霊界物語.ネット
~出口王仁三郎 大図書館~
目 次
設 定
閉じる
×
霊界物語
三鏡
大本神諭
伊都能売神諭
出口王仁三郎全集
出口王仁三郎著作集
王仁文庫
惟神の道
幼ながたり
開祖伝
聖師伝
霧の海(第六歌集)
大本七十年史
大本史料集成
神霊界
新聞記事
新月の光
その他
王仁文献考証
検索は「
王仁DB
」で
←
戻る
霊界物語
霊主体従
第1巻(子の巻)
第2巻(丑の巻)
第3巻(寅の巻)
第4巻(卯の巻)
第5巻(辰の巻)
第6巻(巳の巻)
第7巻(午の巻)
第8巻(未の巻)
第9巻(申の巻)
第10巻(酉の巻)
第11巻(戌の巻)
第12巻(亥の巻)
如意宝珠
第13巻(子の巻)
第14巻(丑の巻)
第15巻(寅の巻)
第16巻(卯の巻)
第17巻(辰の巻)
第18巻(巳の巻)
第19巻(午の巻)
第20巻(未の巻)
第21巻(申の巻)
第22巻(酉の巻)
第23巻(戌の巻)
第24巻(亥の巻)
海洋万里
第25巻(子の巻)
第26巻(丑の巻)
第27巻(寅の巻)
第28巻(卯の巻)
第29巻(辰の巻)
第30巻(巳の巻)
第31巻(午の巻)
第32巻(未の巻)
第33巻(申の巻)
第34巻(酉の巻)
第35巻(戌の巻)
第36巻(亥の巻)
舎身活躍
第37巻(子の巻)
第38巻(丑の巻)
第39巻(寅の巻)
第40巻(卯の巻)
第41巻(辰の巻)
第42巻(巳の巻)
第43巻(午の巻)
第44巻(未の巻)
第45巻(申の巻)
第46巻(酉の巻)
第47巻(戌の巻)
第48巻(亥の巻)
真善美愛
第49巻(子の巻)
第50巻(丑の巻)
第51巻(寅の巻)
第52巻(卯の巻)
第53巻(辰の巻)
第54巻(巳の巻)
第55巻(午の巻)
第56巻(未の巻)
第57巻(申の巻)
第58巻(酉の巻)
第59巻(戌の巻)
第60巻(亥の巻)
山河草木
第61巻(子の巻)
第62巻(丑の巻)
第63巻(寅の巻)
第64巻(卯の巻)上
第64巻(卯の巻)下
第65巻(辰の巻)
第66巻(巳の巻)
第67巻(午の巻)
第68巻(未の巻)
第69巻(申の巻)
第70巻(酉の巻)
第71巻(戌の巻)
第72巻(亥の巻)
特別編 入蒙記
天祥地瑞
第73巻(子の巻)
第74巻(丑の巻)
第75巻(寅の巻)
第76巻(卯の巻)
第77巻(辰の巻)
第78巻(巳の巻)
第79巻(午の巻)
第80巻(未の巻)
第81巻(申の巻)
←
戻る
第46巻(酉の巻)
序文
総説
第1篇 仕組の縺糸
01 榛並樹
〔1211〕
02 慰労会
〔1212〕
03 噛言
〔1213〕
04 沸騰
〔1214〕
05 菊の薫
〔1215〕
06 千代心
〔1216〕
07 妻難
〔1217〕
第2篇 狐運怪会
08 黒狐
〔1218〕
09 文明
〔1219〕
10 唖狐外れ
〔1220〕
11 変化神
〔1221〕
12 怪段
〔1222〕
13 通夜話
〔1223〕
第3篇 神明照赫
14 打合せ
〔1224〕
15 黎明
〔1225〕
16 想曖
〔1226〕
17 惟神の道
〔1227〕
18 エンゼル
〔1228〕
第4篇 謎の黄板
19 怪しの森
〔1229〕
20 金の力
〔1230〕
21 民の虎声
〔1231〕
22 五三嵐
〔1232〕
23 黄金華
〔1233〕
余白歌
このサイトは『霊界物語』を始めとする出口王仁三郎等の著書を無料で公開しています。
(注・出口王仁三郎の全ての著述を収録しているわけではありません。未収録のものも沢山あります)
閉じる
×
この文献を王仁DBで開く
印刷用画面を開く
[?]
プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。
[×閉じる]
話者名の追加表示
[?]
セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。
[×閉じる]
追加表示する
追加表示しない
【標準】
表示できる章
テキストのタイプ
[?]
ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。
[×閉じる]
通常のテキスト
【標準】
コピー用のテキスト
その他の設定項目を表示する
ここから下を閉じる
文字サイズ
S
【標準】
M
L
フォント
フォント1
【標準】
フォント2
ルビの表示
通常表示
【標準】
括弧の中に表示
表示しない
古いブラウザでうまく表示されない時はこの設定を試してみて下さい
アンカーの表示
[?]
本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。
[×閉じる]
左側にだけ表示する
【標準】
表示しない
全てのアンカーを表示
宣伝歌
[?]
宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。
[×閉じる]
一段組
【標準】
二段組
脚注
[?]
[※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
全ての脚注を開く
全ての脚注を閉じる(マーク表示)
【標準】
脚注マークを表示しない
文字の色
背景の色
ルビの色
傍点の色
[?]
底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。
[×閉じる]
外字1の色
[?]
この設定は現在使われておりません。
[×閉じる]
外字2の色
[?]
文字がフォントに存在せず、画像を使っている場合がありますが、その画像の周囲の色を変えます。
[×閉じる]
→
表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
【新着情報】
10月30~31日に旧サイトから新サイトへの移行作業を行う予定です。
実験用サイト
|
サブスク
霊界物語
>
第46巻
> 第4篇 謎の黄板 > 第22章 五三嵐
<<< 民の虎声
(B)
(N)
黄金華 >>>
マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。
【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034 アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。
第二二章
五三
(
いそ
)
嵐
(
あらし
)
〔一二三二〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第46巻 舎身活躍 酉の巻
篇:
第4篇 謎の黄板
よみ(新仮名遣い):
なぞのおうばん
章:
第22章 五三嵐
よみ(新仮名遣い):
いそあらし
通し章番号:
1232
口述日:
1922(大正11)年12月16日(旧10月28日)
口述場所:
筆録者:
加藤明子
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1924(大正13)年9月25日
概要:
舞台:
間道
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
[×閉じる]
:
五三公は宣伝歌にて、自分は天教山の日の出神や木花咲耶姫の命を奉じて、身を変じて人の体に入って生まれ、治国別の弟子となっていたことを明かし、これまでの経緯を歌いこんでいる。
お寅は自分がウラナイ教に入り込んだ経緯を歌い、三五教の宣伝使たちの諭しによって誠の教えに対する悟りを得ることができたことを感謝した。
アクはまた、バラモン軍の斥候から三五教宣伝使のお供になった経緯を歌った。一同は拍子をとりながら怪しの森を指して進んで行く。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2023-03-22 19:22:23
OBC :
rm4622
愛善世界社版:
271頁
八幡書店版:
第8輯 455頁
修補版:
校定版:
285頁
普及版:
112頁
初版:
ページ備考:
001
五三公
(
いそこう
)
『
天教山
(
てんけうざん
)
に
現
(
あ
)
れませる
