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第61巻(子の巻)
第62巻(丑の巻)
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第65巻(辰の巻)
第66巻(巳の巻)
第67巻(午の巻)
第68巻(未の巻)
第69巻(申の巻)
第70巻(酉の巻)
第71巻(戌の巻)
第72巻(亥の巻)
特別編 入蒙記
天祥地瑞
第73巻(子の巻)
第74巻(丑の巻)
第75巻(寅の巻)
第76巻(卯の巻)
第77巻(辰の巻)
第78巻(巳の巻)
第79巻(午の巻)
第80巻(未の巻)
第81巻(申の巻)
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第54巻(巳の巻)
序文
総説
第1篇 神授の継嗣
01 子宝
〔1387〕
02 日出前
〔1388〕
03 懸引
〔1389〕
04 理妻
〔1390〕
05 万違
〔1391〕
06 執念
〔1392〕
第2篇 恋愛無涯
07 婚談
〔1393〕
08 祝莚
〔1394〕
09 花祝
〔1395〕
10 万亀柱
〔1396〕
第3篇 猪倉城寨
11 道晴別
〔1397〕
12 妖瞑酒
〔1398〕
13 岩情
〔1399〕
14 暗窟
〔1400〕
第4篇 関所の玉石
15 愚恋
〔1401〕
16 百円
〔1402〕
17 火救団
〔1403〕
第5篇 神光増進
18 真信
〔1404〕
19 流調
〔1405〕
20 建替
〔1406〕
21 鼻向
〔1407〕
22 凱旋
〔1408〕
附録 神文
余白歌
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第二〇章
建替
(
たてかへ
)
〔一四〇六〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第54巻 真善美愛 巳の巻
篇:
第5篇 神光増進
よみ(新仮名遣い):
しんこうぞうしん
章:
第20章 建替
よみ(新仮名遣い):
たてかえ
通し章番号:
1406
口述日:
1923(大正12)年02月23日(旧01月8日)
口述場所:
竜宮館
筆録者:
外山豊二
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1925(大正14)年3月26日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
左守の長子ハルナは神々の威徳を読み込んだ歌を歌い、妻のカルナ姫はこれまでの経緯を読み込んだ歌を歌った。
竜彦、万公、治国別もそれぞれビク国の繁栄を願う短い歌を奉った。遷座式が終わって大直会の宴が開かれることになった。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
足玉魂(足魂)、生玉魂(生魂)
データ凡例:
データ最終更新日:
2024-04-18 17:15:01
OBC :
rm5420
愛善世界社版:
247頁
八幡書店版:
第9輯 709頁
修補版:
校定版:
251頁
普及版:
113頁
初版:
ページ備考:
001
左守
(
さもり
)
の
司
(
かみ
)
の
長子
(
ちやうし
)
ハルナの
歌
(
うた
)
。
002
ハルナ『
高天原
(
たかあまはら
)
の
移写
(
いしや
)
として
003
ビクトル
山
(
さん
)
の
聖場
(
せいぢやう
)
に
004
大宮柱
(
おほみやばしら
)
太知
(
ふとし
)
りて
005
鎮
(
しづ
)
まり
居
(
ゐ
)
ます
大神
(
おほかみ
)
の
006
御前
(
みまへ
)
に
祝
(
ことほ
)
ぎ
奉
(
たてまつ
)
る
007
高天原
(
たかあまはら
)
の
司神
(
つかさがみ
)
008
厳
(
いづ
)
の
御霊
(
みたま
)
と
現
(
あ
)
れまして
009
一
(
ひと
)
二
(
ふた
)
三
(
み
)
つ
四
(
よ
)
つ
五
(
いつ
)
つ
六
(
む
)
つ
010
七
(
なな
)
八
(
や
)
つ
九
(
ここの
)
つ
十
(
たり
)
百
(
もも
)
千
(
ち
)
011
万
(
よろづ
)
のものの
元津祖
(
もとつおや
)
012
大国常立
(
おほくにとこたち
)
大御神
(
おほみかみ
)
013
高皇
(
たかみ
)
産霊
(
むすび
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
014
神皇
(
かむみ
)
産霊
(
むすび
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
