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第61巻(子の巻)
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第70巻(酉の巻)
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第72巻(亥の巻)
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第73巻(子の巻)
第74巻(丑の巻)
第75巻(寅の巻)
第76巻(卯の巻)
第77巻(辰の巻)
第78巻(巳の巻)
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第11巻(戌の巻)
言霊反
凡例
信天翁(二)
総説歌
第1篇 長駆進撃
01 クス野ケ原
〔468〕
02 一目お化
〔469〕
03 死生観
〔470〕
04 梅の花
〔471〕
05 大風呂敷
〔472〕
06 奇の都
〔473〕
07 露の宿
〔474〕
第2篇 意気揚々
08 明志丸
〔475〕
09 虎猫
〔476〕
10 立聞
〔477〕
11 表教
〔478〕
12 松と梅
〔479〕
13 転腹
〔480〕
14 鏡丸
〔481〕
第3篇 言霊解
15 大気津姫の段(一)
〔482〕
16 大気津姫の段(二)
〔483〕
17 大気津姫の段(三)
〔484〕
第4篇 満目荒寥
18 琵琶の湖
〔485〕
19 汐干丸
〔486〕
20 醜の窟
〔487〕
21 俄改心
〔488〕
22 征矢の雨
〔489〕
23 保食神
〔490〕
第5篇 乾坤清明
24 顕国宮
〔491〕
25 巫の舞
〔492〕
26 橘の舞
〔493〕
27 太玉松
〔494〕
28 二夫婦
〔495〕
29 千秋楽
〔496〕
余白歌
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第二八章
二夫婦
(
ふたふうふ
)
〔四九五〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻
篇:
第5篇 乾坤清明
よみ(新仮名遣い):
けんこんせいめい
章:
第28章 二夫婦
よみ(新仮名遣い):
ふたふうふ
通し章番号:
495
口述日:
1922(大正11)年03月04日(旧02月06日)
口述場所:
筆録者:
谷村真友
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1922(大正11)年9月10日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
続いて天之児屋根命が左から、梅ケ香姫が右から廻った。
次に、天之目一箇神と竹野姫が左右から柱を廻って結婚式を終えた。
引き続いて酒宴に移り、神人らは歌を歌って宴席をにぎわせた。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2020-08-11 19:57:42
OBC :
rm1128
愛善世界社版:
260頁
八幡書店版:
第2輯 606頁
修補版:
校定版:
265頁
普及版:
110頁
初版:
ページ備考:
001
天之
(
あめの
)
児屋根
(
こやねの
)
命
(
みこと
)
は
神籬
(
ひもろぎ
)
を
左
(
ひだり
)
より
廻
(
めぐ
)
り
合
(
あ
)
ひ、
002
結婚式
(
けつこんしき
)
の
歌
(
うた
)
を
歌
(
うた
)
ひ
始
(
はじ
)
むる。
003
天之児屋根命
『
仰
(
あふ
)
げば
高
(
たか
)
し
久方
(
ひさかた
)
の
004
青雲
(
あをくも
)
別
(
わ
)
けて
三
(
み
)
つ
星
(
ぼし
)
の
005
御魂
(
みたま
)
幸
(
さちは
)
ふ
霊鷲
(
りやうしう
)
の
006
山
(
やま
)
に
現
(
あら
)
はれ
大稜威
(
おほみいづ
)
007
高彦神
(
たかひこがみ
)
と
現
(
あら
)
はれて
008
黄金山
(
わうごんざん
)
に
現
(
あ
)
れませる
009
埴安彦
(
はにやすひこ
)
の
開
(
ひら
)
かれし
010
三五教
(
あななひけう
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
011
四方
(
よも
)
の
国民
(
くにたみ
)
救
(
すく
)
はむと
012
駱駝
(
らくだ
)
の
背
(
せな
)
に
跨
(
またが
)
りて
013
アシの
沙漠
(
さばく
)
を
打渡
(
うちわた
)
り
014
広
(
ひろ
)
き
河瀬
(
かはせ
)
を
横
(
よこ
)
ぎりて
015
雪
(
ゆき
)
踏
(
ふ
)
みさくみ
霜
(
しも
)
を
浴
(
あ
)
び
016
雨
(
あめ
)
に
風
(
かぜ
)
にと
曝
(
さら
)
されて
017
噂
(
うはさ
)
に
高
(
たか
)
きアーメニヤ
018
曲
(
まが
)
の
猛
(
たけ
)
びを
鎮
(
しづ
)
めむと
019
心
(
こころ
)
の
駒
(
こま
)
に
鞭撻
(
むちう
)
ちて
020
道
(
みち
)
もいそいそ
膝栗毛
(
ひざくりげ
)
021
雪
(
ゆき
)
は
真白
(
ましろ
)
に
積
(
つも
)
り
居
(
ゐ
)
て
022
表
(
おもて
)
は
清
(
きよ
)