002
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
や
木
(
こ
)
の
花
(
はな
)
の
003
咲耶
(
さくや
)
の
姫
(
ひめ
)
の
命
(
みこと
)
もて
004
千変
(
せんぺん
)
万化
(
ばんくわ
)
に
身
(
み
)
を
変
(
へん
)
じ
005
卑
(
いや
)
しき
人
(
ひと
)
の
体
(
たい
)
に
入
(
い
)
り
006
名
(
な
)
も
五三公
(
いそこう
)
と
改
(
あらた
)
めて
007
治国別
(
はるくにわけ
)
の
弟子
(
でし
)
となり
008
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
御教
(
みをしへ
)
を
009
四方
(
よも
)
の
国々
(
くにぐに
)
八十
(
やそ
)
の
島
(
しま
)
010
伝
(
つた
)
へて
世人
(
よびと
)
を
天国
(
てんごく
)
に
011
導
(
みちび
)
き
救
(
すく
)
ひ
助
(
たす
)
けむと
012
河鹿
(
かじか
)
峠
(
たうげ
)
を
乗
(
の
)
り
越
(
こ
)
えて
013
祠
(
ほこら
)
の
森
(
もり
)
や
山口
(
やまぐち
)
の
014
大森林
(
だいしんりん
)
に
宿泊
(
しゆくはく
)
し
015
風
(
かぜ
)
に
曝
(
さら
)
され
雨
(
あめ
)
にぬれ
016
又
(
また
)
もや
吹雪
(
ふぶき
)
に
追
(
お
)
はれつつ
017
野中
(
のなか
)
の
森
(
もり
)
の
木下闇
(
こしたやみ
)
018
一夜
(
いちや
)
を
明
(
あ
)
かし
河鹿山
(
かじかやま
)
019
橋
(
はし
)
の
袂
(
たもと
)
に
来
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
020
ウラナイ
教
(
けう
)
に
魂
(
たましひ
)
を
021
曇
(
くも
)
らせなやむお
寅
(
とら
)
さま
022
お
菊
(
きく
)
親子
(
おやこ
)
に
廻
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
ひ
023
松彦司
(
まつひこつかさ
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
024
ウラナイ
教
(
けう
)
の
本山
(
ほんざん
)
に
025
一夜
(
ひとよ
)
二夜
(
ふたよ
)
を
明
(
あ
)
かす
中
(
うち
)
026
醜
(
しこ
)
の
曲神
(
まがみ
)
は
忽
(
たちま
)
ちに
027
誠
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
の
神力
(
しんりき
)
に
028
恐
(
おそ
)
れて
姿
(
すがた
)
をくらましつ
029
怪
(
あや
)
しき
女
(
をんな
)
を
引
(
ひ
)
きつれて
030
跡白浪
(
あとしらなみ
)
と
消
(
き
)
えたまふ
031
吾
(
われ
)
はこれよりフサの
国
(
くに
)
032
月
(
つき
)
の
御国
(
みくに
)
は
云
(
い
)
ふも
更
(
さら
)
033
メソポタミヤの
顕恩郷
(
けんおんきやう
)
034
エデンの
園
(
その
)
を
乗
(
の
)
り
越
(
こ
)
えて
035
神
(
かみ
)
の
現
(
あ
)
れますエルサレム
036
黄金山
(
わうごんざん
)
に
攻
(
せ
)
めよせる
037
醜
(
しこ
)
の
曲津
(
まがつ
)
を
悉
(
ことごと
)
く
038
生言霊
(
いくことたま
)
を
打
(
う
)
ち
出
(
いだ
)
し
039
一人
(
ひとり
)
も
残
(
のこ
)
らず
天国
(
てんごく
)
の
040
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
き
匂
(
にほ
)
ふ
楽園
(
らくゑん
)
に
041
導
(
みちび
)
きゆかむ
吾
(
わが
)
心
(
こころ
)
042
思
(
おも
)
へば
思
(
おも
)
へば
勇
(
いさ
)
ましし
043
朝日
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
るとも
曇
(
くも
)
るとも
044
