霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二〇章 建替(たてかへ)〔一四〇六〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第54巻 真善美愛 巳の巻 篇:第5篇 神光増進 よみ(新仮名遣い):しんこうぞうしん
章:第20章 建替 よみ(新仮名遣い):たてかえ 通し章番号:1406
口述日:1923(大正12)年02月23日(旧01月8日) 口述場所:竜宮館 筆録者:外山豊二 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年3月26日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
左守の長子ハルナは神々の威徳を読み込んだ歌を歌い、妻のカルナ姫はこれまでの経緯を読み込んだ歌を歌った。
竜彦、万公、治国別もそれぞれビク国の繁栄を願う短い歌を奉った。遷座式が終わって大直会の宴が開かれることになった。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ:足玉魂(足魂)、生玉魂(生魂) データ凡例: データ最終更新日:2024-04-18 17:15:01 OBC :rm5420
愛善世界社版:247頁 八幡書店版:第9輯 709頁 修補版: 校定版:251頁 普及版:113頁 初版: ページ備考:
001 左守(さもり)(かみ)長子(ちやうし)ハルナの(うた)
002ハルナ『高天原(たかあまはら)移写(いしや)として
003ビクトル(さん)聖場(せいぢやう)
004大宮柱(おほみやばしら)太知(ふとし)りて
005(しづ)まり()ます大神(おほかみ)
006御前(みまへ)(ことほ)(たてまつ)
007高天原(たかあまはら)司神(つかさがみ)
008(いづ)御霊(みたま)()れまして
009(ひと)(ふた)()()(いつ)()
010(なな)()(ここの)(たり)(もも)()
011(よろづ)のものの元津祖(もとつおや)
012大国常立(おほくにとこたち)大御神(おほみかみ)
013高皇(たかみ)産霊(むすび)大御神(おほみかみ)
014神皇(かむみ)産霊(むすび)大神(おほかみ)
015稜威(みいづ)(もつ)(かぎ)()
016(よろづ)のものを(つく)りまし
017(あめ)(した)なる神人(しんじん)
018うまし御国(みくに)永久(とこしへ)
019いと(やす)らけく()ませむと
020日月(ひつき)大地(くぬち)(つく)りまし
021(おのおの)(きよ)(みたま)をば
022(さづ)(たま)ひて八百万(やほよろづ)
023(たふと)(かみ)()(たま)
024天地(てんち)万有(ばんいう)(まも)ります
025広大(くわうだい)無辺(むへん)御恵(みめぐみ)
026(たふと)(ゐやま)(たてまつ)
027豊葦原(とよあしはら)瑞穂国(みづほくに)
028生言霊(いくことたま)(さち)はひて
029(もも)(たから)(くだ)しまし
030(きみ)(くらゐ)千代(ちよ)八千代(やちよ)
031(うご)きもやらず(かは)()
032(しま)八十島(やそしま)八十(やそ)(くに)
033(あめ)壁立(かべた)(その)(きは)
034(くに)聳立(そぎた)(その)(かぎ)
035棚引(たなび)(くも)()てまでも
036伊照(いて)(とう)らす大御(おほみ)稜威(いづ)
037これぞ(まつた)()(まも)
038(かみ)(まも)りと(よろこ)びて
039(あさ)(ゆふ)なに(つか)へなむ
040常夜(とこよ)()らす月読(つきよみ)
041(かみ)(ひかり)()(まも)
042蒼生(あをひとぐさ)()(たま)
043天勝(あまかつ)国勝国(くにかつくに)(おや)
044国治立(くにはるたち)大神(おほかみ)
045天地(あめつち)成出(なりで)(その)(とき)
046隠身(すみきり)ましてすみ(たま)
047玉留魂(たまつめむすび)霊徳(みいづ)()