015
稜威
(
みいづ
)
を
以
(
もつ
)
て
限
(
かぎ
)
り
無
(
な
)
く
016
万
(
よろづ
)
のものを
造
(
つく
)
りまし
017
天
(
あめ
)
が
下
(
した
)
なる
神人
(
しんじん
)
を
018
うまし
御国
(
みくに
)
に
永久
(
とこしへ
)
に
019
いと
安
(
やす
)
らけく
住
(
す
)
ませむと
020
日月
(
ひつき
)
大地
(
くぬち
)
を
造
(
つく
)
りまし
021
各
(
おのおの
)
清
(
きよ
)
き
霊
(
みたま
)
をば
022
授
(
さづ
)
け
玉
(
たま
)
ひて
八百万
(
やほよろづ
)
023
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
を
生
(
う
)
み
玉
(
たま
)
ひ
024
天地
(
てんち
)
万有
(
ばんいう
)
守
(
まも
)
ります
025
広大
(
くわうだい
)
無辺
(
むへん
)
の
御恵
(
みめぐみ
)
を
026
尊
(
たふと
)
み
敬
(
ゐやま
)
ひ
奉
(
たてまつ
)
る
027
豊葦原
(
とよあしはら
)
の
瑞穂国
(
みづほくに
)
028
生言霊
(
いくことたま
)
の
幸
(
さち
)
はひて
029
百
(
もも
)
の
宝
(
たから
)
を
下
(
くだ
)
しまし
030
君
(
きみ
)
の
位
(
くらゐ
)
は
千代
(
ちよ
)
八千代
(
やちよ
)
031
動
(
うご
)
きもやらず
変
(
かは
)
る
無
(
な
)
く
032
島
(
しま
)
の
八十島
(
やそしま
)
八十
(
やそ
)
の
国
(
くに
)
033
天
(
あめ
)
の
壁立
(
かべた
)
つ
其
(
その
)
極
(
きは
)
み
034
国
(
くに
)
の
聳立
(
そぎた
)
つ
其
(
その
)
限
(
かぎ
)
り
035
棚引
(
たなび
)
く
雲
(
くも
)
の
果
(
は
)
てまでも
036
伊照
(
いて
)
り
透
(
とう
)
らす
大御
(
おほみ
)
稜威
(
いづ
)
037
これぞ
全
(
まつた
)
く
日
(
ひ
)
の
守
(
まも
)
り
038
神
(
かみ
)
の
守
(
まも
)
りと
悦
(
よろこ
)
びて
039
朝
(
あさ
)
な
夕
(
ゆふ
)
なに
仕
(
つか
)
へなむ
040
常夜
(
とこよ
)
を
照
(
て
)
らす
月読
(
つきよみ
)
の
041
神
(
かみ
)
の
光
(
ひかり
)
は
夜
(
よ
)
の
守
(
まも
)
り
042
蒼生
(
あをひとぐさ
)
を
撫
(
な
)
で
玉
(
たま
)
ひ
043
天勝
(
あまかつ
)
国勝国
(
くにかつくに
)
の
祖
(
おや
)
044
国治立
(
くにはるたち
)
の
大神
(
おほかみ
)
は
045
天地
(
あめつち
)
成出
(
なりで
)
し
其
(
その
)
時
(
とき
)
ゆ
046
隠身
(
すみきり
)
ましてすみ
玉
(
たま
)
ひ
047
玉留魂
(
たまつめむすび
)
の
霊徳
(
みいづ
)
以
(
も
)
て
048
海月
(
くらげ
)
の
如
(
ごと
)
く
漂
(
ただよ
)
へる
049
国土
(
くに
)
をば
造
(
つく
)
り
固
(
かた
)
めなし
050
大地
(
くぬち
)
の
海陸
(
かいりく
)
別
(
わか
)
ちまし
051
豊国主
(
とよくにぬし
)
の
大神
(
おほかみ
)
は
052
足玉魂
(
たるたまむすび
)
の
御霊徳
(
みみいづ
)
もて
053
植物
(
きくさ
)
を
生
(
う
)
み
出
(
だ
)
し
守
(
まも
)
りまし
054
葦芽
(
あしがい
)
彦遅
(
ひこぢ
)
の
大神
(
おほかみ
)
は
055
生玉魂
(
いくたまむすび
)
の
霊徳
(
みいづ
)
もて
056
あらゆる
動物
(
いけもの
)
愛
(
め
)
で
育
(
そだ
)
て
057
動
(
うご
)
く
力
(
ちから
)
は
大戸地
(
おほとのぢ
)
058
静
(
しづ
)
まる
力
(
ちから
)
は
大戸辺
(
おほとのべ
)
059
解
(
ほど
)
ける
力
(
ちから
)
は
宇比地根
(
うひぢねの
)
神
(
かみ
)
060
凝
(
かた
)
まる
力
(
ちから
)
は
須比地根
(
すひぢね
)
の
神
(
かみ
)
061
引力
(
いんりよく
)
守
(
まも
)
る
生杙
(
いくぐひの
)
神
(
かみ
)
062
弛力
(
ちりよく
)
を
守
(
まも
)
る
角杙
(
つぬぐひの
)
神
(
かみ