き
銀世界
(
ぎんせかい
)
023
中
(
なか
)
に
包
(
つつ
)
まる
曲津見
(
まがつみ
)
の
024
ウラルの
彦
(
ひこ
)
やウラル
姫
(
ひめ
)
025
コーカス
山
(
ざん
)
に
立籠
(
たてこも
)
り
026
心
(
こころ
)
も
猛
(
たけ
)
く
荒鉄
(
あらがね
)
の
027
地
(
つち
)
を
護
(
まも
)
れる
三柱
(
みはしら
)
の
028
神
(
かみ
)
の
宮居
(
みやゐ
)
を
太知
(
ふとし
)
りて
029
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
詐
(
いつは
)
る
曲業
(
まがわざ
)
を
030
厳
(
いづ
)
と
瑞
(
みづ
)
との
言霊
(
ことたま
)
に
031
向
(
むけ
)
和
(
やは
)
さむと
来
(
きた
)
るうち
032
ウラルの
彦
(
ひこ
)
の
目付役
(
めつけやく
)
033
雲霞
(
うんか
)
の
如
(
ごと
)
く
出
(
い
)
で
来
(
きた
)
り
034
有無
(
うむ
)
を
言
(
い
)
はせず
山腹
(
さんぷく
)
の
035
七
(
なな
)
つの
岩窟
(
いはや
)
に
投
(
な
)
げ
込
(
こ
)
まれ
036
心
(
こころ
)
を
千々
(
ちぢ
)
に
砕
(
くだ
)
きつつ
037
案
(
あん
)
じ
煩
(
わづら
)
ふ
折柄
(
をりから
)
に
038
眠
(
ねむり
)
の
神
(
かみ
)
に
襲
(
おそ
)
はれて
039
暗
(
くら
)
き
千尋
(
ちひろ
)
の
底
(
そこ
)
深
(
ふか
)
く
040
水
(
みづ
)
を
湛
(
たた
)
へし
岩底
(
いはそこ
)
に
041
落
(
お
)
ちて
凍
(
こご
)
ゆる
折柄
(
をりから
)
に
042
かすかに
響
(
ひび
)
く
言霊
(
ことたま
)
の
043
光
(
ひか
)
りに
漸
(
やうや
)
う
力
(
ちから
)
附
(
づ
)
き
044
眼
(
まなこ
)
を
開
(
ひら
)
き
眺
(
なが
)
むれば
045
我
(
わが
)
目
(
め
)
の
上
(
うへ
)
に
なよ
竹
(
だけ
)
の
046
雪
(
ゆき
)
にたはみし
如
(
ごと
)
くなる
047
手弱女
(
たをやめ
)
姿
(
すがた
)
の
竹野姫
(
たけのひめ
)
048
詔
(
の
)
る
言霊
(
ことたま
)
に
勇
(
いさ
)
み
立
(
た
)
ち
049
力
(
ちから
)
の
限
(
かぎ
)
り
岩壁
(
がんぺき
)
を
050
伝
(
つた
)
ひて
漸
(
やうや
)
く
姫
(
ひめ
)
の
前
(
まへ
)
051
来
(
きた
)
る
折
(
を
)
りしも
傍
(
かたはら
)
の
052
岩壁
(
がんぺき
)
砕
(
くだ
)
く
物音
(
ものおと
)
に
053
驚
(
おどろ
)
き
見詰
(
みつ
)
むる
間
(
ま
)
もあらず
054
天
(
あま
)
の
頭槌
(
くぶつち
)
打振
(
うちふる
)
ひ
055
岩
(
いは
)
の
戸割
(
とわ
)
りて
出
(
い
)
で
来
(
きた
)
る
056
天
(
あめ
)
の
目一箇
(
まひとつ
)
神司
(
かむづかさ
)
057
此処
(
ここ
)
に
三人
(
みたり
)
は
巡
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
ひ
058
宿世
(
すぐせ
)
を
語
(
かた
)
る
折柄
(
をりから
)
に
059
表
(
おもて
)
に
聞
(
きこ
)
ゆる
足音
(
あしおと
)
は
060
救
(
すく
)
ひの
神
(
かみ
)
か
曲神
(
まがかみ
)
か
061
様子
(
やうす
)
如何
(
いか
)
にと
聞
(
き
)
き
居
(
を
)
れば
062
忽
(
たちま
)
ち
開
(
ひら
)
く
岩戸口
(
いはとぐち
)
063
立出
(
たちい
)
で
見
(
み
)
ればこは
如何
(
いか
)
に
064
開
(
ひら
)
く
時世
(
ときよ
)
を
松代姫
(
まつよひめ
)
065
薫
(
かを
)
りゆかしき
梅ケ香姫
(
うめがかひめ
)
の
066
貴
(
うづの
)
命
(
みこと
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
067
石凝姥
(
いしこりどめ
)
や
時置師
(
ときおかし
)
068
八彦
(
やつひこ
)
鴨彦
(
かもひこ
)
諸共
(
もろとも
)
に
069
廻
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
うたる
優曇華
(
うどんげ
)
の
070
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
く
春
(
はる
)
の
嬉
(
うれ
)
しさよ
071
心
(
こころ
)
も
勇
(
いさ
)
み
身
(
み
)
も
勇
(
いさ
)
み
072
珍
(
うづ
)
の
宮居
(
みやゐ
)
に
来
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
073
ウラルの
姫
(
ひめ
)
やヤツコスの
074
神
(
かみ
)
に
従
(
したが
)
ふビツコスや
075
