [?][※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]


文字の色
背景の色
ルビの色
傍点の色 [?]底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。[×閉じる]
外字1の色 [?]この設定は現在使われておりません。[×閉じる]
外字2の色 [?]文字がフォントに存在せず、画像を使っている場合がありますが、その画像の周囲の色を変えます。[×閉じる]

  

表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。


【新着情報】10月30~31日に旧サイトから新サイトへの移行作業を行う予定です。実験用サイトサブスク
マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。

【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034  アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。

          

第一五章 黎明(れいめい)〔一二二五〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第46巻 舎身活躍 酉の巻 篇:第3篇 神明照赫 よみ(新仮名遣い):しんめいしょうかく
章:第15章 黎明 よみ(新仮名遣い):れいめい 通し章番号:1225
口述日:1922(大正11)年12月16日(旧10月28日) 口述場所: 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1924(大正13)年9月25日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
お寅は静かな夜、これまでの来し方を思い返していた。蠑螈別に恋を破られ、また自分が教団のために貯めた金もとられ、その無念と悔しさが骨の節々にしみこみ、悲しさが一時に飛び出してたちまち信仰と覚悟を打ち破ろうとする。
お寅はこれまで神を信じ舎身的活動をやってきたのにどうしてこんな目に会うのだろうと鏡台の前に老躯を投げ出し愚痴っている。ふと人の持っている三つの物質的でない宝、愛、信仰、希望に思い至った。
この三つの歓喜を離れては一日だって暗黒の世の中に立ってゆくことはできないと悟り、これまでの自分の過ちを悔い、神素盞嗚大神へのお詫びを述べ、合掌し悔悟の涙にくれながら沈黙のふちに沈んでいた。
しばらくするとどこともなく燦然たる光明が輝き来たり、お寅の全身を押し包むような気分がした。お寅は夢路をたどっていた。眠っている眼の底には美しい天国の花園が開けてきた。
お寅はふと目をさまし、転迷悔悟の花が胸中に開いたことを五六七大神に感謝した。これまで人を救いたいという念は沸騰していたが、自分一人を救うこともできない自分であることを徹底的に悟った。
そして自分ひとりの徹底した救いはやがて万人の救いであり、万人の救いは、自分ひとりの自覚すなわち神を信じ神を理解し、神に神を愛し、自分はその中に含まれる以外にないものだということを悟った。
悲哀の涙はたちまち歓喜の涙と変わり、心天高いところに真如の日月が輝きわたり、幾十万の星が燦然としてお寅の身を包んでいるような、高尚な優美な清浄な崇大な気分に活かされてきた。
お寅はにわかに法悦の涙にむせ返り、起き上がると口をすすぎ手を洗い、他人の目をさまさないように静かに神殿に進んで感謝祈願の祝詞を、初めて心の底からうれしく奏上することを得た。
理解と悔悟の力くらい結構なものはない。その神霊を永遠に生かし、肉体を精力旺盛ならしむるものは、真の愛を悟り、真の信仰に進み、真に神を理解し、己を理解するよりほかに道はないのである。