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つとも
虧
(
か
)
くるとも
045
たとへ
大地
(
だいち
)
は
沈
(
しづ
)
むとも
046
天
(
てん
)
は
地
(
ち
)
となり
地
(
ち
)
は
天
(
てん
)
と
047
かへる
暗夜
(
やみよ
)
が
来
(
きた
)
るとも
048
神
(
かみ
)
の
依
(
よ
)
さしの
神業
(
かむわざ
)
を
049
如何
(
いか
)
でか
忘
(
わす
)
れまつらむや
050
松彦司
(
まつひこつかさ
)
よ
万公
(
まんこう
)
よ
051
アク、タク、テクの
三人
(
みたり
)
連
(
づ
)
れ
052
ウラナイ
教
(
けう
)
のお
寅
(
とら
)
さま
053
神
(
かみ
)
の
光
(
ひかり
)
に
照
(
て
)
らされて
054
愛
(
あい
)
と
信
(
しん
)
とを
完全
(
くわんぜん
)
に
055
悟
(
さと
)
りし
上
(
うへ
)
は
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
に
056
もはや
恐
(
おそ
)
るる
事
(
こと
)
もなし
057
浮木
(
うきき
)
の
森
(
もり
)
に
屯
(
たむろ
)
せる
058
ランチ
将軍
(
しやうぐん
)
、
片彦
(
かたひこ
)
や
059
久米彦
(
くめひこ
)
如何
(
いか
)
に
勇
(
ゆう
)
あるも
060
神
(
かみ
)
の
依
(
よ
)
さしの
言霊
(
ことたま
)
を
061
いと
穏
(
おだや
)
かに
打
(
う
)
ち
出
(
だ
)
して
062
言向
(
ことむ
)
け
和
(
やは
)
し
三五
(
あななひ
)
の
063
仁慈
(
じんじ
)
の
神
(
かみ
)
の
高徳
(
かうとく
)
を
064
心
(
こころ
)
の
底
(
そこ
)
より
悟
(
さと
)
らしめ
065
地上
(
ちじやう
)
にさやぐ
醜風
(
しこかぜ
)
を
066
科戸
(
しなど
)
の
風
(
かぜ
)
に
吹
(
ふ
)
き
払
(
はら
)
ひ
067
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
き
匂
(
にほ
)
ひ
鳥
(
とり
)
歌
(
うた
)
ふ
068
清
(
きよ
)
き
涼
(
すず
)
しき
天国
(
てんごく
)
を
069
地上
(
ちじやう
)
に
立
(
た
)
てむ、いざさらば
070
進
(
すす
)
みて
行
(
ゆ
)
かむ
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
071
勇
(
いさ
)
めや
勇
(
いさ
)
めや
皆
(
みな
)
勇
(
いさ
)
め
072
進
(
すす
)
めや
進
(
すす
)
めや
皆
(
みな
)
進
(
すす
)
め
073
悪魔
(
あくま
)
の
軍勢
(
ぐんぜい
)
の
滅
(
ほろ
)
ぶまで
074
醜
(
しこ
)
の
魔神
(
まがみ
)
の
失
(
う
)
するまで
075
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
076
御霊
(
みたま
)
幸倍
(
さちはへ
)
ましませよ』
077
お
寅
(
とら
)
は
道々
(
みちみち
)
歌
(
うた
)
ひ
始
(
はじ
)
めた。
078
お寅
『
浮木
(
うきき
)
の
村
(
むら
)
に
名
(
な
)
も
高
(
たか
)
き
079
白浪
(
しらなみ
)
女
(
をんな
)
の
博奕
(
ばくち
)
うち
080
艮
(
うしとら
)
婆
(
ば
)
さまと
讃
(
たた
)
へられ
081
数多
(
あまた
)
の
乾児
(
こぶん
)
を
養
(
やしな
)
ひて
082
弱
(
よわ
)
きを
助
(
たす
)
け
強
(
つよ
)
きをば
083
挫
(
くじ
)
くと
云
(
い
)
ひしは
表向
(
おもてむ
)
き
084
其
(
その
)
内実
(
ないじつ
)
は
弱
(
よわ
)
きをば
085
いぢめて
強
(
つよ
)
きに
怯
(
お
)
ぢ
恐
(
おそ
)
れ
086
弱肉
(
じやくにく
)
強食
(
きやうしよく
)
の
醜態
(
しうたい
)
を
087
現
(
あら
)
はし
居
(
ゐ
)
たる
浅
(
あさ
)
ましさ
088
今
(
いま
)
の