数多
(
あまた
)
のクスの
神
(
かみ
)
迄
(
まで
)
が
076
宴会
(
うたげ
)
の
莚
(
むしろ
)
賑
(
にぎは
)
しく
077
列
(
れつ
)
を
乱
(
みだ
)
して
舞
(
ま
)
ひ
狂
(
くる
)
ふ
078
時
(
とき
)
しもあれや
松代姫
(
まつよひめ
)
079
二人
(
ふたり
)
の
姉妹
(
おとどひ
)
始
(
はじ
)
めとし
080
天
(
あま
)
の
数歌
(
かずうた
)
歌
(
うた
)
ひつつ
081
声
(
こゑ
)
も
涼
(
すず
)
しき
宣伝歌
(
せんでんか
)
082
詔
(
の
)
らせ
給
(
たま
)
へば
曲神
(
まがかみ
)
は
083
霊
(
たま
)
に
打
(
う
)
たれて
雲
(
くも
)
霞
(
かすみ
)
084
逃
(
に
)
げ
行
(
ゆ
)
く
後
(
あと
)
は
春
(
はる
)
の
日
(
ひ
)
の
085
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
く
如
(
ごと
)
き
心地
(
ここち
)
して
086
茲
(
ここ
)
に
三柱
(
みはしら
)
大御神
(
おほみかみ
)
087
祝
(
ことほ
)
ぎ
奉
(
まつ
)
れる
折柄
(
をりから
)
に
088
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのを
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
089
大御言
(
おほみこと
)
もて
高彦
(
たかひこ
)
は
090
梅ケ香姫
(
うめがかひめ
)
と
末
(
すゑ
)
永
(
なが
)
く
091
縁
(
えん
)
を
結
(
むす
)
びの
神
(
かみ
)
の
前
(
まへ
)
092
左
(
ひだ
)
り
右
(
みぎ
)
りの
順序
(
ついで
)
をば
093
正
(
ただ
)
しく
巡
(
めぐ
)
り
来
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
094
互
(
たがひ
)
に
合
(
あは
)
す
顔
(
かほ
)
と
顔
(
かほ
)
095
神
(
かみ
)
か
人
(
ひと
)
かは
白梅
(
しらうめ
)
の
096
薫
(
かを
)
り
目出度
(
めでた
)
き
姫
(
ひめ
)
の
前
(
まへ
)
097
嗚呼
(
ああ
)
美
(
うつく
)
しきエー
少女
(
をとめ
)
098
嗚呼
(
ああ
)
美
(
うる
)
はしきエー
少女
(
をとめ
)
099
男
(
を
)
と
女
(
め
)
の
仲
(
なか
)
は
千代
(
ちよ
)
八千代
(
やちよ
)
100
天
(
あめ
)
と
地
(
つち
)
との
睦
(
むつび
)
合
(
あ
)
ひ
101
表
(
おもて
)
と
裏
(
うら
)
との
水火
(
いき
)
合
(
あは
)
せ
102
神
(
かみ
)
の
鎮
(
しづ
)
まる
肉
(
にく
)
の
宮
(
みや
)
103
貴
(
うづ
)
の
御子
(
みこ
)
をばさわさわに
104
湯津玉
(
ゆつたま
)
椿
(
つばき
)
繁
(
しげ
)
る
如
(
ごと
)
105
生
(
う
)
み
足
(
たら
)
はして
天地
(
あめつち
)
の
106
大百姓
(
おほみたから
)
を
生
(
う
)
みなさむ
107
嗚呼
(
ああ
)
エー
少女
(
をとめ
)
エー
少女
(
をとめ
)
108
嗚呼
(
ああ
)
美
(
うつく
)
しき
汝
(
なれ
)
が
顔
(
かほ
)
109
嗚呼
(
ああ
)
美
(
うつく
)
しき
汝
(
なれ
)
が
胸
(
むね
)
110
若
(
わか
)
やぐ
胸
(
むね
)
を
素手
(
すだ
)
抱
(
だ
)
きて
111
手抱
(
ただき
)
拱
(
まながり
)
真玉手
(
またまで
)
の
112
玉手
(
たまで
)
差纒
(
さしま
)
[
※
「纒」は「纏」の異体字
]
き
股長
(
ももなが
)
に
113
抱
(
いだ
)
きて
寝
(
い
)
ねん
豊
(
とよ
)
の
御酒
(
みき
)
114
うまらに
委曲
(
つばら
)
に
聞
(
きこ
)
し
召
(
め
)
せ
115
嗚呼
(
ああ
)
美
(
うる
)
はしき
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
116
嗚呼
(
ああ
)
美
(
うる
)
はしき
神
(
かみ
)
の
御子
(
みこ
)
117
阿那爾夜志
(
あなにやし
)
愛
(
えー
)
少女
(
をとめ
)
』
118
梅ケ香姫
(
うめがかひめ
)
は
又
(
また
)
もや
右
(
みぎ
)
より、
119
撞
(
つき
)
の
御柱
(
みはしら
)
に
傚
(
なぞら
)
へたる
神籬
(
ひもろぎ
)
を
廻
(
まは
)
り
始
(
はじ
)
め、
120
歌
(
うた
)
ひ
出
(
だ
)
したり。
121
梅ケ香姫
『
仰
(
あふ
)
げば
高
(
たか
)
し
久方
(
ひさかた
)
の
122
高天原
(
たかあまはら
)
の
天使長
(
てんしちやう
)
123
桃上彦
(
ももがみひこ
)
の
神司
(
かむづかさ
)
124
末
(
すゑ
)
の
娘
(
むすめ
)
と
生
(
あ
)
れましし
125
妾
(
わらは
)
は
梅ケ香姫