048海月(くらげ)(ごと)(ただよ)へる
049国土(くに)をば(つく)(かた)めなし
050大地(くぬち)海陸(かいりく)(わか)ちまし
051豊国主(とよくにぬし)大神(おほかみ)
052足玉魂(たるたまむすび)御霊徳(みみいづ)もて
053植物(きくさ)()()(まも)りまし
054葦芽(あしがい)彦遅(ひこぢ)大神(おほかみ)
055生玉魂(いくたまむすび)霊徳(みいづ)もて
056あらゆる動物(いけもの)()(そだ)
057(うご)(ちから)大戸地(おほとのぢ)
058(しづ)まる(ちから)大戸辺(おほとのべ)
059(ほど)ける(ちから)宇比地根(うひぢねの)(かみ)
060(かた)まる(ちから)須比地根(すひぢね)(かみ)
061引力(いんりよく)(まも)生杙(いくぐひの)(かみ)
062弛力(ちりよく)(まも)角杙(つぬぐひの)(かみ)「生杙神」「角杙神」の「くひ」の字は、戦前の二版(p300)・校定版(p253)・愛世版(p249)いずれも「枠」。古事記では「杙」である。「枠」は「くい」ではなく「わく」であり、誤字だろうから、霊界物語ネットでは「杙」を使う。
063合力(がふりよく)(まも)面足(おもたるの)(かみ)
064()ける(ちから)惶根(かしこね)
065御稜威(みいづ)(もつ)()(なか)
066すべての(もの)(あた)へまし
067(あめ)(つち)との(みたま)をば
068(かみ)大道(おほぢ)()らしめ(たま)
069()神国(かみくに)(しろ)()
070(かむ)伊邪那岐(いざなぎ)大御神(おほみかみ)
071(つき)神国(みくに)(しろ)()
072(かむ)伊邪那美(いざなみ)大神(おほかみ)
073天津(あまつ)御神(みかみ)神勅(みこと)もて
074(あめ)瓊矛(ぬぼこ)をとりもたせ
075千五百(ちいほ)(あき)瑞穂国(みづほくに)
076千足(ちたる)(くに)浦安国(うらやすくに)
077完全(うまら)委曲(つばら)につくりなし
078(とほ)(ちか)きの国々(くにぐに)
079国魂神(くにたまがみ)()(たま)
080産土神(うぶすながみ)()けまして
081青人草(あをひとぐさ)氏子(うぢこ)とし
082(おの)(おの)もに()()けて
083(した)しく(まも)らせ(たま)ひける
084大御恵(おほみめぐみ)(つつし)みて
085(あふ)(よろこ)(たてまつ)
086ああ惟神(かむながら)々々(かむながら)
087御霊(みたま)(さち)はひましませよ
088(ひと)(かみ)()(かみ)(みや)
089とは()ふものの何時(いつ)となく
090曲津(まがつ)(かみ)曲事(まがこと)
091相交(あひまじ)こりて()(よる)
092(つみ)(けがれ)(しづ)みつつ
093憂瀬(うきせ)(しづ)(あは)れさを
094(あはれ)(たま)厳御霊(いづみたま)
095(みづ)御霊(みたま)大神(おほかみ)
096(あや)聖地(せいち)()ふも(さら)
097黄金山(わうごんざん)やウブスナの
098(うづ)真秀良場(まほらば)()ふも(さら)
099青垣山(あをがきやま)(めぐ)らせる
100下津(したつ)岩根(いはね)(この)(やま)
101(あら)はれまして()(ひと)
102(をし)(みちび)(あめ)(した)
103四方(よも)国々(くにぐに)(たひら)けく
104いと(やす)らけく(をさ)めます
105(その)御恵(みめぐみ)万分一(まんぶいち)
106(むく)いむ(よし)もなけれども
107(あた)(かぎ)りの赤心(まごころ)
108(つく)して(かみ)(きみ)(ため)
109生命(いのち)(かぎ)(つか)へなむ
110(あは)れみ(たま)惟神(かむながら)
111(かみ)御前(みまへ)平伏(ひれふ)して
112(つつし)(ゐやま)()(まつ)
113天地(てんち)初発(しよはつ)(その)(とき)
114隠身(すみきり)(たま)ひし(くに)(おや)
115大国常立(おほくにとこたち)大神(おほかみ)
116御前(みまへ)にハルナ(つつし)みて
