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第69巻(申の巻)
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第71巻(戌の巻)
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天祥地瑞
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第74巻(丑の巻)
第75巻(寅の巻)
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第77巻(辰の巻)
第78巻(巳の巻)
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第54巻(巳の巻)
序文
総説
第1篇 神授の継嗣
01 子宝
〔1387〕
02 日出前
〔1388〕
03 懸引
〔1389〕
04 理妻
〔1390〕
05 万違
〔1391〕
06 執念
〔1392〕
第2篇 恋愛無涯
07 婚談
〔1393〕
08 祝莚
〔1394〕
09 花祝
〔1395〕
10 万亀柱
〔1396〕
第3篇 猪倉城寨
11 道晴別
〔1397〕
12 妖瞑酒
〔1398〕
13 岩情
〔1399〕
14 暗窟
〔1400〕
第4篇 関所の玉石
15 愚恋
〔1401〕
16 百円
〔1402〕
17 火救団
〔1403〕
第5篇 神光増進
18 真信
〔1404〕
19 流調
〔1405〕
20 建替
〔1406〕
21 鼻向
〔1407〕
22 凱旋
〔1408〕
附録 神文
余白歌
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附録
(
ふろく
)
神文
(
しんもん
)
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第54巻 真善美愛 巳の巻
篇:
後付
よみ(新仮名遣い):
章:
附録 神文
よみ(新仮名遣い):
しんもん
通し章番号:
口述日:
1923(大正12)年02月21日(旧01月6日)
口述場所:
竜宮館
筆録者:
松村真澄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1925(大正14)年3月26日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
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:
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2024-04-23 19:03:04
OBC :
rm549901
愛善世界社版:
291頁
八幡書店版:
第9輯 725頁
修補版:
校定版:
297頁
普及版:
初版:
ページ備考:
001
是
(
こ
)
の
幽斎場
(
ゆには
)
に
神術
(
かむわざ
)
を
以
(
もつ
)
て
招請奉
(
おぎまつ
)
る、
002
掛巻
(
かけまく
)
も
畏
(
かしこ
)
き、
003
独一
(
どくいつ
)
真神
(
しんしん
)
天御中主
(
あめのみなかぬしの
)
大神
(
おほかみ
)
、
004
従
(
したが
)
ひ
賜
(
たま
)
ふ
千五百
(
ちいほ
)
万
(
よろづ
)
の
天使
(
かみ
)
等
(
たち
)
、
005
一柱
(
ひとはしら
)
も
漏
(
も
)
れ
落
(
おつ
)
る
事
(
こと
)
無
(
な
)
く、
006
是
(
これ
)
の
斎庭
(
ゆには
)
に
神集
(
かむつど
)
ひに
集
(
つど
)
ひ
玉
(
たま
)
ひて、
007
正
(
ただ
)
しき
人
(
ひと
)
の
御霊
(
みたま
)
々々
(
みたま
)
に、
008
奇魂
(
くしみたま
)
神懸
(
かむがか
)
らせ
玉
(
たま
)
はむ
事
(
こと
)
を
乞祈奉
(
こひのみまつ
)
る。
009
天勝
(
あまかつ
)
国勝
(
くにかつ
)
奇魂
(
くしみたま
)
千憑彦
(
ちよりひこの
)
命
(
みこと
)
と
称
(
たた
)
へ
奉
(
まつ
)
る、
010
曽富戸
(
そほど
)
の
神
(
かみ
)
亦
(
また
)
の
御名
(
みな
)
は、
011
久延毘古
(
くへびこ
)
の
神
(
かみ
)
、
012
是
(
こ
)
の
幽斎場
(
ゆには
)
に
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
れる、
013
正
(
ただ
)
しき
信徒
(
まめひと
)
等
(
ら
)
に、
014
御霊
(
みたま
)
幸
(
さちは
)
へまして、
