霊界物語.ネット
~出口王仁三郎 大図書館~
目 次
設 定
閉じる
×
霊界物語
三鏡
大本神諭
伊都能売神諭
出口王仁三郎全集
出口王仁三郎著作集
王仁文庫
惟神の道
幼ながたり
開祖伝
聖師伝
霧の海(第六歌集)
大本七十年史
大本史料集成
神霊界
新聞記事
新月の光
その他
王仁文献考証
検索は「
王仁DB
」で
←
戻る
霊界物語
霊主体従
第1巻(子の巻)
第2巻(丑の巻)
第3巻(寅の巻)
第4巻(卯の巻)
第5巻(辰の巻)
第6巻(巳の巻)
第7巻(午の巻)
第8巻(未の巻)
第9巻(申の巻)
第10巻(酉の巻)
第11巻(戌の巻)
第12巻(亥の巻)
如意宝珠
第13巻(子の巻)
第14巻(丑の巻)
第15巻(寅の巻)
第16巻(卯の巻)
第17巻(辰の巻)
第18巻(巳の巻)
第19巻(午の巻)
第20巻(未の巻)
第21巻(申の巻)
第22巻(酉の巻)
第23巻(戌の巻)
第24巻(亥の巻)
海洋万里
第25巻(子の巻)
第26巻(丑の巻)
第27巻(寅の巻)
第28巻(卯の巻)
第29巻(辰の巻)
第30巻(巳の巻)
第31巻(午の巻)
第32巻(未の巻)
第33巻(申の巻)
第34巻(酉の巻)
第35巻(戌の巻)
第36巻(亥の巻)
舎身活躍
第37巻(子の巻)
第38巻(丑の巻)
第39巻(寅の巻)
第40巻(卯の巻)
第41巻(辰の巻)
第42巻(巳の巻)
第43巻(午の巻)
第44巻(未の巻)
第45巻(申の巻)
第46巻(酉の巻)
第47巻(戌の巻)
第48巻(亥の巻)
真善美愛
第49巻(子の巻)
第50巻(丑の巻)
第51巻(寅の巻)
第52巻(卯の巻)
第53巻(辰の巻)
第54巻(巳の巻)
第55巻(午の巻)
第56巻(未の巻)
第57巻(申の巻)
第58巻(酉の巻)
第59巻(戌の巻)
第60巻(亥の巻)
山河草木
第61巻(子の巻)
第62巻(丑の巻)
第63巻(寅の巻)
第64巻(卯の巻)上
第64巻(卯の巻)下
第65巻(辰の巻)
第66巻(巳の巻)
第67巻(午の巻)
第68巻(未の巻)
第69巻(申の巻)
第70巻(酉の巻)
第71巻(戌の巻)
第72巻(亥の巻)
特別編 入蒙記
天祥地瑞
第73巻(子の巻)
第74巻(丑の巻)
第75巻(寅の巻)
第76巻(卯の巻)
第77巻(辰の巻)
第78巻(巳の巻)
第79巻(午の巻)
第80巻(未の巻)
第81巻(申の巻)
←
戻る
第9巻(申の巻)
序歌
凡例
総説歌
第1篇 長途の旅
01 都落
〔394〕
02 エデンの渡
〔395〕
03 三笠丸
〔396〕
04 大足彦
〔397〕
05 海上の神姿
〔398〕
06 刹那信心
〔399〕
07 地獄の沙汰
〔400〕
第2篇 一陽来復
08 再生の思
〔401〕
09 鴛鴦の衾
〔402〕
10 言葉の車
〔403〕
11 蓬莱山
〔404〕
第3篇 天涯万里
12 鹿島立
〔405〕
13 訣別の歌
〔406〕
14 闇の谷底
〔407〕
15 団子理屈
〔408〕
16 蛸釣られ
〔409〕
17 甦生
〔410〕
第4篇 千山万水
18 初陣
〔411〕
19 悔悟の涙
〔412〕
20 心の鏡
〔413〕
21 志芸山祇
〔414〕
22 晩夏の風
〔415〕
23 高照山
〔416〕
24 玉川の滝
〔417〕
25 窟の宿替
〔418〕
26 巴の舞
〔419〕
第5篇 百花爛漫
27 月光照梅
〔420〕
28 窟の邂逅
〔421〕
29 九人娘
〔422〕
30 救の神
〔423〕
31 七人の女
〔424〕
32 一絃琴
〔425〕
33 栗毛の駒
〔426〕
34 森林の囁
〔427〕
35 秋の月
〔428〕
36 偽神憑
〔429〕
37 凱歌
〔430〕
附録 第三回高熊山参拝紀行歌(二)
余白歌
このサイトは『霊界物語』を始めとする出口王仁三郎等の著書を無料で公開しています。
(注・出口王仁三郎の全ての著述を収録しているわけではありません。未収録のものも沢山あります)
閉じる
×
この文献を王仁DBで開く
印刷用画面を開く
[?]
プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。
[×閉じる]
話者名の追加表示
[?]
セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。
[×閉じる]
追加表示する
追加表示しない
【標準】
表示できる章
テキストのタイプ
[?]
ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。
[×閉じる]
通常のテキスト
【標準】
コピー用のテキスト
その他の設定項目を表示する
ここから下を閉じる
文字サイズ
S
【標準】
M
L
フォント
フォント1
【標準】
フォント2
ルビの表示
通常表示
【標準】
括弧の中に表示
表示しない
古いブラウザでうまく表示されない時はこの設定を試してみて下さい
アンカーの表示
[?]
本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。
[×閉じる]
左側にだけ表示する
【標準】
表示しない
全てのアンカーを表示
宣伝歌
[?]
宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。
[×閉じる]
一段組
【標準】
二段組
脚注
[?]
[※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
全ての脚注を開く
全ての脚注を閉じる(マーク表示)
【標準】
脚注マークを表示しない
文字の色
背景の色
ルビの色
傍点の色
[?]
底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。
[×閉じる]
外字1の色
[?]
この設定は現在使われておりません。
[×閉じる]
外字2の色
[?]
文字がフォントに存在せず、画像を使っている場合がありますが、その画像の周囲の色を変えます。
[×閉じる]
→
表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
【新着情報】
10月30~31日に旧サイトから新サイトへの移行作業を行う予定です。
実験用サイト
|
サブスク
霊界物語
>
第9巻
> 第5篇 百花爛漫 > 第30章 救の神
<<< 九人娘
(B)
(N)
七人の女 >>>
マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。
【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034 アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。
第三〇章
救
(
すくひ
)
の
神
(
かみ
)
〔四二三〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻
篇:
第5篇 百花爛漫
よみ(新仮名遣い):
ひゃっからんまん
章:
第30章 救の神
よみ(新仮名遣い):
すくいのかみ
通し章番号:
423
口述日:
1922(大正11)年02月16日(旧01月20日)
口述場所:
筆録者:
河津雄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1922(大正11)年7月5日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
[×閉じる]
:
春山彦、夏姫、月・雪・花の三人娘、松・竹・梅の宣伝使らは、鷹取別の手下に連れて行かれた身代わりの宣伝使たちが何神の化身であったかと、合点がいかない様子であった。
夏姫は身代わりの神の化身にわが子を宣伝使を助けられた嬉しさに、三五教への感謝の念を深くした。
一同が喜び感謝を捧げているところへ、鷹取別の手下として身代わりの宣伝使らを捕縛して連れ去ったはずの竹山彦が、再び門内に入ってきた。春山彦は宣伝使を守ろうと竹山彦に斬ってかかる。
