葦原の中津神国の日の本は紫微天界の固まりなりけり〈第2章〉
日の本といへど地の上全体の葦原国の名称なりける〈第2章〉
国々の天地創造説を読みてわが説く道の貴きを知れ〈第3章〉
国土を生み御子を生まむと草枕旅に立たすも顕津男の神は〈第3章〉
顕津男の神の活動なかりせば世界に神人は生れざるべし〈第4章〉
主の神は最初に言霊ゆ神を生み紫微天界を造らせ給ひぬ〈第4章〉
雨も風も草木も残らず主の神の水火の力に基かぬはなし〈第4章〉
ぐらすあんまいとりーの神現れて固めたまはむ葦原の国は〈第6章〉
幾億万の星の霊線に守られて月日は空に清くかかれる〈第6章〉
主の神は天津月日を生みまして森羅万象を育て給へる〈第6章〉
天界は意志想念の世なりせばすべてのものは霊体なりけり〈第6章〉
霊体は年を重ねて物質と化り終に大地を生み出でにけり〈第6章〉
石の上古き神世の生り立ちをつばらに示す神の書かも〈第9章〉
惟神⦿の言霊の幸ひに森羅万象生き栄ゆなり〈第9章〉
玉藻山いや次ぎ次ぎに天つ空へふくれ上りぬ主の言霊に〈第9章〉
地も風も木草も稚き国原に生れ坐す国魂神は姫神〈第9章〉
大方の世人の夢にもさとらざりし神世の成り立ち吾は説くなり〈第11章〉
幾億万年神世の昔にさかのぼり神の力に誠を識るさむ〈第12章〉
言霊は総ての智慧の基なりうべよ学王学と唱ふる〈第15章〉
皇道の国に生れて皇道を夢にも知らぬ愚なる民よ〈第16章〉
皇道の大本を世人に示さむと編みし此書を疑ふな夢〈第16章〉
皇道の貴き尊厳をまつぶさにうまらに覚れ此書を見て〈第16章〉
村肝の心の眼くらみたる人の読むべき書にはあらじ〈第17章〉
さまぐに聞かせど諭せど常暗の世人の耳に添はぬ嘆てさ〈第21章〉
仁愛の世迫り来つれど僧侶も神の司も知らずに居るなり〈第22章〉
苦集滅道道法礼節朝夕に説けど暗世の人は覚らじ〈第22章〉
世の中に知識階級といへる人数多あれども似偽ばかりなる〈第22章〉
久方の天恩郷の聖場に吾東雲の道を説くなり〈第23章〉
東雲の空を明して昇ります朝日にも似て輝く此書〈第23章〉
天地も割けむばかりの災を思ひ浮べつ静に神書編む〈第23章〉
[この余白歌は八幡書店版霊界物語収録の余白歌を参考に他の資料と付き合わせて作成しました]