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第二〇章 海竜王(さあがらりうわう)〔一五二〇〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第59巻 真善美愛 戌の巻 篇:第4篇 六根猩々 よみ(新仮名遣い):ろっこんしょうじょう
章:第20章 海竜王 よみ(新仮名遣い):さあがらりゅうおう 通し章番号:1520
口述日:1923(大正12)年04月03日(旧02月18日) 口述場所:皆生温泉 浜屋 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年7月8日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
伊太彦たちは船団を出航させた。アキス、アンチーは舟歌に述懐を乗せて歌った。一行の舟は自然に猩々ヶ島に向かった。早くも正午ごろには船団は島に着いた。
見れば、島の中心に屹立する岩山に大蛇が取り巻き、猩々の群れを飲み喰らおうとしていた。これはキヨメの湖の底深く潜んでいる海竜でサァガラ竜王という。三年に一度この島に現れて、あらゆる生き物を食い尽くそうとする恐ろしい悪竜である。
今までは猩々女王が控えていたためにサァガラ竜王も島に上陸することができなかったが、女王が死んだ今、眷属たちを飲みこもうと上がってきたのであった。猩々たちは磯端に集まって、ヤッコス、ハール、サボールたちに救いを求めていた。
ヤッコスたちは自分たちもどうせ食われるならできる限り抵抗しようと覚悟を決め、磯端の石を拾って竜神に投げつけた。三百余匹の猩々たちも三人にならって石つぶてを投げ始めた。
さすがの竜王も辟易し、まず人間を倒そうと鎌首を上げて目を怒らし、隙を狙っている。伊太彦はこの様子を見ると船の先に立ちあがり天の数歌を奏上した。すると竜王の身体の各部より煙を吐きだし、鱗の間から火焔が立ち上った。
竜王はついに熱さに堪えかねて岩山から転げ落ち、湖水中深くに沈んでしまった。あたりの水は湯のように熱くなり、たくさんの魚が浮いてきた。伊太彦は魚族を助けるために天津祝詞を奏上し、天の数歌を唱えた。水は冷え、魚は動きだし、幾十万とも知れず磯端の泳ぎ来て伊太彦に感謝の意を表すごとく首を上下に振りながら、一斉に姿を水中に隠した。
ヤッコスたちは伊太彦に感謝の意を表した。伊太彦が酒樽の栓を抜かせると、猩々たちは集まってきて舟に乗り込んだ。ヤッコスたち三人も舟に乗せると、天の数歌と祝詞を唱え、船首を転じて帰路に就いた。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ:サァガラ竜王(サーガラ竜王) データ凡例: データ最終更新日:2019-05-15 04:00:17 OBC :rm5920
愛善世界社版:259頁 八幡書店版:第10輯 576頁 修補版: 校定版:274頁 普及版: 初版: ページ備考:
001猩々(しやうじやう)(しま)(わた)るべく
002使命(しめい)()けし伊太彦(いたひこ)
003アキスやカールやアンチーを
004左右(さいう)(はしら)(さだ)めつつ
005二十(にじふ)(ふね)酒樽(さかだる)
006(なかば)つめこみ四十(しじふ)(にん)
007船頭(せんどう)(えら)(あさ)まだき
008大海原(おほうなばら)(いさ)ましく
009(なみ)(つづみ)をうたせつつ
010旗鼓(きこ)堂々(だうだう)(すべ)りゆく
011折柄(をりから)(ふき)()南風(なんぷう)
012真帆(まほ)(かか)げて驀地(まつしぐら)
013一瀉(いつしや)千里(せんり)(いきほひ)
014()るも目覚(めざま)しき次第(しだい)なり。
015 アンチーは船頭頭(せんどうがしら)として、016旗艦(きかん)(さき)()ち、
 
017アンチー『ここは()()ふキヨメの(うみ)
018 (なみ)()かべる猩々(しやうじやう)(しま)
019 やらるる(この)()(いと)はねど
020 (あと)(のこ)りしバーチルさまの
021 どうして女房(にようばう)()(なが)月日(つきひ)(くら)すやら。
022 なぜなれば
023 (ひと)(からだ)(ひと)でなし
024 ぢやとて(かみ)ではない(ほど)
025 さぞや(みな)さまが(こま)るだろ
026 (あん)じすごして(ふね)()つ。
027 (ふね)()()猩々(しやうじやう)(ひめ)
028 (おく)一間(ひとま)でキヤツ キヤツ キヤツと