竹山彦は春山彦をかわして奥殿に進むと、一同に自分の正体を明かした。竹山彦は大江山の鬼武彦の化身であった。これより、松・竹・梅の宣伝使は鬼武彦の守護の下に目の国に宣伝に進んで行く。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2020-06-23 23:30:35
OBC :
rm0930
愛善世界社版:
237頁
八幡書店版:
第2輯 359頁
修補版:
校定版:
247頁
普及版:
101頁
初版:
ページ備考:
001
春山彦
(
はるやまひこ
)
、
002
夏姫
(
なつひめ
)
を
始
(
はじ
)
め、
003
松
(
まつ
)
、
004
竹
(
たけ
)
、
005
梅
(
うめ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
、
006
並
(
ならび
)
に
月
(
つき
)
、
007
雪
(
ゆき
)
、
008
花
(
はな
)
の
姉妹
(
おとどい
)
はこの
場
(
ば
)
の
不思議
(
ふしぎ
)
に
合点
(
がてん
)
ゆかず、
009
夢
(
ゆめ
)
かとばかり
驚喜
(
きやうき
)
の
念
(
ねん
)
に
駆
(
か
)
られゐる。
010
夏姫
(
なつひめ
)
は
漸
(
やうや
)
くに
口
(
くち
)
を
開
(
ひら
)
き、
011
夏姫
『
実
(
げ
)
に
尊
(
たふと
)
き
有難
(
ありがた
)
き
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
の
御
(
おん
)
恵
(
めぐみ
)
、
012
誠
(
まこと
)
と
誠
(
まこと
)
が
天地
(
てんち
)
に
通
(
つう
)
じて、
013
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
の
尊
(
たふと
)
きお
救
(
すく
)
ひに
預
(
あづ
)
かつたので
御座
(
ござ
)
いませう。
014
日頃
(
ひごろ
)
信
(
しん
)
ずる
野立彦
(
のだちひこ
)
、
015
野立姫
(
のだちひめ
)
、
016
木花姫
(
このはなひめ
)
の
御
(
おん
)
身代
(
みがは
)
り、
017
思
(
おも
)
へば
思
(
おも
)
へば
有難
(
ありがた
)
し、
018
勿体
(
もつたい
)
なし
三五教
(
あななひけう
)
の
御教
(
みをしへ
)
』
019
春山彦
『オー、
020
女房
(
にようばう
)
、
021
解
(
わか
)
つたか。
022
娘
(
むすめ
)
でさへも、
023
父
(
ちち
)
の
心
(
こころ
)
を
酌
(
く
)
み
取
(
と
)
つて、
024
宣伝使
(
せんでんし
)
様
(
さま
)
のお
身代
(
みがは
)
りに
立
(
た
)
たうと
言
(
い
)
ふ
健気
(
けなげ
)
な
心
(
こころ
)
を
有
(
も
)
つて
居
(
を
)
るに、
025
汝
(
なんぢ
)
はまた
何
(
なん
)
とした
未練
(
みれん
)
な
心
(
こころ
)
であつたか。
026
夫
(
をつと
)
が
女房
(
にようばう
)
に
手
(
て
)
を
合
(
あ
)
はして、
027
どうぞ
娘
(
むすめ
)
を
身代
(
みがは
)
りに
立
(
た
)
てて
呉
(
く
)
れと
頼
(
たの
)
んだ
時
(
とき
)
、
028
其方
(
そち
)
は
一言
(
いちごん
)
の
返辞
(
へんじ
)
もせなかつたであらう。
029
腹
(
はら
)
を
痛
(
いた
)
めて
藁
(
わら
)
の
上
(
うへ
)
から
育
(
そだ
)
て
上
(
あ
)
げた、
030
天
(
てん
)
にも
地
(
ち
)
にも
懸
(
