霊界物語.ネット
~出口王仁三郎 大図書館~
目 次
設 定
閉じる
×
霊界物語
三鏡
大本神諭
伊都能売神諭
出口王仁三郎全集
出口王仁三郎著作集
王仁文庫
惟神の道
幼ながたり
開祖伝
聖師伝
霧の海(第六歌集)
大本七十年史
大本史料集成
神霊界
新聞記事
新月の光
その他
王仁文献考証
検索は「
王仁DB
」で
←
戻る
霊界物語
霊主体従
第1巻(子の巻)
第2巻(丑の巻)
第3巻(寅の巻)
第4巻(卯の巻)
第5巻(辰の巻)
第6巻(巳の巻)
第7巻(午の巻)
第8巻(未の巻)
第9巻(申の巻)
第10巻(酉の巻)
第11巻(戌の巻)
第12巻(亥の巻)
如意宝珠
第13巻(子の巻)
第14巻(丑の巻)
第15巻(寅の巻)
第16巻(卯の巻)
第17巻(辰の巻)
第18巻(巳の巻)
第19巻(午の巻)
第20巻(未の巻)
第21巻(申の巻)
第22巻(酉の巻)
第23巻(戌の巻)
第24巻(亥の巻)
海洋万里
第25巻(子の巻)
第26巻(丑の巻)
第27巻(寅の巻)
第28巻(卯の巻)
第29巻(辰の巻)
第30巻(巳の巻)
第31巻(午の巻)
第32巻(未の巻)
第33巻(申の巻)
第34巻(酉の巻)
第35巻(戌の巻)
第36巻(亥の巻)
舎身活躍
第37巻(子の巻)
第38巻(丑の巻)
第39巻(寅の巻)
第40巻(卯の巻)
第41巻(辰の巻)
第42巻(巳の巻)
第43巻(午の巻)
第44巻(未の巻)
第45巻(申の巻)
第46巻(酉の巻)
第47巻(戌の巻)
第48巻(亥の巻)
真善美愛
第49巻(子の巻)
第50巻(丑の巻)
第51巻(寅の巻)
第52巻(卯の巻)
第53巻(辰の巻)
第54巻(巳の巻)
第55巻(午の巻)
第56巻(未の巻)
第57巻(申の巻)
第58巻(酉の巻)
第59巻(戌の巻)
第60巻(亥の巻)
山河草木
第61巻(子の巻)
第62巻(丑の巻)
第63巻(寅の巻)
第64巻(卯の巻)上
第64巻(卯の巻)下
第65巻(辰の巻)
第66巻(巳の巻)
第67巻(午の巻)
第68巻(未の巻)
第69巻(申の巻)
第70巻(酉の巻)
第71巻(戌の巻)
第72巻(亥の巻)
特別編 入蒙記
天祥地瑞
第73巻(子の巻)
第74巻(丑の巻)
第75巻(寅の巻)
第76巻(卯の巻)
第77巻(辰の巻)
第78巻(巳の巻)
第79巻(午の巻)
第80巻(未の巻)
第81巻(申の巻)
←
戻る
第9巻(申の巻)
序歌
凡例
総説歌
第1篇 長途の旅
01 都落
〔394〕
02 エデンの渡
〔395〕
03 三笠丸
〔396〕
04 大足彦
〔397〕
05 海上の神姿
〔398〕
06 刹那信心
〔399〕
07 地獄の沙汰
〔400〕
第2篇 一陽来復
08 再生の思
〔401〕
09 鴛鴦の衾
〔402〕
10 言葉の車
〔403〕
11 蓬莱山
〔404〕
第3篇 天涯万里
12 鹿島立
〔405〕
13 訣別の歌
〔406〕
14 闇の谷底
〔407〕
15 団子理屈
〔408〕
16 蛸釣られ
〔409〕
17 甦生
〔410〕
第4篇 千山万水
18 初陣
〔411〕
19 悔悟の涙
〔412〕
20 心の鏡
〔413〕
21 志芸山祇
〔414〕
22 晩夏の風
〔415〕
23 高照山
〔416〕
24 玉川の滝
〔417〕
25 窟の宿替
〔418〕
26 巴の舞
〔419〕
第5篇 百花爛漫
27 月光照梅
〔420〕
28 窟の邂逅
〔421〕
29 九人娘
〔422〕
30 救の神
〔423〕
31 七人の女
〔424〕
32 一絃琴
〔425〕
33 栗毛の駒
〔426〕
34 森林の囁
〔427〕
35 秋の月
〔428〕
36 偽神憑
〔429〕
37 凱歌
〔430〕
附録 第三回高熊山参拝紀行歌(二)
余白歌
このサイトは『霊界物語』を始めとする出口王仁三郎等の著書を無料で公開しています。
(注・出口王仁三郎の全ての著述を収録しているわけではありません。未収録のものも沢山あります)
閉じる
×
この文献を王仁DBで開く
印刷用画面を開く
[?]
プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。
[×閉じる]
話者名の追加表示
[?]
セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。
[×閉じる]
追加表示する
追加表示しない
【標準】
表示できる章
テキストのタイプ
[?]
ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。
[×閉じる]
通常のテキスト
【標準】
コピー用のテキスト
その他の設定項目を表示する
ここから下を閉じる
文字サイズ
S
【標準】
M
L
フォント
フォント1
【標準】
フォント2
ルビの表示
通常表示
【標準】
括弧の中に表示
表示しない
古いブラウザでうまく表示されない時はこの設定を試してみて下さい
アンカーの表示
[?]
本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。
[×閉じる]
左側にだけ表示する
【標準】
表示しない
全てのアンカーを表示
宣伝歌
[?]
宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。
[×閉じる]
一段組
【標準】
二段組
脚注
[?]
[※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
全ての脚注を開く
全ての脚注を閉じる(マーク表示)
【標準】
脚注マークを表示しない
文字の色
背景の色
ルビの色
傍点の色
[?]
底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。
[×閉じる]
外字1の色
[?]
この設定は現在使われておりません。
[×閉じる]
外字2の色
[?]
文字がフォントに存在せず、画像を使っている場合がありますが、その画像の周囲の色を変えます。
[×閉じる]
→
表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
【新着情報】
10月30~31日に旧サイトから新サイトへの移行作業を行う予定です。
実験用サイト
|
サブスク
霊界物語
>
第9巻
> 第3篇 天涯万里 > 第13章 訣別の歌
<<< 鹿島立
(B)
(N)
闇の谷底 >>>
マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。
【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034 アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。
第一三章
訣別
(
けつべつ
)
の
歌
(
うた
)
〔四〇六〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻
篇:
第3篇 天涯万里
よみ(新仮名遣い):
てんがいばんり
章:
第13章 訣別の歌
よみ(新仮名遣い):
けつべつのうた
通し章番号:
406
口述日:
1922(大正11)年02月13日(旧01月17日)
口述場所:
筆録者:
土井靖都
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1922(大正11)年7月5日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
[×閉じる]
:
照山峠に上った一行は休息を取った。淤縢山津見は智利には狭依彦が宣伝し、秘露には紅葉彦が宣伝をしているので、自分たちはハラの港から直接カルの国へ渡ろう、と提案した。
三姉妹は峠の上から、父親のいる珍の都へ別れを告げる歌を歌った。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2020-06-23 22:17:20
OBC :
rm0913
愛善世界社版:
104頁
八幡書店版:
第2輯 312頁
修補版:
校定版:
110頁
普及版:
41頁
初版:
ページ備考:
001
淤縢山津見
(
おどやまづみ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
002
心
(