015
各自
(
おのも
)
各自
(
おのも
)
の
御魂
(
みたま
)
に、
016
勝
(
すぐ
)
れたる
神御魂
(
かむみたま
)
懸
(
かか
)
らせ
玉
(
たま
)
ひて、
017
今日
(
けふ
)
が
日
(
ひ
)
まで
知
(
し
)
らず
知
(
し
)
らずに
犯
(
おか
)
せる、
018
罪
(
つみ
)
穢
(
けがれ
)
過
(
あやま
)
ちを
見直
(
みなほ
)
し
聞直
(
ききなほ
)
し、
019
怠
(
おこた
)
りあるを
宥
(
ゆる
)
させ
給
(
たま
)
はむことを、
020
国
(
くに
)
の
大御祖
(
おほみおや
)
の
大前
(
おほまへ
)
に
詔
(
の
)
らせ
玉
(
たま
)
へ。
021
伊怯
(
いつたな
)
く
劣在
(
おぢな
)
き
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
は、
022
出口
(
でぐち
)
大教祖
(
おほみおや
)
の
御勲功
(
みいさをし
)
に
依
(
よ
)
り、
023
神国
(
かみくに
)
の
神典
(
みふみ
)
と、
024
大神
(
おほかみ
)
の
御諭
(
みさとし
)
を、
025
読
(
よ
)
み
窺
(
うかが
)
ひ
奉
(
まつ
)
りて、
026
天地
(
あめつち
)
の
御祖
(
みおや
)
の
神
(
かみ
)
の
御勲功
(
みいさをし
)
を
覚
(
さと
)
り、
027
国祖
(
くにのみおや
)
大国常立
(
おほくにとこたちの
)
尊
(
みこと
)
が、
028
伊邪那岐
(
いざなぎ
)
伊邪那美
(
いざなみ
)
の
二柱
(
ふたはしら
)
の
天使
(
かみ
)
に、
029
是
(
こ
)
の
漂流
(
ただよへ
)
る
地球
(
くに
)
を
修理
(
つくり
)
固成
(
かためな
)
せと、
030
天
(
あま
)
の
瓊矛
(
ぬぼこ
)
を
事依
(
ことよ
)
さし
賜
(
たま
)
ひしより、
031
その
沼矛
(
ぬぼこ
)
を
指
(
さ
)
し
下
(
お
)
ろし
塩
(
しほ
)
コヲロコヲロに
掻
(
か
)
き
鳴
(
なら
)
し
給
(
たま
)
ひて、
032
淤能碁呂
(
おのころ
)
島
(
じま
)
を
生
(
う
)
み、
033
之
(
これ
)
を
胞衣
(
えな
)
となして、
034
天
(
あめ
)
の
御柱
(
みはしら
)
国
(
くに
)
の
御柱
(
みはしら
)
を
見立
(
みた
)
て
給
(
たま
)
ひ、
035
八尋殿
(
やひろどの
)
を
化作
(
みたて
)
たまひ、
036
妹兄
(
いもせ
)
の
二柱
(
ふたはしら
)
所就
(
とつき
)
たまひて、
037
大八島
(
おほやしま
)
の
国々
(
くにぐに
)
島々
(
しまじま
)
を
生
(
う
)
み、
038
青人草
(
あをひとぐさ
)
等
(
ら
)
の
始祖
(
おや
)
等
(
たち
)
を
生
(
う
)
み
万
(
よろづ
)
の
物
(
もの
)
を
生
(
う
)
み、
039
青人草
(
あをひとぐさ
)
を
恵
(
めぐ
)
み
撫
(
な
)
で
愛
(
いつく
)
しみ
給
(
たま
)
はむが
為
(
ため
)
に、
040
日月
(
ひつき
)
国土
(
くぬち
)
を
生
(
う
)
み
給
(
たま
)
ひて、
041
各自
(
おのも
)
各自
(
おのも
)
其
(
そ
)
の
神業
(
みわざ
)
を
別
(
わ
)
け
依
(
よ
)
さし
玉
(
たま
)
ひ、
042
万
(
よろづ
)
の
事
(
こと
)
を
始
(
はじ
)
め
玉
(
たま
)
ひて、
043
為
(
な
)
しと
為
(
な
)
し
勤
(
いそ
)
しみ
玉
(
たま
)
へる
事毎
(
ことごと
)
に、
044
天津
(
あまつ
)
御祖
(
みおやの
)
神
(
かみ
)
、
045
国津
(
くにつ
)
御祖神
(
みおやのかみ
)
等
(
たち
)
の
大御心
(
おほみこころ
)
を
御心
(
みこころ
)
として、
046
青人草
(
あをひとぐさ
)
を
恵
(
めぐ
)
み
玉
(
たま
)
ひ
愛
(
うる
)
はしみ、
047
弥益
(
いやます
)
に
蕃息
(
うまはり
)
栄
(
さか
)
ゆべく、
048
功竟
(
ことを
)
へ
玉
(
たま
)
ひしを
初
(
はじ
)
め、
049
天津
(
あまつ
)
御祖
(
みおやの
)
神
(
かみ
)
其
(
そ
)
の
御神業
(
みみわざ
)
を
受持
(
うけも
)
ちて、
050
天津国
(
あまつくに
)
を
知
(
し
)
ろしめし、
051
五穀物
(
たなつもの
)
の
種
(
たね
)
を
御覧
(
みそなは
)
して、
052
此
(
こ
)
のものは