029 怪体(けたい)(こゑ)(はり)あげて
030 玉国別(たまくにわけ)一行(いつかう)
031 鎮魂(ちんこん)帰神(きしん)()められる
032 どうして(その)()()れるやら』
033アキス『(うち)主人(しゆじん)(えら)(ひと)
034三年(みとせ)三月(みつき)和田中(わだなか)
035猩々(しやうじやう)(しま)(あら)はれて
036(さる)(わう)をば(つま)となし
037三百(さんびやく)(あま)りの()()つて
038(ひと)つの(しま)(わう)となり
039(たれ)(はばか)らず悠々(いういう)
040(くら)(たま)ふた猛者(つはもの)
041玉国別(たまくにわけ)(かみ)(さま)
042(むか)ひの(ふね)()せられて
043アヅモス(さん)聖場(せいぢやう)
044(かへ)らせ(たま)ひし今日(けふ)()
045スマの神村(かみむら)(いさ)()
046老若(らうにやく)男女(なんによ)(わか)ちなく
047()めよ(さわ)げよと(いさ)()
048たつた一人(ひとり)のバーチルが
049(かへ)つて(ござ)つた(ばつか)りに
050イヅミの(くに)のスマの(さと)
051湿(しめ)(がち)なる草村(くさむら)
052(にはか)にかわきはしやいで
053夜明(よあけ)(ごと)くなつたぞや
054サア(これ)からは(これ)からは
055アヅモス(さん)古社(ふるやしろ)
056眷族(けんぞく)さまの木像(もくざう)
057(きざ)(なほ)して(いにしへ)
058健康体(けんかうたい)(つく)()
059()()(あし)(むし)()
060(くび)までぬけた負傷者(ふしやうしや)
061(ひと)つも(のこ)らずアヅモスの
062衛獣(ゑいじう)病院(びやうゐん)(かつ)ぎこみ
063彫刻(てうこく)医者(いしや)をば()んで()
064完全(くわんぜん)無欠(むけつ)修繕(しうぜん)
065新旧(しんきう)両派(りやうは)(むつ)まじく
066(ひと)つの(みや)(あつ)まつて
067真善(しんぜん)美愛(びあい)実況(じつきやう)
068(あら)はし(たま)()となつた
069(その)(さきが)けと吾々(われわれ)
070肝心要(かんじんかなめ)眷族(けんぞく)
071伊太彦(いたひこ)さまに(したが)ひて
072(むか)へむ(ため)二十艘(にじつそう)
073(ふね)(こしら)(なみ)(うへ)
074真帆(まほ)()げつつ(すす)むのだ
075あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
076(かみ)(めぐみ)(ふか)くして
077猩々(しやうじやう)(しま)のお(きやく)さま
078一人(ひとり)(のこ)さず(この)(ふね)
079収容(しうよう)なして(つつが)なく
080アヅモス(さん)聖場(せいぢやう)
081(かへ)らせ(たま)へと()ぎまつる
082(あさひ)()るとも(くも)るとも
083(つき)()つとも()くる(とも)
084仮令(たとへ)大地(だいち)(しづ)(とも)
085猩々(しやうじやう)(しま)(あづ)けたる
086バラモン(けう)のヤッコスや
087ハール、サボール(さん)(にん)
088(たす)けてやらない(つもり)だが
089伊太彦(いたひこ)さまの()(こころ)
090(わたし)(はか)りかねてゐる
091もしもあんな(もの)(ふね)()
092()れて(かへ)らうものなれば
093天国(てんごく)浄土(じやうど)(をさ)まつた
094イヅミの(くに)のスマ(さと)
095(ふたたび)修羅(しゆら)八衢(やちまた)
096なるかも()らぬ(おそ)ろしや
097(おに)大蛇(をろち)(おほかみ)
098野原(のはら)(はな)ちし(ごと)くだと
099里人(さとびと)たちが(あん)じてる
100(ただ)何事(なにごと)吾々(われわれ)
101(かんが)(どほ)りにやゆきませぬ
102(すめ)大神(おほかみ)御心(みこころ)
103奉戴(ほうたい)したる伊太彦(いたひこ)
104艦長(かんちやう)さまの思召(おぼしめし)
105(ただ)吾々(われわれ)只管(ひたすら)
106(したが)ひまつる(ばか)りなり
107あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
108バラモン(けう)(さん)(にん)
109何卒(なにとぞ)スマの聖場(せいぢやう)
110(かへ)らぬ(やう)(たの)みます』