(
うめがかひめ
)
の
神
(
かみ
)
126
過
(
すぎ
)
つる
春
(
はる
)
の
上三日
(
かみみつか
)
127
年
(
とし
)
は
二八
(
にはち
)
の
月
(
つき
)
の
顔
(
かほ
)
128
花
(
はな
)
の
姿
(
すがた
)
を
雨風
(
あめかぜ
)
に
129
曝
(
さら
)
しつ
出
(
いだ
)
し
姉妹
(
おとどひ
)
の
130
松竹梅
(
まつたけうめ
)
の
旅衣
(
たびごろも
)
131
聖地
(
せいち
)
を
後
(
あと
)
に
立
(
た
)
ち
出
(
い
)
でて
132
エデンの
河
(
かは
)
を
渡
(
わた
)
らむと
133
する
時
(
とき
)
醜
(
しこ
)
の
里人
(
さとびと
)
に
134
悩
(
なや
)
まされつつある
折
(
をり
)
に
135
月照彦
(
つきてるひこ
)
の
神霊魂
(
かむみたま
)
136
名
(
な
)
も
照彦
(
てるひこ
)
と
現
(
あら
)
はれて
137
松竹梅
(
まつたけうめ
)
の
姉妹
(
おとどひ
)
を
138
父
(
ちち
)
のまします
珍
(
うづ
)
の
国
(
くに
)
139
珍
(
うづ
)
の
都
(
みやこ
)
へ
送
(
おく
)
りまし
140
親子
(
おやこ
)
夫婦
(
めをと
)
は
優曇華
(
うどんげ
)
の
141
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
く
春
(
はる
)
の
喜
(
よろこ
)
びに
142
七日
(
なぬか
)
七夜
(
ななよ
)
を
暮
(
くら
)
しつつ
143
又
(
また
)
もや
親子
(
おやこ
)
の
生別
(
いきわか
)
れ
144
高砂島
(
たかさごじま
)
を
遠近
(
をちこち
)
と
145
教
(
をし
)
へ
伝
(
つた
)
ふる
折柄
(
をりから
)
に
146
ハザマの
森
(
もり
)
に
差
(
さし
)
かかり
147
途方
(
とはう
)
に
暮
(
く
)
るる
折柄
(
をりから
)
に
148
心
(
こころ
)
目出
(
めで
)
たき
春山
(
はるやま
)
の
149
彦
(
ひこ
)
の
命
(
みこと
)
に
助
(
たす
)
けられ
150
茲
(
ここ
)
に
姉妹
(
おとどひ
)
三
(
さん
)
人
(
にん
)
は
151
端
(
はし
)
なく
巡
(
めぐ
)
り
相生
(
あひおひ
)
の
152
松代
(
まつよ
)
の
姫
(
ひめ
)
や
竹野姫
(
たけのひめ
)
153
鬼武彦
(
おにたけひこ
)
に
救
(
すく
)
はれて
154
茲
(
ここ
)
に
目出度
(
めでた
)
く
目
(
め
)
の
国
(
くに
)
を
155
越
(
こ
)
えて
黄泉
(
よもつ
)
の
島
(
しま
)
に
着
(
つ
)
き
156
黄泉戦
(
よもついくさ
)
の
戦
(
たたか
)
ひに
157
大神津見
(
おほかむづみ
)
と
現
(
あら
)
はれし
158
桃
(
もも
)
の
三人
(
みたり
)
の
末
(
すゑ
)
の
子
(
こ
)
の
159
吾
(
あ
)
れは
梅ケ香姫
(
うめがかひめ
)
の
神
(
かみ
)
160
金勝要
(
きんかつかね
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
161
依
(
よ
)
さしの
儘
(
まま
)
に
今日
(
けふ
)
の
日
(
ひ
)
に
162
撞
(
つき
)
の
御柱
(
みはしら
)
巡
(
めぐ
)
りつつ
163
喜
(
よろこ
)
び
勇
(
いさ
)
み
来
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
164
誉
(
ほまれ
)
も
高
(
たか
)
き
高彦
(
たかひこ
)
の
165
天
(
あめ
)
の
児屋根
(
こやね
)
の
神司
(
かむづかさ
)
166
天津
(
あまつ
)
祝詞
(
のりと
)
の
太祝詞
(
ふとのりと
)
167
詔
(
の
)
らせ
玉
(
たま
)
へる
言
(
こと
)
の
葉
(
は
)
は
168
天津
(
あまつ
)
国土
(
くにつち
)
揺
(
ゆる
)
ぐごと
169
轟
(
とどろ
)
き
渡
(
わた
)
る
大稜威
(
おほみいづ
)
170
雄々
(
をを
)
しき
聖
(
きよ
)
き
神
(
かみ
)
の
御子
(
みこ
)
171
嗚呼
(
ああ
)
エー
男
(
をとこ
)
エー
男
(
をとこ
)
172
嗚呼
(
ああ
)
美
(
うる
)
はしき
珍
(
うづ
)
の
御子
(
みこ
)
173
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
を
畏
(
かしこ
)
みて
174
幾
(
いく
)
久
(
ひさ
)
しくも
限
(
かぎ
)
りなく
175
真玉手
(
またまで
)
玉手
(
たまで
)
取交
(
とりかは
)
し
176
夫婦
(
めをと
)
のちぎり
心安
(
うらやす
)
の
177
心安国
(
うらやすくに
)
と
鳴
(
な
)
り
響
(
ひび
)
く
178
汝
(
な
)
が
言霊
(
ことたま
)
に
百草
(
ももぐさ
)
も
179
靡
(
なび
)
き
伏
(
ふ
)
すらむ
鴛鴦衾
(
おしふすま
)
180
男
(
を
)
と
女
(
め