現
(
うつ
)
しき
青人草
(
あをひとぐさ
)
の
食
(
くひ
)
て
活
(
い
)
くべき
物
(
もの
)
ぞと
詔
(
の
)
りて、
053
四方
(
よも
)
の
国
(
くに
)
に
植
(
う
)
ゑ
生
(
おう
)
したまひ、
054
天
(
あめ
)
の
下
(
した
)
の
荒振神
(
あらぶるかみ
)
達
(
たち
)
をば
神払
(
かむはら
)
ひに
払
(
はら
)
ひて、
055
語問
(
ことと
)
ひし
岩根
(
いはね
)
木根
(
きね
)
立草
(
たちくさ
)
の
片葉
(
かきは
)
をも
語止
(
ことや
)
めて、
056
幽
(
かく
)
り
事
(
ごと
)
は、
057
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのをの
)
命
(
みこと
)
の
御子
(
みこ
)
杵築
(
きづき
)
の
大神
(
おほかみ
)
に
言依
(
ことよ
)
さし
治
(
をさ
)
めしめ、
058
皇御孫
(
すめみまの
)
命
(
みこと
)
を、
059
天津
(
あまつ
)
日嗣
(
ひつぎ
)
の
高御座
(
たかみくら
)
に
坐
(
ま
)
せ
奉
(
まつ
)
りて、
060
万千秋
(
よろづちあき
)
の
長
(
なが
)
五百秋
(
いほあき
)
に、
061
大八嶋
(
おほやしま
)
の
国
(
くに
)
を
安国
(
やすくに
)
と
平
(
たひら
)
けく
治
(
をさ
)
め
玉
(
たま
)
へと、
062
天降
(
あまくだ
)
し
依
(
よ
)
さし
奉
(
まつ
)
り
顕明事
(
あらはこと
)
、
063
知
(
し
)
ろしめさしめ
玉
(
たま
)
へる
時
(
とき
)
に、
064
神漏岐
(
かむろぎ
)
、
065
神漏美
(
かむろみ
)
の
命
(
みこと
)
の
御
(
おん
)
言
(
こと
)
依
(
よ
)
さしませる、
066
天津
(
あまつ
)
祝詞
(
のりと
)
の
太祝詞
(
ふとのりと
)
に
依
(
よ
)
りて、
067
皇御孫
(
すめみまの
)
命
(
みこと
)
の
御代
(
みよ
)
々々
(
みよ
)
、
068
天津
(
あまつ
)
神社
(
やしろ
)
国津
(
くにつ
)
神社
(
やしろ
)
を
斎
(
いは
)
ひ、
069
神祭
(
かみまつ
)
りを
専
(
もは
)
らとして、
070
天
(
あめ
)
の
下
(
した
)
四方
(
よも
)
の
国
(
くに
)
を
治
(
をさ
)
め、
071
大御
(
おほみ
)
田族
(
たから
)
を
恵
(
めぐ
)
み
撫
(
な
)
で
給
(
たま
)
ふ
事
(
こと
)
なも、
072
天津
(
あまつ
)
御祖
(
みおや
)
の
神
(
かみ
)
、
073
国津
(
くにつ
)
御祖
(
みおや
)
の
神
(
かみ
)
の
伝
(
つた
)
へ
玉
(
たま
)
へる
道
(
みち
)
の
大本
(
おほもと
)
にして、
074
其
(
そ
)
の
御任
(
みよさし
)
のまにまに、
075
天津
(
あまつ
)
神
(
かみ
)
国津神
(
くにつかみ
)
達
(
たち
)
受持
(
うけも
)
ちて
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
の
有
(
あ
)
りと
有
(
あ
)
りの
悉
(
ことごと
)
は、
076
皇神
(
すめかみ
)
の
大御業
(
おほみわざ
)
に
漏
(
も
)
るる
事
(
こと
)
なく
遺
(
おつ
)
る
事
(
こと
)
無
(
な
)
く、
077
広
(
ひろ
)
く
厚
(
あつ
)
く
恩頼
(
みたまのふゆ
)
を
蒙
(
かかぶ
)
りて、
078
有
(
あ
)
る
縁由
(
ことのよし
)
を
確
(
たし
)
に
窺
(
うかが
)
ひ
得
(
え
)
て、
079
戴
(
いなだき
)
に
尊
(
たふと
)
み
辱
(
かたじけ
)
なみ、
080
赤誠
(
まごころ
)
を
以
(
も
)
て
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
るべきにこそ、
081
青人草
(
あをひとぐさ
)
の
勤
(
つと
)
めならめ。
082
然
(
しか
)
るに
中津
(
なかつ
)
御代
(
みよ
)
より、
083
邪
(
よこ
)
さの
教説
(
をしへごと
)
ども
伝
(
つた
)
はり
来
(
き
)
たり
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
が
祖先
(
おや
)
たち
世人
(
よびと
)
諸共
(
もろとも
)
に、
084
心
(
こころ
)
は
漸
(
やうや
)
く
邪神
(
まがみ
)
の
風習
