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第59巻(戌の巻)
序
総説歌
第1篇 毀誉の雲翳
01 逆艪
〔1501〕
02 歌垣
〔1502〕
03 蜜議
〔1503〕
04 陰使
〔1504〕
05 有升
〔1505〕
第2篇 厄気悋々
06 雲隠
〔1506〕
07 焚付
〔1507〕
08 暗傷
〔1508〕
09 暗内
〔1509〕
10 変金
〔1510〕
11 黒白
〔1511〕
12 狐穴
〔1512〕
第3篇 地底の歓声
13 案知
〔1513〕
14 舗照
〔1514〕
15 和歌意
〔1515〕
16 開窟
〔1516〕
17 倉明
〔1517〕
第4篇 六根猩々
18 手苦番
〔1518〕
19 猩々舟
〔1519〕
20 海竜王
〔1520〕
21 客々舟
〔1521〕
22 五葉松
〔1522〕
23 鳩首
〔1523〕
24 隆光
〔1524〕
25 歓呼
〔1525〕
余白歌
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第二五章
歓呼
(
くわんこ
)
〔一五二五〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第59巻 真善美愛 戌の巻
篇:
第4篇 六根猩々
よみ(新仮名遣い):
ろっこんしょうじょう
章:
第25章 歓呼
よみ(新仮名遣い):
かんこ
通し章番号:
1525
口述日:
1923(大正12)年04月03日(旧02月18日)
口述場所:
皆生温泉 浜屋
筆録者:
加藤明子
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1925(大正14)年7月8日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
太陽が沈むと、猩々たちは夜の湖面を見てやや不安になり、騒ぎ出した。伊太彦は彼らを鎮めるために手を左右にふりながら面白おかしく踊り出した。猩々たちはこの姿を見てやや安心し、陽気だって踊りだした。
伊太彦はまた、これまでの経緯を滑稽な述懐を織り交ぜながら歌った。歌い終わると東の空は茜さし、波の中から太陽が昇ってきた。前方を見れば、スマの浜辺に幾百千の老若男女が金や太鼓を鳴らし、舟影を見てどよめいている。
ヤッコス、サボールはにわかに怖気づいて身を躍らし、海中に飛び込んでしまった。磯辺の群衆は二人が飛び込んだのを見てざわめいている。二人を助け出すべく、真純彦と三千彦の操る小舟が進んできた。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm5925
愛善世界社版:
305頁
八幡書店版:
第10輯 590頁
修補版:
校定版:
322頁
普及版:
初版:
ページ備考:
001
太陽
(
たいやう
)
は
漸
(
やうや
)
く
西
(
にし
)
の
浪間
(
なみま
)
に
沈
(
しづ
)
むと
共
(
とも
)
に、
002
大空
(
たいくう
)
には
金銀
(
きんぎん
)
の
星光
(
せいくわう
)
瞬
(
またた
)
き
初
(
そ
)
めた。
003
数多
(
あまた
)
の
小猿
(
こざる
)
は、
004
夜
(
よる
)
の
海上
(
かいじやう
)
を
眺
(
なが
)
めて
稍
(
やや
)
不安
(
ふあん
)
の
念
(
ねん
)
を
起
(
おこ
)
したと
見
(
み
)
え、
005
三百
(
さんびやく
)
有余
(
いうよ
)
匹
(
ひき
)
の
口
(
くち
)
からキヤツキヤツキヤツと
一斉
(
いつせい
)
に
叫
(
さけ
)
び
出
(
だ
)
した。
006
此
(
この
)
声
(
こゑ
)
に
圧
(
あつ
)
せられて、
007
欵乃
(
ふなうた
)
の
声
(
こゑ
)
も
話声
(
はなしごゑ
)
も
008
船底
(
ふなぞこ
)
を
打
(
う
)
つ
浪
(
なみ
)
の
鼓
(
つづみ
)
の
音
(
おと
)
も、
009
闇
(
やみ
)
と
共
(
とも
)
に
包
(
つつ
)
まれて
仕舞
(
しま
)