)
[
※
「生杙神」「角杙神」の「くひ」の字は、戦前の二版(p300)・校定版(p253)・愛世版(p249)いずれも「枠」。古事記では「杙」である。「枠」は「くい」ではなく「わく」であり、誤字だろうから、霊界物語ネットでは「杙」を使う。
]
063
合力
(
がふりよく
)
守
(
まも
)
る
面足
(
おもたるの
)
神
(
かみ
)
064
分
(
わ
)
ける
力
(
ちから
)
は
惶根
(
かしこね
)
の
065
御稜威
(
みいづ
)
を
以
(
もつ
)
て
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
の
066
すべての
物
(
もの
)
に
与
(
あた
)
へまし
067
天
(
あめ
)
と
地
(
つち
)
との
霊
(
みたま
)
をば
068
神
(
かみ
)
の
大道
(
おほぢ
)
に
依
(
よ
)
らしめ
玉
(
たま
)
ひ
069
日
(
ひ
)
の
神国
(
かみくに
)
を
治
(
しろ
)
し
召
(
め
)
す
070
神
(
かむ
)
伊邪那岐
(
いざなぎ
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
071
月
(
つき
)
の
神国
(
みくに
)
を
治
(
しろ
)
し
召
(
め
)
す
072
神
(
かむ
)
伊邪那美
(
いざなみ
)
の
大神
(
おほかみ
)
は
073
天津
(
あまつ
)
御神
(
みかみ
)
の
神勅
(
みこと
)
もて
074
天
(
あめ
)
の
瓊矛
(
ぬぼこ
)
をとりもたせ
075
千五百
(
ちいほ
)
の
秋
(
あき
)
の
瑞穂国
(
みづほくに
)
076
千足
(
ちたる
)
の
国
(
くに
)
や
浦安国
(
うらやすくに
)
と
077
完全
(
うまら
)
に
委曲
(
つばら
)
につくりなし
078
遠
(
とほ
)
き
近
(
ちか
)
きの
国々
(
くにぐに
)
に
079
国魂神
(
くにたまがみ
)
を
生
(
う
)
み
玉
(
たま
)
ひ
080
産土神
(
うぶすながみ
)
を
任
(
ま
)
けまして
081
青人草
(
あをひとぐさ
)
を
氏子
(
うぢこ
)
とし
082
各
(
おの
)
も
各
(
おの
)
もに
持
(
も
)
ち
分
(
わ
)
けて
083
親
(
した
)
しく
守
(
まも
)
らせ
給
(
たま
)
ひける
084
大御恵
(
おほみめぐみ
)
を
謹
(
つつし
)
みて
085
仰
(
あふ
)
ぎ
喜
(
よろこ
)
び
奉
(
たてまつ
)
る
086
ああ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
087
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましませよ
088
人
(
ひと
)
は
神
(
かみ
)
の
子
(
こ
)
神
(
かみ
)
の
宮
(
みや
)
089
とは
云
(
い
)
ふものの
何時
(
いつ
)
となく
090
曲津
(
まがつ
)
の
神
(
かみ
)
の
曲事
(
まがこと
)
に
091
相交
(
あひまじ
)
こりて
日
(
ひ
)
に
夜
(
よる
)
に
092
罪
(
つみ
)
や
穢
(
けがれ
)
に
沈
(
しづ
)
みつつ
093
憂瀬
(
うきせ
)
に
沈
(
しづ
)
む
憐
(
あは
)
れさを
094
愍
(
あはれ
)
み
玉
(
たま
)
ひ
厳御霊
(
いづみたま
)
095
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
大神
(
おほかみ
)
は
096
綾
(
あや
)
の
聖地
(
せいち
)
は
云
(
い
)
ふも
更
(
さら
)
097
黄金山
(
わうごんざん
)
やウブスナの
098
珍
(
うづ
)
の
真秀良場
(
まほらば
)
云
(
い
)
ふも
更
(
さら
)
099
青垣山
(
あをがきやま
)
を
周
(
めぐ
)
らせる
100
下津
(
したつ
)
岩根
(
いはね
)
の
此
(
この
)
山
(
やま
)
に
101
現
(
あら
)
はれまして
世
(
よ
)
の
人
(
ひと
)
を
102
教
(
をし
)
へ
導
(
みちび
)
き
天
(
あめ
)
の
下
(
した
)
103
四方
(
よも
)
の
国々
(
くにぐに
)
平
(
たひら
)
けく
104
いと
安
(
やす
)
らけく
治
(
をさ
)
めます
105
其
(
その
)
御恵
(
みめぐみ
)
の
万分一
(
まんぶいち
)
106
報
(
むく
)
いむ
由