(
ならはし
)
に
移
(
うつ
)
ろひ、
085
異
(
け
)
しき
卑
(
いや
)
しき
蕃神
(
からかみ
)
を
専
(
もは
)
らと
斎
(
いつ
)
き
奉
(
まつ
)
りて、
086
高
(
たか
)
く
尊
(
たふと
)
き
天地
(
あめつち
)
の
御祖神
(
みおやがみ
)
等
(
たち
)
の、
087
厳
(
いづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
幸
(
さちは
)
ひに
依
(
よ
)
りて、
088
惟神
(
かむながら
)
の
大道
(
おほみち
)
の
中
(
なか
)
に
生
(
うま
)
れ
出
(
い
)
で、
089
食物
(
をしもの
)
衣服
(
きもの
)
住
(
す
)
む
家
(
いへ
)
等
(
ら
)
為
(
な
)
しと
為
(
な
)
す
事毎
(
ことごと
)
に
大御恵
(
おほみめぐみ
)
を
蒙
(
かかぶ
)
りつつも、
090
然
(
しか
)
は
思
(
おも
)
ひ
奉
(
まつ
)
らず、
091
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
を
粗略
(
おろそか
)
に
思
(
おも
)
ひ
居
(
を
)
る
人々
(
ひとびと
)
どもも
多
(
おほ
)
く
出
(
い
)
で
来
(
きた
)
り
神
(
かみ
)
に
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
る
事
(
こと
)
も
追々
(
おひおひ
)
に
廃
(
すた
)
れて、
092
天津
(
あまつ
)
神社
(
やしろ
)
国津
(
くにつ
)
神社
(
やしろ
)
も
衰
(
おとろ
)
へ
坐
(
ま
)
せるに
依
(
よ
)
りて、
093
皇神
(
すめみかみ
)
等
(
たち
)
は
弥放
(
いやさか
)
りに
放
(
さか
)
り
坐
(
ま
)
し、
094
神
(
かみ
)
の
稜威
(
みいづ
)
も
隠
(
かく
)
ろひまし、
095
邪神
(
まがかみ
)
は
所
(
ところ
)
を
得
(
え
)
つつ、
096
大神
(
おほかみ
)
を
潜
(
ひそ
)
めおきて
世人
(
よびと
)
を
欺
(
あざむ
)
き
美
(
うる
)
はしき
神
(
かみ
)
の
御国
(
みくに
)
を
乱
(
みだ
)
したるこそ
憤
(
いきど
)
うろしく
慷慨
(
うれた
)
く
思
(
おも
)
ふの
余
(
あま
)
り、
097
大本皇
(
おほもとすめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
御教
(
みをしへ
)
を
能
(
よ
)
く
説明
(
ときあか
)
して、
098
世人
(
よびと
)
に
普
(
あまね
)
く
大神
(
おほかみ
)
等
(
たち
)
の
御恵
(
みめぐ
)
みの
辱
(
かたじけな
)
き
尊
(
たふと
)
き、
099
大本
(
おほもと
)
の
由緒
(
いはれ
)
を
説
(
と
)
き
諭
(
さと
)
す
神
(
かみ
)
の
御柱
(
みはしら
)
となるべく、
100
この
幽斎場
(
ゆには
)
に
在
(
あ
)
る
信人
(
まめひと
)
、
101
又
(
また
)
其
(
そ
)
の
守護神
(
まもりがみ
)
に
聞
(
きこ
)
しめさへと
宣
(
の
)
る。
102
信人
(
まめひと
)
よ、
103
守護神
(
まもりがみ
)
よ、
104
此
(
この
)
時
(
とき
)
この
砌
(
みぎ
)
り、
105
各自
(
おのも
)
々々
(
おのも
)
霊
(
たま
)
の
柱
(
みはしら
)
立
(
た
)
て
固
(
かた
)
めて、
106
厳
(
いづ
)
の
御霊
(
みたま
)
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
教
(
をしへ
)
を
以
(
も
)
ちて、
107
猶
(
なほ
)
この
行先
(
ゆくさき
)
も、
108
如何
(
いか
)
なる
異
(
け
)
しき
思想論説
(
こと
)
ども
蔓
(
はびこ
)
り
来
(
きた
)
るとも、
109
相交
(
あひまじ
)
らひ
相口会
(
あひくちあ
)
ふこと
勿
(
なか
)
れ。
110
辞別
(
ことわ
)
けて
天地
(
あめつち
)
の
大神
(
おほかみ
)
等
(
たち
)
、
111
三千歳
(
みちとせ
)
の
長
(
なが
)
き
年月
(
としつき
)
天地
(
みくに
)
を
清
(
きよ
)
めて、
112
安国
(
やすくに
)
と
平
(
たひら
)
けく
知
(
し
)
ろしめすべく、
113
世
(
よ
)
に
隠
(
かく
)
れて
事計
(