つた。
010
伊太彦
(
いたひこ
)
は
勢
(
いきほひ
)
を
見
(
み
)
せ、
011
小猿
(
こざる
)
等
(
たち
)
の
心
(
こころ
)
を
安
(
やす
)
むぜむと
舷頭
(
げんとう
)
に
立
(
た
)
ち、
012
手
(
て
)
を
左右
(
さいう
)
にふり
乍
(
なが
)
ら
面白
(
おもしろ
)
可笑
(
をか
)
しく、
013
歌
(
うた
)
ひ
踊
(
をど
)
つて
見
(
み
)
せた。
014
夜目
(
よるめ
)
の
光
(
ひか
)
る
猩々
(
しやうじやう
)
は
此
(
この
)
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
て
稍
(
やや
)
安心
(
あんしん
)
しながら、
015
俄
(
にはか
)
に
陽気立
(
やうきだ
)
ち、
016
いづれも
手
(
て
)
を
振
(
ふ
)
り、
017
嬉
(
うれ
)
しげにキヤツキヤツキヤツキヤツと
踊
(
をど
)
り
出
(
だ
)
した。
018
船頭
(
せんどう
)
は
船
(
ふね
)
の
動揺
(
どうえう
)
を
制
(
せい
)
すべく、
019
頻
(
しき
)
りに
櫓
(
ろ
)
を
握
(
にぎ
)
つて
其
(
その
)
平衡
(
へいかう
)
を
保
(
たも
)
ちつつ
020
北風
(
きたかぜ
)
に
帆
(
ほ
)
を
揚
(
あ
)
げて
海面
(
かいめん
)
を
辷
(
すべ
)
り
行
(
ゆ
)
く。
021
伊太彦
(
いたひこ
)
『
夜
(
よる
)
の
帳
(
とばり
)
は
下
(
おろ
)
されて
022
漸
(
やうや
)
く
四辺
(
あたり
)
は
静
(
しづ
)
まりぬ
023
天津
(
あまつ
)
御空
(
みそら
)
を
眺
(
なが
)
むれば
024
大小
(
だいせう
)
無数
(
むすう
)
の
星影
(
ほしかげ
)
は
025
金銀
(
きんぎん
)
瑪瑙
(
めなう
)
瑠璃
(
るり
)
硨磲
(
しやこ
)
026
ダイヤモンドも
啻
(
ただ
)
ならず
027
おのもおのもに
丹精
(
たんせい
)
を
028
こらして
光
(
ひか
)
り
輝
(
かがや
)
きぬ
029
浪
(
なみ
)
の
底
(
そこ
)
をば
眺
(
なが
)
むれば
030
大小
(
だいせう
)
無数
(
むすう
)
の
鱗族
(
うろくづ
)
が
031
前後
(
ぜんご
)
左右
(
さいう
)
にゆき
通
(
かよ
)
ふ
032
その
度
(
たび
)
毎
(
ごと
)
に
燦々
(
きらきら
)
と
033
光
(
ひか
)
り
輝
(
かがや
)
く
星影
(
ほしかげ
)
を
034
遮
(
さへぎ
)
り
隠
(
かく
)
す
床
(
ゆか
)
しさよ
035
船
(
ふね
)
の
中
(
なか
)
には
猩々
(
しやうじやう
)
さま
036
赤子
(
あかご
)
のやうな
声
(
こゑ
)
あげて
037
キヤツキヤツキヤツと
歌
(
うた
)
ひつつ
038
恋
(
こひ
)
しき
母
(
はは
)
の
御
(
おん
)
許
(
もと
)
へ
039
知
(
し
)
らず
知
(
し
)
らずに
進
(
すす
)
み
行
(
ゆ
)
く
040
吾
(
われ
)
は
伊太彦
(
いたひこ
)
宣伝使
(
せんでんし
)
041
デビスの
姫
(
ひめ
)
を
救
(
すく
)
はむと
042
三千彦
(
みちひこ
)
さまを
伴
(
ともな
)
ひて
043
キヨの
港
(
みなと
)
の
関守
(
せきもり
)
が
044
館
(
やかた
)
をさして
夜
(
よ
)
に
紛
(
まぎ
)
れ
045
足音
(
あしおと
)
忍
(
しの
)
ばせ
進
(
すす
)
み
入
(
い
)
り
046
デビスの
姫
(
ひめ
)
を
救
(
すく
)
ひ
出
(
だ
)
し
047
逃
(
に
)
げ
行
(
ゆ
)
く
途端
(
とたん
)
に
曲神
(
まがかみ
)
の
048
企
(
たく
)
みの
罠
(
わな
)
に
引
(
ひ
)
つかかり
049
奈落
(
ならく