)
の
水火
(
いき
)
の
末
(
すゑ
)
永
(
なが
)
く
181
変
(
かは
)
らせ
給
(
たま
)
ふ
事
(
こと
)
なかれ
182
神
(
かみ
)
を
力
(
ちから
)
に
真心
(
まごころ
)
を
183
杖
(
つゑ
)
や
柱
(
はしら
)
と
頼
(
たの
)
みつつ
184
神
(
かみ
)
生
(
う
)
み
島
(
しま
)
生
(
う
)
み
人
(
ひと
)
生
(
う
)
みの
185
大神業
(
おほかむわざ
)
に
仕
(
つか
)
ふべし
186
貴
(
うづ
)
の
御業
(
みわざ
)
に
仕
(
つか
)
ふべし
187
嗚呼
(
ああ
)
美
(
うる
)
はしき
愛男子
(
えーをのこ
)
188
嗚呼
(
ああ
)
美
(
うる
)
はしき
愛女
(
えーをみな
)
189
花
(
はな
)
と
月
(
つき
)
との
夫婦
(
めをと
)
連
(
づれ
)
190
花
(
はな
)
は
散
(
ち
)
らざれ
幾千代
(
いくちよ
)
も
191
月
(
つき
)
は
円
(
まる
)
かれ
何時迄
(
いつまで
)
も
192
花月
(
はなつき
)
(
鼻
(
はな
)
突
(
つ
)
き)
飯
(
めし
)
の
面白
(
おもしろ
)
く
193
神
(
かみ
)
の
随意
(
まに
)
々々
(
まに
)
栄
(
さか
)
えかし
194
神
(
かみ
)
のまにまに
栄
(
さか
)
えかし』
195
と
繰返
(
くりかへ
)
し
繰返
(
くりかへ
)
し
歌
(
うた
)
ひ
終
(
をは
)
つて、
196
首尾
(
しゆび
)
好
(
よ
)
く
結婚
(
けつこん
)
の
式
(
しき
)
を
終了
(
しうれう
)
しける。
197
天之
(
あめの
)
目一箇
(
まひとつの
)
神
(
かみ
)
は
撞
(
つき
)
の
三柱
(
みはしら
)
を
中
(
なか
)
に
置
(
お
)
き、
198
竹野姫
(
たけのひめ
)
と
結婚
(
けつこん
)
の
式
(
しき
)
を
挙
(
あ
)
ぐ
可
(
べ
)
く、
199
二人
(
ふたり
)
は
左右
(
さいう
)
より
廻
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
ひぬ。
200
天之
(
あめの
)
目一箇
(
まひとつの
)
神
(
かみ
)
の
歌
(
うた
)
、
201
天之目一箇神
『
霊鷲山
(
りやうしうざん
)
に
生
(
あ
)
れませる
202
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
を
白雲
(
しらくも
)
の
203
降居
(
をりゐ
)
向伏
(
むかふ
)
す
其
(
その
)
きはみ
204
白雲別
(
しらくもわけ
)
と
現
(
あら
)
はれて
205
三大教
(
さんだいけう
)
を
開
(
ひら
)
かむと
206
神
(
かみ
)
の
造
(
つく
)
りし
宣伝歌
(
せんでんか
)
207
歌
(
うた
)
ひて
来
(
きた
)
る
折柄
(
をりから
)
に
208
エデンの
川
(
かは
)
の
岸
(
きし
)
の
辺
(
べ
)
に
209
五大教
(
ごだいけう
)
なる
宣伝使
(
せんでんし
)
210
石凝神
(
いしこりがみ
)
に
巡
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
ひ
211
経
(
たて
)
と
緯
(
よこ
)
との
御教
(
みをしへ
)
を
212
錦
(
にしき
)
の
機
(
はた
)
に
織
(
お
)
り
成
(
な
)
して
213
水
(
みづ
)
も
漏
(
も
)
らさぬ
三五
(
あななひ
)
の
214
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
と
改
(
あらた
)
めつ
215
言霊
(
ことたま
)
詔
(
の
)
れる
折柄
(
をりから
)
に
216
群
(
むら
)
がる
人
(
ひと
)
の
中
(
なか
)
よりも
217
猛
(
たけ
)
しき
神
(
かみ
)
の
現
(
あら
)
はれて
218
竹切
(
たけぎ
)
れ
持
(
も
)
ちて
我
(
わが
)
眼
(
まなこ
)
219
骨
(
ほね
)
も
徹
(
とほ
)
れと
突
(
つ
)
きにける
220
一
(
ひと
)
つの
眼
(
まなこ
)
を
失
(
うしな
)
ひし
221
我
(
わが
)
身
(
み
)
の
幸
(
さち
)
を
嬉
(
うれ
)
しみて
222
天
(
あめ
)
と
地
(
つち
)
とに
仰
(
あふ
)
ぎ
伏
(
ふ
)
し
223
恵
(
めぐ
)
みを
称
(
たた
)
ふ
折柄
(
をりから
)
に
224
またもや
来
(
きた
)
る
次
(
つぎ
)
の
矢
(
や
)
を
225
待
(
ま
)
つ
間
(
ま
)
程
(
ほど
)
なく
東彦
(
あづまひこ
)
226
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
に
救
(
すく
)
はれて
227
後
(
あと
)
に
残
(
のこ
)
りし
一
(
ひと
)
つ
目
(
め
)
の
228
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
229