ことはか
)
り
給
(
たま
)
へりし、
114
国
(
くに
)
の
大御祖
(
おほみおや
)
大国常立
(
おほくにとこたちの
)
大神
(
おほかみ
)
、
115
亦
(
また
)
教
(
をしへ
)
の
柱
(
はしら
)
なる
惟神
(
かむながら
)
真道
(
まみち
)
弥広
(
いやひろ
)
大出口
(
おほいつき
)
国直霊主
(
くになおひぬしの
)
命
(
みこと
)
の、
116
神随
(
かむながら
)
の
御教
(
みをしへ
)
のまにまに、
117
幸
(
さきは
)
へまし
荒振神
(
あらぶるかみ
)
等
(
たち
)
御霊
(
みたま
)
等
(
たち
)
は、
118
皆
(
みな
)
御心
(
みこころ
)
を
直
(
なほ
)
し
和
(
なご
)
めまして、
119
善
(
うるは
)
しき
心
(
こころ
)
を
振
(
ふ
)
り
興
(
おこ
)
しませ。
120
中津
(
なかつ
)
御代
(
みよ
)
より、
121
人
(
ひと
)
の
心
(
こころ
)
の
随々
(
まにまに
)
何事
(
なにごと
)
も
行
(
おこな
)
はしめて、
122
大神
(
おほかみ
)
等
(
たち
)
も
神習
(
かむながら
)
と
宥
(
なだ
)
め
給
(
たま
)
ひて、
123
用
(
もち
)
ひしめ
玉
(
たま
)
へる
蕃国々
(
からくにぐに
)
の
事
(
こと
)
どもの、
124
天地
(
あめつち
)
の
神
(
かみ
)
の
大道
(
おほみち
)
に
甚
(
いた
)
く
違
(
たが
)
へる
非事
(
ひがごと
)
は
神
(
かみ
)
より
糺
(
ただ
)
し
改
(
あらた
)
めて
退
(
しりぞ
)
けしめ
給
(
たま
)
へ。
125
天地
(
あめつち
)
の
大神
(
おほかみ
)
等
(
たち
)
、
126
神代
(
かみよ
)
の
随
(
まま
)
の
大稜威
(
おほみいづ
)
を
振
(
ふ
)
り
起
(
おこ
)
して、
127
各自
(
おのも
)
々々
(
おのも
)
掌分
(
しりわけ
)
たまふ
功徳
(
いさを
)
の
任
(
ま
)
に
任
(
ま
)
に、
128
相
(
あひ
)
宇豆那比
(
うづなひ
)
相交
(
あひまじ
)
こり
相口会
(
あひくちあ
)
へ
玉
(
たま
)
ひて、
129
今
(
これ
)
迄
(
まで
)
に
神
(
かみ
)
の
大道
(
おほみち
)
を
知
(
し
)
らず、
130
惟神
(
かむながら
)
の
大本
(
おほもと
)
を、
131
弁
(
わきま
)
へずして、
132
過失
(
あやまち
)
犯
(
おか
)
せる
雑々
(
くさぐさ
)
の
罪
(
つみ
)
怠
(
おこた
)
り
穢
(
けがれ
)
を
祓
(
はら
)
ひ
退
(
しりぞ
)
け、
133
神
(
かみ
)
の
子
(
みこ
)
たる
道
(
みち
)
に
天
(
あめ
)
の
下
(
した
)
の
人草
(
ひとぐさ
)
を
導
(
みちび
)
き
給
(
たま
)
へ、
134
亦
(
また
)
人草
(
ひとぐさ
)
の
今
(
いま
)
も
猶
(
な
)
ほ
日
(
ひ
)
に
夜
(
よ
)
に
過失
(
あやまち
)
犯
(
おか
)
す
事
(
こと
)
の
在
(
あ
)
らむをば、
135
神直日
(
かむなほひ
)
大直日
(
おほなほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
し
聞直
(
ききなほ
)
し
宥
(
なご
)
め
許
(
ゆる
)
して
清
(
きよ
)
めしめ
給
(
たま
)
へ、
136
神
(
かみ
)
の
神典
(
みふみ
)
は
更
(
さら
)
なり
大本
(
おほもと
)
の
国之
(
くにの
)
御祖
(
みおや
)
の
御神諭
(
みさとし
)
は、
137
漏
(
も
)
らす
事
(
こと
)
無
(
な
)
く
過
(
あやま
)
つ
事
(
こと
)
無
(
な
)
く、
138
正語
(
まさごと
)
を
正語
(
まさごと
)
と
覚
(
さと
)
らしめ
給
(
たま
)
へ、
139
亦
(
ま
)
た
教司
(
をしへつかさ
)
等
(
ら
)
の
説
(
と
)
き
誤
(
あやま
)
りあらば、
140
次々
(
つぎつぎ
)
に
思
(
おも
)
ひ
得
(
え
)
て、
141
疾
(
と
)
く
改
(
あらた
)
め
直
(
なほ
)
さしめ
玉
(
たま
)
へ、
142
足
(
あし
)
は
歩
(
あゆ
)
まねども、
143
天
(
あめ
)
の
下
(
した
)
の
事
(
こと
)
どもは
悉
(
ことごと
)
に
神
(
かみ
)
の
霊徳
(
みいづ
)
によりて
知
(
し
)
らしめ
給
(
たま
)
へ、
144
外国
(
とつくに
)