)
の
底
(
そこ
)
に
転落
(
てんらく
)
し
050
因果
(
いんぐわ
)
を
定
(
さだ
)
め
度胸
(
どきよう
)
据
(
す
)
ゑ
051
心
(
こころ
)
の
中
(
なか
)
の
煩悶
(
はんもん
)
を
052
湮滅
(
いんめつ
)
せむと
惟神
(
かむながら
)
053
神
(
かみ
)
に
吾
(
わが
)
身
(
み
)
を
任
(
まか
)
せつつ
054
ホテルの
番頭
(
ばんとう
)
と
洒落
(
しやれ
)
込
(
こ
)
みて
055
悲運
(
ひうん
)
を
歎
(
かこ
)
つ
折
(
をり
)
もあれ
056
落
(
お
)
ち
込
(
こ
)
み
来
(
きた
)
るバラモンの
057
ヘール
司
(
つかさ
)
のユゥンケル
058
チルテル
司
(
つかさ
)
のキャプテンが
059
褌
(
まはし
)
一
(
ひと
)
つの
真裸体
(
まつぱだか
)
060
落
(
お
)
ち
込
(
こ
)
み
来
(
きた
)
るぞ
怪
(
あや
)
しけれ
061
滑稽
(
こつけい
)
諧謔
(
かいぎやく
)
並
(
なら
)
べ
立
(
た
)
て
062
奥
(
おく
)
の
一間
(
ひとま
)
に
案内
(
あんない
)
し
063
又
(
また
)
もや
帳場
(
ちやうば
)
に
居坐
(
ゐすわ
)
つて
064
客
(
きやく
)
を
待
(
ま
)
ちける
折
(
をり
)
もあれ
065
ドカドカドカと
大勢
(
おほぜい
)
が
066
雪崩
(
なだれ
)
の
如
(
ごと
)
く
落
(
お
)
ちて
来
(
く
)
る
067
千客
(
せんきやく
)
万来
(
ばんらい
)
大繁昌
(
だいはんじやう
)
068
なぞと
洒落
(
しやれ
)
つつ
煩悶
(
はんもん
)
を
069
紛
(
まぎ
)
らし
居
(
ゐ
)
たる
時
(
とき
)
もあれ
070
思
(
おも
)
ひがけなき
三五
(
あななひ
)
の
071
玉国別
(
たまくにわけ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
072
真純
(
ますみ
)
の
彦
(
ひこ
)
やアンチーや
073
テクの
司
(
つかさ
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
074
ドスドスドスと
辷
(
すべ
)
り
込
(
こ
)
む
075
思
(
おも
)
ひもよらぬ
此
(
この
)
奇遇
(
きぐう
)
076
敵
(
てき
)
も
味方
(
みかた
)
も
一場
(
いちぢやう
)
に
077
首
(
くび
)
を
鳩
(
あつ
)
めて
神界
(
しんかい
)
の
078
尊
(
たふと
)
き
教
(
をしへ
)
の
物語
(
ものがた
)
り
079
互
(
たがひ
)
に
心
(
こころ
)
打
(
うち
)
解
(
と
)
けて
080
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
神恩
(
しんおん
)
を
081
涙
(
なみだ
)
と
共
(
とも
)
に
崇
(
あが
)
め
居
(
ゐ
)
る
082
鼓膜
(
こまく
)
に
響
(
ひび
)
く
犬
(
いぬ
)
の
声
(
こゑ
)
083
はて
訝
(
いぶ
)
かしと
疑
(
うたが
)
へば
084
思
(
おも
)
ひも
寄
(
よ
)
らぬ
助
(
たす
)
け
舟
(
ぶね
)
085
初稚姫
(
はつわかひめ
)
の
神司
(
かむつかさ
)
086
猛犬
(
まうけん
)
スマート
引
(
ひ
)
き
連
(
つ
)
れて
087
醜
(
しこ
)
の
岩窟
(
いはや
)
の
入口
(
いりぐち
)
の
088
鉄戸
(
かなど
)
を
開
(
あ
)
けて
来
(
きた
)
りまし
089
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
一同
(
いちどう
)
を
恙
(
つつが
)
なく
090
尊
(
たふと
)
き
地上
(
ちじやう
)
に
救
(
すく
)