こころ
)
の
駒山
(
こまやま
)
鞭
(
むち
)
撻
(
う
)
ちて
003
進
(
すす
)
む
珍山彦
(
うづやまひこ
)
の
神
(
かみ
)
004
朝日
(
あさひ
)
も
てる
の
神国
(
かみくに
)
に
005
月
(
つき
)
雪
(
ゆき
)
花
(
はな
)
の
三柱
(
みはしら
)
の
006
姫
(
ひめ
)
の
命
(
みこと
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
007
心
(
こころ
)
の
色
(
いろ
)
も
照彦
(
てるひこ
)
の
008
従属
(
みとも
)
の
司
(
つかさ
)
を
随
(
したが
)
へつ
009
たださへ
暑
(
あつ
)
き
夏
(
なつ
)
の
日
(
ひ
)
を
010
蓑
(
みの
)
と
笠
(
かさ
)
とに
凌
(
しの
)
ぎつつ
011
草鞋
(
わらぢ
)
脚絆
(
きやはん
)
の
扮装
(
いでたち
)
は
012
甲斐
(
かひ
)
々々
(
がひ
)
しくぞ
見
(
み
)
えにける
013
平群
(
へぐり
)
の
山
(
やま
)
を
乗
(
の
)
り
越
(
こ
)
えて
014
照山峠
(
てるやまたうげ
)
の
頂上
(
ちやうじやう
)
に
015
一行
(
いつかう
)
漸
(
やうや
)
く
着
(
つ
)
きにけり。
016
淤縢山津見
(
おどやまづみ
)
『
大変
(
たいへん
)
汗
(
あせ
)
をかきました。
017
此
(
こ
)
の
山頂
(
さんちやう
)
の
木蔭
(
こかげ
)
で
暫
(
しばら
)
く
息
(
いき
)
を
休
(
やす
)
めませうかな』
018
珍山彦
(
うづやまひこ
)
『
勿
(
もち
)
ですよ、
019
山
(
やま
)
の
頂上
(
ちやうじやう
)
へ
登
(
のぼ
)
れば、
020
吾々
(
われわれ
)
は
休息
(
きうそく
)
するに
決
(
き
)
めてゐる。
021
これは
吾々
(
われわれ
)
宣伝使
(
せんでんし
)
の
守
(
まも
)
るべき
一個
(
いつこ
)
の
不文律
(
ふぶんりつ
)
だ。
022
松代姫
(
まつよひめ
)
様
(
さま
)
その
他
(
ほか
)
の
御
(
お
)
二方
(
ふたかた
)
様
(
さま
)
も、
023
もう
此
(
こ
)
の
峠
(
たうげ
)
を
下
(
くだ
)
ると、
024
御
(
お
)
父
(
とう
)
さまの
居
(
を
)
られる
珍
(
うづ
)
の
国
(
くに
)
は
見
(
み
)
えませぬよ。
025
十分
(
じふぶん
)
よく
見
(
み
)
て
置
(
お
)
かれるがよろしからう。
026
眸
(
ひとみ
)
を
放
(
はな
)
てば
連巒
(
れんらん
)
畳峰
(
でふほう
)
027
遠
(
とほ
)
きは
緑黛
(
りよくたい
)
談
(
かた
)
るが
如
(
ごと
)
く
028
近
(
ちか
)
きは
淡冶
(
たんや
)
笑
(
わら
)
ふが
如
(
ごと
)
し
029
烟霞
(
えんか
)
杳靄
(
ようあい
)
の
裡
(
うち
)
030
伏
(
ふ
)
して
山河
(
さんか
)
を
眺望
(
てうぼう
)
すれば
031
滔々
(
たうたう
)
渓流
(
けいりう
)
清
(
きよ
)
く
白帯
(
はくたい
)
を
晒
(
さら
)
すが
如
(
ごと
)
し
032
洋々
(
やうやう
)
茫々
(
ばうばう
)
海
(
うみ
)
に
灌
(
そそ
)
ぐ』
033
駒山彦
(
こまやまひこ
)
『ヤア、
034
珍山彦
(
うづやまひこ
)
、
035
そりや
何
(
なん
)
だ。
036
妙
(
めう
)
な
詩歌
(
しいか
)
だな』
037
珍山彦
『
俺
(
おれ
)
の
詩
(
し
)
は
あや
詩
(
し
)
、
038
可笑詩
(
をかし
)
、
039
面白詩
(
おもしろし
)
、
040
さうして
苦詩
(
くるしい
)
、
041
暑苦詩
(
あつくるしい
)
中
(
なか
)
に
涼詩
(
すずしい
)
と
云
(
い
)
ふ
珍詩
(
めづらし
)
奇詩
(
きし
)
だ、
042
詩歌
(
しいか
)
は
味
(
あぢ
)
はつて
見
(
み
)
て
貰
(
もら
)
はぬと
困
(
こま
)