(
よし
)
もなけれども
107
能
(
あた
)
ふ
限
(
かぎ
)
りの
赤心
(
まごころ
)
を
108
尽
(
つく
)
して
神
(
かみ
)
と
君
(
きみ
)
の
為
(
ため
)
109
生命
(
いのち
)
の
限
(
かぎ
)
り
仕
(
つか
)
へなむ
110
愍
(
あは
)
れみ
給
(
たま
)
へ
惟神
(
かむながら
)
111
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
平伏
(
ひれふ
)
して
112
謹
(
つつし
)
み
敬
(
ゐやま
)
ひ
願
(
ね
)
ぎ
奉
(
まつ
)
る
113
天地
(
てんち
)
初発
(
しよはつ
)
の
其
(
その
)
時
(
とき
)
ゆ
114
隠身
(
すみきり
)
玉
(
たま
)
ひし
国
(
くに
)
の
祖
(
おや
)
115
大国常立
(
おほくにとこたち
)
大神
(
おほかみ
)
の
116
御前
(
みまへ
)
にハルナ
謹
(
つつし
)
みて
117
畏
(
かしこ
)
み
畏
(
かしこ
)
み
願
(
ね
)
ぎ
申
(
まを
)
す
118
清
(
きよ
)
き
尊
(
たふと
)
き
天
(
あめ
)
が
下
(
した
)
119
四方
(
よも
)
の
御国
(
みくに
)
に
生
(
な
)
り
出
(
い
)
でし
120
青人草
(
あをひとぐさ
)
の
霊
(
みたま
)
等
(
ら
)
に
121
授
(
さづ
)
け
玉
(
たま
)
ひし
御
(
ご
)
分霊
(
ぶんれい
)
122
直日
(
なほひ
)
の
霊
(
みたま
)
を
照
(
て
)
らしつつ
123
ますます
光
(
ひか
)
り
美
(
うる
)
はしき
124
伊都能売
(
いづのめの
)
魂
(
みたま
)
となさしめよ
125
もしたまさかに
過
(
あやま
)
ちて
126
醜
(
しこ
)
の
曲津
(
まがつ
)
に
精霊
(
せいれい
)
を
127
汚
(
けが
)
し
破
(
やぶ
)
らる
事
(
こと
)
も
無
(
な
)
く
128
四魂
(
しこん
)
五情
(
ごじやう
)
の
全
(
まつた
)
けき
129
其
(
その
)
働
(
はたら
)
きによりまして
130
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
天業
(
みわざ
)
をば
131
いと
安
(
やす
)
らけく
平
(
たひ
)
らけく
132
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
らせ
玉
(
たま
)
へかし
133
如何
(
いか
)
なる
災禍
(
わざはひ
)
来
(
きた
)
るとも
134
よく
耐
(
た
)
え
忍
(
しの
)
び
人
(
ひと
)
たるの
135
尊
(
たふと
)
き
品位
(
ひんゐ
)
を
保
(
たも
)
たせて
136
神
(
かみ
)
の
玉
(
たま
)
ひし
玉
(
たま
)
の
緒
(
を
)
の
137
生命
(
いのち
)
も
長
(
なが
)
く
家
(
いへ
)
の
業
(
わざ
)
138
いやますますに
富
(
と
)
み
栄
(
さか
)
え
139
いと
美
(
うる
)
はしき
天地
(
あめつち
)
の
140
花
(
はな
)
と
現
(
あら
)
はれ
光
(
ひかり
)
となり
141
天地
(
てんち
)
の
御子
(
みこ
)
たる
身
(
み
)
の
本能
(
さが
)
を
142
発
(
ひら
)
き
上
(
あ
)
げしめ
玉
(
たま
)
へかし
143
仰
(
あふ
)
ぎ
謹
(
つつし
)
み
願
(
ねが
)
はくば
144
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
御心
(
みこころ
)
に
145
叶
(
かな
)
ひ
奉
(
まつ
)
りて
現世
(
うつしよ
)
の
146
霊
(
みたま
)
に
罪
(
つみ
)
も
穢
(
けがれ
)
なく
147
いみじき
過
(
あやま
)
ちあらしめず
148
神
(
かみ
)
の
賜
(
たま
)
ひし
精霊
(
せいれい
)
を
149
守
(
まも
)
らせ
玉
(
たま
)
へ
惟神
(
かむながら
)
150
すべての
事業
(
なりはい
)
を
営
(
いとな
)
むも
151
恩頼
(
みたまのふゆ
)
を
幸
(
さち
)
はひて
152
いと
善
(
よ
)
き
事
(
こと
)
や
正行
(
まさわざ
)
は
153
破竹
(
はちく
)
の
勇
(
いさ
)
みを
振
(
ふ
)
り
起
(
おこ
)
し
154
益々