世界
(
せかい
)
の
侠客
(
けふかく
)
は
089
いづれも
表裏
(
へうり
)
のあるものぞ
090
決
(
けつ
)
して
弱
(
よわ
)
きを
助
(
たす
)
けない
091
又
(
また
)
もや
強
(
つよ
)
きに
敵
(
てき
)
せない
092
唯
(
ただ
)
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
を
渡
(
わた
)
りゆく
093
手段
(
しゆだん
)
に
如
(
し
)
かぬものぞかし
094
年
(
とし
)
はおひおひ
寄
(
よ
)
つて
来
(
く
)
る
095
頭
(
かしら
)
に
霜
(
しも
)
を
戴
(
いただ
)
いて
096
白浪
(
しらなみ
)
言葉
(
ことば
)
のきかぬ
儘
(
ま
)
に
097
商売替
(
しやうばいが
)
へをせむものと
098
隙
(
すき
)
を
窺
(
うかが
)
ひ
居
(
ゐ
)
たる
中
(
うち
)
099
小北
(
こぎた
)
の
山
(
やま
)
にウラナイの
100
教
(
をしへ
)
の
射場
(
いば
)
が
開
(
ひら
)
けしと
101
聞
(
き
)
くよりお
寅
(
とら
)
は
雀躍
(
こをど
)
りし
102
善
(
ぜん
)
の
仮面
(
かめん
)
を
被
(
かぶ
)
りつつ
103
篤
(
あつ
)
き
信者
(
しんじや
)
と
見
(
み
)
せかけて
104
日
(
ひ
)
ごと
夜
(
よ
)
ごとに
通
(
かよ
)
ひつめ
105
蠑螈別
(
いもりわけ
)
に
取
(
と
)
り
入
(
い
)
つて
106
内事
(
ないじ
)
の
司
(
つかさ
)
となりすまし
107
会計
(
くわいけい
)
一切
(
いつさい
)
手
(
て
)
に
握
(
にぎ
)
り
108
一万
(
いちまん
)
円
(
ゑん
)
の
金
(
かね
)
をため
109
老後
(
らうご
)
の
準備
(
じゆんび
)
を
計
(
はか
)
る
中
(
うち
)
110
昔
(
むかし
)
に
捨
(
す
)
てたる
古爺
(
ふるおやぢ
)
111
熊公
(
くまこう
)
の
野郎
(
やらう
)
がやつて
来
(
き
)
て
112
外聞
(
ぐわいぶん
)
の
悪
(
わる
)
い
大勢
(
おほぜい
)
の
113
中
(
なか
)
で
胡床
(
あぐら
)
をかきながら
114
巻舌
(
まきじた
)
づくめに
呶鳴
(
どな
)
り
立
(
た
)
て
115
手
(
て
)
こずらしたる
苦
(
くる
)
しさに
116
忽
(
たちま
)
ち
一計
(
いつけい
)
案出
(
あんしゆつ
)
し
117
熊公
(
くまこう
)
を
奥
(
おく
)
に
連
(
つ
)
れ
込
(
こ
)
んで
118
酒
(
さけ
)
でいためて
呉
(
く
)
れむものと
119
喋々
(
てふてふ
)
喃々
(
なんなん
)
お
世辞
(
じやうず
)
をば
120
雲雀
(
ひばり
)
の
如
(
ごと
)
く
並
(
なら
)
べたて
121
酒
(
さけ
)
酌
(
く
)
み
交
(
か
)
はし
悦
(
えつ
)
に
入
(
い
)
り
122
熊公
(
くまこう
)
弱
(
よわ
)
らせ
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
123
酷
(
きび
)
しく
強
(
つよ
)
く
言
(
い
)
ひ
聞
(
き
)
かせ
124
追
(
お
)
つ
払
(
ぱら
)
はむと
思
(
おも
)
ひしに
125
豈
(
あに
)
計
(
はか
)
らむや
熊公
(
くまこう
)
は
126
悪胴
(
わるどう
)
据
(
す
)
ゑて
白
(
しら
)
を
切
(
き
)
り
127
一万
(
いちまん
)
円
(
ゑん
)
の
金
(
かね
)
出
(
だ
)
せと
128
云
(
い
)
ひたる
時
(
とき
)
の
驚
(
おどろ
)
きは
129
身
(
み
)
も
世
(
よ
)
もあらぬ
思
(
おも
)
ひなり
130
五三公
(
いそこう
)
さまの
仲裁
(
ちうさい
)
で
131
一千
(
いつせん
)
円
(
ゑん
)
の
手切
(
てぎ
)
れ
金
(
きん
)
132
その
場
(
ば
)
の
ごみ
は
濁
(
にご
)
せども
133
まだ
納
(
をさ
)
まらぬ
胸
(
むね
)
の
中
(
うち
)
134
ウラナイ
教
(
けう
)
の