111 伊太彦(いたひこ)()つた(ふね)一艘(いつそう)目立(めだ)つて(あたら)しく(おほ)きい。112さうしてアキス、113カールの両人(りやうにん)左守(さもり)右守(うもり)(ぜん)(ひか)へてゐる。114十九艘(じふくそう)(ふね)指揮(しき)してゐるのはアンチーであつた。115各船(かくせん)雁列(がんれつ)(ぢん)()つて、116(あさひ)()(かがや)(なみ)(うへ)を、117(おのおの)(ふなばた)(たた)き、118(うた)(うた)ひ、119(しやう)をすり、120豆太鼓(まめだいこ)(うち)()らし、121海若(かいじやく)(おどろ)かしつつ(すべ)つて()く。122(かみ)(まも)りか猩々姫(しやうじやうひめ)精霊(せいれい)守護(しゆご)か、123二十(にじふ)(マイル)以上(いじやう)速力(そくりよく)にて124()(ごと)自然(しぜん)(ふね)猩々(しやうじやう)(しま)(むか)つて125船頭(せんどう)櫓櫂(ろかい)も、1251()(ちから)(なん)(もの)かはと()はぬ(ばか)りに、126()逆様(さかさま)(ふく)らせ(なが)(はし)つて()く。127(かぜ)(みなみ)から()いてゐる。128どうしても()(きた)(はう)(ふく)れねばならぬ。129それにも(かかは)らず、130()(かぜ)方向(はうかう)(ふく)れてるのを()ても、131(その)速力(そくりよく)(はや)きを(うかが)()(こと)出来(でき)る。
132 七八十(しちはちじふ)()湖路(うなぢ)133(はや)くも正午頃(まひるごろ)には、1331猩々(しやうじやう)(しま)(きし)に、134一艘(いつそう)落伍船(らくごせん)もなく横着(よこづけ)になつた。135よくよく()れば、136幾丈(いくぢやう)とも()れぬ大蛇(をろち)猩々島(しやうじやうじま)中心(ちうしん)屹立(きつりつ)せる岩山(いはやま)取巻(とりま)き、137(いは)(うへ)から大口(おほぐち)をあけ、1371(した)をペロペロ()(なが)ら、138猩々(しやうじやう)(むれ)一匹(いつぴき)(のこ)さず()(くら)はむとしてゐる最中(さいちう)である。139これはキヨメの(うみ)(そこ)(ふか)(ひそ)んでゐる海竜(かいりう)で、140サァガラ竜王(りうわう)(とな)へられ、141(さん)(ねん)一度(いちど)(ぐらゐ)(この)(しま)(あら)はれて、142所在(あらゆる)生物(いきもの)()(つく)さむとする(おそ)ろしき悪竜(あくりう)である。143(いま)(まで)猩々王(しやうじやうわう)(この)(しま)厳然(げんぜん)として(ひか)へてゐた(ため)144流石(さすが)のサァガラ竜王(りうわう)上陸(じやうりく)する(こと)(おそ)れてゐたが、145(わう)()くなつたのを(さいはひ)146(その)死骸(しがい)(ただ)一口(ひとくち)()んで(しま)147(いきほひ)(じやう)じて上陸(じやうりく)し、148岩山(いはやま)長大(ちやうだい)なる(からだ)にて()きつけ、149一匹(いつぴき)(のこ)らず()(たや)さむとしてゐる真最中(まつさいちう)なりける。
150 猩々(しやうじやう)はキヤツキヤツと(なき)(さけ)び、151磯端(いそばた)(あつ)まり、152ヤッコス、153ハール、154サボールの(そば)(あつ)まり(きた)つて、155かの悪竜(あくりう)退治(たいぢ)し、1551(われ)()危難(きなん)(すく)へと、156形容(けいよう)(もつ)歎願(たんぐわん)した。157ヤッコス(ほか)二人(ふたり)猩々(しやうじやう)のみか、158グヅグヅしてゐては、159自分(じぶん)(たち)(とも)()まれて(しま)ふのだ。160(おな)()はれるのなら、161(あた)(かぎ)りの抵抗(ていかう)をやつてみようと覚悟(かくご)()め、162何一(なにひと)武器(ぶき)がないので、163磯端(いそばた)手頃(てごろ)(いし)(ひろ)ひ、164竜神(りうじん)急所(きふしよ)(ねら)つて石礫(いしつぶて)()げつける。165三百(さんびやく)有余(いうよ)猩々(しやうじやう)(さん)(にん)(なら)つて、166(おのおの)(いし)(ひろ)ひ、167雨霰(あめあられ)()ちつけてゐる。168(さすが)竜王(りうわう)石礫(いしつぶて)辟易(へきえき)し、169岩山(いはやま)(ちから)にグツと尻尾(しつぽ)(もつ)()きかかへ(なが)ら、170鎌首(かまくび)()て、171()人間(にんげん)より()(くら)はむと()(いか)らし、172(すき)(ねら)つてゐる、173(その)光景(くわうけい)(すさま)じさ。