(
ますます
)
進
(
すす
)
み
全
(
まつた
)
きの
155
域
(
さかひ
)
に
到達
(
たうたつ
)
せしめまし
156
朝
(
あさ
)
な
夕
(
ゆふ
)
なに
神
(
かみ
)
たちを
157
敬
(
ゐやま
)
ひ
奉
(
まつ
)
りわが
君
(
きみ
)
を
158
尊
(
たふと
)
み
御言
(
みこと
)
に
違
(
たが
)
ふなく
159
国
(
くに
)
の
司
(
つかさ
)
や
国民
(
くにたみ
)
の
160
務
(
つと
)
めを
全
(
まつた
)
く
遂
(
と
)
げ
完
(
を
)
ふせ
161
普
(
あまね
)
く
世人
(
よびと
)
と
親
(
した
)
しみて
162
争
(
あらそ
)
ひ
狂
(
くる
)
ふ
事
(
こと
)
もなく
163
身
(
み
)
の
過
(
あやま
)
ちは
詔直
(
のりなほ
)
し
164
善言
(
みやびの
)
美詞
(
よごと
)
を
楯
(
たて
)
として
165
神
(
かみ
)
と
人
(
ひと
)
とを
和
(
なご
)
めつつ
166
天地
(
てんち
)
に
代
(
かは
)
る
勲功
(
いさをし
)
を
167
堅磐
(
かきは
)
に
常磐
(
ときは
)
に
立
(
た
)
てさせよ
168
愛
(
めぐみ
)
も
深
(
ふか
)
き
幸魂
(
さちみたま
)
169
生
(
いき
)
とし
生
(
い
)
ける
万物
(
ばんぶつ
)
を
170
損
(
そこな
)
ひ
破
(
やぶ
)
る
事
(
こと
)
も
無
(
な
)
く
171
生成
(
せいせい
)
化育
(
くわいく
)
の
大道
(
だいだう
)
を
172
畏
(
かしこ
)
み
仕
(
つか
)
へ
奇魂
(
くしたま
)
の
173
光
(
ひか
)
りによつて
曲神
(
まがかみ
)
の
174
教
(
をしへ
)
の
真理
(
しんり
)
に
狂
(
くる
)
へるを
175
完全
(
うまら
)
に
委曲
(
つばら
)
に
悟
(
さと
)
るべく
176
直日
(
なほひ
)
の
霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひて
177
理非
(
りひ
)
曲直
(
きよくちよく
)
を
省
(
かへり
)
みつ
178
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つの
信仰
(
しんかう
)
を
179
励
(
はげ
)
ませ
玉
(
たま
)
へ
言霊
(
ことたま
)
の
180
助
(
たす
)
けに
神
(
かみ
)
の
御心
(
みこころ
)
を
181
覚
(
さと
)
りて
心
(
こころ
)
を
練
(
ね
)
り
鍛
(
きた
)
へ
182
吾
(
わ
)
が
身
(
み
)
に
触
(
ふ
)
るる
許々多久
(
ここたく
)
の
183
罪
(
つみ
)
や
穢
(
けがれ
)
も
村肝
(
むらきも
)
の
184
心
(
こころ
)
に
思
(
おも
)
ふ
迷
(
まよ
)
ひをも
185
祓
(
はら
)
ひ
退
(
やら
)
はせ
玉
(
たま
)
へかし
186
ビクトル
山
(
さん
)
の
永久
(
とこしへ
)
に
187
ビクとも
動
(
うご
)
かぬ
其
(
その
)
如
(
ごと
)
く
188
ライオン
河
(
がは
)
の
其
(
その
)
流
(
なが
)
れ
189
いや
永久
(
とこしへ
)
に
清
(
きよ
)
き
如
(
ごと
)
190
動
(
うご
)
かず
変
(
かは
)
らず
息長
(
おきなが
)
く
191
いと
偉大
(
たくま
)
しくあらしめ
給
(
たま
)
へ
192
世
(
よ
)
の
長人
(
ながひと
)
よ
遠人
(
とほひと
)
と
193
生命
(
いのち
)
を
保
(
たも
)
ち
健全
(
まめやか
)
に
194
五倫
(
ごりん
)
五常
(
ごじやう
)
を
守
(
まも
)
りつつ
195
公共
(
こうきよう
)
のために
美
(
うる
)
はしき
196
功績
(
いさを
)
を
万世
(
ばんせ
)
に
相伝
(
あひつた
)
へ
197
天地
(
てんち
)
の
御子
(
みこ
)
と
生
(
うま
)
れたる
198
務
(
つと
)
めを
尽
(
つく
)
させ
玉
(
たま
)
へかし
199
ああ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
200
すべての
感謝
(
かんしや
)
とわが
祈
(
いの
)
り
201
神世
(
かみよ
)
の
昔
(
むかし
)
高天
(
たかま
)
にて
202
千座
(
ちくら
)