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのを
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
230
依
(
よ
)
さしの
儘
(
まま
)
にアルプスの
231
珍
(
うづ
)
の
鋼鉄
(
くろがね
)
掘出
(
ほりだ
)
して
232
両刃
(
もろは
)
の
剣
(
つるぎ
)
打
(
う
)
ち
鍛
(
きた
)
へ
233
国
(
くに
)
の
護
(
まも
)
りの
神実
(
かむざね
)
と
234
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
りし
今日
(
けふ
)
の
春
(
はる
)
235
漸
(
やうや
)
く
心
(
こころ
)
落着
(
おちつ
)
きて
236
又
(
また
)
もや
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
仰
(
あふ
)
せ
237
銅
(
あかがね
)
鋼鉄
(
まがね
)
アルプスの
238
山
(
やま
)
に
出
(
い
)
でむとする
時
(
とき
)
に
239
金勝要
(
きんかつかね
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
240
縁
(
えにし
)
の
糸
(
いと
)
に
結
(
むす
)
ばれて
241
思
(
おも
)
ひも
掛
(
か
)
けぬ
妹
(
いも
)
と
背
(
せ
)
の
242
契
(
ちぎり
)
嬉
(
うれ
)
しき
神籬
(
ひもろぎ
)
を
243
左
(
ひだ
)
り
右
(
みぎ
)
りを
過
(
あやま
)
たず
244
巡
(
めぐ
)
り
来
(
きた
)
りて
今
(
いま
)
此処
(
ここ
)
に
245
人
(
ひと
)
に
勝
(
すぐ
)
れて
矗々
(
すくすく
)
と
246
背長
(
せたけ
)
延
(
の
)
びたる
竹野姫
(
たけのひめ
)
247
醜
(
しこ
)
の
魔風
(
まかぜ
)
をサラサラと
248
さばくに
敏
(
さと
)
き
宣伝使
(
せんでんし
)
249
露
(
つゆ
)
の
滴
(
したた
)
る
眥
(
まなじり
)
や
250
花
(
はな
)
の
唇
(
くちびる
)
月
(
つき
)
の
眉
(
まゆ
)
251
嗚呼
(
ああ
)
エー
女
(
をみな
)
エー
女
(
をみな
)
252
かかる
女
(
をみな
)
と
末
(
すゑ
)
永
(
なが
)
く
253
契
(
ちぎ
)
る
八千代
(
やちよ
)
の
玉椿
(
たまつばき
)
254
貴
(
うづ
)
の
剣
(
つるぎ
)
を
鍛
(
きた
)
ふごと
255
身魂
(
みたま
)
を
鍛
(
きた
)
へ
磨
(
みが
)
き
上
(
あ
)
げ
256
百世
(
ももよ
)
も
千代
(
ちよ
)
も
限
(
かぎ
)
りなく
257
水火
(
いき
)
と
水火
(
いき
)
とを
合
(
あは
)
せつつ
258
天津
(
あまつ
)
御神
(
みかみ
)
や
国津
(
くにつ
)
神
(
かみ
)
259
神
(
かみ
)
の
依
(
よ
)
さしの
神業
(
かむわざ
)
に
260
仕
(
つか
)
ふる
身
(
み
)
こそ
楽
(
たの
)
しけれ
261
仕
(
つか
)
ふる
身
(
み
)
こそ
楽
(
たの
)
しけれ』
262
と
歌
(
うた
)
ひ
終
(
をは
)
り、
263
竹野姫
(
たけのひめ
)
は
神籬
(
ひもろぎ
)
を
右
(
みぎ
)
より
廻
(
まは
)
りながら、
264
竹野姫
『
桃上彦
(
ももがみひこ
)
の
珍
(
うづ
)
の
御子
(
みこ
)
265
松竹梅
(
まつたけうめ
)
の
三
(
み
)
つ
栗
(
ぐり
)
の
266
中
(
なか
)
に
生
(
うま
)
れし
竹野姫
(
たけのひめ
)
267
父
(
ちち
)
の
行衛
(
ゆくゑ
)
を
尋
(
たづ
)
ねつつ
268
松
(
まつ
)
と
梅
(
うめ
)
とに
誘
(
いざな
)
はれ
269
ヨルの
湊
(
みなと
)
を
船出
(
ふなで
)
して
270
朝日
(
あさひ
)
も
智利
(
てる
)
の
国
(
くに
)
を
越
(
こ
)
え
271
大蛇
(
をろち
)
の
船
(
ふね
)
に
乗
(
の
)
せられて
272
珍
(
うづ
)
の
都
(
みやこ
)
の
父
(
ちち
)
の
前
(
まへ
)
273
思
(
おも
)
ひ
掛
(
が
)
けなき
母神
(
ははがみ
)
の
274
五月
(
さつき
)
の
姫
(
ひめ
)
に
巡
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
ひ
275
親子
(
おやこ
)
五
(
ご
)
人
(
にん
)
は
相見
(
あひみ
)
ての
276
言葉
(
ことば
)
も
籠
(
こも
)
る
鴛鴦
(
をしどり
)
の
277
妹背
(
いもせ
)
の
契
(
ちぎり
)
親
(
おや
)
と
子
(
こ
)
の
278
逢
(
あ
)
ふ
瀬
(
せ
)
を
茲
(
ここ
)
に
楽
(
たの
)
しみつ
279
又
(
また
)
もや
此
(
この
)
家
(
や
)
を
伊都能売
(
いづのめ
)
の
280
御祖
(
みおや
)
を
後
(
あと
)
に
三柱
(
みはしら
)
は
281