お寅は悔悟と新しい悟りを表明する歌を歌い、入信以来初めて愉快な爽快な気分に酔い感謝祈願の祝詞を三五教の大神の前に奏上し、欣然として居間に帰ってきた。このとき夜は開け放れ、山の尾の上を飛びかう鳥の声がいつもより爽やかに頼もしく聞こえてきた。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2023-03-16 19:21:53 OBC :rm4615
愛善世界社版:191頁 八幡書店版:第8輯 427頁 修補版: 校定版:201頁 普及版:76頁 初版: ページ備考:
001 (いち)(にち)太陽(たいやう)(かみ)御守(みまも)りの(もと)(しづか)()()きて、002(やが)平和(へいわ)閑寂(かんじやく)()()(うへ)(おとづ)れ、003遠寺(とほでら)(かね)()004(ねぐら)(もと)むる(とり)(こゑ)など(やうや)くをさまり、005四辺(あたり)()んだ(やう)(しづ)かになつて()た。006鉄瓶(てつびん)(ふた)湯気(ゆげ)(あふ)られて()(こゑ)が、007(なん)となくお(とら)()アさまの(むね)(ひび)いて、008浮木(うきき)(むら)侠客(けふかく)時代(じだい)(しの)ばせる(やう)であつた。009蠑螈別(いもりわけ)(いのち)(つな)(こひ)(かね)とを(うば)はれて、010(ねむ)りもやらず、011(むね)(とどろ)狂瀾(きやうらん)怒濤(どたう)(おさ)へることにのみ(つか)れはて、012(つぎ)()鏡台(きやうだい)(まへ)(むか)つて、013マジマジと自分(じぶん)姿(すがた)()れば、014両頬(りやうほほ)()せこけたのを()るにつけても、015(わが)()()()きしこと、016蠑螈別(いもりわけ)逃去(にげさ)りしもさこそ無理(むり)ならじと(おも)ふにつけ、017(その)両眼(りやうがん)がスグツと(なみだ)になる。
018お寅『あゝこんな(こと)ではいけない。019モウ(すこ)(しつか)りして、020(かみ)(さま)のお(みち)(あゆ)(なほ)さねばなるまい』
021(われ)(わが)()(こころ)引立(ひきた)てようとしてみたが、022夜前(やぜん)無念(むねん)口惜(くちを)しさが(ほね)節々(ふしぶし)にまでしみ()んでゐる(かな)しさが(いち)()()()して、023(たちま)金剛(こんがう)不壊(ふゑ)(てき)信仰(しんかう)覚悟(かくご)打破(うちやぶ)らうとする。
024お寅『あゝあ、025わしの今宵(こよひ)(くる)しさと()つたら、026(いし)()かされ、027算盤(そろばん)(うへ)へすわらされて、028無実(むじつ)拷問(がうもん)をうけてゐるやうな(くる)しさだ。029(ひと)(ひと)とを(つな)いでゐた(いと)()れて、030行方(ゆくへ)()らぬ荒野(あらの)(ひと)(さび)しげに逍遥(さまよ)心地(ここち)がし()した。031あゝどうしたらよからうかな。032安心(あんしん)立命(りつめい)()むとして(かみ)(しん)(かみ)(あい)し、033舎身(しやしん)(てき)活動(くわつどう)をやつて()たのだ。034それに(また)(なん)として斯様(かやう)なみじめな()()つたのだろ。035()(なか)不幸(ふかう)(ひと)(この)(とら)ばかりではあるまい。036さりながら(また)(わし)(やう)悲痛(ひつう)残酷(ざんこく)憂目(うきめ)()つた(もの)(また)とあるまい。037馬鹿(ばか)らしさ、038(はづか)しさ、039腹立(はらだ)たしさ、040モウ()つてもゐても()られない(やう)になつて()た。041あゝどうしようぞいなア』
042鏡台(きやうだい)(まへ)に、043老躯(らうく)()げつけるやうにして愚痴(ぐち)つてゐる。