の
置戸
(
おきど
)
を
負
(
お
)
ひ
玉
(
たま
)
ひ
203
大和田原
(
おほわだなか
)
の
一
(
ひと
)
つ
島
(
じま
)
204
退
(
やら
)
はれ
玉
(
たま
)
ひて
天津罪
(
あまつつみ
)
205
国津
(
くにつ
)
罪咎
(
つみとが
)
許々多久
(
ここたく
)
の
206
穢
(
けがれ
)
を
祓
(
はら
)
ひ
玉
(
たま
)
ひたる
207
現世
(
うつしよ
)
幽世
(
かくりよ
)
の
守
(
まも
)
り
神
(
がみ
)
208
国常立
(
くにとこたち
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
209
豊国主
(
とよくにぬし
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
210
厳
(
いづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
211
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
212
御名
(
みな
)
に
幸
(
さち
)
はひ
聞
(
きこ
)
し
召
(
め
)
し
213
諾
(
うべな
)
ひ
玉
(
たま
)
ひ
夜
(
よ
)
の
守
(
まも
)
り
214
照
(
て
)
る
日
(
ひ
)
の
守
(
まも
)
りに
幸
(
さち
)
はへませと
215
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
平伏
(
ひれふ
)
して
216
頸
(
うな
)
ね
突抜
(
つきぬ
)
き
願
(
ね
)
ぎ
奉
(
まつ
)
る
217
ああ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
218
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましませよ』
219
カルナ
姫
(
ひめ
)
は
又
(
また
)
歌
(
うた
)
ふ。
220
カルナ姫
『
右守司
(
うもりつかさ
)
の
妹
(
いもうと
)
と
221
なりて
生
(
うま
)
れしカルナ
姫
(
ひめ
)
222
今日
(
けふ
)
のよき
日
(
ひ
)
のよき
時
(
とき
)
に
223
いとなみ
玉
(
たま
)
ひし
御
(
おん
)
祭
(
まつ
)
り
224
謹
(
つつし
)
み
敬
(
ゐやま
)
ひ
祝
(
ほ
)
ぎ
奉
(
まつ
)
る
225
神
(
かみ
)
の
守
(
まも
)
りしビクの
国
(
くに
)
226
思
(
おも
)
ひがけなきバラモンの
227
鬼春別
(
おにはるわけ
)
や
久米彦
(
くめひこ
)
が
228
数多
(
あまた
)
の
軍勢
(
ぐんぜい
)
引率
(
ひきつ
)
れて
229
短兵急
(
たんぺいきふ
)
に
攻
(
せ
)
めよする
230
右守
(
うもり
)
の
司
(
かみ
)
の
吾
(
わ
)
が
兄
(
あに
)
は
231
卑怯
(
ひけふ
)
未練
(
みれん
)
に
腰
(
こし
)
ぬかし
232
見
(
み
)
す
見
(
み
)
す
敵
(
てき
)
に
本城
(
ほんじやう
)
を
233
蹂躙
(
じうりん
)
されし
悔
(
くや
)
しさよ
234
吾
(
わ
)
が
背
(
せ
)
の
君
(
きみ
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
235
ヒルナの
姫
(
ひめ
)
に
従
(
したが
)
ひて
236
寄
(
よ
)
せ
来
(
く
)
る
敵
(
てき
)
に
打向
(
うちむ
)
かひ
237
獅子
(
しし
)
奮迅
(
ふんじん
)
の
活動
(
くわつどう
)
を
238
試
(
こころ
)
みたれど
如何
(
いか
)
にせむ
239
雲霞
(
うんか
)
の
如
(
ごと
)
き
敵兵
(
てきへい
)
を
240
支
(
ささ
)
ふる
由
(
よし
)
も
無
(
な
)
きままに
241
忽
(
たちま
)
ち
一計
(
いつけい
)
案出
(
あんしゆつ
)
し
242
巡礼姿
(
じゆんれいすがた
)
となり
代
(
かは
)
り
243
わざとに
敵
(
てき
)
に
担
(
かつ
)
がれて
244
両将軍
(
りやうしやうぐん
)
の
陣営
(
ぢんえい
)
に
245
送
(
おく
)
られたりし
其
(
その
)
時
(
とき
)
の
246
心
(
こころ
)
を
思
(
おも
)
ひ
廻
(
めぐ
)
らせば
247
剣
(
つるぎ