館
(
やかた
)
を
出
(
い
)
でて
遥々
(
はるばる
)
と
282
歩
(
あゆ
)
みも
軽
(
かる
)
きカルの
原
(
はら
)
283
ハザマの
国
(
くに
)
や
目
(
め
)
の
国
(
くに
)
を
284
越
(
こ
)
えて
荒浪
(
あらなみ
)
打渡
(
うちわた
)
り
285
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
や
木
(
こ
)
の
花姫
(
はなひめ
)
の
286
依
(
よ
)
さしの
儘
(
まま
)
に
黄泉島
(
よもつじま
)
287
桃
(
もも
)
の
実魂
(
みたま
)
と
現
(
あら
)
はれて
288
大神津見
(
おほかむづみ
)
と
称
(
たた
)
へられ
289
黄金山
(
わうごんざん
)
を
後
(
あと
)
に
見
(
み
)
て
290
又
(
また
)
もや
進
(
すす
)
む
宣伝使
(
せんでんし
)
291
鬼
(
おに
)
や
大蛇
(
をろち
)
や
曲津見
(
まがつみ
)
の
292
出
(
いづ
)
るを
幸
(
さいは
)
ひ
言向
(
ことむ
)
けつ
293
心
(
こころ
)
の
色
(
いろ
)
は
紅葉
(
もみぢば
)
の
294
明志
(
あかし
)
の
湖
(
うみ
)
を
打渡
(
うちわた
)
り
295
雪
(
ゆき
)
は
積
(
つ
)
めども
黒野原
(
くろのはら
)
296
言霊
(
ことたま
)
響
(
ひび
)
く
琵琶
(
びは
)
の
湖
(
うみ
)
297
松竹梅
(
まつたけうめ
)
の
三
(
み
)
つの
島
(
しま
)
298
我
(
わが
)
姉妹
(
おとどひ
)
と
振返
(
ふりかへ
)
り
299
見返
(
みかへ
)
りながら
寒風
(
さむかぜ
)
に
300
吹
(
ふ
)
かれて
漸
(
やうや
)
うコーカスの
301
雪
(
ゆき
)
の
山路
(
やまぢ
)
にかかる
時
(
とき
)
302
顔色
(
かほいろ
)
黒
(
くろ
)
き
牛雲
(
うしくも
)
の
303
捕手
(
とりて
)
の
群
(
むれ
)
に
取巻
(
とりま
)
かれ
304
岩窟
(
いはや
)
の
中
(
なか
)
に
入
(
い
)
れられて
305
出
(
で
)
るに
出
(
で
)
られぬ
籠
(
かご
)
の
鳥
(
とり
)
306
時世
(
ときよ
)
時節
(
じせつ
)
を
待
(
ま
)
つ
間
(
うち
)
に
307
思
(
おも
)
ひも
掛
(
か
)
けぬ
姉妹
(
おとどひ
)
や
308
石凝姥
(
いしこりどめ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
309
力
(
ちから
)
の
強
(
つよ
)
い
時
(
とき
)
さまを
310
連
(
つ
)
れて
此
(
この
)
場
(
ば
)
に
進
(
すす
)
み
来
(
く
)
る
311
天
(
あま
)
の
岩戸
(
いはと
)
に
潜
(
ひそ
)
みたる
312
竹野
(
たけの
)
の
姫
(
ひめ
)
は
忽
(
たちま
)
ちに
313
此
(
この
)
場
(
ば
)
に
現
(
あら
)
はれ
北光
(
きたてる
)
の
314
眼
(
まなこ
)
一
(
ひと
)
つの
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
と
315
今
(
いま
)
一柱
(
ひとはしら
)
三柱
(
みはしら
)
の
316
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
を
祭
(
まつ
)
りたる
317
コーカス
山
(
ざん
)
の
山
(
やま
)
の
尾
(
を
)
の
318
顕
(
うつ
)
しき
国
(
くに
)
の
宮
(
みや
)
の
前
(
まへ
)
319
ウラルの
姫
(
ひめ
)
の
曲事
(
まがごと
)
を
320
伊吹
(
いぶき
)
払
(
はら
)
ひて
言霊
(
ことたま
)
の
321
息吹
(
いぶ
)
き
放
(
はな
)
てば
雲霧
(
くもきり
)
と
322
なりて
逃
(
に
)
げ
行
(
ゆ
)
く
可笑
(
をかし
)
さよ
323
胸
(
むね
)
の
思
(
おも
)
ひも
晴
(
は
)
れ
渡
(
わた
)
り
324
此処
(
ここ
)
に
三柱
(
みはしら
)
大神
(
おほかみ
)
の
325
御霊
(
みたま
)
を
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
る
時
(
とき
)
326
珍
(
うづ
)
の
神実
(
かむざね
)
造
(
つく
)
りたる
327
両刃
(
もろは
)
の
剣
(
つるぎ
)
夜昼
(
よるひる
)
に
328
鍛
(
きた
)
へに
鍛
(
きた
)
へし
北光
(
きたてる
)
の
329
目一箇
(
まひとつ
)
神
(
がみ
)
の
功績
(
いさをし
)
に
330
心
(
こころ
)
の
空
(
そら
)
は
何
(
なん
)
となく
331
三千
(
さんぜん
)
年
(
ねん
)
の
桃
(
もも
)
の
花
(
はな
)
332
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
きし
思
(
おも
)
ひして
333
かかる
目出
(
めで
)
たき