044お寅『あゝさうださうだ、045(ひと)には(みつ)つの(たから)がある。046(その)(たから)(けつ)して物質(ぶつしつ)(てき)(たから)でも、047変則(へんそく)(てき)情欲(じやうよく)でもない、048(かみ)(さま)(たい)する恋愛(れんあい)だ。049第一(だいいち)(あい)050第二(だいに)信仰(しんかう)051第三(だいさん)希望(きばう)だ。052(この)(みつ)つの歓喜(くわんき)(はな)れては、053(いち)(にち)だつて暗黒(あんこく)()(なか)()つてゆく(こと)出来(でき)ない。054あゝ(あやま)れり(あやま)れり、055(まこと)(かみ)(さま)056三五教(あななひけう)(まも)(たま)太柱(ふとばしら)(かむ)素盞嗚(すさのをの)大神(おほかみ)(さま)057今日(けふ)まで仁慈(じんじ)無限(むげん)のあなたの御恵(みめぐみ)(かうむ)りながら、058(すこ)しも(わきま)へず、059蠑螈別(いもりわけ)邪説(じやせつ)(したが)ひ、060()無礼(ぶれい)ばかりを(まを)しました。061(その)(こころ)(つみ)(おに)となつて、062(いま)(わたくし)()めて()るので(ござ)いませう。063あゝ(わが)(てき)(わが)身体(からだ)(なか)にひそんで()りました。064(はら)(たま)(きよ)(たま)(かむ)素盞嗚(すさのをの)(みこと)………』
065合掌(がつしやう)し、066悔悟(くわいご)(なみだ)にくれ、067(やや)しばし沈黙(ちんもく)(ふち)(しづ)みつつあつた。068(しばら)くすると、069何処(どこ)ともなく燦然(さんぜん)たる光明(くわうみやう)(かがや)(きた)り、070(とら)全身(ぜんしん)()(つつ)むやうな気分(きぶん)がした。071(とら)何時(いつ)とはなしに夢路(ゆめぢ)辿(たど)つてゐた。072ヂツと(ねむ)つてゐる()(そこ)には(うる)はしき天国(てんごく)花園(はなぞの)(ひら)けて()た。073牡丹(ぼたん)芍薬(しやくやく)やダリヤの(はな)(にしき)(やう)()(さか)つてゐる(なか)を、074紅白(こうはく)種々(しゆじゆ)胡蝶(こてふ)(とも)(あそ)(ある)いてゐるやうな、075えも()はれぬ気持(きもち)になつて()た。076(とら)はフと()をさまして独言(ひとりごと)
077お寅『あゝ仁慈(じんじ)(ふか)五六七(みろく)大神(おほかみ)(さま)光明(くわうみやう)()らされて、078転迷(てんめい)開悟(かいご)(はな)(わが)胸中(きようちう)(ひら)きました。079(かむば)しき(かぜ)(むね)(あら)つて(とほ)るやうになりました。080(いま)まで(ひと)(すく)ひたい(すく)ひたいとの(ねん)時々(じじ)刻々(こくこく)沸騰(ふつとう)して、081(むね)()()いた(こと)幾度(いくたび)()れませぬ、082(しか)しながら万民(ばんみん)(どころ)か、083自分(じぶん)一人(ひとり)(すく)(こと)出来(でき)なかつた、084かよわい(わたし)たる(こと)徹底(てつてい)(てき)(さと)らして(いただ)きました。085自分(じぶん)一人(ひとり)徹底(てつてい)した(すく)ひは、086やがて万人(ばんにん)(すく)ひであり、087万人(ばんにん)(すく)ひは自分(じぶん)一人(ひとり)自覚(じかく)(すなは)(かみ)(しん)(かみ)理解(りかい)し、088(しん)(かみ)(あい)し、089自分(じぶん)(その)(うち)含蓄(がんちく)される以外(いぐわい)にないものだと()ふことを、090()神徳(しんとく)()つて(ふか)(ふか)(さと)らして(いただ)いた(こと)有難(ありがた)感謝(かんしや)(いた)します』
091悲哀(ひあい)にくれた(なみだ)(たちま)歓喜(くわんき)(なみだ)(かは)り、092心天(しんてん)(たか)(ところ)真如(しんによ)日月(じつげつ)(かがや)(わた)り、093幾十万(いくじふまん)(ほし)燦然(さんぜん)としてお(とら)()(つつ)むが(ごと)高尚(かうしやう)優美(いうび)清浄(せいじやう)崇大(すうだい)気分(きぶん)()かされて()た。094(とら)(にはか)法悦(ほふえつ)(なみだ)にむせ(かへ)り、095(しとね)をけつて起上(おきあが)り、096(くち)(すす)()(あら)ひ、097(ひと)()をさまさないやうと、098差足(さしあし)抜足(ぬきあし)神殿(しんでん)(すす)んで感謝(かんしや)祈願(きぐわん)祝詞(のりと)を、099(はじ)めて(こころ)(そこ)より(うれ)しく奏上(そうじやう)する(こと)()た。