)
を
渡
(
わた
)
りし
心地
(
ここち
)
なり
248
ああ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
249
かかる
危
(
あやふ
)
き
離
(
はな
)
れ
業
(
わざ
)
250
守
(
まも
)
らせ
玉
(
たま
)
ひ
抜群
(
ばつぐん
)
の
251
勲功
(
いさを
)
を
立
(
た
)
てさせ
玉
(
たま
)
ひたる
252
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
ぞ
尊
(
たふと
)
けれ
253
一旦
(
いつたん
)
敵
(
てき
)
は
退却
(
たいきやく
)
し
254
ヤレ
嬉
(
うれ
)
しやと
思
(
おも
)
ふ
間
(
ま
)
も
255
あらせず
右守
(
うもり
)
の
叛軍
(
はんぐん
)
は
256
三千
(
さんぜん
)
余
(
よ
)
騎
(
き
)
を
従
(
したが
)
へて
257
再
(
ふたた
)
び
謀叛
(
むほん
)
の
旗
(
はた
)
を
挙
(
あ
)
げ
258
旗鼓
(
きこ
)
堂々
(
だうだう
)
と
攻
(
せ
)
め
来
(
きた
)
る
259
一
(
ひと
)
つ
免
(
のが
)
れて
又
(
また
)
一
(
ひと
)
つ
260
如何
(
いかが
)
はせむと
城内
(
じやうない
)
の
261
守将
(
しゆしやう
)
は
案
(
あん
)
じ
煩
(
わづら
)
ひつ
262
わが
背
(
せ
)
の
君
(
きみ
)
は
全軍
(
ぜんぐん
)
を
263
指揮
(
しき
)
して
防
(
ふせ
)
ぎ
戦
(
たたか
)
へど
264
勝
(
かち
)
に
乗
(
の
)
つたる
叛軍
(
はんぐん
)
は
265
退
(
ひ
)
く
由
(
よし
)
さへも
見
(
み
)
えざりき
266
かかる
処
(
ところ
)
へ
久方
(
ひさかた
)
の
267
天
(
あめ
)
の
八重雲
(
やへぐも
)
かきわけて
268
下
(
くだ
)
らせ
玉
(
たま
)
ふ
三五
(
あななひ
)
の
269
神
(
かみ
)
の
使
(
つかひ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
270
治国別
(
はるくにわけ
)
の
一行
(
いつかう
)
が
271
生言霊
(
いくことたま
)
の
幸
(
さちは
)
ひに
272
心
(
こころ
)
汚
(
きたな
)
き
右守司
(
うもりがみ
)
273
ベルツを
始
(
はじ
)
めシエールまで
274
威勢
(
ゐせい
)
に
打
(
う
)
たれて
顛倒
(
てんたう
)
し
275
身動
(
みうご
)
きならぬあさましさ
276
ヒルナの
姫
(
ひめ
)
に
従
(
したが
)
ひて
277
駒
(
こま
)
に
跨
(
またが
)
り
猪倉
(
ゐのくら
)
の
278
峠
(
たうげ
)
を
後
(
あと
)
にカツカツと
279
蹄
(
ひづめ
)
の
音
(
おと
)
も
急
(
いそ
)
がしく
280
帰
(
かへ
)
りて
見
(
み
)
れば
城内
(
じやうない
)
は
281
修羅
(
しゆら
)
の
巷
(
ちまた
)
と
成
(
な
)
り
果
(
は
)
てぬ
282
表門
(
おもてもん
)
には
宣伝使
(
せんでんし
)
283
裏門
(
うらもん
)
よりはヒルナ
姫
(
ひめ
)
284
妾
(
わらは
)
と
共
(
とも
)
に
攻
(
せ
)
めよせて
285
敵
(
てき
)
を
残
(
のこ
)
らず
追
(
お
)
ひ
散
(
ち
)
らし
286
再
(
ふたた
)
び
天下
(
てんか
)
太平
(
たいへい
)
の
287
曙光
(
しよくわう
)
を
仰
(
あふ
)
ぎし
有難
(
ありがた
)
さ
288
旭
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
るとも
曇
(
くも
)
るとも
289
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つとも
虧
(
か
)
くるとも
290
仮令
(
たとへ
)
天地
(
てんち
)
は
覆
(
かへ
)
るとも
291
誠
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
恵
(
めぐ
)
み
292
幾千代
(
いくちよ
)
迄
(
まで
)
も
忘
(
わす
)
るまじ
293
ヒルナの
姫
(
ひめ
)
の
願
(
ねが
)
ひにて
294
此
(
この
)
聖場
(
せいぢやう
)
に