るよ。
043
かう
見
(
み
)
えても
大詩人
(
だいしじん
)
だからね。
044
南無
(
なむ
)
大慈
(
だいじ
)
大悲
(
だいひ
)
観世音
(
くわんぜおん
)
菩薩
(
ぼさつ
)
だ。
045
アハヽヽヽ』
046
淤縢山津見
(
おどやまづみ
)
『
向
(
むか
)
ふに
見
(
み
)
ゆるはハラの
港
(
みなと
)
、
047
智利
(
てる
)
の
国
(
くに
)
には
狭依彦
(
さよりひこ
)
、
048
秘露
(
ひる
)
の
国
(
くに
)
には
紅葉彦
(
もみぢひこ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
が
控
(
ひか
)
へて
居
(
ゐ
)
るから、
049
直様
(
すぐさま
)
ハラの
港
(
みなと
)
から、
050
アタルの
都
(
みやこ
)
へ
着
(
つ
)
いて、
051
カルの
国
(
くに
)
へツーと
行
(
い
)
つたら
如何
(
どう
)
だらうな』
052
珍山彦
(
うづやまひこ
)
『
左様
(
さう
)
ですな、
053
吾々
(
われわれ
)
は
行
(
ゆ
)
く
処
(
ところ
)
が
多
(
おほ
)
いのに、
054
智利
(
てる
)
や
秘露
(
ひる
)
の
国
(
くに
)
へ
行
(
い
)
つて
宣伝
(
せんでん
)
するのは、
055
笠
(
かさ
)
の
上
(
うへ
)
に
笠
(
かさ
)
を
被
(
かぶ
)
つたやうなものだ。
056
何
(
いづ
)
れ
脱線
(
だつせん
)
だらけの
宣伝
(
せんでん
)
をやつて
居
(
ゐ
)
るだらうが、
057
それでも
新水
(
あらみず
)
の
通
(
とほ
)
つたところは、
058
マー
好
(
よ
)
いとして、
059
新
(
あたら
)
しいカルの
国
(
くに
)
へ
海上
(
かいじやう
)
を
船
(
ふね
)
でツー
とこさ
と
参
(
まゐ
)
りませうよ』
060
駒山彦
(
こまやまひこ
)
『ヤア、
061
三
(
さん
)
人
(
にん
)
の
女神
(
めがみ
)
様
(
さま
)
、
062
脚
(
あし
)
は
何
(
ど
)
うでしたな。
063
よくマー、
064
手弱女
(
たをやめ
)
の
身
(
み
)
で
吾々
(
われわれ
)
と
一緒
(
いつしよ
)
に
来
(
こ
)
られましたな。
065
ヤア、
066
感心
(
かんしん
)
々々
(
かんしん
)
』
067
竹野姫
(
たけのひめ
)
『
妾
(
わらは
)
は
仰
(
あふ
)
せの
如
(
ごと
)
き
年若
(
としわか
)
き
手弱女
(
たよわめ
)
。
068
貴方
(
あなた
)
がたの
御
(
お
)
供
(
とも
)
は
出来
(
でき
)
るか
如何
(
どう
)
か、
069
途中
(
とちう
)
で
御
(
ご
)
迷惑
(
めいわく
)
をかけてはならないと
心配
(
しんぱい
)
して
居
(
を
)
りましたが、
070
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
の
御
(
お
)
かげ
で、
071
思
(
おも
)
はず
脚
(
あし
)
が
先
(
さき
)
へ
先
(
さき
)
へと
運
(
はこ
)
びまして、
072
ちつとも
疲
(
つか
)
れませぬでしたワ』
073
梅ケ香姫
(
うめがかひめ
)
『
姉様
(
ねえさま
)
たち、
074
これが
御
(
お
)
父
(
とう
)
さまの
御
(
お
)
国
(
くに
)
を
見離
(
みはな
)
れるところですから、
075
一遍
(
いつぺん
)
何
(
なに
)
か
別
(
わか
)
れに
歌
(
うた
)
ひませうか』
076
松代姫
(
まつよひめ
)
『
姉妹
(
きやうだい
)
三
(
さん
)
人
(
にん
)
が
一
(
ひと
)
つ
歌
(
うた
)
つて、
077
珍
(
うづ
)
の
国
(
くに
)
に
別
(
わか
)
れませう』
078
と、
079
三
(
さん
)
人
(
にん
)
一度
(
いちど
)
に
声
(
こゑ
)
を
揃
(
そろ
)
へて
歌
(
うた
)
ひ
始
(
はじ
)
めた。
080
松代姫
『
父
(
ちち
)
と
母
(
はは
)
との