100(じつ)理解(りかい)悔悟(くわいご)(ちから)(くらゐ)結構(けつこう)なものはない。101(その)心霊(しんれい)永遠(ゑいゑん)()かし、102(その)肉体(にくたい)をして精力(せいりよく)旺盛(わうせい)ならしむるものは、103(じつ)(しん)(あい)(さと)り、104(しん)信仰(しんかう)(すす)み、105そして(しん)(かみ)理解(りかい)し、106(おの)れを理解(りかい)するより(ほか)(みち)はないものである。
107 あゝ惟神(かむながら)(たま)幸倍(ちはへ)坐世(ませ)
108お寅暴風(ばうふう)一過(いつくわ)(たちま)ちに
109(わが)()(つつ)みし黒雲(くろくも)
110(ぬぐ)ふが(ごと)()(わた)
111五六七(みろく)(かみ)()慈光(じくわう)
112(まよ)()つたる(たましひ)
113瑠璃光(るりくわう)(ごと)()らされて
114やつれ()てたる()(たま)
115(にはか)無限(むげん)神力(しんりき)
116(あた)へられたる(おも)ひなり
117真如(しんによ)(つき)村肝(むらきも)
118(こころ)(そら)(かがや)きて
119清光(せいくわう)燦爛(さんらん)()(つつ)
120銀河(ぎんが)(なが)(よこ)たはり
121(ひがし)西(にし)(きた)(みなみ)
122天津(あまつ)御空(みそら)()(そこ)
123(ただ)一点(いつてん)疑雲(ぎうん)なく
124地獄(ぢごく)(くわ)して天国(てんごく)
125至喜(しき)至楽(しらく)境域(きやうゐき)
126(たの)しく(あそ)()となりぬ
127あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
128(ひと)身魂(みたま)皇神(すめかみ)
129広大(くわうだい)無辺(むへん)至聖(しせい)至貴(しき)
130(きよ)きが(うへ)にも(きよ)らけき
131大神霊(だいしんれい)分霊(わけみたま)
132(わが)身一(みひと)つの(たましひ)
133()ちよに()りて()(なか)
134天国(てんごく)浄土(じやうど)となるもあり
135地獄(ぢごく)修羅道(しゆらだう)(かは)るあり
136地上(ちじやう)(ちひ)さき欲望(よくばう)
137(たま)(けが)され(こころ)をば
138(みだ)しゐたりし(あさ)ましさ
139天国(てんごく)浄土(じやうど)()のあたり
140(しか)(わが)()(むね)(うち)
141(ひら)けありとは()らずして
142私利(しり)私欲(しよく)欲界(よくかい)
143(ただよ)(くる)しむ()(ひと)
144(その)境遇(きやうぐう)(うかが)へば
145げに(あさ)ましの(いた)りなり
146われ()(かみ)(すく)はれぬ
147(かみ)(すく)はれ天国(てんごく)
148至喜(しき)至楽(しらく)(あぢ)はひぬ
149あゝこれからはこれからは
150(たふと)(かみ)仁徳(じんとく)
151(むく)ゆる(ため)()(くだ)
152(みたま)(ささ)げて(みち)(ため)
153世人(よびと)(ため)何処(どこ)までも
154(つく)しまつらでおくべきか
155(なさけ)(ひと)(ため)ならず
156(わが)()(すく)(たから)ぞと
157(さと)りし今日(けふ)(うれ)しさよ
158仁慈(じんじ)無限(むげん)大神(おほかみ)
159恩頼(みたまのふゆ)をかかぶりて
160地獄(ぢごく)修羅(しゆら)(まよ)ひたる
161われは(まつた)(すく)はれぬ
162(わが)()地獄(ぢごく)におきながら
163憂瀬(うきせ)におちて(くるし)める
164世人(よびと)(あまね)(すく)はむと
165(おも)ひし(こと)(おろ)かさよ
166(これ)(おも)へば蠑螈別(いもりわけ)
167(たみ)(きみ)(わが)(ため)