ひまし
091
忽
(
たちま
)
ち
尊
(
たふと
)
き
御姿
(
みすがた
)
を
092
隠
(
かく
)
し
給
(
たま
)
ひし
不思議
(
ふしぎ
)
さよ
093
玉国別
(
たまくにわけ
)
の
一行
(
いつかう
)
と
094
バーチル
館
(
やかた
)
に
立
(
た
)
ち
帰
(
かへ
)
り
095
海川
(
うみかは
)
山野
(
やまの
)
種々
(
くさぐさ
)
の
096
清
(
きよ
)
き
待遇
(
もてな
)
し
受
(
う
)
け
乍
(
なが
)
ら
097
嬉
(
うれ
)
しく
楽
(
たの
)
しく
神恩
(
しんおん
)
を
098
崇
(
あが
)
め
居
(
ゐ
)
る
折
(
をり
)
サーベルの
099
姫
(
ひめ
)
の
命
(
みこと
)
の
神懸
(
かむがかり
)
100
猩々
(
しやうじやう
)
の
姫
(
ひめ
)
が
現
(
あら
)
はれて
101
島
(
しま
)
に
残
(
のこ
)
せし
眷族
(
けんぞく
)
を
102
唯
(
ただ
)
一刻
(
いつこく
)
も
速
(
すみやか
)
に
103
これの
館
(
やかた
)
に
迎
(
むか
)
へとり
104
救
(
すく
)
ひ
給
(
たま
)
へと
悲
(
かな
)
しげに
105
頼
(
たの
)
み
入
(
い
)
るこそ
可憐
(
いぢ
)
らしき
106
玉国別
(
たまくにわけ
)
の
許可
(
ゆるし
)
得
(
え
)
て
107
二十
(
にじふ
)
の
船
(
ふね
)
を
呼
(
よ
)
び
集
(
あつ
)
め
108
準備
(
じゆんび
)
全
(
まつた
)
く
整
(
ととの
)
うて
109
命
(
めい
)
のまにまに
猩々島
(
しやうじやうじま
)
110
浪路
(
なみぢ
)
も
安
(
やす
)
く
到着
(
たうちやく
)
し
111
使命
(
しめい
)
を
全
(
まつた
)
く
相果
(
あひはた
)
し
112
漸
(
やうや
)
く
此処
(
ここ
)
に
帰
(
かへ
)
りけり
113
最早
(
もはや
)
湖路
(
うなぢ
)
も
十四五
(
じふしご
)
里
(
り
)
114
朝日
(
あさひ
)
の
豊栄
(
とよさか
)
昇
(
のぼ
)
る
頃
(
ころ
)
115
日出
(
ひので
)
にスマに
着
(
つ
)
くだらう
116
思
(
おも
)
へば
思
(
おも
)
へば
勇
(
いさ
)
ましや
117
天地
(
あめつち
)
百
(
もも
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
118
吾
(
わが
)
師
(
し
)
の
君
(
きみ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
119
謹
(
つつし
)
み
感謝
(
かんしや
)
し
奉
(
たてまつ
)
る
120
朝日
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
るとも
曇
(
くも
)
る
共
(
とも
)
121
仮令
(
たとへ
)
大地
(
だいち
)
は
沈
(
しづ
)
むとも
122
バラモン
教
(
けう
)
のヤッコスや
123
ハール、サボール
三
(
さん
)
人
(
にん
)
は
124
恨
(
うら
)
みず
憎
(
にく
)
まずどこ
迄
(
まで
)
も
125
神
(
かみ
)
のまにまに
救
(
すく
)
ふべし
126
心
(
こころ
)
安
(
やす
)
かれ
三人
(
みたり
)
共
(
とも
)
127
真善
(
しんぜん
)
美愛
(
びあい
)
の
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
128
如何
(
いか
)
でか
人
(
ひと
)
を
損
(
そこな
)
はむ
129
勇
(
いさ
)
めよ
勇
(
いさ
)
め
皆
(
みな
)
勇
(
いさ
)
め
130
猩々
(
しやうじやう
)
でさへもあの
通
(
とほ
)
り
131
喜
(
よろこ
)
び
勇
(
いさ
)