の
教
(
をしへ
)
にもあれ、
145
正語
(
まさごと
)
は
正語
(
まさごと
)
としてひらひ
得
(
え
)
さしめたまへ、
146
高天
(
たかあま
)
の
神祖
(
かぶろ
)
の
神
(
かみ
)
の
産霊
(
むすび
)
に
造
(
つく
)
り
給
(
たま
)
ひて、
147
尊
(
たふと
)
き
神霊
(
みたま
)
を
分賦
(
くま
)
り
与
(
あた
)
へ
玉
(
たま
)
へる、
148
神
(
かみ
)
の
宮居
(
みやゐ
)
として
神懸
(
かむがか
)
り
玉
(
たま
)
ひて、
149
神
(
かみ
)
の
大道
(
おほみち
)
を
好
(
この
)
む
良
(
よ
)
き
信人
(
まめひと
)
と
為
(
な
)
さしめ
玉
(
たま
)
へ、
150
二度目
(
このたび
)
の
天
(
あま
)
の
岩戸
(
いはと
)
を
開
(
ひら
)
かむ
道
(
みち
)
に
仕
(
つか
)
へて、
151
御代
(
みよ
)
の
太
(
ふと
)
き
御柱
(
みはしら
)
の
教
(
をしへ
)
に
入
(
い
)
れしめ
玉
(
たま
)
へ、
152
掛巻
(
かけまく
)
も
畏
(
かしこ
)
けれども、
153
吾々
(
われわれ
)
青人草
(
あをひとぐさ
)
の
霊魂
(
みたま
)
は
乃
(
すなは
)
ち
神
(
かみ
)
の
分霊
(
わけみたま
)
にしあれば、
154
幽
(
かく
)
り
事
(
ごと
)
神事
(
かみごと
)
をも
知
(
し
)
らるる
限
(
かぎ
)
りは
知
(
し
)
らしめ
玉
(
たま
)
ひて、
155
此
(
この
)
世
(
よ
)
ながらに
神
(
かみ
)
にもまみえ
奉
(
まつ
)
り、
156
亦
(
また
)
生
(
い
)
ける
神
(
かみ
)
とならしめ
玉
(
たま
)
ひて、
157
世
(
よ
)
の
為
(
た
)
め
道
(
みち
)
の
為
(
ため
)
に
祈
(
いの
)
りと
祷
(
いの
)
る
事
(
こと
)
ども
為
(
な
)
しと
為
(
な
)
す
術
(
わざ
)
ども、
158
悉
(
ことごと
)
に
神術
(
かむわざ
)
なす
伊都速
(
いづはや
)
き
験
(
しる
)
しあらしめ
玉
(
たま
)
ひて
普
(
あまね
)
く
天
(
あめ
)
の
下
(
した
)
の
乱
(
みだ
)
れを
治
(
をさ
)
め、
159
世人
(
よびと
)
の
災難
(
わざはひ
)
を
救
(
すく
)
ふ
尊
(
たふと
)
き
人
(
ひと
)
となさしめ
玉
(
たま
)
ひて、
160
所在
(
あらゆる
)
邪神
(
まがもの
)
どもも
形
(
かたち
)
隠
(
かく
)
し
敢
(
あ
)
へず
恐
(
お
)
ぢ
怖
(
おそ
)
れしめ
給
(
たま
)
へ、
161
吾
(
われ
)
無
(
な
)
く
一向
(
ひたすら
)
に
大神
(
おほかみ
)
の
道
(
みち
)
に
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
る
身
(
み
)
は
是
(
こ
)
れ
奇魂
(
くしみたま
)
千憑彦
(
ちよりひこ
)
の
命
(
みこと
)
に
等
(
ひと
)
しければ
天地
(
あめつち
)
の
大神
(
おほかみ
)
等
(
たち
)
、
162
殊
(
こと
)
に
大国常立
(
おほくにとこたちの
)
大神
(
おほかみ
)
、
163
豊雲野
(
とよくもぬの
)
大神
(
おほかみ
)
たちを
初
(
はじ
)
め、
164
諸々
(
もろもろ
)
の
正
(
ただ
)
しき
御霊
(
みたま
)
等
(
たち
)
、
165
青人草
(
あをひとぐさ
)
と
生
(
あ
)
れ
出
(
いで
)
し、
166
之
(
こ
)
の
幽斎場
(
ゆには
)
の
人々
(
ひとびと
)
の
請願
(
こひのみ
)
奉
(
まつ
)
るまにまに、
167
霊
(
みたま
)
幸
(
さきは
)
へ
坐
(
ま
)
し
神懸
(
かみがか
)
りまして、
168
其
(
そ
)
の
御威徳
(
みゐづ
)
に
似
(
あ
)
えしめ
玉
(
たま
)
へと
大神
(
おほかみ
)
の
大前
(
おほまへ
)
に
祈
(
いの
)
り
奉
(
まつ
)
る。
169
幸
(
さいはひ
)
に
皇神
(
すめかみ
)
等
(
たち
)
の
御霊
(
みたま
)
の
御稜威
(
みみいづ
)
に
由
(
よ
)
りて、
170
神
(
かみ
)
の
世界
(
よ
)
の
尊
(
たふと
)
き
広
(
ひろ
)
き
美
(
うる
)
はしき、
171
状況
(
さま
)
を
伺
(
うかが
)
ひ
得
(
え
)
て、
172
神
(
かみ
)
と