168(こころ)(もん)(ひら)きたる
169仁慈(じんじ)無限(むげん)救主(すくひぬし)
170かく()(なほ)見直(みなほ)せば
171(あめ)(した)には(てき)もなく
172(うら)みもそねみも()()せて
173さながら(かみ)(こころ)しぬ
174(おも)へば(おも)へば有難(ありがた)
175(わが)()(あか)(あら)ひます
176(みづ)御霊(みたま)(おん)(めぐ)
177(かむ)素盞嗚(すさのをの)大神(おほかみ)
178仁慈(じんじ)余光(よくわう)()になげて
179(やみ)(くるし)人草(ひとぐさ)
180(すく)はせ(たま)御心(みこころ)
181(いま)(うれ)しく(さと)りけり
182高姫司(たかひめつかさ)(とな)へたる
183ウラナイ(けう)表向(おもてむ)
184仁慈(じんじ)無限(むげん)(かみ)(さま)
185(すく)ひの言葉(ことば)(きこ)ゆれど
186表裏(へうり)反覆(はんぷく)(つね)ならず
187(たちま)天候(てんこう)一変(いつぺん)
188雷鳴(らいめい)ひらめき暴風雨(ばうふうう)
189()()(ごと)恐怖心(きようふしん)
190(おこ)させ(たま)をよわらせて
191むりに引込(ひきこ)(よこ)しまの
192曲津(まがつ)(をしへ)(さと)りたり
193末代(まつだい)()王天(わうてん)(かみ)
194(その)(つま)上義姫(じやうぎひめ)(かみ)
195リントウビテンや木曽(きそ)義姫(よしひめ)
196生羽(いきば)神社(じんしや)岩照姫(いはてるひめ)
197五六七(みろく)成就(じやうじゆ)(にく)(みや)
198(あさひ)豊栄昇(とよさかのぼ)(ひめ)
199()出神(でのかみ)義理(ぎり)天上(てんじやう)
200玉則姫(たまのりひめ)()世界(せかい)
201()丸姫(まるひめ)大御神(おほみかみ)
202大将軍(だいしやうぐん)常世姫(とこよひめ)
203ヘグレのヘグレのヘグレムシヤ
204ヘグレ神社(じんしや)大御神(おほみかみ)
205種物(たねもの)神社(じんしや)()夫婦神(ふうふしん)
206大根本(だいこつぽん)神木(しんぼく)
207十六柱(じふろくはしら)(たま)(かみ)
208なぞと(あや)しき御教(みをしへ)
209ひねり(いだ)して(おろか)なる
210世人(よびと)(あざむ)曲言(まがこと)
211此上(こよ)なきものと迷信(めいしん)
212(あさ)(ゆふ)なに村肝(むらきも)
213(こころ)(いた)()(けづ)
214心肉(しんにく)(とも)()せこけて
215(くるし)みゐたる地獄道(ぢごくだう)
216(いま)から(おも)ひめぐらせば
217さも(おそ)ろしくなりにけり
218天津(あまつ)御空(みそら)()(あゆ)
219(つき)()(ほし)はうつろひて
220銀河(ぎんが)(なが)るる()(うへ)
221高天原(たかあまはら)()みながら
222()らず()らずに()(くに)
223(そこ)(くに)へと陥落(かんらく)
224()()修羅(しゆら)をもやしつつ
225(こひ)(よく)とに(とら)はれて
226(くるし)みゐたるぞ果敢(はか)なけれ
227悔悟(くわいご)(なみだ)はせきあへず
228滂沱(ばうだ)腮辺(しへん)(なが)れおつ
229無明(むみやう)(やみ)もあけ(はな)
230今日(けふ)歓喜(くわんき)涙雨(なみだあめ)
231腮辺(しへん)(つた)(たふと)さよ
232あゝこの(なみだ)この(なみだ)
233世人(よびと)(たま)(あら)()
234(みづ)御霊(みたま)(つゆ)ならむ
235(かわ)かであれよ何時(いつ)までも
236(なが)(なが)れて河鹿川(かじかがは)
237(きよ)水瀬(みなせ)何処(どこ)までも
238()くることなく暗黒(あんこく)
239(うみ)(しづ)める曲人(まがびと)
240身魂(みたま)(あら)はせ(たま)へかし
241(かみ)(なんぢ)(とも)にあり
242(ひと)(かみ)()(かみ)(みや)