彦神
(
ひこがみ
)
を
334
一目
(
ひとめ
)
見
(
み
)
たやと
思
(
おも
)
ふ
内
(
うち
)
335
一目
(
ひとめ
)
の
神
(
かみ
)
は
現
(
あら
)
はれぬ
336
是
(
こ
)
れぞ
名
(
な
)
に
負
(
お
)
ふ
北光
(
きたてる
)
の
337
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
と
聞
(
き
)
きし
時
(
とき
)
338
一目
(
ひとめ
)
見
(
み
)
るより
村肝
(
むらきも
)
の
339
かかる
男神
(
をがみ
)
と
末
(
すゑ
)
永
(
なが
)
く
340
契
(
ちぎり
)
を
結
(
むす
)
ぶ
身
(
み
)
とならば
341
たとへ
根
(
ね
)
の
国
(
くに
)
底
(
そこ
)
の
国
(
くに
)
342
魔神
(
まがみ
)
の
猛
(
たけ
)
ぶ
唐野尾
(
からのを
)
も
343
何
(
なに
)
の
物
(
もの
)
かはクス
野原
(
のはら
)
344
現
(
あら
)
はれ
出
(
い
)
でし
一
(
ひと
)
つ
目
(
め
)
の
345
大化物
(
おほばけもの
)
の
姿
(
すがた
)
より
346
千重
(
ちへ
)
も
八千重
(
やちへ
)
も
勝
(
まさ
)
りたる
347
姿
(
すがた
)
優
(
すぐ
)
れし
男振
(
をことぶ
)
り
348
仮令
(
たとへ
)
眼
(
まなこ
)
は
一
(
ひと
)
つでも
349
人目
(
ひとめ
)
に
触
(
ふ
)
れぬ
霊
(
たま
)
の
目
(
め
)
の
350
数多
(
あまた
)
保
(
たも
)
たせ
給
(
たま
)
ふなる
351
鍛
(
きた
)
へに
鍛
(
きた
)
へし
北光
(
きたてる
)
の
352
剣
(
つるぎ
)
の
御魂
(
みたま
)
や
都牟刈
(
つむがり
)
の
353
四方
(
よも
)
の
醜草
(
しこくさ
)
薙
(
な
)
ぎ
払
(
はら
)
ふ
354
神
(
かみ
)
の
姿
(
すがた
)
ぞ
雄々
(
をを
)
しけれ
355
嗚呼
(
ああ
)
エー
男子
(
をのこ
)
エー
男
(
をのこ
)
356
眺
(
なが
)
めも
尽
(
つ
)
きじ
醜人
(
しこびと
)
は
357
竹野
(
たけの
)
の
姫
(
ひめ
)
の
竹
(
たけ
)
の
先
(
さき
)
358
グサリと
突
(
つ
)
いた
目
(
め
)
の
光
(
ひか
)
り
359
光
(
ひか
)
り
輝
(
かがや
)
き
北光彦
(
きたてるひこ
)
の
360
竹野
(
たけの
)
の
姫
(
ひめ
)
が
附添
(
つきそ
)
うて
361
汝
(
なれ
)
が
命
(
みこと
)
の
神業
(
かむわざ
)
を
362
側目
(
わきめ
)
も
振
(
ふ
)
らず
助
(
たす
)
くべし
363
目出
(
めで
)
た
目出
(
めで
)
たの
一
(
ひと
)
つ
目
(
め
)
の
364
北光彦
(
きたてるひこ
)
の
神司
(
かむづかさ
)
365
天
(
あめ
)
の
目一箇
(
まひとつ
)
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
に
366
竹野
(
たけの
)
の
姫
(
ひめ
)
の
起臥
(
おきふ
)
しに
367
汝
(
な
)
が
身
(
み
)
の
妻
(
つま
)
と
成
(
な
)
り
鳴
(
な
)
りて
368
心
(
こころ
)
の
竹
(
たけ
)
の
有丈
(
ありだけ
)
を
369
君
(
きみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
捧
(
ささ
)
ぐべし
370
嗚呼
(
ああ
)
エー
男子
(
をのこ
)
エー
男子
(
をのこ
)
371
嗚呼
(
ああ
)
エー
女
(
をみな
)
エー
女
(
をみな
)
372
男女
(
をのこをみな
)
の
睦
(
むつ
)
び
合
(
あ
)
ひ
373
竹野林
(
たけのはやし
)
の
何時迄
(
いつまで
)
も
374
栄
(
さか
)
え
目出度
(
めでた
)
き
松
(
まつ
)
の
御代
(
みよ
)
375
五六七
(
みろく
)
の
代
(
よ
)
迄
(
まで
)
も
変
(
かは
)
らざれ
376
五六七
(
みろく
)
の
代
(
よ
)
迄
(
まで
)
も
変
(
かは
)
らざれ』
377
と
歌
(
うた
)
ひ
納
(
をさ
)
め、
378
三組
(
みくみ
)
の
結婚式
(
けつこんしき
)
は
目出度
(
めでた
)
く
終結
(
しうけつ
)
を
告
(
つ
)
げける。
379
後
(
あと
)
は
酒宴
(
しゆえん
)
に
移
(
うつ
)
り、
380
陪席
(
ばいせき
)
の
神々
(
かみがみ
)
は
面白
(
おもしろ
)
き
歌
(
うた
)
を
詠
(
よ
)
み、
381
此
(
この
)
結婚
(
けつこん
)
を
賑
(
にぎは
)
しにける。
382
(
大正一一・三・四
旧二・六
谷村真友
録)
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【28 二夫婦|第11巻(戌の巻)|霊界物語/rm1128】
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