永久
(
とこしへ
)
に
081
鎮
(
しづ
)
まりいます
珍
(
うづ
)
の
国
(
くに
)
082
珍
(
うづ
)
の
都
(
みやこ
)
を
後
(
あと
)
にして
083
大加牟豆美
(
おほかむづみ
)
の
神
(
かみ
)
となり
084
この
智利山
(
てるやま
)
の
坂
(
さか
)
の
上
(
へ
)
に
085
登
(
のぼ
)
り
了
(
おほ
)
せし
三人
(
みたり
)
連
(
づれ
)
086
今
(
いま
)
吹
(
ふ
)
く
風
(
かぜ
)
は
東風
(
こちかぜ
)
か
087
妾
(
わらは
)
三人
(
みたり
)
が
父母
(
ちちはは
)
を
088
慕
(
した
)
ふ
心
(
こころ
)
の
思
(
おも
)
ひねを
089
乗
(
の
)
せて
往
(
ゆ
)
け
往
(
ゆ
)
け
珍
(
うづ
)
の
国
(
くに
)
090
深山
(
みやま
)
の
空
(
そら
)
の
風
(
かぜ
)
薫
(
かを
)
る
091
色
(
いろ
)
も
目出度
(
めでた
)
き
桃上彦
(
ももがみひこ
)
の
092
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
や
五月姫
(
さつきひめ
)
093
妾
(
わらは
)
は
常世
(
とこよ
)
へ
進
(
すす
)
む
身
(
み
)
の
094
進
(
すす
)
みかねたる
珍
(
うづ
)
の
空
(
そら
)
095
空
(
そら
)
往
(
ゆ
)
く
雲
(
くも
)
の
心
(
こころ
)
あらば
096
思
(
おも
)
ひを
乗
(
の
)
せて
吾
(
わが
)
父
(
ちち
)
の
097
御許
(
みもと
)
に
送
(
おく
)
れ
青雲
(
あをくも
)
の
098
棚引
(
たなび
)
くかぎり
白雲
(
しらくも
)
の
099
墜居
(
おりゐ
)
向伏
(
むかふ
)
すその
極
(
きは
)
み
100
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
を
伝
(
つた
)
へ
行
(
ゆ
)
く
101
松竹梅
(
まつたけうめ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
102
心
(
こころ
)
の
色
(
いろ
)
も
照彦
(
てるひこ
)
の
103
清
(
きよ
)
き
従神
(
みとも
)
の
御護
(
みまも
)
りに
104
ハラの
港
(
みなと
)
を
船出
(
ふなで
)
して
105
波風
(
なみかぜ
)
荒
(
あら
)
き
海原
(
うなばら
)
を
106
アタルの
港
(
みなと
)
を
指
(
さ
)
して
行
(
ゆ
)
く
107
身装
(
みなり
)
もカルの
国境
(
くにざかひ
)
108
心
(
こころ
)
の
花
(
はな
)
や
目
(
め
)
の
国
(
くに
)
の
109
空
(
そら
)
を
仰
(
あふ
)
ぎつ
常世国
(
とこよくに
)
110
ロッキー
山
(
ざん
)
も
踏越
(
ふみこ
)
えて
111
又
(
また
)
も
海原
(
うなばら
)
打
(
う
)
ち
渡
(
わた
)
り
112
曲津
(
まがつ
)
の
猛
(
たけ
)
ぶ
黄泉島
(
よもつじま
)
113
黄泉軍
(
よもついくさ
)
を
言向
(
ことむ
)
けて
114
淤縢山津見
(
おどやまづみ
)
の
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
や
115
勇
(
いさ
)
む
心
(
こころ
)
の
駒山彦
(
こまやまひこ
)
や
116
珍山彦
(
うづやまひこ
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
117
太
(
ふと
)
しき
勲
(
いさを
)
を
後
(
のち
)
の
世
(
よ
)
に
118
芙蓉
(
はちす
)
の
山
(
やま
)
より
尚
(
なほ
)
高
(
たか
)
く
119
竜
(
たつ
)
の
海
(
うみ
)
より
弥
(
いや
)
深
(
ふか
)
き
120
神
(
かみ
)
の
光
(
ひかり
)
と
御恵
(
みめぐ
)
みを
121
いや
永久
(