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
と
相親
(
あひした
)
しみ、
173
睦
(
むつ
)
み、
174
神
(
かみ
)
の
御子
(
みこ
)
たる
身魂
(
みたま
)
に
立復
(
たちかへ
)
りて
邪神
(
まがみ
)
の
教
(
をしへ
)
の
侫
(
ねぢ
)
け
曲
(
まが
)
れる
徒
(
ともがら
)
の
邪
(
よこ
)
さ
説
(
ごと
)
は
次々
(
つぎつぎ
)
に
問和
(
とひやは
)
し
言向
(
ことむ
)
けて、
175
惟神
(
かむながら
)
の
大本
(
おほもと
)
の
正道
(
まさみち
)
に
趣
(
おもむ
)
かしめ、
176
同
(
おな
)
じ
心
(
こころ
)
に
神習
(
かむなら
)
はしめ
玉
(
たま
)
へ、
177
若
(
も
)
し
大神
(
おほかみ
)
の
教
(
をしへ
)
と
御国
(
みくに
)
の
法
(
のり
)
に
帰順
(
まつろは
)
ずして
四方
(
よも
)
四隅
(
よすみ
)
より、
178
荒
(
あら
)
び
疎
(
うと
)
び
来
(
く
)
る
妖鬼
(
まがもの
)
枉人
(
まがひと
)
は、
179
速
(
すみやか
)
に
追
(
お
)
ひ
退
(
しりぞ
)
け
罰
(
きた
)
めて、
180
例
(
ためし
)
のまにまに
黄泉国
(
よもつくに
)
に
逐
(
を
)
ひ
下
(
くだ
)
し、
181
大神
(
おほかみ
)
の
御稜威
(
みいづ
)
と
天皇
(
おほぎみ
)
の
御光
(
みひか
)
りを
世
(
よ
)
に
炳
(
いち
)
じるく
知
(
し
)
らしむべく
神力
(
みちから
)
を
与
(
あた
)
へ
給
(
たま
)
ひて、
182
花々
(
はなばな
)
しく
世
(
よ
)
の
為
(
ため
)
人
(
ひと
)
の
為
(
ため
)
に、
183
立働
(
たちはたら
)
かしめ
給
(
たま
)
へ。
184
常世
(
とこよ
)
の
暗
(
やみ
)
を
照
(
てら
)
し
清
(
きよ
)
むる
大神
(
おほかみ
)
の
神諭
(
みさとし
)
を、
185
普
(
あまね
)
く
広
(
ひろ
)
く
滞
(
とどこほ
)
る
事
(
こと
)
なく
美
(
うる
)
はしく、
186
世
(
よ
)
に
説
(
と
)
き
明
(
あ
)
かし、
187
世人
(
よびと
)
の
悉
(
ことごと
)
正
(
ただ
)
しき
直
(
なほ
)
き
清
(
きよ
)
き
広
(
ひろ
)
き
惟神
(
かむながら
)
の
大本
(
おほもと
)
の
教
(
をしへ
)
に
復
(
かへ
)
らしめ、
188
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
が
神国
(
みくに
)
に
尽
(
つく
)
す
麻柱
(
あななひ
)
の
誠
(
まこと
)
を、
189
最高
(
いとたか
)
き
雲
(
くも
)
の
上
(
うへ
)
にも、
190
世
(
よ
)
を
政
(
まつ
)
りごちます
公辺
(
きみのべ
)
にも、
191
伊吹
(
いぶき
)
挙
(
あ
)
げ
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
の
御国
(
みくに
)
を
思
(
おも
)
ふ
赤誠
(
まこと
)
を、
192
徒
(
ただ
)
には
捨
(
す
)
てず
採
(
と
)
り
用
(
もち
)
ゆべく
思
(
おも
)
はしめ
給
(
たま
)
へ、
193
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
信人
(
まめひと
)
が
神世
(
かみよ
)
の
由縁
(
ゆかり
)
を
畏
(
かしこ
)
み、
194
大神
(
おほかみ
)
の
御神勅
(
みのり
)
を
仕
(
つか
)
へまつりて、
195
本宮
(
ほんぐう
)
の
山
(
やま
)
に
宮柱
(
みやばしら
)
太敷
(
ふとし
)
く
立
(
た
)
て、
196
千木
(
ちぎ
)
高
(
たか
)
く
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
れる
如
(
ごと
)
く、
197
古
(
いにしへ
)
の
神
(
かみ
)
の
政
(
よ
)
に
建替
(
たてか
)
へ
立上
(
たてあ
)
げ、
198
永遠無窮
(
とこしへ
)
に
親
(
おや
)
と
子
(
こ
)
の
中
(
なか
)
は
弥睦
(
いやむつ
)
びに
親
(
むつ
)
び
栄
(
さか
)
えしめ
給
(
たま
)
へ、
199
此
(
こ
)
の
功績
(
いさを
)
を
以
(
も
)
て
罪
(
つみ
)
怠
(
おこたり
)
穢
(
けがれ
)
犯