かけ
)
がへのない
三
(
さん
)
人
(
にん
)
の
娘
(
むすめ
)
を、
031
身代
(
みがは
)
りに
立
(
た
)
てるのであるから、
032
そなたが
一遍
(
いつぺん
)
に、
033
ウンと
言
(
い
)
はぬのも
強
(
あなが
)
ち
無理
(
むり
)
ではない。
034
お
前
(
まへ
)
は
信仰
(
しんかう
)
が
徹底
(
てつてい
)
してゐないのだ。
035
信仰
(
しんかう
)
の
力
(
ちから
)
は
山
(
やま
)
をも
動
(
うご
)
かすとかや。
036
斯
(
か
)
くのごとき
結構
(
けつこう
)
な
霊験
(
れいけん
)
の
現
(
あら
)
はれたるも、
037
まつたく
松
(
まつ
)
、
038
竹
(
たけ
)
、
039
梅
(
うめ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
様
(
さま
)
の
御
(
ご
)
神徳
(
しんとく
)
と
御
(
ご
)
盛運
(
せいうん
)
の
強
(
つよ
)
いのは
申
(
まを
)
すに
及
(
およ
)
ばず、
040
吾々
(
われわれ
)
親子
(
おやこ
)
の
天地
(
てんち
)
に
通
(
つう
)
じた
真心
(
まごころ
)
を
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
は
憐
(
あはれ
)
み
給
(
たま
)
ひ、
041
救
(
すく
)
うて
下
(
くだ
)
さつたのであらう。
042
アヽ、
043
有難
(
ありがた
)
や
忝
(
かたじ
)
けなや』
044
と
又
(
また
)
もや
嬉
(
うれ
)
し
涙
(
なみだ
)
をしぼる。
045
松
(
まつ
)
、
046
竹
(
たけ
)
、
047
梅
(
うめ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
、
048
月
(
つき
)
、
049
雪
(
ゆき
)
、
050
花
(
はな
)
の
三
(
さん
)
人
(
にん
)
の
娘
(
むすめ
)
は、
051
夫婦
(
ふうふ
)
二人
(
ふたり
)
を
労
(
いた
)
はりながら、
052
改
(
あらた
)
めて
宣伝歌
(
せんでんか
)
を
歌
(
うた
)
ひ
神言
(
かみごと
)
を
奏上
(
そうじやう
)
する
折
(
をり
)
しも、
053
門戸
(
もんこ
)
を
叩
(
たた
)
く
者
(
もの
)
あり。
054
春山彦
(
はるやまひこ
)
は
僕
(
しもべ
)
にも
言付
(
いひつ
)
けず、
055
自
(
みづか
)
ら
起
(
た
)
つて
表門
(
おもてもん
)
に
駆
(
か
)
け
行
(
ゆ
)
き、
056
戸
(
と
)
を
開
(
ひら
)
くや
否
(
いな
)
や、
057
ヌツと
入
(
い
)
り
来
(
く
)
る
一人
(
ひとり
)
の
男
(
をとこ
)
、
058
見
(
み
)
れば
今
(
いま
)
三
(
さん
)
人
(
にん
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
を
伴
(
つ
)
れ
帰
(
かへ
)
つた
竹山彦
(
たけやまひこ
)
なるにぞ、
059
春山彦
(
はるやまひこ
)
はハツと
驚
(
おどろ
)
き、
060
一
(
ひと
)
つ
免
(
まぬが
)
れてまた
一
(
ひと
)
つ、
061
折角
(
せつかく
)
助
(
たす
)
かつて、
062
ヤレ
嬉
(
うれ
)
しやと
思
(
おも
)
ふ
間
(
ま
)
もなく、
063
竹山彦
(
たけやまひこ
)
のあとへ
引返
(
ひきかへ
)
して、
064
これに
来
(
きた
)
りしは、
065
途中
(
とちう
)
に
於
(
おい
)
て
身代
(
みがは