宮柱
(
みやばしら
)
295
太
(
ふと
)
しき
立
(
た
)
てて
大神
(
おほかみ
)
を
296
斎
(
いつ
)
き
奉
(
まつ
)
りし
嬉
(
うれ
)
しさは
297
天国
(
てんごく
)
浄土
(
じやうど
)
が
目
(
ま
)
の
当
(
あた
)
り
298
開
(
ひら
)
き
初
(
そ
)
めたる
心地
(
ここち
)
なり
299
ああ
皇神
(
すめかみ
)
よ
皇神
(
すめかみ
)
よ
300
恩頼
(
みたまのふゆ
)
を
垂
(
た
)
れ
玉
(
たま
)
ひ
301
ビクの
御国
(
みくに
)
の
刹帝利
(
せつていり
)
302
百
(
もも
)
の
司
(
つかさ
)
は
云
(
い
)
ふも
更
(
さら
)
303
万
(
よろづ
)
の
民
(
たみ
)
を
平
(
たひら
)
けく
304
いと
安
(
やす
)
らけく
永久
(
とこしへ
)
に
305
守
(
まも
)
らせ
玉
(
たま
)
へ
惟神
(
かむながら
)
306
御前
(
みまへ
)
に
謹
(
つつし
)
み
願
(
ね
)
ぎ
奉
(
まつ
)
る』
307
竜彦
(
たつひこ
)
『
天地
(
あめつち
)
の
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
宮柱
(
みやばしら
)
308
太
(
ふと
)
しく
立
(
た
)
ちし
今日
(
けふ
)
ぞ
嬉
(
うれ
)
しき。
309
天地
(
あめつち
)
の
神
(
かみ
)
も
諾
(
うべな
)
ひ
玉
(
たま
)
ふらむ
310
百
(
もも
)
の
司
(
つかさ
)
の
誠心
(
まことごころ
)
を。
311
古
(
いにしへ
)
の
神代
(
かみよ
)
の
儘
(
まま
)
のビクの
国
(
くに
)
312
立直
(
たてなほ
)
したる
今日
(
けふ
)
ぞ
嬉
(
うれ
)
しき』
313
万公
(
まんこう
)
『
千代
(
ちよ
)
八千代
(
やちよ
)
万代
(
よろづよ
)
迄
(
まで
)
と
祈
(
いの
)
るかな
314
ビクの
御国
(
みくに
)
の
栄
(
さか
)
えまさむを。
315
治国別
(
はるくにわけ
)
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
に
従
(
したが
)
ひて
316
今日
(
けふ
)
の
祭
(
まつり
)
に
会
(
あ
)
ふぞ
嬉
(
うれ
)
しき。
317
ビクの
国
(
くに
)
治
(
をさ
)
め
玉
(
たま
)
へる
刹帝利
(
せつていり
)
318
君
(
きみ
)
の
誠
(
まこと
)
は
神
(
かみ
)
もめでなむ。
319
君
(
きみ
)
は
今
(
いま
)
七十路
(
ななそじ
)
の
坂
(
さか
)
を
越
(
こ
)
えませど
320
万代
(
よろづよ
)
までと
祈
(
いの
)
る
万公
(
まんこう
)
。
321
万
(
まん
)
年
(
ねん
)
の
生命
(
いのち
)
を
保
(
たも
)
ちビクの
国
(
くに
)
に
322
臨
(
のぞ
)
ませ
玉
(
たま
)
へ
刹帝利
(
せつていり
)
の
君
(
きみ
)
』
323
治国別
(
はるくにわけ
)
『
千早
(
ちはや
)
振
(
ふ
)
る
神
(
かみ
)
の
御稜威
(
みいづ
)
の
高
(
たか
)
くして
324
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
りぬ
玉
(
たま
)
の
宮居
(
みやゐ
)
を。
325
ヒルナ
姫
(
ひめ
)
助
(
たす
)
け
玉
(
たま
)
へるビクの
国
(
くに
)
は
326
夜
(
よる
)
なき
国
(
くに
)
と
栄
(
さか
)
えますらむ。
327
暗
(
やみ
)
の
夜
(
よ
)
も
治国別
(
はるくにわけ
)
の
神司
(
かむつかさ
)
328
ビクの
御国
(
みくに
)
の
万代
(
よろづよ
)
祈
(
いの
)
る』
329
斯
(
か
)
く
各
(
おのおの
)
祝歌
(
しゆくか
)
を
奉
(
たてまつ
)
り
目出度
(
めでた
)
く
遷座
(
せんざ
)
の
式
(
しき
)
を
終
(
をは
)
り、
330
次
(
つ
)
いでホーフスに
於
(
おい
)
て
大直会
(
おほなほらひ
)
の
宴
(
えん
)
を
開
(
ひら
)
かるる
事
(
こと
)
となつた。
331
(
大正一二・二・二三
旧一・八
於竜宮館
外山豊二
録)
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