174伊太彦(いたひこ)()るより(ふね)()(たち)(あが)りつつ、175一生(いつしやう)懸命(けんめい)(あま)数歌(かずうた)奏上(そうじやう)した。176竜王(りうわう)(にはか)身体(しんたい)各部(かくぶ)より(けぶり)(はき)()し、177(いち)(まい)々々(いちまい)(うろこ)(あひだ)から火焔(くわえん)()ちのぼり、178(あつ)(くる)しさに()へかねてや、179矢庭(やには)()(をど)らして、180岩山(いはやま)(ころ)()(なが)ら、181バサリと(おと)()てて海中(かいちう)飛込(とびこ)むで(しま)つた。182四辺(あたり)(いち)()(ばか)りは(たちま)海水(かいすい)()(ごと)(あつ)くなり、183沢山(たくさん)(うを)(しろ)184(あを)いろいろの(はら)水面(すいめん)(あら)はし、185ブカブカと()()たる。
186 伊太彦(いたひこ)(また)もや魚族(ぎよぞく)(たす)けむと天津(あまつ)祝詞(のりと)奏上(そうじやう)し、187(あま)数歌(かずうた)(とな)へた。188(やうや)くにして(みづ)(ねつ)()え、189(うを)溌溂(はつらつ)として(うご)()し、190幾十万(いくじふまん)とも()れず磯端(いそばた)(およ)(きた)り、191伊太彦(いたひこ)(むか)つて感謝(かんしや)()(あら)はすものの(ごと)く、192(いづ)れも一斉(いつせい)(くび)上下(じやうげ)()(なが)大小(だいせう)無数(むすう)魚族(ぎよぞく)一斉(いつせい)水中(すいちう)姿(すがた)(かく)しけり。
193 ヤッコス(はじ)猩々(しやうじやう)(むれ)磯端(いそばた)()つて(れつ)(つく)り、194伊太彦(いたひこ)(ふね)(むか)つて()(あは)せ、195感謝(かんしや)()(へう)してゐる。196伊太彦(いたひこ)一同(いちどう)(むか)つて酒樽(さかだる)(かがみ)をぬく(こと)(めい)じた。197(たちま)(さけ)(にほ)ひは四辺(あたり)(ただよ)うた。198猩々(しやうじやう)(むれ)(さき)(あらそ)うて、199(わが)()危険(きけん)(わす)れ、200二十(にじふ)(ふね)(おも)(おも)ひに(とび)()つた。201(さん)(にん)(をとこ)(おそ)(おそ)る、2011伊太彦(いたひこ)(ふね)()()り、202両手(りやうて)(あは)(なみだ)(なが)して、203感謝(かんしや)(まこと)(あら)はしゐる。
204伊太(いた)『アンチーさま、205モウこれで猩々(しやうじやう)潔白(けつぱく)さまはスツカリ乗船(じやうせん)なされただらうかなア。206一人(ひとり)でも(のこ)つてゐるやうな(こと)があつては、207(かへ)つて申訳(まをしわけ)がないから、208()(しら)べて(くだ)さい』
209アンチー『ハイ大抵(たいてい)(みな)(のり)になつたと(おも)ひますが、210(ねん)(ため)一度(いちど)(しら)べてみませうか』
211ヤッコス『お(しら)べには(およ)びませぬ。212(この)(しま)猩々(しやうじやう)(けつ)して一人(ひとり)(はな)れて(あそ)んだりは(いた)しませぬ。213(しばら)くの(あひだ)吾々(われわれ)()くなづき、214一緒(いつしよ)(くら)して()りましたが、215本当(ほんたう)友誼(いうぎ)(あつ)動物(どうぶつ)親切(しんせつ)(もの)です。216(また)一匹(いつぴき)でもゐないやうな(こと)があれば、217キツと猩々(しやうじやう)がどんな場合(ばあひ)でも(さが)して()れて(まゐ)ります。218()安心(あんしん)(くだ)さいませ』
219伊太(いた)(しま)(わう)()言葉(ことば)にはヨモヤ間違(まちが)ひはあるまい。220サア(これ)から天津(あまつ)祝詞(のりと)奏上(そうじやう)し、221(この)(しま)(わか)れを()げる(こと)とせう』
222()(なが)ら、223船首(せんしゆ)全部(ぜんぶ)(しま)(はう)()(なほ)し、224伊太彦(いたひこ)導師(だうし)(もと)(あま)数歌(かずうた)(うた)祝詞(のりと)奏上(そうじやう)(をは)つて、225(ふたたび)船首(せんしゆ)(てん)じ、226(この)(たび)()()(おろ)し、227(なみ)のまにまに海上(かいじやう)()(かへ)(こと)となつた。
228大正一二・四・三 旧二・一八 於皆生温泉浜屋 松村真澄録)
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