)
りを
悟
(
さと
)
り、
066
再
(
ふたた
)
び
来
(
きた
)
りしならむ。
067
吾
(
わが
)
家
(
や
)
に
入
(
い
)
れては
一大事
(
いちだいじ
)
と、
068
物
(
もの
)
をも
言
(
い
)
はず
猿臂
(
えんぴ
)
を
延
(
のば
)
して
首筋
(
くびすぢ
)
をグツと
掴
(
つか
)
み、
069
大地
(
だいち
)
へ
撃
(
う
)
ち
倒
(
たふ
)
し、
070
一刀
(
いつたう
)
の
柄
(
つか
)
に
手
(
て
)
をかけて、
071
頭上
(
づじやう
)
より
真
(
ま
)
ツ
二
(
ぷた
)
つにせむと、
072
真向
(
まつかう
)
に
振
(
ふ
)
り
翳
(
かざ
)
すを、
073
竹山彦
(
たけやまひこ
)
は
大地
(
だいち
)
に
倒
(
たふ
)
れながら
悠々
(
いういう
)
迫
(
せま
)
らず、
074
竹山彦
『
春山彦
(
はるやまひこ
)
、
075
心
(
こころ
)
を
落着
(
おちつ
)
けられよ。
076
これには
深
(
ふか
)
い
仔細
(
しさい
)
がある。
077
吾
(
われ
)
が
申
(
まを
)
す
事
(
こと
)
を
一通
(
ひととほ
)
り
聞
(
き
)
いて
疑
(
うたが
)
ひを
晴
(
はら
)
されよ』
078
と
起
(
お
)
き
直
(
なほ
)
つて、
079
門口
(
かどぐち
)
の
閾
(
しきゐ
)
を
跨
(
また
)
げようとする。
080
跨
(
また
)
げさしては
大変
(
たいへん
)
と、
081
春山彦
(
はるやまひこ
)
は、
082
春山彦
『
主人
(
しゆじん
)
の
許
(
ゆる
)
しなくして、
083
たとへ
荒屋
(
あばらや
)
なりとも、
084
勝手
(
かつて
)
気儘
(
きまま
)
に
吾
(
わが
)
家
(
や
)
の
閾
(
しきゐ
)
を
跨
(
また
)
ぐるとは
無礼
(
ぶれい
)
千万
(
せんばん
)
、
085
思
(
おも
)
ひ
知
(
し
)
れよ』
086
とまたもや
斬
(
き
)
つてかかるを、
087
竹山彦
(
たけやまひこ
)
はヒラリと
体
(
たい
)
を
躱
(
かは
)
したまま、
088
ツカツカと
座敷
(
ざしき
)
へ
進
(
すす
)
み
入
(
い
)
る。
089
夏姫
(
なつひめ
)
を
始
(
はじ
)
め
六
(
ろく
)
人
(
にん
)
の
娘
(
むすめ
)
は、
090
竹山彦
(
たけやまひこ
)
の
再
(
ふたた
)
び
現
(
あら
)
はれしに
驚
(
おどろ
)
き、
091
夢
(
ゆめ
)
に
夢
(
ゆめ
)
見
(
み
)
る
心地
(
ここち
)
し、
092
呆然
(
ばうぜん
)
として
顔
(
かほ
)
を
凝視
(
みつめ
)
ゐる。
093
春山彦
(
はるやまひこ
)
は、
094
両刃
(
もろは
)
の
剣
(
つるぎ
)
を
抜
(
ぬ
)
き
翳
(
かざ
)
し、
095
座敷
(
ざしき
)
に
上
(
あが
)
り、
096
春山彦
『ヤア、
097
悪逆
(
あくぎやく
)
無道
(
ぶだう
)
の
鷹取別
(
たかとりわけ
)
に
組
(
くみ
)
する
悪魔
(
あくま
)
の
張本
(
ちやうほん
)
竹山彦
(
たけやまひこ
)
、
098
この
春山彦
(
はるやまひこ
)
が
正義
(
せいぎ
)
の
刃
(
やいば
)
喰
(
く
)
つて
見
(
み
)
よ』
099
と、
100
又
(
また
)
もや
斬
(
き
)
り
付
(
つ
)
くるを、
101
竹山彦
(
たけやまひこ
)
は
利腕
(
ききうで
)
を
確乎
(
しつか
)
と
握
(
にぎ
)
り、
102
竹山彦
『アハヽヽヽ、
103
春山彦
(
はるやまひこ
)
、
104
心
(
こころ
)
を
落着
(
おちつ
)