243(かみ)(ひと)しきものなりと
244のらせ(たま)ひし聖言(せいげん)
245仁慈(じんじ)光明(くわうみやう)()らされて
246悔悟(くわいご)(はな)(ひら)きたる
247(わが)()()りて実現(じつげん)
248証明(しようめい)されしものぞかし
249(まが)(けが)れし(わが)()をば
250(みづか)(すく)ひよく()かし
251(さか)えて(のち)()(ひと)
252(みたま)()かし(すく)()
253荘厳(さうごん)無比(むひ)天国(てんごく)
254(あまね)地上(ちじやう)建設(けんせつ)
255国治立(くにはるたちの)大御神(おほみかみ)
256豊国主(とよくにぬしの)大御神(おほみかみ)
257(かむ)素盞嗚(すさのをの)神柱(かむばしら)
258(その)(ほか)(もも)(かみ)(たち)
259大御心(おほみこころ)体得(たいとく)
260いよいよ(すす)んで宣伝(せんでん)
261(かみ)氏子(うぢこ)(たす)()
262(たふと)(つかさ)となさしめよ
263(いま)まで(やみ)(まよ)ひたる
264(とら)御前(みまへ)(つつし)みて
265懺悔(ざんげ)感謝(かんしや)(かしこ)みて
266恩頼(みたまのふゆ)()ぎまつる
267あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
268御霊(みたま)(さち)はひましませよ』
269 お(とら)()くの(ごと)精神(せいしん)(じやう)より()(かへ)り、270天国(てんごく)復活(ふくくわつ)したる心地(ここち)して、271入信(にふしん)以来(いらい)(はじ)めて愉快(ゆくわい)爽快(さうくわい)気分(きぶん)()はされ、272感謝(かんしや)祈願(きぐわん)祝詞(のりと)三五教(あななひけう)(まも)(たま)仁慈(じんじ)無限(むげん)大神(おほかみ)御前(みまへ)奏上(そうじやう)し、273欣然(きんぜん)として(わが)居間(ゐま)(かへ)つて()た。274(この)(とき)()はカラリと()(はな)れ、275(やま)()()()びかつて、276常世(とこよ)(はる)(いは)百鳥(ももどり)(こゑ)277(かささぎ)(こゑ)278いつもよりはいと(さはや)かに(たの)もしく(きこ)()るのを沁々(しみじみ)()(おぼ)ゆるに(いた)つた。
279大正一一・一二・一六 旧一〇・二八 松村真澄録)
ロシアのプーチン大統領が霊界物語に予言されていた!?<絶賛発売中>
オニド関連サイト最新更新情報
10/22【霊界物語ネット】王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)』をテキスト化しました。
5/8【霊界物語ネット】霊界物語ネットに出口王仁三郎の第六歌集『霧の海』を掲載しました。
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【メールアドレス
合言葉「みろく」を入力して下さい→  
霊界物語ネットは飯塚弘明が運営しています。【メールアドレス】 / 動作に不具合や誤字脱字等を発見されましたら是非お知らせ下さるようお願い申し上げます。 / 本サイトに掲載されている霊界物語等の著作物の電子データは飯塚弘明ほか、多数の方々の協力によって作られました。(スペシャルサンクス) / 本サイトの著作権(デザイン、プログラム、凡例等)は飯塚弘明にあります。出口王仁三郎の著作物(霊界物語等)の著作権は保護期間が過ぎていますのでご自由にお使いいただいて構いません。ただし一部分を引用するのではなく、本サイト掲載の大部分を利用して電子書籍等に転用する場合には、必ず出典と連絡先を記して下さい。→「本サイト掲載文献の利用について」 / 出口王仁三郎の著作物は明治~昭和初期に書かれたものです。現代においては差別的と見なされる言葉や表現もありますが、当時の時代背景を鑑みてそのままにしてあります。 / プライバシーポリシー
(C) 2007-2024 Iizuka Hiroaki