(
おか
)
し
有
(
あ
)
るをも
宥
(
なだ
)
め
恕
(
ゆる
)
し
玉
(
たま
)
ひて、
200
大神
(
おほかみ
)
等
(
たち
)
の
御恩
(
みめぐみ
)
に
報
(
むく
)
ひしめ
玉
(
たま
)
ひ、
201
立替
(
たてかへ
)
立直
(
たてなほ
)
しの
神業
(
かむわざ
)
に
加
(
くは
)
はりて、
202
人
(
ひと
)
の
勤
(
つと
)
めの
功
(
いさを
)
為
(
な
)
し
了
(
を
)
へて、
203
現世
(
うつしよ
)
を
罷
(
まか
)
れる
後
(
のち
)
の
魂
(
たま
)
の
往
(
ゆ
)
く
方
(
かた
)
は、
204
神
(
かみ
)
の
定
(
さだ
)
めのまにまに、
205
産土
(
うぶすな
)
の
神
(
かみ
)
の
執持
(
とりも
)
ち
玉
(
たま
)
ひて、
206
大本
(
おほもと
)
大神
(
おほかみ
)
の
御許
(
みもと
)
に
参
(
まゐ
)
り
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
らしめ
給
(
たま
)
へ、
207
大神
(
おほかみ
)
の
御後
(
みしりへ
)
に
立
(
た
)
ちて、
208
高天原
(
たかあまはら
)
に
復命
(
かへりごと
)
曰
(
まを
)
さしめ
玉
(
たま
)
へ、
209
弥益々
(
いやますます
)
も
正
(
ただ
)
しき
直
(
なほ
)
き
太
(
ふと
)
き
心
(
こころ
)
を
固
(
かた
)
めて
動
(
うご
)
く
事
(
こと
)
なく、
210
天地
(
あめつち
)
の
有
(
あ
)
らむ
限
(
かぎ
)
りの
後
(
のち
)
の
世
(
よ
)
の
次々
(
つぎつぎ
)
も、
211
現世
(
うつしよ
)
に
立
(
た
)
たむ
功績
(
いさを
)
のまにまに、
212
大神
(
おほかみ
)
の
教
(
をしへ
)
を
世人
(
よびと
)
に
幸
(
さきは
)
へしめ
玉
(
たま
)
ひて、
213
邪
(
よこ
)
さの
道
(
みち
)
を
糺
(
ただ
)
し
弁
(
わきま
)
へ、
214
伊吹
(
いぶき
)
払
(
はら
)
ひ
平
(
たひら
)
げ
退
(
しりぞ
)
くる
神業
(
かむわざ
)
に
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
る
御霊
(
みたま
)
と
成
(
な
)
らしめ
玉
(
たま
)
ひ、
215
又
(
また
)
子孫
(
うみのこ
)
の
家
(
いへ
)
の
者
(
もの
)
とも
朋友
(
ともがき
)
親族
(
うからやから
)
教子
(
みちのこ
)
等
(
ら
)
の
万
(
よろづ
)
の
枉事
(
まがごと
)
罪
(
つみ
)
穢
(
けがれ
)
を、
216
払
(
はら
)
ひ
清
(
きよ
)
めて
病
(
やま
)
しき
事
(
こと
)
なく、
217
煩
(
わづら
)
はしき
事
(
こと
)
なく
睦
(
むつ
)
び
親
(
した
)
しみ、
218
諸々
(
もろもろ
)
の
義理
(
ことわり
)
に
叶
(
かな
)
へる
願事
(
ねぎごと
)
は
幸
(
さきは
)
へ
助
(
たす
)
けて、
219
大神
(
おほかみ
)
の
大道
(
おほみち
)
を
説
(
と
)
き
弘
(
ひろ
)
むる
身魂
(
みたま
)
と
生
(
い
)
かし
助
(
たす
)
け、
220
天
(
あま
)
翔
(
かけ
)
り
国
(
くに
)
翔
(
かけ
)
る
仙人
(
やまひと
)
等
(
ら
)
御霊
(
みたま
)
等
(
たち
)
を
率
(
ひき
)
ゐて、
221
世
(
よ
)
を
守
(
まも
)
る
奇魂
(
くしみたま
)
千憑彦
(
ちよりひこ
)
の
御魂
(
みたま
)
と
成
(
な
)
らしめ
賜
(
たま
)
はむ
事
(
こと
)
を、
222
高天原
(
たかあまはら
)
の
大本
(
おほもと
)
の
広庭
(
ひろには
)
に
斎廻
(
いまは
)
り
清廻
(
きよまは
)
りて、
223
天
(
あま
)
つ
御祖
(
みおや
)
の
大神
(
おほかみ
)
国
(
くに
)
の
大神祖
(
おほみおや
)
の
大神
(
おほかみ
)
、
224
大本教
(
おほもとくに
)
の
教御祖
(
をしへみおや
)
の
御前
(
みまへ
)
に、
225
慎
(
つつし
)
み
畏
(
かしこ
)
み
請
(
こひ
)
のみ
奉
(
たてまつ
)
る。
226
惟神
(
かむながら
)
霊
(
たま
)
幸倍
(
ちはへ
)
坐世
(
ませ
)
(完)
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