むで
舞
(
ま
)
ひ
踊
(
をど
)
る
132
ましてや
人
(
ひと
)
の
身
(
み
)
をもつて
133
この
瑞祥
(
ずゐしやう
)
を
祝
(
いは
)
はずば
134
神
(
かみ
)
に
対
(
たい
)
して
済
(
す
)
まないぞ
135
勇
(
いさ
)
めや
勇
(
いさ
)
め
諸共
(
もろとも
)
に
136
伊太彦
(
いたひこ
)
司
(
つかさ
)
が
赤心
(
まごころ
)
を
137
籠
(
こ
)
めて
汝
(
なんぢ
)
を
救
(
すく
)
ふべく
138
神
(
かみ
)
に
誓
(
ちか
)
ひて
宣
(
の
)
り
伝
(
つた
)
ふ
139
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
140
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましませよ』
141
かく
歌
(
うた
)
ひ
終
(
をは
)
るや
否
(
いな
)
や、
142
東
(
ひがし
)
の
空
(
そら
)
は
茜
(
あかね
)
さし、
143
浪
(
なみ
)
の
中
(
なか
)
より
金覆輪
(
きんぷくりん
)
の
太陽
(
たいやう
)
は、
144
鮮麗
(
せんれい
)
なる
光輝
(
くわうき
)
を
放
(
はな
)
つて
覗
(
のぞ
)
き
玉
(
たま
)
ふた。
145
前方
(
ぜんぱう
)
を
見
(
み
)
ればスマの
浜
(
はま
)
に
数百千
(
すうひやくせん
)
の
老若
(
らうにやく
)
男女
(
なんによ
)
が
鉦
(
かね
)
や
太鼓
(
たいこ
)
を
鳴
(
な
)
らし、
146
鬨
(
とき
)
の
声
(
こゑ
)
を
造
(
つく
)
りて、
147
船影
(
ふなかげ
)
を
認
(
みと
)
め、
148
どよめき
渡
(
わた
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
149
此
(
この
)
光景
(
くわうけい
)
を
見
(
み
)
るよりヤッコス、
150
サボールの
両人
(
りやうにん
)
は
俄
(
にはか
)
に
怖気
(
おぢけ
)
づき、
151
身
(
み
)
を
躍
(
をど
)
らして
海中
(
かいちう
)
に
飛
(
と
)
び
込
(
こ
)
み
姿
(
すがた
)
を
隠
(
かく
)
した。
152
磯辺
(
いそべ
)
に
立
(
た
)
つた
群衆
(
ぐんしう
)
は
二人
(
ふたり
)
の
入水
(
じゆすい
)
を
見
(
み
)
て、
153
アレヨ アレヨと
手
(
て
)
を
振
(
ふ
)
り、
154
声
(
こゑ
)
を
限
(
かぎ
)
りにぞよめき
出
(
だ
)
した。
155
かかる
所
(
ところ
)
へ
矢
(
や
)
を
射
(
い
)
る
如
(
ごと
)
く、
156
一艘
(
いつそう
)
の
小舟
(
こぶね
)
現
(
あは
)
はれ
来
(
きた
)
り、
157
二人
(
ふたり
)
の
飛
(
と
)
び
込
(
こ
)
むだ
波上
(
はじやう
)
を
目蒐
(
めが
)
け
進
(
すす
)
み
行
(
ゆ
)
く。
158
これは
真純彦
(
ますみひこ
)
、
159
三千彦
(
みちひこ
)
の
操
(
あやつ
)
る
船
(
ふね
)
であつた。
160
○
161
日月
(
じつげつ
)
の
恵
(
めぐみ
)
をうけて
委曲
(
まつぶさ
)
に
162
説
(
と
)
き
明
(
あか
)
したる
此
(
この
)
物語
(
ものがたり
)
。
163
いそのかみ
古
(
ふる
)
き
神代
(
かみよ
)
の
出来事
(
できごと
)
を
164
今
(
いま
)
新
(
あたら
)
しく
説
(
と
)
き
明
(
あか
)
すなり。
165
(
大正一二・四・三
旧二・一八
於皆生温泉浜屋
加藤明子
録)
166
(昭和一〇・二・一八 於彦根楽々園 王仁校正)
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