とこしへ
)
に
現
(
あらは
)
さむ
122
嗚呼
(
ああ
)
父上
(
ちちうへ
)
よ
母上
(
ははうへ
)
よ
123
名残
(
なごり
)
は
尽
(
つ
)
きじ
山
(
やま
)
の
上
(
うへ
)
124
山
(
やま
)
より
高
(
たか
)
き
御恵
(
みめぐ
)
みの
125
その
一
(
ひと
)
つだも
報
(
むく
)
い
得
(
え
)
ず
126
出
(
い
)
で
行
(
ゆ
)
く
妾
(
わらは
)
を
宥
(
ゆる
)
しませ
127
進
(
すす
)
む
吾
(
われ
)
らを
恕
(
ゆる
)
せかし
128
只
(
ただ
)
何事
(
なにごと
)
も
人
(
ひと
)
の
世
(
よ
)
は
129
直日
(
なほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
し
聞
(
き
)
き
直
(
なほ
)
し
130
身
(
み
)
の
過
(
あやま
)
ちは
宣
(
の
)
り
直
(
なほ
)
す
131
三五教
(
あななひけう
)
の
神
(
かみ
)
の
教
(
のり
)
132
いと
平
(
たひ
)
らけく
安
(
やす
)
らけく
133
妾
(
わらは
)
の
罪
(
つみ
)
を
宣
(
の
)
り
直
(
なほ
)
せ
134
朝日
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
るとも
曇
(
くも
)
るとも
135
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つとも
虧
(
か
)
くるとも
136
仮令
(
たとへ
)
大地
(
だいち
)
は
沈
(
しづ
)
むとも
137
わが
垂乳根
(
たらちね
)
の
慈愛
(
いつくしみ
)
138
何時
(
いつ
)
の
世
(
よ
)
にかは
忘
(
わす
)
るべき
139
いつの
世
(
よ
)
にかは
忘
(
わす
)
るべき
140
松
(
まつ
)
、
竹
(
たけ
)
、
梅
(
うめ
)
の
三人
(
みたり
)
連
(
づれ
)
141
心
(
こころ
)
も
智利
(
てる
)
の
山
(
やま
)
の
上
(
うへ
)
142
遥
(
はるか
)
に
拝
(
をが
)
み
奉
(
たてまつ
)
る
143
遥
(
はるか
)
に
拝
(
をが
)
み
奉
(
たてまつ
)
る』
144
と
歌
(
うた
)
ひ
了
(
をは
)
りて
芝生
(
しばふ
)
の
上
(
うへ
)
に
淑
(
しと
)
やかに
腰
(
こし
)
を
下
(
おろ
)
して
休
(
やす
)
らふ。
145
珍山彦
(
うづやまひこ
)
『ヤア、
146
流石
(
さすが
)
は
女
(
をんな
)
だ。
147
女
(
をんな
)
らしい
優
(
やさ
)
しい
歌
(
うた
)
だ。
148
それで
結構
(
けつこう
)
々々
(
けつこう
)
、
149
サアサア、
150
一同
(
いちどう
)
参
(
まゐ
)
りませう』
151
と
先
(
さき
)
に
立
(
た
)
ちて
照山峠
(
てるやまたうげ
)
を
下
(
くだ
)
り
行
(
ゆ
)
く。
152
(
大正一一・二・一三
旧一・一七
土井靖都
録)
Δこのページの一番上に戻るΔ
<<< 鹿島立
(B)
(N)
闇の谷底 >>>
霊界物語
>
第9巻
> 第3篇 天涯万里 > 第13章 訣別の歌
Tweet
絶賛発売中『超訳霊界物語2/出口王仁三郎の「身魂磨き」実践書/一人旅するスサノオの宣伝使たち』
オニド関連サイト
最新更新情報
10/22
【霊界物語ネット】
『
王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)
』をテキスト化しました。
9/18
【
飯塚弘明.com
】
飯塚弘明著『
PTC2 出口王仁三郎の霊界物語で透見する世界現象 T之巻
』発刊!
5/8
【霊界物語ネット】
霊界物語ネットに出口王仁三郎の
第六歌集『霧の海』
を掲載しました。
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【
メールアドレス
】
【13 訣別の歌|第9巻(申の巻)|霊界物語/rm0913】
合言葉「みろく」を入力して下さい→