117(かしこ)(かしこ)()(まを)
118(きよ)(たふと)(あめ)(した)
119四方(よも)御国(みくに)()()でし
120青人草(あをひとぐさ)(みたま)()
121(さづ)(たま)ひし()分霊(ぶんれい)
122直日(なほひ)(みたま)()らしつつ
123ますます(ひか)(うる)はしき
124伊都能売(いづのめの)(みたま)となさしめよ
125もしたまさかに(あやま)ちて
126(しこ)曲津(まがつ)精霊(せいれい)
127(けが)(やぶ)らる(こと)()
128四魂(しこん)五情(ごじやう)(まつた)けき
129(その)(はたら)きによりまして
130(すめ)大神(おほかみ)天業(みわざ)をば
131いと(やす)らけく(たひ)らけく
132(つか)(まつ)らせ(たま)へかし
133如何(いか)なる災禍(わざはひ)(きた)るとも
134よく()(しの)(ひと)たるの
135(たふと)品位(ひんゐ)(たも)たせて
136(かみ)(たま)ひし(たま)()
137生命(いのち)(なが)(いへ)(わざ)
138いやますますに()(さか)
139いと(うる)はしき天地(あめつち)
140(はな)(あら)はれ(ひかり)となり
141天地(てんち)御子(みこ)たる()本能(さが)
142(ひら)()げしめ(たま)へかし
143(あふ)(つつし)(ねが)はくば
144(すめ)大神(おほかみ)御心(みこころ)
145(かな)(まつ)りて現世(うつしよ)
146(みたま)(つみ)(けがれ)なく
147いみじき(あやま)ちあらしめず
148(かみ)(たま)ひし精霊(せいれい)
149(まも)らせ(たま)惟神(かむながら)
150すべての事業(なりはい)(いとな)むも
151恩頼(みたまのふゆ)(さち)はひて
152いと()(こと)正行(まさわざ)
153破竹(はちく)(いさ)みを()(おこ)
154益々(ますます)(すす)(まつた)きの
155(さかひ)到達(たうたつ)せしめまし
156(あさ)(ゆふ)なに(かみ)たちを
157(ゐやま)(まつ)りわが(きみ)
158(たふと)御言(みこと)(たが)ふなく
159(くに)(つかさ)国民(くにたみ)
160(つと)めを(まつた)()()ふせ
161(あまね)世人(よびと)(した)しみて
162(あらそ)(くる)(こと)もなく
163()(あやま)ちは詔直(のりなほ)
164善言(みやびの)美詞(よごと)(たて)として
165(かみ)(ひと)とを(なご)めつつ
166天地(てんち)(かは)勲功(いさをし)
167堅磐(かきは)常磐(ときは)()てさせよ
168(めぐみ)(ふか)幸魂(さちみたま)
169(いき)とし()ける万物(ばんぶつ)
170(そこな)(やぶ)(こと)()
171生成(せいせい)化育(くわいく)大道(だいだう)
172(かしこ)(つか)奇魂(くしたま)
173(ひか)りによつて曲神(まがかみ)
174(をしへ)真理(しんり)(くる)へるを
175完全(うまら)委曲(つばら)(さと)るべく
176直日(なほひ)(みたま)(さち)はひて
177理非(りひ)曲直(きよくちよく)(かへり)みつ
178(まこと)(ひと)つの信仰(しんかう)
179(はげ)ませ(たま)言霊(ことたま)
180(たす)けに(かみ)御心(みこころ)
181(さと)りて(こころ)()(きた)
182()()()るる許々多久(ここたく)
183(つみ)(けがれ)村肝(むらきも)
184(こころ)(おも)(まよ)ひをも
185(はら)退(やら)はせ(たま)へかし
186ビクトル(さん)永久(とこしへ)
187ビクとも(うご)かぬ(その)(ごと)
188ライオン(がは)(その)(なが)
189いや永久(とこしへ)(きよ)(ごと)
190(うご)かず(かは)らず息長(おきなが)
191いと偉大(たくま)しくあらしめ(たま)
192()長人(ながひと)遠人(とほひと)
193生命(いのち)(たも)健全(まめやか)
194五倫(ごりん)五常(ごじやう)(まも)りつつ
195公共(こうきよう)のために(うる)はしき