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
が
135
きつとお
守
(
まも
)
りある
上
(
うへ
)
は
136
熊公
(
くまこう
)
の
奴
(
やつ
)
は
途中
(
とちう
)
にて
137
体
(
からだ
)
が
痺
(
しび
)
れ
口
(
くち
)
ゆがみ
138
スツパリ
改心
(
かいしん
)
致
(
いた
)
します
139
お
金
(
かね
)
を
受取
(
うけと
)
り
下
(
くだ
)
されと
140
吠面
(
ほえづら
)
かわくであらうぞと
141
思
(
おも
)
つた
事
(
こと
)
も
水
(
みづ
)
の
泡
(
あわ
)
142
熊公
(
くまこう
)
は
金
(
かね
)
を
懐
(
ふところ
)
に
143
深
(
ふか
)
くもかくしスタスタと
144
当
(
あ
)
てどもなしに
足
(
あし
)
まめに
145
逃
(
に
)
げ
往
(
ゆ
)
く
時
(
とき
)
の
憎
(
にく
)
らしさ
146
神
(
かみ
)
も
仏
(
ほとけ
)
も
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
に
147
こいつアてつきりないものだ
148
こんな
事
(
こと
)
だと
知
(
し
)
つたなら
149
朝
(
あさ
)
から
晩
(
ばん
)
まで
水垢離
(
みづごうり
)
150
体
(
からだ
)
を
冷
(
つめ
)
たい
目
(
め
)
にあはせ
151
神
(
かみ
)
を
拝
(
をが
)
むぢやなかつたに
152
大小
(
だいせう
)
幾多
(
いくた
)
の
神館
(
かむやかた
)
153
砕
(
くだ
)
いて
無念
(
むねん
)
を
晴
(
は
)
らさむと
154
思
(
おも
)
ふ
折
(
をり
)
しも
白狐
(
びやくこ
)
さま
155
蠑螈別
(
いもりわけ
)
の
姿
(
すがた
)
して
156
三万
(
さんまん
)
円
(
ゑん
)
のお
土産
(
みやげ
)
を
157
渡
(
わた
)
して
呉
(
く
)
れた
嬉
(
うれ
)
しさに
158
又
(
また
)
もや
神
(
かみ
)
を
拝
(
をが
)
まうと
159
悪心
(
あくしん
)
忽
(
たちま
)
ちひるがへし
160
喜
(
よろこ
)
ぶ
間
(
ま
)
もなく
蠑螈別
(
いもりわけ
)
は
161
黒
(
くろ
)
き
狐
(
きつね
)
と
早変
(
はやがは
)
り
162
貰
(
もら
)
うた
金
(
かね
)
は
石瓦
(
いしかはら
)
163
馬鹿
(
ばか
)
げた
夢
(
ゆめ
)
を
見
(
み
)
たものと
164
悔
(
くや
)
めどかへらぬ
胸
(
むね
)
の
暗
(
やみ
)
165
忽
(
たちま
)
ち
晴
(
は
)
るる
神
(
かみ
)
の
声
(
こゑ
)
166
やつと
吾
(
わが
)
身
(
み
)
に
立
(
た
)
ち
復
(
かへ
)
り
167
直日
(
なほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
し
聞
(
き
)
き
直
(
なほ
)
し
168
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
に
平伏
(
ひれふ
)
して
169
謝罪
(
しやざい
)
し
奉
(
まつ
)
れば
村肝
(
むらきも
)
の
170
心
(
こころ
)
は
俄
(
にはか
)
に
明
(
あか
)
くなり
171
真如
(
しんによ
)
の
月
(
つき
)
は
心天
(
しんてん
)
に
172
輝
(
かがや
)
き
初
(
そ
)
めしうれしさよ
173
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
は
神
(
かみ
)
に
救
(
すく
)
はれぬ
174
この
喜
(
よろこ
)
びを
独占
(
どくせん
)
し
175
居
(
ゐ
)
るべき
時
(
とき
)
に
非
(
あら
)
ざらむ
176
心
(
こころ
)
を
尽
(
つく
)
し
身
(
み
)
を
尽
(
つく
)
し
177
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
為
(
た
)
め
世
(
よ
)
のために
178
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つの
三五
(
あななひ