けられよ。
105
吾
(
われ
)
こそは、
106
大江山
(
たいかうざん
)
に
現
(
あら
)
はれたる
鬼武彦
(
おにたけひこ
)
の
化身
(
けしん
)
にして、
107
竹山彦
(
たけやまひこ
)
とは
仮
(
かり
)
の
名
(
な
)
、
108
松
(
まつ
)
、
109
竹
(
たけ
)
、
110
梅
(
うめ
)
の
三
(
さん
)
人
(
にん
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
を
救
(
すく
)
はむがために、
111
竹山彦
(
たけやまひこの
)
命
(
みこと
)
と
偽
(
いつは
)
つて、
112
悪神
(
あくがみ
)
鷹取別
(
たかとりわけ
)
の
部下
(
ぶか
)
となり、
113
今日
(
こんにち
)
あるを
前知
(
ぜんち
)
して、
114
吾
(
わが
)
部下
(
ぶか
)
の
白狐
(
びやくこ
)
、
115
高倉
(
たかくら
)
、
116
旭
(
あさひ
)
、
117
月日
(
つきひ
)
の
眷属神
(
けんぞくがみ
)
を
使
(
つか
)
ひ、
118
身代
(
みがは
)
りを
立
(
た
)
てたは
狐
(
きつね
)
の
七化
(
ななばけ
)
、
119
もうかうなる
上
(
うへ
)
は
大磐石
(
だいばんじやく
)
、
120
何方
(
いづれ
)
も
御
(
ご
)
安心
(
あんしん
)
なされよ』
121
と
一部
(
いちぶ
)
始終
(
しじう
)
を
物語
(
ものがた
)
れば、
122
春山彦
(
はるやまひこ
)
夫婦
(
ふうふ
)
を
始
(
はじ
)
め
六
(
ろく
)
人
(
にん
)
の
娘
(
むすめ
)
は、
123
一度
(
いちど
)
に
思
(
おも
)
はず
手
(
て
)
を
拍
(
う
)
つて
神徳
(
しんとく
)
を
讃美
(
さんび
)
し、
124
鬼武彦
(
おにたけひこ
)
に
向
(
むか
)
ひて
感謝
(
かんしや
)
の
意
(
い
)
を
表
(
へう
)
しける。
125
これより、
126
松
(
まつ
)
、
127
竹
(
たけ
)
、
128
梅
(
うめ
)
の
三
(
さん
)
人
(
にん
)
は、
129
鬼武彦
(
おにたけひこ
)
に
護
(
まも
)
られて
目
(
め
)
の
国
(
くに
)
に
渡
(
わた
)
り、
130
追々
(
おひおひ
)
進
(
すす
)
んでロッキー
山
(
ざん
)
に
登
(
のぼ
)
り、
131
再
(
ふたた
)
び
船
(
ふね
)
に
乗
(
の
)
り
黄泉島
(
よもつじま
)
に
無事
(
ぶじ
)
安着
(
あんちやく
)
し、
132
黄泉
(
よもつ
)
比良坂
(
ひらさか
)
の
神業
(
しんげふ
)
に
参加
(
さんか
)
しぬ。
133
(
大正一一・二・一六
旧一・二〇
河津雄
録)
Δこのページの一番上に戻るΔ
<<< 九人娘
(B)
(N)
七人の女 >>>
霊界物語
>
第9巻
> 第5篇 百花爛漫 > 第30章 救の神
Tweet
ロシアのプーチン大統領が霊界物語に予言されていた!?<絶賛発売中>
オニド関連サイト
最新更新情報
10/22
【霊界物語ネット】
『
王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)
』をテキスト化しました。
9/18
【
飯塚弘明.com
】
飯塚弘明著『
PTC2 出口王仁三郎の霊界物語で透見する世界現象 T之巻
』発刊!
5/8
【霊界物語ネット】
霊界物語ネットに出口王仁三郎の
第六歌集『霧の海』
を掲載しました。
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【
メールアドレス
】
【30 救の神|第9巻(申の巻)|霊界物語/rm0930】
合言葉「みろく」を入力して下さい→