196功績(いさを)万世(ばんせ)相伝(あひつた)
197天地(てんち)御子(みこ)(うま)れたる
198(つと)めを(つく)させ(たま)へかし
199ああ惟神(かむながら)々々(かむながら)
200すべての感謝(かんしや)とわが(いの)
201神世(かみよ)(むかし)高天(たかま)にて
202千座(ちくら)置戸(おきど)()(たま)
203大和田原(おほわだなか)(ひと)(じま)
204退(やら)はれ(たま)ひて天津罪(あまつつみ)
205国津(くにつ)罪咎(つみとが)許々多久(ここたく)
206(けがれ)(はら)(たま)ひたる
207現世(うつしよ)幽世(かくりよ)(まも)(がみ)
208国常立(くにとこたち)大御神(おほみかみ)
209豊国主(とよくにぬし)大御神(おほみかみ)
210(いづ)御霊(みたま)大御神(おほみかみ)
211(みづ)御霊(みたま)大神(おほかみ)
212御名(みな)(さち)はひ(きこ)()
213(うべな)(たま)()(まも)
214()()(まも)りに(さち)はへませと
215(かみ)御前(みまへ)平伏(ひれふ)して
216(うな)突抜(つきぬ)()(まつ)
217ああ惟神(かむながら)々々(かむながら)
218御霊(みたま)(さち)はひましませよ』
219 カルナ(ひめ)(また)(うた)ふ。
220カルナ姫右守司(うもりつかさ)(いもうと)
221なりて(うま)れしカルナ(ひめ)
222今日(けふ)のよき()のよき(とき)
223いとなみ(たま)ひし(おん)(まつ)
224(つつし)(ゐやま)()(まつ)
225(かみ)(まも)りしビクの(くに)
226(おも)ひがけなきバラモンの
227鬼春別(おにはるわけ)久米彦(くめひこ)
228数多(あまた)軍勢(ぐんぜい)引率(ひきつ)れて
229短兵急(たんぺいきふ)()めよする
230右守(うもり)(かみ)()(あに)
231卑怯(ひけふ)未練(みれん)(こし)ぬかし
232()()(てき)本城(ほんじやう)
233蹂躙(じうりん)されし(くや)しさよ
234()()(きみ)諸共(もろとも)
235ヒルナの(ひめ)(したが)ひて
236()()(てき)打向(うちむ)かひ
237獅子(しし)奮迅(ふんじん)活動(くわつどう)
238(こころ)みたれど如何(いか)にせむ
239雲霞(うんか)(ごと)敵兵(てきへい)
240(ささ)ふる(よし)()きままに
241(たちま)一計(いつけい)案出(あんしゆつ)
242巡礼姿(じゆんれいすがた)となり(かは)
243わざとに(てき)(かつ)がれて
244両将軍(りやうしやうぐん)陣営(ぢんえい)
245(おく)られたりし(その)(とき)
246(こころ)(おも)(めぐ)らせば
247(つるぎ)(わた)りし心地(ここち)なり
248ああ惟神(かむながら)々々(かむながら)
249かかる(あやふ)(はな)(わざ)
250(まも)らせ(たま)抜群(ばつぐん)
251勲功(いさを)()てさせ(たま)ひたる
252(すめ)大神(おほかみ)(たふと)けれ
253一旦(いつたん)(てき)退却(たいきやく)
254ヤレ(うれ)しやと(おも)()
255あらせず右守(うもり)叛軍(はんぐん)
256三千(さんぜん)()()(したが)へて
257(ふたた)謀叛(むほん)(はた)()
258旗鼓(きこ)堂々(だうだう)()(きた)
259(ひと)(のが)れて(また)(ひと)
260如何(いかが)はせむと城内(じやうない)
261守将(しゆしやう)(あん)(わづら)ひつ
262わが()(きみ)全軍(ぜんぐん)
263指揮(しき)して(ふせ)(たたか)へど
264(かち)()つたる叛軍(はんぐん)
265退()(よし)さへも()えざりき
266かかる(ところ)久方(ひさかた)
267(あめ)八重雲(やへぐも)かきわけて
268(くだ)らせ(たま)三五(あななひ)
269(かみ)使(つかひ)宣伝使(せんでんし)
270治国別(はるくにわけ)一行(いつかう)
271生言霊(いくことたま)(さちは)ひに