)
の
179
教
(
をしへ
)
の
道
(
みち
)
を
宣伝
(
せんでん
)
し
180
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
真愛
(
しんあい
)
と
181
真智
(
しんち
)
にさとりし
高恩
(
かうおん
)
の
182
万分一
(
まんぶんいち
)
に
報
(
むく
)
いむと
183
進
(
すす
)
む
吾
(
われ
)
こそ
嬉
(
うれ
)
しけれ
184
朝日
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
るとも
曇
(
くも
)
るとも
185
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つとも
虧
(
か
)
くるとも
186
星
(
ほし
)
は
天
(
てん
)
より
落
(
お
)
つるとも
187
一旦
(
いつたん
)
神
(
かみ
)
に
誓
(
ちか
)
ひたる
188
心
(
こころ
)
を
如何
(
いか
)
でかへさむや
189
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
も
御
(
ご
)
照覧
(
せうらん
)
190
艮
(
うしとら
)
婆
(
ば
)
さまの
改心
(
かいしん
)
を
191
完全
(
うまら
)
に
委曲
(
つばら
)
に
諾
(
うべ
)
なひて
192
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
御使
(
みつかひ
)
に
193
あたらせたまへ
惟神
(
かむながら
)
194
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
195
謹
(
つつし
)
みゐやまひ
祈
(
ね
)
ぎまつる
196
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
197
御霊
(
みたま
)
幸倍
(
さちはへ
)
ましませよ』
198
アクはまた
歌
(
うた
)
ふ。
199
アク
『バラモン
軍
(
ぐん
)
の
片彦
(
かたひこ
)
や
200
ランチ
将軍
(
しやうぐん
)
一隊
(
いつたい
)
の
201
斥候兵
(
せきこうへい
)
と
選
(
えら
)
まれて
202
妖怪窟
(
えうくわいくつ
)
と
聞
(
きこ
)
えたる
203
森
(
もり
)
のかたへに
来
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
204
俄
(
にはか
)
に
足
(
あし
)
が
立
(
た
)
ちどまり
205
魂
(
たま
)
はをののき
魄
(
はく
)
ふるひ
206
やむなく
路傍
(
ろばう
)
に
腰
(
こし
)
おろし
207
ひそびそ
話
(
はな
)
す
折
(
をり
)
もあれ
208
片方
(
かたへ
)
の
木蔭
(
こかげ
)
に
松虫
(
まつむし
)
の
209
さへづる
如
(
ごと
)
き
細
(
ほそ
)
い
声
(
こゑ
)
210
ホヽヽヽヽツといやらしく
211
三人
(
みたり
)
の
耳
(
みみ
)
をかすめ
来
(
く
)
る
212
こりや
耐
(
たま
)
らぬと
息
(
いき
)
をつめ
213
様子
(
やうす
)
を
窺
(
うかが
)
ひ
居
(
ゐ
)
る
中
(
うち
)
に
214
将軍
(
しやうぐん
)
さへも
恐
(
おそ
)
れたる
215
治国別
(
はるくにわけ
)
の
一行
(
いつかう
)
が
216
社
(
やしろ
)
のあたりに
宿泊
(
しゆくはく
)
し
217
眠
(
ねむ
)
り
居
(
ゐ
)
たるぞ
恐
(
おそ
)
ろしき
218
それより
三人
(
みたり
)
は
大野原
(
おほのはら
)
219
枯野
(
かれの
)
を
分
(
わ
)
けてノタノタと
220
野中
(
のなか
)
の
森
(
もり
)
まで
四
(
よ
)
つ
這
(
ば
)
ひに
221
進
(
すす
)
み
往
(
ゆ
)
きしぞ
苦
(
くる
)
しけれ
222
野中
(
のなか
)
の
森
(
もり
)
に
現
(
あら
)
はれし
223
怪
(
あや
)
しき
声
(
こゑ
)
に
肝
(
きも
)
つぶし
224
戦
(
をのの
)
く
折
(
をり
)
しも
三五
(
あななひ
)
の
225
教
(
をしへ
)
の
道
(
みち
)