272(こころ)(きたな)右守司(うもりがみ)
273ベルツを(はじ)めシエールまで
274威勢(ゐせい)()たれて顛倒(てんたう)
275身動(みうご)きならぬあさましさ
276ヒルナの(ひめ)(したが)ひて
277(こま)(またが)猪倉(ゐのくら)
278(たうげ)(あと)にカツカツと
279(ひづめ)(おと)(いそ)がしく
280(かへ)りて()れば城内(じやうない)
281修羅(しゆら)(ちまた)()()てぬ
282表門(おもてもん)には宣伝使(せんでんし)
283裏門(うらもん)よりはヒルナ(ひめ)
284(わらは)(とも)()めよせて
285(てき)(のこ)らず()()らし
286(ふたた)天下(てんか)太平(たいへい)
287曙光(しよくわう)(あふ)ぎし有難(ありがた)
288(あさひ)()るとも(くも)るとも
289(つき)()つとも()くるとも
290仮令(たとへ)天地(てんち)(かへ)るとも
291(まこと)(かみ)(おん)(めぐ)
292幾千代(いくちよ)(まで)(わす)るまじ
293ヒルナの(ひめ)(ねが)ひにて
294(この)聖場(せいぢやう)宮柱(みやばしら)
295(ふと)しき()てて大神(おほかみ)
296(いつ)(まつ)りし(うれ)しさは
297天国(てんごく)浄土(じやうど)()(あた)
298(ひら)()めたる心地(ここち)なり
299ああ皇神(すめかみ)皇神(すめかみ)
300恩頼(みたまのふゆ)()(たま)
301ビクの御国(みくに)刹帝利(せつていり)
302(もも)(つかさ)()ふも(さら)
303(よろづ)(たみ)(たひら)けく
304いと(やす)らけく永久(とこしへ)
305(まも)らせ(たま)惟神(かむながら)
306御前(みまへ)(つつし)()(まつ)る』
307竜彦(たつひこ)天地(あめつち)(すめ)大神(おほかみ)宮柱(みやばしら)
308(ふと)しく()ちし今日(けふ)(うれ)しき。
309天地(あめつち)(かみ)(うべな)(たま)ふらむ
310(もも)(つかさ)誠心(まことごころ)を。
311(いにしへ)神代(かみよ)(まま)のビクの(くに)
312立直(たてなほ)したる今日(けふ)(うれ)しき』
313万公(まんこう)千代(ちよ)八千代(やちよ)万代(よろづよ)(まで)(いの)るかな
314ビクの御国(みくに)(さか)えまさむを。
315治国別(はるくにわけ)(かみ)(みこと)(したが)ひて
316今日(けふ)(まつり)()ふぞ(うれ)しき。
317ビクの(くに)(をさ)(たま)へる刹帝利(せつていり)
318(きみ)(まこと)(かみ)もめでなむ。
319(きみ)(いま)七十路(ななそじ)(さか)()えませど
320万代(よろづよ)までと(いの)万公(まんこう)
321(まん)(ねん)生命(いのち)(たも)ちビクの(くに)
322(のぞ)ませ(たま)刹帝利(せつていり)(きみ)
323治国別(はるくにわけ)千早(ちはや)()(かみ)御稜威(みいづ)(たか)くして
324(つか)(まつ)りぬ(たま)宮居(みやゐ)を。
325ヒルナ(ひめ)(たす)(たま)へるビクの(くに)
326(よる)なき(くに)(さか)えますらむ。
327(やみ)()治国別(はるくにわけ)神司(かむつかさ)
328ビクの御国(みくに)万代(よろづよ)(いの)る』
329 ()(おのおの)祝歌(しゆくか)(たてまつ)目出度(めでた)遷座(せんざ)(しき)(をは)り、330()いでホーフスに(おい)大直会(おほなほらひ)(えん)(ひら)かるる(こと)となつた。
331大正一二・二・二三 旧一・八 於竜宮館 外山豊二録)
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10/22【霊界物語ネット】王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)』をテキスト化しました。
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