の
松彦
(
まつひこ
)
や
226
五三公
(
いそこう
)
、
万公
(
まんこう
)
に
助
(
たす
)
けられ
227
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
に
帰順
(
きじゆん
)
して
228
後
(
あと
)
に
従
(
したが
)
ひ
居
(
ゐ
)
たる
中
(
うち
)
229
小北
(
こぎた
)
の
山
(
やま
)
に
導
(
みちび
)
かれ
230
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
の
義理
(
ぎり
)
天上
(
てんじやう
)
231
肉
(
にく
)
の
宮
(
みや
)
なる
魔我彦
(
まがひこ
)
が
232
失恋話
(
しつれんばなし
)
や
万公
(
まんこう
)
が
233
夜食
(
やしよく
)
に
外
(
はづ
)
れた
不足顔
(
ふそくがほ
)
234
お
寅
(
とら
)
婆
(
ば
)
さまの
荒
(
すさ
)
びをば
235
面白
(
おもしろ
)
をかしく
拝見
(
はいけん
)
し
236
二夜
(
ふたよ
)
さ
三夜
(
みよ
)
さ
息
(
いき
)
やすめ
237
変化
(
へぐれ
)
の
変化
(
へぐれ
)
の
変化
(
へぐれ
)
武者
(
むしや
)
238
変化
(
へぐれ
)
神社
(
じんしや
)
を
初
(
はじ
)
めとし
239
末代
(
まつだい
)
日
(
ひ
)
の
王天
(
わうてん
)
の
神
(
かみ
)
240
リントウビテン
大神宮
(
だいじんぐう
)
241
種物
(
たねもの
)
神社
(
じんしや
)
ユラリ
彦
(
ひこ
)
242
ブラブラ
彦
(
ひこ
)
と
現
(
あら
)
はれた
243
怪
(
あや
)
しき
神
(
かみ
)
を
拝
(
をが
)
まされ
244
面白
(
おもしろ
)
をかしく
日
(
ひ
)
を
送
(
おく
)
り
245
松彦
(
まつひこ
)
さまに
従
(
したが
)
ひて
246
悪魔
(
あくま
)
の
征途
(
せいと
)
に
上
(
のぼ
)
るべく
247
今
(
いま
)
やここ
迄
(
まで
)
来
(
きた
)
りけり
248
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
249
神
(
かみ
)
は
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
と
倶
(
とも
)
にあり
250
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
は
神
(
かみ
)
の
子
(
こ
)
神
(
かみ
)
の
宮
(
みや
)
251
如何
(
いか
)
でか
曲
(
まが
)
の
敵
(
てき
)
すべき
252
進
(
すす
)
めや
進
(
すす
)
めやいざ
進
(
すす
)
め
253
ランチ
将軍
(
しやうぐん
)
亡
(
ほろ
)
ぶまで
254
片彦
(
かたひこ
)
、
久米彦
(
くめひこ
)
甲
(
かぶと
)
脱
(
ぬ
)
ぎ
255
わが
軍門
(
ぐんもん
)
に
降
(
くだ
)
るまで』
256
と
一足
(
ひとあし
)
々々
(
ひとあし
)
拍子
(
ひやうし
)
を
取
(
と
)
り、
257
怪
(
あや
)
しの
森
(
もり
)
をさして
進
(
すす
)
みゆく。
258
(
大正一一・一二・一六
旧一〇・二八
加藤明子
録)
Δこのページの一番上に戻るΔ
<<< 民の虎声
(B)
(N)
黄金華 >>>
霊界物語
>
第46巻
> 第4篇 謎の黄板 > 第22章 五三嵐
Tweet
文芸社文庫『あらすじで読む霊界物語』絶賛発売中!
オニド関連サイト
最新更新情報
10/22
【霊界物語ネット】
『
王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)
』をテキスト化しました。
9/18
【
飯塚弘明.com
】
飯塚弘明著『
PTC2 出口王仁三郎の霊界物語で透見する世界現象 T之巻
』発刊!
5/8
【霊界物語ネット】
霊界物語ネットに出口王仁三郎の
第六歌集『霧の海』
を掲載しました。
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【
メールアドレス
】
【22 五三嵐|第46巻(酉の巻)|霊界物語/rm4622】
合言葉「みろく」を入力して下さい→